JP2001213968A - 水溶性ポリマーの溶解方法及び溶解装置 - Google Patents

水溶性ポリマーの溶解方法及び溶解装置

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JP2001213968A JP2000025243A JP2000025243A JP2001213968A JP 2001213968 A JP2001213968 A JP 2001213968A JP 2000025243 A JP2000025243 A JP 2000025243A JP 2000025243 A JP2000025243 A JP 2000025243A JP 2001213968 A JP2001213968 A JP 2001213968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高分子凝集剤などとして用いられる水溶性ポリ
マーの油中水型エマルションを効率よく溶解して、水溶
性ポリマーの有する凝集効果を最大限に発揮させること
ができる水溶性ポリマーの溶解方法及び溶解装置を提供
する。 【解決手段】水溶性ポリマーの油中水型エマルションに
希釈水を混合して水溶性ポリマーを水に溶解する方法に
おいて、該エマルションに希釈水を混合して一次溶解液
とし、該一次溶解液にさらに希釈水を混合して二次溶解
液とすることを特徴とする水溶性ポリマーの溶解方法、
及び、水溶性ポリマーの油中水型エマルションに希釈水
を添加する手段と、その混合液を均一化して一次溶解液
とする第一の均一化手段と、一次溶解液に希釈水を添加
する手段と、その混合液を均一化して二次溶解液とする
第二の均一化手段を有することを特徴とする水溶性ポリ
マーの溶解装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性ポリマーの
溶解方法及び溶解装置に関する。さらに詳しくは、本発
明は、排水処理用高分子凝集剤、紙パプロセス用歩留り
向上剤、ろ水性向上剤などとして用いられる水溶性ポリ
マーの油中水型エマルションを効率よく溶解して、水溶
性ポリマーの有する凝集効果を最大限に発揮させること
ができる水溶性ポリマーの溶解方法及び溶解装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】排水処理用高分子凝集剤、抄紙工程にお
ける歩留り向上剤、ろ水性向上剤などとして、水溶性ポ
リマーが用いられる。このような水溶性ポリマーは、高
分子量であることが要求されるために、その高濃度水溶
液は極めて高粘度である。従来は、このような水溶性ポ
リマーは、粉末の形態で商品化され、取り扱われてい
た。しかし、粉末状のポリマーは、取り扱いに際して粉
塵が飛散するために作業の安全性に問題があり、また、
使用形態である水溶液とするための溶解作業に時間と手
間がかかっていた。このために、水溶性ポリマーを油中
水型エマルションとした製品が用いられるようになっ
た。水溶性ポリマーの油中水型エマルションは、粉末状
のポリマーに比べて、液状であるために自動化、省力化
しやすく、溶解性にも優れている。しかし、油中水型エ
マルションの形態の水溶性ポリマーであっても、水に溶
解する際には、部分的に非常に高粘度になるために、溶
解にはなお長時間を要し、ときには配管に閉塞を生ずる
などの問題があった。また、溶解液が高粘度となること
から、溶解濃度は0.1〜0.2重量%が一般的であり、
溶解タンクが大型化するという問題があった。このため
に、油中水型エマルションの形態の水溶性ポリマーの溶
解についても、さまざまな改良が試みられている。例え
ば、特開平10−57790号公報には、配管内の閉塞
を生ずることなく高分子のエマルションを連続的に溶解
する方法として、希釈水が定量的に移送されている配管
中に、逆止弁を通して高分子のエマルションを定量的に
供給し、次いでこの混合液を混合装置で処理する方法が
提案されている。この方法によれば、水溶性ポリマーの
油中水型エマルションを一見安定して水に溶解すること
ができるが、得られた水溶液が、水溶性ポリマーが本来
有する凝集効果を十分に発揮しない場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排水処理用
高分子凝集剤、紙パプロセス用歩留り向上剤、ろ水性向
上剤などとして用いられる水溶性ポリマーの油中水型エ
マルションを効率よく溶解して、水溶性ポリマーの有す
る凝集効果を最大限に発揮させることができる水溶性ポ
リマーの溶解方法及び溶解装置を提供することを目的と
してなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、油中水型エマル
ションから調製される水溶性ポリマー水溶液の凝集効果
の不足は、水溶性ポリマーが完全に水に溶解しきらない
ために生ずる現象であり、水溶性ポリマーの油中水型エ
マルションを2段階に分けて水に溶解することにより、
水溶性ポリマーを完全な状態で水に溶解し、その凝集効
果を最大限に発揮させ得ることを見いだし、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、(1)水溶性ポリマーの油中水型エマルションに希
釈水を混合して水溶性ポリマーを水に溶解する方法にお
いて、該エマルションに希釈水を混合して一次溶解液と
し、該一次溶解液にさらに希釈水を混合して二次溶解液
とすることを特徴とする水溶性ポリマーの溶解方法、
(2)一次溶解液のポリマー濃度が、0.3〜2重量%
である第1項記載の水溶性ポリマーの溶解方法、及び、
(3)水溶性ポリマーの油中水型エマルションに希釈水
を添加する手段と、その混合液を均一化して一次溶解液
とする第一の均一化手段と、一次溶解液に希釈水を添加
する手段と、その混合液を均一化して二次溶解液とする
第二の均一化手段を有することを特徴とする水溶性ポリ
マーの溶解装置、を提供するものである。さらに、本発
明の好ましい態様として、(4)水溶性ポリマーが、ア
ニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー又は両性ポリマ
ーである第1項記載の水溶性ポリマーの溶解方法、及
び、(5)アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー又
は両性ポリマーの、イオン性モノマー単位の量が30モ
ル%以下である第4項記載の水溶性ポリマーの溶解方
法、を挙げることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の水溶性ポリマーの溶解方
法は、水溶性ポリマーの油中水型エマルションに希釈水
を混合して水溶性ポリマーを水に溶解する方法におい
て、該エマルションに希釈水を混合して一次溶解液と
し、該一次溶解液にさらに希釈水を混合して二次溶解液
とするものである。本発明方法において、水溶性ポリマ
ーの油中水型エマルションに希釈水を混合して一次溶解
液とする方法に特に制限はなく、例えば、撹拌機つきの
タンクを用いてバッチ方式で混合することができ、撹拌
機つきのタンクに油中水型エマルションと希釈水を連続
的に供給してタンクブレンディングにより連続方式で混
合することもでき、あるいは、ラインミキサー、ライン
ポンプなどを用いてインラインブレンディングにより連
続方式で混合することもできる。なお、一次溶解液は完
全に均一な溶液である必要はなく、一部の水溶性ポリマ
ーが不完全溶解の状態で存在しても差し支えはない。本
発明方法において、一次溶解液に希釈水を混合して二次
溶解液とする方法に特に制限はなく、例えば、撹拌機つ
きのタンクを用いてバッチ方式で混合することができ、
撹拌機つきのタンクに一次溶解液と希釈水を連続的に供
給してタンクブレンディングにより連続方式で混合する
こともでき、あるいは、ラインミキサー、ラインポンプ
などを用いてインラインブレンディングにより連続方式
で混合することもできる。
【0006】本発明方法において、一次溶解液のポリマ
ー濃度に特に制限はないが、0.3〜2重量%であるこ
とが好ましく、0.5〜1重量%であることがより好ま
しい。一次溶解液のポリマー濃度が0.3重量%未満で
あると、水溶性ポリマーの有する凝集効果が十分に発揮
されないおそれがある。一次溶解液のポリマー濃度が2
重量%を超えると、一次溶解液の粘度が高くなりすぎ
て、取り扱いが困難となるおそれがある。本発明方法に
おいて、二次溶解液の濃度に特に制限はないが、0.0
1〜0.3重量%であることが好ましく、0.03〜0.
2重量%であることがより好ましい。二次溶解液の濃度
が0.01重量%未満であると、取り扱うべき二次溶解
液の量が過大になるおそれがある。二次溶解液の濃度が
0.3重量%を超えると、使用に際して均一な混合が困
難となるおそれがある。本発明方法を用いて溶解する水
溶性ポリマーに特に制限はないが、排水処理用高分子凝
集剤、紙パプロセス用歩留り向上剤、ろ水性向上剤など
として用いられるアニオン性ポリマー、カチオン性ポリ
マー又は両性ポリマーに特に好適に適用することができ
る。溶解するアニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー
又は両性ポリマーのイオン性モノマー単位の量は、30
モル%以下であることが好ましく、15モル%以下であ
ることがより好ましい。溶解するアニオン性ポリマー、
カチオン性ポリマー又は両性ポリマーのイオン性モノマ
ー単位の量が30モル%を超えると、本発明方法により
得られる二次溶解液が有する凝集効果と、従来の方法に
より1段で溶解して得られる溶解液が有する凝集効果の
差が小さくなる傾向にある。
【0007】本発明の水溶性ポリマーの溶解装置は、水
溶性ポリマーの油中水型エマルションに希釈水を混合す
る手段と、その混合液を均一化して一次溶解液とする第
一の均一化手段と、一次溶解液に希釈水を混合する手段
と、その混合液を均一化して二次溶解液とする第二の均
一化手段とを備えてなるものである。図1は、本発明装
置の一態様の工程系統図である。本態様においては、貯
槽1から送り出された水溶性ポリマーの油中水型エマル
ションに、配管において一次希釈水が添加され、3台の
ラインポンプ2を通過することにより均一化されて一次
溶解液となる。一次溶解液は、撹拌機つきタンク3に送
られて二次希釈水が添加され、撹拌により均一化されて
二次溶解液となる。一次溶解液の濃度が高い場合は、必
要に応じて、二次希釈水の一部を2台目のラインポンプ
と3台目のラインポンプの間に添加し、二次溶解液の均
一化を容易にすることができる。図2は、本発明装置の
他の態様の工程系統図である。本態様においては、水溶
性ポリマーの油中水型エマルションが貯槽4から第1の
撹拌機つきタンク5に送られ、一次希釈水が同じ第1の
撹拌機つきタンクに添加され、撹拌により均一化されて
一次溶解液となる。一次溶解液は次いで第2の撹拌機つ
きタンク6に送られ、二次希釈水が同じ第2の撹拌機つ
きタンクに添加され、撹拌により均一化されて二次溶解
液となる。本態様の装置は、各タンクにおける均一化を
バッチ方式で行うことができ、あるいは、タンクブレン
ディングにより連続方式で行うこともできる。
【0008】図3は、本発明装置の他の態様の工程系統
図である。本態様においては、水溶性ポリマーの油中水
型エマルションが貯槽7から撹拌機つきタンク8に送ら
れ、一次希釈水が同じ撹拌機つきタンクに添加され、撹
拌により均一化されて一次溶解液となる。一次溶解液
は、いったん一次溶解液貯槽9に貯留されたのち、ポン
プ10により送り出され、配管において二次希釈水が添
加される。一次溶解液と二次希釈水の混合液は、ライン
ミキサー11を通過することにより均一化されて二次溶
解液となる。水溶性ポリマーの油中水型エマルション
は、多量の希釈水と混合すると、エマルションが反転し
て水溶性ポリマーが希釈水に溶解する。しかし、イオン
性モノマー単位の少ない水溶性ポリマーは、反転不足に
なりやすく、一部の油中水型エマルションが溶解しない
で残留するために、水溶性ポリマーが有する凝集効果が
十分に発揮されない場合がある。本発明方法及び装置を
用いて、油中水型エマルションを2段に分けて希釈溶解
することにより、油中水型エマルションを完全に反転さ
せることができる。その結果、水溶性ポリマーは完全に
希釈水に溶解するので、水溶性ポリマーが有する凝集効
果を最大限に発揮させることができる。油中水型エマル
ションは、一次溶解液の濃度が高いほど反転しやすいの
で、取り扱いが可能な範囲であれば、一次溶解液の濃度
は高いことが好ましい。
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 図1に示す工程により、ポリマー濃度40重量%の水溶
性ポリマーの油中水型エマルションを溶解した。すなわ
ち、貯槽1より油中水型エマルションを20〜50mL/
分で送り出し、ポリマー濃度が0.13〜1.0重量%に
なるように一次希釈水1.5〜6L/分を連続して添加
し、ラインポンプ2を通過させ、容量50Lの撹拌機つ
きタンク3に送り込んだ。一次溶解液のポリマー濃度が
0.5重量%未満の場合は、2段のラインポンプを通過
させてタンクに送り込み、ポリマー濃度が0.1重量%
になるように二次希釈水をタンクに添加して撹拌混合し
た。一次溶解液の濃度が0.5重量%以上の場合は、3
段のラインポンプを用い、一次溶解液に二次希釈水を加
えて、3段目のラインポンプで混合希釈したのち、タン
クに送り込んだ。タンク中の滞留時間は、3.4〜4.0
分とした。中性紙抄紙工場の白水と種箱原料を用い、イ
ンレット濃度に混合調整して試験スラリーとした。各原
料と試験スラリーの水質を第1表に示す。なお、白水の
濃度の測定はTAPPI T656hm−83に基づ
き、灰分はISO 1762に基づいておこなった。
【0010】
【表1】
【0011】水溶性ポリマーとして用いたアクリルアミ
ドのコポリマーの構造及び固有粘度を、第2表に示す。
【0012】
【表2】
【0013】試験スラリー180mLを容量300mLのポ
リビーカーにとり、水溶性ポリマーの二次溶解液を添加
し、タービン羽根を備えた撹拌機を用いて、250rpm
で20秒間撹拌し、試験スラリーを凝集させた。次い
で、プラスチックワイヤを敷いたろ過器に凝集させた試
験スラリーを注ぎ込み、10秒後のろ水量を測定した。
結果を第3表に示す。
【0014】
【表3】
【0015】第3表に見られるように、二次溶解液の濃
度はすべて0.1重量%であるが、水溶性ポリマーの一
次溶解液を調製したのち希釈水を混合して二次溶解液を
調製したとき、一次溶解液の濃度が低い場合よりも高い
場合の方が10秒後のろ水量が多く、水溶性ポリマーの
溶解を2段階に行うことにより、その凝集性能を十分に
発揮させ得ることが分かる。この効果は、イオン性の高
いポリマーよりも、イオン性の低いポリマーにおいて顕
著である。また、一次溶解液の濃度は、0.3重量%以
上であることが好ましい。 実施例2 図2に示す工程により、ポリマー濃度40重量%のアク
リルアミド/アクリル酸ナトリウム(モル比90/1
0)コポリマーの油中水型エマルションを溶解した。す
なわち、貯槽4より油中水型エマルションを30mL/分
で容量100Lのタンク5に送り込み、ポリマー濃度が
0.5重量%になるように一次希釈水2.37L/分を同
時にタンク5に添加した。タンク5における平均滞留時
間は、33分である。タンク5の一次溶解液を連続して
容量100Lのタンク6に送り込み、二次希釈水を9.
6L/分でタンク6に添加し、ポリマー濃度0.1重量
%の二次溶解液を調製した。新聞用紙抄紙工場の白水と
リファイナー出口原料をインレット濃度に混合調整し、
硫酸バンドと硫酸を添加してpHを4.9に調整し、試験
スラリーとして使用した。各原料と試験スラリーの水質
を第4表に示す。なお、pH調整前のスラリーのpHは5.
2であり、ゼータ電位は−6.4mVであった。
【0016】
【表4】
【0017】試験スラリー2Lをダイナミックリテンシ
ョンテスターにとり、二次溶解液をポリマー濃度が0.
01重量%になるように添加し、1,000rpmで20秒
間撹拌したのちコックを開き、ワイヤを通って流出する
液の最初の200mLを採取し、そのうちの100mLを計
りとってそのSSを測定した。白水濃度は2,790mg
/L、灰分は770mg/L、歩留り率は66.7重量%
であった。二次溶解液をポリマー濃度が0.02重量%
になるように添加したとき、白水濃度は2,470mg/
L、灰分は650mg/L、歩留り率は70.5重量%で
あった。二次溶解液をポリマー濃度が0.03重量%に
なるように添加したとき、白水濃度は2,330mg/
L、灰分は630mg/L、歩留り率は72.2重量%で
あった。 比較例1 実施例2で用いたポリマー濃度40重量%のアクリルア
ミド/アクリル酸ナトリウム(モル比90/10)コポ
リマーの油中水型エマルションを、1段で溶解してポリ
マー濃度0.1重量%の溶解液を調製した以外は、実施
例2と同じ試験を行った。溶解液をポリマー濃度が0.
01重量%になるように添加したとき、白水濃度は2,
920mg/L、灰分は870mg/L、歩留り率は65.
2重量%であった。溶解液をポリマー濃度が0.02重
量%になるように添加したとき、白水濃度は2,750m
g/L、灰分は760mg/L、歩留り率は67.2重量%
であった。溶解液をポリマー濃度が0.03重量%にな
るように添加したとき、白水濃度は2,530mg/L、
灰分は700mg/L、歩留り率は69.8重量%であっ
た。 比較例2 アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマーを添
加することなく、実施例2と同じ試験を行った。白水濃
度は3,330mg/L、灰分は1,010mg/L、歩留り
率は60.3重量%であった。実施例2及び比較例1〜
2の結果を、第5表に示す。
【0018】
【表5】
【0019】第5表に見られるように、ポリマーの添加
率が同じ場合、アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム
コポリマーの油中水型エマルションを2段に希釈溶解し
た実施例2の方が、1段で希釈溶解した比較例1より
も、白水濃度が低く、灰分が少なく、歩留り率が高くな
っている。 実施例3 図2に示す工程により、ポリマー濃度40重量%のアク
リルアミド/アクリル酸ナトリウム(モル比90/1
0)コポリマーの油中水型エマルションを溶解した。す
なわち、貯槽4より油中水型エマルションを30mL/分
で容量80Lのタンク5に送り込み、ポリマー濃度が
0.1〜1.5重量%になるように一次希釈水0.8〜1
2L/分を同時にタンク5に添加した。タンク5におけ
る平均滞留時間は、6.6〜100分である。タンク5
の一次溶解液を連続して容量80Lのタンク6に送り込
み、二次希釈水をタンク6に添加し、ポリマー濃度0.
1重量%の二次溶解液を調製した。実施例2と同じ試験
スラリーを用い、実施例1と同様にしてろ水性試験を行
って10秒後のろ水量を測定した。 比較例3 比較例1の1段で溶解して調製したポリマー濃度0.1
重量%の溶解液を用いた以外は、実施例3と同様にして
ろ水性試験を行った。 比較例4 アクリルアミド/アクリル酸ナトリウムコポリマーを添
加することなく、実施例3と同様なろ水性試験を行っ
た。実施例3及び比較例3〜4の結果を、第6表に示
す。
【0020】
【表6】
【0021】第6表に見られるように、実施例3の二次
溶解液及び比較例3の溶解液の濃度はすべて0.1重量
%であるが、1段で溶解した比較例3よりも2段で溶解
した実施例3の方が10秒後のろ水量が多く、また、実
施例3の中でも、一次溶解液の濃度が低い場合よりも高
い場合の方が10秒後のろ水量が多く、アクリルアミド
/アクリル酸ナトリウムコポリマーの溶解を2段階に行
い、かつ一次溶解液の濃度を高くすることにより、その
凝集性能を十分に発揮させ得ることが分かる。 実施例4 図3に示す工程により、ポリマー濃度30重量%のアク
リルアミド/ジメチルアミノエチルアクリレート・塩化
メチル四級化物(モル比90/10)コポリマーの油中
水型エマルションをバッチ連続方式により溶解した。す
なわち、貯槽7より油中水型エマルションを容量1,0
00Lのタンク8に送り込み、ポリマー濃度が0.1重
量%又は0.5重量%になるように一次希釈水をタンク
5に添加し、撹拌機を用いて30分間溶解した。得れら
た一次溶解液は容量2,000Lの貯槽9に貯留した。
貯槽9の一次溶解液は、ポンプ10を用いて送り出し、
ポリマー濃度が0.05重量%になるように二次希釈水
を連続的に添加し、ラインミキサー11を用いて混合
し、二次溶解液を調製した。ライナー抄紙工場の余剰白
水を試験液として、ジャーテスト(机上試験)を行い、
さらに実機での回収工程に二次溶解液を添加しその効果
を確認した。試験に用いた余剰白水の水質を、第7表に
示す。
【0022】
【表7】
【0023】余剰白水500mLをビーカーにとり、15
0rpmで撹拌しながらポリ塩化アルミニウムを対SS3
00重量%添加した。さらに150rpmで2分間撹拌し
たのち、撹拌を停止し、前記二次溶解液を添加率が0.
5mg/L又は1.0mg/Lになるように添加した。直ち
に150rpmで急速撹拌を開始するとともに、ストップ
ウォッチでフロック形成時間を測定し、1分間の急速撹
拌ののち、50rpmの緩速撹拌を3分間行った。その
間、緩速撹拌1分30秒経過時のフロック径を目視によ
り決定した。緩速撹拌を停止するとともに、ストップウ
ォッチでフロックが水面下4cmに沈降する時間を測定し
て沈降速度を求めた。実機テストにおいては、板紙廃水
(pH7.0、SS濃度5,160mg/L、ゼータ電位−1
3.2mV)を凝集加圧浮上する装置の原水に液体硫酸バ
ンドを5mg/L配管注入するとともに、その下流に前記
二次溶解液を添加率が0.5〜2.0mg/Lになるように
添加し、処理水のSS濃度と濁度を測定した。ジャーテ
ストの結果を第8表に、実機テストの結果を第9表に示
す。
【0024】
【表8】
【0025】
【表9】
【0026】第8表及び第9表に見られるように、一次
溶解液の濃度を0.5重量%とすると、一次溶解液の濃
度を0.1重量%とした場合に比べて、ポリマーの添加
率が1/2で同等以上の効果が得られている。フロック
強度を要求される加圧浮上装置の白水回収においては、
溶解濃度差による効果の差は顕著に現れる。
【0027】
【発明の効果】本発明の水溶性ポリマーの溶解方法及び
溶解装置によれば、水溶性ポリマーの油中水型エマルシ
ョンをを効率よく溶解して、水溶性ポリマーの有する凝
集効果を最大限に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明装置の一態様の工程系統図であ
る。
【図2】図2は、本発明装置の他の態様の工程系統図で
ある。
【図3】図3は、本発明装置の他の態様の工程系統図で
ある。
【符号の説明】
1 貯槽 2 ラインポンプ 3 撹拌機つきタンク 4 貯槽 5 第1の撹拌機つきタンク 6 第2の撹拌機つきタンク 7 貯槽 8 撹拌機つきタンク 9 一次溶解液貯槽 10 ポンプ 11 ラインミキサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 (72)発明者 三枝 隆 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 村井 伸 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 細谷 好夫 東京都中央区日本橋本町3−4−1 トリ イ日本橋ビル6F 三井サイテック株式会 社内 (72)発明者 荒井 健雄 東京都中央区日本橋本町3−4−1 トリ イ日本橋ビル6F 三井サイテック株式会 社内 (72)発明者 石坂 典広 東京都中央区日本橋本町3−4−1 トリ イ日本橋ビル6F 三井サイテック株式会 社内 Fターム(参考) 4F070 AA36 AB13 AC12 AE28 CA12 CA16 CB01 CB11 4G035 AA23 4G065 AA01 AB13X AB13Y AB17Y AB18X AB18Y AB22Y AB29Y AB38X AB38Y BA07 BB06 CA04 DA04 DA07 EA01 FA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性ポリマーの油中水型エマルションに
    希釈水を混合して水溶性ポリマーを水に溶解する方法に
    おいて、該エマルションに希釈水を混合して一次溶解液
    とし、該一次溶解液にさらに希釈水を混合して二次溶解
    液とすることを特徴とする水溶性ポリマーの溶解方法。
  2. 【請求項2】一次溶解液のポリマー濃度が、0.3〜2
    重量%である請求項1記載の水溶性ポリマーの溶解方
    法。
  3. 【請求項3】水溶性ポリマーの油中水型エマルションに
    希釈水を添加する手段と、その混合液を均一化して一次
    溶解液とする第一の均一化手段と、一次溶解液に希釈水
    を添加する手段と、その混合液を均一化して二次溶解液
    とする第二の均一化手段を有することを特徴とする水溶
    性ポリマーの溶解装置。
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