JP2001215619A - 光源装置及びプロジェクタ装置 - Google Patents

光源装置及びプロジェクタ装置

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JP2001215619A
JP2001215619A JP2000028356A JP2000028356A JP2001215619A JP 2001215619 A JP2001215619 A JP 2001215619A JP 2000028356 A JP2000028356 A JP 2000028356A JP 2000028356 A JP2000028356 A JP 2000028356A JP 2001215619 A JP2001215619 A JP 2001215619A
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reflecting
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Akiyoshi Wakafuji
晃由 若藤
Atsushi Shiba
篤志 柴
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Chinontec KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の光源を用いた光源装置の照度を均一化
するとともに効率を向上する。 【解決手段】 光源装置11は、第1及び第2の光源
,Lと、ミラーアレイ16とを備える。ミラーアレ
イ16は、レンズ光軸を法線とする基板部61上に、第1の
反射面部62及び第2の反射面部63を断面鋸刃状に多数交
互に形成する。第1の反射面部62及び第2の反射面部63
が山型に連続する部分の頂角は120度に設定する。各
光源L,Lは、レンズ光軸を挟んで対称に、レンズ
光軸に対して60度の角度で配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光源を用い
る光源装置及びプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、光源が照射した光を液晶
パネルで変調して画像を投射するプロジェクタ装置が用
いられている。このプロジェクタ装置は、光源のランプ
が照射した白色光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3
色に色分解し、これら分解した色光を各色光毎に液晶パ
ネルで光変調した後にダイクロイックプリズムで合成
し、さらに投射レンズを介してスクリーン面に投射し、
カラーの投射像を得るようになっている。また、光源の
ランプは、ハロゲンランプなどの白熱電球あるいはメタ
ルハライドランプなどの放電ランプと、回転放物面状の
鏡面を備えたリフレクタやレンズなどとを組み合わせて
構成されている。
【0003】そして、このようなプロジェクタ装置にお
いて、投射像の照度を高めるために光源の照度を高める
場合、照度のより大きいランプを用いる構成や、複数の
ランプを用いる構成が考えられる。そして、これら両者
の構成を比較すると、同じ照度を得ようとする場合、1
個の大型のランプを用いるよりも、複数のランプを用い
た方が、ランプの電源の大きさやコストの点では有利と
なる。
【0004】この点、複数のランプを用いて投射光の照
度を高める構成として、例えば、特開平11−1191
51号公報に示されるように、複数のランプを対称に配
置するとともに、各ランプから照射された光線の光束幅
をプリズムで絞る構成が知られている。そして、この構
成では、コンデンサレンズ、リレーレンズ、液晶パネ
ル、投射レンズなどの光軸(以下、レンズ光軸)を挟ん
で2個の光源が対称に配置され、各光源からの投射光は
スクリーン面において、レンズ光軸を挟んで概ね対称の
位置をそれぞれ偏重して照明する。従って、この構成で
は、各光源の照度が等しくない場合に、レンズ光軸を挟
んだ両側の位置でスクリーン面に照度斑を生じることに
なる。また、光源からの光束をプリズムを利用して所定
の光路に導くため、プリズムを透過する際の光量の損失
により効率の向上が困難となる問題を有している。
【0005】この点、例えば、特開平10−19794
8号公報に記載されているように、2個の光源の投射光
を1個のプリズムアレイに入射させてレンズ光軸上に重
畳させ、スクリーン面において各光源がそれぞれ全面を
照明するようにした構成が知られている。すなわち、こ
の構成では、各光源の照度が異なることによる照度斑は
解消できるが、各光源の光束は全てプリズムアレイを透
過するため、プリズムアレイを透過する際の光量の損失
により効率の向上が困難となる問題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のように、複
数の光源を用いる構成において、均一性を向上するた
め、各光源の光束をプリズムに入射して重畳させる構成
では、プリズムを透過する際の光量の損失により効率の
向上が困難になる問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、複数の光源を用い、均一で効率良く照度を向上で
きる光源装置及びプロジェクタ装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光源装置
は、出射方向に直交して対向する所定面上に、頂角12
0度の鋸刃状をなして2方向に傾斜した第1及び第2の
反射面部を複数交互に配置したミラーアレイと、前記第
1の反射面部に対向し第2の反射面に沿って光を照射す
る第1の光源と、前記第2の反射面部に対向し第1の反
射面に沿って光を照射する第2の光源とを具備したもの
である。
【0009】そして、この構成では、第1の光源から照
射した光は第1の反射面部で反射され、第2の光源から
出射された光は第2の反射面部で反射されて、略重畳さ
れた状態で、出射方向に出射され、各光源の照度が異な
る場合にも略均一な照明が可能になる。また、光束は、
反射により案内されるとともに、ミラーアレイは、頂角
120度の鋸刃状に第1及び第2の反射面部を配置し、
各光源を出射方向に対して60度の角度で光を照射させ
ることにより、一方の反射面部に対向し、かつ他方の反
射面部に沿って光源を配置することが可能になり、各光
源からの光束が遮られることなく所望の反射面部に照射
され、効率よく照度が向上する。ここで、このミラーア
レイの頂角が120度より小さい場合は、各反射面部の
全面に光束を照射することが困難になり、また、光束を
全て反射させるためには、ミラーアレイの大型化が必要
になる。一方、頂角が120度より大きい場合は、一方
の光源から照射された光束がそれぞれ山型の両面の反射
面部で反射されてしまい、光源の反体側の反射面部で反
射された光束は、出射方向から外れた方向に反射され、
各光源の光束の利用効率が低下することになる。
【0010】請求項2記載の光源装置は、入射部から入
射した光を複数の出射部から出射方向に出射するプリズ
ム部、及び前記各出射部間にそれぞれ前記出射方向に所
定の角度をなして配置された複数の反射面部を設けた反
射部を備えたミラープリズムアレイと、前記入射部に光
を照射する第1の光源と、前記反射部に光を照射する第
2の光源とを具備したものである。
【0011】そして、この構成では、第1の光源から照
射した光はプリズム部に入射部から入射し、複数の光束
に分割されて出射部から出射方向に出射され、第2の光
源から出射された光は反射部の反射面部で反射されて出
射方向に出射され、互いに、略重畳された状態で出射方
向に出射され、各光源の照度が異なる場合にも略均一な
照明が可能になる。また、第2の光源から出射された光
は、プリズムを透過せずに反射により案内されるので、
複数の光源の全てをプリズムを透過させる構成に比べ、
効率よく照度が向上する。
【0012】請求項3記載の光源装置は、請求項1また
は2記載の光源装置において、第1及び第2の光源を一
体的に支持する光源連結手段と、少なくとも一方の光源
に対向し、この一方の光源の光束を所定の角度に反射す
る反射面を備えた反射手段とを具備したものである。
【0013】そして、この構成では、複数の光源を並べ
て配置したうえで、これら光源から照射された略平行な
一対の光束の一方を反射手段を用いて所定の角度に反射
し、一対の光束をミラーアレイあるいはミラープリズム
アレイに互いに異なる所定の角度で入射することが可能
になり、複数の光源を互いに離間して配置する構成に比
べて、光源装置の構造の簡略化や小型化が可能になる。
さらに、複数の光源が光源連結手段で一体的に支持され
るため、光源の保守作業が容易になる。
【0014】請求項4記載のプロジェクタ装置は、請求
項1ないし3いずれか記載の光源装置と、光を変調する
変調手段と、変調された光を投射する投射光学系を含
み、前記光源が照射した光を前記変調手段を介して前記
投射光学系に導く光学要素とを具備したものである。
【0015】そして、この構成では、請求項1ないし3
いずれか記載の光源装置を備えたので、複数の光源を用
い、均一で効率良く投影像の照度の向上が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光源装置及びプロ
ジェクタ装置の一実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0017】図1において、10は光学機器であるプロジ
ェクタ装置で、このプロジェクタ装置10は、投写型表示
装置、液晶投射装置、液晶プロジェクタ装置などとも呼
ばれるものであり、光源装置11を構成する複数個、本実
施の形態では第1及び第2の光源L,L、複数の光
学要素で構成される照明光学系13及び投射光学系14、図
示しない冷却ファン、制御回路、操作部、表示部、電源
装置、及びこれらを収納する筐体15などにて構成されて
いる。
【0018】なお、以下、このプロジェクタ装置10を水
平面上に配置し、かつ、投影面としてのスクリーンに対
向して配置した状態で、スクリーン側を前側として説明
する。
【0019】そして、プロジェクタ装置10の構成部品と
しては、光源装置11は、2個の光源L,Lのほか、
ミラーアレイ16を備え、各光源12は、図示しない光源本
体、及びリフレクタ22などを備えている。また、照明光
学系13は、第1及び第2のレンズアレイ23,24、偏光発
生手段25、第1の集光レンズ26、第1ないし第4の反射
ミラー31,32,33,34、色分離手段としての第1及び第
2のダイクロイックミラーDM1 ,DM2 、複数の集光レン
ズ35,36,37a、中間レンズ37b,37c、偏光発生手段を
構成する偏光板41,42,43、変調手段である表示パネル
としての3枚の液晶パネルLCr ,LCg ,LCb 、及び色合
成手段としてのダイクロイックプリズムDXP などを組み
合わせた表示ユニットなどを備えている。また、投射光
学系14は、鏡筒45と、この鏡筒45に収納された図示しな
い投射レンズ、この鏡筒45を駆動する駆動手段などを備
えている。
【0020】さらに、プロジェクタ装置10の各構成部品
について説明すると、筐体15は、ダイクロイックプリズ
ムDXP などからなる表示ユニット及び投射光学系14が取
り付けられたマグネシウム合金などの金属製の第1基体
と、合成樹脂などにて形成され、照明光学系13を構成す
る各部材が取り付けられ、全体として、表示ユニットに
連通して光源装置11側から光源L,Lの投射光が通
過する管体状に形成された第2基体と、これら第1基体
および第2基体を収納し、さらに、光源装置11、制御回
路及び電源装置などを収納するとともに、外面に操作部
および表示部などが設けられた筐体本体とを備えてい
る。
【0021】また、光源装置11は、第2基体と一体また
は別体の基体に第1及び第2の光源L,Lとミラー
アレイ16となどを位置決めして取り付けて構成されてい
る。そして、各光源L,Lの光源本体は、ハロゲン
ランプなどの白熱電球あるいはメタルハライドランプな
どの放電ランプであり、これら光源本体の点状の発光部
から照射された白色光である光は、矩形状の開口部を有
する放物面状の鏡面を備えたリフレクタ22で反射され、
所定方向に出射する。
【0022】そして、ミラーアレイ16は、基板部61に備
えられている。この基板部61は、前側正面視を矩形状と
していて前側面には平面部61Pが形成され、この平面部6
1Pを照明光学系13のレンズ光軸と直交するように配置し
所定面としている。すなわち、平面部61Pはその中央の
法線が照明光学系13のレンズ光軸と略一致するように配
置されている。そして、ミラーアレイ16は、第1の反射
面部62と第2の反射面部63とで構成され、これら第1及
び第2の反射面部62,63は、平面部61P上に、この平面
部61Pの法線と平行な出射方向Fすなわち照明光学系13
のレンズ光軸と各光源L,Lの光束の光軸とに対し
て互いに反対側に所定角度だけ傾斜していて、出射方向
Fに直交する水平方向に複数交互に連続して配置されて
いる。すなわち、ミラーアレイ16は連続した山形である
断面鋸刃状の多列に形成されている。そして、第1及び
第2の反射面部62,63はアルミ蒸着などにより鏡面加工
が施され、また、上下方向、すなわち水平面に直交する
方向に長い矩形状に形成されている。そして、各反射面
部62,63のレンズ光軸に対する角度は60度に設定さ
れ、すなわち、山型の部分の頂角は120度に設定され
ている。
【0023】そして、各光源L,Lは、レンズ光軸
を挟んで対称に、また各光源L,Lの光束の光軸が
ミラーアレイ16の反射面上で互いに交差し、さらにレン
ズ光軸に対して60度の角度をなして配置されている。
すなわち、第1の光源Lの照射方向は、第1の反射面
部62の法線に対して30度の角度をなし、第2の反射面
部63の面方向と平行となっている。同様に、第2の光源
の照射方向は、第2の反射面部63の法線に対して3
0度の角度をなし、第1の反射面部62の面方向と平行と
なっている。
【0024】そこで、第1の光源Lの光束は、第1の
反射面部62で反射され、第2の光源Lの光束は、第2
の反射面部63で反射され、すなわち、2個の光源L
から照射された光束は、ミラーアレイ16の反射面部
62,63で反射され、レンズ光軸である同一光軸上に重畳
されて、出射方向Fに向かい照明光学系13に投射され
る。
【0025】また、この光源装置11から出射された投射
光が入射される第1及び第2のレンズアレイ23,24は、
インテグレータレンズあるいはマルチレンズなどとも呼
ばれるもので、各液晶パネルLCr ,LCg ,LCb と概ね同
じ縦横比の正面視矩形状の複数のレンズ要素をマトリク
ス状に配列し、光源装置11からの投射光をこれらレンズ
要素に対応した数の光束に分割するようになっている。
【0026】また、偏光発生手段25は、投射光に含まれ
る異なる偏光方向の光を互いに分離する偏光分離手段で
ある偏光分離ユニットアレイと、互いに分離された偏光
光のいずれか一方の偏光方向を変換する偏光変換手段と
しての選択位相差板とを備え、光源装置11から出射され
たランダムな偏光方向の投射光の偏光方向を揃えるよう
になっている。すなわち、偏光分離ユニットアレイに
は、全反射面と、蒸着などして形成された偏光分離面と
が左右方向に交互に光軸に対して45度の入射角を有し
て規則的に配置され、偏光分離ユニットアレイに入射し
た光は、偏光分離面を通過して直進するP波(P偏光光
束)と、偏光分離面で反射され、さらに全反射面で反射
されたS波(S偏光光束)とに分離されて、選択位相差
板に出射される。そして、この選択位相差板には、例え
ばP波が出射される位置にのみλ/2位相差板が配置さ
れ、偏光分離ユニットアレイから出射されたP波は、各
λ/2位相差板を通過する際に偏光方向の回転作用を受
けてS波に変換される。このようにして、光源装置11か
ら出射されたランダムな偏光方向の投射光の偏光方向
は、例えばS波に揃えられて出射される。
【0027】さらに、この投射光は、第1の集光レンズ
26及び第1の反射ミラー31を介して、第1のダイクロイ
ックミラーDM1 に入射される。この第1のダイクロイッ
クミラーDM1 は、レンズ光軸に対して例えば45度傾斜
して配置され、赤色光を透過して直進させ、青色光およ
び緑色光を側方に反射する。さらに、第1のダイクロイ
ックミラーDM1 の側方には、第2のダイクロイックミラ
ーDM2 が平行に配置され、この第2のダイクロイックミ
ラーDM2 は、青色光を透過して直進させ、緑色光を前方
に反射する。このようにして、第1及び第2のダイクロ
イックミラーDM1 ,DM2 により、赤緑青(RGB)の3
原色に色分離を行う。
【0028】そして、互いに色分離された色光である各
投射光の、第1及び第2のレンズアレイ23,24のレンズ
要素で分割された光束は、第1の集光レンズ26により、
各集光レンズ35,36,37aに重畳されるように導かれ、
これら集光レンズ35,36,37aにより、液晶パネルLCr
,LCg ,LCb に入射する光束が平行化される。なお、
集光レンズ37aにより平行化される青色光については、
中間レンズ37b,37c及び第3及び第4の反射ミラー33,
34を介して導かれ、液晶パネルLCb に入射している。ま
た、赤色光については、第2の反射ミラー32を介して集
光レンズ35に導かれている。
【0029】なお、光学系を構成する各部材の一部、例
えば、各反射ミラー31,32,33,34、第1及び第2のレ
ンズアレイ23,24などは、ねじなどを備えた位置調整装
置により位置調整可能に支持され、投射光の光軸を変位
可能になっている。
【0030】そして、互いに色分離されて平行化された
色光である各投射光は、それぞれガラス基板上に位相差
板と偏光板とを積層した偏光板41,42,43を通過して所
定の偏光方向に揃えられ、ダイクロイックプリズムDXP
の3方の光入射面に対向して支持された各液晶パネルLC
r ,LCg ,LCb に投射される。
【0031】そして、各液晶パネルLCr ,LCg ,LCb
は、それぞれフレキシブル基板などを介して制御回路に
接続されて画素が制御され、偏光板41,42,43からの偏
光光に画像信号に応じた光変調を与える。そして、各液
晶パネルLCr ,LCg ,LCb を透過する際に光変調された
色光は、3方の光入射面からダイクロイックプリズムDX
P に入射される。このダイクロイックプリズムDXP は、
クロスプリズムなどとも呼ばれるもので、4個の直角プ
リズム同士の貼り合わせ面に、所定の光学特性を有する
光学膜である赤反射ダイクロイック面Drと青反射ダイク
ロイック面Dbとが、互いに直交するように形成されてい
る。すなわち、赤反射ダイクロイック面Drは、赤色光R
を反射し、これより波長の短い光、すなわち緑色光G及
び青色光Bを透過する。また、青反射ダイクロイック面
Dbは、青色光Bを反射し、これより波長の長い光すなわ
ち緑色光G及び赤色光Rを透過する。そこで、赤色光
は、赤反射ダイクロイック面Drで反射されて投射光学系
14に至り、青色光は青反射ダイクロイック面Dbで反射さ
れて投射光学系14に至り、また、緑色光は、両ダイクロ
イック面Dr,Dbを共に透過して投射光学系14に至り、色
合成される。そして、この投射光学系14により、投射光
がスクリーンに拡大して投射され、スクリーン上で投影
像(カラー画像)を構成する。
【0032】そして、本実施の形態によれば、光源装置
11を用いたため、効率よく照度を向上でき、投影像の照
度を向上できるとともに、光束の各位置の照度を均一化
でき、投影像の品位を向上できる。
【0033】すなわち、単一の大型の光源を用いるので
はなく、複数の光源L,Lを用いたため、照度を向
上できるとともに、消費電力は同一でも、電源装置を容
易に小型化できる。
【0034】また、複数の光源L,Lの光束を重畳
させるミラーアレイ16は、それぞれ反体側に60度傾斜
した第1の反射面部62及び第2の反射面部63を多数備
え、すなわち、頂角が120度の連続した山型である断
面鋸刃状に形成されているとともに、このミラーアレイ
16に光学的に対向して、各光源L,Lは、レンズ光
軸を挟んで対称に、レンズ光軸に対して60度の角度を
なして配置したため、各光源L,Lの光束を最大限
有効に反射して、効率よく照度を向上できる。すなわ
ち、ミラーアレイ16の頂角が120度より小さい場合
は、各反射面部62,63の全面に光束を照射することが困
難になり、また、光束を全て反射させるためには、ミラ
ーアレイ16の大型化が必要になる。一方、頂角が120
度より大きい場合は、一方の光源から照射された光束が
それぞれ山型の両面の第1の反射面部62及び第2の反射
面部63で反射されてしまい、光源の反体側の反射面部で
反射された光束は、レンズ光軸から外れた方向に反射さ
れ、各光源L,Lの光束の利用効率が低下すること
になる。
【0035】また、複数の光源L,Lの光束は、互
いに略重畳されるため、各光源L,Lの光束に特性
のばらつきがある場合にも、光源装置11から出射される
光束の各位置の照度を均一化できる。
【0036】さらに、ミラーアレイ16は、各光源L
の光束を鏡面で反射して利用するため、光束を屈折
させて案内するプリズムを用いる構成に比べ、損失が少
なく、容易に照度を向上できる。
【0037】次に、図2ないし図4を参照して、本発明
の第2の実施の形態を説明する。なお、図1に示す第1
の実施の形態と同様の部分は同一の符号を付して説明を
省略する。
【0038】すなわち、この構成では、光源装置71を除
き、プロジェクタ装置10の構成は第1の実施の形態と同
様である。
【0039】そして、光源装置71は、第1及び第2の光
源L,Lを備える他、ミラープリズムアレイ73を備
えており、第1の光源Lは、ミラープリズムアレイ73
の裏面側に所定の角度で光学的に対向し、第2の光源L
は、ミラープリズムアレイ73の表面側に所定の角度で
光学的に対向して光束を照射するように配置される。
【0040】そして、ミラープリズムアレイ73は、ガラ
ス製のプリズム部74と、このプリズム部74の一部にアル
ミ蒸着などして光を反射する鏡面を形成した反射部75と
を備えている。そして、プリズム部74は、裏面側の全面
に、照明光学系13のレンズ光軸と直交する平面状の入射
部76を備えるとともに、表面側には、所定の角度に傾斜
した正面視略矩形状の多数の出射部77が所定間隔で形成
されている。また、反射部75は、出射部77同士の間に配
置される正面視略矩形状の多数の反射面部78を備えてい
る。そして、各反射面部78は、出射部77が表面側に最も
突出した部分で一端部を出射部77に連接し、出射部77と
反体側に傾斜して形成されている。また、反射面部75の
他端部は、所定面に対して略垂直な平面状の連設部79を
介して出射部77と連接している。そして、出射部77と反
射面部78とは、上下方向すなわち水平面と直交する方向
に長い矩形状に形成されている。
【0041】そして、この第2の実施の形態では、各出
射部77は、レンズ光軸に沿った出射方向Fから27.5
00度傾斜して形成され、各反射面部78は、レンズ光軸
に沿った出射方向Fから60.000度傾斜して形成さ
れている。
【0042】そして、第1の光源Lの光束は、入射部
76を含む面から50.441度、すなわち、レンズ光軸
に沿った出射方向Fから39.559度傾斜した光束を
入射部76に入射させる。すると、この光束は、入射部76
で屈折し、さらに、各出射部77で屈折され、レンズ光軸
に沿った複数の光束として出射される。
【0043】また、第2の光源Lの光束は、レンズ光
軸に沿った出射方向Fから60.000度傾斜した光束
を各反射面部78に照射する。すると、この光束は、各反
射面部78で反射し、レンズ光軸に沿った複数の光束とし
て出射される。
【0044】このようにして、この第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態と同様に、レンズ光軸に沿った出
射方向Fに、第1及び第2の光源L,Lの光束を略
重畳した均一な光束を効率よく照射することができる。
【0045】さらに、この第2の実施の形態では、複数
の光源L,Lを、ランプ光軸を挟んで配置する必要
がなく、ランプ光軸の一方の側に複数の光源L,L
を配置できるため、光源装置71及びこの光源装置71を用
いた光学機器の小型化を容易にできる。
【0046】また、この第2の実施の形態では、一方の
光源Lから照射された光束は、プリズム部74を透過す
るが、他方の光源Lから照射された光束は反射されて
案内するため、複数の光源の光束をいずれもプリズムに
透過させる構成に比べて、効率を容易に向上できる。
【0047】なお、照明光学系13のレンズ光軸あるいは
出射方向Fと入射部76と出射部77と第1の光源Lとの
相互間の配置等、また出射方向Fと反射面部78と第2の
光源Lとの相互間の配置等は、本実施例に限定される
ものでなく、第1の光源Lの光束が出射部77からレン
ズ光軸に沿って出射し、また第2の光源Lの光束が反
射面部78でレンズ光軸に沿うように出射するようにそれ
ぞれを相互に適切に配置等すればよい。
【0048】なお、上記の各実施の形態では、第1及び
第2の光源L,Lは互いに同一の構成のランプを用
いたが、これら光源の光束は略重畳されるため、互いに
輝度などの特性の異なる光源を用いることもできる。
【0049】また、第1及び第2の光源L,Lから
出射される光束は、直接ミラーアレイ16あるいはミラー
プリズムアレイ73に照射する他、反射ミラーなどの案内
手段で案内して、ミラーアレイあるいはミラープリズム
アレイに照射することもできる。
【0050】例えば、図5に示す第3の実施の形態のよ
うに、ミラープリズムアレイ73の裏面側の入射部76に光
学的に対向して、反射面81を備えた反射ミラーなどの反
射手段82を配置し、プリズム部74を透過する側の第1の
光源Lの光束を反射させ、第1及び第2の光源L
を互いに近接して配置し、さらに、同方向に向かっ
て並設し、装置の小型化、配線の簡略化などを図ること
ができる。
【0051】さらに、この図5に示す第3の実施の形態
のように、第1及び第2の光源L,Lを一体的に光
源連結手段90で連結して支持し、あるいは複数の発光部
を一体的に設けた光源を用いることもできる。そして、
この構成では、2個の光源L ,Lを同じ基台の上に
支持できるため、光源L,Lの着脱を一作業で実行
でき、組立作業及びランプ交換などの保守作業などの作
業性を向上できる。
【0052】さらに、プロジェクタ装置10については、
種々の構成を採りうるもので、反射ミラー、集光レンズ
などは適宜の配置を採ることができる。また、表示パネ
ルは、液晶パネルLCr ,LCg ,LCb に限られるものでは
なく、他のデバイスを用いた表示パネルを用いることも
できる。そして、光学要素も、ダイクロイックプリズム
DXP に限られるものではなく、2枚の表示パネルを用い
る構成などでは、ダイクロイックミラーを用いることも
できる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の光源装置によれば、第1
の光源から照射した光は第1の反射面部で反射され、第
2の光源から出射された光は第2の反射面部で反射され
て、略重畳された状態で、出射方向に出射され、各光源
の照度が異なる場合にも略均一に照明できる。また、光
束は、反射により案内されるとともに、ミラーアレイ
は、頂角120度の鋸刃状に第1及び第2の反射面部を
配置し、各光源を出射方向に対して60度の角度で光を
照射させることにより、一方の反射面部に対向し、かつ
他方の反射面部に沿って光源を配置することが可能にな
り、各光源からの光束を遮られることなく所望の反射面
部に照射し、効率よく照度を向上できる。
【0054】請求項2記載の光源装置によれば、第1の
光源から照射した光はプリズム部に入射部から入射し、
複数の光束に分割されて出射部から出射方向に出射さ
れ、第2の光源から出射された光は反射部の反射面部で
反射されて出射方向に出射され、互いに、略重畳された
状態で出射方向に出射され、各光源の照度が異なる場合
にも略均一に照明できる。また、第2の光源から出射さ
れた光は、プリズムを透過せずに反射により案内される
ため、複数の光源の全てをプリズムを透過させる構成に
比べ、効率よく照度を向上できる。
【0055】請求項3記載の光源装置によれば、請求項
1または2記載の効果に加え、複数の光源を並べて配置
したうえで、これら光源から照射された略平行な一対の
光束の一方を反射手段を用いて所定の角度に反射し、一
対の光束をミラーアレイあるいはミラープリズムアレイ
に互いに異なる所定の角度で入射することが可能にな
り、複数の光源を互いに離間して配置する構成に比べ
て、光源装置の構造を簡略化できるとともに小型化でき
る。さらに、複数の光源が光源連結手段で一体的に支持
されるため、光源の保守作業を容易にできる。
【0056】請求項4記載のプロジェクタ装置によれ
ば、請求項1ないし3いずれか記載の光源装置を備えた
ため、複数の光源を用い、均一で効率良く投影像の照度
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す光源装置及びプロ
ジェクタ装置の構成図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す光源装置及びプ
ロジェクタ装置の構成図である。
【図3】同上光源装置の一部の説明図である。
【図4】同上光源装置の一部の説明図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す光源装置
の構成図である。
【符号の説明】
10 プロジェクタ装置 11,71 光源装置 14 投射光学系 16 ミラーアレイ 62 第1の反射面部 63 第2の反射面部 73 ミラープリズムアレイ 74 プリズム部 75 反射部 76 入射部 77 出射部 78 反射面部 81 反射面 82 反射手段 90 光源連結手段 F 出射方向 LCr ,LCg ,LCb 変調手段としての液晶パネル L 第1の光源 L 第2の光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA12 EA15 HA10 HA13 HA23 HA25 KA30 2H091 FA14Z FA21Z FA26Z FA41Z FD03 LA09 LA11 LA15 LA18 MA07 5G435 AA02 AA03 AA19 BB12 BB17 CC12 DD02 DD05 DD06 FF03 GG01 GG02 GG03 GG04 GG08 GG26 GG28 LL15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出射方向に直交して対向する所定面上
    に、頂角120度の鋸刃状をなして2方向に傾斜した第
    1及び第2の反射面部を複数交互に配置したミラーアレ
    イと、 前記第1の反射面部に対向し第2の反射面に沿って光を
    照射する第1の光源と、 前記第2の反射面部に対向し第1の反射面に沿って光を
    照射する第2の光源とを具備したことを特徴とする光源
    装置。
  2. 【請求項2】 入射部から入射した光を複数の出射部か
    ら出射方向に出射するプリズム部、及び前記各出射部間
    にそれぞれ前記出射方向に所定の角度をなして配置され
    た複数の反射面部を設けた反射部を備えたミラープリズ
    ムアレイと、 前記入射部に光を照射する第1の光源と、 前記反射部に光を照射する第2の光源とを具備したこと
    を特徴とする光源装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の光源を一体的に支持する
    光源連結手段と、 少なくとも一方の光源に対向し、この一方の光源の光束
    を所定の角度に反射する反射面を備えた反射手段とを具
    備したことを特徴とする請求項1または2記載の光源装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の光源装
    置と、 光を変調する変調手段と、 変調された光を投射する投射光学系を含み、前記光源が
    照射した光を前記変調手段を介して前記投射光学系に導
    く光学要素とを具備したことを特徴とするプロジェクタ
    装置。
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WO2004088413A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Sanyo Electric Co . Ltd 光混合部材及び多灯式照明装置及び投写型映像表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004088413A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Sanyo Electric Co . Ltd 光混合部材及び多灯式照明装置及び投写型映像表示装置
US7503660B2 (en) 2003-03-28 2009-03-17 Sanyo Electric Co., Ltd. Light mixing member, multiple-lamp lighting equipment and projection video display

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