JP2001211982A - 枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 睡眠時に肩凝りの原因となる首まわりの圧迫
感をなくし、夏は清涼感、冬は程良い温かさのある枕を
提供する。 【解決手段】 上方より見た形状を円弧状として、首部
や肩を圧迫することがないようにし、内部の中心に防塵
ネット２で包んだ炭１を入れて、炭１の外周部はクッシ
ョン部材３，４で包み、上・下面のクッション部材３，
４の材質、充填量を変えて、堅さの違う硬質側、軟質側
の使いわけを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、枕に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来は、上方から見たときに形状が長方
形をした布製の袋に羽毛、スポンジ、ソバガラなどを充
填したものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の長方形のものだ
と睡眠中に首部や肩を圧迫して安眠を妨げたり、肩凝り
の原因となっているものである。

【０００４】以上の問題点を解決するために、肩凝りや
不眠の原因となる首まわりの圧迫感をなくした枕を提供
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、上方から見たときに形状を円弧状にし
て、睡眠中に首部や肩を圧迫することがないようにした
ものである。更に内部に炭を入れて、血行や血液の浄化
を促進することによって、肩凝りや不眠の解消を計るも
のである。また、枕の両面に充填するクッション材の材
質や充填量を変えて、堅さの違うハード面（硬質側）と
ソフト面（軟質側）を持たせ、首や肩の張り具合や好み
によって使い分けることが出来るようにしたものであ
る。

【０００６】

【発明の実施の形態】発明の実施した形態の断面を図１
に示す。炭（１）は防塵ネット（２）に入れられる。防
塵ネット（２）の外周部は布、綿、スポンジなどの第一
クッション材（３）で包まれ、軟質側（４）にはさらに
綿、スポンジなどの第二クッション材（５）が充填され
る。更にその外周部は綿などの布カバー（６）で覆われ
て枕が構成される。炭（１）の形状は限定されるもので
はないが、粒状に成形されたものが触覚的にも強度的に
も好ましい。又、難燃性の炭を使用して火災に対する安
全性も高めることが出来る。

【０００７】枕の形状は上方から見たときに図２に示す
ような弓状の形をしている。一例としてその寸法を図２
に示している。限定するものではないが、Ａの寸法が約
２２ｃｍ、Ｂが約２０ｃｍ、Ｃが約７ｃｍ、Ｄが約４７
ｃｍがもっとも使いやすい。使用時は、通常は寝るとき
に円弧の山の方が首側、谷の方が頭側になるように使用
する。その時丁度頸椎が枕に当たり適正な位置に保たれ
る働きがある。寝返りして横向きになると、肩は下側に
なる方が頭の方向に上がり、上側になる肩が下半身の方
向に下がる動きをする。その時に従来の長方形だと肩が
枕につっかえたり乗り上げたりして圧迫されるが、円弧
状になっているため肩が枕に当たることなく、首や肩へ
の圧迫が避けられ、熟睡を妨害することもない。また枕
のソフト面とハード面は症状や好みにより使い分けるこ
とが出来るようにしたものである。炭は血行を促し、浄
化作用を持っていて鎮痛効果があることが知られてい
る。睡眠中に肩凝り、むち打ち、頭痛などの症状を和ら
げることが期待できる。また遠赤外線やマイナスイオン
効果により夏の清涼感、冬の程良い温かさが期待でき
る。

【０００８】

【発明の効果】枕の形状を円弧状にし、遠赤外線やマイ
ナスイオン効果をもつ炭を入れ、ソフト面とハード面を
持たせたことにより、肩凝りの原因となる首や肩に対す
る圧迫感がなくなり、夏は清涼感、冬は程良い温かさを
提供し、好みの堅さを選ぶことが出来て、快適な睡眠を
もたらすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す断面図である。

【図２】本発明の実施例、使用例を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 炭 ２ 防塵ネット ３ 第一クッシ
ョン材 ４ 軟質側 ５ 第二クッション材 ６ 布
カバー ７ 硬質側

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 枕を上方から見たときに長手方向（首に
   当たるところ）が湾曲してなる形状とし、中心部に炭を
   置き、まわりを防塵ネットで包み、そのまわりに綿、ス
   ポンジなどのクッション部材を配置してなる枕。
2. 【請求項２】 枕の両面（上、下）でスポンジ、布など
   のクッション材の材質または充填量を変えて、上下面の
   堅さの異なる上記請求項１に記載の枕。