JP2003209806A - 動画像記録方法 - Google Patents

動画像記録方法

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JP2003209806A
JP2003209806A JP2002345216A JP2002345216A JP2003209806A JP 2003209806 A JP2003209806 A JP 2003209806A JP 2002345216 A JP2002345216 A JP 2002345216A JP 2002345216 A JP2002345216 A JP 2002345216A JP 2003209806 A JP2003209806 A JP 2003209806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変長圧縮されたビデオデータに対する高速
再生、編集の効率的な実現を可能とする動画像記録方
法、再生方法、編集方法、及び装置を提供する。 【解決手段】 圧縮されたビデオ、オーディオデータを
多重化してディスクまたは半導体メモリに記録する際、
複数のフレームのまとまりをGOPとしたときにGOP
の開始位置、GOP毎に1つまたは複数のフレーム内符
号化フレームの終了位置と1つまたは複数の前方向予測
符号化フレームの終了位置、に関する多重化データの先
頭からの相対値をフレーム位置情報として前記の媒体に
記録する。高速再生は、前記フレーム位置情報を参照し
て行う。また、フレーム位置情報で管理されているフレ
ーム位置へのポインタを用いることにより、記録した多
重化データを変更せずに編集を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化されたビデ
オデータおよび符号化されたオーディオデータを多重化
した多重化データが記録される書き換え可能なディスク
メディアおよび前記多重化データが記憶される半導体メ
モリを用いた動画像記録再生編集方法および装置に関
し、高速再生、高速逆転再生等の特殊再生が可能で、ビ
デオ符号化データおよびオーディオ符号化データを書き
換えることなく再生順序の指定および部分的な再生を実
行することが可能な動画像記録方法、再生方法、編集方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオデータは、データレートが非常に
高いため、データを加工することなく磁気ディスク、光
ディスク、光磁気ディスク等のディスク媒体または半導
体メモリに記録するのは困難である。そのため、ビデオ
データやオーディオデータを高能率に符号化することに
より、視覚的、聴覚的に劣化することなくデータレート
をディスク媒体に記録可能なレートまで下げる方法が用
いられている。高能率符号化方式の例として、MPEG
(Moving Picture Experts Group:エムペグ)方式があ
る。
【0003】図14は、MPEG方式により動画像を圧
縮する例を示したものである。
【0004】同図において、複数の平行四辺形は、動画
を構成するフレームを表している。図14(a)の動画
像をMPEGで圧縮する過程を同図(b)、(c)に示
す。MPEGでは、12ビデオフレームや15ビデオフ
レームといった数枚のフレームをまとめてGOP(Grou
p Of Pictures)と呼ぶ。図14(b)において、GO
P130中のビデオフレームはIフレーム、Pフレー
ム、Bフレームに分類される。
【0005】Iフレームはフレーム内符号化されたこと
を示し、PフレームはIフレームから前方向の予測符号
化、またはPフレームから前方向の予測符号化されたこ
とを示す。BフレームはIフレームとPフレームの間も
しくはPフレーム間にあり、IフレームやPフレームの
両方向から予測符号化される。例として、Pフレーム1
31、Bフレーム132における予測の方向を矢印で示
す。
【0006】MPEGでは、図14(b)のフレーム順
序を同図(c)のように入れ換えて、ビデオ符号化デー
タを作成する。PフレームやBフレームはIフレームも
しくはIフレームから予測符号化されたビデオフレーム
から予測符号化するため、GOP内の全てのビデオフレ
ームを復号するには、まずIフレームから復号する必要
がある。すなわち、ランダムアクセスなどで、録画した
動画像の途中から再生する場合には、Iフレームから復
号する必要がある。また、Pフレームは前方向からの予
測なので、両方向から予測されるBフレームよりも比較
的容易に復号することができる。
【0007】MPEGにより圧縮されたビデオデータの
符号量は、短時間では時間に比例しない。そのため、各
フレームのビデオ符号化データ量も一定にならず、各フ
レームの符号化データの記録位置は一意的に定まらな
い。また、MPEGでは圧縮したビデオ符号化データと
オーディオ符号化をパケットと呼ばれる単位に分割し、
それらを多重化して多重化データを作成する。以下の説
明では、録画または撮影を開始してから終了するまでの
多重化データをビデオシーケンスと呼ぶことにする。
【0008】MPEGで圧縮されたビデオシーケンスを
高速再生する方法の1つに、通常再生で表示されるビデ
オフレームの中からいくつかのフレームを抜きだし、そ
れらのフレームのみ表示する手法がある。ディスクおよ
び半導体メモリは、その特徴である高速なランダムアク
セスを行うことにより、不連続な領域に記録されている
データを連続したデータのように再生することができ
る。しかし、MPEGで圧縮されたビデオシーケンスは
フレーム毎の符号量が一定ではなくフレームの開始位置
がわからないため、高速再生で表示するフレームデータ
のみを次々に読み込むことは困難である。高能率に符号
化された符号化データを用いて高速再生および編集作業
を実現する従来技術に、特開平8−45249号公報記
載の方法があり、ディスクに記録されたフレームデータ
の開始位置、終了位置を物理セクタの値を用いて管理す
ることが述べられている。
【0009】図20は、従来例を示したものである。
【0010】同図(b)はディスクの内容およびセクタ
データの区切り位置を示しており、例として2つのビデ
オシーケンス(ビデオシーケンス1、ビデオシーケンス
2)が示されている。ビデオシーケンスの先頭物理セク
タ、終了物理セクタおよびIフレーム、Pフレームの先
頭物理セクタ、終了物理セクタは、同図(a)のテーブ
ルで管理される。キーフレームとはIフレームおよびP
フレームを示し、キーフレームテーブルはIフレーム、
Pフレームの先頭が記録される物理セクタを示す「キー
開始セクタ207」、後端が記録される物理セクタを示
す「キー終了セクタ208」、およびIフレーム、Pフ
レームを区別するための「I、Pフラグ209」、次に
表示されるフレームへのポインタ(「次のフレームアド
レス206」)を管理する。
【0011】領域テーブルは、ビデオシーケンスが使用
する領域の最初の物理セクタを示す「開始セクタ番号2
03」、ビデオシーケンスが使用する領域の最後の物理
セクタを示す「終了セクタ番号204」、領域に記録さ
れている先頭のフレームを管理するキーフレームテーブ
ルの行へのポインタ(「開始フレームアドレス20
5」)を管理しており、1つのビデオシーケンスが連続
するセクタに保存できない時は連続した領域毎に「開始
セクタ番号」、「終了セクタ番号」、「開始フレームア
ドレス」を有し、それらの領域のつながりは、「次の領
域アドレス202」で管理される。
【0012】シーケンステーブルは、次に再生するビデ
オシーケンスへのポインタ(「次のシーケンスアドレス
200」)およびそのビデオシーケンスに対応する領域
テーブルの行へのポインタ(「領域テーブルアドレス2
01」)を有し、複数のビデオシーケンスの再生順番が
管理される。各テーブルの全ての行には使用未使用を表
すフラグが用意される。例として、同図(b)に示され
たビデオシーケンス1、2をディスクに記録する場合の
管理情報について説明する。
【0013】図中のIフレームにおいて、セクタ216
の物理セクタ値、セクタ217の物理セクタ値は、キー
フレームテーブルの未使用の行の「キー開始セクタ」、
「キー終了セクタ」に格納され、I、PフラグがIに設
定される。同様にして、Pフレームではセクタ218の
物理セクタ値、セクタ219の物理セクタ値がキーフレ
ームテーブルの前記と異なる未使用の行の「キー開始セ
クタ」、「キー終了セクタ」となり、I、PフラグがP
に設定される。キーフレームのつながりは「次のフレー
ムアドレス」で管理される。
【0014】ビデオシーケンス1に対して領域1の開
始、終了を示すセクタ212の物理セクタ値、セクタ2
13の物理セクタ値は領域テーブルの未使用の行の「開
始セクタ番号」、「終了セクタ番号」となり、領域1の
先頭のキーフレームテーブルの行へのポインタが「開始
フレームアドレス」で管理される。ビデオシーケンス1
の領域2の開始セクタ、終了セクタの物理セクタ値は領
域テーブルの前記と異なる未使用の行の「開始セクタ番
号」、「終了セクタ番号」となり、2つの領域のつなが
りは、「次の領域アドレス」で管理される。ビデオシー
ケンス1、ビデオシーケンス2の順番は、シーケンステ
ーブルの「次のシーケンスアドレス」で管理され、それ
ぞれのビデオシーケンスに対応する領域テーブルの行へ
のポインタが「領域テーブルアドレス」で管理される。
各テーブルにおいて、使用した行の使用、未使用フラグ
は使用に変更される。
【0015】上記のテーブルは、図示されていないディ
スクの特定のTOC領域に記録されており、ディスクを
挿入する時などに装置内のメモリに取り込まれ、ディス
クを取り出す時などにメモリに記憶されているテーブル
がディスクのTOC領域に記録される。上記従来例にお
ける高速再生について述べる。高速再生は、ディスクに
記録されたビデオシーケンスの中からいくつかのフレー
ムデータを読み込み、復号して得られたフレームデータ
を順次画面表示することにより行われる。
【0016】具体的には、再生装置のメモリに蓄えられ
ているキーフレームテーブルの「キー開始セクタ」、
「キー終了セクタ」を参照し、IフレームおよびPフレ
ームを構成するデータが記録されているディスクの位置
を求め、ディスクからIフレームおよびPフレームのデ
ータを取り込み、そのデータを復号して画像を画面に表
示する。そして、キーフレームテーブルの「次のフレー
ムアドレス」を参照して、次に表示するIフレーム、P
フレームの開始物理セクタの値、終了物理セクタの値が
記憶されているメモリのアドレスを取得し、上記の動作
を繰り返すことにより高速再生が実現される。高速再生
では、Iフレーム、Pフレームに比較して画像の復号化
が困難なBフレームの符号化データは、読み飛ばされ
る。
【0017】上記従来例におけるビデオシーケンスの編
集動作について述べる。
【0018】ビデオシーケンスの再生順番の変更は、ビ
デオシーケンスを管理しているシーケンステーブルの各
行に対して、「次のシーケンスアドレス」の値を次に再
生したいビデオシーケンスを管理しているシーケンステ
ーブルの行に対応するメモリのアドレス値に変更するこ
とにより行われる。これにより、複数のビデオシーケン
スを任意の順番で再生することができる。また、ビデオ
シーケンスの削除は、対象とするビデオシーケンスを管
理しているシーケンステーブル、領域テーブル、キーフ
レームテーブルの各行の「使用、未使用フラグ」を未使
用にし、削除するビデオシーケンスの前のビデオシーケ
ンスの「次のシーケンスアドレス」を削除するビデオシ
ーケンスの「次のシーケンスアドレス」の値に変更する
ことにより行われる。
【0019】ビデオシーケンスの一部を削除してシーン
の長さを短くする場合は、領域テーブルの「開始セクタ
番号」、「終了セクタ番号」のいずれか、または両方を
変更してビデオシーケンスのデータ量を小さくし、「開
始セクタ番号」を変更した場合は「開始フレームアドレ
ス」を変更後の領域の先頭のキーフレームを管理してい
るキーフレームテーブルのアドレスに変更する。そし
て、設定した「開始セクタ番号」、「終了セクタ番号」
の範囲外に記録されているデータで構成されるフレーム
を管理しているキーフレームテーブルの行の使用、未使
用フラグを未使用に変更することによりビデオシーケン
スの一部削除が行える。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】正方向の高速再生の動
作を図15を参照しながら説明する。
【0021】高速再生は、GOP140を構成するビデ
オシーケンスの一部をディスク、または半導体メモリか
ら読み込みIフレーム143、Pフレーム144、Pフ
レーム145を順番に再生し、再生装置の図示しないピ
ックアップをシーク、または半導体メモリの読み込みア
ドレスを変更して、数個先のGOP141の符号化デー
タの一部を読み込みI、P、Pフレームを順番に再生す
ることを繰り返すことにより行われる。
【0022】このとき、読み込まれる符号化データは、
IBBPBBPとなりIフレームの先頭から読み込みを
開始し、2枚目のPフレームを構成するデータの終りで
読み込みを終了する。(図15では、2枚目のPフレー
ムで読み込みを終了する例を示しているが、Pフレーム
の表示枚数を2枚に限定するものではない。また、Iフ
レームのみ表示することも考えられる。)読み込まれた
Bフレームは、Iフレーム、Pフレームと比較し復号化
が困難なため、再生を行わない。
【0023】再生するビデオフレームはIフレーム、P
フレームのみであるが、Bフレームの符号量はIフレー
ム、Pフレームに比べて小さいので、Iフレーム、Pフ
レームのみの符号化データのみを読みだすよりも全フレ
ームを連続して読みだして不用なBフレームの符号化デ
ータを再生せずに捨てる方が都合が良い。
【0024】上記の高速再生を実現するためには、GO
Pの開始位置、Iフレームの終了位置、Pフレームの終
了位置を管理すればよいが、従来例では全てのIフレー
ム、Pフレームの開始物理セクタ、終了物理セクタの値
を管理するため、テーブルを記憶する大きな容量のメモ
リが必要になる。
【0025】例えば、30フレーム/秒、Iフレーム+
Pフレーム対Bフレームの比を1対2としたときに、1
時間のビデオシーケンスでは36000フレームを管理
する必要があり、アドレス情報14ビット、セクタ情報
32ビットとすると約4Mビットのメモリが必要にな
る。また、従来例では、キーフレームテーブルに示され
たポインタ(「次のフレームアドレス」)は、次に再生
するフレームのみ示しているので、逆転方向のフレーム
を参照することができず、逆転方向の高速再生を行うこ
とができないという問題がある。
【0026】更に、テーブルは物理セクタの値を有する
ため、ディスクに記録されたビデオシーケンスを別のデ
ィスクにコピーするときに、同じ物理セクタの位置にコ
ピーしなければコピー先のディスクにおいてテーブルに
示されている物理セクタの値をそのまま用いることがで
きないため、コピー先のディスクで高速再生や編集を行
うことが困難である。また、テーブルのポインタ値を変
更することにより一部シーンの削除、再生順序の変更を
行った後に編集前の状態に戻ることができない。
【0027】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、高速
再生のためのフレーム位置を従来例より小さい容量で管
理する方法および装置、記録したビデオシーケンスをフ
レーム位置情報と共に他のディスクまたは半導体メモリ
へ転送したときに転送先のメディアで高速再生を可能と
する方法、ディスクまたは半導体メモリに記録されたビ
デオシーケンスを変更せずに任意のシーンを任意の順番
で再生する編集方法を提供するものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような手段を講じた。
【0029】即ち、本発明に係る動画像記録方法は、少
なくともビデオ符号化データとオーディオ符号化データ
を含む多重化データの記録媒体への記録方法において、
記録開始から記録停止までの前記多重化データと、前記
多重化データに含まれるフレーム内符号化されたビデオ
フレームの位置情報を記録し、前記多重化データを記録
したファイルの名称と前記位置情報を記録したファイル
の名称を共通の識別名を含む名称とするものである。
【0030】また、少なくともビデオ符号化データとオ
ーディオ符号化データを含む多重化データの記録媒体へ
の記録方法において、記録開始から記録停止までの前記
多重化データと、前記多重化データに含まれるフレーム
内符号化されたビデオフレームの位置情報を記録し、前
記多重化データを記録したファイルの名称と前記位置情
報を記録したファイルの名称を同一番号を含む名称とす
るものである。
【0031】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。まず、符号化データの記録
時の処理について説明する。図1は、本発明の実施の形
態のディスクを用いた動画像記録装置のブロック図の一
部を示したものである。
【0032】同図は、オーディオエンコーダ13、ビデ
オエンコーダ14、ビデオオーディオ多重化部12、検
出部a11、メモリ16、TOC管理部19、変換部a
20、制御部15、ECC10、ピックアップ18、デ
ィスク17で構成されている。
【0033】本実施の形態で用いるディスクの構造につ
いて説明する。
【0034】図16は、本発明に用いるディスクのセク
タの区切りとセクタ内のデータを横方向に示した図であ
り、ディスクはTOC領域151とファイルデータ領域
152とに分けられている。一例として、ファイルデー
タ領域にVSS#1、VSS#2という名前のファイル
のデータが記録された場合を示す。ここで、VSSとは
(Video Sequence Set)の略とし、複数のビデオシーケ
ンスのそれぞれをVSS番号で区別するために用いるこ
ととする。また、物理セクタの中で、データを書き込む
ことができるセクタを論理ブロックとし、その論理ブロ
ックのみ図に示した。論理ブロックと物理セクタの対応
は、本実施の形態では記述していないファイルシステム
で管理されており、本実施の形態では論理ブロックを対
象とする。TOC領域151は、ディスクを管理するた
めのデータで構成されており、ファイル名、ファイルの
データ容量、ファイルの開始論理ブロック番号、ファイ
ルが複数の連続セクタに存在する場合にそれらの領域の
つながりを示すリンク情報、ディスク全体の論理ブロッ
クの空き情報を示したテーブルなどが記録される。
【0035】図17は、論理ブロックの空き情報の管理
テーブルを示した図であり、このテーブルを参照するこ
とにより、ディスクの空き領域を検出してビデオシーケ
ンスやその他のファイルをディスクに記録することがで
きる。ビデオシーケンスをディスクに記録するときに連
続した領域が確保できない場合、記録装置のピックアッ
プのシーク時間がディスクの書き込みに影響しないよう
にするため、複数の領域のそれぞれがある一定数以上の
連続した論理ブロックになるように記録される。
【0036】図1のブロック図において、オーディオエ
ンコーダ13、ビデオエンコーダ14により圧縮された
オーディオ符号化データ、ビデオ符号化データは、ビデ
オオーディオ多重化部12でパケット化され、ヘッダ等
の情報が付加され多重化される。ここで、実際にはオー
ディオエンコーダ13、ビデオエンコーダ14に入力さ
れる圧縮前のオーディオデータ、ビデオデータが存在す
るが、これらのデータおよび発生経路は省略する。
【0037】検出部a11は、ビデオオーディオ多重化
部12から出力されたビデオシーケンスを一定データ長
毎にカウントし、送られてくるビデオシーケンスの中の
シーケンスヘッダコード、ピクチャスタートコード、ピ
クチャタイプを検出し、これらの情報からGOPの開始
位置、Iフレームの終了位置、Pフレームの終了位置を
後に説明する図7のフローチャートに従って求め、メモ
リ16にフレーム位置情報を転送する。ここで、シーケ
ンスヘッダコードは画像サイズ、画像レートなど同じ属
性を持つフレーム情報の開始コード、ピクチャスタート
コードはピクチャ(フレーム)の開始コード、ピクチャ
タイプは符号化方式(I、P、B)を表したものであ
り、これらはMPEGで規格化されているものである。
【0038】検出部a11を通過したビデオシーケンス
は、ECC10によりエラー訂正のための処理が行わ
れ、ディスクに記録される。メモリ16に記憶されたフ
レーム位置情報は、ビデオ、オーディオデータの符号化
を終了しビデオシーケンスをディスク17に記録した後
に、フレーム位置情報ファイルとしてディスクに記録さ
れる。フレーム位置情報ファイルの内容は後で述べる。
【0039】符号化データの記録時には、ファイル名、
ファイルサイズ、開始論理ブロック番号、連続した領域
に記録されていない場合のリンク情報、論理ブロックの
空き情報の管理テーブルがディスクのTOC領域に作成
され、VSSファイルおよび対応するフレーム位置情報
ファイルをファイルシステム上に構成する。TOC領域
に必要な情報はTOC管理部19で管理されており、動
画像を記録する前にディスク17からTOC情報が読み
込まれる。変換部a20は、TOC管理部19で管理さ
れる論理ブロック番号を物理セクタ値に変換して制御部
15に送る。
【0040】上記実施の形態において、ビデオエンコー
ダ14から圧縮したビデオフレームのピクチャタイプの
情報が得られる場合、検出部a11はピクチャタイプを
検出する機能を省いても構わない。また、メモリ16に
記憶されたフレーム位置情報データおよびTOC管理部
19で管理されているTOC情報をディスク17に記録
するタイミングは、符号化データをディスクに記録した
後に限定するものではなく、記録装置の電源が切られる
直前、またはディスクが取り出される直前などでも構わ
ない。
【0041】図1の検出部a11の動作を示した図7の
フローチャートについて説明する。
【0042】検出部a11は、ビデオオーディオ多重化
部12から送られてくるビデオシーケンスに対し、一定
のデータ長をブロックとしてブロック数をカウントしな
がら図7の検出動作を常に行う。ステップS90ではP
TCおよびPSCの初期値を設定する。PTC、PSC
は、それぞれIまたはPのピクチャタイプコード、Iフ
レームまたはPフレームの次のピクチャスタートコード
を検出したときに1となる変数である。
【0043】ステップS91、S92では、パック開始
コードを検出したときに、そのパック開始コードの先頭
が含まれているブロックの番号をBLOCKとする。ス
テップS93、S94、S95では、パケット開始コー
ドの検出かつPSC=1のときにIフレームまたはPフ
レームのデータの終了位置を検出したとして、パケット
開始コードの直前のデータが含まれているブロックの番
号とOLD_PIC_TYPEを図1のメモリ16に転
送し、PTC、PSCを0に戻す。ここで、OLD_P
IC_TYPEは1フレーム前のピクチャタイプを保持
する変数であり、このあとのステップで設定される。
【0044】ステップS96、S97では、シーケンス
ヘッダを検出したときにステップS92で求めたBLO
CKをGOPスタート位置として図1のメモリ16に転
送する。ステップS98、S99、S100では、ピク
チャスタートコードの検出を行い、PTC=1となって
いるときPSC=1とする。ステップS101、S10
2、S103では、ピクチャタイプコードを検出し、か
つIまたはPの場合にPTC=1にして、検出したピク
チャタイプをPIC_TYPEに格納する。上記の処理
は、ステップS104でビデオシーケンスの終了が検出
されるまで繰り返される。
【0045】以上の処理を行うことにより、GOPの開
始位置、I、Pフレームの終了位置を検出し、求めたブ
ロック番号を図1のメモリ16に転送している。上記の
フローチャート処理では、Iフレーム、Pフレームの終
了位置をIフレーム、Pフレームの次のビデオフレーム
の先頭を含むパケットの終りを含むブロックとして検出
している。Iフレーム、Pフレームの終了位置は、これ
に限定するものではなく、Iフレーム、Pフレームの終
りを含むパケットの終りを含むブロックとしても構わな
い。
【0046】また、フローチャートでは、I、Pフレー
ムの終了位置を全て検出しているが、全てを管理せず
に、GOPの先頭から2つめのPフレームまでというよ
うに制限することにより、より小さいメモリ容量による
管理を行うこともできる。本実施の形態では、GOPの
先頭に必ずシーケンスヘッダを配置することとする。以
下にその理由を説明する。
【0047】編集によりビデオシーケンスの中の一部を
再生、またはビデオシーケンスの先頭を含む一部を消去
する時、シーケンスヘッダをビデオシーケンスの先頭に
のみ記録するとビデオシーケンスの途中から再生したと
きにシーケンスヘッダを読み込むことができず、正常な
再生画面を得られない。そこで、本実施の形態ではシー
ケンスヘッダをビデオシーケンスの中の各GOPデータ
の先頭に配置することにより、ビデオシーケンスの途中
のGOPからの再生を可能にする。また、ビデオ、オー
ディオ多重化部において、パディングパケット、スタッ
フィングバイトなどMPEG方式で規格化されているビ
デオシーケンスの長さを調整するための意味のないデー
タを発生させることにより、GOPの先頭がブロックの
中のデータの先頭部分に配置されるようにして、ビデオ
シーケンスの中の一部のGOPの削除をブロック単位の
削除で行えるようにする。
【0048】ビデオシーケンスと図1のメモリ16の内
容との対応関係を図3に示す。
【0049】ビデオシーケンスにはオーディオ符号化デ
ータが含まれるが、オーディオデータはビデオデータに
比べてデータ量が少ないためオーディオデータを省略し
て図示した。テーブル31、32は、GOP毎にGOP
開始位置、Iフレーム終了位置、Pフレーム終了位置の
情報を有し、位置とはビデオシーケンスの先頭から数え
た相対的なブロック番号を意味する。このテーブルは、
1つのビデオシーケンスに対して1つ作成され、フレー
ム位置情報ファイル(VSS_ADR)と呼ぶことにす
る。また、複数のビデオシーケンスと対応するフレーム
位置情報ファイルを区別するために、VSSファイル、
VSS_ADRファイルの名前には重複しない番号が与
えられるものとする。例えば、番号1のVSSファイル
の名前はVSS#1となり、VSS#1に対応するフレ
ーム位置情報ファイルはVSS#1_ADRとなる。
【0050】図3のテーブルには、GOP毎に2枚のP
フレームの終了位置を管理することが示されているが、
管理するPフレームの終了位置の枚数は限定されるもの
ではなく、任意の枚数で構わない。ディスクから読み込
むデータの単位はセクタであるので、上記ブロックの長
さがディスクのセクタデータ長に等しいとき、効率的な
ディスクアクセスが実現できる。また、ブロック番号を
表現するビット数を少なくして、フレーム位置情報のデ
ータ量を小さくするためにブロックの長さをディスクの
セクタデータ長の整数倍にしてもよい。以下の説明で
は、ブロックの長さをセクタのデータ長に等しいものと
する。
【0051】次に、通常再生時の処理について説明す
る。
【0052】図2は、通常再生および高速再生のための
動画像再生装置のブロック図の一部を示したものであ
る。同図は、オーディオデコーダ21、ビデオデコーダ
22、検出部b23、ビデオオーディオ分離部25、メ
モリ16、TOC管理部19、変換部a20、変換部b
24、制御部15、ECC10、ピックアップ18、デ
ィスク17で構成されている。VSSファイルの再生が
指示されると、VSSファイルの番号に対応したTOC
情報およびフレーム位置情報ファイル(VSS_AD
R)がTOC管理部19およびメモリ16にそれぞれ読
み込まれる。
【0053】再生装置は、現在再生中のGOPとメモリ
16に記憶されているフレーム位置情報の対応関係を管
理するための図示しないメモリを有し、このメモリは現
在再生中のGOPと同じGOPの開始位置を管理してい
るフレーム位置情報のアドレス値を示すポインタを持つ
ものとする。通常再生中は、GOP開始位置を検出部b
23で監視し、シーケンスヘッダを検出した時に、前記
メモリの値をフレーム位置情報ファイルの対応するGO
P開始位置のアドレスの値に更新する。このように、再
生中のビデオシーケンスにおいて現在のGOPの開始位
置を常に管理することにより、通常再生から特殊再生に
切り替わった時にフレーム位置情報ファイルを参照する
ことで前後のGOPの符号化データをディスクから素早
く読み込むことができる。
【0054】上記実施の形態の通常再生の処理におい
て、TOC情報およびフレーム位置情報ファイル(VS
S_ADR)をディスクから読み込むタイミングは、ビ
デオシーケンス(VSS)を読み込む直前に限定するも
のではなく、ディスクを挿入した時点でTOC情報、フ
レーム位置情報ファイルのデータを一括して読み込む構
成にしても構わない。
【0055】次に、本実施の形態における高速再生の処
理を図15を参照しながら説明する。
【0056】高速再生は、GOP140を構成するビデ
オシーケンスの一部をディスク、または半導体メモリか
ら読み込みIフレーム143、Pフレーム144、Pフ
レーム145を順番に再生し、再生装置の図示しないピ
ックアップをシーク、または半導体メモリの読み込みア
ドレスを変更して、数個先のGOP141の符号化デー
タの一部を読み込みI、P、Pフレームを順番に再生す
ることを繰り返すことにより行われる。
【0057】このとき、読み込まれる符号化データは、
IBBPBBPとなりIフレームの先頭から読み込みを
開始し、2枚目のPフレームを構成するデータの終りで
読み込みを終了する。(図15では、2枚目のPフレー
ムで読み込みを終了する例を示しているが、Pフレーム
の表示枚数を2枚に限定するものではない。また、Iフ
レームのみ表示することも考えられる。)読み込まれた
Bフレームは、Iフレーム、Pフレームと比較し復号化
が困難なため、再生を行わない。
【0058】再生するビデオフレームはIフレーム、P
フレームのみであるが、Bフレームの符号量はIフレー
ム、Pフレームに比べて小さいので、Iフレーム、Pフ
レームのみの符号化データのみを読みだすよりも全フレ
ームを連続して読みだして不用なBフレームの符号化デ
ータを再生せずに捨てる方が都合が良い。上記におい
て、逆転方向の高速再生の場合、復号したI、P、Pフ
レームは、P、P、Iフレームのように逆の順番で表示
され、符号化データを読み込んだ後は、逆方向にシーク
を行い数GOP過去の符号化データを読み込む動作を繰
り返す。
【0059】上記の高速再生を実現するためのフローチ
ャートを図8に示し説明する。
【0060】ステップS110では、高速再生の速度、
方向によって、ジャンプの大きさ、GOP毎の表示フレ
ーム数、正逆方向の初期値を設定する。lengthは
位置情報ファイルの大きさを示し、adrはフレーム位
置情報テーブルにおける現在注目しているGOPの開始
位置を管理しているアドレスの値を示す。lengt
h、adrのアドレスの単位は図3のフレーム位置31
を表すデータ量とその位置の属性を示すフラグ32を表
すデータ量を足し合わせたものとする。図3の例で説明
すると、adrの値がGOP開始位置33を示している
とき、adr+1はIフレーム終了位置34、adr+
2はPフレーム終了位置35を示す。
【0061】ステップS112、S114では、設定し
た「GOP毎の表示フレーム数」を実際に表示可能か確
認する。ステップS113、S115、S116では、
表示可能なフレーム数pに応じて高速再生に必要な符号
化データをディスクから読み込み、再生を行う。ディス
クからのデータの読み込みは、図2のメモリ16から読
み込み開始ブロック番号および読み込み終了ブロック番
号、TOCを管理している図2のTOC管理部19から
対象となるVSSファイルの開始論理ブロック番号、デ
ータが連続した領域に記録されていない場合は領域間の
リンク情報を変換部b24に転送し、変換部はこれらの
情報よりディスクから読み込むデータの論理ブロック番
号を求め、変換部a20に転送する。
【0062】変換部a20は送られた論理ブロック番号
を物理セクタの値に変換し、得られた物理セクタの値に
従って制御部15がピックアップ18を制御することに
より、ディスクからデータが読み込まれる。ディスクか
ら読み込まれた符号化データは、ビデオ、オーディオ分
離部25によりビデオデータとオーディオデータに分離
される。このとき、ディスクから読み込まれるデータに
は、再生を行うIフレーム、Pフレームの間に再生を行
わないBフレームの符号化データが含まれている。スタ
ートコード検出部23は、ピクチャスタートコードとピ
クチャタイプを検出することにより、Iフレーム、Pフ
レームの符号化データのみをビデオデコーダ22に送
る。
【0063】ステップS115、S116において、逆
転方向の再生が指定されている場合はディスクから読み
込み復号したIフレーム、複数のPフレームを逆の順番
に再生する。また、再生するフレームの画像をそれぞれ
数フレーム連続して表示することにより、次回のステッ
プS113、S115、S116を実行するまでに、画
像の表示が終了して表示が途切れることが生じないよう
にする。
【0064】ステップS118、S119では、早送
り、巻き戻しにより表示がビデオシーケンスの範囲を越
えていないかチェックを行い、表示がビデオシーケンス
の範囲を越えてしまう場合は、高速再生の動作を終了す
る。まず、ステップS118で順方向の範囲外であるか
どうかを判定し、次にステップS119で逆方向の範囲
外であるかどうかを判定する。ステップS120でジャ
ンプ先のGOPが存在するかを判定し、存在する場合は
ステップS122においてadrをジャンプ先のGOP
に更新してステップS111に戻る。以上の処理を行う
ことにより、フレーム位置情報ファイルを用いた高速再
生が行われる。
【0065】図8のフローチャートはGOP毎の表示枚
数pが1〜3の例を示したが、本発明はpの値を限定す
るものではない。これは、ステップS114で条件分岐
がnのときにpが4以上の場合の処理を加えることによ
り実現できる。
【0066】次に、本実施の形態の編集処理について説
明する。
【0067】本発明の編集方法は、記録したビデオシー
ケンスを変更せずに任意の順番で再生を可能にすること
を特徴とする。この機能をユーザープログラムと呼ぶこ
とにする。ユーザープログラムでは、図5に示された項
目を複数設定することにより行われる。
【0068】1つの項目は、1シーンの動画像再生に対
応しており、「前の項目番号」、「次の項目番号」は、
対象としている項目の前後に再生されるシーンに対応し
た項目の番号が格納される。「VSS番号」は、再生す
るシーンがどのVSSファイルのデータかを示し、「開
始位置」、「終了位置」はVSS_ADRファイルのフ
レーム位置を示すポインタを格納することにより再生開
始位置、再生終了位置を示す。「画面効果」では、通常
再生、スロー再生、2倍速再生、モザイク処理、ぼかし
処理等の処理を指定することができる。
【0069】ユーザープログラムの設定方法を図9に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
【0070】ステップS130では、未使用な項目が存
在するか確認をする。これは、例えば図6に示すように
項目毎に使用、未使用を表すテーブルを用意しておき、
このテーブルを参照することで実現できる。新たな項目
が作成可能な場合、ステップS131で、編集対象とす
るVSSファイルを選択する。これは、例えばVSSフ
ァイルの代表画面をインデックス画像として表示し、イ
ンデックス画像の中から編集者が選択できるものとす
る。
【0071】ステップS132では、通常再生、特殊再
生を用いてユーザープログラムに登録するビデオシーン
の範囲を指定する。ステップS133では、指定した範
囲のビデオデータの画面効果を指定する。ステップS1
34では、ユーザープログラムに登録した命令の中で、
指定した再生を何番目に行うか指定する。ステップS1
35では、編集装置内の図示しないメモリに、VSS番
号、開始位置、終了位置、画面効果番号、前の項目番
号、次の項目番号を格納する。このとき、指定した項目
が一番最初に実行されるものである場合は前の項目番
号、指定した項目が一番最後に実行されるものである場
合は次の項目番号に格納する項目番号の値を用いること
とする。
【0072】ステップS136では、図6のテーブルで
使用した項目番号の値を未使用から使用に変更する。ス
テップS137、S138では、直前に実行される項目
のリンク情報(次の項目番号)、ステップS139、S
140では、直後に実行される項目のリンク情報(前の
項目番号)を更新する。
【0073】上記の処理を繰り返すことにより、ユーザ
ープログラムを構成することができる。上記実施の形態
の図5に示されたユーザープログラムおよび図6に示さ
れたテーブルは、複数のビデオシーケンスを管理する情
報としてディスクに保存される。ユーザープログラムを
用いることにより、ディスクに記録したビデオシーケン
スを変更せずに編集が可能なため、ユーザープログラム
の項目を消去することにより編集した内容を元の状態に
戻すことができる。また、複数のユーザープログラムを
作成することにより、より多くの再生パターンを作成す
ることも考えられる。上記のようにして作成されたユー
ザープログラムに従って再生を行うとき、ビデオシーケ
ンスの途中から再生が指示されている場合は、実際には
再生されない時間的に前の画像から予測されるフレーム
の再生画像が乱れる可能性がある。
【0074】このようなことを防ぐために、再生開始位
置はGOPの先頭とし、更に、途中から再生された最初
のGOPに対し図2の検出部b23においてブロークン
リンクのフラグを検出し値を変更する、再生されない画
像から予測されるBフレームのデータを図2のビデオデ
コーダ22に転送しない、ビデオデコーダで復号された
再生されない画像から予測されるBフレームの画像を表
示しない、のいずれかを行う必要がある。ここで、ブロ
ークンリンクとは、MPEGで定義されているGOPの
先頭のBピクチャが正確に再生できるかどうかを設定す
るフラグである。
【0075】上記実施の形態のユーザープログラムは、
編集者が選択したビデオシーンのみ再生することができ
るが、ビデオシーケンス自体を書き換える動作を行わな
いため、ユーザープログラムでは再生されないビデオシ
ーンがディスクから消去されず、結果としてディスクの
残り記録時間が減少してしまう。そこで、必要のないビ
デオシーンの符号化データを消去する処理方法を、図1
0のフローチャートを参照しながら説明する。
【0076】ステップS150、S151では、図示し
ないインデックス画像より消去対象とするVSSファイ
ルを選択し、再生、特殊再生を行うことにより削除する
ビデオシーンの範囲を指定する。ステップS152、S
153、S155により、削除するシーンがビデオシー
ケンスの先頭、終了を含んでいるかどうかを確認する。
削除シーンがビデオシーケンスの先頭または終了の一方
を含んでいる場合、ステップS156によりVSSファ
イルの長さを短くする。この動作は、ディスクのTOC
領域のファイルデータ長、リンク情報、論理ブロックの
空き情報の管理テーブル、ビデオシーケンスの先頭を含
む一部を削除した場合は開始論理ブロック番号を変更す
ることにより行われる。
【0077】ステップS158、S159では、削除す
るビデオシーンがビデオシーケンスの先頭、終了部分を
含まずに、中間のシーンのときに、ビデオシーケンスの
先頭から削除シーンの直前までと削除シーンの直後から
ビデオシーケンスの終了までの2つの動画データに分断
する。この場合、ビデオシーケンスの先頭から削除シー
ンの直前までを元のVSSファイルのデータ長を短くし
たものとし、削除シーンの直後からビデオシーケンスの
終了までを新規のVSSファイルとする。
【0078】新規VSSファイルは、ディスクのTOC
領域にファイル名、ファイルデータ長、開始論理ブロッ
ク番号、リンク情報を記録するだけでよく、ディスクの
ファイルデータ領域の内容を更新する必要はない。新規
VSSファイルの番号の付け方は、後に述べる方法に従
うこととする。変更または作成されたVSSファイルに
対応したフレーム位置情報ファイルも変更または作成さ
れる。削除するビデオシーンがユーザープログラム中で
参照されているか確認し、参照されている場合はユーザ
ープログラムから対象になる項目を削除する。ステップ
S154では、削除するシーンがビデオシーケンス全体
のときにVSSファイルを削除する。VSSファイルの
削除は、後に述べる方法に従うこととする。上記実施の
形態の動画シーンの削除は、削除する範囲を指定してい
るが、反対に残しておきたい範囲を指定してそれ以外の
動画シーンを削除するようにしてもよい。
【0079】上記実施の形態の動画シーン削除におい
て、先頭の一部が削除されたVSSファイル、または2
つのビデオシーンに分断されることにより新規に作成さ
れたVSSファイルに対して、対応するフレーム位置情
報ファイルはビデオシーケンスの先頭のデータが変更さ
れているので、フレーム位置を表すビデオシーケンスの
先頭からの相対ブロック番号に削除前の値をそのまま用
いることができない。これに対し、先頭の一部が削除さ
れたVSSファイルは元のビデオシーケンスにおける削
除したビデオシーンのブロック数、2つのビデオシーン
に分断されることにより新規に作成されたVSSファイ
ルは元のビデオシーケンスにおける先頭から削除シーン
の最後までのブロック数をオフセット値とし、そのオフ
セット値をフレーム位置情報ファイルの先頭に配置し
て、フレーム位置情報ファイルを参照するときはフレー
ム位置情報のテーブルに示された相対ブロック数からオ
フセット値を減ずることで、本発明の各種動作を行うこ
とができる。
【0080】オフセット値を格納する領域を加えたフレ
ーム位置情報を図4に示す。
【0081】上記オフセット値に関し、あらかじめ新規
に作成する全てのフレーム位置情報ファイルの先頭にオ
フセットを記録する領域を用意をしておき、オフセット
を必要としないフレーム位置情報ファイルはオフセット
値を0とする構成が考えられる。
【0082】次に、VSSファイルの新規作成と削除に
ついて説明する。
【0083】図12は、VSS番号順にVSSファイル
の作成の有無を示したテーブルである。このテーブルを
参照することにより、未使用なVSSファイルの番号が
確認できる。図11に図示しないインデックス画像の表
示順番を決定するためのテーブルを示す。新規VSSフ
ァイルを作成する場合、図12のテーブルを番号順に参
照し未使用のVSSファイルの番号を検出した時に、そ
の番号を新規に作成するVSS番号とする。そして、図
11のテーブルに新規VSSファイルの番号を追加す
る。VSSファイルを削除する場合、図12のテーブル
において指定した番号のVSSファイルを未使用の状態
に変更し、図11のテーブルで、指定した番号のVSS
ファイルを示す項目を消去して、消去した項目以降に表
示されるVSSファイルの順番を1つ繰り上げる。
【0084】そして、VSSファイルおよび対応するV
SS_ADRファイルのファイル名、ファイルサイズ、
開始論理ブロック番号、連続した領域に記録されていな
い場合のリンク情報をディスクのTOC領域から消去
し、論理ブロックの空き情報の管理テーブルを変更する
ことにより、VSSファイルおよび対応するVSS_A
DRファイルをファイルシステム上から消去する。削除
するVSSファイルがユーザープログラム中で参照され
ているか確認し、参照されている場合はユーザープログ
ラムから対象の項目を削除する。
【0085】図13は、VSSファイルを削除し、その
後新規VSSファイルを作成したときの例を示したもの
である。同図(a)に示された順番でVSS#1〜VS
S#6が存在するときに、VSS#3を削除した場合の
テーブルの状態を同図(b)に図示する。その後、新し
いVSSファイルを作成した場合、そのファイル名は未
使用な状態としてテーブルに示されているVSS#3と
なり、インデックス画像の表示順番は同図(c)とな
る。
【0086】上記のVSSファイルの作成、削除おい
て、図11および図12に示されたテーブルはファイル
としてディスクに記録される。また、上記のVSSファ
イルの作成、削除方法を実行することにより、作成した
VSSファイルの番号が連続する必要がなく、VSSフ
ァイルを削除する際に、他のVSSファイルの番号を詰
めるためのVSSファイル名の変更を行う必要がない。
【0087】次に、本発明の別の実施の形態について述
べる。
【0088】図18、図19は本発明の別の実施の形態
の動画像記録装置、動画像再生装置をそれぞれ示したも
のである。同図では、ビデオシーケンスの記録媒体に半
導体メモリ170を用いている。半導体メモリを用いた
例では、図1、図2のディスクを記録媒体とした装置で
用いられていた変換部a20、制御部15、ピックアッ
プ18は削除される。図18、図19のTOC管理部1
9および変換部b24は直接半導体メモリへアクセスす
るためのアドレス値を出力する。この実施の形態におい
ても、先のディスクを記録媒体とした実施の形態と同様
な記録、再生、編集処理を行うことにより、フレーム位
置情報に半導体メモリの絶対アドレス値を用いない管理
を行うことができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮されたビデオデータ、オーディオデータをディスク
に記録する際、GOPの開始位置、フレーム内符号化フ
レームの終了位置、前方向予測符号化フレームの終了位
置を管理しており、全てのIフレーム、Pフレームの開
始位置、終了位置を管理するよりも小さなメモリで高速
再生、編集のためのフレーム位置情報を管理することが
できるという効果がある。
【0090】また、本発明により記録されたディスクお
よび半導体メモリを動画像記録装置と同じ容量のメモリ
で高速再生、高速逆転再生できる効果があり、また、管
理するフレーム位置情報の内容はビデオシーケンスの先
頭からの相対的なデータ量でありディスクの物理セクタ
の値または半導体メモリの絶対アドレス値ではないた
め、記録された媒体から他の媒体へ、ビデオシーケンス
とフレーム位置情報ファイルの転送を行い、転送先の媒
体でフレーム位置情報ファイルを用いた高速再生を行う
ことができるという効果がある。
【0091】また、多重化データの先頭を含む部分的な
データの削除において、削除するブロック数をオフセッ
ト値として格納することにより、削除前のフレーム位置
情報ファイルの項目から削除シーンに対応する部分を消
去して間を詰めるだけでよく、項目の値を変更する必要
がないという効果がある。
【0092】また、フレーム位置情報ファイルを扱うた
めのメモリや検出部を付加するだけで高速再生や編集を
効率良く行うことができる。尚、本実施の形態では、M
PEG方式で圧縮された符号化データを対象としたが、
他の圧縮方式でもメモリや検出部を用いる圧縮方式にあ
わせて変更するだけで適用可能である。
【0093】また、フレーム位置情報に記録された位置
を指し示すポインタ等の情報を用いることにより、任意
のビデオシーンを任意の順番で再生することができるた
め、記録した符号化データを書き換えることなく編集を
行うことができ、設定したポインタを消去することによ
り元の状態に戻すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画像記録装置の構成を説明する図で
ある。
【図2】本発明の動画像再生装置の構成を説明する図で
ある。
【図3】フレーム位置情報ファイルの内容を説明する図
である。
【図4】フレーム位置情報ファイルの内容を説明する図
である。
【図5】ユーザープログラムの内容を説明する図であ
る。
【図6】ユーザープログラムの各項目を管理するテーブ
ルを示した図である。
【図7】フレーム位置情報ファイルの記録の処理の流れ
を示したフローチャート図である。
【図8】高速再生の処理の流れを示したフローチャート
図である。
【図9】ユーザープログラムの作成の流れを示したフロ
ーチャート図である。
【図10】ビデオシーケンスの一部を削除する処理の流
れを示したフローチャート図である。
【図11】ビデオシーケンスを管理するテーブルを示し
た図である。
【図12】ビデオシーケンスを管理するテーブルを示し
た図である。
【図13】ビデオシーケンスの削除例を示した図であ
る。
【図14】MPEG方式による圧縮の過程を説明する図
である。
【図15】本発明の高速再生の動作を説明する図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態に用いるディスクを示し
た図である。
【図17】TOC領域の一部を示した図である。
【図18】本発明の別の動画像記録装置の構成を説明す
る図である。
【図19】本発明の別の動画像再生装置の構成を説明す
る図である。
【図20】従来構成を説明する図である。
【符号の説明】
10 ECC 11 検出部a 12 ビデオオーディオ多重化部 13 オーディオエンコーダ 14 ビデオエンコーダ 15 制御部 16 メモリ 17 ディスク 18 ピックアップ 19 TOC管理部 20 変換部a 21 オーディオデコーダ 22 ビデオデコーダ 23 検出部b 24 変換部b 25 ビデオオーディオ分離部 31 フレーム位置格納領域 32 識別フラグ 33 GOP開始位置 34 Iフレーム終了位置 35 Pフレーム終了位置 40 オフセット 130、140〜141 GOP 131、144〜145 Pフレーム 132 Bフレーム 143 Iフレーム 151 TOC 152 ファイルデータ領域 170 半導体メモリ 200 次のシーケンスアドレス 201 領域テーブルアドレス 202 次の領域アドレス 203 開始セクタ番号 204 終了セクタ番号 205 開始フレームアドレス 206 次のフレームアドレス 207 キー開始セクタ 208 キー終了セクタ 209 I、Pフラグ 210 ビデオシーケンス1(領域1) 211 ビデオシーケンス1(領域2) 212〜219 物理セクタ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA23 GA11 GB06 GB08 GB15 GB37 HA24 HA25 5D044 AB05 AB07 BC06 CC06 DE24 DE38 DE53 EF05 FG23 GK08 5D077 AA23 BA15 BA26 CA02 DC08 DC12 EA01 EA34 5D110 AA17 AA19 AA27 AA29 DA04 DA05 DA15 DB03 DE01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともビデオ符号化データとオーデ
    ィオ符号化データを含む多重化データの記録媒体への記
    録方法において、記録開始から記録停止までの前記多重
    化データと、前記多重化データに含まれるフレーム内符
    号化されたビデオフレームの位置情報を記録し、前記多
    重化データを記録したファイルの名称と前記位置情報を
    記録したファイルの名称を共通の識別名を含む名称とす
    ることを特徴とする動画像記録方法。
  2. 【請求項2】 少なくともビデオ符号化データとオーデ
    ィオ符号化データを含む多重化データの記録媒体への記
    録方法において、記録開始から記録停止までの前記多重
    化データと、前記多重化データに含まれるフレーム内符
    号化されたビデオフレームの位置情報を記録し、前記多
    重化データを記録したファイルの名称と前記位置情報を
    記録したファイルの名称を同一番号を含む名称とするこ
    とを特徴とする動画像記録方法。
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