JP2001215551A - 光量調節装置およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

光量調節装置およびこれを備えた光学機器

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JP2001215551A
JP2001215551A JP2000022680A JP2000022680A JP2001215551A JP 2001215551 A JP2001215551 A JP 2001215551A JP 2000022680 A JP2000022680 A JP 2000022680A JP 2000022680 A JP2000022680 A JP 2000022680A JP 2001215551 A JP2001215551 A JP 2001215551A
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driving member
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JP2000022680A
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Takuji Umetsu
梅津  琢治
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚の羽根が直線的に駆動されることによっ
て絞りが開閉するタイプの絞り装置では、小型化が難し
い。 【解決手段】 アクチュエータ13aに直接連結されて
回転駆動される第1の駆動部材13bと、この第1の駆
動部材および光通過口を開閉する複数の遮光部材13
d,13eの双方に直接連結され、第1の駆動部材の作
動により回転して遮光部材を駆動する第2の駆動部材1
3cとを設けた上で、光軸方向視において、光通過口の
中心Oを通って光軸方向および遮光部材の駆動方向に直
交する方向に延びる直線Lと第1の駆動部材の回転中心
との間の距離h1を、上記直線と第2の駆動部材の回転
中心との間の距離h2以下に設定して光量調節装置を構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ等の
撮像装置その他の光学機器に用いられる光量調節装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ用のズームレンズとして
は、例えば被写体側から順に固定の凸、可動の凹、固定
の凸、可動の凸の4つのレンズ群から構成されるものが
ある。
【0003】図16(A),(B)には、一般的な4群
レンズ構成のズームレンズの鏡筒構造を示している。な
お、(B)は(A)におけるA−A線断面を示してい
る。
【0004】このズームレンズを構成する4つのレンズ
群201a〜201dは、固定された前玉レンズ201
a、光軸に沿って移動することで変倍動作を行うバリエ
ーターレンズ群201b、固定されたアフォーカルレン
ズ201c、および光軸に沿って移動することで変倍時
の焦点面維持と焦点合わせを行うフォーシングレンズ群
201dからなる。
【0005】ガイドバー203,204a,204bは
光軸205と平行に配置され、移動するレンズ群の案内
および回り止めを行う。DCモーター206はバリエー
ターレンズ群201bを移動させる駆動源となる。
【0006】前玉レンズ201aは前玉鏡筒202に保
持され、バリエーターレンズ群201bはV移動環21
1に保持されている。また、アフォーカルレンズ201
cは中間枠215に、フォーカシングレンズ群201d
はRR移動環214に保持されている。
【0007】前玉鏡筒202は、後部鏡筒216に位置
決め固定されており、両鏡筒202,216によってガ
イドバー203が位置決め支持されているとともに、ガ
イドスクリュウ軸208が回転可能に支持されている。
このガイドスクリュウ軸208は、DCモータ206の
出力軸206aの回転がギア列207を介して伝達され
ることにより回転駆動される。
【0008】バリエーターレンズ群201bを保持する
V移動環211は、押圧ばね209とこの押圧ばね20
9の力でガイドスクリュウ軸208に形成されたスクリ
ュー溝208aに係合するボール210とを有してお
り、DCモータ206によってガイドスクリュー軸20
8が回転駆動されることにより、ガイドバー203にガ
イドおよび回転規制されながら光軸方向に進退移動す
る。
【0009】後部鏡筒216とこの後部鏡筒216に位
置決めされた中間枠215にはガイドバー204a,2
04bが嵌合支持されている。RR移動環214は、こ
れらガイドバー204a,204bによってガイドおよ
び回転規制されながら光軸方向に進退可能である。
【0010】フォーカシングレンズ群201dを保持す
るRR移動環214には、ガイドバー204a,204
bにスライド可能に嵌合するスリーブ部が形成されてお
り、またラック213が光軸方向についてRR移動環2
14と一体的となるように組み付けられている。
【0011】ステッピングモーター212は、その出力
軸に一体形成されたリードスクリュー212aを回転駆
動する。リードスクリュー212aにはRR移動環21
4に組み付けられたラック213が係合しており、リー
ドスクリュー212aが回転することによって、RR移
動環214がガイドバー204a,204bによりガイ
ドされながら光軸方向に移動する。
【0012】なお、バリエーターレンズ群の駆動源とし
ては、フォーカシングレンズ群の駆動源と同様にステッ
ピングモータを用いてもよい。
【0013】そして、前玉鏡筒202、中間枠215お
よび後部鏡筒216により、レンズ等を略密閉収容する
レンズ鏡筒本体が形成される。
【0014】また、このようなステッピングモータを用
いてレンズ群保持枠を移動させる場合には、フォトイン
タラプタ等を用いて保持枠が光軸方向の1つの基準位置
に位置することを検出した後に、ステッピングモータに
与える駆動パルスの数を連続的にカウントすることによ
り、保持枠の絶対位置を検出する。
【0015】図17には、従来の撮像装置におけるカメ
ラ本体の電気的構成を示している。この図において、図
16にて説明したレンズ鏡筒の構成要素については、図
14と同符号を付す。
【0016】221はCCD等の固体撮像素子、222
はバリエーターレンズ群201bの駆動機構であり、モ
ータ206(又はステッピングモータ)、ギア列207
およびガイドスクリュー軸208等を含む。
【0017】223はフォーカシングレンズ群201d
の駆動機構であり、ステッピングモータ212、リード
スクリュー軸212aおよびラック213等を含む。
【0018】224はバリエーターレンズ群201bと
アフォーカルレンズ201cとの間に配置された絞り装
置235の駆動機構である。
【0019】225はズームエンコーダー、227はフ
ォーカスエンコーダーである。これらのエンコーダーは
それぞれ、バリエーターレンズ群201bおよびフォー
カシングレンズ群201dの光軸方向の絶対位置を検出
する。なお、図11に示すようにバリエーター駆動源と
してDCモータを用いる場合には、ボリューム等の絶対
位置エンコーダーを用いたり、磁気式のものを用いたり
する。
【0020】また、駆動源としてステッピングモーター
を用いる場合には、前述したような基準位置に保持枠を
配置してから、ステッピングモータに入力する動作パル
ス数を連続してカウントする方法を用いるのが一般的で
ある。
【0021】226は絞りエンコーダーであり、モータ
等の絞り駆動源224の内部にホール素子を配置し、ロ
ーターとステーターの回転位置関係を検出する方式のも
のなどが用いられる。
【0022】232は本カメラの制御を司るCPUであ
る。228はカメラ信号処理回路であり、固体撮像素子
221の出力に対して所定の増幅やガンマ補正などを施
す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラス
ト信号は、AEゲート229およびAFゲート230を
通過する。即ち、露出決定およびピント合わせのために
最適な信号の取り出し範囲が全画面内のうちこのゲート
で設定される。このゲートの大きさは可変であったり、
複数設けられたりする場合がある。
【0023】231はAF(オートフォーカス)のため
のAF信号を処理するAF信号処理回路であり、映像信
号の高周波成分に関する1つもしくは複数の出力を生成
する。233はズームスイッチ、234はズームトラッ
キングメモリである。ズームトラッキングメモリ234
は、変倍に際して被写体距離とバリエーターレンズ位置
に応じてセットすべきフォーカシングレンズ位置の情報
を記憶する。なお、ズームトラッキングメモリとしてC
PU232内のメモリを使用してもよい。
【0024】例えば、撮影者によりズームスイッチ23
3が操作されると、CPU232は、ズームトラッキン
グメモリ234の情報をもとに算出したバリエーターレ
ンズとフォーカシングレンズの所定の位置関係が保たれ
るように、ズームエンコーダー225の検出結果となる
現在のバリエーターレンズの光軸方向の絶対位置と算出
されたバリエーターレンズのセットすべき位置、および
フォーカスエンコーダー227の検出結果となる現在の
フォーカスレンズの光軸方向の絶対位置と算出されたフ
ォーカスレンズのセットすべき位置がそれぞれ一致する
ように、ズーム駆動機構222とフォーカスシング駆動
機構223を駆動制御する。
【0025】また、オートフォーカス動作ではAF信号
処理回路231の出力がピークを示すように、CPU2
32は、フォーカシング駆動機構223を駆動制御す
る。
【0026】さらに、適正露出を得るために、CPU2
32は、AEゲート229を通過したY信号の出力の平
均値を所定値として、絞りエンコーダー226の出力が
この所定値となるように絞り駆動機構224を駆動制御
して、開口径をコントロールする。
【0027】また、従来のビデオカメラに搭載されてい
る絞り装置(光量調節装置)としては、例えば図18に
示される構成のものが知られている。
【0028】この絞り装置は2枚羽根型のものであり、
2枚の絞り羽根23a,23bを1個の回動式電磁アク
チュエータ(モータ)23cでシーソー式駆動レバー2
3dを介して駆動する構成のものである。なお、23e
は絞り装置の地板(すなわちケーシング)であり、その
略中央には光を通過させるための開口が形成されてい
る。
【0029】このように構成される絞り装置では、絞り
羽根駆動源として、円柱形に構成された永久磁石製のロ
ータ(もしくは円柱形に構成された金属体の外周面に着
磁されたロータ)を有する電磁駆動アクチュエータが使
用されている。そして、このアクチュエータは、ロータ
の外周面の磁極の移動変化をホール素子によって検出す
ることにより、その回転位置や回転量(回転角)が制御
される。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】近年、撮影レンズには
小型化、径小化が求められているが、上述した絞り装置
のように、2枚の羽根が直線的に駆動されることによっ
て絞りが開閉するタイプのものでは、基本的には2枚の
羽根が駆動する直線上に駆動モータを配置しなければな
らない。このため、駆動モータが全開状態の絞り開口に
かからないように、開口中心からモータ中心までの距離
をある程度大きくとる必要がある。このため、絞り装置
の羽根駆動方向の大きさを小さくすることができない。
【0031】モータを配置する位置を羽根が駆動する直
線上からオフセットしたタイプもあるが、その場合にお
いて2枚の羽根を駆動させるためには、絞り装置の地板
側に最低2本のガイドピンを立て、羽根側にはそれに係
合するためのガイドレールを直線駆動方向に最低2本必
要である。このため、絞り装置の大きさは、どうしても
羽根の駆動方向に大きくなってしまう。
【0032】しかも、駆動モータを配置する上で、レイ
アウトの制約があり、配置自由度が小さい。そしてこの
結果として、この絞り装置を搭載する撮影レンズの最外
径が大きくなる。
【0033】また、従来、駆動モータに直接嵌合してい
る駆動レバーとは別の部材(羽根駆動部材)を駆動モー
タに連結し、この羽根駆動部材で羽根を開閉させる構造
を採ったものもある。しかしこの場合には、2枚の羽根
の駆動方向が直線的ではないので、小絞り時の開口形状
が異形になり、シェーディングなどの問題が発生する。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願第1の発明では、アクチュエータに直接連結さ
れて回転駆動される第1の駆動部材と、この第1の駆動
部材および光通過口を開閉する複数の遮光部材の双方に
直接連結され、第1の駆動部材の作動により回転して遮
光部材を駆動する第2の駆動部材とを設けた上で、光軸
方向視において、光通過口の中心を通って光軸方向およ
び遮光部材の駆動方向に直交する方向に延びる直線と第
1の駆動部材の回転中心までの間の距離を、上記直線と
第2の駆動部材の回転中心との間の距離以下に設定して
光量調節装置を構成している。
【0035】具体的には、例えば、遮光部材が光軸直交
面内の一方向に直線駆動される場合に、第1の駆動部材
の回転中心を、光軸方向視において遮光部材の直線駆動
範囲外に(オフセットして)配置した上で、光軸方向視
において、上記直線と第1の駆動部材の回転中心との間
の距離を、上記直線と第2の駆動部材の回転中心との間
の距離以下に設定する。
【0036】これにより、複数の遮光部材を直線的に駆
動できるとともに、光量調節装置が光軸直交方向におけ
る一方向に大きくなってしまうのを防ぐことが可能とな
り、ひいてはこれを搭載するレンズ鏡筒や撮像装置等の
光学機器の小型化に有効となる。
【0037】なお、遮光部材として2つ設けられている
場合に、これら2つの遮光部材を、光軸方向において第
2の駆動部材を挟むように配置するようにして、一方の
遮光部材を駆動するために第2の駆動部材に形成される
ピン部が他方の遮光部材と干渉することを防ぎ、第2の
駆動部材を光軸に近い位置にレイアウトできるようにし
てもよい。これにより、光量調節装置や光学機器のさら
なる小型化に有効となる。
【0038】また、遮光部材の全開状態から全閉状態に
おいて、第2の駆動部材が遮光部材に対して光軸方向に
て重なった状態で作動するようにして、遮光部材が光軸
方向に反る等の変形をしたさきにこの遮光部材と第2の
駆動部材とが突き当たって装置の作動が妨げられるのを
防止するようにしてもよい。
【0039】さらに、アクチュエータが、本体部とこの
本体部から光軸方向に突出する出力部とを有して構成さ
れている場合において、第1の駆動部材に、アクチュエ
ータの出力部側から本体部側に延びる部分を設け、第2
の駆動部材および遮光部材を、アクチュエータの本体部
と光軸直交方向に並ぶように(より好ましくは、第2の
駆動部材および遮光部材をアクチュエータの本体部の光
軸方向全長の範囲内に)配置して、光量調節装置として
の光軸方向長を短縮するようにしてもよい。
【0040】また、第1および第2の駆動部材のうち一
方に、他方に係合して第1の駆動部材の駆動力を第2の
駆動部材に伝達するためのピン部を形成し、このピン部
に複数の遮光部材のうち少なくとも1つをも係合させて
この遮光部材に駆動力を伝達させるようにして、必要な
ピン数自体を減らすとともに、余分なピンが第2の駆動
部材の回転中心に対して回転することにより必要となっ
ていた逃げスペースを装置内に設けることを不要とし、
光量調節装置や光学機器のさらなる小型化を図るように
してもよい。
【0041】また、本願第2の発明では、アクチュエー
タにより駆動される駆動部材と、この駆動部材に連結さ
れ、前記駆動部材の作動により光軸直交面内における同
一方向に直線駆動されて光通過口を開閉する2つの遮光
部材とを有する光量調節装置において、上記2つの遮光
部材を、光軸方向にて第2の駆動部材を挟むように配置
している。
【0042】これにより、一方の遮光部材を駆動するた
めに第2の駆動部材に形成されるピン部が他方の遮光部
材と干渉することを防ぎ、第2の駆動部材を光軸に近い
位置にレイアウトすることが可能となる。このため、光
量調節装置や光学機器の小型化に有効となる。
【0043】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1および図2
には、本発明の第1実施形態である絞りユニット(光量
調節装置)を備えたズームレンズ鏡筒(光学機器)の構
成を示している。なお、図1は、光軸直交方向のうちX
方向から見たときの断面図、図2はY方向から見たとき
の断面図である。また、本実施形態のレンズ鏡筒は、ビ
デオカメラ、スチルカメラのような撮像装置その他の光
学機器に用いられる。
【0044】これらの図において、1は前玉レンズ群、
2はバリエーターレンズ群、3は固定のアフォーカルレ
ンズ群、4はフォーカシングレンズ群を示す。
【0045】5は第1レンズ群1を保持する前玉鏡筒で
ある。この前玉鏡筒5は、図3に示すように、上方向お
よび結像面方向に開口しているとともに、左右側面およ
び下面として結像面方向に延長された面を有している。
【0046】前玉鏡筒5の内壁下面には、梨地加工によ
り遮光線5aが形成されており、内面反射による有害な
反射ゴーストを防止している。この遮光線5aは、金型
の成形上、図3における上方向の型スライドにて成形さ
れる。このため、前玉鏡筒5の内壁形状は、寸法精度を
必要とされる部分の全てが上方向への型スライドで形成
できる形状とする必要がある。つまり、精度をあまり必
要としない固定ビスの下穴5b等は、スライド内スライ
ド等の成形方法で形成してよいが、結像面方向を向い
た、後述するガイドバー6a,6bの基準穴はこの方法
では形成できない。
【0047】仮にスライド内スライドの成形方法を用い
て基準穴を形成した場合には、成型バラツキが大きすぎ
て所望の光学性能が保証できない。
【0048】このため、本実施形態においては、図4に
示すように、前玉鏡筒5に左右方向への型スライドによ
って上・下方向および左右内側方向の3方向を規制した
基準溝5c,5dを形成し、さらに上方向の型スライド
によって左右外側方向を規制する基準リブ5e,5fを
形成することによって、ガイドバー6a,6bの外径の
4点に精度良く嵌合する基準穴5g,5hを形成してい
る。
【0049】7は後部鏡筒であり、ローパスフィルター
保持部7bとCCD素子(図示せず)を保持するCCD
保持部7cとを有する。この後部鏡筒7は、図5に示す
ように、左右方向および光軸被写体方向に開口している
とともに、前玉鏡筒5との当接基準面7aを支持する、
光軸被写体方向に延長された上側曲面を有している。
【0050】本実施形態では、後部鏡筒7の内壁には遮
光手段を施していないため、金型のスライドの構成は、
図5に矢印にて示すように、前・後方向と左・右方向の
4方向スライドにて構成される。このため、ガイドバー
6a,6bを位置決め保持する基準穴7d,7eは、前
方向スライド型により容易に精度良く形成でき、その形
状も、図6に示すように円形に形成できる。
【0051】なお、後部鏡筒の内壁に遮光手段を施す場
合には、前玉鏡筒5のように、左右方向スライド型によ
って精度良く基準穴を形成することが可能である。
【0052】ガイドバー6a,6bは、上記のように形
成された前玉鏡筒5の基準穴5g,5hおよび後部鏡筒
7の基準穴7d,7eに嵌合して、光路を挟んだ互いに
略反対側の位置に位置決め保持される。
【0053】バリエーターレンズ群2を保持するV移動
環8は、後述する中間枠12の側に延出形成されたスリ
ーブ部8aにてガイドバー6aに嵌合している。スリー
ブ部8aの長さを十分長く設定することにより、V移動
環8(バリエーターレンズ群2)の光軸方向に対する傾
き(倒れ)を阻止することができる。また、V移動環8
におけるスリーブ部8aに対して光路を挟んだ略反対側
の位置に形成されたU溝部8bは、ガイドバー6bに係
合し、V移動環8のガイドバー6aを中心とする回転を
阻止している。これらスリーブ部8aおよびU溝部8b
のガイドバー6a,6bとの嵌合又は係合により、V移
動環8(バリエーターレンズ群2)の光軸の位置出しを
行うことができる。
【0054】また、V移動環8には、不図示のラックが
光軸方向にガタなく、光軸直交方向に回動可能に取り付
けられており、図7に示すように、PZモータ10のス
クリュウ軸10aに噛み合っている。このため、PZモ
ータ10が作動してスクリュウ軸10aが回転すると、
スクリュウ軸10aとラックとの噛み合い作用によって
V移動環8は光軸方向に進退移動する。
【0055】フォーカシングレンズ群4を保持するRR
移動環9は、後述する中間枠12の側に延出形成された
スリーブ部9aにてガイドバー6bに嵌合している。ス
リーブ部8aの長さを十分長く設定することにより、R
R移動環9(フォーカシングレンズ群4)の光軸方向に
対する傾き(倒れ)を阻止することができる。また、R
R移動環9におけるスリーブ部9aに対して光路を挟ん
だ略反対側の位置に形成されたU溝部9bは、ガイドバ
ー6aに係合し、RR移動環9のガイドバー6bを中心
とする回転を阻止している。これらスリーブ部9aおよ
びU溝部9bのガイドバー6b,6aとの嵌合又は係合
により、RR移動環9(フォーカシングレンズ群4)の
光軸の位置出しを行うことができる。
【0056】また、RR移動環9には、不図示のラック
が光軸方向にガタなく、光軸直交方向に回動可能に取り
付けられており、図7に示すように、AFモータ11の
スクリュウ軸11aに噛み合っている。このため、AF
モータ11が作動してスクリュウ軸11aが回転する
と、スクリュウ軸11aとラックとの噛み合い作用によ
ってRR移動環9は光軸方向に進退移動する。
【0057】固定のアフォーカルレンズ群3を保持し、
V移動環8およびRR移動環9の間に配置された中間枠
12には、図8にも示すように、基準位置決め穴12a
および振れ止め長穴12bが互いに光路を挟んだ略反対
側にそれぞれ形成されている。基準位置決め穴12aは
ガイドバー6aに嵌合し、振れ止め長穴12bはガイド
バー6bに係合している。これにより、中間枠12(ア
フォーカルレンズ群3)の光軸直交方向の位置決め、す
なわち光軸出しを行うことができる。
【0058】ここで、V移動環8およびRR移動環9
は、スリーブ部8a,9aの光軸方向長さ(スリーブ
長)を長く設定することで倒れが阻止されているが、こ
のために中間枠12のガイドバー6aに対する嵌合長さ
を長く設定することは困難である。このため、本実施形
態では、中間枠12に、前玉鏡筒5との係止部を周方向
3箇所に設けることにより、中間枠12(アフォーカル
レンズ群3)の倒れを阻止している。
【0059】12c,12d,12eは中間枠12に設
けられた係合部である。係合部12cは、基準位置決め
穴12aの近傍(基準位置決め穴12aよりも光軸直交
方向外方)に延出形成され、前玉鏡筒5に形成された係
止溝部5iに光軸方向において係合し、係合部12cに
対して光路を挟んだ略反対側の位置であって、振れ止め
長穴12bの近傍(振れ止め長穴12bよりも光軸直交
方向外方)に延出形成された係合部12dは、前玉鏡筒
5に形成された係止溝部5jに光軸方向において係合す
る。さらに、係合部12cと係合部12dを結ぶ光軸直
交方向線に略直交する線上に延出形成された係合部12
eは、前玉鏡筒5に形成された係止長穴部5kに光軸方
向において係合する。
【0060】このような構成において、係合部12cも
しくは係合部12dが係止溝部5iもしくは係合溝部5
jに係合することにより、中間枠12の前玉鏡筒5に対
する光軸方向位置決めを行う。そして、反対側の係合部
12dもしくは係合部12cが係止溝部5jもしくは係
止溝部5iに係合することで、上記位置決め係合部を中
心とする中間枠12の倒れ(図8に示すX軸方向の倒
れ)を阻止する。さらに、係止部12eが係止長穴部5
kに係合することで、係合部12cおよび係合部12d
を中心とする中間枠12の倒れ(図8に示すY軸方向の
倒れ)を阻止する。なお、これら係合部12c,12
d,12eと係止溝部5i,5j又は係止長穴部5kと
の係合は、組立性を悪化させない範囲で軽い圧入設定と
してもよい。
【0061】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、中間枠12に、ガイドバー6aにある程度の光軸方
向長をもって嵌合して光軸方向への倒れ移動を阻止する
スリーブ嵌合部を設けなくても、また組立性の悪化につ
ながる圧入等の方法を用いなくても、中間枠12の倒れ
を確実に阻止することができる。したがって、中間枠1
2の光軸方向両側に配置されたV移動環8およびRR移
動環9には、十分なスリーブ長を有するスリーブ部8
a,9aを設けることができる。これにより、レンズ鏡
筒全体として光学性能を向上させることができる。
【0062】しかも、本実施形態では、中間枠12の係
合部12c,12d,12eをそれぞれ、中間枠12に
おけるアフォーカルレンズ群3の保持部から光軸直交方
向に延出形成しているので、これら係合部12c,12
d,12eと光軸との距離を大きくとることができる。
したがって、レンズ鏡筒が小型(小径)である場合で
も、係合部12c,12d,12e(又は係止溝部5
i,5jや係止長穴部5k)に製造誤差による精度のば
らつきがあったとしても、これが中間枠12の倒れに与
える影響を小さく抑えることができ、極端に高精度の製
造方法を用いなくても容易にレンズ鏡筒の光学性能を保
証することができる。
【0063】次に、以上のように構成されるレンズ鏡筒
の組み立て手順例について説明する。まず、2本のガイ
ドバー6a,6bにV移動環8、中間枠12およびRR
移動環9を貫通保持させる。そして、このユニットを、
中間枠12の係合部12c,12d,12eをそれぞれ
前玉鏡筒5の係止溝部5i,5jや係止長穴部5kに光
軸直交方向から係合させながら前玉鏡筒5内に挿入し、
その後ガイドバー6a,6bを、前玉鏡筒5の基準穴5
g,5hに光軸方向から所要の嵌合長分スライドさせて
嵌合させ、さらに後部鏡筒7を光軸方向より組み込んで
前玉鏡筒5に固定する。これにより、略密閉された内部
空間を有するレンズ鏡筒本体が完成する、その後、PZ
モータ10、AFモータ11および絞りユニット13を
光軸直交方向から組み込んで、レンズ鏡筒として完成さ
れる。
【0064】なお、他の組立方法として、後部鏡筒7に
ガイドバー6a,6bを光軸方向から組み込んでおき、
その後ガイドバー6a,6bにRR移動環9、中間枠1
2およびV移動環8を順次嵌合又は係合させ、このユニ
ットを前玉鏡筒5に対して光軸直交方向から中間枠12
が正規位置になるまで落とし込むとともにガイドバー6
a,6bを前玉鏡筒5の基準穴5g,5hに嵌合させ、
その後、PZモータ10、AFモータ11および絞りユ
ニット13を組み込むようにしてもよい。
【0065】次に、絞りユニット13の構成を図9〜図
11を用いて説明する。図9は、絞りが開いている状態
を、図10は絞りが閉じている状態をそれぞれ示してい
る。また、図11は、光軸方向に関する絞りユニット1
3内の各部品の配置関係を示している。
【0066】これらの図において、13aはアクチュエ
ータである。これは絞りを開閉するためのある一定のト
ルクを発生するアクチュエータであれば何でもよく、例
えばガルバノメーターやステッピングモーターが考えら
れる。このアクチュエータ13aは、その中心(出力軸
13a1)が本絞りユニット13の地板となるベース部
材13f上における、後述する第1および第2絞り羽根
13d,13eの上下方向駆動範囲から右側に外れる位
置にオフセット保持されている。
【0067】このアクチュエータ13aの出力軸13a
1は、円筒型のアクチュエータ本体部から光軸方向に突
出しており、この出力軸13a1には、第1レバー(請
求の範囲にいう第1の駆動部材)13bの基端部が直
接、圧入固定されている。
【0068】第1レバー13bの先端側には長穴部13
b1が形成されており、この長穴部13b1には第2レ
バー(請求の範囲にいう第2の駆動部材)13cの一端
に形成されたピン部13c1が係している。
【0069】第2レバー13cは、この絞りユニット1
3の地板となるベース部材13fに対して、軸部13c
2を中心として回転できるよう嵌合している。また、中
心部13c2を挟んでピン部13c1と反対側には同様
のピン部13c3が形成されている。但し、両ピン部1
3c1,13c3のそれぞれの突出方向は光軸方向にお
いて互いに逆方向となっている。
【0070】第2レバー13cのピン部13c1は、第
1絞り羽根(請求の範囲にいう遮光部材)13dの穴部
13d1と嵌合している。この第1絞り羽根13dに
は、他に長穴部13d2が形成されており、この長穴部
13d2にはベース部材13fに形成されたガイドピン
13f1と嵌合関係にある。
【0071】同様に、第2レバー13cのピン部13c
3は、第2絞り羽根(請求の範囲にいう遮光部材)13
eの穴部13e1と嵌合している。この第2絞り羽根1
3eには、他に長穴部13e2が形成されており、この
長穴部13e2はベース部材13fに形成されたガイド
ピン13f2と嵌合関係にある。
【0072】このため、アクチュエータ13aが回転し
てその出力軸13a1を中心に第1レバー13bが回転
すると、この第1レバー13bと連結されている第2レ
バー13cも軸部13c2を中心として回転し、これに
伴い、第1および第2絞り羽根13d,13eが、ガイ
ドピン13f1,13f2によってガイドされながら図
中上下方向に直線駆動される。
【0073】なお、第1レバー13bの長穴部13b1
と第2レバー13cのピン部13c1との関係は逆でも
よく、第1レバーにピン部を、第2レバーに長穴部を設
けてもよい。この場合、第1レバーのピン部と第1絞り
羽根13dの穴部とが嵌合することになる。
【0074】同様に、第2レバー13cのピン部13c
2と第2絞り羽根13eの穴部13e1との嵌合関係も
逆にして、第2レバー13cに穴部を、第2絞り羽根1
3eにピン部を設けてもよい。
【0075】このように構成される絞りユニット13
を、図9および図10のように光軸方向から見た場合、
ベース部材13fの略中央に形成された光通過口の中心
(すなわち、光軸中心)Oを通って光軸方向および両絞
り羽根13d,13eの駆動方向に対して直交する直線
Lと第1レバー13bの回転中心(出力軸13a1の中
心)とま間の距離h1と、直線Lと第2レバー13bの
回転中心(軸部13c2の中心)との間の距離h2との
間には、h1≦h2の関係がある。
【0076】これにより、アクチュエータ13aが光通
過口にかからないようにしながら、絞りスユニット13
としての全高、すなわち光軸直交面内における羽根13
d,13eの駆動方向の寸法を抑えることができ、これ
を搭載するズームレンズ鏡筒の小型化に有効となる。
【0077】また、本実施形態では、第2レバー13c
が、絞りを開いた状態から閉じた状態までのすべての過
程において、両絞り羽根13d,13eに対しオーバー
ラップして(つまり、光軸方向にて重なって)いる。こ
の構成により、各絞り羽根が光軸方向に反る等の変形を
したときに、その絞り羽根と第2レバー13bとが突き
当たる等して、絞りユニットの開閉作動が妨げられるこ
とがない。
【0078】(第2実施形態)図12には、本発明の第
2実施形態である絞りユニットの構成を示している。な
お、本実施形態の絞り羽根の基本構成は第1実施形態の
ものと同じであるために、共通する構成要素には同符号
を付して説明に代える。
【0079】本実施形態では、第1レバー13b′を、
アクチュエータ13aの出力軸13a1側から本体側に
光軸方向に延びた後、さらに光軸直交方向に延びる略階
段状に形成している。
【0080】これにより、ベース部材13f、第2レバ
ー13cおよび絞り羽根13d,13eを、アクチュエ
ータ13aの本体と光軸直交方向にて並ぶように配置す
ることができ、さらにはベース部材13f、第2レバー
13cおよび絞り羽根13d,13eを、アクチュエー
タ13aの本体の光軸方向全長の範囲内に収めることも
可能となる。このため、第1実施形態のものに比べて、
絞りユニットとしての光軸方向長を短縮することができ
る。
【0081】(第3実施形態)図13〜図15には、本
発明の第3実施形態である絞りユニットの構成を示して
いる。なお、本実施形態の絞り羽根の基本構成は第1実
施形態のものと同じであるために、共通する構成要素に
は同符号を付している。
【0082】図13は絞りが開いている状態を、図14
は絞りが閉じている状態を示している。また、図15
は、光軸方向に関する絞りユニット内の各部品の配置関
係を示している。
【0083】アクチュエータ13aのである。これは絞
りを開閉する為のある一定のトルクを発生するアクチュ
エータであれば何でもよく、例えばガルバノメーターや
ステッピングモーターが考えられる。
【0084】このアクチュエータ13aの出力軸13a
1にはレバー(駆動部材)13c′の長手方向中間部が
圧入保持されている。このレバー13c′の両端にはピ
ン部13c1′,13c2′が形成されており、両ピン
部13c1′,13c2′の突出方向は、光軸方向にお
いて互いに逆方向となっている。なお、アクチュエータ
13aとしては、絞りを開閉する為ためのある一定のト
ルクを発生するアクチュエータであれば何でもよく、例
えばガルバノメーターやステッピングモーターが考えら
れる。
【0085】レバー13c′のピン部13c1′は、第
1絞り羽根13dの穴部13d1と嵌合している。この
第1絞り羽根13dには、他に長穴部13d2が形成さ
れており、この長穴部13d2には絞りユニットのベー
ス部材13fに形成されたガイドピン13f1が嵌合し
ている。
【0086】同様に、レバー13c′のピン部13c
2′は、第2絞り羽根13eの穴部13e1と嵌合して
いる。第2絞り羽根13eには、他に長穴部13e2が
形成されており、この長穴部13e2にはベース部材1
3fに形成されたガイドピン13f2が嵌合している。
【0087】このように構成された絞りユニットにおい
て、アクチュエータ13aが回転するとレバー13cも
回転し、これに伴い両絞り羽根13d,13eが図中上
下方向に直線駆動される。
【0088】なお、上記各実施形態では、ビデオカメラ
用レンズ鏡筒に搭載された光量調節装置について説明し
たが、本発明は、静止画カメラその他の光学機器に装着
されるレンズ鏡筒に搭載される光量調節装置に適用する
ことができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、光軸方向視において、光通過口の中心を通って
光軸方向および遮光部材の駆動方向に直交する方向に延
びる直線とアクチュエータに直結された第1の駆動部材
の回転中心との間の距離を、上記直線と第1の駆動部材
に連結されて遮光部材を駆動する第2の駆動部材の回転
中心との間の距離以下に設定しているので、遮光部材を
直線的に駆動できるとともに、光量調節装置が光軸直交
方向における一方向に大きくなってしまうのを防ぐこと
ができる。したがって、これを搭載するレンズ鏡筒や撮
像装置等の光学機器の小型化にも有効となる。
【0090】なお、遮光部材として2つ設けられている
場合に、これら2つの遮光部材を、光軸方向において第
2の駆動部材を挟むように配置するようにすれば、一方
の遮光部材を駆動するために第2の駆動部材に形成され
るピン部が他方の遮光部材と干渉することを防ぎ、第2
の駆動部材を光軸に近い位置にレイアウトすることがで
きる。これにより、光量調節装置や光学機器のさらなる
小型化に有効となる。
【0091】また、遮光部材の全開状態から全閉状態に
おいて、第2の駆動部材が遮光部材に対して光軸方向に
て重なった状態で作動するようにすれば、遮光部材が光
軸方向に反る等の変形をしたさきにこの遮光部材と第2
の駆動部材とが突き当たって装置の作動が妨げられるの
を防止できる。
【0092】さらに、アクチュエータが、本体部とこの
本体部から光軸方向に突出する出力部とを有して構成さ
れている場合において、第1の駆動部材に、アクチュエ
ータの出力部側から本体部側に延びる部分を設け、第2
の駆動部材および遮光部材を、アクチュエータの本体部
と光軸直交方向に並ぶように(より好ましくは、第2の
駆動部材および遮光部材をアクチュエータの本体部の光
軸方向全長の範囲内に)配置すれば、光量調節装置とし
ての光軸方向長を短縮することができる。
【0093】また、第1および第2の駆動部材のうち一
方に、他方に係合して第1の駆動部材の駆動力を第2の
駆動部材に伝達するためのピン部を形成し、このピン部
に複数の遮光部材のうち少なくとも1つをも係合させて
この遮光部材に駆動力を伝達させるようにすれば、必要
なピン数自体を減らすとともに、余分なピンが第2の駆
動部材の回転中心に対して回転することにより必要とな
っていた逃げスペースを装置内に設けることを不要とす
ることができ、光量調節装置や光学機器のさらなる小型
化を図ることができる。
【0094】また、本願第2の発明によれば、アクチュ
エータにより駆動されて2つの遮光部材を駆動する駆動
部材を、光軸方向にて挟むように上記2つの遮光部材を
配置しているので、一方の遮光部材を駆動するために第
2の駆動部材に形成されるピン部が他方の遮光部材と干
渉することを防ぎ、第2の駆動部材を光軸に近い位置に
レイアウトすることができる。このため、光量調節装置
や光学機器の小型化に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である絞りユニットを搭
載したズームレンズ鏡筒の縦断面図。
【図2】上記ズームレンズ鏡筒の横断面図。
【図3】上記ズームレンズ鏡筒を構成する前玉鏡筒の金
型スライド構成図。
【図4】上記前玉鏡筒の後視図。
【図5】上記ズームレンズ鏡筒を構成する後部鏡筒の金
型スライド構成図。
【図6】上記後部鏡筒の正面図。
【図7】上記ズームレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図8】上記ズームレンズ鏡筒を構成する中間枠と前玉
鏡筒との係合状態を表わす図。
【図9】上記絞りユニットの駆動機構(開状態)を表す
正面断面図。
【図10】上記絞りユニットの駆動機構(閉状態)を表
す正面断面図。
【図11】上記絞りユニットの駆動機構を表す側面断面
図。
【図12】本発明の第2実施形態である絞りユニットの
駆動機構を表す側面断面図。
【図13】本発明の第3実施形態である絞りユニットの
駆動機構(開状態)を表す正面断面図。
【図14】上記第3実施形態である絞りユニットの駆動
機構(閉状態)を表す正面断面図。
【図15】上記第3実施形態である絞りユニットの駆動
機構を表す側面断面図。
【図16】従来のレンズ鏡筒の側面断面図。
【図17】従来のレンズ鏡筒の電気回路を示すブロック
図。
【図18】従来のレンズ鏡筒に用いられる絞り装置の構
成を示す正面断面図。
【符号の説明】
1・・第1レンズ群 2・・第2レンズ群(バリエーター) 3・・アフォーカルレンズ群 4・・フォーカシングレンズ群 5・・前玉鏡筒 5a・・遮光線 5g、5h・・基準穴 5i、5j・・係止溝 5k・・係止長穴 6a、6b・・ガイド軸 7・・後部鏡筒 7a・・当接基準面 7b・・ローパスフィルター保持部 7c・・CCD保持部 7d、7e・・基準穴 8・・V移動環 8a・・スリーブ 9・・RR移動環 9a・・スリーブ 10・・PZモーター 10a・・スクリュウ軸 10b・・保持部材 11・・AFモーター 11a・・スクリュウ軸 11b・・保持部材 12・・中間枠 12c、12d、12e・・係止部 13・・絞りユニット 13a・・アクチュエータ 13a1・・出力軸 13b・・第1レバー 13b1・・長穴部 13c・・第2レバー 13c1・・ピン部 13c2・・回転中心 13c3・・ピン部 13d・・第1絞り羽根 13d1・・穴部 13d2・・長穴部 13e・・第2絞り羽根 13e1・・穴部 13e2・・長穴部 13f・・ベース部材 13f1、13f2・・ガイドピン部 13c′・・レバー 13c1′,13c2′・・ピン部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータに直接連結されて回転駆
    動される第1の駆動部材と、この第1の駆動部材および
    光通過口を開閉する遮光部材の双方に直接連結され、前
    記第1の駆動部材の作動により回転して前記遮光部材を
    駆動する第2の駆動部材とを有し、 光軸方向視において、前記光通過口の中心を通って光軸
    方向および前記遮光部材の駆動方向に直交する方向に延
    びる直線と前記第1の駆動部材の回転中心との間の距離
    が、前記直線と前記第2の駆動部材の回転中心との間の
    距離以下であることを特徴とする光量調節装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光部材が光軸直交面内の一方向に
    直線駆動されるようになっており、 前記第1の駆動部材の回転中心が、光軸方向視において
    前記遮光部材の直線駆動範囲外に配置されていることを
    特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光部材を2つ有し、これら2つの
    遮光部材が、前記第2の駆動部材における回転中心を挟
    んだ両側の部分にそれぞれ連結されて光軸直交面内の同
    一方向に直線駆動されることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の光量調節装置。
  4. 【請求項4】 前記遮光部材を2つ有しており、 これら2つの遮光部材が、光軸方向において前記第2の
    駆動部材を挟むように配置されていることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の光量調節装置。
  5. 【請求項5】 前記遮光部材の全開状態から全閉状態に
    おいて、前記第2の駆動部材が前記遮光部材に対して光
    軸方向にて重なった状態で作動することを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の光量調節装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータは、本体部とこの本
    体部から光軸方向に突出する出力部とを有して構成され
    ており、 前記第1の駆動部材に前記アクチュエータの出力部側か
    ら本体部側に延びる部分を設け、前記第2の駆動部材お
    よび前記遮光部材を、前記アクチュエータの本体部と光
    軸直交方向に並ぶように配置したことを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の光量調節装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の駆動部材および前記遮光部材
    が、前記アクチュエータの本体部の光軸方向全長の範囲
    内に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の
    光量調節装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2の駆動部材のうち一
    方に、他方に係合して前記第1の駆動部材の駆動力を前
    記第2の駆動部材に伝達するためのピン部を形成し、こ
    のピン部に前記複数の遮光部材のうち少なくとも1つを
    も係合させてこの遮光部材に駆動力を伝達させるように
    したことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載
    の光量調節装置。
  9. 【請求項9】 アクチュエータにより駆動される駆動部
    材と、この駆動部材に連結され、前記駆動部材の作動に
    より光軸直交面内における同一方向に直線駆動されて光
    通過口を開閉する2つの遮光部材とを有する光量調節装
    置において、 前記2つの遮光部材が、光軸方向にて前記第2の駆動部
    材を挟むように配置されていることを特徴とする光量調
    節装置。
  10. 【請求項10】 前記遮光部材の全開状態から全閉状態
    において、前記駆動部材が前記遮光部材に対して光軸方
    向にて重なった状態で作動することを特徴とする請求項
    9に記載の光量調節装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
    光量調節装置を備えたことを特徴とする光学機器。
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