JP2001212700A - サーボプレスの下死点補正装置 - Google Patents

サーボプレスの下死点補正装置

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JP2001212700A
JP2001212700A JP2000027655A JP2000027655A JP2001212700A JP 2001212700 A JP2001212700 A JP 2001212700A JP 2000027655 A JP2000027655 A JP 2000027655A JP 2000027655 A JP2000027655 A JP 2000027655A JP 2001212700 A JP2001212700 A JP 2001212700A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】サーボプレスにおいて、前の行程には関係なく
突如発生する下死点の変化に対処できる高精度の下死点
補正装置を提供する。 【解決手段】ねじ4機構を介してラム3をサーボモータ
5で駆動するスクリュープレスのラム3の位置を検出
し、この信号で前記ラム3の位置を制御するラム位置検
出器9の他に上下金型10,12の相対位置を検出する
ための下死点センサ11を設け、該下死点センサ11か
らの信号で前記ラム3を上昇させる構成とし、下死点セ
ンサ11が前記ラム3を上昇させる信号を出力する位置
として、一定の許容値を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、サーボプレスの
下死点補正装置に関するものである。サーボプレスは、
サーボモータを駆動源とし、ねじ機構でラム(スライド
に相当する)を昇降させるプレス機械を意味する。下死
点補正装置は、ラムの昇降運動の下端位置をプレス加工
に合わせ、適宜制御する装置を意味する。
【0002】
【従来の技術】下死点補正装置の従来例として、同出願
人の特願平11―90507を挙げることができる。当
該出願は、金型等の温度変化に伴って変形することに起
因する下死点の変化を是正することを首題としている。
この場合、下死点位置を正確に測定するために、スライ
ド(ラムに相当する)位置検出器の他に下死点検出セン
サが設けられている。温度変化に伴って金型は伸縮す
る。この伸縮によってスライド位置検出器の測定値と実
際の下死点位置が一致しなくなる。そのため、より直接
的に下死点を測定することによって、高精度の測定が期
待できる下死点検出センサが設けられている。
【0003】特願平11―90507においては、下死
点検出センサで下死点を測定し、設定値と比較し、その
差の分だけフィードバックすることにより、次行程にお
ける下死点を補正する構成になっている。
【0004】このようなフィードバックによる制御は、
精度を低下させる要因が温度変化のように徐々に変化す
る場合には有効であるが、プレス加工対象の板厚が前行
程とは関係なく突如変化し、そのためプレス荷重が突如
変化する場合には有効ではない。即ち、当該制御は、連
続する行程に沿って、下死点が徐々に変化する場合には
有効であるが、前の行程とは関係なく突如変化する場合
には有効ではない。本願発明は、上記の問題を解決する
ためになされたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の課題は、前
の行程には関係なく突如発生する下死点の変化に対処で
きる高精度の下死点補正装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明においては、ラ
ムの位置を検出するラム位置検出器と金型に設けた下死
点センサとを用いて、行程毎にラムの下死点を高精度に
制御する構成になっている。更に詳しく言えば、請求項
1の発明は、ねじ機構を介してラムをサーボモータで駆
動するスクリュープレスにおいて、前記ラムの位置を検
出し、この信号で前記ラムの位置を制御するラム位置検
出器の他に上下金型の相対位置を検出するための下死点
センサを設け、該下死点センサからの信号で前記ラムを
上昇させる構成とした。請求項2の発明は、前記下死点
センサが前記ラムを上昇させる信号を出力する位置とし
て、一定の許容値を設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】図2において、サーボプレス本体
1のフレーム2にサーボモータ5が固定され、サーボモ
ータ5の出力軸にプーリが固定されている。他方、フレ
ーム2にねじ棒4が回転自在に設けられ、ねじ棒4の上
端部にプーリが固定されている。上記両プーリにベルト
が掛けられ、サーボモータ5の回転力はねじ棒4に伝達
される。即ち、サーボモータ5が回転すればそれに伴っ
てねじ棒4も回転する。
【0008】前記フレーム2にラム3が昇降自在に設け
られていて、前記ねじ棒4の下端部は、ラム3のナット
部にねじ込まれている。ねじ棒4が正逆転するとラム3
が昇降する。ねじ棒4とラム3のナット部でねじ機構が
構成されている。ラム3の下面に上型10が固定され、
これに対向してフレーム2のベッド上面又はフレーム2
に固定されたボルスタ(図示せず)上面に下型12が固
定されている。上型10と下型12との間に供給された
素材は、ラム3の昇降運動に伴ってプレス加工される。
【0009】フレーム2にラム位置検出器9が設けら
れ、下型12に下死点センサ11が設けられている。ラ
ム位置検出器9は検出単位0.5ミクロンメータ程度の
リニアスケールが使用され、下死点センサ11には前記
リニアスケールより高精度である検出単位0.1ミクロ
ンメータ程度の渦電流センサ等が採用される。
【0010】この場合、ラム位置検出器9はラム3の高
さ方向の位置を検出し、下死点センサ11は上下型の相
対位置を検出するものであるから、これらの取付け位置
は上記の実施例にこだわることはない。
【0011】ラム位置検出器9は、下死点センサ11に
比較して長いため、下死点センサ11と同様の高精度の
ものを使用することは実用的でない。他方、下死点セン
サ11は設置スペースの関係で長大な物は不適当であ
り、そのためラム3の昇降全ストロークに亙り、ラム3
の位置を検出することは不可能である。そこで、ラム位
置検出器9でラム3の昇降全ストロークに亙り、ラム3
の位置を検出し、下死点センサ11でラム3の位置を下
死点近傍のみで検出することになっている。
【0012】図2において、ラム位置検出器9及び下死
点センサ11の出力は電流検出器8の出力と共にNC制
御装置6に送られ、NC制御装置6で演算され、NC制
御装置6からの信号でサーボモータ5が制御される。
【0013】図1において、横軸が時間、縦軸がラム3
の高さ方向の位置を示している。図1では、ラム3が
A、B、C、Dを通る軌跡を描くように設定されてい
る。A、Dは上死点を示し、Cは下死点を示している。
例えば、コイニング加工等においては、製品精度は下死
点Cの精度に左右される。即ち、下死点がCより上にな
れば、製品の厚さが厚くなり、Cより下になれば製品の
厚さは薄くなり、いずれにしても製品精度は低下する。
そこで、下死点の位置精度は特に重要である。
【0014】前述の如く、ラム位置検出器9では、下死
点Cが正確に測定できない。そこで、途中まではラム位
置検出器9でラム3の位置を制御し、下死点近傍におい
て下死点センサ11で下死点を検出させる。同図におい
て、C近傍に一定の許容値を想定して、この許容値の範
囲内で下死点センサ11がラム3の位置を検出したらラ
ム3を上昇させる構成にする。
【0015】この許容値は本実施例の場合、最大50ミ
クロンメータに設定でき、更に上下型の必要以上の噛合
いにより破損等の恐れのある場合は、Cより上側のみに
設定することもできる。
【0016】同図において、ラム3がPに来たらラム3
が上昇する。ラム3はPからEへと上昇する。
【0017】
【発明の効果】本願発明によれば、ラムの下死点位置を
高精度に測定し、ラムを上昇させるので、より設定値に
近い下死点にすることができる。即ち、負荷によるフレ
ームの伸び、熱変化による各部材の変形、サーボモータ
の動力を伝達する部材の負荷による変形及び各部材間の
ガタ等に影響されることなく、ラム位置を高精度に制御
することができる。更に、本願発明によれば、下死点制
御の精度を低下させる要因が突如変化する場合に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラムの軌跡を示す説明図
【図2】全体の構成を示す説明図
【符号の説明】
1はサーボプレス本体、2はフレーム、3はラム、4は
ねじ棒、5はサーボモータ、6はNC制御装置、7は動
力電流回路、8は電流検出器、9はラム位置検出器、1
0は上型、11は下死点センサ、12は下型である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ機構を介してラムをサーボモータで駆
    動するスクリュープレスにおいて、前記ラムの位置を検
    出し、この信号で前記ラムの位置を制御するラム位置検
    出器の他に上下金型の相対位置を検出するための下死点
    センサを設け、該下死点センサからの信号で前記ラムを
    上昇させる構成としたことを特徴とするサーボプレスの
    下死点補正装置。
  2. 【請求項2】前記下死点センサが前記ラムを上昇させる
    信号を出力する位置として、一定の許容値を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のサーボプレスの下死点補正
    装置。
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