JP2001212381A - はさみの内面 - Google Patents
はさみの内面Info
- Publication number
- JP2001212381A JP2001212381A JP2000067755A JP2000067755A JP2001212381A JP 2001212381 A JP2001212381 A JP 2001212381A JP 2000067755 A JP2000067755 A JP 2000067755A JP 2000067755 A JP2000067755 A JP 2000067755A JP 2001212381 A JP2001212381 A JP 2001212381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scissors
- cutting
- pair
- cutting blade
- surface finish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Scissors And Nippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】はさみにおいて、粘着テープ等を切った場合、
フッ素樹脂塗装加工を施さなくても、糊気が内面に残り
にくくするとともに、その特徴を視覚的に表わすように
したものである。 【構成】一対の鋏刃体の内面において、切刃が頂点とな
るように切刃沿いの縁の部分を峰側部分よりも起き上が
るように立ち上げて、切刃沿いの縁部に滑らかな光沢の
ある表面仕上げを施し、峰側部分には切刃沿いの縁部の
表面仕上げと異なる表面仕上げを施したものである。
フッ素樹脂塗装加工を施さなくても、糊気が内面に残り
にくくするとともに、その特徴を視覚的に表わすように
したものである。 【構成】一対の鋏刃体の内面において、切刃が頂点とな
るように切刃沿いの縁の部分を峰側部分よりも起き上が
るように立ち上げて、切刃沿いの縁部に滑らかな光沢の
ある表面仕上げを施し、峰側部分には切刃沿いの縁部の
表面仕上げと異なる表面仕上げを施したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、はさみの内面の改良に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、粘着テープ等をはさみで切ったと
き、糊気が内面に付着し、付着した糊が邪魔をして切刃
同志が接触できなくなり、切れなくなるのが通例であっ
た。そこで、はさみの内面にフッ素樹脂等の難付着性の
塗装加工を施こすことにより、糊気が内面に付着しにく
くしていたが、フッ素樹脂等の難付着性の塗装加工は高
価であると同時に、塗膜が剥がれればその効力は失われ
るものであった。
き、糊気が内面に付着し、付着した糊が邪魔をして切刃
同志が接触できなくなり、切れなくなるのが通例であっ
た。そこで、はさみの内面にフッ素樹脂等の難付着性の
塗装加工を施こすことにより、糊気が内面に付着しにく
くしていたが、フッ素樹脂等の難付着性の塗装加工は高
価であると同時に、塗膜が剥がれればその効力は失われ
るものであった。
【０００３】
【当該発明が解決しようとする課題】本発明は、はさみ
において、粘着テープ等を切った場合、フッ素樹脂塗装
加工を施さなくても、糊気が内面に残りにくくするとと
もに、その特徴を視覚的に明瞭に表わすようにしたもの
である。
において、粘着テープ等を切った場合、フッ素樹脂塗装
加工を施さなくても、糊気が内面に残りにくくするとと
もに、その特徴を視覚的に明瞭に表わすようにしたもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そのために、一対の鋏刃
体の内面において、切刃が頂点となるように切刃沿いの
縁の部分を峰側部分よりも起き上がるように立ち上げ
て、切刃沿いの縁部に滑らかな光沢のある表面仕上げを
施し、峰側部分には切刃沿いの縁部に施した表面仕上げ
よりも表面粗さの粗い表面仕上げを施したものである。
体の内面において、切刃が頂点となるように切刃沿いの
縁の部分を峰側部分よりも起き上がるように立ち上げ
て、切刃沿いの縁部に滑らかな光沢のある表面仕上げを
施し、峰側部分には切刃沿いの縁部に施した表面仕上げ
よりも表面粗さの粗い表面仕上げを施したものである。
【０００５】
【作用】前述のように本発明のはさみにおいて、一対の
鋏刃体の内面において切刃が頂点となるように切刃沿い
の縁の部分を峰側部分よりも起き上がるように立ち上げ
てあるので、使用時には、互いに切刃のみが接触し、切
刃より峰側の部分においては一対の鋏刃体の内面の間に
隙間が生じ、粘着テープ等を切った場合には、この一対
の鋏刃体の内面の隙間により、被切断物の糊気が内面に
接触しにくくなって、糊気が内面に付着しにくくなる。
さらに、切刃沿いの縁部に滑らかな光沢のある表面仕上
げが施してあり、摩擦係数が少ないために、被切断物の
糊気が内面に接触しても砥石によるザラザラ状の研削面
による場合よりも付着しにくなると同時に、一対の鋏刃
体間の刃の合わさる調子は滑らかとなる。また、峰側部
分には切刃沿いの縁部の表面仕上げと異なる表面仕上げ
が施してあり、切刃沿いの縁部の滑らかな光沢のある表
面状態が判明でき、切刃側の光沢面と峰側部分の表面仕
上げとの差異は日本刀の刃文に似た模様となる。
鋏刃体の内面において切刃が頂点となるように切刃沿い
の縁の部分を峰側部分よりも起き上がるように立ち上げ
てあるので、使用時には、互いに切刃のみが接触し、切
刃より峰側の部分においては一対の鋏刃体の内面の間に
隙間が生じ、粘着テープ等を切った場合には、この一対
の鋏刃体の内面の隙間により、被切断物の糊気が内面に
接触しにくくなって、糊気が内面に付着しにくくなる。
さらに、切刃沿いの縁部に滑らかな光沢のある表面仕上
げが施してあり、摩擦係数が少ないために、被切断物の
糊気が内面に接触しても砥石によるザラザラ状の研削面
による場合よりも付着しにくなると同時に、一対の鋏刃
体間の刃の合わさる調子は滑らかとなる。また、峰側部
分には切刃沿いの縁部の表面仕上げと異なる表面仕上げ
が施してあり、切刃沿いの縁部の滑らかな光沢のある表
面状態が判明でき、切刃側の光沢面と峰側部分の表面仕
上げとの差異は日本刀の刃文に似た模様となる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付の図面に基づいて説明
する。図１はこの実施例のはさみ全体を示し、下部はさ
み片１、上部はさみ片２はそれぞれの中央部において支
軸３によって互いに回転自在にかしめ上めされており、
４は握持ち環、５は切刃、６は峰である。また、図２は
図１のＡ−Ａ線断面図で鋏刃体の内面において切刃５が
頂点となるように切刃沿いの縁の部分９を峰６側の内面
部分よりも起き上がるように立ち上げてあり、使用時に
は、図３に示すように互いに切刃のみが接触し、切刃よ
り峰側の部分においては一対の鋏刃体の内面の間に隙間
が生じ、この隙間が存在することにより被切断物１０の
切断面が内面に接触することなく切断され、粘着テープ
等を切った場合でも、テープの糊気が内面に接触しにく
くなって、糊気が内面に付着しにくくなる。
する。図１はこの実施例のはさみ全体を示し、下部はさ
み片１、上部はさみ片２はそれぞれの中央部において支
軸３によって互いに回転自在にかしめ上めされており、
４は握持ち環、５は切刃、６は峰である。また、図２は
図１のＡ−Ａ線断面図で鋏刃体の内面において切刃５が
頂点となるように切刃沿いの縁の部分９を峰６側の内面
部分よりも起き上がるように立ち上げてあり、使用時に
は、図３に示すように互いに切刃のみが接触し、切刃よ
り峰側の部分においては一対の鋏刃体の内面の間に隙間
が生じ、この隙間が存在することにより被切断物１０の
切断面が内面に接触することなく切断され、粘着テープ
等を切った場合でも、テープの糊気が内面に接触しにく
くなって、糊気が内面に付着しにくくなる。
【０００７】また、図１において、切刃沿いの光沢面７
はバレル加工法などによる光沢研磨仕上げを内面全体に
施し、内面の切刃沿いの縁部９のみをマスキングテープ
で覆って、内面に艶消し研磨による表面仕上げを施して
からマスキングテープを取り去って、切刃沿いの縁部に
滑らかな光沢面７を残こし、峰側部分８の艶消し研磨面
と対照的な表面に仕上げたものである。
はバレル加工法などによる光沢研磨仕上げを内面全体に
施し、内面の切刃沿いの縁部９のみをマスキングテープ
で覆って、内面に艶消し研磨による表面仕上げを施して
からマスキングテープを取り去って、切刃沿いの縁部に
滑らかな光沢面７を残こし、峰側部分８の艶消し研磨面
と対照的な表面に仕上げたものである。
【０００８】
【効果】以上のように本発明のはさみにおいて、一対の
鋏刃体の内面において切刃が頂点となるように切刃沿い
の縁の部分を峰側部分よりも起き上がるように立ち上げ
たことにより、使用時には、互いに切刃のみが接触し、
切刃より峰側の部分においては一対の鋏刃体の内面の間
には隙間が生じ、粘着テープ等を切った場合には、この
一対の鋏刃体の内面の隙間により、被切断物の糊気が内
面に接触しにくくなって、糊気が内面に付着しにくくな
り、糊気が邪魔をすることによる切れ味の劣化を防ぐ効
果を生じることになる。さらに、切刃沿いの縁部に滑ら
かな光沢のある表面仕上げが施してあり、摩擦係数が減
って、一層糊気が付着しにくくなると同時に一対の鋏刃
体間の刃同志は滑らかに合わさっていく状態となり、は
さみの使い心地が向上する。また、内面の表面仕上げは
切刃沿いの縁部の滑らかな光沢のある表面状態と峰側部
分の艶消し仕上げの状態とは対照的な表面処理が施して
あるので、本発明のはさみの特徴が視覚的に識別できと
ともに、切刃側の光沢面と峰側部分の粗い表面仕上げ面
との差異は日本刀の刃文に似た模様となって、装飾的な
効果も期待できる。
鋏刃体の内面において切刃が頂点となるように切刃沿い
の縁の部分を峰側部分よりも起き上がるように立ち上げ
たことにより、使用時には、互いに切刃のみが接触し、
切刃より峰側の部分においては一対の鋏刃体の内面の間
には隙間が生じ、粘着テープ等を切った場合には、この
一対の鋏刃体の内面の隙間により、被切断物の糊気が内
面に接触しにくくなって、糊気が内面に付着しにくくな
り、糊気が邪魔をすることによる切れ味の劣化を防ぐ効
果を生じることになる。さらに、切刃沿いの縁部に滑ら
かな光沢のある表面仕上げが施してあり、摩擦係数が減
って、一層糊気が付着しにくくなると同時に一対の鋏刃
体間の刃同志は滑らかに合わさっていく状態となり、は
さみの使い心地が向上する。また、内面の表面仕上げは
切刃沿いの縁部の滑らかな光沢のある表面状態と峰側部
分の艶消し仕上げの状態とは対照的な表面処理が施して
あるので、本発明のはさみの特徴が視覚的に識別できと
ともに、切刃側の光沢面と峰側部分の粗い表面仕上げ面
との差異は日本刀の刃文に似た模様となって、装飾的な
効果も期待できる。
【図１】本発明の平面図
【図２】本発明の断面Ａ−Ａにおける拡大断面図
【図３】本発明の切断過程を示す拡大断面図
【参考文献】 特開 昭５２−１２６５８５
Claims (1)
- 【請求項１】一対の鋏刃体の切刃沿いに切刃が頂点とな
る立ち上がり部を設けて、切刃沿いの縁部分を峰側部分
よりも滑らかな状態の表面仕上げを施したことを特徴と
するはさみの内面。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000067755A JP2001212381A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | はさみの内面 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000067755A JP2001212381A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | はさみの内面 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001212381A true JP2001212381A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18586901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000067755A Pending JP2001212381A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | はさみの内面 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001212381A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008148772A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Hideyuki Nojiri | 化粧用鋏及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000067755A patent/JP2001212381A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008148772A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Hideyuki Nojiri | 化粧用鋏及びその製造方法 |
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