JP2001217119A - 出力装置 - Google Patents

出力装置

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JP2001217119A
JP2001217119A JP2000025877A JP2000025877A JP2001217119A JP 2001217119 A JP2001217119 A JP 2001217119A JP 2000025877 A JP2000025877 A JP 2000025877A JP 2000025877 A JP2000025877 A JP 2000025877A JP 2001217119 A JP2001217119 A JP 2001217119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの駆動手段によって直線運動と運動とを
連続して出力し、またその位置出しを精度良く行うこと
ができる出力装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の出力装置1は、駆動モータ2の
回転運動が回転軸7から雄磁気ネジ11と雌磁気ネジ2
1とを介して円筒体12に伝達され、円筒体12がガイ
ド溝30に従った直線及び回転運動を出力するものであ
って、円筒体12の端部に固定された可動側カップリン
グ31と、回転軸7に固定された固定側カップリング3
2とが、機械的または磁気的に結合する位置出しカップ
リングを構成し、円筒体12の軸方向の移動領域の上端
又は下端で位置出しカップリング31,32が結合して
回転軸7の回転を円筒体12に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雄磁気ネジと雌磁
気ネジとからなる磁気ネジを利用して、一つの駆動源か
ら直進運動と回転運動とを連続して出力することが可能
な出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置では、例えばウェハにレ
ジスト液を塗布するため、レジスト液を吐出するノズル
を所定位置に搬送する搬送手段として出力装置が用いら
れている。この出力装置は、ノズルを保持し、そのノズ
ルを上下方向に移動させるための直動アクチュエータ
と、所定の高さでノズルを旋回させるための回転アクチ
ュエータとが組み合わされた複合アクチュエータとして
構成されている。具体的には、直動アクチュエータには
エアシリンダが使用され、そのピストンロッドにノズル
を取り付け、一方、回転アクチュエータにはエアシリン
ダ形ラックアンドピニオンが使用され、これに直動アク
チュエータのシリンダチューブがに固設されている。
【0003】そのため、エアシリンダが駆動すればピス
トンロッドが上下動して直線運動が出力され、ノズルの
位置が上下に移動して高さが調節される。そして、ノズ
ルが所定の高さに位置したところで、エアシリンダ形ラ
ックアンドピニオンを駆動させれば、シリンダチューブ
ごと回転が与えられ、ノズルが所定の位置にまで旋回し
て搬送される。これによって、ピストンロッドに取り付
けられたノズルは、上下方向の直線運動と回転運動との
組み合わせによって所定のウェハ上に配置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た出力装置を含む従来の装置は、直動アクチュエータと
回転アクチュエータとが組み合わされたものであって、
2方向の運動が別駆動となっていた。そのため、出力装
置は、その構造が複雑になるとともに装置自体の大型化
を招くことになった。また、それが出力装置のコストを
上げる原因にもなっていた。更に、直線運動と回転運動
とを連続させる一連の動作では、各方向の運動が別駆動
であるから、一方向の運動が確実に停止してから他方向
の運動を出力することが要求される。そのため、直動ア
クチュエータと回転アクチュエータとの駆動を所定のタ
イミングで切り替えるための制御装置が必要になる。よ
って、従来の出力装置は、この点からも構造が複雑し、
コストを上げるといった問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は、かかる課題を解決すべ
く、一つの駆動手段によって直線運動と運動とを連続し
て出力し、またその位置出しを精度良く行うことができ
る出力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の出力装置は、円
筒形状の外筒と駆動モータとが一体に固定され、その外
筒内には摺動自在に円筒体が挿入され、その円筒体内に
は駆動モータのモータ軸と連結した回転軸が挿入され、
その回転軸と円筒体内とに固着された円筒磁石に雄磁気
ネジと雌磁気ネジとがそれぞれ形成されものであって、
前記円筒体が、前記外筒に開設されたガイド溝を移動す
るガイド部材を備え、前記駆動モータの回転運動が前記
雄磁気ネジと雌磁気ネジとを介して伝達され、ガイド溝
に従った直線及び回転運動を出力するものにおいて、前
記円筒体の端部に固定された可動側カップリングと、前
記回転軸に固定された固定側カップリングとが、機械的
または磁気的に結合する位置出しカップリングを構成
し、前記円筒体の軸方向の移動領域の上端又は下端で当
該位置出しカップリングが結合して前記回転軸の回転を
前記円筒体に伝達することを特徴とする。
【0007】例えば、機械的な結合を行う位置出しカッ
プリングの場合、可動側カップリング又は固定側カップ
リングに形成された凸部と凹部とがはまり合うものであ
ることが望ましい。
【0008】よって、本発明の出力装置は、駆動モータ
によって回転軸に回転が与えられると、それに設けられ
た雄磁気ネジが回転し、磁力によって吸引された雌磁気
ネジがその回転に追随しようとして当該雌磁気ネジの固
着された円筒体に運動が生じる。ところで、円筒体はガ
イド部材によって移動が制限されているので、磁気ネジ
とを介して伝達された駆動モータの回転力は円筒体にガ
イド溝に従った直線及び回転運動をさせる。その際、円
筒体の軸方向の移動領域の上端又は下端では、可動側カ
ップリングと固定側カップリングとが機械的または磁気
的に結合して回転軸の回転を円筒体に伝達するため、高
精度の位置出しが行える。従って、この出力装置では、
一つの駆動モータの回転運動から円筒体の直線運動と回
転運動とが出力可能となり、しかも移動領域の上端又は
下端では正確な回転位置の位置出しができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる出力装置の
一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、
出力装置の第1実施形態を示した側面図であり、図2
は、その図1に示す出力装置のA−A断面図である。本
実施形態の出力装置1は、駆動モータ2に固定された外
筒3内に出力ロッド4が挿入され、その出力ロッド4が
軸方向の直線運動と回転運動を行うよう構成されたもの
である。そこで、この出力装置1が例えばノズルの搬送
手段として用いられる場合には、出力ロッド4先端にノ
ズルアームが取り付けられる。以下、この出力装置1の
構成について具体的に説明する。
【0010】出力装置1は、駆動モータ2と円筒形の外
筒3とがベアリングケース5を介して一体に固定され、
その駆動モータ2のモータ軸6と外筒3内に挿入された
回転軸7とがカップリング10によって連結されてい
る。回転軸7は、その一端部がベアリングケース5内に
まで進入し、そこで螺設された取付ネジ9によってベア
リング8,8を保持して回転自在に設けられている。
【0011】一方、外筒3内の回転軸7には雄磁気ネジ
11が設けられている。雄磁気ネジ11は、回転軸7に
固着された円筒磁石の表面に、N極着磁帯11NとS極
着磁帯11Sとが螺旋状に交互に着磁されて形成された
ものである。また、外筒3内には、その雄磁気ネジ11
が設けられた回転軸7に出力ロッド4が被せられてい
る。出力ロッド4は、円筒体12の上端に取付キャップ
13がはめ込まれたものであり、円筒体12が、滑り軸
受14,15を介して外筒3に対し摺動自在に挿入され
ている。取付キャップ13は、例えばノズルアームをネ
ジ止めして取り付けられるようにネジ穴の形成されたも
のである。
【0012】こうした出力ロッド4の円筒体12下端側
(滑り軸受16以下)には、その内周面に円筒磁石が挿
入して固着れ、その円筒磁石の内周面に雌磁気ネジ21
が形成されている。雌磁気ネジ21は、雄磁気ネジ11
と同様に、円筒磁石の内周面にN極着磁帯21NとS極
着磁帯21Sとが螺旋状に交互に着磁されたものであ
る。なお、図2では、回転軸7及び雄磁気ネジ11の一
部を透視させ(破線)、図面を貫く方向に見た場合に、
その回転軸7及び雄磁気ネジ11に隠れる位置の雌磁気
ネジ21内周面を示している。円筒体12内には滑り軸
受16が固定され、その滑り軸受16が雌磁気ネジ21
を浮かせる様にして雄磁気ネジ11に摺接している。従
って、円筒体12は、滑り軸受14,15,16によっ
て外筒3と回転軸11とに対して摺動可能に支持され、
雌磁気ネジ21と雄磁気ネジ11とが常に非接触になる
ような隙間が設けられている。
【0013】また、外筒3にガイド溝30が切り欠かれ
る一方、出力ロッド4には半径方向に突き出してガイド
ベアリング17が設けられ、そのガイドベアリング17
がガイド溝30内に入れられている。これによって、出
力ロッド4は、ガイドベアリング17が移動可能なガイ
ド溝30の範囲に制限された動きをするように構成され
ている。次に、こうした出力装置1には、出力ロッド4
の回転位置を正確に出すための位置出しカップリングが
設けられている。この位置出しカップリングは、出力ロ
ッド4の下端に固定された可動側カップリング31と、
回転軸7に固定された固定側カップリング32とによっ
て構成されている。
【0014】ここで、図3は位置出しカップリングを示
した斜視図であり、図(a)に可動側カップリング31
を、そして図(b)に固定側カップリング32を示して
いる。なお、図(a)の可動側カップリング31は、固
定側カップリング32に重ね合わされる下端面側を上に
向けて示している。可動側カップリング31及び固定側
カップリング32は共にリング形状をし、その中心の貫
通孔内に出力ロッド4が挿入、又は回転軸7が貫通し、
それぞれに固定される。可動側カップリング31の下端
面31aには、同一円周上の4箇所の均等な位置に穴3
3,33…が形成され、一方の固定側カップリング32
の上端面32aには、穴33,33…に嵌合可能な半球
状の突起34,34…が同一円周上の4箇所の均等な位
置に突設されている。なお、穴33及び突起34の数
は、任意に設定できる。
【0015】続いて、こうした出力装置1の作用につい
て説明する。この出力装置1は、例えば出力ロッド4の
取付キャップ13にノズルアームが取り付けられ、ウェ
ハにレジスト液を塗布するため、そのノズルを所定の位
置に搬送するための直線運動と回転運動とが以下のよう
にして出力される。先ず、駆動モータ2の起動によって
モータ軸6が左回転(図2に示す矢印B方向)すると、
カップリング10を介して回転軸7に回転が与えられ、
雄磁気ネジ11が左回転することになる。雄磁気ネジ1
1が回転すれば、雄磁気ネジ11と雌磁気ネジ21との
異極の着磁帯同士(11Nと21S/11Sと21N)
が吸引し合っているため、雌磁気ネジ21に同方向の回
転が与えられる。
【0016】こうして雌磁気ネジ21に回転が与えられ
ると、この雌磁気ネジ21が設けられた出力ロッド4
は、滑り軸受け14,15,16が摺接して外筒3内を
回転することとなる。しかし、出力ロッド4は、ガイド
ベアリング17がガイド溝30内を回転部30A,30
Cを移動する範囲でしか回転できない。そのため、例え
ば図1の破線で示す位置にガイドベアリング17があっ
たとして、出力ロッド4に左回転(図2に示す矢印B方
向)が与えられると、ガイドベアリング17が回転部3
0Aを少し移動したところで衝突してしまい、それ以上
の回転が制限される。
【0017】そのため、ガイドベアリング17は、その
後図1の矢印Cで示すようにガイド溝30の直線部30
Bに進路を変えて下降することとなり、出力ロッド4
は、回転運動から下降する直線運動へとその動きが連続
して変化する。これは、駆動源である駆動モータ2とそ
の駆動力によって運動を出力する出力ロッド4とが、磁
気ネジ11,21の磁力によって非接触結合したものな
ので、回転の制限された出力ロッド4に推進力が作用す
るためである。こうした推進力は、雄磁気ネジ11の着
磁帯11N,11Sを軸線に沿ったある直線上の位置で
見た場合、左回転する雄磁気ネジ11においては、着磁
帯11N,11Sが図面下方へと移動し、回転の制限さ
れた雌磁気ネジ21がそれに追随するように吸引される
からである。従って、出力ロッド4が外筒3内を下方へ
摺動する。
【0018】そして、図1に示すようにガイドベアリン
グ17が直線部30Bを下端まで移動すると、ガイド溝
30の回転部30Cをガイドベアリング17が移動し
て、再び出力ロッド4に回転が与えられる。ガイドベア
リング17が、この回転部30Cを移動する際における
出力ロッド4の所定の回転位置によって、取り付けられ
たノズルアームが旋回してノズルがウェハに対して位置
決めされる。そこで、本実施形態では、その位置決めを
位置出しカップリング31,32で正確に行えるように
している。
【0019】ここで、図4乃至図6は、ガイドベアリン
グ17の移動に伴う位置出しカップリング31,32の
関係を示した図である。図4乃至図6は、いずれも図
(a)にガイドベアリング17の位置を示し、図(b)
にそのときの位置出しカップリング31,32の関係を
示している。先ず、図4に示すようにガイドベアリング
17がガイド溝30の直線部30Bを下降している途中
では、出力ロッド4に固定された可動側カップリング3
1と固定側カップリング32とは離れている。そして、
ガイドベアリング17が図5に示すように直線部30B
の下端部分にまで降りたところで、可動側カップリング
31が固定側カップリング32の突起34,34…に当
たって出力ロッド4の下降が停止する。このとき、更に
回転する雄磁気ネジ11と、下降の制限された雌磁気ネ
ジ21との間には、その雌磁気ネジ21を下降方向に引
っ張ろうとする磁力が作用するため、可動側カップリン
グ31が固定側カップリング32に継続して押し付けら
れる。
【0020】そして、回転軸7に固定された固定側カッ
プリング32は、上方から押し付けられた可動側カップ
リング31の下端面31aを滑りながら回転し、その
後、図6に示すように可動側カップリング31の下端面
31aに明けられた穴33,33…(図3参照)と固定
側カップリング32の突起34,34…との位置が重な
り、穴33,33…に突起34,34…が入り込む。回
転部30Cによってガイドベアリング17は上下動が制
限され、また磁気ネジ11,21の磁力によって可動側
カップリング31が固定側カップリング32に押し付け
られるので、ガイドベアリング17が回転部30Cを移
動する間は、穴33,33…と突起34,34…とが外
れることなく機械的に結合している。こうして、駆動モ
ータ2の回転が磁気的結合から機械的結合に変換されて
出力ロッド4に与えられ、その出力ロッド4に取り付け
られたノズルアームが旋回してノズルが所定位置に搬送
される。
【0021】所定位置に搬送されたノズルからウェハに
レジスト液が塗布された後は、出力ロッド4に逆の運動
を与えてノズルを退避位置に搬送する。そのため、駆動
モータ2に逆回転(右回転:図2に示す矢印Bの逆方
向)が与えられ、雌磁気ネジ21が雄磁気ネジ11の回
転に追随し、ガイドベアリング17がガイド溝30の回
転部30Cを逆方向に戻る。そして、出力ロッド4がガ
イド溝30の直線部30Bの位置にまで回転すると、回
転が制限された雌磁気ネジ21には上方への推進力が作
用し、ガイドベアリング17がガイド溝30の直線部3
0Bを上昇して出力ロッド4からは直線運動が出力され
る。このとき、可動側カップリング31と固定側カップ
リング32との機械的結合は解除されている。即ち、可
動側カップリング31は、図6から図5、図4の順に固
定側カップリング32から分離して上昇する。
【0022】その後、ガイドベアリング17がガイド溝
30の直線部30Bを上昇し、駆動モータ2の回転によ
って出力ロッド4に直線運動が与えられる。そして、ガ
イドベアリング17が直線部30Bの上端まで移動すれ
ば、続いて回転部30Aに入って出力ロッド4には回転
運動が与えられ、その出力ロッド4に取付けられたノズ
ルが退避位置へ搬送される。
【0023】よって、このような本実施形態の出力装置
1によれば、ガイドベアリング17がガイド溝30の回
転部30Cを移動する際、可動側カップリング31と固
定側カップリング32との機械的結合よって駆動モータ
2の回転を直接出力ロッド4に伝えるため、磁気的結合
よりも高精度の位置出しが行えるようになった。従っ
て、0.1mmの単位で制御が必要なウェハに対するレ
ジスト液の塗布でも、そのレベルでノズルを正確に搬送
することが可能となった。また、この出力装置1では、
一つの駆動モータ2によって出力ロッド4による直線運
動と回転運動の2方向の運動を出力するようにしたの
で、構造を簡素化でき、装置自信をコンパクト化するこ
とができた。また、1個の駆動モータから直線運動と回
転運動とを連続して出力するよう構成したので、従来の
ように2方向の運動を連続させるための制御をする必要
がなくなった。
【0024】次に、出力装置の第2実施形態について説
明する。図7は、本実施形態の出力装置を示した断面図
である。出力装置51は、円筒形状の外筒52内に挿入
された回転軸53が、上端金具54及び下端金具55に
設けられたベアリング56,57によって回転可能に支
持されている。そして、外筒52は駆動モータ61と一
体に固定され、回転軸53が駆動モータ61のモータ軸
62とカップリング63によって連結されている。外筒
52内に回転支持された回転軸53には円筒磁石が固着
され、その円筒磁石の表面にN極着磁帯71NとS極着
磁帯71Sとが螺旋状に着磁された雄磁気ネジ71が形
成されている。
【0025】また、外筒52内には円筒体72が上下の
ガイドリンク73,73によって摺動自在に内設され、
その円筒体72に固着された円筒磁石には、図示しない
が雄磁気ネジ71と同様のN極着磁帯とS極着磁帯とが
螺旋状に着磁された雌磁気ネジ74が形成されている。
更に、外筒52には、前記第1実施形態と同様にガイド
溝80が形成され、そこから円筒体72に突設された出
力ロッド75が突き出されている。そして、この出力装
置51には、本発明の特徴をなす位置出しカップリング
31,32(図3参照)が雌磁気ネジ74の上方に設け
られている。本実施形態の出力装置51は、円筒体72
の上端に可動側カップリング31が固定され、雄磁気ネ
ジ21の上端において固定側カップリング32が回転軸
53に固定されている。即ち、前記第1実施形態では下
降位置で位置出しカップリング31,32が結合するよ
うにしたものを、上昇位置で結合させるようにしたもの
である。なお、前記第1実施形態のように、下降位置で
結合するよう位置出しカップリング31,32を設ける
ようにしてもよい。
【0026】従って、本実施形態の出力装置51では、
前記第1実施形態で説明したと同様に、駆動モータ11
の回転が雄磁気ネジ71と雌磁気ネジ74との磁力によ
って円筒体72の運動に変換され、出力ロッド75から
ガイド溝80に従った移動の出力が得られる。そのた
め、例えば、その出力ロッド75に取り付けられたノズ
ル上昇及び下降、更には回転して搬送される。よって、
このような本実施形態の出力装置51によっても、可動
側カップリング31と固定側カップリング32との機械
的結合よって駆動モータ61の回転を円筒体74に伝達
するため、高精度の位置出しが行える。
【0027】なお、本発明の出力装置は、前記実施形態
のものに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しな
い範囲で様々な変更が可能である。前記実施形態では、
可動側カップリング31と固定側カップリング32との
機械的な結合を、穴33,33…と半球状の突起34,
34…としたが、例えば図8に示すように、放射状に溝
43,43…を形成した可動側カップリング41と、そ
の溝43,43…にはまり込むかまぼこ状の突起44,
44,…を形成した固定側カップリング42としてもよ
い。また、こうした機械的な結合に限らず、可動側カッ
プリングと固定側カップリングとを磁石で直接結合させ
るようにしてもよい。また、出力装置の構造について、
ガイド溝の形状を任意に変更することなども可能であ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は、雌磁気ネジを備えた円筒体の
可動側カップリングと、雄磁気ネジを備えた回転軸の固
定側カップリングとが、機械的または磁気的に結合する
位置出しカップリングを有し、円筒体の軸方向の移動領
域の上端又は下端で可動側カップリングと固定側カップ
リングとが結合して回転軸の回転を円筒体に伝達するよ
うにしたので、一つの駆動手段によって直線運動と運動
とを連続して出力し、またその位置出しを精度良く行う
ことができる出力装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力装置の第1実施形態を示した
側面図である。
【図2】図1に示す出力装置のA−A断面図である。
【図3】位置出しカップリングを示した斜視図である。
【図4】ガイドベアリング17の移動に伴う位置出しカ
ップリング31,32の関係を示した図である。
【図5】ガイドベアリング17の移動に伴う位置出しカ
ップリング31,32の関係を示した図である。
【図6】ガイドベアリング17の移動に伴う位置出しカ
ップリング31,32の関係を示した図である。
【図7】本発明に係る出力装置の第2実施形態を示した
断面図である。
【図8】位置出しカップリングの別例を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 出力装置 2 駆動モータ 3 外筒 4 出力ロッド 7 回転軸 11 雄磁気ネジ 12 円筒体 17 ガイドベアリング 21 雌磁気ネジ 30 ガイド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の外筒と駆動モータとが一体に
    固定され、その外筒内には摺動自在に円筒体が挿入さ
    れ、その円筒体内には駆動モータのモータ軸と連結した
    回転軸が挿入され、その回転軸と円筒体内とに固着され
    た円筒磁石に雄磁気ネジと雌磁気ネジとがそれぞれ形成
    されたものであって、前記円筒体が、前記外筒に開設さ
    れたガイド溝を移動するガイド部材を備え、前記駆動モ
    ータの回転運動が前記雄磁気ネジと雌磁気ネジとを介し
    て伝達され、ガイド溝に従った直線及び回転運動を出力
    する出力装置において、 前記円筒体の端部に固定された可動側カップリングと、
    前記回転軸に固定された固定側カップリングとが、機械
    的または磁気的に結合する位置出しカップリングを構成
    し、前記円筒体の軸方向の移動領域の上端又は下端で当
    該位置出しカップリングが結合して前記回転軸の回転を
    前記円筒体に伝達することを特徴とする出力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の出力装置において、 前記位置出しカップリングは、可動側カップリング又は
    固定側カップリングに形成された凸部と凹部とがはまり
    合って機械的な結合をするものであることを特徴とする
    出力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161365A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 Tdk株式会社 磁石および変位検出装置
CN114458664A (zh) * 2022-04-11 2022-05-10 西安华欧精密机械有限责任公司 锁紧电动缸及其锁定、解锁方法
CN114886274A (zh) * 2022-05-27 2022-08-12 长春光华学院 一种艺术设计产品展示装置

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