JPH10299921A - 水漏れ防止弁及び逆流防止弁 - Google Patents

水漏れ防止弁及び逆流防止弁

Info

Publication number
JPH10299921A
JPH10299921A JP10994297A JP10994297A JPH10299921A JP H10299921 A JPH10299921 A JP H10299921A JP 10994297 A JP10994297 A JP 10994297A JP 10994297 A JP10994297 A JP 10994297A JP H10299921 A JPH10299921 A JP H10299921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
valve
valve seat
valve body
leakage prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10994297A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Negishi
公一 根岸
Takeshi Matsukawa
健士 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Suisei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Suisei Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Suisei Kogyo Co Ltd filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP10994297A priority Critical patent/JPH10299921A/ja
Publication of JPH10299921A publication Critical patent/JPH10299921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造により低コストで大きな抵抗なく
水を流し得ると共に必要時に水漏れを防止する。 【解決手段】 導入部44の上部側を円錐状の弁座46
が形成し、弁座46の下部側の部分に、水が流れる流路
48が形成される。弁座46の上部に樹脂材料で球状に
形成された弁体52が配置される。弁体52の下部に、
連結棒54Aが弁体52にねじ止められて連結されると
共に、ストッパ54Bの長さが導入部44の流路48の
内径より大きく形成された係止部材54が、配置され
る。弁体52が水に浮いた時に弁座46に対して弁体5
2が十分に離れるように、連結棒54Aの長さは流路4
8の長さより十分に長くされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の漏れ出しを防
止する水漏れ防止弁及び水の逆流を防止する逆流防止弁
に関し、水を通過させて濾過処理する浄水器用のカート
リッジの水の出入り口に設けられた開閉弁に好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】措置型等の浄水器の濾過材が入っている
カートリッジには寿命があり、数カ月から1年程度で新
品のカートリッジと交換する必要がある。この交換に伴
って、カートリッジを浄水器のベース材から引き抜く際
に、カートリッジ内部の水が周囲や浄水器のケース内外
にこぼれることがあるが、このように水がこぼれると、
汚れやカビ発生の原因となり、衛生上好ましくない。
【0003】そこで、浄水器210のカートリッジ21
2には従来より図14に示すような弁体216を金属製
とした水漏れ防止弁214が付けられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水漏れ
防止弁214の弁体216は金属製であるために、その
重みで常に、カートリッジ212の水の出入り口である
導入部218及び導出部220に栓をすることになる。
従って、ベース材222へのカートリッジ212の装着
時に、弁体216を持ち上げて水の流動経路を確保し、
導入部218及び導出部220から水を流出入するため
の押し上げ棒224が、浄水器210のベース材222
に必要となる。つまり、この押し上げ棒224がない
と、流動する水に対しての抵抗が極めて大きくなってし
まい、浄水器210の機能を阻害することになる。
【0005】しかし、この押し上げ棒224は、それ自
身で水の流れに対して大きな抵抗となると共に、浄水器
210の構造も複雑となって浄水器210の製造コスト
が上昇する原因ともなる。さらに、弁体216が金属製
であることから弁体216自体のコストも高く、浄水器
210の製造コストの一層の上昇を招く虞があった。
【0006】一方、図14に示す水漏れ防止弁214の
構造では、導入部218が常時開放されているので、導
入部218に繋がる水道の本管に浄水器210から水が
逆流する虞があった。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、簡易な構造に
より低コストで大きな抵抗なく水を流し得ると共に必要
時に水漏れを防止する水漏れ防止弁を提供することを第
1の目的とする。
【0008】また、簡易な構造により低コストで大きな
抵抗なく水を流し得ると共に逆流を防止する逆流防止弁
を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による水漏れ防
止弁は、円錐状の弁座が形成されると共に弁座の下部側
の部分に水を流す流路が形成され且つ、これら弁座及び
流路により水を導出入し得る導出入部と、樹脂材料で球
状に形成され且つ弁座と接して導出入部を閉鎖し得るよ
うに弁座の上部に配置される弁体と、先端部が流路を貫
通して弁体に連結されると共に基端部が導出入部の流路
の内径より大きく形成され且つ、弁体と連結されて弁体
と一体とされた状態の比重が水の比重より小さく形成さ
れる係止部材と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項2による水漏れ防止弁は、導出入部
の外形が嵌合可能に筒状に形成され、導出入部により導
出入される水を処理するカートリッジに、導出入部を着
脱自在に嵌合し得るようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項3による水漏れ防止弁は、弁座が形
成されると共に弁座の下部側の部分に水を流す流路が形
成され且つ、これら弁座及び流路により水を導出入し得
る導出入部と、樹脂材料で円盤状に形成され且つ弁座と
接して導出入部を閉鎖し得るように弁座の上部に配置さ
れる弁体と、先端部が流路を貫通して弁体に連結される
と共に基端部が導出入部の流路の内径より大きく形成さ
れ且つ、弁体と連結されて弁体と一体とされた状態の比
重が水の比重より小さく形成される係止部材と、を有す
ることを特徴とする。
【0012】請求項4による逆流防止弁は、円錐状の弁
座が形成されると共に弁座の下部側の部分に水を流す流
路が形成され且つ、これら弁座及び流路により水を導入
し得る導入部と、樹脂材料で球状に形成され且つ弁座と
接して導入部を閉鎖し得るように弁座の上部に配置され
る弁体と、弁体内に形成され且つ容積を変化することに
より弁体の比重を調整し得る空気室と、を有することを
特徴とする。
【0013】請求項1に係る水漏れ防止弁の作用を以下
に説明する。円錐状の弁座の下部側の部分に流路を有し
た導出入部が水を導出入し、樹脂材料で球状に形成され
る弁体が弁座の上部に配置され、この弁座と接して導出
入部を閉鎖し得るようなる。また、弁体と係止部材とが
流路を貫通する係止部材の先端部により連結され、これ
らが連結されて弁体と係止部材とが一体とされた状態に
おける比重が水の比重より小さくされている。そして、
この係止部材の基端部が導出入部の流路の内径より大き
く形成される。
【0014】従って、流路に水が入ると、比重が水の比
重より小さくされた弁体と係止部材とが一体的に浮き上
がり、弁座から弁体が離れて水漏れ防止弁の導出入部が
開放される。但しこの際、係止部材の基端部が導出入部
の流路の内径より大きく形成されて弁体の移動量が制限
されるので、不用意に弁体が移動してしまうことはな
い。一方、流路に水が無くなると、水に押され弁体が下
降して弁座と接し、導出入部を閉鎖し、水漏れを防止す
る。
【0015】さらに、コストの高い金属の替わりに、樹
脂化された弁体を採用することによって弁体のコストが
低減され、これに伴って、例えば浄水器に本請求項の水
漏れ防止弁を採用した場合、浄水器の製造コストが低減
される。また、弁体を樹脂化することにより、弁体が水
にぬれても錆びたり腐蝕したりせず、成形性も良くな
る。
【0016】一方、弁体と係止部材とを連結することに
より、押し上げ棒が不要となり、構造が単純化される。
この為、例えば浄水器に本請求項の水漏れ防止弁を採用
した場合、流動する水に対しての抵抗が小さくなって浄
水器の機能を阻害することが無くなると共に、浄水器の
構造も簡略化されて浄水器の製造コストがさらに低減さ
れることになる。
【0017】以上より、本請求項の水漏れ防止弁によれ
ば、簡易な構造により低コストで大きな抵抗なく水を流
し得ると共に必要時に水漏れを防止することができ、大
流量の浄水器への適用も可能ともなる。
【0018】請求項2に係る水漏れ防止弁の作用を以下
に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏す
る。但し、本請求項は、導出入部の外形が嵌合可能に筒
状に形成され、導出入部により導出入される水を処理す
るカートリッジに、導出入部を着脱自在に嵌合し得るよ
うな構成とした。従って、このように導出入部をユニッ
ト化することにより、水漏れ防止弁の取り付けが簡単と
なり、カートリッジに弁座を加工する必要もなくなる。
【0019】請求項3に係る水漏れ防止弁の作用を以下
に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏す
る。但し、本請求項は、円盤状に形成される弁体を採用
しているので、水漏れ防止弁の省スペース化が図れるこ
とになる。
【0020】請求項4に係る逆流防止弁の作用を以下に
説明する。円錐状の弁座の下部側の部分に流路を有した
導入部が水を導入し、樹脂材料で球状に形成される弁体
が弁座の上部に配置され、この弁座と接して導入部を閉
鎖し得るようなる。また、容積を変化することにより弁
体の比重を調整し得る空気室が弁体内に形成される。
【0021】この為、例えば樹脂材料の容積と内部に閉
じこめられる空気の容積から計算される弁体の見かけの
比重が、水の比重よりもわずかに大きくように、弁体の
樹脂材料の厚さを調整することにより、わずかな水流で
弁体が浮き上がるようになる。つまり、わずかな水流で
弁体が浮き上がるようになるので、押し上げ棒が不要と
なる。
【0022】以上より、流路側から逆流防止弁に水が流
れ込むと、水流のわずかな力を受けて弁体が浮き上が
り、弁座から弁体が離れて逆流防止弁の導入部が開放さ
れて、水が問題無く流れるようになる。また、逆に逆流
防止弁に水が流れ込もうとすると、水の流れに伴って弁
体が弁座に押しつけられて、逆流が防止される。
【0023】さらに、コストの高い金属の替わりに、樹
脂化された弁体を採用することによって弁体のコストが
低減され、これに伴って、例えば浄水器に本請求項の逆
流防止弁を採用した場合、浄水器の製造コストが低減さ
れる。また、弁体を樹脂化することにより、弁体が水に
ぬれても錆びたり腐蝕したりせず、成形性も良くなる。
【0024】以上より、本請求項の逆流防止弁は、低コ
ストとなるように弁体を樹脂化すると共に弁体の比重を
調整し得る空気室を弁体内に設けるという簡易な構造を
有する。この為、簡易な構造により低コストで大きな抵
抗なく水を流し得ると共に逆流を防止することができ、
大流量の浄水器への適用も可能ともなる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係る水漏れ防止弁を浄水
器に適用した第1の実施の形態を図1から図5に示し、
これらの図に基づき本実施の形態を説明する。
【0026】図1及び図2に本実施の形態に係る水漏れ
防止弁が適用される浄水器10を示す。この浄水器10
の本体を構成する円筒状の外ケース12の底部には、円
板状に樹脂材料で形成されたベース材14が樹脂製の外
ケース12と接着されて固着されている。このベース材
14の下面側には、ベース材14の中央部から外周側に
延びる通路16が形成されていて、この通路16の端部
にはニップル18が接着剤で接着されて固着されてい
る。そして、このニップル18に水道の本管からの図示
しない配管が接続されることになる。
【0027】また、このベース材14の下面側には、ベ
ース材14の外周寄り部分から通路16と平行に外周側
に延びる通路22が形成されていて、この通路22の端
部にはニップル24が同様に接着剤で接着されて固着さ
れている。そして、このニップル24に浄水器10によ
り浄化された水を浄水器10より取り出す為の図示しな
い配管が接続されることになる。
【0028】外ケース12の内部にはカートリッジ26
が配置されており、円筒状に形成されて下部側に底壁2
8Aが一体的に設けられた樹脂製のカートリッジケース
28が、このカートリッジ26の外枠を構成している。
この底壁28Aの通路16及び通路22に対応する部分
には、円形に突出した嵌合凸部30、32がそれぞれ形
成されていて、これらの嵌合凸部30、32が通路16
及び通路22にそれぞれ嵌合されている。そして、嵌合
凸部30、32の外周面と通路16及び通路22の内周
面との間をOリング34が封止し、水が嵌合部分より漏
れでないようにされている。
【0029】また、カートリッジ26の中心部には、下
端側が超音波接着されてカートリッジ26の底壁28A
に固着された円管状のフィルタケース36が配置されて
いる。フィルタケース36内に設けられた中間壁36A
がこのフィルタケース36内を上下に仕切っており、こ
の中間壁36Aの外周寄りの部分には、複数の貫通孔3
8が形成されている。そして、この中間壁36Aに載っ
た状態であって中間壁36Aに固定されたブラケット4
0により支持されて、このフィルタケース36内の中央
部に円筒状のプレフィルタ42が配置されている。
【0030】このフィルタケース36内の中間壁36A
の下部側部分は円柱状の空間とされていて、この空間の
下部に導入部44が設けられている。この導入部44の
上部側を円錐状の弁座46が形成しており、この弁座4
6の下部側の部分であって嵌合凸部30と同軸上の位置
には、水が流れる流路48が形成されていて、この流路
48の下端部が通路16に繋がっている。
【0031】この弁座46の上部には、図3に示すよう
に、樹脂材料で球状に形成された弁体52が配置されて
いる。この弁体52の下部には、先端部とされる連結棒
54Aが弁体52にねじ止められて連結されると共に、
基端部とされるストッパ54Bの長さHが導入部44の
流路48の内径より大きく形成された係止部材54が、
配置されている。
【0032】そして、これら導入部44、弁体52及び
係止部材54が、第1の水漏れ防止弁56を構成する。
尚この際、弁体52が水に浮いた時に弁座46に対して
弁体52が十分に離れるように、連結棒54Aの長さS
は流路48の長さより十分に長くされている。
【0033】一方、このカートリッジケース28の上部
には、中央に穴部58Aを有した樹脂製のカートリッジ
蓋58がカートリッジケース28に超音波接着等により
固着されて、取り付けられている。
【0034】このカートリッジ蓋58の穴部58A及び
フィルタケース36の内周面には、軸状に形成されたキ
ャップ60の外周面が嵌合されていて、この穴部58A
及びフィルタケース36の内周面とキャップ60の外周
面との間をOリング62が封止し、水が嵌合部分より漏
れでないようにされている。そして、このキャップ60
内には、キャップ60の下端部から外周面に繋がる通路
64が形成されている。
【0035】従って、通路16より浄水器10内に入っ
た水は、流路48を通り弁座46と弁体52との間の隙
間を流れた後、中間壁36Aの貫通孔38を通過し、フ
ィルタケース36内の中央部に配置されたプレフィルタ
42の外周側とフィルタケース36との間の空間に流れ
込んでいくことになる。さらに、プレフィルタ42の外
周面よりプレフィルタ42内にこの水が入り込むように
流れ、プレフィルタ42の内周面から出てくる。そし
て、この際、水中の赤さび等の固形成分が濾過される。
この濾過された水は、通路64内を通過して、カートリ
ッジケース28とフィルタケース36との間の円環状の
空間内に流れ込むようになる。
【0036】このカートリッジケース28とフィルタケ
ース36との間の円環状の空間内には、繊維状活性炭に
より形成された第1の濾過材66、活性炭により形成さ
れた第2の濾過材68及び、繊維状活性炭により形成さ
れた第3の濾過材70が、上から順に配置されている。
さらに、この第3の濾過材70の下部に対応するカート
リッジケース28の内周側部分には、複数の貫通孔72
Aを有したリング状の支持壁72が設けられ、この支持
壁72によりこれら第1の濾過材66、第2の濾過材6
8及び第3の濾過材70が支持されている。
【0037】この支持壁72の下部の部分は円環状の空
間とされていて、この空間の下部に導出部74が設けら
れている。この導出部74の上部側を円錐状の弁座76
が形成しており、この弁座76の下部側の部分であって
嵌合凸部32と同軸上の位置には、水が流れる流路78
が形成されていて、この流路78の下端部が通路22に
繋がっている。
【0038】この弁座76の上部には、樹脂材料で球状
に形成された弁体82が配置されている。この弁体82
の下部には、図3に示すように、先端部とされる連結棒
84Aが弁体82にねじ止められて連結されると共に、
基端部とされるストッパ84Bの長さHが導出部74の
流路78の内径より大きく形成された係止部材84が、
配置されている。
【0039】そして、これら導出部74、弁体82及び
係止部材84が、第2の水漏れ防止弁86を構成する。
尚この際、弁体82が水に浮いた時に弁座76に対して
弁体82が十分に離れるように、連結棒84Aの長さS
は流路78の長さより十分に長くされている。
【0040】従って、カートリッジケース28とフィル
タケース36との間の円環状の空間内に流れ込んだ水
は、第1の濾過材66、第2の濾過材68及び第3の濾
過材70を順に通過し、この際、水中の不純物や有害イ
オン、塩素臭、トリハロメタン、黴臭、雑菌等が濾過さ
れる。この後、濾過された水は支持壁72の貫通孔72
Aを通過し、弁座76と弁体82との間の隙間に流れ込
んで、流路78を通り通路22から取り出される。
【0041】一方、外ケース12の上端寄りの部分に蓋
部材88がねじ止められており、この蓋部材88が外ケ
ース12の上部を覆うと共に、カートリッジ26のカー
トリッジ蓋58を押し下げて、カートリッジ26を外ケ
ース12内に確実に固定している。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。円
錐状の弁座46、76の下部側の部分に流路48、78
をそれぞれ有した導入部44及び導出部74が水を導出
入し、それぞれ樹脂材料で球状に形成される弁体52、
82がこれら弁座46、76の上部に配置され、これら
弁座46、76と接して導入部44及び導出部74を閉
鎖し得るようなる。
【0043】また、弁体52、82と係止部材54、8
4とが、それぞれ流路48、78を貫通する係止部材5
4、84の先端部により連結され、これらが連結されて
弁体52、82と係止部材54、84とが一体とされた
状態における比重が水の比重より小さくされている。そ
して、これら係止部材54、84のストッパ54B、8
4Bが導入部44及び導出部74の流路48、78の内
径よりそれぞれ大きく形成される。
【0044】従って、カートリッジ26がベース材14
にセットされ、流路48、78に水が入ると、図1に示
すように、比重が水の比重より小さくされた弁体52、
82が係止部材54、84と共に一体的に浮き上がる。
これに伴って、弁座46、76から弁体52、82がそ
れぞれ離れて水漏れ防止弁56、86の導入部44及び
導出部74が開放され、水漏れ防止弁56、86がそれ
ぞれ開かれた状態となり、導入部44から水が流入する
と共に導出部74から濾過された水が送り出されるよう
になる。但しこの際、弁体52、82はストッパ54
B、84Bによりその移動量が制限されているので、カ
ートリッジ26内の奥深く入っていくようなことはな
い。
【0045】一方、カートリッジ26の交換に伴って、
カートリッジ26がベース材14から引き抜かれて流路
48、78に水が無くなると、図4に示すように、水に
押されて弁体52、82が下降して弁座46、76と接
し、導入部44及び導出部74を閉鎖する。この結果、
水漏れ防止弁56、86がそれぞれ閉まった状態とな
り、水の流出が止められて水漏れを防止する。そして、
これに伴って、第1の水漏れ防止弁56は逆流防止弁と
しても機能することになる。
【0046】さらに、コストの高い金属の替わりに、樹
脂化された弁体52、82を採用することによって弁体
52、82のコストが低減され、これに伴って、浄水器
10の製造コストが低減される。また、弁体52、82
を樹脂化することにより、弁体52、82が水にぬれて
も錆びたり腐蝕したりせず、成形性も良くなる。
【0047】一方、弁体52、82と係止部材54、8
4とを連結することにより、押し上げ棒が不要となり、
構造が単純化される。この為、流動する水に対しての抵
抗が小さくなって浄水器10の機能を阻害することが無
くなると共に、浄水器10の構造も簡略化されて浄水器
10の製造コストがさらに低減されることになる。
【0048】以上より、本実施の形態の水漏れ防止弁5
6、86によれば、簡易な構造により低コストで大きな
抵抗なく水を流し得ると共に必要時に水漏れを防止する
ことができ、大流量の浄水器への適用も可能ともなる。
【0049】また、本実施の形態では、図1に示すよう
に、カートリッジ26がベース材14にセットされた状
態で、弁体52が水流の力を受けて自由に上下して第1
の水漏れ防止弁56の開閉を行えるように、ベース材1
4側の通路16の壁面との位置関係が調整されている。
このようにしておけば、浄水器10内で万一逆流が生じ
た場合でも、水の流れに沿って導入部44を塞ぐように
弁体52が動作して、水道の本管側に浄水器10内の水
が流れ込むことを防止できることになり、第1の水漏れ
防止弁56が逆流防止弁としても作用する。
【0050】但し、連結棒54Aを長めにしてベース材
14側の通路16の壁面との位置関係を調整すれば、カ
ートリッジ26をベース材14にセットした場合に、弁
体52が水の流れによって上下しないように固定される
こととなり、第1の水漏れ防止弁56が確実に常時開い
た状態となる。
【0051】また、本実施形態の係止部材54、84と
しては図3に示すものの他に、図5に示すようなストッ
パ54B、84Bを十字に2本づつ配置したものも考え
られる。
【0052】次に、本発明に係る水漏れ防止弁を浄水器
に適用した第2の実施の形態を図6から図8に示し、こ
れらの図に基づき本実施の形態を説明する。尚、上記第
1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の
符号を付し、重複した説明を省略する。
【0053】図6に示すように、本実施の形態に係る第
1の水漏れ防止弁56は、その導入部44の外形が嵌合
可能に円筒状に形成された構造となっていて、導入部4
4により導入される水を濾過処理するカートリッジ26
に、この導入部44を着脱自在に嵌合し得るような構成
とした。
【0054】つまり、カートリッジ26がベース材14
にセットされた状態では、図7に示すように弁体52が
浮き上がるようになり、カートリッジ26がベース材1
4から引き抜かれた状態では、図8に示すように水に押
されて弁体52が下降して弁座46と接するようにな
る。
【0055】従って、このように導入部44をユニット
化することにより、第1の水漏れ防止弁56のカートリ
ッジ26への取り付けが簡単となって、カートリッジ2
6に弁座46を加工する必要もなくなり、より一層コス
トが低減されることになる。尚、本実施の形態の構造
は、第2の水漏れ防止弁86にも適用できることはいう
までもない。
【0056】次に、本発明に係る水漏れ防止弁を浄水器
に適用した第3の実施の形態を図9に示し、この図に基
づき本実施の形態を説明する。尚、上記第1の実施の形
態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、
重複した説明を省略する。
【0057】図9に示すように、本実施の形態に係る第
1の水漏れ防止弁56は、その導入部44の外形が嵌合
可能に円筒状に形成された構造となっていて、導入部4
4により導入される水を濾過処理するカートリッジ26
に、導入部44を着脱自在に嵌合し得るような構成とし
た。さらに、円盤状に形成される弁体92を採用すると
共に円錐状の弁座46を無くす替わりに導入部44の上
面を弁座とし、この弁体92で導入部44の上面を覆っ
て第1の水漏れ防止弁56を閉鎖し得る構造とした。ま
た、係止部材54の替わりに、連結棒94Aの基端部を
曲げてストッパ94Bを形成した係止部材94を弁体9
2に3本連結した。
【0058】従って、円錐状の弁座46が無いので導入
部44の外径を小さくできることから、著しく省スペー
スのユニット化された水漏れ防止弁となり、水漏れ防止
弁の省スペース化が図れることになる。尚、本実施の形
態の構造は、第2の水漏れ防止弁86にも適用できるこ
とはいうまでもない。
【0059】次に、本発明に係る逆流防止弁を浄水器に
適用した第4の実施の形態を図10から図13に示し、
これらの図に基づき本実施の形態を説明する。尚、上記
第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一
の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0060】図10に本実施の形態に係る逆流防止弁が
適用される浄水器10を示す。本実施の形態は第1の実
施の形態とほぼ同様の構成となっているが、導出部74
の弁体が無く、導入部44の弁体52の替わりに、係止
部材が取り付けられていない弁体102を逆流防止弁1
06の弁体として採用したという相違を有する。また、
この弁体102内には、容積を変化することにより弁体
102の比重を調整し得る空気室104が形成されてい
る。
【0061】この為、樹脂材料の容積と内部の空気室1
04に閉じこめられる空気の容積から計算される弁体1
02の見かけの比重が、水の比重よりもわずかに大きく
ように、弁体102の樹脂材料の厚さを調整することに
より、わずかな水流で弁体102が浮き上がるようにな
る。つまり、わずかな水流で弁体102が浮き上がるよ
うになるので、押し上げ棒が不要となる。
【0062】以上より、図10に示すように、流路48
側から逆流防止弁106に水が流れ込むと、水流のわず
かな力を受けて弁体102が浮き上がって弁座46から
弁体102が離れることにより、導入部44が開放され
て、水が問題無く流れるようになる。一方、図11に示
すように、カートリッジ26側から逆流防止弁106に
水が流れ込もうとすると、水の流れに伴って、弁体10
2が弁座46に押しつけられて、水道の本管側に浄水器
10内の水が逆流するのを防止され、逆流防止弁として
の機能を発揮する。
【0063】また、水の流入が止まると、下方へゆっく
りと落下してきて導入部44を塞ぎ、図12に示すよう
に、カートリッジ26がベース材14から引き抜かれて
水が流出しようとする際には、外部へ水を出さないよう
に機能する。
【0064】さらに、コストの高い金属の替わりに、樹
脂化された弁体102を採用することによって弁体10
2のコストが低減され、これに伴って、浄水器10の製
造コストが低減される。また、弁体102を樹脂化する
ことにより、弁体102が水にぬれても錆びたり腐蝕し
たりせず、成形性も良くなる。
【0065】以上より、本実施の形態は、低コストとな
るように弁体102を樹脂化すると共に、弁体102の
比重を調整し得る空気室104を弁体102内に設ける
という簡易な構造となる。この為、簡易な構造により低
コストで大きな抵抗なく水を流し得ると共に逆流を防止
することができ、大流量の浄水器への適用も可能ともな
る。
【0066】ここで、弁体102の断面を図13に示
し、樹脂部102Aの体積をV1、空気室104の体積
をV2、弁体102の半径をr1、空気室104の半径
をr2、樹脂材料の比重をρ1、空気の比重をρ2、弁
体102の見かけの比重をρとして、下記の数1の計算
式から、空気室104の体積V2及び半径r2を算出す
ることができる。
【0067】尚、本実施の形態では、半径r1を8mm
とし、弁体102の見かけの比重を1とし、樹脂材料の
比重ρ1を1.05とし、空気の比重ρ2を0.116
4とする。但し、空気の比重ρ2は20℃の際の値を用
いた。
【0068】
【数1】
【0069】この数1の計算結果は、弁体102の見か
けの比重ρが水とほぼ等しい時の値なので、実際にはこ
の値に基づいて水よりもやや重くなるように空気室10
4の半径r2を決めることにする。
【0070】尚、上記実施の形態で弁体に採用できる樹
脂材料としては、種々考えられるが、例えばABS樹脂
等でも良く、また、他の種類の樹脂材料であっても良
い。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように説明した
構成とした結果、簡易な構造により低コストで大きな抵
抗なく水を流し得ると共に必要時に水漏れを防止する水
漏れ防止弁を得ることが可能となった。また、簡易な構
造により低コストで大きな抵抗なく水を流し得ると共に
逆流を防止する逆流防止弁を得ることも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る水漏れ防止弁
が適用された浄水器の断面図であって、図2の1−1矢
視線断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る水漏れ防止弁
が適用された浄水器の断面図であって、図1の2−2矢
視線断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る水漏れ防止弁
の弁体及び係止部材の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る水漏れ防止弁
が適用されたカートリッジの断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る水漏れ防止弁
の変形例の弁体及び係止部材の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る水漏れ防止弁
の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る水漏れ防止弁
をカートリッジに装着した状態の説明図であり、水漏れ
防止弁が開放された状態を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る水漏れ防止弁
をカートリッジに装着した状態の説明図であり、水漏れ
防止弁が閉鎖された状態を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る水漏れ防止弁
の斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る逆流防止弁
が適用された浄水器の断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る逆流防止弁
が適用された浄水器の断面図であって、水の逆流が防止
された状態を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る逆流防止弁
が適用されたカートリッジの断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る逆流防止弁
の弁体の断面図である。
【図14】従来技術に係る水漏れ防止弁が適用された浄
水器の断面図である。
【符号の説明】
10 浄水器 26 カートリッジ 44 導入部(導出入部) 46 弁座 48 流路 52 弁体 54 係止部材 56 第1の水漏れ防止弁 74 導出部(導出入部) 76 弁座 78 流路 82 弁体 84 係止部材 86 第2の水漏れ防止弁 92 弁体 94 係止部材 102 弁体 104 空気室 106 逆流防止弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状の弁座が形成されると共に弁座の
    下部側の部分に水を流す流路が形成され且つ、これら弁
    座及び流路により水を導出入し得る導出入部と、 樹脂材料で球状に形成され且つ弁座と接して導出入部を
    閉鎖し得るように弁座の上部に配置される弁体と、 先端部が流路を貫通して弁体に連結されると共に基端部
    が導出入部の流路の内径より大きく形成され且つ、弁体
    と連結されて弁体と一体とされた状態の比重が水の比重
    より小さく形成される係止部材と、 を有することを特徴とする水漏れ防止弁。
  2. 【請求項2】 導出入部の外形が嵌合可能に筒状に形成
    され、導出入部により導出入される水を処理するカート
    リッジに、導出入部を着脱自在に嵌合し得るようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の水漏れ防止弁。
  3. 【請求項3】 弁座が形成されると共に弁座の下部側の
    部分に水を流す流路が形成され且つ、これら弁座及び流
    路により水を導出入し得る導出入部と、 樹脂材料で円盤状に形成され且つ弁座と接して導出入部
    を閉鎖し得るように弁座の上部に配置される弁体と、 先端部が流路を貫通して弁体に連結されると共に基端部
    が導出入部の流路の内径より大きく形成され且つ、弁体
    と連結されて弁体と一体とされた状態の比重が水の比重
    より小さく形成される係止部材と、 を有することを特徴とする水漏れ防止弁。
  4. 【請求項4】 円錐状の弁座が形成されると共に弁座の
    下部側の部分に水を流す流路が形成され且つ、これら弁
    座及び流路により水を導入し得る導入部と、 樹脂材料で球状に形成され且つ弁座と接して導入部を閉
    鎖し得るように弁座の上部に配置される弁体と、 弁体内に形成され且つ容積を変化することにより弁体の
    比重を調整し得る空気室と、 を有することを特徴とする逆流防止弁。
JP10994297A 1997-04-25 1997-04-25 水漏れ防止弁及び逆流防止弁 Pending JPH10299921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10994297A JPH10299921A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 水漏れ防止弁及び逆流防止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10994297A JPH10299921A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 水漏れ防止弁及び逆流防止弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10299921A true JPH10299921A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14523028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10994297A Pending JPH10299921A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 水漏れ防止弁及び逆流防止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10299921A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110292804A (zh) * 2019-08-05 2019-10-01 格兰立方能源科技(江苏)有限公司 一种集止回阀、过滤器、膨胀罐为一体的设备
WO2021028687A1 (en) * 2019-08-13 2021-02-18 Edwards Limited Non-return check valve for vacuum system
CN110292804B (zh) * 2019-08-05 2024-05-31 格兰立方能源科技(江苏)有限公司 一种集止回阀、过滤器、膨胀罐为一体的设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110292804A (zh) * 2019-08-05 2019-10-01 格兰立方能源科技(江苏)有限公司 一种集止回阀、过滤器、膨胀罐为一体的设备
CN110292804B (zh) * 2019-08-05 2024-05-31 格兰立方能源科技(江苏)有限公司 一种集止回阀、过滤器、膨胀罐为一体的设备
WO2021028687A1 (en) * 2019-08-13 2021-02-18 Edwards Limited Non-return check valve for vacuum system
CN114585838A (zh) * 2019-08-13 2022-06-03 爱德华兹有限公司 用于真空系统的单向止回阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20100059796A (ko) 필터 조립체 및 방법
US20120187036A1 (en) Water Filter With Inwardly Sloping Top
WO2012002004A1 (ja) 浄水器
US20050279768A1 (en) Method and apparatus for dispensing a filtered liquid
US20130153480A1 (en) Water Filter With Inwardly Sloping Top
US20040118779A1 (en) Unitary water filter assembly for removal of chemical and microbiological contaminants
US6904929B2 (en) Check valve and filter assembly incorporating such valve, especially for water cooler assemblies
KR100614894B1 (ko) 정수 카트리지
WO2012168896A1 (en) Percolation filtering system
CN105776666A (zh) 一种饮用水处理用五合一平压式滤芯
JPH10299921A (ja) 水漏れ防止弁及び逆流防止弁
US20020195141A1 (en) Check valve and filter assembly incorporating such valve, especially for water cooler assemblies
JPH0664787U (ja) 水道直結型浄水器
KR101412890B1 (ko) 정수기용 감압밸브
JP3775150B2 (ja) 浄水カートリッジ
KR101913225B1 (ko) 정수용 필터
JPH11253936A (ja) 浄水器
JPH11253935A (ja) 浄水器
US627594A (en) Filter.
JP2002224665A (ja) 浄水カートリッジ及び水処理装置
US20080223772A1 (en) Purification Device
JPH11253933A (ja) 浄水器
JP4125461B2 (ja) 浄水器用カートリッジ
CN112624366B (zh) 双出水的筒型一体式净水器
JPH11253934A (ja) 浄水器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040422

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040422

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20040422

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040426

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040527

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070508

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02