JP2001218412A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2001218412A
JP2001218412A JP2000022571A JP2000022571A JP2001218412A JP 2001218412 A JP2001218412 A JP 2001218412A JP 2000022571 A JP2000022571 A JP 2000022571A JP 2000022571 A JP2000022571 A JP 2000022571A JP 2001218412 A JP2001218412 A JP 2001218412A
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JP
Japan
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spindle motor
crown
bearing
pocket
nrro
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Application number
JP2000022571A
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English (en)
Inventor
Shoji Noguchi
昭治 野口
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001218412A publication Critical patent/JP2001218412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2370/00Apparatus relating to physics, e.g. instruments
    • F16C2370/12Hard disk drives or the like

Landscapes

  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スピンドルモータへの転がり軸受の組み込み方
向を規制してNRROを低減したスピンドルモータを提
供する。 【解決手段】軸方向に間隔を隔てて装着した上下2個の
転がり軸受13,14を、内蔵している冠形保持器4の
ポケット開口部6が上向きになるように装着する。する
と冠形保持器4が1個所のポケット毎に2ヵ所で転動体
3に接触し、安定して吊り下げられた姿勢になる。保持
器4の姿勢が安定すると保持器公転成分が小さくなり、
ひいてはスピンドルモータのNRROが小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受を使用
したスピンドルモータに係り、特に、保持器の公転成分
等の回転非同期成分が小さくて、ハードディスク用など
に好適なスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】転がり軸受を用いたスピンドルモータに
あっては、一般的にその転がり軸受内の部材同志の接触
や潤滑油分の蒸発により塵埃が発生する。これら軸受内
で発塵した塵挨のうち粒径の大きなものがモータ外部へ
漏れ出して、当該スピンドルモータで回転駆動される例
えばハードディスク装置(HDD)に搭載されている磁
気ディスクや磁気へッドに付着すると、読み書きに支障
をきたしたり、故障の原因になる。そこで、このような
不具合が起こりにくいように、従来のHDD用スピンド
ルモータの転がり軸受には、図5に示すような予めシー
ル部材が組み込まれた玉軸受が用いられている。図5に
おいて、符号1は外輪,2は内輪,3は転動体としての
玉,4はその玉3を保持する冠形保持器、5はシール部
材である。なお、ここにいうシール部材とは、シールと
シールドとの双方を含めた呼称とする。JIS B 0
104の転がり軸受用語によれば、シールとは「潤滑剤
の洩れ及び外部からの異物の進入を防ぐために軌道輪に
取り付ける密封用部品」であり、シールドとは「外部か
らの異物に対して軸受を保護するために一方の軌道輪に
取り付けられ、他の軌道輪と接触しない板」と定義され
ている。本発明では以下、シールとシールドとをシール
部材と総称し、且つシール部材を備えた軸受をシール軸
受と総称する。
【0003】上記シール軸受には片シール軸受〔図5
(a)〕と両シール軸受〔図5(b)〕とがあるが、片
シール軸受の場合はシール部材5側がスピンドルモータ
の外方(上側)を向く方向に、一方両シール軸受の場合
にはグリース封入側すなわち図5(b)に矢符号6で示
されるポケット開口部側を内方(下側)にする方向に、
換言すればいずれも冠形保持器4のポケット開口部側が
下側を向く方向に装着されている。
【0004】上記の冠形保持器4は、合成樹脂製のいわ
ゆる玉案内型のもので、図6に全体斜視図を、図7にそ
のVII −VII 断面を切断部分以外を省略して示してい
る。この保持器4は、円環状の主部8の軸方向片面に等
間隔に設けられた複数のポケット9を有する。各ポケッ
ト9は、互いに間隔を隔てて配設され1対の弾性片1
0,10とその間部分に設けた凹面部11とで構成され
た球状凹面を内周面として備えており、その曲率半径
は、玉3の曲率半径よりよりも僅かに大きくしてある。
玉3は、1対の弾性片10,10の先端部同士の間隔
(即ちポケット開口部6)を弾性的に拡開しつつ1個の
ポケット9に1個ずつ押し込まれる。その玉3と各ポケ
ット9の内周面との間には微小なすき間が存在してい
て、保持器4が玉3を転動自在に円周方向に等間隔に保
持すると共に、各玉3によって軸受内における保持器4
のラジアル方向位置が規制される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
ディスクの高密度化に伴い、とくにHDD用のスピンド
ルモータの回転非同期成分(以下、NRROと記述す
る)を可及的に小さくすることが強く要望される至っ
た。そこでこれに対応するべく、本願発明者は、スピン
ドルモータのNRRO低減の立場から、上記図5に示し
たシール軸受20個について、その装着方向を上下に反
転させたときのNRROの違いを測定して、NRROの
最大値の分布状態を検討してみた。その結果、転がり軸
受の装着方向によりNRROの最大値が異なり、特に上
述した従来の装着方向の場合にはNRROの最大値が大
きくなるとの知見が得られた。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
関する知見に基づいてなされたものであり、スピンドル
モータへの転がり軸受の組み込み方向を規制することに
より、NRROを低減したスピンドルモータを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る本発明は、軸方向に間隔を隔てて
装着した複数個の転がり軸受を介して回転体が支承され
るスピンドルモータに係り、前記転がり軸受は、内蔵し
ている冠形保持器が転動体により吊り下げられた状態と
なる方向に装着してあることを特徴とする。
【0008】本発明に係るスピンドルモータにあって
は、軸方向に間隔を隔てて装着した複数個の転がり軸受
の冠形保持器のポケット開口部が上向きになっている。
そのため、保持器はそのポケット開口部の先端部分で玉
に当接し、1個所のポケット毎に2ヵ所で玉に接触し安
定して吊り下げられる。かくして、保持器の姿勢が安定
すると保持器公転成分が小さくなり、ひいてはスピンド
ルモータのNRROが小さくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のスピンドルモー
タの一実施の形態を示す断面図である。なお、転がり軸
受に関して、図5と同一部分には同一の符号を付して詳
細説明を省略する。
【0010】先ず構成を説明すると、モータ台座11に
立設した固定軸12に、上下一対の転がり軸受13,1
4を介して、ハブ15が回転自在に取り付けてある。そ
のハブ15には、被回転体であるディスク16が搭載さ
れる。モータ台座11の外周部にはコイルを有するステ
ータ17が固定され、一方、ハブ15の内径面には、ス
テータ17とギャップを隔てて対向するロータ磁石18
が固着されて駆動モータMが構成されている。このスピ
ンドルモータの場合、転がり軸受13,14として深溝
玉軸受が使用されており、外輪1の方はハブ15の内径
面の段部に係止させて接着剤で固定され、内輪2の方
は、軸12に嵌合し重錘を載せてスラスト荷重を負荷し
た状態において接着固定されている。これにより、内輪
2を外輪1に対し軸方向に相対的に位置をずらし、定位
置予圧を付与している。
【0011】このスピンドルモータにあって重要なこと
は、上下一対の転がり軸受13,14が、両者とも冠形
保持器4のポケットの開口部6側が上側を向く方向に装
着されている点、換言すれば冠形保持器4が転動体であ
る玉3により吊り下げられた状態となる方向に装着して
ある点である。次に作用を述べる。
【0012】図1のスピンドルモータにおいて、モータ
Mのステータ17に、図示されないモータ駆動制御回路
を介して通電すると、ディスク16を搭載したハブ15
が転がり軸受13,14を介して軸12を中心に回転駆
動される。このとき、転がり軸受13,14の玉3は図
6に示される冠形保持器4のポケット9に保持されて自
転しつつ公転する。同時に冠形保持器4も公転する。こ
の保持器公転の挙動は、軸受回転中における保持器4の
姿勢の安定性の良否に影響され、スピンドルモータの回
転速度に同期しない回転非同期成分の1つとして現出す
る。よって、スピンドルモータのNRROを低減するに
は、保持器4の姿勢の安定が重要である。
【0013】この点に関して、本実施の形態の場合、冠
形保持器4はいずれもポケット9の開口部側を上側に向
け、冠形保持器4が玉3により吊り下げられた状態にな
っており、玉3と冠形保持器4のポケット9との接触個
所は、1個のポケット9毎にその開口側にある1対の弾
性片10,10の先端部2ヵ所である。これに対して、
従来のスピンドルモータの場合は、上側の冠形保持器4
の方が逆方向つまりポケット9の開口部側を下側に向
け、冠形保持器4が玉3に乗る方向とされているため、
玉3と冠形保持器4のポケット9との接触個所は、1個
のポケット9毎に玉3の頂点の1ヵ所に過ぎない。
【0014】玉3と冠形保持器4のポケット9との接触
個所が1カ所のみより2ヵ所の方が保持器4の姿勢の安
定性が良いことは明らかであり、それゆえに保持器の姿
勢安定性に優れた本実施の形態のスピンドルモータはN
RROが小さくなる。 (実施例)以下、本発明のスピンドルモータのNRRO
低減の効果確認のために行ったNRRO測定実験につい
て説明する。
【0015】図2は、NRROを測定するために用いた
試験用のスピンドルモータの構造を示す断面図である。
モータ台座11に立設した固定軸12に、軸方向に間隔
を隔てて上下に一対の転がり軸受13,14が装着さ
れ、これにハブ15が回転自在に支持される。モータ台
座11の外周部にはコイルを有するステータ17が固定
され、ハブ15の内径面にはロータ磁石18が固着され
て駆動モータMが構成されている。この試験用のスピン
ドルモータの場合、2個の転がり軸受13,14は同一
軸受であるが、その取り付け方向を変える必要があるた
め軸12と軸受内輪2との間、及びハブ15と軸受外輪
1との間はすきまばめとされており、軸12に挿入した
皿バネ20とネジ22止めされたスリーブ21とで弾圧
して固定している。
【0016】1対の転がり軸受13,14を2組用意し
て試験体とし、転がり軸受14は上記試験用スピンドル
モータの下側軸受としてグリース封入側6を常に上向き
にして固定した。一方、上側軸受である転がり軸受13
の方は装着方向を、ケースA:グリース封入側が上向き
の場合と、ケースB:グリース封入側が下向き(即ち上
下両軸受13,14のグリース封入側であるポケット開
口部6側が対向する向き)の場合との2通りとした。
【0017】ケースAは本発明の実施例、ケースBは比
較例とし、それぞれにつき種々の回転速度におけるNR
ROを測定する試験を2回ずつ行って比較した。第1回
目の比較試験結果を図3に、第2回目の比較試験結果を
図4に示した。この結果から、本発明の実施例であるケ
ースA、すなわち上下の転がり軸受13,14の冠形保
持器4が、いずれも玉3により吊り下げられた状態とな
る方向にして装着した方がNRROが小さいことは明ら
かである。
【0018】なお、本発明に係るスピンドルモータに用
いられる冠形保持器は図6に示したものに限定するもの
ではなく、その他の冠形保持器、例えば内輪案内型の合
成樹脂性冠形保持器やプレス冠形保持器等も適用でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、スピンドルモータへの転がり軸受の組み
込み方向を、冠保持器が転動体により吊り下げられた状
態となる方向にしたため、NRROを低減できてひいて
はディスクの記録密度を向上させることができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータの一実施の形態を示
す断面図である。
【図2】比較試験に用いたスピンドルモータの断面図で
ある。
【図3】NRRO測定比較試験の結果(第1回)を示し
た図である。
【図4】NRRO測定比較試験の結果(第2回)を示し
た図である。
【図5】スピンドルモータに用いる転がり軸受の断面図
で、(a)は片シール軸受、(b)は両シール軸受であ
る。
【図6】冠形保持器の一例を示す斜視図である。
【図7】図6のVII −VII 断面図である(但し、切断部
分以外を省略している)。
【符号の説明】
1 軸受外輪 2 軸受内輪 3 転動体(玉) 4 冠形保持器 5 軸受シール部材 6 冠形保持器ポケット開口部 12 軸 13 転がり軸受(上方の) 14 転がり軸受(下方の) 15 ハブ 17 ステータ 18 ロータ磁石 M 駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に間隔を隔てて装着した複数個の
    転がり軸受を介して回転体が支承されるスピンドルモー
    タにおいて、 前記転がり軸受は、内蔵している冠形保持器が転動体に
    より吊り下げられた状態となる方向に装着してあること
    を特徴とするスピンドルモータ。
JP2000022571A 2000-01-31 2000-01-31 スピンドルモータ Pending JP2001218412A (ja)

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