JP2001212555A - 浄水カートリッジ - Google Patents

浄水カートリッジ

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JP2001212555A JP2000023372A JP2000023372A JP2001212555A JP 2001212555 A JP2001212555 A JP 2001212555A JP 2000023372 A JP2000023372 A JP 2000023372A JP 2000023372 A JP2000023372 A JP 2000023372A JP 2001212555 A JP2001212555 A JP 2001212555A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
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    • B01D39/20Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of inorganic material, e.g. asbestos paper, metallic filtering material of non-woven wires
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャネリングやリーク流路を発生しにくくし
て活性炭を有効利用することができる浄水カートリッジ
を提供する。 【解決手段】 底部に流入口6を有する筒状の外ケース
2。前記外ケース2の上部の開口部20を閉塞すると共
に流出口7を有する蓋部31と、前記蓋部31の下部に
流出口7へ連通する導出管部32が形成されるように筒
状に突出して設けられた内筒リブ33で支持される内筒
メッシュ34からなる内筒部35と、筒状のかご部10
を形成する外筒リブ36で支持される外筒メッシュ37
からなる外筒部38とで構成される内ケース3。内ケー
ス3の外筒部38と内筒部35の間に充填される粒状活
性炭8。内ケース3の蓋部31と反対側に形成される開
口部39を閉塞するキャップ4を備える。前記キャップ
4は内ケース3に水密的且つ軸方向に摺動可能に設け
る。前記外ケース2とキャップ4の間にキャップ4を押
圧する弾性部材5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水等に含まれ
る残留塩素やトリハロメタンなどを除去して水道水等を
浄化したり、さらには、水道水等のミネラルなどの金属
成分を調整したりするのに用いられる浄水カートリッジ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、水道水には塩素消毒による残留塩
素いわゆるカルキやトリハロメタン等の様々な成分が含
まれている。生活者が水道水を利用、特に飲用に使用す
る際には、前記成分やその他の成分について味覚や健康
の点で不満及び不安を感じている。そのため、家庭用浄
水器では活性炭と中空糸膜フィルター等の濾材を内包す
る浄水カートリッジを有するものが普及しており、健康
への関心の高まりから浄水能力の高性能化と共に小型
化、低価格化が望まれている。そして、これらの残留塩
素やトリハロメタンの除去には活性炭による濾過、逆浸
透膜による膜分離等が提案されており、中でも、活性炭
による濾過処理が経済的であること及びサイズや取り扱
いが簡単であることから一般的に行なわれている。そこ
で、活性炭を内蔵する浄水カートリッジが様々提案され
ている。
【0003】このような活性炭を内蔵する浄水カートリ
ッジは構造的に大別して二つの形態に分類される。
【0004】第一の形態の浄水カートリッジは筒状の容
器に活性炭を封入し、容器の底面から容器内の活性炭充
填部に原水(水道水)を流入させ、流入した原水を容器
内で活性炭充填部の軸方向に流して活性炭充填部を通過
させることによって原水を浄化して浄化水を生成し、浄
化水を容器の上面から流出させる方式のものである。こ
の方式のものでは構造が簡単であり、低流量の場合、活
性炭充填部の内部の流れにチャネリング(活性炭充填部
に裂け目や割れ目が生じ、その裂け目や割れ目を通って
原水が偏って流れること)が起こりにくいという利点が
ある。しかし、浄化性能を上げるために活性炭の充填量
を多くすると、圧力損失が大きくなって流量が落ちると
いう問題があった。
【0005】また、第二の形態の浄水カートリッジは、
外筒と内筒からなる筒状の二重かご構造の容器を形成
し、外筒と内筒の間において容器に活性炭を充填し、外
筒の外面(外周面)から容器内の活性炭充填部に原水
(水道水)を流入させ、流入した原水を容器内で活性炭
充填部の半径方向の中心方向に向かって流して活性炭充
填部を通過させることによって原水を浄化して浄化水を
生成し、浄化水を内筒の内部の導出管部を通じて上方に
流出させる方式(かご型方式)のものである。この方式
のものでは活性炭の充填量を多くしても圧力損失が少な
くすることができるため、流量を多くすることができる
という利点がある。しかし、構造が複雑になり、また、
水密的に形成されないと、活性炭充填部の内部の流れに
チャネリングが起こりやすいという問題があった。
【0006】トリハロメタンのように活性炭に吸着除去
されにくい物質で、且つ原水中での濃度が数十ppmと
低い場合、空間速度SV値を低くする必要がある。すな
わち、活性炭の充填量を多くする必要があり、しかも、
流量が多くて使い勝手の良い浄水器にするためには、浄
水カートリッジを上記第二の形態であるかご型方式にす
るのが好ましい。
【0007】そして、このようなかご型方式の浄水カー
トリッジの一例として、特開平11−156343号公
報に開示されているようなものがある。この浄水カート
リッジ(濾過装置)は、内部に粒状活性炭が充填される
かご型の活性炭槽と、活性炭槽内に設けられた粒状活性
炭を圧縮する押圧部材を備えるものであり、活性炭槽の
内部の水の流れのチャネリングを改良するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の浄水カー
トリッジでは、押圧部材を用いることにより部品点数が
増えると共に押圧部材を活性炭槽に嵌め込むことにより
構造が複雑になるので、製造時の作業工程が増えてコス
トアップとなり、不経済であるという問題があった。ま
た、活性炭槽壁と活性炭の間にポリエチレンフォームや
シリコン等の弾性体で形成される押圧部材を固定して設
けているために、長期使用での水圧等による加圧の繰り
返しにより押圧部材の弾性性能の劣化や変形が起こりや
すく、このために、押圧部材による活性炭への押圧力が
低下してチャネリングやリーク流路(活性炭槽の壁面に
沿って形成される流路であって、原水が活性炭充填部を
通過しないで流れる流路)が発生して活性炭を有効利用
することができない恐れがあった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、構造が簡単で経済的なものであり、且つチャネリ
ングやリーク流路を発生しにくくして活性炭を有効利用
することができる浄水カートリッジを提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
浄水カートリッジは、底部に流入口6を有する筒状の外
ケース2、前記外ケース2の上部の開口部20を閉塞す
ると共に流出口7を有する蓋部31と、前記蓋部31の
下部に流出口7へ連通する導出管部32が形成されるよ
うに筒状に突出して設けられた内筒リブ33で支持され
る内筒メッシュ34からなる内筒部35と、筒状のかご
部10を形成する外筒リブ36で支持される外筒メッシ
ュ37からなる外筒部38とで構成される内ケース3、
内ケース3の外筒部38と内筒部35の間に充填される
粒状活性炭8、内ケース3の蓋部31と反対側に形成さ
れる開口部39を閉塞するキャップ4を備えた浄水カー
トリッジにおいて、前記キャップ4は内ケース3に水密
的且つ軸方向に摺動可能に設けられており、前記外ケー
ス2とキャップ4の間にキャップ4を押圧する弾性部材
5を設けて成ることを特徴とするものである。
【0011】また本発明の請求項2に係る浄水カートリ
ッジは、請求項1の構成に加えて、前記弾性部材5が不
織布21にて形成されて成ることを特徴とするものであ
る。
【0012】また本発明の請求項3に係る浄水カートリ
ッジは、請求項2の構成に加えて、前記弾性部材5が流
入口6を覆うように配置されて成ることを特徴とするも
のである。
【0013】また本発明の請求項4に係る浄水カートリ
ッジは、請求項3の構成に加えて、前記弾性部材5が流
入口6側の面が凹面となるドーム形状に形成されて成る
ことを特徴とするものである。
【0014】また本発明の請求項5に係る浄水カートリ
ッジは、請求項1の構成に加えて、前記弾性部材5がコ
イルバネ51にて形成されて成ることを特徴とするもの
である。
【0015】また本発明の請求項6に係る浄水カートリ
ッジは、請求項1の構成に加えて、前記弾性部材5が板
バネ54にて形成されて成ることを特徴とするものであ
る。
【0016】また本発明の請求項7に係る浄水カートリ
ッジは、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、前
記内ケース3の蓋部31と内筒部35と外筒部38が一
体成形にて形成されて成ることを特徴とするものであ
る。
【0017】また本発明の請求項8に係る浄水カートリ
ッジは、請求項1乃至7のいずれかの構成に加えて、前
記内ケース3がキャップ4の摺動範囲を規制するストッ
パー40を有して成ることを特徴とするものである。
【0018】また本発明の請求項9に係る浄水カートリ
ッジは、請求項8の構成に加えて、前記ストッパー40
として内ケース3の外筒リブ36を兼用することを特徴
とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0020】本発明の第一の実施の形態を図1、2に示
す。この浄水カートリッジは、外ケース2、内ケース
3、キャップ4、弾性部材5及び粒状活性炭8から構成
されている。外ケース2は浄水カートリッジの外側の本
体ケースを構成するものであって、底部(下部)の略中
央部に流入口6を開口して設けると共に上部に内ケース
3の挿入用の開口部20を有して円筒状に形成されてい
る。流入口6の開口縁部には流入口6の全周に亘って筒
状の開口突片70が下側に突出して形成されている。ま
た、流入口6の上側には弾性部材配置部60が形成され
ており、弾性部材配置部60には外ケース2の内側と流
入口6を連通させるための貫通孔61が複数個設けられ
ている。
【0021】内ケース3は蓋部31と内筒部35と外筒
部38を一体成形にて一部品として形成したものであ
る。蓋部31は略円盤状に形成されており、蓋部31の
略中央部には上下に貫通する流出口7が設けられてい
る。また、流出口7の開口縁部には流出口7の全周に亘
って円筒状の開口突片41が上側に突出して形成されて
おり、この開口突片41の外周面にはOリング42が装
着されている。
【0022】内筒部35は上下方向に長い複数本の内筒
リブ33と、これら複数本の内筒リブ33に支持された
内筒メッシュ34とで有底の筒状に形成されている。内
筒リブ33及び内筒メッシュ34の上端は蓋部31の下
面において流出口7の開口縁部に一体に連設されている
と共に各内筒リブ33は間隔を介して流出口7の開口縁
部に沿って配置されており、複数本の内筒リブ33は筒
状に突出して設けられている。また、内筒部35の周面
は略全面に亘って内筒メッシュ34で形成されており、
内筒部35の内部は内筒メッシュ34で囲まれた導出管
部32として形成されている。この導出管部32は内筒
部35の上面に開口されている。従って、内筒部35は
蓋部31の下部(下面)の略中央部に下側に筒状に突出
して設けられており、また、導出管部32の上面開口は
流出口7の下面開口に接続されて導出管部32と流出口
7は連通した状態に形成されており、さらに内筒部35
は内ケース3の略中央部で内ケース3の軸方向(浄水カ
ートリッジの軸方向と同じであって、浄水カートリッジ
の軸Pを一点鎖線で示す。)と略平行に設けられてい
る。
【0023】外筒部38は、上下方向に長い複数本の外
筒リブ36で形成される筒状のかご部10と、これら複
数本の外筒リブ36に支持された外筒メッシュ37とで
下面が開口する筒状に形成されている。外筒リブ36及
び外筒メッシュ37の上端は内筒部35の外側において
蓋部31の下面に一体に連設されていると共に各外筒リ
ブ36は間隔を介して蓋部31の周方向に沿って配置さ
れており、複数本の外筒リブ36は筒状に突出して設け
られている。また、外筒部38の下部において外筒リブ
36の直下は略円環状のキャップ取付部12として形成
されており、キャップ取付部12の内側がキャップ4を
嵌め込むための開口部39として形成されている。すな
わち、この開口部39は蓋部31と反対側の内ケース3
の底部に形成されている。さらに、外筒部38の周面は
略全面に亘って外筒メッシュ37で形成されており、外
筒部38と内筒部35の間は活性炭充填部11として形
成されている。この活性炭充填部11の上面は蓋部31
で閉塞されている。また、外筒リブ36はキャップ取付
部12の内周面よりも内側(内筒部35側)に形成され
ており、従って、外筒リブ36の下端面は開口部39の
開口縁部に突出して位置するストッパー40として形成
されている。
【0024】このストッパー40はキャップ4の上方へ
の摺動範囲を規制するものであり、後述のように、原水
を浄化する際にキャップ4が原水の衝撃により上方に摺
動しても、キャップ4の上面の周端部がストッパー40
に当たってストッパー40の位置よりも上側に摺動しな
いようにしてキャップ4が傾かないようにするものであ
り、キャップ4の傾きによる粒状活性炭8の漏れを防止
することができるものである。また、外筒リブ36の下
端面でストッパー40を兼用するので、ストッパー40
を設けるために別途部品を用意する必要が無く、部品点
数が増加しないようにすることができるものである。
【0025】キャップ4は略円盤状に形成されるもので
あって、その下面にはリブ片13が設けられている。ま
た、キャップ4の外周面には凹溝15が全周に亘って形
成されており、この凹溝15にはOリング45が装着さ
れている。
【0026】弾性部材5は不織布で形成されている。弾
性部材5はその下面(流入口6側の面)が弾性部材配置
部60の上面と略同形状の凹面となるように、ドーム形
状に形成されている。そして、弾性部材5を弾性部材配
置部60の上側(内側)に配置すると共に弾性部材配置
部60の基部付近において弾性部材5の端部と外ケース
2の底部の内面とを超音波溶着することによって、流入
口6の上側(内側)を覆った状態で弾性部材5を外ケー
ス2に取り付けることができる。
【0027】そして、上記の部材を用いて本発明の浄水
カートリッジを形成するにあたっては次のようにして行
なう。まず、開口部39が上側に向くように内ケース3
を保持する。次に、開口部39から活性炭充填部11に
所定量の粒状活性炭8を充填する。次に、開口部39に
キャップ4を嵌め込んで取り付ける。この時、キャップ
4のOリング45がキャップ取付部12の内周面に弾接
することになってキャップ4は内ケース3に水密的に取
り付けられると共にキャップ4はその軸方向(浄水カー
トリッジの軸方向と同じ)に摺動可能に設けられる。次
に、内ケース3の外側に外ケース2が被さるように開口
部20を通して外ケース2を内ケース3に嵌合すること
によって、内ケース3を外ケース2に内包(内装)する
と共に、開口部20の位置において外ケース2の内周面
と内ケース3の外周面とを超音波溶着する。このように
して外ケース2と内ケース3とを接合して一体化するこ
とによって、本発明の浄水カートリッジを形成すること
ができる。そして、この浄水カートリッジでは外ケース
2の弾性部材配置部60とキャップ4の下面の間に弾性
部材5を設けるので、弾性部材5の弾性力でキャップ4
を下側から押圧して上方(流出口7側)に摺動させて押
し上げることができ、キャップ4で粒状活性炭8を下側
から上側に向かって押圧するものである。
【0028】上記のように形成される浄水カートリッジ
は浄水器に取り付けるなどして使用されるものであり、
浄水カートリッジに水道水等の原水を通すことによっ
て、原水が浄化されて浄化水が生成されるものである。
すなわち、本発明の浄水カートリッジを用いて原水を浄
化するにあたっては、まず、図1のように流入口6を下
側に、流出口7を上側にそれぞれ向けて浄水カートリッ
ジを配置する。次に、原水を流入口6から浄水カートリ
ッジ内に導入する。すなわち、原水は流入口6、弾性部
材配置部60の貫通孔61、弾性部材5の順で通過した
後、外ケース2の底部の内面とキャップ4の下面との間
の隙間を通り、この後、内ケース3の外筒部38の周面
を構成する外筒メッシュ37と外ケース2の周壁の内面
との間に導かれる。この時、原水は不織布である弾性部
材5を通過するので、原水が整流されることになり、原
水が偏ったり乱れたりすることなく流れるものである。
【0029】この後、浄水カートリッジに導入された原
水は外筒メッシュ37を通って活性炭充填部11内に導
入され、充填された粒状活性炭8内を浄水カートリッジ
の中心(軸P)に向かって、すなわち内筒部35の方に
向かって半径方向に流れる。このようにして原水が粒状
活性炭8内を通過することによって、原水が浄化されて
浄化水が生成される。この後、浄化水は内筒部35の内
筒メッシュ34を通って導出管部32に導入され、導出
管部32を流れて流出口7から吐水される。
【0030】そして本発明では、外ケース2の弾性部材
配置部60とキャップ4の下面の間に弾性部材5を設け
るので、弾性部材5の弾性力でキャップ4を下側から押
圧して上方に摺動させて押し上げてキャップ4で粒状活
性炭8を下側から上側に向かって押圧することができ、
粒状活性炭8にチャネリングやリーク流路が発生しにく
くなるものである。また、キャップ4を軸方向に摺動可
能に設けたので、使用時に流入口6から導入される原水
の衝撃によりキャップ4を上方に微妙に摺動させること
ができ、粒状活性炭8にチャネリングやリーク流路が発
生した場合でもキャップ4の摺動により自動的に事後修
復されるものであり、常に、粒状活性炭8内を均一な流
れに保つことができるものである。
【0031】図3に第二の実施の形態を示す。この浄水
カートリッジは弾性部材5としてコイルバネ51を用い
たものであり、その他の構成は上記の第一の実施の形態
と同様である。このコイルバネ51は外ケース2の底部
の内面(上面)とキャップ4の下面の間において流入口
6と同心円状に配置されている。コイルバネ51の下端
は外ケース2の底部の内面に立設されたガイド部52に
より位置決めされて固定されている。また、コイルバネ
51の上端はキャップ4の下面に筒形状に突出されたガ
イドリブ片53の内周に沿って配置され、このガイドリ
ブ片53により位置決めされて固定されている。このよ
うにして外ケース2の底部の内面とキャップ4の下面の
間に弾性部材5としてコイルバネ51を設けるので、コ
イルバネ51の弾性力でキャップ4を下側から押圧して
上方(流出口7側)に摺動させて押し上げることがで
き、キャップ4で粒状活性炭8を下側から上側に向かっ
て押圧するものである。
【0032】この実施の形態では弾性部材5としてコイ
ルバネ51を用いるので、バネ定数が大きくて弾性力が
強いコイルバネ51を用いることによって、第一の実施
の形態のものよりも、キャップ4を下側から強く押圧し
て上方に摺動させて押し上げてキャップ4で粒状活性炭
8を下側から上側に向かって強く押圧することができ、
粒状活性炭8のチャネリングやリーク流路の発生を確実
に防止することができるものである。
【0033】図4に第三の実施の形態を示す。この浄水
カートリッジは弾性部材5として板バネ54を用いたも
のであり、その他の構成は上記の第一の実施の形態と同
様である。この板バネ54は図5に示すように、中央部
が上側に向かって突出するように凸曲するように形成さ
れるものであって、両端部には切欠部55が設けられて
いる。また、外ケース2の底部の内面には流入口6を挟
んで対向するように突リブ56が立設されている。そし
て、突リブ56に切欠部55を差し込んで係合すること
によって、板バネ54が外ケース2の底部の内面(上
面)とキャップ4の下面の間に位置決めされて配置され
ている。この板バネ54は流入口6の上側(内側)を覆
った状態で配置されており、また、板バネ54の上面と
キャップ4の下面は当接した状態で配置されている。こ
のようにして外ケース2の底部の内面とキャップ4の下
面の間に弾性部材5として板バネ54を設けるので、板
バネ54の弾性力でキャップ4を下側から押圧して上方
(流出口7側)に摺動させて押し上げることができ、キ
ャップ4で粒状活性炭8を下側から上側に向かって押圧
するものである。
【0034】この実施の形態では弾性部材5として板バ
ネ54を用いるので、バネ定数が大きくて弾性力が強い
板バネ54を用いることによって、第一の実施の形態の
ものよりも、キャップ4を下側から強く押圧して上方に
摺動させて押し上げてキャップ4で粒状活性炭8を下側
から上側に向かって強く押圧することができ、粒状活性
炭8のチャネリングやリーク流路の発生を確実に防止す
ることができるものである。
【0035】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、底部に流入口を有する筒状の外ケース、前記外ケー
スの上部の開口部を閉塞すると共に流出口を有する蓋部
と、前記蓋部の下部に流出口へ連通する導出管部が形成
されるように筒状に突出して設けられた内筒リブで支持
される内筒メッシュからなる内筒部と、筒状のかご部を
形成する外筒リブで支持される外筒メッシュからなる外
筒部とで構成される内ケース、内ケースの外筒部と内筒
部の間に充填される粒状活性炭、内ケースの蓋部と反対
側に形成される開口部を閉塞するキャップを備えた浄水
カートリッジにおいて、前記キャップは内ケースに水密
的且つ軸方向に摺動可能に設けられており、前記外ケー
スとキャップの間にキャップを押圧する弾性部材を設け
るので、少ない部材によりかご型の活性炭充填部を形成
することができ、なお且つ粒状活性炭のチャネリングや
リーク流路の防止効果に優れ、粒状活性炭の利用効率が
高いものであり、構造が簡単で経済的なものであり、ま
た、製造時の作業性が高く、且つチャネリングやリーク
流路を発生しにくくして活性炭を有効利用することがで
きるものである。
【0036】また本発明の請求項2の発明は、前記弾性
部材が不織布にて形成されるので、安価な材料によりキ
ャップを押圧することができ、キャップの押圧による粒
状活性炭のチャネリングやリーク流路の防止効果に優
れ、粒状活性炭の利用効率が高いものである。
【0037】また本発明の請求項3の発明は、前記弾性
部材が流入口を覆うように配置されるので、弾性部材が
キャップの押圧による粒状活性炭のチャネリングやリー
ク流路の防止だけでなく、水の整流作用も合わせ持つも
のであり、部品点数を少なくして粒状活性炭のチャネリ
ングやリーク流路の防止と水の整流を行なうことができ
るものである。
【0038】また本発明の請求項4の発明は、前記弾性
部材が流入口側の面が凹面となるドーム形状に形成され
るので、弾性部材により均一な整流作用が発揮されるも
のである。
【0039】また本発明の請求項5の発明は、前記弾性
部材がコイルバネにて形成されるので、コイルバネでキ
ャップを強く押圧することができ、キャップの押圧によ
る粒状活性炭のチャネリングやリーク流路の防止効果に
優れ、粒状活性炭の利用効率が高いものである。
【0040】また本発明の請求項6の発明は、前記弾性
部材が板バネにて形成されるので、板バネでキャップを
強く押圧することができ、キャップの押圧による粒状活
性炭のチャネリングやリーク流路の防止効果に優れ、粒
状活性炭の利用効率が高いものである。
【0041】また本発明の請求項7の発明は、前記内ケ
ースの蓋部と内筒部と外筒部が一体成形にて形成される
ので、部品点数を少なくすることができ、製造時の作業
性を高くすることができるものである。
【0042】また本発明の請求項8の発明は、前記内ケ
ースがキャップの摺動範囲を規制するストッパーを有す
るので、キャップの傾きをストッパーで防止してキャッ
プの傾きによる粒状活性炭の漏れを防止することがで
き、長期に亘って高い浄水性能を維持することができる
ものである。
【0043】また本発明の請求項9の発明は、前記スト
ッパーとして内ケースの内筒リブを兼用するので、部品
点数を増やすことなくキャップの傾きによる粒状活性炭
の漏れを防止することができ、経済的で製造時の作業性
を高くすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】同上の分解した断面図である。
【図3】同上の第二の実施の形態を示す断面図である。
【図4】同上の第三の実施の形態を示す断面図である。
【図5】同上の板バネを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 外ケース 3 内ケース 4 キャップ 5 弾性部材 6 流入口 7 流出口 10 かご部 20 開口部 21 不織布 31 蓋部 32 導出管部 33 内筒リブ 34 内筒メッシュ 35 内筒部 36 外筒リブ 37 外筒メッシュ 38 外筒部 39 開口部 40 ストッパー 51 コイルバネ 54 板バネ
フロントページの続き (72)発明者 西川 壽一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4D024 AA02 AB11 BA02 BB01 BC01 CA04 CA07 CA11 DB26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に流入口を有する筒状の外ケース、
    前記外ケースの上部の開口部を閉塞すると共に流出口を
    有する蓋部と、前記蓋部の下部に流出口へ連通する導出
    管部が形成されるように筒状に突出して設けられた内筒
    リブで支持される内筒メッシュからなる内筒部と、筒状
    のかご部を形成する外筒リブで支持される外筒メッシュ
    からなる外筒部とで構成される内ケース、内ケースの外
    筒部と内筒部の間に充填される粒状活性炭、内ケースの
    蓋部と反対側に形成される開口部を閉塞するキャップを
    備えた浄水カートリッジにおいて、前記キャップは内ケ
    ースに水密的且つ軸方向に摺動可能に設けられており、
    前記外ケースとキャップの間にキャップを押圧する弾性
    部材を設けて成ることを特徴とする浄水カートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が不織布にて形成されて成
    ることを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材が流入口を覆うように配置
    されて成ることを特徴とする請求項2に記載の浄水カー
    トリッジ。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材が流入口側の面が凹面とな
    るドーム形状に形成されて成ることを特徴とする請求項
    3に記載の浄水カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材がコイルバネにて形成され
    て成ることを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリ
    ッジ。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材が板バネにて形成されて成
    ることを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッ
    ジ。
  7. 【請求項7】 前記内ケースの蓋部と内筒部と外筒部が
    一体成形にて形成されて成ることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかに記載の浄水カートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記内ケースがキャップの摺動範囲を規
    制するストッパーを有して成ることを特徴とする請求項
    1乃至7のいずれかに記載の浄水カートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記ストッパーとして内ケースの内筒リ
    ブを兼用することを特徴とする請求項8に記載の浄水カ
    ートリッジ。
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