JP2001212023A - ボディータオル - Google Patents
ボディータオルInfo
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- JP2001212023A JP2001212023A JP2000026525A JP2000026525A JP2001212023A JP 2001212023 A JP2001212023 A JP 2001212023A JP 2000026525 A JP2000026525 A JP 2000026525A JP 2000026525 A JP2000026525 A JP 2000026525A JP 2001212023 A JP2001212023 A JP 2001212023A
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- towel
- permeable
- body towel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】携帯性に優れるボディータオルを得る。
【解決手段】タオル部材は、ポリエステル繊維、また
は、ビスコースレーヨン繊維、あるいは、ポリエステル
繊維とビスコースレーヨン繊維からなる透水性の不織布
に身体洗浄剤を内包したものである。
は、ビスコースレーヨン繊維、あるいは、ポリエステル
繊維とビスコースレーヨン繊維からなる透水性の不織布
に身体洗浄剤を内包したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボディータオル
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、特に身体の洗浄性を向上させ
るために、ナイロン、ポリエステル等の織布からなるボ
ディータオルがあった。これらは表面にエンボス加工を
施したり、いわゆる掻き取り性を向上させて洗浄性の向
上を図ったものである。洗浄時には洗剤、即ち界面活性
剤を主成分とし、汚れ(油分)除去や再汚染を防止する
ものを併用することが一般的である。ボディータオルと
洗剤と併用することには、前記の他、身体を擦る時に潤
滑的役割も果たすこと、また心理的に汚れが良く落ちる
イメージを与えることなど様々な効用がある。
るために、ナイロン、ポリエステル等の織布からなるボ
ディータオルがあった。これらは表面にエンボス加工を
施したり、いわゆる掻き取り性を向上させて洗浄性の向
上を図ったものである。洗浄時には洗剤、即ち界面活性
剤を主成分とし、汚れ(油分)除去や再汚染を防止する
ものを併用することが一般的である。ボディータオルと
洗剤と併用することには、前記の他、身体を擦る時に潤
滑的役割も果たすこと、また心理的に汚れが良く落ちる
イメージを与えることなど様々な効用がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、身体を洗浄す
る際には、ボディータオルの他に身体洗浄剤(石鹸)が
必要であるが、特に外出時における入浴では、それぞれ
を携帯する必要があり、携行品の増加等不便な面があっ
た。またさらに、使用後のボディータオルを持ち帰る場
合には、濡れたタオルの処置にも十分に乾燥させる必要
があるなど、旅行中の限られた時間では困惑する場面が
あった。
る際には、ボディータオルの他に身体洗浄剤(石鹸)が
必要であるが、特に外出時における入浴では、それぞれ
を携帯する必要があり、携行品の増加等不便な面があっ
た。またさらに、使用後のボディータオルを持ち帰る場
合には、濡れたタオルの処置にも十分に乾燥させる必要
があるなど、旅行中の限られた時間では困惑する場面が
あった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、身体洗浄剤を含有し、さらに安
価で洗浄効果の高い、携帯に適したボディータオルを提
供することを目的とする。
ためになされたもので、身体洗浄剤を含有し、さらに安
価で洗浄効果の高い、携帯に適したボディータオルを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
者らが鋭意検討した結果、第一の発明のボディータオル
は、透水性シートの少なくとも一方の面に身体洗浄剤を
付着させたものである。
者らが鋭意検討した結果、第一の発明のボディータオル
は、透水性シートの少なくとも一方の面に身体洗浄剤を
付着させたものである。
【0006】また、第2の発明のボディータオルは、少
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤を内包し
ているものである。
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤を内包し
ているものである。
【0007】また、第3の発明のボディータオルは、対
向する2枚の少なくとも一方の透水性シートが他方の透
水性シートに対して熱融着性を有するものである。
向する2枚の少なくとも一方の透水性シートが他方の透
水性シートに対して熱融着性を有するものである。
【0008】また、第4の発明のボディータオルは、少
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤及びバイ
ンダーを内包しているものである。
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤及びバイ
ンダーを内包しているものである。
【0009】また、第5の発明のボディータオルは、少
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤及びバイ
ンダーを内包しているものであって、身体洗浄剤が粉末
状でかつその封入量が8〜150g/m2 であり、更に
粉末状身体洗浄剤100重量部に対してバインダーを3
0〜50重量部含むものである。
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤及びバイ
ンダーを内包しているものであって、身体洗浄剤が粉末
状でかつその封入量が8〜150g/m2 であり、更に
粉末状身体洗浄剤100重量部に対してバインダーを3
0〜50重量部含むものである。
【0010】また、第6の発明のボディータオルは、少
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤を内包し
てなるボディータオルの少なくとも一方の最表面にある
透水性シートが、圧力損失が5cm3 /cm2 /sec
の風量のときに0.3〜4mmAqであって、かつ見か
け比重が0.02〜0.1g/cm3 であるものであ
る。
なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤を内包し
てなるボディータオルの少なくとも一方の最表面にある
透水性シートが、圧力損失が5cm3 /cm2 /sec
の風量のときに0.3〜4mmAqであって、かつ見か
け比重が0.02〜0.1g/cm3 であるものであ
る。
【0011】また、第7の発明のボディータオルは、透
水性シートとして不織布を用いたものである。
水性シートとして不織布を用いたものである。
【0012】また、第8の発明は、ボディータオルに用
いる不織布が、ポリエステル繊維及びまたはビスコース
レーヨン繊維で構成されたものである。
いる不織布が、ポリエステル繊維及びまたはビスコース
レーヨン繊維で構成されたものである。
【0013】また、第9の発明のボディータオルは、不
織布は、繊度が1〜10デニールの繊維で構成されたも
のである。
織布は、繊度が1〜10デニールの繊維で構成されたも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は本発明のボディータオルの1例を
示す断面図である。図において、1a、1bは不織布、
2は粉末状身体洗浄剤である。即ち、2枚の透水性シー
トである不織布の間に身体洗浄剤を内包しているもので
ある。
いて説明する。図1は本発明のボディータオルの1例を
示す断面図である。図において、1a、1bは不織布、
2は粉末状身体洗浄剤である。即ち、2枚の透水性シー
トである不織布の間に身体洗浄剤を内包しているもので
ある。
【0015】本発明に係わる透水性シートとは、少なく
とも入浴等の身体洗浄時に、本発明のボディータオルに
湯(水)が浸透して、身体洗浄剤を溶解し得る程度の透
水性を有するシートであって、かつ身体洗浄時に離解し
ない程度以上の強度を有するもので、従来のボディータ
オルを始めとするタオルに用いられている透水性を有す
る織布、不織布、及び編布等を用いることができる。
とも入浴等の身体洗浄時に、本発明のボディータオルに
湯(水)が浸透して、身体洗浄剤を溶解し得る程度の透
水性を有するシートであって、かつ身体洗浄時に離解し
ない程度以上の強度を有するもので、従来のボディータ
オルを始めとするタオルに用いられている透水性を有す
る織布、不織布、及び編布等を用いることができる。
【0016】本発明の、少なくとも2枚の透水性シート
の間に身体洗浄剤を内包しているボディータオルにおい
ては、2枚以上の透水性シートがそれぞれ同じまたは異
なった製法及びまたは素材及びまたは厚み等の物性によ
り構成されていても良いし、特に3枚以上でボディータ
オルを構成する場合には、両側最表層のシート以外は必
ずしも透水性を有さなくても良い。また、透水性シート
の少なくとも一方の面に身体洗浄剤が付着させたボディ
ータオルにおいても、2枚以上積層させてシートを構成
する場合は、それぞれ同じまたは異なった製法及びまた
は素材及びまたは厚み等の物性により構成されていても
良い。
の間に身体洗浄剤を内包しているボディータオルにおい
ては、2枚以上の透水性シートがそれぞれ同じまたは異
なった製法及びまたは素材及びまたは厚み等の物性によ
り構成されていても良いし、特に3枚以上でボディータ
オルを構成する場合には、両側最表層のシート以外は必
ずしも透水性を有さなくても良い。また、透水性シート
の少なくとも一方の面に身体洗浄剤が付着させたボディ
ータオルにおいても、2枚以上積層させてシートを構成
する場合は、それぞれ同じまたは異なった製法及びまた
は素材及びまたは厚み等の物性により構成されていても
良い。
【0017】本発明のボディータオルに係わる透水性シ
ートとしては、不織布が有利に用いられる。不織布に使
用される繊維としては、ポリエチレン及びポリプロピレ
ン等のオレフィン系、テトロン及びデクロン等のポリエ
ステル系、ポリ酢酸ビニル、スチレン酢酸ビニル共重合
体、ナイロン等のポリアミド系、ポリアクリロニトリ
ル、アクリラン、オーロン、ダイネル及びベレン等のア
クリル系、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
スチレン、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポ
リエーテル、ポリビニルアルコール系、ジエン系、ポリ
ウレタン系、ビスコースレーヨン系等の繊維が挙げられ
る。
ートとしては、不織布が有利に用いられる。不織布に使
用される繊維としては、ポリエチレン及びポリプロピレ
ン等のオレフィン系、テトロン及びデクロン等のポリエ
ステル系、ポリ酢酸ビニル、スチレン酢酸ビニル共重合
体、ナイロン等のポリアミド系、ポリアクリロニトリ
ル、アクリラン、オーロン、ダイネル及びベレン等のア
クリル系、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
スチレン、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポ
リエーテル、ポリビニルアルコール系、ジエン系、ポリ
ウレタン系、ビスコースレーヨン系等の繊維が挙げられ
る。
【0018】また、不織布シートを形成した際の繊維間
結合強度及び腰等を適度に制御できる点で芯鞘構造を有
する繊維でも良い。芯鞘構造を有する繊維とは、芯部分
がポリエステル、鞘部分がポリエステル共重合体からな
る繊維や、芯部分がポリエステル、鞘部分がポリオレフ
ィンからなる繊維等がある。芯鞘構造の特徴は、芯部分
と鞘部分で軟化点が異なることにあるが、芯部分は加工
時の熱処理に於て繊維の形状を保持する必要から、23
0℃程度以上の軟化点を有することが好ましく、鞘部分
は繊維自身が互いに熱接着し充分な結合を形成させる必
要等から、90〜120℃程度の軟化点が好ましい。こ
のように芯鞘構造の繊維を用いると、高温熱処理加工を
行わずとも強度を保持できる。
結合強度及び腰等を適度に制御できる点で芯鞘構造を有
する繊維でも良い。芯鞘構造を有する繊維とは、芯部分
がポリエステル、鞘部分がポリエステル共重合体からな
る繊維や、芯部分がポリエステル、鞘部分がポリオレフ
ィンからなる繊維等がある。芯鞘構造の特徴は、芯部分
と鞘部分で軟化点が異なることにあるが、芯部分は加工
時の熱処理に於て繊維の形状を保持する必要から、23
0℃程度以上の軟化点を有することが好ましく、鞘部分
は繊維自身が互いに熱接着し充分な結合を形成させる必
要等から、90〜120℃程度の軟化点が好ましい。こ
のように芯鞘構造の繊維を用いると、高温熱処理加工を
行わずとも強度を保持できる。
【0019】本発明に係わる不織布としては、ポリエス
テル繊維、ビスコースレーヨン繊維、あるいはポリエス
テル繊維とビスコースレーヨン繊維と混合したものが有
利に用いられる。
テル繊維、ビスコースレーヨン繊維、あるいはポリエス
テル繊維とビスコースレーヨン繊維と混合したものが有
利に用いられる。
【0020】本発明に係わる不織布は、上記繊維を水に
懸濁し、湿式抄紙法によりシート状にする湿式法、樹脂
接着によるレジンボンド、針による交絡を利用したニー
ドルパンチ、糸により編み上げたステッチボンド、或は
熱により接着したサーマルボンドと呼ばれる所謂乾式
法、高圧水をノズルから噴射して交絡させるジェットボ
ンド、直接紡糸しながらシート化するスパンボンド、直
接紡糸する際に霧吹き原理を用いてフィブリル化された
微小繊維を作りながらシート化するメルトブローン等に
よって製造される。これらの製造方法を適宜選択するこ
とにより、得られる不織布の厚み、空隙率、空隙の形
状、及び開孔径等の主に身体洗浄剤(特に粉末状の)保
持性及び透水性等に関係する物理特性だけでなく、柔軟
性、弾力性、及び毛羽立ち等の主に身体洗浄時の質感に
関係する特性も変えることができる。本発明に係わる不
織布は、加熱成形してもシート強度が保持できるパラレ
ルウエッブを主体としたものが好ましい。
懸濁し、湿式抄紙法によりシート状にする湿式法、樹脂
接着によるレジンボンド、針による交絡を利用したニー
ドルパンチ、糸により編み上げたステッチボンド、或は
熱により接着したサーマルボンドと呼ばれる所謂乾式
法、高圧水をノズルから噴射して交絡させるジェットボ
ンド、直接紡糸しながらシート化するスパンボンド、直
接紡糸する際に霧吹き原理を用いてフィブリル化された
微小繊維を作りながらシート化するメルトブローン等に
よって製造される。これらの製造方法を適宜選択するこ
とにより、得られる不織布の厚み、空隙率、空隙の形
状、及び開孔径等の主に身体洗浄剤(特に粉末状の)保
持性及び透水性等に関係する物理特性だけでなく、柔軟
性、弾力性、及び毛羽立ち等の主に身体洗浄時の質感に
関係する特性も変えることができる。本発明に係わる不
織布は、加熱成形してもシート強度が保持できるパラレ
ルウエッブを主体としたものが好ましい。
【0021】本発明に係わる透水性シートの厚み等は特
に限定されるものではないが、本発明のボディータオル
において、透水性シートを1枚で構成した場合であって
も、2枚以上積層した場合であっても、ボディータオル
とした場合の透水性シートのみの重量は60〜500g
/m2が好ましく、更には120〜300g/m2が好適
である。また、繊度は0.2〜50デニールの範囲が好
ましく、更には1〜10デニールの範囲が好適である。
に限定されるものではないが、本発明のボディータオル
において、透水性シートを1枚で構成した場合であって
も、2枚以上積層した場合であっても、ボディータオル
とした場合の透水性シートのみの重量は60〜500g
/m2が好ましく、更には120〜300g/m2が好適
である。また、繊度は0.2〜50デニールの範囲が好
ましく、更には1〜10デニールの範囲が好適である。
【0022】更に、本発明のボディータオルにおいて、
少なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤を内包
させた場合の少なくとも一方の最表面にある透水性シー
トは、圧力損失が5cm3 /cm2 /secの風量のと
きに0.3〜4mmAqであって、かつ見かけ比重が
0.02〜0.1g/cm3 であるものが好ましい。
少なくとも2枚の透水性シートの間に身体洗浄剤を内包
させた場合の少なくとも一方の最表面にある透水性シー
トは、圧力損失が5cm3 /cm2 /secの風量のと
きに0.3〜4mmAqであって、かつ見かけ比重が
0.02〜0.1g/cm3 であるものが好ましい。
【0023】以上によって作製された不織布を含む透水
性シートの少なくとも一方の面に身体洗浄剤を付着させ
るか、または少なくとも2枚の透水性シートの間に身体
洗浄剤を内包させて、本発明のボディータオルが得られ
る。
性シートの少なくとも一方の面に身体洗浄剤を付着させ
るか、または少なくとも2枚の透水性シートの間に身体
洗浄剤を内包させて、本発明のボディータオルが得られ
る。
【0024】本発明における身体洗浄剤は、身体洗浄用
として従来公知の界面活性剤を主成分として、必要に応
じて香料や着色剤、粘度調整剤、保湿剤等を調合したも
のであり、これに更に粒状物形成材(ビルダー)を加え
て、粒状となしても良い。また、一般にボディーソープ
として市販されているものをそのまま塗布して付着また
は内包させるか、もしくは場合により乾燥させて粉末状
にしたものを用いても良い。市販のボディーソープの例
としては、ビオレU(花王製)、植物物語(ライオン
製)、スーパーマイルドボディーシャンプー(資生堂
製)等があり、スーパーマーケット、薬局等で容易に入
手可能なものの内から適宜選択すれば良い。身体洗浄剤
の付着量または封入量は8〜150g/m2 が好まし
く、更には15〜120g/m2 が好適である。
として従来公知の界面活性剤を主成分として、必要に応
じて香料や着色剤、粘度調整剤、保湿剤等を調合したも
のであり、これに更に粒状物形成材(ビルダー)を加え
て、粒状となしても良い。また、一般にボディーソープ
として市販されているものをそのまま塗布して付着また
は内包させるか、もしくは場合により乾燥させて粉末状
にしたものを用いても良い。市販のボディーソープの例
としては、ビオレU(花王製)、植物物語(ライオン
製)、スーパーマイルドボディーシャンプー(資生堂
製)等があり、スーパーマーケット、薬局等で容易に入
手可能なものの内から適宜選択すれば良い。身体洗浄剤
の付着量または封入量は8〜150g/m2 が好まし
く、更には15〜120g/m2 が好適である。
【0025】本発明の内、少なくとも2枚の透水性シー
トの間に殊に粉末状身体洗浄剤を内包させるボディータ
オルの場合、ボディータオルの出荷(輸送)から実質的
に使用するまでの間に、内包する身体洗浄剤がシート外
へ漏れ出てしまうことは勿論、極端に局在化することも
好ましくないから、対向する2枚の少なくとも一方の透
水性シートが他方の透水性シートに対して熱融着性を有
するものであるか、もしくは少なくとも2枚の透水性シ
ートの間に、身体洗浄剤と共にバインダーを併用して、
対向する2枚の透水性シートを接着させ、身体洗浄剤の
局在化を抑止すると共に、ボディータオルとしての強度
を向上させることができる。
トの間に殊に粉末状身体洗浄剤を内包させるボディータ
オルの場合、ボディータオルの出荷(輸送)から実質的
に使用するまでの間に、内包する身体洗浄剤がシート外
へ漏れ出てしまうことは勿論、極端に局在化することも
好ましくないから、対向する2枚の少なくとも一方の透
水性シートが他方の透水性シートに対して熱融着性を有
するものであるか、もしくは少なくとも2枚の透水性シ
ートの間に、身体洗浄剤と共にバインダーを併用して、
対向する2枚の透水性シートを接着させ、身体洗浄剤の
局在化を抑止すると共に、ボディータオルとしての強度
を向上させることができる。
【0026】本発明に用いられるバインダーとは、加熱
により(溶剤または分散剤の除去を共なって)透水性シ
ート間の結合効果を発現させるもので、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体またはこの変性ポリマー、エチレンアクリ
レート共重合体、アイオノマー、ポリアミド、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、酢
酸ビニル共重合体系、三酢酸セルロース等のセルロース
誘導体系、ポリメタクリル酸エステル系、ポリビニルエ
ーテル系、ポリウレタン系、及びポリカーボネート系等
の樹脂が挙げられる。これらの樹脂は、深田寛著「ホッ
トメルト接着の実際」高分子刊行会(1979)に記載
されている。本発明では、アクリル系のラテックスが好
適に使用される。
により(溶剤または分散剤の除去を共なって)透水性シ
ート間の結合効果を発現させるもので、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体またはこの変性ポリマー、エチレンアクリ
レート共重合体、アイオノマー、ポリアミド、ナイロ
ン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、酢
酸ビニル共重合体系、三酢酸セルロース等のセルロース
誘導体系、ポリメタクリル酸エステル系、ポリビニルエ
ーテル系、ポリウレタン系、及びポリカーボネート系等
の樹脂が挙げられる。これらの樹脂は、深田寛著「ホッ
トメルト接着の実際」高分子刊行会(1979)に記載
されている。本発明では、アクリル系のラテックスが好
適に使用される。
【0027】これらのバインダーは、シート間の接着性
を向上させるためにシートの接着部でのみ融着して使用
することが好ましい。この様にして使用することによ
り、粉末状身体洗浄剤による透水性シート間の接着不良
を防止すると共に、身体洗浄剤シート接着に伴う加熱に
よる変質を抑止できる。バインダーの使用量は、粉末状
身体洗浄剤100重量部に対して30〜50重量部が好
ましい。
を向上させるためにシートの接着部でのみ融着して使用
することが好ましい。この様にして使用することによ
り、粉末状身体洗浄剤による透水性シート間の接着不良
を防止すると共に、身体洗浄剤シート接着に伴う加熱に
よる変質を抑止できる。バインダーの使用量は、粉末状
身体洗浄剤100重量部に対して30〜50重量部が好
ましい。
【0028】身体洗浄剤に所望によりバインダーを併用
し、本発明に係わる透水性シート間にこれらを内包する
には、本発明に係わるシート上に身体洗浄剤等の内包物
を敷詰め、更に別のシートで覆ってシート間を接合すれ
ば良い。また、少なくとも一方のシートに波状或は袋状
の凹凸の加工を施し、凹部分(下方に凸)に封入物を充
填し、もう一方のシートを載置して凸部分を接合しても
良い。何れか一方のシートがより透水性または透気性を
有するより開口径が大きい場合は、凹凸加工側により開
口径の小さなシートを配置する方が好ましい。
し、本発明に係わる透水性シート間にこれらを内包する
には、本発明に係わるシート上に身体洗浄剤等の内包物
を敷詰め、更に別のシートで覆ってシート間を接合すれ
ば良い。また、少なくとも一方のシートに波状或は袋状
の凹凸の加工を施し、凹部分(下方に凸)に封入物を充
填し、もう一方のシートを載置して凸部分を接合しても
良い。何れか一方のシートがより透水性または透気性を
有するより開口径が大きい場合は、凹凸加工側により開
口径の小さなシートを配置する方が好ましい。
【0029】シート間の接合方法としては、上記のよう
なバインダー併用による接着、熱プレス及び熱エンボス
ロール等による熱融着、及び縫合等が挙げられる。これ
らの接合方法は、部分部分により二種以上の接合方法を
組合わせて用いても良く、また熱融着部あるいは接着部
を縫合したり、可塑性樹脂繊維で縫合した部分を熱融着
したりして、同一部分を二種以上の方法で接合しても良
い。
なバインダー併用による接着、熱プレス及び熱エンボス
ロール等による熱融着、及び縫合等が挙げられる。これ
らの接合方法は、部分部分により二種以上の接合方法を
組合わせて用いても良く、また熱融着部あるいは接着部
を縫合したり、可塑性樹脂繊維で縫合した部分を熱融着
したりして、同一部分を二種以上の方法で接合しても良
い。
【0030】この様な封入物を封入した接合の網の目の
間隔は、1〜50mm程度の範囲が好ましい。網の目の
形は、四角形、三角形、円形、楕円形、或はこれらの組
合わせ等多様なものが使用できる。接合部の幅は狭けれ
ば狭いほど単位面積当たりの通気性が確保でき、有害物
質除去効率が高くなるが、切断等の加工を考慮すれば一
定の幅が必要である。接合部の幅は、0.1〜50mm
程度が良く、特に0.5〜5mmの範囲が好適である。
また、必要に応じて一定間隔ごとに幅広の接合部を設け
ても良い。
間隔は、1〜50mm程度の範囲が好ましい。網の目の
形は、四角形、三角形、円形、楕円形、或はこれらの組
合わせ等多様なものが使用できる。接合部の幅は狭けれ
ば狭いほど単位面積当たりの通気性が確保でき、有害物
質除去効率が高くなるが、切断等の加工を考慮すれば一
定の幅が必要である。接合部の幅は、0.1〜50mm
程度が良く、特に0.5〜5mmの範囲が好適である。
また、必要に応じて一定間隔ごとに幅広の接合部を設け
ても良い。
【0031】
【実施例】次に、実施例によりこの発明をさらに具体的
に説明する。まず、不織布を、繊度3デニール、繊維長
38mmのポリエステル繊維(テトロン)50重量部、
繊度6デニール、繊維長51mmのポリエステル繊維
(テトロン)30)重量部、及びビスコースレーヨン繊
維(繊度3デニール、繊維長551mm、20重量部と
を混合し、乾式法により空気中でウエッブを形成し、次
に、熱可塑性のバインダーであるアクリルのラテックス
中に含浸し、繊維を接着して形成した。
に説明する。まず、不織布を、繊度3デニール、繊維長
38mmのポリエステル繊維(テトロン)50重量部、
繊度6デニール、繊維長51mmのポリエステル繊維
(テトロン)30)重量部、及びビスコースレーヨン繊
維(繊度3デニール、繊維長551mm、20重量部と
を混合し、乾式法により空気中でウエッブを形成し、次
に、熱可塑性のバインダーであるアクリルのラテックス
中に含浸し、繊維を接着して形成した。
【0032】次に、粉末状身体洗浄剤を上記不織布に1
40g/m2 となるように散布し、更にもう一枚の不織
布を上からかぶせ、150℃の金属ロールで2回加熱加
圧して、ボディータオルを形成した。
40g/m2 となるように散布し、更にもう一枚の不織
布を上からかぶせ、150℃の金属ロールで2回加熱加
圧して、ボディータオルを形成した。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明のボディータオル
は、透水性シートの間に身体洗浄剤が内包されているた
めに、嵩張らず携帯性に優れ、また洗浄効果も高い秀逸
な効果がある。
は、透水性シートの間に身体洗浄剤が内包されているた
めに、嵩張らず携帯性に優れ、また洗浄効果も高い秀逸
な効果がある。
【0034】また、繊度が1〜10デニールの、ポリエ
ステル繊維とレーヨン繊維で構成したので、洗浄時の泡
保持性に優れると共に、洗浄後の濯ぎが速やかに行わ
れ、また水切れも素早く乾燥させることが出来る。
ステル繊維とレーヨン繊維で構成したので、洗浄時の泡
保持性に優れると共に、洗浄後の濯ぎが速やかに行わ
れ、また水切れも素早く乾燥させることが出来る。
【図1】この発明の実施の形態を示すボディータオルの
断面図である。
断面図である。
1a、1b 不織布 2 粉末状身体洗浄剤
Claims (9)
- 【請求項1】 透水性シートの少なくとも一方の面に身
体洗浄剤が付着していることを特徴とするボディータオ
ル。 - 【請求項2】 少なくとも2枚の透水性シートの間に身
体洗浄剤を内包していることを特徴とするボディータオ
ル。 - 【請求項3】 対向する2枚の少なくとも一方の透水性
シートが他方の透水性シートに対して熱融着性を有する
ことを特徴とするボディータオル。 - 【請求項4】 少なくとも2枚の透水性シートの間に身
体洗浄剤及びバインダーを内包していることを特徴とす
るボディータオル。 - 【請求項5】 粉末状身体洗浄剤の封入量が8〜150
g/m2 で、該洗浄剤100重量部に対してバインダー
を30〜50重量部含む請求項4記載のボディータオ
ル。 - 【請求項6】 少なくとも2枚の透水性シートの間に粉
末状身体洗浄剤を内包してなるボディータオルの少なく
とも一方の最表面にある透水性シートが、圧力損失が5
cm3 /cm2 /secの風量のときに0.3〜4mm
Aqであって、かつ見かけ比重が0.02〜0.1g/
cm3 である請求項2から5のいずれかに記載のボディ
ータオル。 - 【請求項7】 透水性シートが不織布である請求項1か
ら6のいずれかに記載のボディータオル。 - 【請求項8】 不織布は、ポリエステル繊維、ビスコー
スレーヨン繊維から選ばれる熱可塑性繊維からなる請求
項7記載のボディータオル。 - 【請求項9】 不織布は、繊度が1〜10デニールの繊
維で構成されている請求項7または8記載のボディータ
オル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000026525A JP2001212023A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | ボディータオル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000026525A JP2001212023A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | ボディータオル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001212023A true JP2001212023A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18552247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000026525A Pending JP2001212023A (ja) | 2000-02-03 | 2000-02-03 | ボディータオル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001212023A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009022615A1 (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-19 | Taiki Corp., Ltd. | 洗浄用具 |
JP2010046129A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | P & P F:Kk | シート状皮膚洗浄用具 |
-
2000
- 2000-02-03 JP JP2000026525A patent/JP2001212023A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009022615A1 (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-19 | Taiki Corp., Ltd. | 洗浄用具 |
JP2010046129A (ja) * | 2008-08-19 | 2010-03-04 | P & P F:Kk | シート状皮膚洗浄用具 |
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