JP2001212709A - 金型加工方法およびこれによって製造される金型 - Google Patents

金型加工方法およびこれによって製造される金型

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裕一 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直線状の微細な凹凸が所定間隔で形成された
光学素子を成形するための良好な寸法精度を持つ金型を
迅速かつ低コストにて製造し得ない。 【解決手段】 直線状の微細な凹凸が所定間隔で形成さ
れた光学素子を成形するための金型201の加工方法で
あって、凹凸に対応した総型ダイヤモンドバイト307
を用い、凹凸の延在方向に沿った金型201の往復運動
とこの金型201の往復運動方向に対して直交する軸線
H回りの総型ダイヤモンドバイト307の回転運動とを
組み合わせたフライカットにより金型201の成形面2
02を加工するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線状の微細な凹
凸が所定間隔で形成された光学素子を成形するための金
型の製造方法および金型に関する。
【0002】
【従来の技術】直線状の微細な凹凸が所定間隔で形成さ
れた光学素子、例えば、光学式エンコーダのインデック
ススケールや回折格子などを大量生産する場合、樹脂を
用いた射出成形や圧縮成形あるいはレプリカ成形などに
より製造される。
【0003】このような方法によって製造されたロータ
リタイプのインデックススケールを用いる光学式ロータ
リエンコーダの原理を図9に示す。すなわち、LED1
01から出射した光束L0を集光レンズ102によって
円盤状をなす透明なインデックススケール103を介し
て凹面鏡104の表面に集光させる。LED11からの
光束L0が通過するインデックススケール103の表面
には、それぞれV字形などの断面形状を有する直線状の
溝を所定間隔で放射状に刻設した回折部105が形成さ
れ、振幅型の回折格子として作用する。凹面鏡104に
よって反射した回折光LRが再びインデックススケール
103の回折部105に導かれると、ここで再回折干渉
像が形成されるため、この回折部105は従来の光学式
エンコーダにおけるインデックススケールと同等の機能
を果たすこととなる。また、凹面鏡104により反射し
てインデックススケール103を通過した光束L0は、
回折部105のプリズム作用により集光レンズ102を
介して3つのフォトIC106へと導かれ、インデック
ススケール103の回転角度を検出するための3相のア
ナログ信号を得ることができるようになっている。
【0004】このようなインデックススケール103を
成形加工するための金型の成形面の平面形状を図10に
示し、そのXI−XI矢視断面構造を図11に破断状態で示
し、さらに図10中の矢視XII部を図12に拡大して示
し、その正面形状を図13に示す。すなわち、円筒状を
なす成形駒201の一方の端面に形成された成形面20
2には、インデックススケール103の回折部105の
形状を反転した形状、つまり稜部203が直線状をなす
二等辺三角形状の断面を持つ屋根部204が成形面20
2の円周方向に沿って所定間隔で放射状に形成されてい
る。隣接する屋根部204の間には、底部205の幅が
狭まった台形断面の溝206が形成されており、従来は
この台形断面に対応したチップを持つ総型ダイヤモンド
バイトを用いて成形駒201の成形面202をシェーピ
ング、つまり立削りによって加工していた。
【0005】なお、総型ダイヤモンドバイトのチップ
は、光学素子に形成された隣接する一対の溝の間に介在
する突起部の形状と対応した形状を持つものであり、溝
の形状に応じて変わるものであることに注意されたい。
【0006】上述した成形駒201の成形面202を加
工するための従来の金型加工装置の外観を図14に模式
的に示す。すなわち、成形面202と反対側の端面20
7(図11参照)に形成された雌ねじ孔208を利用し
て成形駒201をその軸線が割り出し回転台301の回
転軸線Cと同軸状をなすように取り付ける。割り出し回
転台301は、ベッド302に対して摺動自在に搭載さ
れたスライドテーブル303上に固定され、このスライ
ドテーブル303は図14中、左右方向に往復駆動可能
となっている。一方、ベッド302と一体のコラム30
4の上端部には、割り出し回転台301の回転軸線Cに
対して直交する鉛直方向に昇降可能なラム305を有す
るラムヘッド306が設けられており、ラム305の下
端には、上述したような総型ダイヤモンドバイト307
が成形駒201の成形面202側に突出するように取り
付けられる。
【0007】ラム305の昇降動作によって、総型ダイ
ヤモンドバイト307のチップ308は、割り出し回転
台301の回転軸線Cと直交するように成形駒201の
成形面202の半径方向に往復動し、このラム305の
昇降動作による総型ダイヤモンドバイト307の切削送
りと、スライドテーブル303の往復動動作による切り
込み送りとを組み合わせ、立削りよって直線状をなす1
本の溝206を成形駒201の成形面202に形成した
後、割り出し回転台301を駆動して成形駒201を所
定量割り出し回転させ、次に加工すべき溝206を先の
手順と同様にして順次刻設して行く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】直線状の微細な凹凸が
所定間隔で形成された光学素子を成形するための金型を
製造する場合、図14に示した従来の立削りによる方法
では、ラム305の上昇時にスライドテーブル303を
退避移動させる必要があるため、この間は加工が中断し
た状態となって加工能率の低下を招来する。
【0009】また、切り込み送りに対応した分だけ総型
ダイヤモンドバイト307側へのスライドテーブル30
3の前進量を1回毎に変えて行く必要があり、スライド
テーブル303の停止位置を順次変えて行くために複雑
な機構を組み込む必要があり、成形面202に形成され
る溝206の底部205のばらつきが比較的大きくなる
傾向を持つ。
【0010】さらに、加工時においては総型ダイヤモン
ドバイト307がラム305と共に自由落下のような状
態で切削送り移動するため、成形面202に刻設される
溝206の直線精度を高めることが困難である。
【0011】しかも、成形面202に対して1回の切り
込み量を大きく設定することができないため、1つの溝
206の加工に対するスライドテーブル303およびラ
ム305の反復駆動回数が嵩み、チップ308の摩耗や
チッピングなどが起こり易く、良好な成形面202を迅
速かつ低コストにて加工することが困難である。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、直線状の微細な凹凸が
所定間隔で形成された光学素子を成形するための良好な
寸法精度を持つ金型を迅速かつ低コストにて製造し得る
金型加工方法およびこれによって製造される金型を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態は、
直線状の微細な凹凸が所定間隔で形成された光学素子を
成形するための金型の加工方法であって、前記凹凸に対
応した総型ダイヤモンドバイトを用い、前記凹凸の延在
方向に沿った前記金型の往復運動とこの金型の往復運動
方向に対して直交する軸線回りの前記総型ダイヤモンド
バイトの回転運動とを組み合わせたフライカットにより
前記金型の成形面を加工するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0014】本発明の第2の形態は、直線状の微細な凹
凸が所定間隔で形成された光学素子を成形するための金
型であって、前記凹凸に対応した成形面を具え、この成
形面は、前記凹凸に対応した総型ダイヤモンドバイトを
用いて前記凹凸の延在方向に沿った前記金型の往復運動
とこの金型の往復運動方向に対して直交する軸線回りの
前記総型ダイヤモンドバイトの回転運動とを組み合わせ
たフライカットにより加工されたものであることを特徴
とする。
【0015】本発明によると、フライカットによって金
型の成形面に対する1回当たりの総型ダイヤモンドバイ
トの切り込み量が多くなり、また、切り込み深さも仕上
げ面に対応した深さに設定される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態による金型加
工方法において、1つの凹凸に対してアップカットとダ
ウンカットとを交互に行うようにしてもよく、この場
合、アップカットが金型の往動時に行われ、ダウンカッ
トが金型の復動時に行われることが好ましい。また、総
型ダイヤモンドバイトによって加工される成形面の表面
あらさRaが30nm以下であってもよく、金型が純銅ま
たは銅系合金を主体として形成されているものであって
もよい。さらに、成形面が銅系めっき層または無電解ニ
ッケルめっき層で形成されていてもよく、この場合、銅
系めっき層がピロ燐酸銅またはシアン化銅で形成されて
いてもよい。
【0017】なお、光学素子が放射状に配列する溝を形
成したロータリエンコーダスケールであり、金型はその
往復運動方向および総型ダイヤモンドバイトの回転軸線
に対して直交する軸線回りに割り出し回転可能であって
もよい。
【0018】本発明の第2の形態による金型において、
成形面の表面あらさRaが30nm以下であってもよい。
また、金型が純銅または銅系合金を主体として形成され
ているものであってもよい。さらに、成形面が銅系めっ
き層または無電解ニッケルめっき層で形成されていても
よく、この場合、銅系めっき層がピロ燐酸銅またはシア
ン化銅で形成されていてもよい。
【0019】
【実施例】本発明を図9に示したインデックススケール
103を製造するための図10〜図13に示した金型に
応用した実施例について、図1〜図8を参照しながら詳
細に説明するが、本発明はこのような実施例に限らず、
これらをさらに組み合わせたり、この明細書の特許請求
の範囲に記載された本発明の概念に包含されるべき他の
技術にも応用することができる。
【0020】本実施例における金型加工装置の側面形状
を図1に示し、その正面形状を図2に示す。すなわち、
コラム11が一体的に設けられたベッド12上には、ス
ライドテーブル13が水平な前後方向(図1中、左右方
向)および左右方向(図2中、左右方向)にそれぞれ駆
動可能に設置されている。このスライドテーブル13上
には、割り出し回転台14がスライドテーブル13の摺
動方向と直交する鉛直な軸線C回りに割り出し回転可能
に設置され、本実施例では1′以下の割り出し精度を有
する割り出し回転台14の回転軸線Cと同軸状をなすよ
うに、成形駒201がスペーサ15を介して割り出し回
転台14に固定される。
【0021】コラム11の上端部には、主軸頭16が突
設されており、この主軸頭16には、割り出し回転台1
4の回転軸線Cおよびスライドテーブル13の摺動方向
に対してそれぞれ直交する回転軸線H回りに駆動回転可
能な主軸17が0.05μm程度の回転精度を実現し得る
高精度な静圧気体軸受(図示せず)などを介して取り付
けられ、この主軸17には総型ダイヤモンドバイト30
7が固定される。
【0022】本実施例における総型ダイヤモンドバイト
307の平面形状を図3に示し、その側面形状を図4に
示す。すなわち、この総型ダイヤモンドバイト307の
チップ(ダイヤモンド製)308は、図13に示す成形
駒201の溝206に対応した形状を有し、屋根部20
4を形成するための一対の斜面部309と底部205を
形成するための先端部310との角度公差は±10′に
設定されている。また、この先端部310と主軸17の
回転軸線とが10′以下の平行度となるように、総型ダ
イヤモンドバイト307が主軸17に取り付けられる。
【0023】成形駒201は、銅系の材料、すなわち純
銅または銅系合金で形成するか、あるいは鋼製ブランク
の成形面202の部分をピロ燐酸銅またはシアン化銅な
どの銅系めっき層や無電解ニッケルめっき層で形成した
ものを使用することが好ましい。成形面202を銅系材
料で形成した場合には、その表面あらさRaを比較的容
易に30nm以下にすることができる。また、成形面20
2を無電解ニッケルめっき層で形成した場合には、その
表面硬度がビッカース硬度で500〜600程度もあるため、
耐久性に優れた長寿命の成形駒201とすることができ
る。
【0024】実際の加工に先立って、総型ダイヤモンド
バイト307の中心軸線Rを含む回転面(図3の紙面に
対して垂直な面)に対する割り出し回転台14の回転軸
線Cの偏心量が2μm以下となるように、これらの位置
が調整される。また、成形面202に対する総型ダイヤ
モンドバイト307の切り込み量を設定するため、総型
ダイヤモンドバイト307の先端部310の最下点にお
ける位置と割り出し回転台14との間隔を測定し、成形
駒201の高さに応じて適当な厚みのスペーサ15を用
意し、このスペーサ15を介して成形駒201を割り出
し回転台14に固定する。
【0025】上述したような条件にてすべてのセッティ
ングが終了したならば、主軸17の駆動回転を開始し、
その回転の安定を待ってからスライドテーブル13を図
5に示すように前方に送り移動させ、成形駒201の外
周側から内周側に向けて溝206の加工を開始する。こ
の場合、図6に示すように溝206がアップカットによ
って形成されることとなる。総型ダイヤモンドバイト3
07が成形面202を通り抜けて1本の溝206の加工
を終えたならば、スライドテーブル13の前進送りを止
め、割り出し回転台14を溝206の1ピッチ分だけ割
り出し回転し、この状態から今度はスライドテーブル1
3を図7に示すように後方に送り移動させ、成形駒20
1の内周側から外周側に向けて溝206の加工を再開す
る。この場合、図8に示すように溝206がダウンカッ
トによって形成されることとなる。総型ダイヤモンドバ
イト307が成形面202を通り抜けて2本目の溝20
6の加工を終えたならば、スライドテーブル13の後進
送りを止め、割り出し回転台14を溝206の1ピッチ
分だけさらに割り出し回転し、この状態から上述した作
業を再開し、成形駒201の成形面202に溝206を
順次刻設して行く。
【0026】このように、加工時におけるスライドテー
ブル13の切削送り移動は、主軸17の回転軸線Hと直
交する前後方向のみ行われ、スライドテーブル13の左
右方向の移動は、成形駒201を割り出し回転台14に
装着する際や、割り出し回転台14と総型ダイヤモンド
バイト307との位置決めの際に行われ、実際の加工時
には固定したままとなる。つまり、溝206の刻設は総
型ダイヤモンドバイト307が取り付けられた主軸17
の回転と、スライドテーブル13の前後方向のみの切削
送りとによりなされるため、切り込み深さが一定である
ことと相俟って、その加工精度を高精度化させることが
できる。
【0027】上述した実施例では、ロータリエンコーダ
スケールを成形するための成形駒201の成形面202
の加工について説明したが、円筒形状をなす加工対象物
の外周面にスプライン状の溝を刻設するような場合にも
本発明を応用することが可能であり、この場合には加工
対象物の回転軸線と主軸17との間隔を調整することに
より上述したスペーサ15が不要となり、加工対象物を
その回転軸線に沿って切削送りするだけでよい。また、
リニアエンコーダスケールを成形するための金型の成形
面を加工する場合には、この金型をスライドテーブル1
3上に直接取り付け、割り出し回転台14の割り出し回
転に代えてスライドテーブル13の左右方向の割り出し
を行えばよい。さらに、加工すべき溝の断面形状に応じ
て総型ダイヤモンドバイト307のチップ308の形状
を変更することにより、矩形あるいは半円形などの断面
形状を持つ溝に成形することも可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によると、凹凸の延在方向に沿っ
た金型の往復運動とこの金型の往復運動方向に対して直
交する軸線回りの総型ダイヤモンドバイトの回転運動と
を組み合わせたフライカットにより金型の成形面を加工
するようにしたので、1回の加工での切り込み量を多く
取ることができ、加工時間の短縮が可能となると共にチ
ップの耐久性を向上させることができる。また、金型の
成形面に対する総型ダイヤモンドバイトの切り込み深さ
を一定に保持することにより、寸法精度のばらつきの少
ない凹凸を加工することが可能である。
【0029】1つの凹凸に対してアップカットとダウン
カットとを交互に行うようにした場合には、さらに加工
効率の向上に伴う迅速な加工が可能となる。
【0030】総型ダイヤモンドバイトによって加工され
る成形面の表面あらさRaが30nm以下の場合には、良
好な光学面を得ることができる。
【0031】金型を純銅または銅系合金を主体として形
成したり、あるいはその成形面をピロ燐酸銅またはシア
ン化銅などの銅系めっき層で形成した場合には、これを
製造する際に用いられるダイヤモンドバイトの摩耗を抑
制して成形面の表面あらさRaを容易に30nm以下にす
ることができる。
【0032】成形面を表面硬度の高い無電解ニッケルめ
っき層で形成した場合には、金型の耐久性を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図9に示したインデックススケールを成形加工
するための図10〜図13に示した金型を本発明方法に
よって製造し得る金型加工装置の一実施例の外観を模式
的に表す正面図である。
【図2】図1に示した金型加工装置の左側面図である。
【図3】図1および図2に示した金型加工装置で用いら
れる総型ダイヤモンドバイトの主要部を拡大した平面図
である。
【図4】図3に示した総型ダイヤモンドバイトの側面図
である。
【図5】図1および図2に示した金型加工装置を用いた
加工概念図であり、アップカットの場合を示している。
【図6】図5に示したアップカットの加工概念図であ
る。
【図7】図1および図2に示した金型加工装置を用いた
加工概念図であり、ダウンカットの場合を示している。
【図8】図7に示したダウンカットの加工概念図であ
る。
【図9】本発明の対象となった直線状の微細な凹凸が所
定間隔で形成された光学素子を有する光学式ロータリエ
ンコーダの概念図である。
【図10】図9に示したインデックススケールを成形す
るための金型の平面図である。
【図11】図10中のXI−XI矢視断面図である。
【図12】図10中の矢視XII部の抽出拡大図である。
【図13】図12に示した金型の成形面の正面図であ
る。
【図14】図10〜図13に示した金型を製造するため
の従来の金型加工装置の一例を模式的に表す概念図であ
る。
【符号の説明】
11 コラム 12 ベッド 13 スライドテーブル 14 割り出し回転台 15 スペーサ 16 主軸頭 17 主軸 201 成形駒 202 成形面 203 稜部 204 屋根部 205 底部 206 溝 307 総型ダイヤモンドバイト 308 チップ 309 斜面部 310 先端部 C 割り出し回転台の回転軸線 H 主軸の回転軸線 R 総型ダイヤモンドバイトの中心軸線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状の微細な凹凸が所定間隔で形成さ
    れた光学素子を成形するための金型の加工方法であっ
    て、前記凹凸に対応した総型ダイヤモンドバイトを用
    い、前記凹凸の延在方向に沿った前記金型の往復運動と
    この金型の往復運動方向に対して直交する軸線回りの前
    記総型ダイヤモンドバイトの回転運動とを組み合わせた
    フライカットにより前記金型の成形面を加工するように
    したことを特徴とする金型加工方法。
  2. 【請求項2】 前記凹凸に対してアップカットとダウン
    カットとを交互に行うようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の金型加工方法。
  3. 【請求項3】 前記アップカットが前記金型の往動時に
    行われ、前記ダウンカットが前記金型の復動時に行われ
    ることを特徴とする請求項2に記載の金型加工方法。
  4. 【請求項4】 前記総型ダイヤモンドバイトによって加
    工される前記成形面の表面あらさRaが30nm以下であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記
    載の金型加工方法。
  5. 【請求項5】 前記光学素子が放射状に配列する溝を形
    成したロータリエンコーダスケールであり、前記金型は
    その往復運動方向および前記総型ダイヤモンドバイトの
    回転軸線に対して直交する軸線回りに割り出し回転可能
    であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか
    に記載の金型加工方法。
  6. 【請求項6】 直線状の微細な凹凸が所定間隔で形成さ
    れた光学素子を成形するための金型であって、前記凹凸
    に対応した成形面を具え、この成形面は、前記凹凸に対
    応した総型ダイヤモンドバイトを用いて前記凹凸の延在
    方向に沿った前記金型の往復運動とこの金型の往復運動
    方向に対して直交する軸線回りの前記総型ダイヤモンド
    バイトの回転運動とを組み合わせたフライカットにより
    加工されたものであることを特徴とする金型。
  7. 【請求項7】 前記成形面の表面あらさRaが30nm以
    下であることを特徴とする請求項6に記載の金型。
  8. 【請求項8】 前記金型が純銅または銅系合金を主体と
    して形成されていることを特長とする請求項6または請
    求項7に記載の金型。
  9. 【請求項9】 前記成形面が銅系めっき層または無電解
    ニッケルめっき層で形成されていることを特徴とする請
    求項6から請求項8の何れかに記載の金型。
  10. 【請求項10】 前記銅系めっき層がピロ燐酸銅または
    シアン化銅で形成されていることを特徴とする請求項9
    に記載の金型。
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