JP2001216767A - ストリームデータ記録編集装置 - Google Patents

ストリームデータ記録編集装置

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JP2001216767A JP2000021544A JP2000021544A JP2001216767A JP 2001216767 A JP2001216767 A JP 2001216767A JP 2000021544 A JP2000021544 A JP 2000021544A JP 2000021544 A JP2000021544 A JP 2000021544A JP 2001216767 A JP2001216767 A JP 2001216767A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的なストリームデータの管理、特にスト
リームブロックの消去を容易かつ安全に行うことができ
るストリームデータ記録編集装置を提供する。 【解決手段】 ストリームデータを取り込むストリーム
取込部と、取り込まれたストリームデータを複数のスト
リームブロック30に分けてランダムアクセス可能な記
録媒体に記録するストリームデータ記録部と、ストリー
ムブロック30の再生順序を記述するシーケンス情報4
0,41を記録するシーケンス情報記録部とを備え、ス
トリームデータ記録部が、各ストリームブロック30を
参照しているシーケンス情報40,41の数を記憶する
参照カウンタ32を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランダムアクセス
可能な記録媒体に記録されたストリームデータの編集装
置に関し、特にストリームデータの管理の効率化が可能
なストリームデータ記録編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ストリームデータ(単にストリーム、又
はストリーム情報ということもある)は、一般にビット
またはバイト単位で連続した列として伝送され、又は記
録される一連のデータをいうが、特に、音声データ、画
像データ(動画又は静止画)、又はこれらの組合せを意
味することが多い。
【0003】このようなストリームデータは他のデータ
(例えばテキストデータ)に比べて情報量が非常に多
く、その編集には多くの処理を必要とする。そこで、ス
トリームデータをランダムアクセス可能な記録媒体に保
存し、その再生順序を記録したシーケンス情報を用いて
ストリームの編集を行う編集装置(ノンリニア編集装
置)がある。このような編集装置を用いると、シーケン
ス情報のみの編集で自由にストリームクリップを作成す
ることができ、ストリームデータそのものを編集する場
合に比べてはるかに少ない処理で済む。
【0004】図1に従来の一般的なストリームデータ記
録編集装置の構成を示す。この編集装置は第1のシーケ
ンス情報101と第2のシーケンス情報102、そして
ストリームデータ記録部103を備えている。ストリー
ムデータ記録部103には複数のストリームデータ(単
にストリームということもある)20,21,22,2
3,24,・・・が記録されている。シーケンス情報1
01,102は一つ又は複数のシーケンス記述子からな
り、各シーケンス記述子は、参照ブロック、再生位置及
び再生時間についての情報を保持する。
【0005】図1の例では、シーケンス情報101の先
頭のシーケンス記述子10はストリーム20を参照し、
次のシーケンス記述子11はストリーム21を参照し、
次のシーケンス記述子12はストリーム22を参照して
いる。シーケンス情報101に基づいて再生を行った場
合、ストリーム20、ストリーム21、ストリーム22
の順で再生が行われる。仮にストリーム21をスキップ
してストリーム20、ストリーム22の順に再生するよ
うに編集するには、シーケンス情報101を書き換えて
新たなシーケンス情報を生成すればよい。
【0006】具体的には、ストリーム20を参照するシ
ーケンス記述子13とストリーム22を参照するシーケ
ンス記述子14からなるシーケンス情報102を生成す
ればよい。このシーケンス情報102に基づいて再生を
行うと、ストリーム20、ストリーム22の順で再生を
行うことができる。シーケンス情報は参照するストリー
ムについての情報を有するだけでよいので、ストリーム
データに比べて情報量が圧倒的に少ない。上記のよう
に、シーケンス情報を編集するだけで様々なシーケンス
情報を生成することができ、ストリームデータそのもの
を編集する場合に比べてはるかに少ない処理で済む。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の編集装
置では、ストリームデータとシーケンス情報が別々に管
理されていた。そのため、例えばストリームデータを削
除して空き容量を増やしたい場合に、そのストリームデ
ータを参照しているシーケンス情報が他に有るか否かを
確認する必要があった。また、シーケンス情報を編集し
た結果不要になったストリームデータがあっても、その
ストリームデータを削除するためには、改めて不要にな
ったストリームデータを調べる必要があった。
【0008】例えば、情報量の多い映像データを数多く
ストリームデータ記録部に記録していくと、やがて空き
容量が無くなり、それ以上記録することができなくなっ
てしまう。このような状態になるのを避けるためには、
不要なストリームデータを適宜削除していく必要があ
る。この際、ストリームデータとシーケンス情報が個別
に管理されていると以下のような不都合が生じる。
【0009】図1において、シーケンス情報102では
ストリームデータ20が不要だからといって、これを削
除してしまうと、シーケンス情報101でのストリーム
データ20の再生ができなくなってしまう。したがっ
て、装置の使用者(編集者)は、ストリームデータ20
が他のシーケンス情報から参照されているかどうかをチ
ェックし、他のシーケンス情報から参照されていないこ
とを確認した後、不要なストリームデータ20を削除す
る。ストリームデータ20を参照している他のシーケン
ス情報があっても、そのシーケンス情報が不要である場
合は、先にそのシーケンス情報を削除する必要がある。
【0010】このようなシーケンス情報とストリームデ
ータとの二元管理は、装置の使用者に煩わしく多大な手
間を強いることになる。このような管理の手間を省くた
めに、編集時はシーケンス情報を用いて編集を行い、編
集結果を保存する際にシーケンス情報でなく編集結果を
反映した新たなストリームデータを保存する方法もあ
る。この方法では編集後はストリームデータのみを管理
すればよいので、二元管理の必要は無くなるが、編集の
たびに編集結果を反映したストリームデータを生成する
処理が必要である。また、重複部分の有無にかかわらず
個別にストリームデータを記録するので、大きな記録容
量が必要となる。更に、ストリームデータ記録部に空き
容量が無い場合は編集が不可能となる。
【0011】本発明は、上記のような従来のストリーム
データ記録編集装置の問題を解決し、使用者の手間を低
減して自動的なストリームデータの管理を可能にするこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるストリーム
データ記録編集装置は、ストリームデータを取り込むス
トリーム取込部と、取り込まれたストリームデータを複
数のストリームブロックに分けてランダムアクセス可能
な記録媒体に記録するストリームデータ記録部と、前記
ストリームデータの各ブロックの再生順序を記述するシ
ーケンス情報を記録するシーケンス情報記録部とを備え
たストリームデータ記録編集装置において、前記ストリ
ームデータ記録部が、各ストリームブロックを参照して
いるシーケンス情報の数を記憶する参照カウンタを備え
ていることを特徴とする。好ましくは、前記ストリーム
データ記録部に記録された各ストリームブロックが前記
参照カウンタを有する。
【0013】例えば、動画のストリームデータであるビ
デオストリームがストリーム取込部から取り込まれ、ス
トリームデータ記録部はこのビデオストリームを複数の
ストリームブロックに分けてランダムアクセス可能な記
録媒体に記録する。各ストリームブロックの再生開始位
置・終了位置を記録したシーケンス情報により一つのビ
デオクリップが生成される。そして、各ストリームブロ
ックに対応する参照カウンタが備えられ、この参照カウ
ンタは、そのストリームブロックを参照するシーケンス
情報が加わるたびにインクリメント(増加)され、シー
ケンス情報が1つ消去されるたびにデクリメント(減
少)される。
【0014】上記のような構成によれば、自動的なスト
リームデータの管理、特にストリームブロックの消去が
容易になる。例えば、前記参照カウンタが示すストリー
ムブロックを参照するシーケンス情報の数がゼロになっ
たときに、該ストリームブロックを消去するように構成
することが好ましい。あるいは、前記ストリーム記録部
の空き容量を確保するために一部のストリームブロック
を消去する際に、前記参照カウンタの値が小さいストリ
ームブロックから順に消去するように構成してもよい。
更に、前記ストリーム記録部の空き容量が少なくなった
ときに、前記参照カウンタの値が小さいストリームブロ
ックを安全に消去するために、該ストリームブロックを
参照しているシーケンス情報の削除を促すよう構成する
ことが好ましい。
【0015】また、本発明によるストリームデータ記録
編集装置は、ストリーム取込部から取り込まれたストリ
ームデータを時系列に分割するストリームデータ分割部
を更に備え、前記ストリームデータ分割部が、前記スト
リームデータを時系列に、かつ、論理的に複数のストリ
ームブロックに分割すると共に、各ストリームブロック
の再生順序を記述するシーケンス情報を自動的に生成す
る。ストリームデータ分割部が自動的にストリームデー
タを分割するので、使用者がストリームデータの分割を
意識する必要がなくなり、編集の効率が向上する。
【0016】更に、ストリームデータが動画データであ
る場合、前記ストリームデータ分割部は、前記ストリー
ムデータを時系列に分割する際に、シーンの切れ目を境
界として論理的に複数のストリームブロックに分割する
ことが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図2は、本発明の実施形態の一つと
して、ストリームデータを分割したストリームブロック
のそれぞれに参照カウンタを設けた構成を示している。
ストリームブロック30は、ストリームブロックID3
1、参照カウンタ32、ストリームブロックデータ33
からなる。ストリームブロックID31はストリームブ
ロック30を特定するためのID(識別情報)である。
参照カウンタ32は、ストリームブロック30を参照し
ているシーケンス情報の数を保持する。参照カウンタ3
2の値が1であればストリームブロック30が1つのシ
ーケンス情報から参照されていることを意味し、値が2
であれば2つのシーケンス情報から参照されていること
を意味する。
【0018】図2(a)に示す状態では、ストリームブ
ロック30が2つのシーケンス情報40及び41から参
照されているので、参照カウンタの値は2となる。仮に
シーケンス情報41を削除した場合、シーケンス情報4
1が参照するストリームブロックの参照カウンタを1だ
け減少する。この結果、図2(b)に示すように、スト
リームブロック30の参照カウンタ32の値が2から1
に変化する。
【0019】参照カウンタの値が0になれば、その参照
カウンタに対応するストリームブロックがどのシーケン
ス情報からも参照されなくなったことを意味する。した
がって、参照カウンタは、対応するストリームブロック
を消去してよいかを判断する重要な手掛かりとなる。例
えば、参照カウンタが0になったときに、対応するスト
リームブロックを自動的に消去するように構成すること
ができる。
【0020】ストリームデータ記録部の容量が足りなく
なった時点で、参照カウンタの値が小さいストリームブ
ロックから順に消去するように構成してもよい。あるい
は、すぐに消去するのではなく、利用者に容量の不足を
警告し、参照カウンタの値が小さいストリームブロック
を安全に消去するために、そのストリームブロックを参
照しているシーケンス情報の削除を促すように構成して
もよい。
【0021】図3は、別の実施形態に係る参照カウンタ
の構成例を示している。この例では、ストリームデータ
記録部に参照カウンタを含めるのではなく、ストリーム
データ記録部25と別に設けた管理情報記録部55に参
照カウント値を記録する。管理情報記録部55は、スト
リームデータ記録部25に記録されているすべてのスト
リームブロックの参照カウント値を保持する。図示の例
では、管理情報50がストリームブロック20の参照カ
ウント値(x)を保持し、管理情報51がストリームブ
ロック21の参照カウントを保持する。
【0022】図4は、本発明の更に別の実施形態とし
て、ストリーム取込部から取り込まれたストリームデー
タを時系列に分割するストリームデータ分割部を備えた
ストリームデータ記録編集装置を示している。
【0023】このストリームデータ記録編集装置60
は、ストリームデータを取り込むストリーム取込部6
1、取り込まれたストリームを時系列に分割すると共に
シーケンス情報を生成するストリームデータ分割部6
2、分割されたストリームデータ(ストリームブロッ
ク)をランダムアクセス可能な記録媒体に記録するスト
リームデータ記録部63、シーケンス情報を記録するシ
ーケンス情報記録部64、シーケンス情報にしたがって
ストリームをデコードし、映像や音楽を再生するストリ
ームデコード部65、再生された映像、音声を出力する
表示部66を備えている。
【0024】図5は、上記のストリームデータ記録編集
装置60を用いてストリームデータを記録する処理の例
を示している。仮に、MPEG2_TS形式のストリー
ムデータ200が入力されたとする。ストリームデータ
200は複数のストリームブロック2000〜2003
に分割され記録される。それぞれのストリームブロック
2000〜2003はストリームブロックID、ストリ
ーム形式、参照カウンタ及びストリームブロックデータ
からなる。
【0025】ストリームデータ200はストリーム取込
部61から入力され、ストリームデータ分割部62に送
られる。ストリームデータ分割部62は、入力されたス
トリームデータ200をストリーム記録フォーマットに
基づいて、時系列に複数のストリームブロック2000
〜2003に分割する。この際、各ストリームブロック
が先頭から再生されたときに支障がおきないように論理
的に分割される。分割されたストリームブロック200
0〜2003はストリームデータ記録部63に記録され
る。
【0026】各ストリームブロックには固有のストリー
ムブロックIDが付され、これによってストリームブロ
ックを判別することができる。同時に、ストリームデー
タの形式が記録される。この例では、ストリームデータ
の形式「MPEG2_TS」が、それぞれのストリーム
ブロックのストリーム形式記録部に記録される。また、
それぞれのストリームブロックの参照カウンタは1にセ
ットされる。
【0027】更に、ストリームデータ分割部62はスト
リームデータ200を分割する際に、デフォルトのシー
ケンス情報300を自動的に生成する。このデフォルト
のシーケンス情報300はストリームデータ200を分
割して得られた複数のストリームブロック2000〜2
003のデータを単に時系列につなぎ合わせる情報であ
る。すなわち、シーケンス情報300に含まれるシーケ
ンス記述子3000〜3003は、先頭から時系列順に
ストリームブロック2000〜2003を参照する。
【0028】図6は、上記のようにして記録されたスト
リームデータを編集する処理の例を示している。この編
集は、ストリームデータを分割して記録した複数のスト
リームブロックそのものを編集するのではなく、シーケ
ンス情報を編集することによって達成される。シーケン
ス情報記録部64に、2つのシーケンス情報300及び
400があるとする。シーケンス情報300を再生する
とストリーム310が得られ、シーケンス情報400を
再生するとストリーム410が得られる。シーケンス情
報300は上述の処理によってストリームデータ200
を分割して記録した際に自動生成されたデフォルトのシ
ーケンス情報である。したがって、シーケンス情報30
0を再生して得られるストリーム310はストリームデ
ータ200をそのまま再生したものに等しい。
【0029】編集者はこの再生結果のストリーム31
0,410を見ながら次のような編集を行う。図6に示
すように、ストリーム310の先頭からxだけ進んだと
ころから長さyの部分(網掛け部)をカットし、更にス
トリームの末尾にストリーム410の先頭から長さzの
部分(網掛け部以外の部分)を付け加える編集を行い、
ストリーム510を得る。
【0030】図7は、上記の編集が行われたときのシー
ケンス情報記録部64及びストリームデータ記録部63
の内部の様子を示している。各ストリームブロック20
00〜2003,2100の網掛け部は、図6に示した
ストリーム310及び410のカット部分に対応する。
【0031】編集後の新しいシーケンス情報500はシ
ーケンス記述子5000〜5003からなる。先頭のシ
ーケンス記述子5000は、最初に再生するストリーム
ブロック2000を参照する。この例では、ストリーム
ブロック2000は先頭から長さxの部分だけが再生さ
れるので、シーケンス記述子5000の参照長はxとな
る。
【0032】次のシーケンス記述子5001は、ストリ
ームブロック2000に続けて再生するシーケンスブロ
ック2002を参照すると共に、ストリームブロック2
002の先頭からsだけ進んだ箇所を先頭オフセットよ
って指示する。ストリームブロック2000の長さがL
1、ストリームブロック2001の長さがL2であると
すれば、s=x+y−L1−L2となる。これによっ
て、ストリームブロック2000の後部(長さL1−
x)、ストリームブロック2001の全体(長さL
2)、及びストリームブロック2002の前部(長さ
s)からなる長さyの部分がカットされることになる。
【0033】次のシーケンス記述子5002は、ストリ
ームブロック2002に続けて再生するシーケンスブロ
ック2003の全体を参照する。最後のシーケンス記述
子5003は、シーケンス情報400が参照していたス
トリーム410のストリームブロックのうち、最初のス
トリームブロック2100を参照すると共に、その参照
長zを指示する。
【0034】上記のように作成されたシーケンス情報5
00を再生すれば、図6のストリーム510が得られる
ことになる。新しいシーケンス情報500が作成される
と、このシーケンス情報500が参照するストリームブ
ロック2000,2002,2003,2100の参照
カウンタがそれぞれ1だけ増加される。この結果、参照
カウンタ2000,2002,2003は先にシーケン
ス300が自動生成されたときの値1から値2に増加さ
れる。一方、シーケンス情報500が参照しないストリ
ームブロック2001の参照カウンタの値は1のままで
ある。ストリームブロック2100の参照カウンタの値
はαからα+1に増加される。
【0035】シーケンス情報500の再生について説明
を加える。図7に示すように、シーケンス情報500の
シーケンス記述子5001〜5003を先頭から順番に
読み込み、再生に使用するストリームブロックを特定す
る。シーケンス情報500の先頭のシーケンス記述子5
000には参照ブロックIDとして2000が指示され
ているので、ストリームブロック2000のデータが使
用される。
【0036】図8に示すように、シーケンス情報記録部
64は、各シーケンス情報記述子5000〜5003の
参照ブロックID、先頭オフセット及び参照ブロック参
照長(再生する長さ)をストリームデコード部65のシ
ーケンス情報読み込み部65aに渡す。これらの情報は
ストリームデコード部65のシーケンス情報読み込み部
65aからストリームデータ読み込み部65bに渡され
る。
【0037】ストリームデータ読み込み部65bは、指
定された参照ブロックID、先頭オフセット及び参照ブ
ロック参照長にしたがって必要なストリームブロックデ
ータをストリームデータ記録部63から読み込み、スト
リーム形式と共にデータデコード部65cに送る。デー
タデコード部65cはストリーム形式に基づいてストリ
ームデータのデコードを行う。図7の例では、ストリー
ムブロック2000,2002,2003はMPEG2
_TS形式のストリームであり、データデコード部の中
でMPEG2デコーダによってデコードされる。一方、
ストリームブロック2100はDVのストリーム形式で
あり、DVデコーダによってデコードされる。デコード
された映像・音声データは表示部66に送られ、表示部
66が画像・音声を出力して使用者に提示する。
【0038】図9は、シーケンス情報を消去する場合の
様子を示している。上述のようにして新しいシーケンス
情報500を作成した結果、古いシーケンス情報300
が不要になったと仮定する。このとき、編集者(装置の
使用者)がシーケンス情報300を削除すると、このシ
ーケンス情報300に参照されていたすべてのストリー
ムブロックの参照カウンタが1だけ減少される。
【0039】この結果、図9に示すように、ストリーム
ブロック2000の参照カウンタは2から1に変化し、
ストリームブロック2001の参照カウンタは1から0
に変化する。ストリームブロック2001の参照カウン
タの値が0になったことは、ストリームブロック200
1を参照(使用)するシーケンス情報が無くなったこと
を意味している。したがって、参照カウンタの値が0に
なったストリームブロック2001は不要なものと判断
でき、安全に削除することができる。
【0040】他にも参照カウンタが0になったストリー
ムブロックがあれば、そのストリームブロックを安全に
削除することができる。削除されたストリームブロック
が記憶されていた領域は空き領域となり、新たなストリ
ーム情報を記録することができる。こうして、ストリー
ム記録部の空き容量が増加する。
【0041】上記の実施形態において、参照カウンタが
0になったストリームブロックが無い場合でもストリー
ム記録部の空き容量を確保する必要が生じる場合が考え
られるが、このような場合、参照カウンタの値が小さい
ストリームブロックから順に消去するようにすれば、ス
トリームブロックの消去による弊害が小さくなる。ま
た、消去しようとするストリームブロックを参照してい
るシーケンス情報の削除を促す警告を表示又は音声で出
力するように構成してもよい。
【0042】上記の実施形態は、1台のストリームデー
タ記録編集装置におけるストリームデータの記録、編集
に関するものであるが、本発明は、複数のストリームデ
ータ記録編集装置が1つのストリームデータを参照する
構成にも適用することができる。そのような構成の例を
図10に基づいて説明する。
【0043】図10は、1又は複数のストリーム表示端
末71A〜71Dとストリームサーバ72とがネットワ
ーク等により接続されているストリームデータ記録編集
システムを示している。このシステムでは、ストリーム
データ記録部63はストリームサーバ72に備えられ
る。各ストリーム表示端末71A〜71Dは、それぞれ
のシーケンス情報記録部64A〜64Dと表示部66A
〜66Dを備えるが、ストリームデータ記録部は備えて
いない。
【0044】ストリームブロックデータは、必要に応じ
てストリームサーバ72のストリームデータ記録部63
からネットワーク等を通してストリーム表示端末71A
〜71Dにロードされる。記述の実施形態と同様に、ス
トリームデータ記録部63に参照カウンタを設け、複数
のストリーム表示端末のシーケンス情報記録部から参照
を管理する。いずれかのストリーム表示端末において、
ストリームブロックを参照するシーケンス情報が生成さ
れると、そのストリームブロックに対応する参照カウン
タの値が1だけ増加する。逆に、いずれかのストリーム
表示端末において、ストリームブロックを参照するシー
ケンス情報が消去されると、そのストリームブロックに
対応する参照カウンタの値が1だけ減少する。
【0045】このように、シーケンス情報記録部を有す
る複数のストリーム表示端末を設けることにより、複数
の人間がそれぞれのストリーム表示端末からシーケンス
情報を操作することができる。この場合、本発明による
参照カウンタを用いたストリームブロックの管理によれ
ば、だれかがシーケンスを消去しても、他の利用者が使
用するストリームブロックデータを誤って消去してしま
うおそれが無くなる。
【0046】以上、本発明のいくつかの実施形態とその
変形例を説明したが、本発明は上記の実施形態及び変形
例に限らず、種々の形態で実施することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のストリ
ームデータ記録編集装置によれば、ストリームデータを
分割して記録したストリームブロックのそれぞれに対応
して参照カウンタを設け、各ストリームブロックがいく
つのシーケンス情報から参照されているか又は参照され
ていないかを、対応する参照カウンタによって管理する
ので、各ストリームブロックの管理、特に自動消去を容
易かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一般的なストリームデータ記録編集装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るストリームデータ記録
編集装置において、ストリームデータを分割したストリ
ームブロックのそれぞれに参照カウンタを設けた構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の別の実施形態に係るストリームデータ
記録編集装置の参照カウンタの構成例を示すブロック図
である。
【図4】本発明の更に別の実施形態に係るストリームデ
ータ分割部を備えたストリームデータ記録編集装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】図4のストリームデータ記録編集装置を用いて
ストリームデータを記録する処理の例を示すブロック図
である。
【図6】記録されたストリームデータを編集する処理の
例を示す図である。
【図7】図6の編集が行われたときのシーケンス情報記
録部及びストリームデータ記録部の内部の様子を示す図
である。
【図8】シーケンス情報の再生の動作を説明するための
ブロック図である。
【図9】シーケンス情報の消去の動作を説明するための
ブロック図である。
【図10】本発明の更に別の実施形態に係るネットワー
クで接続されたストリームデータ記録編集システムの構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
30 ストリームブロック 32 参照カウンタ 40,41 シーケンス情報 61 ストリーム取込部 62 ストリームデータ分割部 63 ストリームデータ記録部 64 シーケンス情報記録部 65 ストリームデコード部 66 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 卓志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA14 GB01 GB06 GB11 GB38 JA21 JA22 JA24 JA30 KA05 KA20 LA14 5D110 AA04 AA27 AA29 BB20 CA05 CA06 CA16 CD15 CF06 CF13 CJ18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリームデータを取り込むストリーム取
    込部と、取り込まれたストリームデータを複数のストリ
    ームブロックに分けてランダムアクセス可能な記録媒体
    に記録するストリームデータ記録部と、前記ストリーム
    ブロックの再生順序を記述するシーケンス情報を記録す
    るシーケンス情報記録部とを備えたストリームデータ記
    録編集装置であって、 前記ストリームデータ記録部が、各ストリームブロック
    を参照しているシーケンス情報の数を記憶する参照カウ
    ンタを備えていることを特徴とするストリームデータ記
    録編集装置。
  2. 【請求項2】前記ストリームデータ記録部に記録された
    各ストリームブロックが前記参照カウンタを有する請求
    項1記載のストリームデータ記録編集装置。
  3. 【請求項3】前記参照カウンタが示すストリームブロッ
    クを参照するシーケンス情報の数がゼロになったとき
    に、該ストリームブロックを消去する請求項1又は2記
    載のストリームデータ記録編集装置。
  4. 【請求項4】前記ストリーム記録部の空き容量を確保す
    るために一部のストリームブロックを消去する際に、前
    記参照カウンタの値が小さいストリームブロックから順
    に消去する請求項1又は2記載のストリームデータ記録
    編集装置。
  5. 【請求項5】前記ストリーム記録部の空き容量が少なく
    なったときに、前記参照カウンタの値が小さいストリー
    ムブロックを安全に消去するために、該ストリームブロ
    ックを参照しているシーケンス情報の削除を促す請求項
    1又は2記載のストリームデータ記録編集装置。
  6. 【請求項6】前記ストリーム取込部から取り込まれたス
    トリームデータを時系列に分割するストリームデータ分
    割部を更に備え、前記ストリームデータ分割部は、前記
    ストリームデータを時系列に、かつ、論理的に複数のス
    トリームブロックに分割すると共に、各ストリームブロ
    ックの再生順序を記述するシーケンス情報を自動的に生
    成する請求項1から5のいずれか1項記載のストリーム
    データ記録編集装置。
  7. 【請求項7】前記ストリームデータが動画データであ
    り、前記ストリームデータ分割部は、前記ストリームデ
    ータを時系列に分割する際に、シーンの切れ目を境界と
    して論理的に複数のストリームブロックに分割する請求
    項6記載のストリームデータ記録編集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8565584B2 (en) 2007-02-02 2013-10-22 Sony Corporation Editing apparatus and editing method

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