JP2001218708A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2001218708A
JP2001218708A JP2001011097A JP2001011097A JP2001218708A JP 2001218708 A JP2001218708 A JP 2001218708A JP 2001011097 A JP2001011097 A JP 2001011097A JP 2001011097 A JP2001011097 A JP 2001011097A JP 2001218708 A JP2001218708 A JP 2001218708A
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Japan
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fan
electric motor
air
dust
cooling
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JP2001011097A
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English (en)
Inventor
Toshio Koike
利男 小池
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気還流式の電気掃除機であって、循環する
排気の高温化を防止し、電源コードの冷却効率を向上さ
せること。 【解決手段】 吸込ノズルから空気を吸引する吸塵ファ
ン4と、吸塵ファンを駆動する整流子電動モータ3と、
吸塵ファンにより吸引された空気を濾過する集塵フィル
タ5と、吸塵ファンを通過した排気を吸込ノズルに還流
する排気還流路11と、整流子電動モータ3により駆動
されて該整流子電動モータ3を冷却する冷却用ファン3
0とを備え、整流子電動モータと冷却用ファンは排気還
流路に対して仕切られた部屋にそれぞれ配置されたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機、特に掃
除効率を高めた排気還流式の電気掃除機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば特開平3−284227号
公報に開示されている従来の電気掃除機の構成を示す縦
断面図である。図において、掃除機本体1に内蔵された
整流子電動送風機2の整流子電動モータ3により駆動さ
れる吸塵ファン4により吸込ノズル7から吸引した空気
を、集塵フィルタ5にて濾過したあと、吸込ノズル7の
吸気口10近傍に還流するようにしたものであり、掃除
に必要な空気を循環使用するいわゆる排気還流式ともい
えるものである。
【0003】吸塵ファン4からの排気を吸込ノズル7近
傍の吸気口10に導く排気還流路11は、吸込ノズル7
から集塵室13内の集塵フィルタ5に至る吸気路に対
し、同軸二重の流路構造をとるものである。なお、6は
同軸二重の流路構造をとる延長パイプ、8は同軸二重の
流路構造をとる吸気ホースである。排気還流路11末端
の排気口12は、吸込ノズル7を掃除面14に圧し当て
たときに吸気口10にのみ連通する。吸気口10の開口
面は、排気口12の開口面よりも若干吸込ノズル7の奥
側にあるため、排気還流路11から吐き出された排気は
掃除面14に噴射されたのち、塵や埃を舞い上げるよう
にして吸気口10に吸い込まれる。
【0004】このため、吸塵ファン4は密閉された流路
内の空気を循環させながら、掃除面14から空気ととも
に吸い込まれたゴミを集塵フィルタ5内に集塵してい
く。即ち、吸塵ファン4から吐き出され吸込ノズル7か
ら吸引された空気は、吸気ホース8を介して掃除機本体
2内に導かれ、集塵フィルタ5にてゴミが濾過されたの
ち、再び吸塵ファン4に吸引される。この場合、ゴミの
吸引に使われる負圧は、排気の噴射圧力と吸気の吸い込
み圧力との差圧に相当するため、ただ単に大気圧と吸い
込み圧力との差圧で吸い込む電気掃除機と比較した場
合、高い掃除効率を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の排気還流式の電気掃除機にあっては、整流子電動
モータ3が高温に耐えるものとしても吸塵ファン4の吸
気風路や還流風路が塞がれると、整流子電動モータ3は
異常加熱するため、吸気風路や還流風路内の空気も加熱
されることにより、整流子電動モータ3や吸気風路や還
流風路を構成する延長パイプ6、吸込ノズル7、吸気ホ
ース8及び掃除機本体1の排気還流路11や整流子電動
モータ3等の部材については耐熱性の素材を使用しなけ
ればならなかった。
【0006】しかも最近消費電力が0.5〜1.0KW
と高くなると大電流が電源コードに流れるために、電源
コードが高温化すると共に整流子電動モータ3がより異
常加熱するため、その防止策として吸塵ファン4の排気
流の一部を整流子電動モータ3を空冷した後に電源コー
ドに当てて冷却するようにしている。しかしながら、吸
塵ファン4の排気も高温のために冷却効率が悪く、又吸
塵ファン4の駆動に整流子電動モータ3を使用している
ときには、整流子に使用されているカーボンブラシの粉
末が排気流とともに電源コードに付着し、手や室内を汚
す等の問題が生じていた。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、排気還流式の電気掃除機であ
って、循環する排気の高温化を防止し、電動モータの冷
却効率を向上させるようにした電気掃除機を得ることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電気掃除機は、吸込ノズルから空気を吸引する吸塵ファ
ンと、該吸塵ファンを駆動する電動モータと、前記吸塵
ファンにより吸引された空気を濾過する集塵フィルタ
と、前記吸塵ファンを通過した排気を前記吸込ノズルに
還流する排気還流路と、前記電動モータにより駆動され
て前記電動モータを空冷する冷却用ファンとを備え、前
記電動モータと冷却用ファンは前記排気還流路に対して
仕切られた部屋にそれぞれ配置されて構成されている。
【0009】本発明の請求項2に係る電気掃除機は、前
記吸塵ファンがファンケーシングで覆われ、該ファンケ
ーシングにはファン吸気口とファン排気口とが形成さ
れ、該ファン排気口が前記排気還流路に連通するように
している。
【0010】本発明の請求項3に係る電気掃除機は、前
記冷却用ファンがコードリールも冷却するようにしてい
る。
【0011】本発明の請求項4に係る電気掃除機は、前
記冷却用ファンの吸込空気上流側にコードリールを配置
し、前記冷却用ファンの吸込空気下流側に前記電動モー
タを配置するようにしている。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1に係る電気掃除機の構成を示す横断面図、図
2は同電気掃除機の構成を示す部分断面を有する正面図
である。図において、図4に示す従来例と実質的に同一
の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略す
る。この実施の形態1の排気還流路11の一部は掃除機
本体1内で集塵室13及び吸塵ファン4の左側にのみ設
けられている。15は掃除機本体1内で集塵室13の後
方左側に設けられ、吸塵ファン4を収容するファン室、
16は掃除機本体1内でファン室15の後方に設けら
れ、整流子電動モータ3を収容するモータ室、17は吸
塵ファン4を覆うファンケーシングで、ファン吸気口1
8とファン排気口19を有している。このファンケーシ
ング17は外周を防振ゴム20によってファン室15に
防振支持され、吸塵ファン4からの排気を排気還流路1
1に案内する。
【0013】21は整流子電動モータ3の端部に設けら
れたモータ冷却用吸気口、22は整流子電動モータ3の
外周に設けられたモータ冷却用排気口である。この整流
子電動モータ3は端部外周を防振ゴム20によってモー
タ室16に防振支持されている。ファン室15とモータ
室16は中央にモータ貫通穴23aを有した仕切り板2
3で仕切られた部屋である。24は掃除機本体1内でモ
ータ室16の後方に設けられた冷却用空気流路室であ
る。25は整流子電動モータ3の整流子3aに圧接する
カーボンブラシ、26はカーボンブラシ25を収容する
ブラシホルダー、27はブラシホルダー26に内蔵さ
れ、カーボンブラシ25を整流子3aに向けて常時付勢
するコイルバネである。
【0014】28は掃除機本体1内で集塵室13の後方
右側でファン室15、モータ室16及び冷却用空気流路
室24と並列に配設され、コードリール29を収容する
コードリール室である。28aはコードリール室28の
壁面に形成され、冷却用空気流路室24と連通する連通
路である。30は整流子電動モータ3の後部側に接続さ
れた冷却用ファンで、冷却用空気流路室24に臨んで設
けられている。また、整流子電動モータ3のモータ冷却
用吸気口21も冷却用空気流路室24に臨んで設けられ
ている。
【0015】コードリール29はコードリール室28に
設けられたコードリール支持板31とコードリール室2
8の支持部28bに軸支されたコードリール支承軸32
に回転自在に支承されている。そのコードリール29の
一側面に大小の環状回転端子33が設けられている。ま
た、コードリール支持板31には弾性を付与され、大小
の環状回転端子33に摺接する2つの突状の固定端子3
4が設けられている。大小の環状回転端子33は電源コ
ード35に接続され、2つの突状の固定端子34は図示
しない制御基板に接続されている。
【0016】36はコードリール29に設けられ、引き
出された電源コード35をコードリール29に巻き込む
ためのゼンマイバネで、一端がコードリール支承軸32
に固着され、他端がコードリール29の後端側に取り付
けられたコードリール29に固着されている。38はコ
ードリール室25に設けられた電源コード35のコード
出入口である。39aはコードリール室28の側壁に設
けられた車輪取付用軸受、39bはモータ室16の側壁
に設けられた車輪取付用軸受、40はこれら車輪取付用
軸受39a、39bにそれぞれ回転自在に取り付けられ
た走行用車輪、41は走行用車輪40の車軸で、先端に
係止爪41aを有している。
【0017】42aはコードリール室28の側壁で車輪
取付用軸受39aの周囲に設けられた冷却用連通口、4
2bはモータ室16の側壁で車輪取付用軸受39bの周
囲に設けられた冷却用連通口、43aはコードリール室
28側に取り付けられた走行用車輪40に設けられた吸
気口、43bはモータ室16側に取り付けられた走行用
車輪40に設けられた排気口、44aはコードリール室
28の冷却用連通口42aの外側に取り付けられた濾過
フィルタ、44bはモータ室16の冷却用連通口42b
の外側に取り付けられた濾過フィルタである。
【0018】次に、本発明の実施の形態1の電気掃除機
の動作を説明する。まず、整流子電動モータ3を駆動し
て吸塵ファン4を駆動すると、吸込ノズル7の吸気口1
0から空気とともにゴミが吸い込まれる。ゴミと共に吸
い込まれた空気は、延長パイプ6及び吸気ホース8を介
して集塵フィルタ5内に吸い込れ、そこで塵や埃などの
ゴミが濾過された後、ファン吸気口18よりファン排気
口19を経て排気還流路11により吸込ノズル7の吸気
口近傍に還流され、排気還流路11末端の排気口12か
ら吐き出された排気は掃除面14に噴射された後、塵や
埃を舞上げるように吸気口10に吸い込まれる。このた
め、吸塵ファン4は、密閉された流路内の空気を循環さ
せながら、掃除面14から空気と共に吸い込まれたゴミ
を集塵フィルタ5内に集塵していく。
【0019】即ち、吸塵ファン4を収容するファン室1
5と整流子電動モータ3を収容するモータ室16とを仕
切板23で仕切り、吸塵ファン4から吐き出され、吸込
ノズル7から吸引された空気は、吸気ホース8を介して
掃除機本体2内に導かれ、集塵フィルタ5にてゴミが濾
過された後、再び吸塵ファン4に吸引され、モータ室1
6、冷却用空気流路室24やコードリール室28にいか
ないようにしたため、吸塵ファン4は掃除に必要な空気
を循環使用するだけであり、その空気は高温にならない
と共に整流子電動モータ3が加熱されることもなくな
り、空気を循環させるための延長パイプ6、吸込ノズル
7、吸気ホース8、掃除機本体1の排気還流路11及び
ファンケーシング17を防振支持する防振ゴム20等の
部材については耐熱性の素材を使用しなくて済むように
なった。
【0020】また、整流子電動モータ3の駆動により、
吸塵ファン4と共に冷却用ファン30が駆動する。冷却
用ファン30が駆動すると、走行用車輪40の吸気口4
3aから外部の空気が冷却用連通口42a及び濾過フィ
ルタ44aを経てコードリール室28内に吸い込まれ
る。コードリール室28内に吸い込まれた空気はバネカ
バー37に当って拡散し、コードリール29の周囲を通
ってコードリール室28の連通路28aより冷却用空気
流路室24に入り、冷却用ファン30に吸い込まれ、整
流子電動モータ3のモータ冷却用吸気口21より整流子
電動モータ3内部に入り、カーボンブラシ25の粉末と
ともにモータ冷却用排気口22よりモータ室16に排出
され、モータ室16からその冷却用連通口42b及び濾
過フィルタ44bを通って走行用車輪39の排気口43
bから外部に排出される。
【0021】従って、吸塵ファン4とは別個の冷却用フ
ァン30により走行用車輪40の吸気口43aから冷却
用連通口42a及び濾過フィルタ44aを経てコードリ
ール室28内に吸い込まれた外部からの空気によってコ
ードリール29に巻き付けられている電源コード35が
冷却され、その外部の空気が整流子電動モータ3の内部
を通りモータ室16に排出されることにより、整流子電
動モータ3も冷却され、整流子電動モータ3の内部に発
生したカーボンブラシ25の粉末もモータ室16に排出
され、モータ室16に排出されたカーボンブラシ25の
粉末はモータ室16からその冷却用連通口42b及び濾
過フィルタ44bで濾過され、空気だけが走行用車輪4
0の排気口43bから外部に排出されるので、手や室内
を汚すことがなく、電源コード35にカーボンブラシ2
5の粉末が付着することもなくなった。また、吸塵ファ
ン4による循環風路が目詰まり等の問題を起こしても吸
塵ファン4と別個の冷却用ファン30によって整流子電
動モータ3が冷却されることにより、整流子電動モータ
3が異常加熱することはない。
【0022】また、走行用車輪40に吸気口43aと排
気口43bを設けるようにしたことにより、これら吸気
口43aと排気口43bを掃除機本体1の別の箇所に形
成する必要がなくなった。なお、上記実施の形態1では
掃除機本体1の冷却用連通口42a、42bに濾過フィ
ルタ44a、44bをそれぞれ設けているが、走行用車
輪40の吸気口43aと排気口43bに濾過フィルタ4
4a、44bをそれぞれ設けるようにしても同じ作用、
効果を有することはいうまでもない。
【0023】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2に係る電気掃除機の構成を示す横断面図である。図に
おいて、本発明の実施の形態1と実質的に同一の構成は
同一符号を付して重複した構成の説明を省略し、相違す
る構成について説明する。この実施の形態2では、排気
還流路11の一部は掃除機本体1内で集塵室13の両側
部に設けられている。また、吸塵ファン4を収容するフ
ァン室15は掃除機本体1内で集塵室13の後方に設け
られ、さらに整流子電動モータ3を収容するモータ室1
6は掃除機本体1内でファン室15の後方に設けられて
いる。さらにまた、コードリール29を収容するコード
リール室28は掃除機本体1内でモータ室16の後方に
設けられており、実施の形態1の冷却用空気流路室24
は設けられていない。
【0024】従って、整流子電動モータ3の後部側に接
続された冷却用ファン30はコードリール室28に臨ん
で設けられている。また、整流子電動モータ3のモータ
冷却用吸気口21もコードリール室28に臨んで設けら
れている。そして、コードリール29はコードリール室
25に設けられたコードリール支持板31と掃除機本体
1の後端部とに軸支されたコードリール支承軸32に回
転自在に支承されている。また、コードリール29はそ
の周縁に連通穴29aを有している。
【0025】また、この実施の形態2のコード出入口3
8はコードリール室25に設けられ、電源コード35の
外径より大きい口径を有し、空気吸込口を兼用してい
る。39はモータ室16の両側壁にそれぞれ設けられた
車輪取付用軸受、40は各車輪取付用軸受39に回転自
在に取り付けられた走行用車輪、41は走行用車輪40
の車軸で、先端に係止爪41aを有している。42はモ
ータ室16の両側壁で車輪取付用軸受39の周囲に設け
られた冷却用連通口、43は走行用車輪40に設けられ
た排気口、44は走行用車輪40の排気口43の内側に
取り付けられた濾過フィルタである。
【0026】次に、本発明の実施の形態2の電気掃除機
の動作を説明する。まず、整流子電動モータ3を駆動し
て吸塵ファン4を駆動すると、吸込ノズル7の吸気口1
0から空気とともにゴミが吸い込まれる。ゴミと共に吸
い込まれた空気は、延長パイプ6及び吸気ホース8を介
して集塵フィルタ5内に吸い込れ、そこで塵や埃などの
ゴミが濾過された後、ファン吸気口18よりファン排気
口19を経て排気還流路11により吸込ノズル7の吸気
口近傍に還流され、排気還流路11末端の排気口12か
ら吐き出された排気は掃除面14に噴射された後、塵や
埃を舞上げるように吸気口10に吸い込まれる。このた
め、吸塵ファン4は、密閉された流路内の空気を循環さ
せながら、掃除面14から空気と共に吸い込まれたゴミ
を集塵フィルタ5内に集塵していく。
【0027】即ち、吸塵ファン4を収容するファン室1
5と整流子電動モータ3を収容するモータ室16とを仕
切板23で仕切り、吸塵ファン4から吐き出され、吸込
ノズル7から吸引された空気は、吸気ホース8を介して
掃除機本体2内に導かれ、集塵フィルタ5にてゴミが濾
過された後、再び吸塵ファン4に吸引され、モータ室1
6、冷却用空気流路室24やコードリール室28にいか
ないため、吸塵ファン4は掃除に必要な空気を循環使用
するだけであり、その空気は高温にならないと共に整流
子電動モータ3が加熱されることもなくなり、空気を循
環させるための延長パイプ6、吸込ノズル7、吸気ホー
ス8、掃除機本体1の排気還流路11及びファンケーシ
ング17を防振支持している防振ゴム20等の部材につ
いては耐熱性の素材を使用しなくて済むようになった。
【0028】また、整流子電動モータ3の駆動により、
吸塵ファン4と共に冷却用ファン30が駆動する。冷却
用ファン30が駆動すると、空気吸込口を兼用するコー
ド出入口38から外部の空気が冷却用ファン30の吸込
空気上流側にあるコードリール室28内に吸い込まれ
る。コードリール室28内に吸い込まれた空気はコード
リール29の連通穴29aを通り、冷却用ファン30に
吸い込まれ、冷却用ファン30の吸込空気下流側にある
整流子電動モータ3のモータ冷却用吸気口21より整流
子電動モータ3内部に入り、カーボンブラシ25の粉末
とともにモータ冷却用排気口22よりモータ室16に排
出され、モータ室16からその冷却用連通口42を通っ
て、走行用車輪40の濾過フィルタ44を経て走行用車
輪39の排気口43から外部に排出される。
【0029】従って、冷却用ファン30によりコードリ
ール室28内に吸い込まれた外部からの空気によって直
ちにコードリール29に巻き付けられている電源コード
35が冷却され、その外部の空気が整流子電動モータ3
の内部を通りモータ室16に排出されることにより、整
流子電動モータ3も冷却され、整流子電動モータ3の内
部に発生したカーボンブラシ25の粉末もモータ室16
に排出され、モータ室16に排出されたカーボンブラシ
25の粉末は走行用車輪40の濾過フィルタ44で濾過
され、冷却空気だけが外部に排出されるので、手や室内
を汚すことがなく、電源コード35にカーボンブラシ2
5の粉末が付着することもなくなった。また、吸塵ファ
ン4による循環風路が目詰まり等の問題を起こしても吸
塵ファン4と別個の冷却用ファン30によって整流子電
動モータ3が冷却されることにより、整流子電動モータ
3が異常加熱することはない。
【0030】なお、上記実施の形態2では走行用車輪4
0の排気口43に濾過フィルタ44を設けているが、掃
除機本体1の冷却用連通口42に濾過フィルタ44を設
けるようにしても同じ作用、効果を有することはいうま
でもない。また、上記実施の形態2では空気吸込口をコ
ード出入口38で兼用するようにしているが、空気吸込
口を掃除機本体1でコードリール29より上流側位置の
背面側の壁面に形成するようにしてもよいことは勿論で
ある。さらに、上記実施の形態ではいずれも冷却用ファ
ン30が吸塵ファン4と、整流子電動モータ3の吸塵フ
ァン4とは反対側である後側に設けられているが、冷却
用ファン30を整流子電動モータ3と吸塵ファン4との
間に設けても本発明を実施しえることはいうまでもな
い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれ
ば、吸込ノズルから空気を吸引する吸塵ファンと、該吸
塵ファンを駆動する電動モータと、吸塵ファンにより吸
引された空気を濾過する集塵フィルタと、吸塵ファンを
通過した排気を吸込ノズルに還流する排気還流路と、電
動モータにより駆動されて電動モータを空冷する冷却用
ファンとを備え、電動モータと冷却用ファンは排気還流
路に対して仕切られた部屋にそれぞれ配置されるように
したので、吸塵ファンは掃除に必要な空気を電動モータ
と冷却用ファンとを備えた部屋にいかせず循環使用する
だけとなり、その空気は高温にならないと共に電動モー
タが加熱することもなくなり、空気を循環させるための
延長パイプ、吸込ノズル、吸気ホース、排気還流路及び
吸塵ファンを防振支持している防振部材や電動モータ等
の部材については耐熱性の素材を使用しなくて済むとい
う効果がある。
【0032】本発明の請求項2によれば、前記吸塵ファ
ンはファンケーシングで覆われ、該ファンケーシングに
はファン吸気口とファン排気口とが形成され、該ファン
排気口が前記排気還流路に連通しているので、吸塵ファ
ンを通過する排気はファンケーシングにより案内されて
確実に排気還流路に行くこととなり、吸塵ファンは掃除
に必要な空気を電動モータと冷却用ファンとを備えた部
屋にいかせず効率よく循環させることができるという効
果がある。
【0033】本発明の請求項3によれば、前記冷却用フ
ァンはコードリールも冷却するので、コードリールに巻
き付けられている電源コードが効率よく冷却されるとい
う効果がある。
【0034】本発明の請求項4によれば、前記冷却用フ
ァンの吸込空気上流側にコードリールを配置し、前記冷
却用ファンの吸込空気下流側に前記電動モータを配置し
たので、冷却用ファンにより外部からの吸い込まれた空
気によって直ちにコードリールに巻き付けられている電
源コードが効率よく冷却され、次にその外部からの吸い
込まれた空気により電動モータも冷却されるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の構
成を示す横断面図である。
【図2】 同電気掃除機の構成を示す部分断面を有する
正面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の要
部の構成を示す横断面図である。
【図4】 従来の電気掃除機の構成を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 掃除機本体、3 整流子電動モータ、4 吸塵ファ
ン、5 集塵フィルタ、11 排気還流路、30 冷却
用ファン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込ノズルから空気を吸引する吸塵ファ
    ンと、該吸塵ファンを駆動する電動モータと、前記吸塵
    ファンにより吸引された空気を濾過する集塵フィルタ
    と、前記吸塵ファンを通過した排気を前記吸込ノズルに
    還流する排気還流路と、前記電動モータにより駆動され
    て前記電動モータを空冷する冷却用ファンとを備え、 前記電動モータと冷却用ファンは前記排気還流路に対し
    て仕切られた部屋にそれぞれ配置されたことを特徴とす
    る排気還流式の電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記吸塵ファンはファンケーシングで覆
    われ、該ファンケーシングにはファン吸気口とファン排
    気口とが形成され、該ファン排気口が前記排気還流路に
    連通していることを特徴とする請求項1記載の排気還流
    式の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記冷却用ファンはコードリールも冷却
    することを特徴とする請求項1記載の排気還流式の電気
    掃除機。
  4. 【請求項4】 前記冷却用ファンの吸込空気上流側にコ
    ードリールを配置し、前記冷却用ファンの吸込空気下流
    側に前記電動モータを配置したことを特徴とする請求項
    1又は2排気還流式の電気掃除機。
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