JP2001150200A - 直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法及びその制御装置 - Google Patents

直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法及びその制御装置

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JP2001150200A
JP2001150200A JP34113899A JP34113899A JP2001150200A JP 2001150200 A JP2001150200 A JP 2001150200A JP 34113899 A JP34113899 A JP 34113899A JP 34113899 A JP34113899 A JP 34113899A JP 2001150200 A JP2001150200 A JP 2001150200A
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/18Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by screw means
    • B30B1/186Control arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/28Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof
    • B30B15/281Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof overload limiting devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライド駆動用の電動サーボモータの過負荷
異常によるプレス停止をなくしてプレス稼働率を向上さ
せる直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法及び
その制御装置を提供する。 【解決手段】 上下動自在なスライド(3)を駆動する電
動サーボモータ(5)をスライドモーションに基づいて制
御する直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法に
おいて、予めモータ(5)の過負荷異常温度(Tu)よりも低
い目標温度(To)を設定する工程と、スライド駆動時に、
モータ(5)の検出温度(Tn)に基づくモータ温度(Ta)と目
標温度(To)とを比較する比較工程と、モータ温度(Ta)が
目標温度(To)より低いときには、予め設定した上限停止
時間(to)でスライド(3)を制御し、目標温度(To)を越え
たときには、予め設定した上限停止時間(to)より延長し
た上限停止時間(tn)で制御する制御工程とを有し、比較
工程と制御工程とを繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動サーボモータ
によりスライドを直線的に上下方向に駆動する直動型プ
レスにおける、電動サーボモータの過負荷を防止する直
動型プレスのスライド駆動モータの制御方法及びその制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】直動型プレスは、スライドが上下方向に
直線的に駆動され、かつ任意のモーションで駆動できる
ので、幅広い分野に適用されている。直動型プレスの一
つとして、電動サーボモータ(通常は、ACサーボモー
タである)によりスライドを駆動する電動サーボプレス
がよく知られている。電動サーボプレスでは、スライド
が金型に応じた所定のモーションカーブに基づいて移動
するように、電動サーボモータの速度及び位置を制御し
てスライドを駆動し、成形及び打抜き等の加工を行って
いる。
【0003】このような電動サーボプレスの電動サーボ
モータは、使用可能な最大荷重(負荷能力)に応じて、
その推力(定格トルクに相当する)が規定されている。
したがって、スライドの駆動ストローク範囲のどの位置
においても前記規定の推力を出力できるため、この規定
の推力(つまり最大荷重)以下のピーク荷重を必要とす
る金型を使用するならば、スライドがスティックするこ
となく、即ち推力不足により停止気味に移動することな
く加工可能となる。しかし、電動サーボプレスにとって
重要なことは、使用金型での加工を連続して長時間行う
ことができるかという点にある。
【0004】一方、直動型プレスの連続運転中におい
て、加工中の負荷変動を事前に正確に予測することがで
きないため、電動サーボモータの定格トルクを超えて運
転を行うことがある。このように、1サイクルの変動負
荷トルクが電動サーボモータの定格トルクをオーバして
いる場合には、電動サーボモータの温度が徐々に上昇す
ることとなる。そして、通常は電動サーボモータの保護
のために、この状態が長時間続いてモータ温度が所定許
容値を越えたときにモータの過負荷異常(いわゆるオー
バーヒート異常)としてモータ駆動を停止させるように
している。
【0005】また、モータの過負荷を防止し、加工中に
おけるモータ過負荷による停止の頻度を低減するための
技術も提案されている。例えば特開平4−315552
号公報には、モータにより駆動される駆動部を有する工
作機械において、モータの温度が第2の所定温度を越え
たらモータを減速制御し、第2の所定温度よりも高い第
1の所定温度を越えたらモータを停止させる技術が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
述べた従来技術では次のような問題が生じる。夜間自動
運転中のみでなく、日中の自動運転中においても、常時
オペレータが連続運転中のプレス機械を監視することは
無駄が多く、また生産性上困難であるため、オペレータ
の常時監視が行われることがない。したがって、自動運
転中にモータ過負荷により異常停止したことに気が付か
なければ、プレス運転は長時間停止したままとなり、プ
レス機械の稼働率が低下するという問題がある。また、
たとえ、すぐに異常停止に気が付いても、モータの温度
が下がらなければプレス運転を再開できないので、所定
の停止時間が必要となり、同じく稼働率が低下する。さ
らに、運転再起動のための復帰処理作業が大変煩わしい
ものである。また、モータ過負荷異常によるプレス停止
の頻度を少なくするためには、モータに許容された最大
荷重(定格トルク)に対して必要以上に余裕をもった荷
重以下の加工を行う必要があり、これによりプレス機械
の適用成形品の範囲が狭まるという問題が生じる。
【0007】また、特開平4−315552号公報に開
示された技術によると、モータの温度が第2の所定温度
を越えたらモータを減速制御するようにしている。とこ
ろが、プレス加工においては、成形加工中に電動サーボ
モータを減速制御することは、予め設定されたモーショ
ンの最適成形速度を変えることになり、高精度で、均一
な品質の製品を生産できないという問題が発生する。さ
らに、第2の所定温度よりも高い第1の所定温度を越え
たらモータを停止させ、プレス運転を停止させることに
なるので、前述同様にプレス機械の稼働率が低下する。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、スライド駆動用の電動サーボモータの過
負荷異常によるプレス停止をなくしてプレス稼働率を向
上させる直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法
及びその制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するため、第1発明は、上下方向に直動自在とさ
れるスライドを駆動する電動サーボモータを予め設定さ
れたスライドモーションに基づいて制御する直動型プレ
スのスライド駆動モータの制御方法において、予め、電
動サーボモータの過負荷異常温度よりも所定値低い目標
温度を設定する工程と、スライドモーションに基づくス
ライド駆動時に、電動サーボモータの温度を検出し、こ
の検出温度に基づくモータ温度と前記目標温度とを比較
する比較工程と、モータ温度が目標温度より低いときに
は、予め設定したスライドモーションの上限停止時間で
スライドを制御し、モータ温度が目標温度を越えたとき
には、前記予め設定した上限停止時間よりも所定時間だ
け延長した上限停止時間でスライドを制御する制御工程
とを有し、前記比較工程と制御工程とを繰り返して電動
サーボモータの上限停止時間を制御し、スライドを連続
運転する方法としている。
【0010】第1発明によると、電動サーボモータによ
りスライド駆動される直動型プレスにおいて、スライド
モーションに基づいてスライド駆動しているときに、電
動サーボモータの温度を検出し、この検出温度と予め設
定された温度目標とに基づいてスライドの上限停止時間
を制御している。即ち、例えば、電動サーボモータの過
負荷異常温度よりも所定値低い目標温度を設定し、前記
検出温度がこの目標温度より低いときには、予め設定し
たスライドモーションの上限停止時間でスライドを制御
し、前記検出温度がこの目標温度を越えたときには、予
め設定した前記上限停止時間よりも所定時間延長してス
ライドを制御して、プレスを時限連続運転するようにし
ている。したがって、時限連続運転中に電動サーボモー
タの温度が上昇しても、上限停止時間を制御することに
より、電動サーボモータの温度を制御可能となる。この
とき、前記目標温度をモータの過負荷異常温度に対して
適切に設定することにより、モータ温度が過負荷異常温
度を絶対に越えることがなくなる。この結果、電動サー
ボモータが過負荷異常により異常停止することはなく、
また異常停止後に再起動可能となるまで長時間電動サー
ボモータの冷却を待つ必要もないので、プレス機械の稼
働率を低下させることがなく、生産性を向上できる。ま
た、自動運転中に、異常停止の有無をオペレータが監視
する作業も軽減されるので、無人自動運転を行うことが
できる。また、予め設定したプレス加工における所定の
最適成形速度を変えることなく、上限停止時間を制御す
ることにより、連続運転できるので、均一な品質の製品
を生産できる。さらに、電動サーボモータを最大モータ
出力の近傍で連続運転する場合でも、変動負荷トルクの
要因となる成形素材の板厚のばらつきや材質の不均一に
対する素材使用制限は少なくなり生産管理が非常に容易
になる。さらに、電動サーボモータを最大モータ出力に
対する余裕を見込んで使用する必要がなくなり、プレス
機械の能力範囲を有効に使用できる。
【0011】第2発明は、第1発明の直動型プレスのス
ライド駆動モータの制御方法において、前記比較工程を
所定数のスライドストローク毎に行い、この比較結果に
基づいて前記制御工程を行う方法としている。
【0012】第2発明によると、所定数のスライドスト
ローク毎に駆動モータの温度を検出し、この検出温度に
基づいて比較処理し、上限停止時間を制御するので、制
御器の演算処理負荷が軽減される。これにより、第1発
明の作用及び効果に加え、処理能力に余裕をもって演算
処理できるので、制御性を向上できる。
【0013】第3発明は、第1発明の直動型プレスのス
ライド駆動モータの制御方法において、前記比較工程で
比較するモータ温度は、複数ストロークでの検出温度の
平均値である方法としている。
【0014】第3発明によると、電動サーボモータの検
出温度を所定数のストローク間で平均し、この平均温度
と目標温度との比較に基づいて前述の上限停止時間を更
新し、上限停止時間を制御している。したがって、第1
又は第2発明の作用及び効果に加えて、モータ温度の検
出において電気的なノイズや負荷変動によるばらつき等
があっても安定して正確な温度検出が行え、精度良くモ
ータ温度を制御できる。この結果、モータの過負荷異常
による生産停止が確実に防止され、稼働率及び生産性を
向上できる。
【0015】第4発明は、上下方向に直動自在とされる
スライドを駆動する電動サーボモータを予め設定された
スライドモーションに基づいて制御する直動型プレスの
スライド駆動モータの制御方法において、予め、電動サ
ーボモータの過負荷異常温度よりも所定値低い目標温度
を有する温度制御パターンを設定する工程と、スライド
モーションに基づくスライド駆動時に、電動サーボモー
タの温度を検出し、この検出温度に基づき求めた実温度
の勾配と前記温度制御パターンにより設定された目標温
度勾配とを比較する比較工程と、目標温度勾配と実温度
の勾配との偏差値に基づいて、偏差値が小さくなるよう
に、予め設定したスライドモーションの上限停止時間を
更新し、更新した上限停止時間でスライドを制御する制
御工程とを有し、前記比較工程と制御工程とを繰り返し
て電動サーボモータの上限停止時間を制御し、スライド
を連続運転する方法としている。
【0016】第4発明によると、予め温度制御パターン
を設定し、スライド駆動時の実際のモータ温度の勾配が
この温度制御パターンにより設定された目標温度勾配と
なるように、両者の偏差値に基づいて上限停止時間を更
新し、制御している。このとき、温度制御パターンを電
動サーボモータの過負荷異常温度よりも所定値低い目標
温度を有するように設定される。これにより、モータ温
度が確実に過負荷異常温度以下に制御されるので、電動
サーボモータの過負荷異常による停止が防止され、プレ
ス稼働率及び生産性を向上できる。また特に、プレス機
械の環境温度の変化の大きい場合、あるいはプレス機械
を設備した直後又は新規金型を使用する場合など生産実
績が少ない場合でも、過負荷異常によるモータ停止を防
止して時限連続運転できる。
【0017】第5発明は、上下方向に直動自在とされる
スライドを駆動する電動サーボモータと、予め設定され
たスライドモーションに基づいて電動サーボモータを制
御する制御器とを備えた直動型プレスのスライド駆動モ
ータの制御装置において、予め、電動サーボモータの過
負荷異常温度に対する制御目標を設定する目標設定手段
と、電動サーボモータの温度を検出する温度検出器とを
設け、制御器は、スライドモーションに基づくスライド
駆動時に、温度検出器からの検出温度に基づいて、モー
タ温度が前記設定された制御目標と一致するようにスラ
イドモーションの上限停止時間を更新し、この更新及び
制御処理を所定のスライドストローク毎に繰り返して電
動サーボモータの上限停止時間を制御し、スライドを連
続運転する構成としている。
【0018】第5発明によると、スライドモーションに
基づくスライド駆動時に、電動サーボモータの温度を温
度検出器により検出し、この検出温度が、電動サーボモ
ータの過負荷異常温度に対して設定された制御目標と一
致するように、前記検出温度に基づいて上限停止時間を
制御してスライドを制御している。このとき、制御目標
は例えば過負荷異常温度よりも低い所定の目標温度であ
って、この目標温度と前記検出温度に基づくモータ温度
(検出温度、又はその平均値でもよい)との偏差値に基
づいて上限停止時間を制御するようにしてもよい。ある
いは、制御目標は例えば過負荷異常温度よりも所定値低
い目標温度を有する温度制御パターンに基づく温度の勾
配であって、この目標温度勾配と前記検出温度に基づく
実温度勾配(実温度勾配、又はその平均値でもよい)と
の偏差値に基づいて上限停止時間を制御するようにして
もよい。これにより、モータ温度が確実に過負荷異常温
度以下に制御されるので、電動サーボモータの過負荷異
常による停止が防止され、プレス機械を時限連続運転可
能となる。したがって、プレス機械の稼働率を上げ、生
産性を向上できる。また、作業者が異常停止の有無を常
時監視する必要がなくなり、連続自動運転が容易にでき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる実施形態
について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明が適用される直動型プレスの一例を表す側面断面図を
示している。同図において、プレス機械1の前部下部に
はボルスタ2が配設され、ボルスタ2に対向する位置に
はスライド3が上下方向に直動自在に配設されている。
スライド3の下端面には上型7aが取り付けられ、ボル
スタ2の上面には下型7bが取り付けられている。スラ
イド3の後端部とプレス機械1の側面フレームとの間に
は、スライド3のボルスタ2からの高さ方向位置を検出
する、例えばリニアセンサ等のスライド位置検出器8が
取り付けられている。
【0020】また、スライド3の上部には例えばボール
スクリュー装置から構成される駆動力伝達装置4が連結
されており、駆動力伝達装置4の被駆動側端部(ここで
はボールスクリュー装置の図示しないナット部材)にス
ライド3が取着されている。なお、駆動力伝達装置4
は、ボールスクリュー装置に限定されずに他の機構で構
成しても良いが、以後の説明ではボールスクリュー4と
言う。ボールスクリュー4のスクリュー側は、プレス機
械1の上部に水平に設けられた上部フレーム35にアウ
タリングが取着されたベアリング31によって回動自在
に支承されており、スクリューの上端部は第1プーリー
32、タイミングベルト33及び第2プーリー34を介
して電動サーボモータ5の出力軸に連結されている。電
動サーボモータ5の出力軸と反対側には位置センサ6が
取り付けられており、この位置センサ6により電動サー
ボモータ5の回転角度が検出されている。また、電動サ
ーボモータ5には温度検出器14が取着されている。
【0021】図2はスライド3のモーションカーブの一
例を示しており、後述するモション設定手段12および
制御器20によってモーションカーブを規定する各デー
タが予め設定され、記憶される。同図のモーションカー
ブ例において、まず、スライド3は上限位置U(図示で
点A)から加工開始位置Bまで所定の高速下降速度で下
降し、次に、下限位置L(図示で点C)まで所定の低速
下降速度で前記金型(上型7a、下型7b)に設置され
たワーク10を加圧しながら下降する。そして、下限位
置Lで所定時間(図示で点Dまで)位置及び加圧力を保
持した後、下限位置Lから所定の位置(図示で点E)ま
で所定の低速上昇速度で上昇し、さらに上限位置U(図
示で点F)まで所定の高速上昇速度で上昇し、上限位置
Uで所定時間(時間0も含む)だけ停止して一行程を終
了する。なお、本発明に係る時限連続運転時には、上限
位置Uで所定時間t0(以後、上限停止時間t0と言
う)だけ停止して1サイクルを終了し、この後この1サ
イクル運転を繰り返す。
【0022】図3は、本発明に係わるハード構成ブッロ
ク図を示している。同図において、サーボアンプ11
は、電動サーボモータ5の駆動電流を制御する増幅器で
あり、後述の制御器20からの速度指令と、速度検出手
段16からの速度フィードバック信号との偏差を零にす
るように制御する。また、電動サーボモータ5の回転角
度が位置センサ6により検出され、この回転角度信号は
制御器20に入力されている。さらに、上記回転角度信
号は速度検出手段16により速度信号に変換されてい
る。前記スライド位置検出器8の位置信号は、制御器2
0に入力されている。
【0023】モーション設定手段12は前述したスライ
ドモーションを表す各種のモーションデータを各金型7
(上型7aと下型7bを総称して言う)の種類に対応さ
せて設定するものである。例えば、それぞれのスライド
モーションを識別するためのモーション番号の他に、目
標スライド位置、スライド速度、加圧保持時間、上限停
止時間等を設定する。さらに、成形品の生産個数や、ス
ライドの上限停止時間の制御に必要なデータとして、電
動サーボモータ5に許容される過負荷最大許容温度(以
後、過負荷異常温度Tuと呼ぶ)、制御目標温度、温度
検出値のフィードバックのためのスライドストローク回
数、モータ温度を検出するスライドストローク回数等を
設定可能としている。モーション設定手段12は、上記
各データを設定するためのスイッチやキーボード等によ
り構成できる。これらのデータの設定信号は、制御器2
0に入力される。なお、モーション設定手段12は上記
のようなスイッチ類に限定されるものではなく、設定デ
ータを入力できればよい。したがって、例えば、プレス
機械1のライン全体を管理する上位コントローラ等の外
部制御装置から通信等により設定データを入力するよう
にしてもよい。
【0024】モーションデータ記憶手段13は制御器2
0から上記設定データを入力し、各モーション番号に対
応させて記憶する。そして、記憶された設定データは、
成形加工を行う際に制御器20により読み込まれる。な
お、モーションデータ記憶手段13を構成するハードの
種類は特に限定されるものではなく、例えば半導体メモ
リ、ハードディスク装置、フッロピーディスク装置及び
CD−ROM装置等により構成することができる。
【0025】温度検出器14は、電動サーボモータ5の
過負荷を検出するための検出器であり、ここでは電動サ
ーボモータ5に直接取り付けた温度センサである。温度
検出器14は電動サーボモータ5の性能保護のために例
えばアーマチャーコイル絶縁体の温度を検出温度Tnと
して検出し、後述の制御器20に出力している。なお温
度検出器14は、直接温度を検出する温度センサに限定
されず、例えばアーマチャー抵抗の測定、又はサーボア
ンプ11のモータ駆動トランジスタの温度測定等により
モータ温度を間接的に検出してもよい。ループゲイン設
定器15は、本発明に係るスライド上限停止時間の制御
におけるループゲインKpを設定する。ループゲインK
pは、モータの過負荷異常温度にならないように、成形
品の必要仕事量と連続生産するサイクルタイムとに基づ
いて、加工サイクルの上限停止時間t0を増減して制御
するとき、電動サーボモータ5の温度の制御を円滑に、
かつ精度良く行うために制御特性を規定する定数であ
る。ループゲインKpの値は、電動サーボモータ5の特
性と成形品の必要仕事量との関係に基づいて、加工サイ
クルタイムを短縮し、しかも電動サーボモータの温度を
目標温度To以下に抑えて連続生産できるように、調整
して設定される。また、表示装置17は、モーションデ
ータ設定モード時に制御器20からの表示指令に基づい
て入力データや設定値データを表示し、作業者のデータ
設定作業を容易にするものである。例えば、液晶表示
器、EL表示器又はCRT表示器等のグラフィック表示
器、あるいはLED表示器などにより構成される。
【0026】制御器20は、例えばマイクロコンピュー
タ等の演算処理装置を主体として構成されている。制御
器20は、温度検出器14から入力するモータ温度に基
づいて、詳細は後述する上限停止時間の制御を行う。ま
た、モーション設定手段12から入力される設定データ
をモーションデータ記憶手段13にモーション番号毎に
記憶すると共に、実加工時にはモーションデータ記憶手
段13から加工対象の素材及び使用金型に対応するモー
ション番号の設定データを読み出す。そして、この設定
データに基づくスライドモーションに沿ってスライド位
置及び速度を制御するように、上記設定データと、スラ
イド位置検出器8から入力したスライド位置と、位置セ
ンサ6から入力したモータ回転角度とに基づいて所定の
演算処理を行い、モータの速度指令を演算する。この演
算した速度指令をサーボアンプ11に出力し、スライド
を制御する。
【0027】以下では、上記構成に基づくモータ過負荷
防止制御における上限停止時間の演算処理方法の異なる
実施形態について説明する。図4〜図7により、第1実
施形態を説明する。図4は、第1実施形態に係る制御機
能ブロック図である。同図に示すように、制御器20
は、比較器21と、計算ループスイッチ22と、制御指
令(上限停止時間データ)演算部23と、モーション制
御部24と、フィードバックカウンタ25とを有してい
る。
【0028】フィードバックカウンタ25は、温度検出
器14の検出温度に基づいてフィードバック温度値とし
てのモータ温度Taを後述する所定の演算処理により求
め、求めたモータ温度Taを比較器21に出力する。ま
た、フィードバックカウンタ25は、上記演算処理で求
めたモータ温度Taを出力する際に、計算ループスイッ
チ22(後述)にタイミング信号を出力して、制御指令
演算のタイミングを指令する。
【0029】ここで、上記モータ温度Taの演算処理方
法についていくつかの実施態様を、図5を参照して説明
する。第1の演算方法は、図5(a)に示すように、所
定のストローク回数Kおきに(Kが1の場合、即ち各ス
ライドストローク毎の場合を含む)に温度検出器14か
ら検出温度Tnを入力し、入力した検出温度Tnをモー
タ温度Taとして出力する。第2の演算方法は、図5
(b)に示すように、連続してM回スライドストローク
毎に温度検出器14から検出温度Tnを入力し、入力し
たM回分の検出温度Tnの平均値として求めた平均検出
温度Tmをモータ温度Taとして出力する。この平均化
処理を、各スライドストローク毎に行う。第3の演算方
法は、図5(c)に示すように、連続してM回スライド
ストローク毎に温度検出器14から検出温度Tnを入力
し、入力したM回分の検出温度Tnの平均値として求め
た平均検出温度Tmをモータ温度Taとして出力する。
この平均化処理を、所定のストローク回数Kおきに行
う。
【0030】比較器21は、電動サーボモータ5の保護
のために予め設定されている目標温度Toと、実加工時
のフィードバック温度値としてフィードバックカウンタ
25により求めたモータ温度Taとを比較し、数式「ε
=T0−Ta」により両者の偏差値εを演算する。通
常、電動サーボモータを駆動源とする制御装置では、電
動サーボモータが規定のサーボ性能を発揮するようにす
るために、モータ温度が所定の最大許容温度を越えたと
きに過負荷異常としてモータ駆動を停止させる異常停止
機能を備えている。本実施形態での比較器21には、電
動サーボモータ5の最大許容温度よりも所定値だけ低
い、例えば最大許容温度の90%の温度が目標温度To
として設定されている。
【0031】計算ループスイッチ22は、比較器21の
演算した前記偏差値εを、フィードバックカウンタ25
からのタイミング信号を入力したときに、目標上限停止
時間演算部23に出力する。目標上限停止時間演算部2
3は、計算ループスイッチ22から上記偏差値εを入力
する度に、この偏差値εと、予め設定されたループゲイ
ン定数Kpとに基づいて制御指令即ち上限停止時間デー
タを演算し、この制御指令をモーション制御部24に出
力して上限停止時間tuを更新する。但し、初期値、即
ち生産開始時の上限停止時間tuは、モーション設定手
段12により設定されている上限停止時間t0が出力さ
れる。そして次回からは、上記偏差値εを入力する毎
に、ループゲインKpと偏差値εと前回までの上限停止
時間tuとに基づいて、数式「−ε*Kp+tu」によ
り今回の上限停止時間tuを求める。尚、求めた上限停
止時間tuが初期値の上限停止時間t0よりも小さくな
った場合には、上限停止時間tuを上限停止時間t0に
更新する。
【0032】モーション制御部24は、モーションデー
タ記憶手段13内に予め記憶されている複数のモーショ
ンデータの中から、加工に使用する金型に対応したモー
ションデータを読み込み、このモーションデータに基づ
いてスライド位置及び速度を制御するように電動サーボ
モータ5の速度指令を演算してサーボアンプ11に出力
する。そして、実加工中に目標上限停止時間演算部23
から入力される前記上限停止時間tuにより現在の上限
停止時間tuデータを更新し、更新した上限停止時間t
uデータに基づいて、スライド2が上限位置Uに来たと
きにその上限停止時間を制御する。
【0033】つぎに、図6の制御フローチャート例に基
づいて、第1実施形態における上限停止時間tuの制御
処理手順を説明する。ここで、各処理ステップ番号はS
を付して表しており、以後のフローチャートでも同様と
する。本実施形態でのモータ温度Taの演算方法は、ス
ライド3のストローク毎に電動サーボモータ5の温度を
検出し、この検出温度Tnを制御器20の所定のメモリ
エリアに記憶し、検出温度Tnの所定回数N(但し、N
=1以上の自然数)分に対する平均値(平均検出温度T
m)を演算してモータ温度Taとしている。そして、目
標温度Toと求めたモータ温度Taとの偏差値ε、及び
初期値の上限停止時間t0に基づいて、上限停止時間t
uを制御して連続生産している。
【0034】まずS11で、モーション制御部24は予
めモーションデータ記憶手段13に記憶されているモー
ションデータの内、使用する金型7に対応したモーショ
ンデータを読み込む。このモーションデータには、スラ
イドの上限停止時間t0、電動サーボモータ5に適合し
た制御目標温度To等が設定されている。また、電動サ
ーボモータの平均検出温度を演算するための所定ストロ
ーク回数Nが予め設定されているものとし、さらに製品
の生産個数W0が図示しない入力手段から入力される。
そしてS12で、生産個数カウント用のパラメータWi
を0にセットする。
【0035】つぎに、生産モードでの実加工に入ると、
S13でストローク回数カウント用のパラメータnを0
にセットする。この後、S14において、モーション制
御部24は、読み込んだモーションデータに基づいてス
ライド3を制御して上限位置Uから下限位置Lを経て上
限位置Uまで上昇して上限位置Uにて停止する。このと
き、上限停止時間の計測をスタートする。
【0036】そして次に、S15で、パラメータWiを
1だけインクリメントし、S16で、パラメータWiが
生産個数W0に達しているか否かを判断する。生産個数
W0に達している場合は本制御フロー処理を終了し、生
産を終了する。生産個数W0未満の場合には、S17に
おいて、フィードバックカウンタ25は電動サーボモー
タの温度Tnを検出し、この検出温度Tnを記憶する。
この後、S18で、パラメータnを1だけインクリメン
トし、S19において、このパラメータnが前記所定ス
トローク回数Nに達しているか否かを判断する。所定ス
トローク回数Nに達してないときには、達するまでS1
4に戻って以上の処理を繰り返し、前記所定ストローク
回数Nに達しているときは、S20においてパラメータ
nを初期値0に再設定する。
【0037】つぎに、S21にて、フィードバックカウ
ンタ25はこれまでに記憶している所定回数N分の検出
温度Tnの平均検出温度Tmを演算し、比較器21に平
均検出温度Tmをモータ温度Taとして出力する。そし
てS22で、比較器21は、モーションデータ記憶手段
13により記憶されている目標温度Toと実際のモータ
温度Taとの偏差値εを演算する。つぎにS23におい
て、目標上限停止時間演算部23は、この演算した偏差
値εと、ループゲインKpと、前回の上限停止時間tu
とに基づいて、数式「−ε*Kp+tu」により新たな
上限停止時間tuを求めて更新する。
【0038】次にS24で、上記求めた上限停止時間t
uと初期値の上限停止時間t0とを比較し、上限停止時
間tuが上限停止時間t0よりも大きい場合は、S13
に戻って更新した上限停止時間tuに基づいて以上の処
理を繰り返す。上限停止時間tuが上限停止時間t0以
下になった場合は、S25で、上限停止時間tuを上限
停止時間t0に等しく更新し、この後S13に戻って、
以上の処理を繰り返す。
【0039】次に、本実施形態による作用を説明する。
図7は、本実施形態における上限停止時間の制御による
電動サーボモータ5の温度の推移を表している。同図に
おいて、横軸は経過時間を表し、縦軸は各スライドスト
ローク毎に検出した電動サーボモータ5の検出温度Tn
と検出温度Tnの所定回数N(同図ではN=5)分ごと
の平均値である平均検出温度Tmとを表している。電動
サーボモータ5の過負荷異常温度Tuは電動サーボモー
タ5により予め設定されている。目標温度Toを、例え
ば温度Tuの90%の温度をとして設定する。生産開始
より、スライドの上限停止時間t0として時限連続運転
を続け、スライドの上限停止時毎に生産個数Wiを記憶
する。
【0040】生産を開始すると、開始初期は予め設定さ
れた上限停止時間t0だけスライド上限で停止する時限
連続運転を続ける。このとき、スライドのストローク上
限停止時毎に電動サーボモータ5の温度を検出し、この
検出温度Tnデータを所定ストローク回数N分だけ順次
記憶する。そして、この検出温度Tnの記憶データ数が
所定回数Nに達すると、この所定ストローク回数N分の
検出温度Tnの平均検出温度Tmを演算する。次に、目
標温度Toとこの演算した平均検出温度Tmとの偏差値
εを求め、数式「−ε*Kp+tu」により新たな上限
停止時間tuを求めて更新する。ここで、上限停止時間
tuの初期値は、上述のように上限停止時間t0であ
る。これにより、生産開始した後の最初のストローク回
数Nの時に求まる新たな上限停止時間tuは、偏差値ε
が正なので前回の上限停止時間tuつまり初期値の上限
停止時間t0より小さくなり、よって前述のように上限
停止時間t0に設定したままとなる。時限連続運転を続
けると、このような処理がストローク回数N毎に行われ
るが、所定ストローク回数N分の検出温度Tnの平均検
出温度Tmが目標温度Toよりも低い間は、上限停止時
間t0だけスライドは上限停止する。これに伴って、モ
ータ温度及び平均検出温度Tmは徐々に上昇していく。
【0041】この後、平均検出温度Tmが目標温度To
を越えると、偏差値εが負となるので、数式「−ε*K
p+tu」により求まる新たな上限停止時間tuは前回
の上限停止時間tuよりも大きくなり、スライドの上限
停止時間tuは偏差値εの大きさに応じて徐々に長くな
る。したがって、平均検出温度Tmが目標温度Toを越
えている間は、電動サーボモータ5の負荷が軽減され、
これに伴って電動サーボモータ5の発熱量が低減され
る。そして、この発熱量と、スライド上限停止時の放熱
量とがバランスした時点からは、モータ温度は次第に低
下する。この時には、上限停止時間tuは初期値に対し
てかなり大きな値に設定されているので、放熱量の方が
発熱量よりも大きい。このため、確実に平均検出温度T
mが徐々に低下し、やがて目標温度Toよりも低下する
ことになる。
【0042】この後、平均検出温度Tmが目標温度To
よりも低下すると、今度は偏差値εが正となるので、上
限停止時間tuは偏差値εに応じて徐々に短くなり、や
がて電動サーボモータ5の発熱量が放熱量よりも大きく
なった時点から、平均検出温度Tmが徐々に上昇を開始
する。上限停止時間tuは偏差値εが正の間は徐々に短
くなるが、前述のように初期値(上限停止時間t0)よ
りも小さくは設定しないようにしている。そして、平均
検出温度Tmが目標温度Toを越えると、以後前述同様
の処理を繰り返す。
【0043】このようにして、電動サーボモータ5の温
度が目標温度Toを中心に安定化するように、上限停止
時間tuはモータ温度の偏差値εに応じて制御される。
このとき、加工時のスライドモーションでの発熱量に対
して、適切な目標温度Toの大きさ、及びモーション制
御部24のループゲイン定数Kpを設定することによ
り、モータ温度が電動サーボモータ5の過負荷異常温度
Tuを越えないように制御することができる。
【0044】これにより、実加工中にモータの過負荷異
常によって電動サーボモータ5が停止して生産を中断す
ることがない。また、上限停止時間を予め設定した初期
値よりも長くなるように制御するので加工のサイクルタ
イムは生産開始時よりも長くなるが、過負荷異常により
電動サーボモータ5の駆動が停止した場合再起動可能と
なるまでの間の生産が完全に中断してしまう時間が長い
ので、この時間と比較するとトータルとしてプレス機械
の稼働率が上がり、生産性を向上できる。さらに、過負
荷異常による電動サーボモータ5の停止は加工サイクル
中のどの時点で発生するかが一定していないので、一旦
過負荷異常停止が発生した後に、スライド3の上死点ま
での復帰及び停止、加工途中の不良成形品の排除、再起
動準備等の再起動作業が大変に煩わしく、作業時間がか
かり生産性が低下するが、生産を中断させないのでこの
問題がなくなり生産性を向上できる。
【0045】尚、本実施形態では、モータ温度の検出及
びその検出温度に基づく上限停止時間の更新処理のタイ
ミングを各スライドストロークの上限位置に停止したタ
イミングとしているが、本発明はこれに限定されず、例
えばスライドモーション上の他の特定のタイミングとし
てもよい。
【0046】また本実施形態のフローチャートにおいて
は、スライドストロークN回(図7ではN=5)毎にN
回分の検出温度Tnを平均し、この平均温度値をフィー
ドバック温度値(モータ温度Ta)として偏差値εを演
算しているが、例えばNを1と設定すると、毎回スライ
ドストローク時の検出温度Tnそのものをフィードバッ
ク温度値(モータ温度Ta)として偏差値εを演算する
ことと同処理となる。また、モータ温度Taの演算処理
方法は、図7のフローチャートによる処理に限定され
ず、例えば前述のフィードバックカウンタ25の説明で
述べたような各種の方法が考えられる。
【0047】複数回スライドストローク分の検出温度T
nを平均してモータ温度Taを求めることにより、温度
検出における電気ノイズやモータ負荷変動に起因する検
出温度のばらつき等の影響をなくし、精度良くモータ温
度を検出して安定した制御ができる。また、所定回数の
スライドストローク毎にモータ温度Ta(フィードバッ
ク値)を求めて上限停止時間を更新することにより、制
御器20の演算処理負荷が軽減されるので、演算処理時
間に余裕が生じ、制御性を向上できる。
【0048】つぎに、図8から図11に基づいて、第2
実施形態を説明する。本実施形態は、予め電動サーボモ
ータ5の温度制御パターンを設定しておき、この温度制
御パターンの温度変化に基づいて上限停止時間tuを制
御する例である。即ち、実加工時の検出温度から実温度
の変化量(経過時間に対する勾配)を求め、求めた実温
度変化量(勾配)と温度制御パターンの温度勾配とを比
較演算し、この演算結果に基づいて上限停止時間tuを
制御している。
【0049】図8は、本実施形態に係る制御機能ブロッ
ク図である。同図において、図4と同一の機能構成には
同一の符号を付して説明を省く。温度勾配検出手段25
aは温度検出器14の検出温度に基づいてフィードバッ
ク値としての実温度勾配αaを後述する所定の演算処理
により求め、求めた実温度勾配αaを比較器21aに出
力する。また、温度勾配検出手段25aは、上記求めた
実温度勾配αaを出力する際に、詳細は後述する計算ル
ープスイッチ22aにタイミング信号を出力して、制御
指令演算のタイミングを指令する。
【0050】なお、電動サーボモータ5の実温度勾配α
aを求める方法としては、例えば次のような演算方法で
よい。 1)所定のスライドストローク回数K(K=1,2,…
n)毎に電動サーボモータ5の温度を検出し、今回の検
出温度Tnと前回の検出温度Tn-1 との差値により温度
勾配αnを演算し、これを実温度勾配αaとして出力す
る。 2)各スライドストローク毎に電動サーボモータ5の温
度を検出し、今回の検出温度Tnと前回の検出温度Tn-
1 との差値により今回の温度勾配αnを演算し、今回の
温度勾配αnを含む過去最新の所定回数の温度勾配から
平均温度勾配αnaを求め、これを実温度勾配αaとして
出力する。
【0051】比較器21aは、予め設定された温度制御
パターンのそれぞれの経過時間に対する温度勾配(目標
勾配αs)を制御目標としている。温度制御パターンは
例えば図9の実線で示すように設定され、電動サーボモ
ータ5のスライドモーションによるモータ負荷と過負荷
異常温度Tuと要求加工サイクルとにより設定される。
比較器21aは各時点での目標勾配αsと、温度勾配検
出手段25aからの実加工時の実温度勾配αaとの偏差
値eを数式「e=αs−αa」により演算し、計算ルー
プスイッチ22aに出力する。
【0052】計算ループスイッチ22aは、比較器21
aの演算した前記偏差値eを、温度勾配検出手段25a
からのタイミング信号を入力したときに、目標上限停止
時間演算部23aに出力する。目標上限停止時間演算部
23aは、計算ループスイッチ22aから上記偏差値e
を入力する度に、この偏差値eと、予め設定されたルー
プゲイン定数Kpと、前回までの上限停止時間tuとに
基づいて制御指令即ち上限停止時間uを数式「−e*K
p+tu(前回値)」により演算し、この制御指令をモ
ーション制御部24に出力して上限停止時間tuを更新
する。
【0053】モーション制御部24は、前実施形態と同
様であり、使用金型に対応したモーションデータを読み
込み、このモーションデータに基づいてスライド位置及
び速度を制御する。そして、実加工中に目標上限停止時
間演算部23から入力した前記上限停止時間tuにより
更新した新たな上限停止時間t0に基づいて、スライド
2が上限位置Uに来たときにその上限停止時間を制御す
る。
【0054】図9は、本実施形態に係る上限停止時間制
御による温度制御パターンと電動サーボモータの温度変
化との関係図の説明図である。同図において、横軸は運
転開始時からの経過時間を表し、縦軸は電動サーボモー
タ5の温度を表している。ここでも、過負荷異常温度T
uに対して所定温度だけ低い温度の目標温度Toを設定
している。そして、モータ温度が目標温度Toになるよ
うに、その温度制御精度を−γ〜+γの範囲とする温度
制御パターンを予めモーション設定手段12により設定
する。設定された温度制御パターンの、運転開始時間か
らの所定時間毎の温度勾配が、各経過時間tnに応じた
目標勾配αsnとして比較器21aの所定の目標勾配デー
タ記憶テーブルに記憶される。図9の例では、経過時間
tnが0〜tAの間は目標勾配α1、tA〜tBの間は
目標勾配α2、tB以上のとき(つまり目標温度Toに
対して−γ〜+γの許容範囲内に入ったとき)は目標勾
配0と設定されている。
【0055】つぎに、図10の制御フローチャート例に
基づいて、本実施形態での制御処理手順を説明する。ま
ず、S51で、モーション制御部24は読み込んだスラ
イドモーションに基づいて、スライド速度及び位置の制
御を行う。このとき、1サイクル目は、初期値の上限停
止時間t0により上限位置での停止が制御される。さら
に、加工サイクルカウント用のパラメータnを初期化
(n=1)する。つぎに、S52にて、経過時間tの計
測をスタートする。そしてS53で、パラメータnを1
だけ増加する。この後、次のS54〜S55のスライド
移動制御処理と、S56〜S59の上限停止時間tuの
演算処理とは並列に実行される。
【0056】S56で、比較器21aは、経過時間tn
を読み込み、経過時間tnに応じた目標勾配αsnを目標
勾配データ記憶テーブルから読み込む。またS57で、
温度勾配検出手段25aは温度検出器14から検出温度
Tnを入力して温度データ記憶テーブルに記憶し、次に
S58で、温度データ記憶テーブルの温度データに基づ
いて今回の検出温度Tnと前回の検出温度Tn-1 との差
値により温度勾配αnを演算し、実温度勾配αaとして
出力する。そして、S59で、比較器21aは、目標勾
配αsnと実温度勾配αaとの偏差値e(=αsn−αa)
を演算して計算ループスイッチ22aを介して目標上限
停止時間演算部23に出力し、目標上限停止時間演算部
23は数式「tu(n+1)=tu(n)−Kp*e」により、こ
の偏差値eと今回の上限停止時間tu(n)とに基づいて、
次回サイクルの上限停止時間tu(n+1)を演算する。次に
S60に移行する。
【0057】S54では、nサイクル目のスライドモー
ションに基づいて、スライド速度及び位置の制御をす
る。そして、S55で、(n−1)サイクル時にS56
〜S59の処理により求めたnサイクル目の上限停止時
間tu(n)に基づいて、スライドを上限停止させる。前記
S59で演算された上限停止時間tu(n+1)を次サイクル
の新たな上限停止時間tu(n)と設定した後、S53に戻
って以上の処理を繰り返す。
【0058】本実施形態によると、予め設定した温度制
御パターンの温度勾配を目標値として、この目標温度勾
配と実加工時の温度勾配との偏差値が小さくなるよう
に、この偏差値に基づいて上限停止時間を制御している
ので、設定されたスライドモーションに従ってスライド
を駆動する電動サーボモータの温度が前記温度制御パタ
ーンに沿って制御される。温度制御パターンの最終温度
目標値は電動サーボモータの最大許容温度(過負荷異常
温度に相当する)よりも所定温度だけ小さい値に設定さ
れているので、モータ温度は過負荷異常温度に達するこ
とがなく、過負荷異常でモータが停止するのを確実に防
止できる。したがって、プレス機械の稼動の中断がなく
なり、生産性を向上できる。また、モータ過負荷異常に
よる加工途中のスライド停止がなくなるので、従来のよ
うなスライドの復帰作業等が不要となりプレス機械稼働
率を向上できると共に、また加工不良品の発生を減少で
きる。
【0059】次に、第2実施形態の他の実施態様を図1
1により説明する。図11は、図9と同じく、所定の温
度制御パターンの温度勾配を目標値とした上限停止時間
の制御による温度制御パターンと実温度推移との関係図
である。図11に示すように、ループゲイン定数Kpの
設定値いかんによっては温度制御特性が安定化せず、予
め設定された目標到達最大時間tmax が経過しても、検
出温度Tnが目標温度Toの所定精度範囲{(T0−
γ)〜(T0+γ)}内に入らないでハンチングしてい
る場合が発生する。このような場合には、ループゲイン
定数Kpを前回値の1/2(即ち、Kp/2)とすれば
よい。これにより、温度制御性が安定化し、温度勾配が
精度良く制御されるので、確実に過負荷異常を防止でき
る。
【0060】尚、本実施形態では、モータ温度の検出及
びその検出温度に基づく上限停止時間の更新処理のタイ
ミングを所定周期時間の周期処理によるものとしている
が、本発明はこれに限定されず、第1実施形態と同様に
各スライドストロークの上限停止完了したタイミング、
あるいはスライドモーション上の他の特定のタイミング
としてもよい。
【0061】以上説明したように、本発明によると、ス
ライド駆動用の電動サーボモータの実温度値に基づいて
スライドの上限停止時間を制御するので、モータ温度が
過負荷異常温度に達することがなく、電動サーボモータ
の過負荷異常停止を確実に防止できる。したがって、プ
レス機械稼動を異常停止により中断させることなく、時
限連続運転できるので、生産性を向上できる。実温度値
のフィードバックによる上限停止時間の演算方法とし
て、例えば第1に、過負荷異常温度よりも小さい値に設
定された目標温度との偏差値εに基づいて上限停止時間
を演算する方法が有効である。また、第2に、過負荷異
常温度よりも小さい値に設定された所定温度を最終的な
制御目標とする温度制御パターンを有し、この温度制御
パターンの時々刻々の温度勾配と、実温度から求まる実
温度勾配との偏差値eに基づいて上限停止時間を演算す
る方法が有効である。これらにより、確実にモータ温度
を過負荷異常温度に制御することができる。
【0062】また、電動サーボモータの駆動トルクが定
格トルクを瞬間的にオーバすることがあっても、モータ
は過負荷異常停止することがないので、変動負荷トルク
の要因となる成形素材の板厚のばらつきや材質の不均一
性に対する素材の制約は少なくなり、生産管理が容易に
なる。さらに、自動運転中にプレス機械が異常停止する
ことがないので、オペレータの監視作業が軽減され、無
人自動運転を行うことが可能となる。また、使用金型及
びそのスライドモーションで生産可能な最高ストローク
数が自動的に得られるようになり、オペレータによるサ
イクルタイムの設定時間に比較して短縮化されるので、
稼働率が向上する。併せて、電動サーボモータの性能を
充分に活用して最大限に発揮できることにより、プレス
機械の適用成形品の範囲を広くして汎用性を拡大でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される直動型プレスの一例を表す
側面断面図である。
【図2】本発明に係わるモーションカーブの説明図であ
る。
【図3】本発明に係わる制御構成ブロック図を示す。
【図4】第1実施形態に係わる制御機能ブロック図であ
る。
【図5】第1実施形態に係わるモータ温度の演算処理方
法の実施態様の説明図である。
【図6】第1実施形態の制御フローチャート例である。
【図7】第1実施形態におけるモータ検出温度と平均検
出温度と目標温度との関係図である。
【図8】第2実施形態に係わる制御機能ブロック図であ
る。
【図9】第2実施形態におけるモータ温度変化と温度制
御パターンとの関係図である。
【図10】第2実施形態の制御フローチャート例であ
る。
【図11】第2実施形態におけるモータ温度変化と温度
制御パターンとの他の関係図である。
【符号の説明】
1…プレス機械、2…ボルスタ、3…スライド、4…ボ
ールスクリュー、5…電動サーボモータ、6…位置セン
サ、7…金型、7a…上型、7b…下型、8…スライド
位置検出器、9…プレート、10…ワーク、11…サー
ボアンプ、12…モーション設定手段、13…モーショ
ンデータ記憶手段、14温度検出器、15…ループゲイ
ン設定器、16…速度検出手段、17…表示装置、20
…制御器、21,21a…比較器、22,22a…計算
ループスイッチ、23,23a…目標上限停止時間演算
部、24…モーション制御部、25…フィードバックカ
ウンタ、25a…温度勾配検出手段、31…ベアリン
グ、32…第1プーリ、33…タイミングベルト、34
…第2プーリ、35…上部フレーム。Tu…過負荷異常
温度、To…目標温度、Tn…検出温度、Tm…平均検
出温度、t0,tn…上限停止時間、tmax…目標到達
最大時間。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に直動自在とされるスライド
    (3)を駆動する電動サーボモータ(5)を予め設定されたス
    ライドモーションに基づいて制御する直動型プレスのス
    ライド駆動モータの制御方法において、 予め、電動サーボモータ(5)の過負荷異常温度(Tu)より
    も所定値低い目標温度(To)を設定する工程と、 スライドモーションに基づくスライド駆動時に、電動サ
    ーボモータ(5)の温度を検出し、この検出温度(Tn)に基
    づくモータ温度(Ta)と前記目標温度(To)とを比較する比
    較工程と、 モータ温度(Ta)が目標温度(To)より低いときには、予め
    設定したスライドモーションの上限停止時間(to)でスラ
    イド(3)を制御し、モータ温度(Ta)が目標温度(To)を越
    えたときには、前記予め設定した上限停止時間(to)より
    も所定時間だけ延長した上限停止時間(tn)でスライド
    (3)を制御する制御工程とを有し、 前記比較工程と制御工程とを繰り返して電動サーボモー
    タ(5)の上限停止時間(tn)を制御し、スライドを連続運
    転することを特徴とする直動型プレスのスライド駆動モ
    ータの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直動型プレスのスライド
    駆動モータの制御方法において、 前記比較工程を所定数のスライドストローク毎に行い、
    この比較結果に基づいて前記制御工程を行うことを特徴
    とする直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の直動型プレスのス
    ライド駆動モータの制御方法において、 前記比較工程で比較するモータ温度(Ta)は、複数ストロ
    ークでの検出温度(Tn)の平均値であることを特徴とする
    直動型プレスのスライド駆動モータの制御方法。
  4. 【請求項4】 上下方向に直動自在とされるスライド
    (3)を駆動する電動サーボモータ(5)を予め設定されたス
    ライドモーションに基づいて制御する直動型プレスのス
    ライド駆動モータの制御方法において、 予め、電動サーボモータ(5)の過負荷異常温度(Tu)より
    も所定値低い目標温度(To)を有する温度制御パターンを
    設定する工程と、 スライドモーションに基づくスライド駆動時に、電動サ
    ーボモータ(5)の温度を検出し、この検出温度(Tn)に基
    づき求めた実温度の勾配(αa)と前記温度制御パターン
    により設定された目標温度勾配(αs)とを比較する比較
    工程と、 目標温度勾配(αs)と実温度の勾配(αa)との偏差値(e)
    に基づいて、偏差値(e)が小さくなるように、予め設定
    したスライドモーションの上限停止時間(to)を更新し、
    更新した上限停止時間(tn)でスライド(3)を制御する制
    御工程とを有し、前記比較工程と制御工程とを繰り返し
    て電動サーボモータ(5)の上限停止時間(tn)を制御し、
    スライドを連続運転することを特徴とする直動型プレス
    のスライド駆動モータの制御方法。
  5. 【請求項5】 上下方向に直動自在とされるスライド
    (3)を駆動する電動サーボモータ(5)と、予め設定された
    スライドモーションに基づいて電動サーボモータ(5)を
    制御する制御器とを備えた直動型プレスのスライド駆動
    モータの制御装置において、 予め、電動サーボモータ(5)の過負荷異常温度(Tu)に対
    する制御目標を設定する目標設定手段と、 電動サーボモータ(5)の温度を検出する温度検出器(14)
    とを設け、 制御器(20)は、スライドモーションに基づくスライド駆
    動時に、温度検出器(14)からの検出温度(Tn)に基づい
    て、モータ温度が前記設定された制御目標と一致するよ
    うにスライドモーションの上限停止時間(tn)を更新し、
    この更新及び制御処理を所定のスライドストローク毎に
    繰り返して電動サーボモータ(5)の上限停止時間(tn)を
    制御し、スライドを連続運転することを特徴とする直動
    型プレスのスライド駆動モータの制御装置。
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