JP2001213664A - アルミナ焼結体とその製造方法およびその用途 - Google Patents

アルミナ焼結体とその製造方法およびその用途

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JP2001213664A
JP2001213664A JP2000019970A JP2000019970A JP2001213664A JP 2001213664 A JP2001213664 A JP 2001213664A JP 2000019970 A JP2000019970 A JP 2000019970A JP 2000019970 A JP2000019970 A JP 2000019970A JP 2001213664 A JP2001213664 A JP 2001213664A
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alumina
sintered body
powder
sintering
sintered
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JP2000019970A
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Takashi Watanabe
尚 渡邊
Yoshio Uchida
義男 内田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主に視覚的に天然歯に近い色調が要求される人
工歯素材として、好適なアルミナ焼結体およびその製造
方法を提供する。 【解決手段】(1)標準の光D65、観察視野2°で測
定した、厚み5mmにおけるアルミナ焼結体の色が、L
*が65.0以上80.0以下かつa*が3.50以上
6.50以下かつb*が20.0以上30.0以下であ
る、焼結密度が3.970g/cm3以上のアルミナ焼
結体。 (2)実質的に破砕面を有さず、一次粒子が多面体形状
であり、BET比表面積が1〜15m2/gであり、純
度99.99%以上のαアルミナ粉末に焼結助剤を添加
した混合粉末を、成形し、常圧大気中あるいは酸素濃度
10%以上の酸化性雰囲気の条件下で1400〜190
0℃の範囲で焼結する、上記(1)のアルミナ焼結体の
製造方法。 (3)上記(1)のアルミナ焼結体を用いる人工歯、そ
の他のバイオセラミックス部材、食器、衛生陶器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミナ焼結体お
よびその製造方法に関し、さらに詳しくは、主に視覚的
に天然歯に近い色調が要求される人工歯素材として好適
なアルミナ焼結体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の歯は、腐食、侵食、摩滅、自然な
脱落、さらには偶発的な事故による欠落や美観を高める
ための故意の抜歯等により、欠損が生じる。腐食や侵食
のように部分的な欠損の場合には、多くの場合アマルガ
ム等を充填する。欠損が大きい場合は、多くの場合冠状
に金属をかぶせるか、人工歯に置き換えることがおこな
われている。人工歯としては、古くから、金属製の母体
の上にポーセレン等のガラス質を天然歯に類似した形状
に成形して被せる方法がおこなわれてきた。最近では粘
土質を成形し焼結して作製した陶歯とよばれる母体に、
ガラス質を天然歯に類似した形状に成形して被せる方法
がおこなわれている。
【0003】天然歯は透明感がある黄白色体である。人
工歯ではこの透明感を出すため、また他の健康な天然歯
を損傷させないために、ポーセレン等の硬度が低いガラ
ス質を母体に被せている。しかしガラス質が光透過性で
あるために母体の色調が人工歯全体の色調を大きく左右
する。母体が金属製である場合には人工歯は黒く見える
ため、母体の表面を顔料で塗装することがおこなわれて
いる。しかし金属色を完全に隠蔽し、かつ天然歯と同等
の色調の顔料を調合することは非常に困難である。ま
た、最近では金属アレルギーという問題があり、金属製
の母体を使用した人工歯は敬遠されている。
【0004】粘土質を焼結して作製した陶歯を母体とす
る人工歯は、母体が金属製の人工歯よりも天然歯に近い
色調である。しかし天然歯よりも白色度が高いため、金
属製母体の場合と同様に顔料等で塗装されるが、この場
合は原料とする粘土質中の不純物や密度によって色調が
変わってくるため、その都度天然歯と同様の色調を再現
するのは非常に困難である。また母体が金属製の場合に
比べ、陶歯は強度が低く衝撃に弱いという欠点を有して
いる。特に最近は天然歯が若年から抜け落ちる傾向にあ
ることや、美容美観の点から若年のうちに故意に抜歯す
る傾向にあることから、より耐久性が高く、かつ天然歯
にかぎりなく近い色調の人工歯が要望されている。
【0005】純度が高いセラミックス粉末を原料とした
焼結体、主にアルミナ焼結体で母体を作る検討がなされ
てきた。通常は焼結密度を高め、組織を均一化するため
にマグネシウム化合物を酸化物換算で5000重量pp
m以下程度添加して焼結を行っている。アルミナ焼結体
は本質的に白色であるが、このマグネシウム化合物の添
加によりやや黄赤色味を帯びた色になる。この色調は粘
土質を原料とした陶歯よりも天然歯に近く、またアルミ
ナ焼結体は粘土質の陶歯に比べて強度が極めて高いとい
う特徴がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のア
ルミナ焼結体は焼結体内部に1μm〜100μm程度の
微細なポアが存在しており、このポアの存在により可視
光線が散乱し、アルミナ焼結体が天然歯よりも白くみえ
るため、天然歯と隣り合った場合には人工歯であると判
ってしまい、天然歯に近い色調のアルミナ焼結体は得ら
れてなかった。天然歯との色調差を小さくするために、
アルミナ焼結体中に極微量のFe等の元素を添加する試み
がおこなわれている。しかし従来の高純度アルミナ粉末
は分散性が不十分であり、焼結体の密度むらや微量添加
したFe等の元素が均一に混合されないために色調が一定
しないという問題があった。本発明の目的は、主に視覚
的に天然歯に近い色調が要求される人工歯素材として、
好適なアルミナ焼結体およびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ね、天然歯の色に合わせるために特定の測定法により
色が判定できることに着目し、人工歯として好適なアル
ミナ焼結体が特定のαアルミナ粉末を原料として製造す
ることができることを見出し、本発明を完成させるに至
った。すなわち、本発明は下記の(1)〜(5)を提供
する。
【0008】(1)標準の光D65、観察視野2°で測
定した、厚み5mmにおけるアルミナ焼結体の色が、L
*が65.0以上80.0以下かつa*が3.50以上
6.50以下かつb*が20.0以上30.0以下であ
る、焼結密度が3.970g/cm3以上のアルミナ焼
結体。 (2)実質的に破砕面を有さず、一次粒子が多面体形状
であり、BET比表面積が1〜15m2/gであり、純
度99.99%以上のαアルミナ粉末に焼結助剤を添加
した混合粉末を、成形し、常圧大気中あるいは酸素濃度
10%以上の酸化性雰囲気の条件下で1400〜190
0℃の範囲で焼結する、上記(1)のアルミナ焼結体の製
造方法。 (3)焼結助剤がマグネシウム化合物であり、添加量が
αアルミナに対して、酸化物換算で10重量ppm以上
10000重量ppm以下である上記(2)のアルミナ
焼結体の製造方法。 (4)上記(2)または(3)の混合粉末と、水ある
いは有機溶媒、有機バインダー、可塑剤、分散剤、離型
剤を混合し、スラリーを調製する工程、該スラリーを
用いて成形する工程、常圧大気中あるいは酸素濃度1
0%以上の酸化性雰囲気の条件下で1400℃〜190
0℃の範囲で焼結する工程、を含む上記(2)または
(3)のアルミナ焼結体の製造方法。 (5)上記(1)のアルミナ焼結体を用いる人工歯およ
びバイオセラミックス部材、食器、衛生陶器。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明においてはアルミナ焼結体の色調は、標準
の光D65、観察視野2°で厚み5mmにおいて測定
し、天然歯に近い色調は、L*、a*、b*の値が、L
*が65.0以上80.0以下かつa*が3.50以上
6.50以下かつb*が20.0以上30.0以下であ
る。好ましくはL*が72.0以上78.0以下かつa
*が3.50以上5.50以下かつb*が20.0以上
25.0以下である。L*は白色の程度を表すが、大き
過ぎると天然歯より白くなり、小さ過ぎると天然歯より
黒くなり人工歯用としては適当ではない。a*の+の値
は赤色の程度を表すが、大き過ぎると天然歯より赤味が
強くなり、小さ過ぎると天然歯に比較して赤味が不足
し、人工歯用としては適当ではない。b*の+の値は黄
色の程度を表すが、大き過ぎると天然歯より黄色味が強
くなり、小さ過ぎると天然歯に比較して黄色味が不足
し、人工歯用としては適当ではない。本発明のアルミナ
焼結体を人工歯に用いる場合には、焼結密度が高いとい
う条件を満たしている必要があり、焼結密度が低過ぎる
と白色の程度L*が高くなり過ぎると共に、ポアが多く
強度的にも問題を生じる可能性があり、人工歯用として
は適当ではなく、焼結密度は3.970g/cm3以上
であり、好ましくは3.975g/cm3以上である。
なお、焼結密度は測定誤差を除いて理論密度である3.
987g/cm 3を越えることはない。
【0010】本発明のアルミナ焼結体は次のようにして
得ることができる。実質的に破砕面を有さず、一次粒子
が多面体形状であり、BET比表面積が1〜15m2
gであり、純度99.99%以上のαアルミナ粉末を原
料として使用する。実質的に破砕面を有した粒子はプレ
ス成形等の成形時に成形体内部が不均一となり焼結体密
度低下の原因となる。破砕面を有さないαアルミナ粉末
の中でも、結晶性が高くαアルミナの結晶面が現れてい
るために多面体形状の粒子よりなるαアルミナ粉末が、
粒子内部の欠陥が少なく均質であり望ましい。BET比
表面積が1m2/g未満では成形体中に径が0.15μ
mを越えるポアが存在する為、焼結中に除去できない。
また、緻密化するための焼結温度が1900℃を越える
ので好ましくない。BET比表面積が15m2/gを越
えると粒子同士が凝集するため、粒度分布がブロードと
なり、粗大なポアの残存やマグネシウム化合物等の焼結
助剤の偏析の原因となり、ポアが残存するため好ましく
ない。純度が99.99%未満では不純物が光を吸収し
たり着色の原因となるため自然歯と異なる色調となるた
め好ましくない。
【0011】上記のBET比表面積1〜15m2/gの
αアルミナ粉末は純度99.99%以上のものである
が、原料中に含まれている合計0.01重量%未満のア
ルミニウム以外の元素の酸化物あるいは塩類、または1
000℃以下の焼成により原料中より除去できる1重量
部未満の水、有機物、ハロゲンは本発明のアルミナ焼結
体の特徴を損うものではなく、許容されるものである。
【0012】上記のBET比表面積1〜15m2/gの
αアルミナ粉末は、αアルミナの六方最密格子面に平行
な最大粒子径をD、六方最密格子面に垂直な粒子径をH
とした場合に、D/H比が0.5以上2.0未満である
αアルミナ粒子からなり、該αアルミナ粒子の数平均粒
径が0.01μm以上1.0μm以下であり、累積粒度
分布の微粒側からの累積10%、累積90%の粒径をそ
れぞれD10、D90としたときにD90/D10の値
が15以下の粒度分布を有する粉末が好ましい。
【0013】本発明のαアルミナ焼結体の原料として用
いることのできるαアルミナ粉末、すなわち、実質的に
破砕面を有さず、一次粒子が多面体形状であり、BET
比表面積が1〜15m2/gである、純度99.99%
以上のαアルミナ粉末は、その原料として遷移アルミナ
または熱処理により遷移アルミナとなる粉末を、塩化水
素を含有する雰囲気ガス中にて焼成することにより得ら
れるαアルミナ粉末を挙げることができ、特開平6−1
91833号公報あるいは特開平6−191836号公
報等に記載のαアルミナの単結晶粒子よりなる、アルミ
ナ純度が99.99%以上の高純度であるαアルミナ粉
末の製法に準じて得られる。
【0014】本発明に用いるαアルミナは、純度が9
9.99%以上の高純度であることに加え、一次粒子が
均質で内部に欠陥を有さず、多面体形状の、D/H比が
0.5以上2.0未満の粒子で、一次粒子同士が凝集し
ていない単一粒子粉末を原料とすると、粒度分布が狭い
ために成形体中の粒子配列が均一であり粒子間の空隙サ
イズが均一であるので好ましい。
【0015】本発明の原料であるαアルミナとして、例
えば、住友化学工業(株)製のスミコランダムのAA−
03(1次粒径0.3μm)、AA−04(一次粒径
0.4μm)、 AA−07(一次粒径0.7μm)が
挙げられる。これらの純度はすべて99.99wt%以
上である。
【0016】本発明における焼結方法としては、常圧大
気中あるいは酸素濃度10%以上の酸化性雰囲気の条件
下で1400〜1900℃の範囲で好ましくは1500
〜1700℃の範囲で焼結する。酸素濃度が10%未満
の酸化性が不十分な雰囲気中で焼結した場合、焼結体が
茶色や黒色に着色する可能性があり、減圧または高圧下
であっても着色の可能性がある。焼結温度が低過ぎる場
合は3.970g/cm3以上の密度を有する緻密な焼
結体を得ることはできず、焼結温度が高過ぎると焼結体
粒径が大きくなり、ポアが残存したり焼結体の機械的強
度が低下するため好ましくない。
【0017】本発明のアルミナ焼結体の色調と高い焼結
密度を得るためには、焼結助剤はマグネシウム化合物が
適当である。マグネシウム化合物としては、酸化物、硝
酸塩、酢酸塩、水酸化物、塩化物等が挙げられるが、大
気中での焼結時、1200℃以下で酸化物になるマグネ
シウム化合物であればよくこれに限定されないが、最も
好適なものとして硝酸マグネシウムを挙げることが出来
る。通常、本発明のαアルミナ粉末に焼結助剤として、
酸化物換算で好ましくは10重量ppm以上10000
重量ppm以下、さらに好ましくは10重量ppm以上
5000重量ppm以下、特に好ましくは50重量pp
m以上1000重量ppm以下のマグネシウム化合物を
添加する。また、用途により高純度の焼結体、例えば9
9.99wt%以上が必要な場合、該アルミナ粉末に焼
結助剤を酸化物換算で10〜100重量ppm、さらに
は20〜50重量ppm添加することが好ましい。マグ
ネシウム化合物の添加量が少なければ焼結体の色調が天
然歯より白くなりやすく、多過ぎると赤味が強過ぎるこ
とがある。酸化マグネシウムが焼結密度を上げる機構と
しては、粒界に異相として存在し粒界の成長・進展が抑
制されるため、ポアが粒内に取り込まれることなく、ポ
アが系外に除外されると考えられている。
【0018】本発明のαアルミナ粉末の成形体は、αア
ルミナと焼結助剤の混合粉末と、溶媒、有機バインダ
ー、可塑剤、分散剤、離型剤を添加混合し、スラリーを
調製する工程、該スラリーを用いて成形する工程、すな
わちスプレードライにより造粒しプレス成形を行った
り、スリップキャスト成形等の工程を経て作製できる。
【0019】次にスラリーの作製法および成形法につい
て説明すると、まず前記αアルミナ原料粉末、焼結助
剤、溶媒、分散剤を適量配合し、機械的な撹拌混合を行
う。溶媒としては使用するバインダーの種類や成形方法
によって異なるが、スプレードライヤーにより顆粒を製
造する場合に用いる、ポリビニルアルコールでは水が主
に用いられる。処方によっては各種有機溶媒も用いるこ
とができる。分散剤としては、溶媒が水の場合は主にポ
リカルボン酸アンモニウム塩[例えば商品名;SN−デ
ィスパーサント5468、サンノプコ(株)品]が用い
られる。また有機溶媒の場合にはオレイン酸エチル、ソ
ルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレエート、
ポリカルボン酸系等が用いられる。本発明で原料とする
αアルミナ原料粉末には、ポリエステル系[商品名;テ
キサホール3012、サンノプコ(株)品]が好ましい
が、これらに限定されるものではない。併用する有機バ
インダーによっては、分散剤を用いない方が粘度の低い
スラリーが作製できる。
【0020】本発明のαアルミナ原料粉末、焼結助剤、
溶媒、分散剤等の混合には、ボールミルによる混合方法
が広く一般におこなわれているが、本発明において原料
とするαアルミナ粉末は、凝集が少なく粒子形状ならび
に粒子径が揃った粉末であるため、超音波槽を用いて外
部より超音波を照射する、あるいは超音波ホモジナイザ
ーにより超音波を照射することによっても溶媒中で容易
に分散し、均一なスラリーを作製することができる。セ
ラミックスボール等のメディアを使用しない分散方法
は、アルミニウム以外の酸化物あるいは塩類の混入を避
ける意味で好ましい。超音波は、例えば槽容量40リッ
トルの場合、25キロヘルツ以上の周波数が望ましい。
撹拌混合時間は該スラリーの容量によって異なるが、例
えばスラリー量が10リットルの場合、30分以上おこ
なうことが望ましい。このように原料粉末を充分に分散
させた後、有機バインダーを混合する。この混合は、例
えばスラリー量が10リットルの場合、1時間以上おこ
なうことが望ましい。
【0021】上記のαアルミナスラリーに添加する有機
バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルアセタール、各種アクリル系ポリマー、メチルセルロ
ース、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール系、各種
ワックス、各種多糖類を用いることができるが本発明は
これらに限定されるものではない。
【0022】可塑剤は用いる有機バインダーによって異
なるが、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
ポリエチエレングリコール、グリセリン、ポリグリセリ
ン、各種エステル系等が用いられる。特に有機溶媒を用
いる場合には、ジブチルフタレート、フタル酸ジエチル
ヘキシル等が用いられるが、本発明はこれらに限定され
るものではない。
【0023】本発明において、その他の添加剤として、
離型剤や凝集剤やpH調整剤を添加することもできる
が、アルミナ以外の溶媒や添加物中にアルミニウム以外
の無機不純物がないことが重要である。
【0024】前記のように調製したスラリーを減圧下に
おいて、脱泡してもよい。また各種消泡剤を用いてもよ
い。またその後の成形方法によって、各種pH調整剤や
凝集剤の添加により粘度を50〜10000パスカル秒
(センチポイズ)としてもよい。たとえばスプレードラ
イヤーによる造粒では球形の顆粒を作製するために、ア
ルミナスラリーの粘度は塩酸水溶液やアンモニア水等に
よるpH調整で、300〜400パスカル秒(センチポ
イズ)に調整することが好ましい。さらには静置沈降や
遠心分離やロータリーエバポレーター等による減圧濃縮
等により、スラリー中のアルミナ濃度を高めることもで
きる。
【0025】本発明において、成形方法としては、前記
スラリーを用いて、スリップキャスト法、遠心キャスト
成形法、押出し成形法等通常の方法を用いることができ
る。また前記スラリーをスプレードライ等により顆粒状
とした後、プレス成形や冷間静水圧プレス成形すること
ができる。
【0026】冷間静水圧プレス成形の場合、前記スラリ
ーをスプレードライ等により顆粒状とし、この顆粒を好
ましくは50〜500kg/cm2、さらに好ましくは
200〜300kg/cm2の圧力で一軸プレス成形し
た後、冷間静水圧プレス成形機にて好ましくは0.5〜
3t/cm2、さらに好ましくは1.0〜1.5t/c
2で等方的に加圧し、得られた成形体を所定の形状に
加工することができる。
【0027】本発明のアルミナ焼結体は、厚みが5mm
における鏡面研摩面の色がL*a*b*表色系で、L*
が65.0以上80.0以下かつa*が3.50以上
6.50以下かつb*が20.0以上30.0以下であ
る、焼結密度3.970g/cm3以上のアルミナ焼結
体であり、該アルミナ焼結体を母体とし、外側にポーセ
レン等を被せ、天然歯と同じような造形を施した人工歯
等のバイオセラミックス部材として、また皿・カップ等
の視覚的に透明感と暖かみが感じられる赤褐色の食器、
あるいは衛生陶器として、好適に用いることができる。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例を挙げ、本発明を詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0029】なお本発明に於ける各種の測定は次のよう
にしておこなった。 (1)BET比表面積の測定 島津製作所フローソーブII2300により測定した。 (2)平均粒径(D50)の測定 マルバーン社製レーザー回折散乱法粒度分布測定装置マ
スターサイザーにより測定した。 (3)物体色の測定 両面をダイヤモンドスラリーを用いて鏡面研磨した、厚
み5mmの円柱焼結体を測定サンプルとした。測定装置
は株式会社ミノルタ社製の色差色彩測定装置CM−20
02および演算システムCM−1を用いた。測定は入射
光の一部がサンプルに吸収され、反射、散乱した残光を
積分球で捕集、検出する。光源はキセノンランプを使用
し、積分球に設置された2個の分光器で測光し、400
〜700nmの波長光を10nm単位で分光し、演算
し、標準光源D65で観察視野2°の条件で測定された
物体色として、その絶対値がL*a*b*表色系で求め
られる。本測定では反射散乱光の全てを検出するSCI
(Specular Component Inclu
de)モードで測定し、JIS規格の標準白色板を基準
色とした。本測定方法はJIS Z 8722およびZ
8729に準拠しており、また本願の用語はJIS Z
8103(計測用語)、8105(色に関する用
語)、8120(光学用語)に定義されている。
【0030】なお、比較例には、純度99.99%では
あるが、破砕面を有する多面体形状ではないアルミナ粉
末として、住友化学工業(株)製のAKP−30(BE
T比表面積;6.8m2/g)およびAKP−20(B
ET比表面積;4.2m2/g)を用いた。
【0031】実施例1 実質的に破砕面を有さないαアルミナ粉末として、住友
化学工業株式会社製αアルミナ粉末(商品名スミコラン
ダムAA−04)を用いた。該アルミナ粉末は8〜20
面を有する多面体形状の粒子よりなり、D/Hは1であ
った。BET比表面積は3.5m2/gであった。この
粉末のレーザー回折散乱法による平均粒径は0.52μ
mであった。AA−04粉末;5000g、水(溶
媒);3100g、硝酸マグネシウム六水和物(試薬特
級);16.0g(αアルミナ粉末に対し、酸化マグネ
シウムとして500ppm)、分散剤ポリカルボン酸ア
ンモニウム40重量%水溶液((株)サンノプコ品;商
品名SN−ディスパーサント5468);62.5gを
超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなっ
た。その後有機バインダーとしてポリビニルアルコール
((株)クラレ品;商品名PVA−205C)の10重
量%溶液を1000gと、可塑剤としてポリエチレング
リコール#400(試薬特級)を50g添加し、60分
間撹拌混合してスラリーを調製した。このスラリーを、
スプレードライヤーにより噴霧乾燥し顆粒を作製した。
この顆粒を含水率0.5重量%に調湿した後、金型に充
填し、油圧式一軸プレス成形機で0.3t/cm2の荷
重で、さらに冷間静水圧プレスにより1.5t/cm2
の荷重で、直径;20mm、高さ;5mmの円柱成形体
を作製した。次にこの成形体を大気中1600℃で2時
間焼成した。得られた焼結体の測色値は、L*=73.
29、a*=5.07、b*=22.27であった。ま
たアルキメデス法による焼結密度は3.983g/cm
3であった。
【0032】実施例2 実質的に破砕面を有さないαアルミナ粉末として、住友
化学工業株式会社製αアルミナ粉末(商品名スミコラン
ダムAA−03)を用いた。該αアルミナ粉末は8〜2
0面を有する多面体形状の粒子よりなり、D/Hは1で
あった。BET比表面積は5.2m2/gであった。こ
の粉末のレーザー回折散乱法による平均粒径は0.45
μmであった。AA−03粉末;5000g、水;31
00g、硝酸マグネシウム六水和物;16.0g、分散
剤SN−ディスパーサント5468;62.5gを超音
波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。そ
の後有機バインダーとしてPVA205Cの10重量%
溶液を1000gと、可塑剤としてポリエチレングリコ
ール#400を50g添加し、60分間撹拌混合してス
ラリーを調製した。該スラリーを、スプレードライヤー
により噴霧乾燥し顆粒を作製した。この顆粒を含水率
0.5重量%に調湿した後、金型に充填し、油圧式一軸
プレス成形機で0.3t/cm2の荷重で、さらに冷間
静水圧プレスにより1.0t/cm2の荷重で、直径;
20mm、高さ;5mmの円柱成形体を作製した。次に
この成形体を常圧大気中1550℃で2時間焼成した。
得られた焼結体の測色値は、L*=74.16、a*=
4.24、b*=21.65であった。またアルキメデ
ス法による焼結密度は3.985g/cm3であった。
【0033】実施例3 実施例2のAA−03粉末;5000g、水;3100
g、硝酸マグネシウム六水和物;1.6g(αアルミナ
粉末に対して酸化マグネシウムとして50ppm)、分
散剤SN−ディスパーサント5468;62.5gを超
音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこなった。
その後有機バインダーとしてPVA205Cの10重量
%溶液を1000gと、可塑剤としてポリエチレングリ
コール#400を50g添加し、60分間撹拌混合して
スラリーを調製した。該スラリーを、スプレードライヤ
ーにより噴霧乾燥し顆粒を作製した。この顆粒を含水率
0.5重量%に調湿した後、金型に充填し、油圧式一軸
プレス成形機で0.3t/cm2の荷重で、さらに冷間
静水圧プレスにより1.0t/cm2の荷重で、直径;
20mm、高さ;5mmの円柱成形体を作製した。次に
この成形体を大気中1600℃で2時間焼成した。得ら
れた焼結体の測色値は、L*=73.46、a*=4.
97、b*=24.05であった。またアルキメデス法
による焼結密度は3.985g/cm3であった。
【0034】実施例4 実質的に破砕面を有さないαアルミナ粉末として、住友
化学工業株式会社製αアルミナ粉末(商品名スミコラン
ダムAA−07)を用いた。該αアルミナ粉末は8〜2
0面を有する多面体形状の粒子よりなり、D/Hは1で
あった。BET比表面積は2.8m2/gであった。こ
の粉末のレーザー回折散乱法による平均粒径は0.78
μmであった。AA−07粉末;5000g、水(溶
媒);3100g、硝酸マグネシウム六水和物;16.
0g、分散剤SN−ディスパーサント5468;62.
5gを超音波を照射しながら、30分間撹拌混合をおこ
なった。その後有機バインダーとしてPVA−205C
の10重量%溶液を1000gと、可塑剤としてポリエ
チレングリコール#400を50g添加し、60分間撹
拌混合してスラリーを調製した。このスラリーを、スプ
レードライヤーにより噴霧乾燥し顆粒を作製した。この
顆粒を含水率0.5重量%に調湿した後、金型に充填
し、油圧式一軸プレス成形機で0.3t/cm2の荷重
で、さらに冷間静水圧プレスにより1.0t/cm2
荷重で、直径;20mm、高さ;5mmの円柱成形体を
作製した。次にこの成形体を大気中1700℃で2時間
焼成した。得られた焼結体の測色値は、L*=76.1
3、a*=4.57、b*=21.47であった。また
アルキメデス法による焼結密度は3.982g/cm3
であった。
【0035】比較例1 本比較例1では、純度99.99%のαアルミナ粉末
(住友化学工業(株)商品名;AKP−20)を使用し
た。このαアルミナ粉末の一次粒子は多面体形状ではな
い不定形粒子であり、D/Hが2より大きかった。また
この粉末のBET比表面積は4.2m2/gであった。
この粉末のレーザー回折散乱法による平均粒子径は0.
54μmであった。AKP−20粉末;5000g、
水;3100g、硝酸マグネシウム6水和物;16.0
g(全アルミナ粉末に対し、酸化マグネシウムとして5
00ppm)を添加し、超音波を照射しながら30分間
撹拌混合後、その後鉄芯入りプラスチックボールをメデ
ィアとして3時間ボールミルをおこなった。この後さら
に有機バインダーとしてPVA205Cの10重量%溶
液を1000g、可塑剤としてポリエチレングリコール
#400を50gを添加し、60分間攪拌混合してスラ
リーを調製した。このスラリーをスプレードライヤーに
より噴霧乾燥し、顆粒を作製した。この顆粒を含水率
0.5重量%に調湿した後、金型に充填し、油圧式一軸
プレス成形機で0.7t/cm2の荷重で、さらに冷間
静水圧プレスで1.5t/cm2の荷重で、直径;20
mm、高さ;10mmの円柱成形体を作製した。次にこ
の成形体を大気中1600℃で2時間焼結した。得られ
た焼結体の測色値は、L*=89.10、a*=1.4
6、b*=13.59であった。アルキメデス法による
焼結密度は3.970g/cm 3であった。
【0036】比較例2 本比較例2では、純度99.99%のαアルミナ粉末
(住友化学工業(株)商品名;AKP−30)を使用し
た。このアルミナ粉末の一次粒子は多面体形状ではない
不定形粒子であり、D/Hが2より大きかった。またこ
の粉末のBET比表面積は6.8m2/gであった。こ
の粉末のレーザー回折散乱法による平均粒子径は0.5
4μmであった。AKP−30粉末;5000g、水;
3100g、硝酸マグネシウム6水和物;16.0gを
超音波を照射しながら30分間撹拌混合をおこなった。
その後鉄芯入りプラスチックボールをメディアとして3
時間ボールミルをおこなった。この後さらに有機バイン
ダーとしてPVA205Cの10重量%溶液を1000
g、可塑剤としてポリエチレングリコール#400を5
0gを同時に添加し、3時間ボールミルをおこないスラ
リーを調製した。該スラリーをスプレードライヤーによ
り噴霧乾燥し、顆粒を作製した。この顆粒を含水率0.
5重量%に調湿した後、金型に充填し、油圧式一軸プレ
ス成形機で0.7t/cm2の荷重で、さらに冷間静水
圧プレスで1.5t/cm2の荷重で、直径;20m
m、高さ;10mmの円柱成形体を作製した。次にこの
成形体を大気中1600℃で2時間焼結した。得られた
焼結体の測色値は、L*=85.49、a*=2.3
5、b*=16.16であった。アルキメデス法による
焼結密度は3.975g/cm3であった。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の製造方法により、天然歯と同等
の色調を有するアルミナ焼結体を取得でき、該アルミナ
焼結体は、主に天然歯と同じような造形を施した人工
歯、その他のバイオセラミックス部材、皿・カップ等の
食器、衛生陶器等に好適に用いることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準の光D65、観察視野2°で測定し
    た、厚み5mmにおけるアルミナ焼結体の色が、L*が
    65.0以上80.0以下かつa*が3.50以上6.
    50以下かつb*が20.0以上30.0以下である、
    焼結密度が3.970g/cm3以上のアルミナ焼結
    体。
  2. 【請求項2】実質的に破砕面を有さず、一次粒子が多面
    体形状であり、BET比表面積が1〜15m2/gであ
    り、純度99.99%以上のαアルミナ粉末に焼結助剤
    を添加した混合粉末を、成形し、常圧大気中あるいは酸
    素濃度10%以上の酸化性雰囲気の条件下で1400〜
    1900℃の範囲で焼結する、請求項1に記載のアルミ
    ナ焼結体の製造方法。
  3. 【請求項3】焼結助剤がマグネシウム化合物であり、添
    加量がαアルミナ粉末に対して、酸化物換算で10重量
    ppm以上10000重量ppm以下である請求項2に
    記載のアルミナ焼結体の製造方法。
  4. 【請求項4】(1)請求項2または請求項3記載の混合
    粉末と、水あるいは有機溶媒、有機バインダー、可塑
    剤、分散剤、離型剤を混合し、スラリーを調製する工
    程、(2)該スラリーを用いて成形する工程、(3)常
    圧大気中あるいは酸素濃度10%以上の酸化性雰囲気の
    条件下で1400℃〜1900℃の範囲で焼結する工
    程、を含む請求項2または請求項3に記載のアルミナ焼
    結体の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のアルミナ焼結体を用いる
    人工歯およびバイオセラミックス部材、食器、衛生陶
    器。
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