JP2001212062A - 食器洗い機 - Google Patents

食器洗い機

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JP2001212062A
JP2001212062A JP2000025001A JP2000025001A JP2001212062A JP 2001212062 A JP2001212062 A JP 2001212062A JP 2000025001 A JP2000025001 A JP 2000025001A JP 2000025001 A JP2000025001 A JP 2000025001A JP 2001212062 A JP2001212062 A JP 2001212062A
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rack
tableware
tableware rack
lifting
dishwasher according
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JP2000025001A
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Tsuneo Akutsu
統雄 垰
Shigeru Shirai
白井  滋
Koji Oka
浩二 岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄室内に設けた食器ラックを電動で昇降で
きる食器洗い機を提供する。 【解決手段】 機器本体1と、機器本体1内に設けた洗
浄室2と、洗浄室2に設けた開口部3と、開口部3を開
閉する扉4と、洗浄室2内に設けた食器ラック11と、
食器ラック11を昇降自在に支持する左右の回転アーム
7、8と、回転アーム7、8を回転可能に支持する昇降
支持装置9と、昇降支持装置9に設けた回転アーム7、
8を正逆回転する駆動手段17とを備えた構成とする。
食器ラック11を昇降自在に支持する回転アーム7、8
を有する昇降支持装置9に正逆回転する駆動手段17を
備えることにより、人力に頼ることなく自在に食器ラッ
ク11を電動で昇降することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄室内に設けた
食器ラックを昇降する食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗い機は、特開平4−890
25号公報に記載されているようなものがある。以下、
図面を参照しながら説明する。図5は従来の食器洗い機
の構成を示す側断面図である。図5に示したように、従
来の食器洗い機は、洗浄室11の上部側に揺動可能に支
持された上部リンク部材51と、前記上部リンク部材5
1に対し第3軸G3、第4軸G4及び連結リンク部材5
3を介して、屈曲及び伸長可能に連結され、かつ複数の
ローラ31を有するラックフレーム3に揺動可能に連結
された下部リンク部材52とから構成され、斯かるリン
ク機構5の屈曲、伸長動作でもってラック4が支持され
たラックフレーム3を洗浄室11から引き出し、ケーシ
ング1の開口前面側に設けた係止孔14に係止ピン33
を突入係止させることにより、前記ラック4を上方持上
げ位置に固定させるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の食器
洗い機では、ラック4の昇降は基本的に使用者の人力に
頼らなければならず、このため力の弱い使用者や一部の
シルバー世代には扱いにくいという課題があった。
【0004】また、ラック4を支持するラックフレーム
3を複数のローラ31により洗浄室11から一旦前方に
引き出した後、上方持上げ操作に移りことになり、洗浄
時には逆に押し入れることになり、操作が面倒という課
題を有していた。
【0005】また、リンク機構5を構成する部品点数そ
のものを多く必要とし、構成が複雑であり、また、ラッ
ク4を支持するラックフレーム3に設けた係止ピン33
を上方持上げ位置における係止孔14に係止するまで、
前記ラック4を一気に持ち上げることになり、特に重量
物の場合はこの操作面においても課題を有していた。
【0006】本発明は上記の課題を解決するもので、ラ
ック4を電動で昇降できる食器洗い機を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、機器本体と、前記機器本体内に設けた洗浄
室と、前記洗浄室に設けた開口部と、前記開口部を開閉
する扉と、前記洗浄室内に設けた食器ラックと、前記食
器ラックを昇降自在に支持する左右の回転アームと、前
記回転アームを回転可能に支持する昇降支持装置と、前
記昇降支持装置に設けた前記回転アームを正逆回転する
駆動手段とを備えた食器洗い機である。
【0008】本発明により、食器ラックを昇降自在に支
持する回転アームを有する昇降支持装置に正逆回転する
駆動手段を備えることにより、人力に頼ることなく自在
に食器ラックを電動で昇降でき、使い勝手の良い食器洗
い機を提供することができる。また、駆動手段により、
食器ラックは洗浄室内および上昇終端位置間を直接円弧
状に昇降するため、余分な操作が不要となり、従来必要
であった複数の移動用ローラを廃止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明におい
て、機器本体と、前記機器本体内に設けた洗浄室と、前
記洗浄室に設けた開口部と、前記開口部を開閉する扉
と、前記洗浄室内に設けた食器ラックと、前記食器ラッ
クを昇降自在に支持する左右の回転アームと、前記回転
アームを回転可能に支持する昇降支持装置と、前記昇降
支持装置に設けた前記回転アームを正逆回転する駆動手
段とを備えた構成とする。これにより、人力に頼ること
なく自在に食器ラックを電動で昇降でき、使い勝手の良
い食器洗い機を提供する。また、駆動手段は、食器ラッ
クを洗浄室内および上昇終端位置間を直接円弧状に昇降
するため、余分な操作が不要となり、従来必要であった
複数の移動用ローラを廃止する。
【0010】請求項2に係わる本発明において、食器ラ
ックの上昇終端位置で、食器ラックの最後部を機器本体
の前面より前方に構成するとともに、食器ラックの周壁
高さを機器本体の上面と略同等高さに構成する。最後部
を機器本体から出すことにより、食器の出し入れが容易
になるとともに、周壁高さを機器本体と略同等高さにす
ることにより、機器本体との段差が少なくなり、機器本
体の上面に仮置きした食器を食器ラックにセットする場
合などに、食器の移動が楽に行える。
【0011】請求項3に係わる本発明において、食器ラ
ックの上昇終端位置で、食器ラックは開放した扉の投影
面内に位置するように構成する。これにより、食器ラッ
クにセットする食器の汁、残菜等の滴下を扉内面で受け
るため、床面への滴下、汚れを防止する。
【0012】請求項4に係わる本発明において、食器ラ
ックを支持する回転アームは、食器ラックに設けた側板
を介し、食器ラックを昇降自在に支持する。食器ラック
を昇降終端位置まで昇降させるために、食器ラックの後
方下方側に支持した回転アームを食器ラックの前方まで
取付けられた側板を介して支持するため、重量物に耐え
得る食器ラックの剛性を確保する。
【0013】請求項5に係わる本発明において、回転ア
ームは、駆動手段との間に減速手段を備える。この減速
手段の減速比により、ゆるやかで安全な食器ラックの昇
降を得る。
【0014】請求項6に係わる本発明において、駆動手
段と減速手段は、昇降支持装置内に備える。昇降支持装
置で、重要な駆動手段と減速手段のユニット化が可能と
なり、両手段の連係精度を向上する。
【0015】請求項7に係わる本発明において、昇降支
持装置は、機器本体と洗浄室間の側方空間内に構成す
る。側方空間は、もともと扉の開放を略水平状態に維持
する規制金具が回動する空間であり、この空間内に昇降
支持装置を構成することにより、食器ラックの食器収納
量を従来と同等に確保する。
【0016】請求項8に係わる本発明において、食器ラ
ックは、上方に昇降操作用の取手を備える。特に重い食
器類を上昇する必要がある場合などに、この取手を持ち
上げて駆動手段の回転を人力で補助する。
【0017】請求項9に係わる本発明において、昇降支
持装置は、食器ラックの昇降終端位置を電気的に規制す
る駆動停止手段を備える。停止スイッチなどの駆動停止
手段が、食器ラックの昇降終端位置において前記減速手
段の設定に基づき、食器ラックをゆるやかにかつ静かに
停止させる。
【0018】請求項10に係わる本発明において、回転
アームは、食器ラックの昇降終端位置を規制する両回転
アーム同士の当接片を備える。この当接片が、食器ラッ
クの昇降終端位置において当接し、両回転アームの回転
をおのずと機械的に停止させる。これにより、万が一、
停止スイッチなどの駆動停止手段に不具合が生じても食
器ラックの昇降を停止する。
【0019】請求項11に係わる本発明において、食器
ラックの昇降終端位置で、両回転アームの当接よりも、
駆動停止手段の作動を優先する。停止スイッチなどの駆
動停止手段で、通常の食器ラックの昇降終端位置を規制
し、当接片は駆動停止手段が不具合時の安全手段として
作用する。
【0020】以下、本発明の実施例について説明する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の食器洗い機の一実施例につい
て図面を用いて説明する。
【0022】(実施例1)図1は本実施例の食器洗い機
の食器ラックの上昇状態における側断面図、図2は同食
器ラックの下降状態における側断面図、図3は同食器ラ
ックの上昇状態における平面断面図、図4は図3の拡大
断面図である。
【0023】図1ないし図4において、1は食器洗い機
の機器本体、2は機器本体1内に設けられた洗浄室、3
は洗浄室2の前方に設けられた開口部、4は洗浄室2の
下方を支点に開口部3を開閉する扉で、略水平状態に開
放されるように規制金具5により回動が規制される。こ
の規制金具5は機器本体1と洗浄室2間の側方空間6内
を回動するように形成される。
【0024】洗浄室2の両側面には、第1回転アーム7
と第2回転アーム8が、同一平面状に平板形状で設置さ
れるとともに、この第1回転アーム7と第2回転アーム
8とを回転可能に枢支する昇降支持装置9が側方空間6
に構成されている。
【0025】10は連動連結軸であり、左右に対向する
第2回転アーム8の基部間を連結し、左右の第2回転ア
ーム8が同体回動するように構成される。
【0026】11は常時は洗浄室2内に収納される食器
ラックで、一般的には底面12、周壁13とも線材によ
り構成される。14はこの食器ラック11の上方に構成
された取手、15が食器ラック11の最後部である。
【0027】昇降支持装置9に枢支された第1回転アー
ム7および第2回転アーム8の先端は、食器ラック11
の前方まで取付けられた側板16を介して、食器ラック
11の後方下方側に回動自在に枢支することにより、四
辺の平行リンク機構が構成され、食器ラック11は昇降
自在に支持されるものである。
【0028】17は右側の昇降支持装置9の内部に設け
られた薄形ギヤードモータなどの駆動手段であり、同じ
く昇降支持装置9の内部に設けられた歯車などの減速手
段18を介して、第1回転アーム7を正逆回転するよう
に構成されている。
【0029】19は駆動手段17を配した昇降支持装置
9の外側に設けられた停止スイッチなどの駆動停止手段
であり、食器ラック11の昇降終端位置において、第1
回転アーム7と同体回動する停止アーム20と当接し
て、食器ラック11の昇降を電気的に停止するように構
成される。
【0030】21は第1回転アーム7の先端近傍に一体
的に形成された第1当接片、22は第1回転アーム7と
第2回転アーム8の根元近傍に各々一体的に形成された
第2当接片であり、食器ラック11の上昇終端位置にお
いて、第1当接片21と第2回転アーム8が当接して、
また食器ラック11の降下終端位置において、第2当接
片22同士が当接して、食器ラック11の昇降をおのず
と機械的に停止するように構成される。
【0031】この第1、第2当接片21、22と駆動停
止手段19とは、食器ラック11の昇降終端位置におい
て、常時駆動停止手段19停止アーム20とを先に当接
させて、食器ラック11の昇降を停止するように構成さ
れている。
【0032】次に、食器ラック11の上昇終端位置にお
ける食器ラック11の位置関係について説明すると、図
1に示したように、食器ラック11の最後部15は機器
本体1の前面23より前方にあり、食器ラック11の周
壁13高さは機器本体1の上面24と略同等高さに位置
するように構成され、またこの状態において、食器ラッ
ク11は開放した扉4の投影面内に位置するように構成
されている。
【0033】上記構成における動作について説明する。
食器ラック11の上昇時は扉4を開放した後、使用者が
操作手段(図示せず)を操作すると、駆動手段17、減
速手段18を介して、昇降支持装置9と第1回転アーム
7と第2回転アーム8とにより、食器ラック11は、ゆ
るやかな上昇動作で図1に一点鎖線で示したように、円
弧状に回動して、駆動停止手段19により設定された最
大上昇位置に静かに上昇停止される。使用者が食器ラッ
ク11の最大上昇位置で食器類を出し入れした後、食器
ラック11の降下収納時は、再度操作手段(図示せず)
を操作すると、食器ラック11は上昇時と同様にゆるや
かな降下動作で円弧状に回動して、洗浄室2内で駆動停
止手段19により静かに停止し収納されるものである。
【0034】以上のように、食器ラック11を昇降自在
に支持する第1回転アーム7と、第2回転アーム8を有
する昇降支持装置9に正逆回転する駆動手段17を備え
ることにより、人力に頼ることなく自在に食器ラック1
1を電動で昇降でき、使い勝手の良い食器洗い機を提供
することができる。また、駆動手段17は、食器ラック
11を洗浄室2内および上昇終端位置間を直接円弧状に
昇降するため、余分な操作が不要となり、従来必要であ
った複数の移動用ローラを廃止することができる。
【0035】また、食器ラック11の上昇終端位置で、
食器ラック11の最後部15を機器本体1の前面23よ
り前方に構成するとともに、食器ラック11の周壁13
高さを機器本体1の上面24と略同等高さに構成するこ
とにより、最後部15を機器本体1から前方に出すこと
で、食器の出し入れが容易になるとともに、周壁13高
さを機器本体1と略同等高さにすることで、機器本体1
との段差が少なくなり、機器本体1の上面に仮置きした
食器を食器ラック11にセットする場合などに、食器の
移動を楽に行うことができる。
【0036】また、食器ラック11の上昇終端位置で、
食器ラック11を、開放した扉の投影面内に位置するよ
うに構成することにより、食器ラック11にセットする
食器の汁、残菜等の滴下を扉4の内面で受けることがで
きるため、床面への滴下、汚れを防止することができ
る。
【0037】また、食器ラック11を支持する第1、第
2回転アーム7、8は、食器ラック11に設けた側板1
6を介して食器ラック11を昇降自在に支持することに
より、食器ラック11を昇降終端位置まで昇降させるた
めに、食器ラック11の前方まで取付けられた側板16
を介して支持することができるため、重量物に耐え得る
食器ラック11の剛性を確保することができる。
【0038】また、第1回転アーム7は、駆動手段17
との間に減速手段18を備えることにより、この減速手
段18の減速比により、ゆるやかで安全な食器ラック1
1の昇降を得ることができる。
【0039】また、駆動手段17と減速手段18は、昇
降支持装置9内に備えることにより、昇降支持装置9
で、重要な駆動手段17と減速手段18のユニット化が
可能となり、両手段17、18の連係精度を向上するこ
とができる。
【0040】また、昇降支持装置9は、機器本体1と洗
浄室2間のもともと扉4の開放を略水平状態に維持する
規制金具5が回動する空間である側方空間6内に構成す
ることにより、食器ラック11の食器収納量を従来と同
等に確保することができる。
【0041】また、食器ラック11は、上方に昇降操作
用の取手14を備えることにより、特に重い食器類を上
昇する必要がある場合などに、この取手14を持ち上げ
て駆動手段17の回転を人力で補助することができる。
【0042】また、昇降支持装置9は、食器ラック11
の昇降終端位置を電気的に規制する駆動停止手段19を
備えることにより、停止スイッチなどの駆動停止手段1
9が、食器ラック11の昇降終端位置において前記減速
手段18の設定に基づき、食器ラック11をゆるやかに
かつ静かに停止させることができる。
【0043】また、第1、第2回転アーム7、8は、食
器ラック11の昇降終端位置を規制する両回転アーム
7、8同士の第1、第2当接片21、22を備えること
により、この当接片21、22が、食器ラック11の昇
降終端位置において当接して、両回転アーム7、8の回
転をおのずと機械的に停止させることができ、万が一、
停止スイッチなどの駆動停止手段19に不具合が生じて
も食器ラック11の昇降を停止することができる。
【0044】また、食器ラック11の昇降終端位置で、
両回転アーム7、8の当接よりも、駆動停止手段19と
駆動停止手段19を作動する停止アーム20とを先に当
接することにより、停止スイッチなどの駆動停止手段1
9で、通常の食器ラック11の昇降終端位置を規制し、
両当接片21、22は駆動停止手段19が不具合時の安
全手段として作用することができる。
【0045】なお、記述した実施例においては、昇降支
持装置を食器洗い機に設けた場合で説明したが、本実施
例のような昇降支持装置は、冷蔵庫の最下段室やキッチ
ンの収納キャビネット等々にも応用することができるも
のである。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の食器洗い機によれば次の効果が得られる。請求項1に
係わる本発明の食器洗い機は、食器ラックを昇降自在に
支持する第1回転アームと、第2回転アームを有する昇
降支持装置に正逆回転する駆動手段を備えることによ
り、人力に頼ることなく自在に食器ラックを電動で昇降
でき、使い勝手の良い食器洗い機を提供することができ
る。また、駆動手段は、食器ラックを洗浄室内および上
昇終端位置間を直接円弧状に昇降するため、余分な操作
が不要となり、従来必要であった複数の移動用ローラを
廃止することができる。
【0047】請求項2に係わる本発明の食器洗い機は、
食器ラックの上昇終端位置で、食器ラックの最後部を機
器本体の前面より前方に構成するとともに、食器ラック
の周壁高さを機器本体の上面と略同等高さに構成するこ
とにより、最後部を機器本体から前方に出すことで、食
器の出し入れが容易になるとともに、周壁高さを機器本
体と略同等高さにすることで、機器本体との段差が少な
くなり、機器本体の上面に仮置きした食器を食器ラック
にセットする場合などに、食器の移動を楽に行うことが
できる。
【0048】請求項3に係わる本発明の食器洗い機は、
食器ラックの上昇終端位置で、食器ラックを、開放した
扉の投影面内に位置するように構成することにより、食
器ラックにセットする食器の汁、残菜等の滴下を扉の内
面で受けることができるため、床面への滴下、汚れを防
止することができる。
【0049】請求項4に係わる本発明の食器洗い機は、
食器ラックを支持する第1、第2回転アームを、食器ラ
ックに設けた側板を介して食器ラックを昇降自在に支持
することにより、食器ラックを昇降終端位置まで昇降さ
せるために、食器ラックの前方まで取付けられた側板を
介して支持することができるため、重量物に耐え得る食
器ラックの剛性を確保することができる。
【0050】請求項5に係わる本発明の食器洗い機は、
第1回転アームと駆動手段との間に減速手段を備えるこ
とにより、この減速手段の減速比により、ゆるやかで安
全な食器ラックの昇降を得ることができる。
【0051】請求項6に係わる本発明の食器洗い機は、
駆動手段と減速手段を昇降支持装置内に備えることによ
り、昇降支持装置で、重要な駆動手段と減速手段のユニ
ット化が可能となり、両手段の連係精度を向上すること
ができる。
【0052】請求項7に係わる本発明の食器洗い機は、
昇降支持装置を、機器本体と洗浄室間のもともと扉の開
放を略水平状態に維持する規制金具が回動する空間であ
る側方空間内に構成することにより、食器ラックの食器
収納量を従来と同等に確保することができる。
【0053】請求項8に係わる本発明の食器洗い機は、
食器ラックの上方に、昇降操作用の取手を備えることに
より、特に重い食器類を上昇する必要がある場合など
に、この取手を持ち上げて駆動手段の回転を人力で補助
することができる。
【0054】請求項9に係わる本発明の食器洗い機は、
昇降支持装置に、食器ラックの昇降終端位置を電気的に
規制する駆動停止手段を備えることにより、停止スイッ
チなどの駆動停止手段が、食器ラックの昇降終端位置に
おいて前記減速手段の設定に基づき、食器ラックをゆる
やかにかつ静かに停止させることができる。
【0055】請求項10に係わる本発明の食器洗い機
は、第1、第2回転アームに、食器ラックの昇降終端位
置を規制する当接片を備えることにより、この当接片
が、食器ラックの昇降終端位置において当接して、両回
転アームの回転をおのずと機械的に停止させることがで
き、万が一、停止スイッチなどの駆動停止手段に不具合
が生じても食器ラックの昇降を停止することができる。
【0056】請求項11に係わる本発明の食器洗い機
は、食器ラックの昇降終端位置で、両回転アームの当接
よりも、駆動停止手段の作動を優先することにより、停
止スイッチなどの駆動停止手段で、通常の食器ラックの
昇降終端位置を規制し、当接片は駆動停止手段が不具合
時の安全手段として作用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗い機の一実施例における食器ラ
ックの上昇状態を示す側断面図
【図2】同食器ラックの下降状態を示す側断面図
【図3】同食器ラックの上昇状態における平面断面図
【図4】図3の拡大断面図
【図5】従来の食器洗い機の構成を示す側断面図
【符号の説明】
1 機器本体 2 洗浄室 3 開口部 4 扉 6 側方空間 7 第1回転アーム 8 第2回転アーム 9 昇降支持装置 11 食器ラック 13 周壁 14 取手 15 最後部 16 側板 17 駆動手段 18 減速手段 19 駆動停止手段 21 第1当接片 22 第2当接片 23 前面 24 上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B082 FF04 FF07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器本体と、前記機器本体内に設けた洗浄
    室と、前記洗浄室に設けた開口部と、前記開口部を開閉
    する扉と、前記洗浄室内に設けた食器ラックと、前記食
    器ラックを昇降自在に支持する左右の回転アームと、前
    記回転アームを回転可能に支持する昇降支持装置と、前
    記昇降支持装置に設けた前記回転アームを正逆回転する
    駆動手段とを備えた食器洗い機。
  2. 【請求項2】食器ラックの上昇終端位置において、食器
    ラックの最後部を機器本体の前面より前方に構成すると
    ともに、食器ラックの周壁高さを機器本体の上面と略同
    等高さに構成した請求項1記載の食器洗い機。
  3. 【請求項3】食器ラックの上昇終端位置において、食器
    ラックは開放した扉の投影面内に構成した請求項1また
    は2記載の食器洗い機。
  4. 【請求項4】食器ラックを支持する回転アームは、食器
    ラックに設けた側板を介し、食器ラックを昇降自在に支
    持した請求項1ないし3のいずれか1項記載の食器洗い
    機。
  5. 【請求項5】回転アームは、駆動手段との間に減速手段
    を備えた請求項1ないし4のいずれか1項記載の食器洗
    い機。
  6. 【請求項6】駆動手段と減速手段は、昇降支持装置内に
    備えた請求項1ないし5のいずれか1項記載の食器洗い
    機。
  7. 【請求項7】昇降支持装置は、機器本体と洗浄室間の側
    方空間内に構成した請求項1ないし6のいずれか1項記
    載の食器洗い機。
  8. 【請求項8】食器ラックは、上方に昇降操作用の取手を
    備えた請求項1ないし7のいずれか1項記載の食器洗い
    機。
  9. 【請求項9】昇降支持装置は、食器ラックの昇降終端位
    置を電気的に規制する駆動停止手段を備えた請求項1な
    いし8のいずれか1項記載の食器洗い機。
  10. 【請求項10】回転アームは、食器ラックの昇降終端位
    置を規制する両回転アーム同士の当接片を備えた請求項
    1ないし9のいずれか1項記載の食器洗い機。
  11. 【請求項11】食器ラックの昇降終端位置において、両
    回転アームの当接よりも、駆動停止手段の作動を優先し
    た請求項1ないし10のいずれか1項記載の食器洗い
    機。
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