JP2001211974A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2001211974A
JP2001211974A JP2000026681A JP2000026681A JP2001211974A JP 2001211974 A JP2001211974 A JP 2001211974A JP 2000026681 A JP2000026681 A JP 2000026681A JP 2000026681 A JP2000026681 A JP 2000026681A JP 2001211974 A JP2001211974 A JP 2001211974A
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JP
Japan
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plate
showcase
side plate
opening
sheet
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Application number
JP2000026681A
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English (en)
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Koji Hayase
浩二 早瀬
Yoshiro Ishizaka
芳朗 石坂
Shinji Iura
真二 井浦
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショーケースの出荷時や店舗の改装時に、顧
客の要望に応じ容易に他の着色したシートに交換して側
板の外観色を変更できるようにする。これにより、異な
る着色した側板を別途用意したり、現場で塗装する必要
をなくす。 【解決手段】 少なくとも内側板83と外側板82によ
り構成され、陳列室13の左右側面に立設された側板7
を備えており、これらの外側板82と内側板83との間
に空間を形成し、この空間内に着色したシート93を着
脱自在に設けると共に、前記外側板82は透明の部材か
ら成るものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陳列室の側面に側
板を有するショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】陳列室の側面に側板を有するショーケー
スに関して、従来特開平7−151438号公報に開示
されるように、側板は空間を存して配設された内外両板
と、該内外両板間に介在され、内外両板の間隔を保持す
るラワン等の木材から成る複数のスペーサと、前記内外
両板間に充填された硬質ポリウレタン等の発泡断熱材と
により構成され、このスペースに形成した挿通孔に取付
ネジを通して側板を本体側面に装着している。また、側
板の前方部が一部切欠かれて、その切欠部にガラス板が
装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】店舗のイメージに合わ
せてショーケースの色彩を変えることが頻繁に行われる
が、側板はショーケースの大きな部分を占めるので、こ
の側板の色彩を変更することによってショーケース全体
の意匠が大きく変化する。しかしながら、上記従来例で
は、ショーケースを出荷する際に、顧客の要望に応じた
色彩のショーケースを供給するには、異なる色彩のショ
ーケースを別途用意する必要があり、また、店舗の内装
の変更時等に店舗の内装に合致すべく例えば側板の色彩
を変更したいという要望に対しては別途色彩の異なる側
板を新たに用意するか、または、現場で塗装する必要が
あり、対応が容易でなかった。また、近年の製品の短納
期化の要請に対して、メーカーとして色の異なるショー
ケースを常に在庫しておく必要があり、さらに、管理費
用の上昇等の負担も生じ、問題となっていた。
【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、ショーケースの出荷時や
店舗の改装時に、顧客の要望に応じて容易に他の着色し
たシートに交換することができるようにすることによ
り、側板の外観色の変更を容易とする。これにより、異
なる色の側板を別途用意しておいたり、また、現場で塗
装する必要をなくし、さらに、顧客の要望に応じ、近年
の製品の短納期化の要請に対してもメーカーとして迅速
に対応できると共に、在庫による経費負担を減少するこ
とができるショーケースを提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のショ
ーケースは、少なくとも内側板と外側板により構成さ
れ、陳列室の左右側面に立設された側板を備えたもので
あって、これらの外側板と内側板との間に空間を形成
し、この空間内に着色したシートを着脱自在に設けると
共に、前記外側板は透光性の部材から成るものである。
【0006】請求項1の発明によれば、前記外側板は透
光性の部材から成るため、顧客の要望に応じ、容易に他
の着色したシートに交換することができ、側板の外観色
の変更が可能であるため、部品を共通に使用することが
でき、メーカーとしての在庫の負担の減少を図ることが
できる。
【0007】本発明の請求項2のショーケースは、請求
項1において、側板の上部に前記空間と連通した開口部
を設け、この開口部から前記シートを着脱自在としたも
のである。
【0008】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に比べて、さらに容易にシートの交換をすることがで
き、短期間に納入することができる。
【0009】請求項3の発明のショーケースは、請求項
1又は請求項2において、前記シートの下方に、前記シ
ートを支持する支持部を設けたものである。
【0010】請求項3の発明によれば、着色したシート
の下方に設けられた支持部によりシートが支持されてい
るため、シートの位置決めが容易である。
【0011】請求項4の発明のショーケースは、請求項
3において、前記支持部は、外側板又は内側板に設けら
れた突起部であるものである。
【0012】請求項4の発明によれば、外側板又は内側
板に単に突起を設けることにより前記シートを支持でき
るので、構造が簡単で安価に製作することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例とし
てのショーケース1の正面図、図2はショーケース1の
側面図、図3はショーケース1の背面図、図4は後パネ
ル2を外した状態のショーケース1の背面図、図5はシ
ョーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。
【0014】ショーケース1は、例えばコンビニエンス
ストアのレジカウンタ上に載せて設置される卓上ショー
ケースであり、底部のユニットベース3上に取り付けら
れた断熱壁4と、この断熱壁4の上側に取り付けられた
硬質樹脂製の底板6と、ユニットベース3の左右に立設
された側板7、7と、これら側板7、7の上端間に架設
された天板8と、これら底板6、側板7、7及び天板8
の後縁で囲繞される後面の開口9を開閉自在に閉塞する
扉11などから構成され、これら扉11、天板8、側板
7、7及び底板6で囲繞される空間を前方に開口12し
た陳列室13としている。
【0015】そして、前記断熱壁4の下側のユニットベ
ース3内空間を機械室14としている。また、16はユ
ニットベース3の左右に取り付けられた補強用のアング
ルである。
【0016】前記断熱壁4は前部が低く後部が高い階段
形状を呈しており、それによって前部に低位部4Aが、
後部に高位部4Bが構成されている。この低位部4Aは
後方に低く緩やかに傾斜しており、高位部4Bは前方に
低く緩やかに傾斜している。また、これら高位部4Bと
低位部4Aを結ぶ縦壁部4Cは上部が少許後退した傾斜
壁とされている。
【0017】そして、底板6は係る断熱壁4の低位部4
A、高位部4B及び縦壁部4Cと間隔を存して当該断熱
壁4及びユニットベース3に被さるように取り付けられ
ており、これによって同様の前部の低位部6A、後部の
高位部6B及びそれらの間の縦壁部6Cとが構成されて
いる。そして、係る底板6と断熱壁4間に前下部から後
上部に渡る冷却室17が構成され、高位部4B上の冷却
室17内に冷却装置Rの冷凍サイクルを構成する冷却器
18が横設されると共に、縦壁部4Cの前側中央の冷却
室17内に送風機19が設けられている。
【0018】また、冷却室17内には冷却器18の上面
から縦壁部6Cの上部に渡る冷却器仕切板21が取り付
けられており、この冷却器仕切板21と底板6間には間
隔が形成されている。底板6の縦壁部6Cの上端には商
品落下防止用のガード6Dが一体に立設されており、そ
の下側には下部吐出口22が形成されている。そして、
前記冷却器仕切板21はこの下部吐出口22の下縁に連
続し、これによって、冷却器仕切板21と底板6間に、
冷却器18の後方から下部吐出口22に渡る下部吐出ダ
クト23が構成されている。尚、24は送風機19の周
囲に取り付けられたファンケースである。
【0019】更に、底板6の縦壁部6Cも上部が少許後
退した傾斜壁とされているが、その前面には下部吐出口
22を隠蔽する吐出ガイド26が取り付けられ、下方に
開放しており、また、下部吐出口22の下方には突起2
7が一体に形成されている。底板6の低位部6Aも後方
に緩やかに低く傾斜しているが、その前部は斜め前下方
に屈曲され、そこに吸込口29が形成されている(図
6)。そして、この吸込口29の前側には実開平5−4
3458号公報に示される如き平面蛍光ランプ31が立
設され、陳列室13の開口12の下縁に位置している。
この平面蛍光ランプ31は前後方向に光を照射すると共
に、その前面には所定の広告表示が施されている。
【0020】また、底板6の高位部6Bも後方に高くな
るよう緩やかに傾斜しているが、その後端部は階段状に
降下しており、冷却器18の後側に位置する後壁部33
には連通孔32が形成されている。尚、この連通孔32
が形成された底板6の後壁部33は上部が前側となる傾
斜面とされている。
【0021】一方、扉11は硬質樹脂製の外面板36と
内面板37間に断熱材38を装填して構成され、例えば
後から見て右側の上下をヒンジ39にて天板8と底板6
に回動自在に枢支されている。また、断熱材38と内面
板37間には間隔が構成され、そこに上下に渡る後部ダ
クト41が形成されており、この後部ダクト41の上端
と下端に位置する内面板37の上面37A、下面37B
には連通孔42、43がそれぞれ形成されている。そし
て、下側の連通孔43は扉11を閉じたときに底板6の
連通孔32に合致する。
【0022】この場合、連通孔43周囲の内面板37の
下面37Bは、上部が前側となる傾斜面とされ、扉11
を閉じたときに底板6の後壁部33に密接する形状とさ
れている。これにより、連通孔32と43は略キッチリ
と合致することになると共に、扉11の開閉にも支障が
生じなくなる(図7)。尚、47は内面板37の周囲に
取り付けられたガスケットである。
【0023】他方、天板8の内側にも断熱材48が取り
付けられており、この断熱材48の下側には間隔を存し
て内面板49が取り付けられ、この内面板49と断熱材
48間に天部ダクト51を構成している。内面板49の
後部は降下した後、上方向に折り返された形状を呈して
おり、この天部ダクト51の後下端に位置する内面板4
9の後下面49Aには連通孔53が形成されている。そ
して、扉11の上側の連通孔42は扉11を閉じたとき
に内面板49の連通孔53に合致する。
【0024】この場合、連通孔53周囲の内面板49の
後下面49Aは、後部が上側となる傾斜面とされ、扉1
1を閉じたときに扉11の上面37Aに密接する形状と
されている。これにより、連通孔42と53は略キッチ
リと合致することになると共に、扉11の開閉にも支障
が生じなくなる(図8)。尚、ガスケット47は扉11
で後面の開口9を閉じた状態で天板8、底板6及び側板
7、7に密着してシールする。
【0025】また、天部ダクト51の前端は前下方に向
けて開放し、そこに上部吐出口61が形成されている。
これにより、扉11を閉じた状態では、下部の吸込口2
9から冷却室17に至り、冷却室17から後部ダクト4
1及び天部ダクト51に渡って上部吐出口61に至る一
連の冷気循環ダクトが構成されることになる。
【0026】次に、機械室14内の構成を説明する。ユ
ニットベース3の前面及び左右側面にはスリット状の排
気口3Aが複数段形成されており、後面は開口されてい
る。そして、この開口を前記後パネル2にて開閉自在に
閉塞している。
【0027】係るユニットベース3内に構成された機械
室14内には、前記冷却器18と共に冷却装置Rの冷凍
サイクルを構成する圧縮機63、凝縮器64、キャピラ
リチューブ(減圧装置)66が設置され、更に、制御基
板などを収納する電装箱67や蒸発皿68、凝縮器用送
風機69なども設置されている。
【0028】この場合、図9に示す如く圧縮機63は機
械室14内の向かって右奥部に設置されており、凝縮器
64は向かって左奥部に設置され、凝縮器用送風機69
はその前側に対向して設けられている。尚、63Dは圧
縮機63の吐出配管、63Sは吸込配管である。前述の
如く断熱壁4は前部に低位部4Aを、また、後部に高位
部4Bを備えているので、機械室14の高さは前部が低
く、後部が高い寸法となる。従って、この高さの高い部
分を利用して寸法の嵩む圧縮機63と凝縮器64が並設
されている。
【0029】また、凝縮器64と凝縮器用送風機69は
略門型の取付板72によってユニットベース3の底面か
ら浮かせて取り付けられており、蒸発皿68はこれら凝
縮器64と凝縮器用送風機69の下側に後面の開口から
挿脱自在に挿入されている。尚、73は蒸発皿68内に
収納された蒸発板であり、吸水性の部材から構成され、
後述するドレン水の蒸発を促進させるものである。
【0030】更に、後パネル2の凝縮器64に対応する
部分(後から見て右側)にはフィルタ74が取り付けら
れた吸気口2Aが形成されている。また、前記送風機1
9を駆動するモータ19Mは断熱壁4の縦壁部4Cの後
側の機械室14内に取り付けられ、圧縮機63と凝縮器
64の間に配置されている。そして、モータ19Mの回
転軸は縦壁部4Cを貫通して送風機19に連結されてい
る。
【0031】更にまた、断熱壁4の高位部4Bの前部向
かって左側には排水口76が形成されており、この排水
口76からはドレンホース77が断熱壁4を貫通して垂
下し、その下端は蒸発皿68上に開口されている。冷却
器18から滴下するドレン水(除霜水や露)は高位部4
B上を伝って流下し、排水口76に流入する。そして、
排水口76からドレンホース77に流入し、蒸発皿68
内に排出される。
【0032】このように、圧縮機63、凝縮器64、凝
縮器用送風機69、蒸発皿68、電装箱67、モータ1
9Mなどを配置しているので、狭い機械室14内に支障
無く整理して各機器を設置することができる。
【0033】次に、図10〜図16を参照して側板7の
構造を説明する。この場合、図11は向かって左側の側
板7を示し、それ以外は右側の側板7を示している。
尚、左右の側板7は左右対称形状で基本的には同一の構
造である。側板7は上下方向の補強板81と、射出成形
加工により成形された透光性の硬質合成樹脂製の外側板
82及び内側板83とから構成されている。
【0034】前記外側板82及び内側板83の下縁はユ
ニットベース3の上面形状に略合致しており、前面は天
板8から前下方のユニットベース3前部に向かって緩や
かに湾曲しながら降下する形状を呈し、それによって陳
列室13の側面をカバーする。そして、補強板81はユ
ニットベース3の両側後部の切欠3Bを貫通して機械室
14内に入り、ユニットベース3及び又はアングル16
後部に螺子止めされると共に、補強板81、81の上端
間に天板8は連結される。
【0035】この場合、外側板82と内側板83はそれ
らの後部で補強板81を挟むかたちで相互に重合され、
周縁部では相互に固着されると共に、補強板81には螺
子止めされる。このとき、外側板82と内側板83間に
は空気層Gが形成され、断熱性を向上させている。
【0036】また、外側板82及び内側板83が補強板
81に被さる部分には、上下に渡って外側に張り出した
張出部82A、83Aがそれぞれ形成されており、外側
板82の張出部82Aと補強板81間には上下に渡る排
気ダクト86が形成される。この排気ダクト86の下端
は機械室14内に連通しており、上端は天板8が被さっ
て閉塞されている。また、排気ダクト86の前面となる
張出部82Aの前面82Bには上下に渡って複数の排気
吐出口87・・・が穿設されている。
【0037】尚、内側板83には空気層G内の曇りを防
止するためのアスピレータ88が数カ所穿設されてい
る。また、天板8を取り付ける前の補強板81と外側板
82間の排気ダクト86は図10に示す如く上方に開口
しており、この開口部92から張出部82Aと補強板8
1間に着色したシート93(短冊状の板や広告表示を施
した短冊状パネル)を挿入することができる。
【0038】そして、外側板82の下方には、補強板に
接触する位置まで前記排気ダクト86内に向かって、突
起(ボス)94(図10、図14)が1個所設けられて
おり、着色したシート93の下部は、この突起(ボス)
94によりさらに下方には下がらないように支持されて
いる。また、このシート93は外側板82の奥行方向の
内寸法と略同等としてあり、通常はほとんど移動できな
いようにされている。そのため、輸送中でも外側板82
Aの内面と擦れてシート93の塗装面が傷つくことはな
い。また、このシートは色彩の異なる塗装された鋼板が
数種類用意されており、顧客の要望に応じて生産組立時
適宜使用される。そして、前述の如く、前記上方の開口
部92は天板8が被さって閉塞される。尚、このシート
の前面側には、排気ダクト86の前面となる張出部82
Aの前面82Bに上下に渡って穿設されている複数の排
気吐出口87、・・・に対応して複数の穿設孔95、・
・・が設けられている。
【0039】この様な構成により、側板7に形成され上
下に渡って外側に張り出した張出部82A、83Aは透
光性であるので、着色したシート93の色彩が外観に現
われる。一方、張出部82A、83Aより前方であって
陳列室13の側面をカバーする側板7の部分もまた透光
性であり、側面から陳列室13内を透視できる。
【0040】尚、内側板83の張出部83Aには図11
に示す如く前下方に少許傾斜した棚受け89・・・が実
施例では上下に四段一体に形成されている。この棚受け
89・・・は対向する側板7方向及び後方に開放してお
り、後面の開口9から透明硬質樹脂製の棚91を差し込
む。これにより、図5に示す如く棚91が陳列室13内
に架設されている。
【0041】以上の構成のショーケース1はコンビニエ
ンスストアのレジカウンタ上に載置され、陳列室13内
にドリンク剤や缶飲料などの商品Vを収納し、陳列す
る。この場合、底板6の縦壁部6C前側の低位部6A上
には前面の開口12から図5の如く商品Vを並べる。こ
れにより、低位部6A上は最下段の陳列面となる。この
とき、低位部6Aは後方に少許低く傾斜しているので、
商品Vは前側に倒れること無く後側の突起27や吐出ガ
イド26に寄りかかるかたちとなる。
【0042】一方、中段(棚91を架設しない場合には
最上段となる)の陳列面となる底板6の高位部6Bや最
上段の陳列面となる棚91上には後面の扉11を開いて
開口9から商品Vを収納する。このとき、高位部6Bや
棚91は前側に低く少許傾斜しているので、商品Vは後
方から順次円滑に収納できる。また、高位部6Bや棚9
1は前部が低くなっていることから顧客は商品Vを見や
すくなると共に、顧客が最前列の商品Vを取り出した場
合には自動的にその後の商品Vが最前列に移動するよう
になる。
【0043】そして、電源を投入して運転を開始する
と、先ず平面蛍光ランプ31が点灯して前方に広告文字
などを浮き上がらせ、且つ、後方の陳列室13内を照明
する。また、圧縮機63、送風機19(のモータ19
M)、凝縮器用送風機69が運転されると、圧縮機63
の吐出配管63Dから吐出された高温高圧のガス冷媒は
凝縮器64に流入し、そこで凝縮器用送風機69によっ
て通風される外気によって凝縮液化される。凝縮された
液冷媒はキャピラリチューブ66で減圧された後、冷却
器18に流入して蒸発する。
【0044】このときに冷却室17内の空気から熱を奪
って冷却効果を発揮する。冷却器18から出た冷媒は吸
込配管63Sから圧縮機63に吸い込まれ、再び圧縮さ
れる。そして、送風機19が運転されると、図5〜図8
に矢印で示す如く、吸込口29側から空気を吸引して冷
却器18方向に吐出する。前述の如く冷却器18と熱交
換して冷却された冷却室17内の冷気は、連通孔32か
ら出て連通孔43から後部ダクト41内に入る。そし
て、後部ダクト41内を上昇し、連通孔42、53を経
て天部ダクト51に入って前方に移動した後、吐出口6
1から陳列室13の前面開口12に向けて吐出される。
【0045】吐出口61から吐出された冷気は開口12
にエアーカーテンを形成しながら吸込口29に向かい、
平面蛍光ランプ31に案内されて送風機19の吸引力に
より吸込口29に吸い込まれる。そして、エアーカーテ
ンの一部が陳列室13内に循環されて陳列室13内は所
定温度に冷却される。また、冷却器18から出た冷気の
一部は下部吐出ダクト23に入り、そこを前方に移動し
て下部吐出口22から縦壁部6C前方に吐出される。
【0046】次に、吐出口61からの距離が遠くなる最
下段の陳列面の低位部6A上は冷却効果が低下し勝ちと
なるが、下部吐出口22から直接冷気を供給しており、
係る冷却不足は解消される。また、下部吐出口22には
吐出ガイド26が設けられ、その下方には突起27が形
成されているので、下部吐出口22からの冷気吐出や冷
気循環が低位部6A上の商品Vで阻害されることも無
い。
【0047】他方、凝縮器用送風機69が運転される
と、後パネル2の吸気口2Aから外気が吸引され、凝縮
器64に通風した後、前方の蒸発皿68に吹き付けられ
る。これによって、蒸発皿68内のドレン水は蒸発され
る。また、凝縮器64を空冷して温度上昇した暖気や圧
縮機63から生じる暖気は、一部はユニットベース3周
囲の排気口3Aから外部に流出するが、残りはユニット
ベース3の両側後部の切欠3B部分に至り、残りのうち
の一部は当該切欠3Bから外部に流出すると共に、残り
のうちのその他は側板7、7の排気ダクト86内に流入
する(図10)。
【0048】切欠3Bから流出した暖気は側板7下部の
外側板82外面に流れて吸込口29付近で結露しやすい
部分を暖め、結露を防止する。また、排気ダクト86内
に流入した暖気は、図10に示す如くそこを上昇して、
やがてシート93に設けられた穿設孔95、・・・を通
過し前面の排気吐出口87・・・から前方の外側板82
外面に向けて流出する。これにより、陳列室13内の温
度によって結露し易い外側板82の外面を暖め、結露を
防止若しくは解消することができるようになる。
【0049】ここで、排気ダクト86の上端は天板8に
より閉塞されているので、排気ダクト86上部の圧力
(静圧)は上昇し、それにより、上方の排気吐出口87
程、流出する暖気量は多くなる。従って、吐出口61の
近傍で最も結露しやすくなる外側板82外面上部に暖気
を優先的に供給し、結露を効果的に解消することが可能
となる。
【0050】次に、顧客からの要望に応じて店舗内に設
置後のショーケース1の側板7の外観色を変更するには
次のように行う。まず、天板8を固定している図示しな
い螺子を外して天板8を外すと、側板7の上方に開口部
92が現れる。そこで、この開口部92から着色したシ
ート93を取り出す。そして、希望の色彩に着色した別
のシート93を前記開口部92から外側板82及び補強
板81の間に挿入する。このとき、外側板82の下方に
は排気ダクト86内に向かって、突起(ボス)94が1
個所設けられており、この着色したシート93の下部は
この突起(ボス)94よりシートの位置決めが容易であ
る。その後、この開口部92に天板8を被せてから、天
板8を螺子で固定し、開口部92を閉塞する。尚、この
突起(ボス)94により、例えば、シート93に文字や
模様が印刷されている場合でも、シート93が常に一定
の位置に支持されるため、文字や模様がベース3に隠れ
ることがない。
【0051】また、在庫している製品を顧客からの要望
に応じた外観色(側板)のショーケース1に変更するに
は、シート93を上記と同様に変更することにより対応
が可能である。
【0052】このように、通常であれば異なる色彩の側
板7を別途用意する必要があるが、以上のような構成の
側板7であれば、単に着色した他のシート93を用意し
ておき、単にシート93を交換することにより容易に側
板7の外観色を変更できる。したがって、異なる色彩の
側板7を別途用意する必要がなく、また、現場で塗装す
る必要もない。さらに、顧客の要望に応じ、近年の製品
の短納期化の要請に対してもメーカーとして迅速に対応
できると共に、部品を共通に使用することができ、在庫
による経費負担の減少を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ショ
ーケースの出荷時や店舗の改装時に、顧客の要望に応じ
て容易に他の着色したシートに交換することができるよ
うになり、側板の外観色の変更が容易となる。したがっ
て、異なる色の側板を別途用意する必要がなく、また、
現場で塗装する必要もない。さらに、顧客の要望に応
じ、近年の製品の短納期化の要請に対してもメーカーと
して迅速に対応できると共に、部品を共通に使用するこ
とができ、在庫による経費負担の減少を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの正面図である。
【図2】本発明のショーケースの側面図である。
【図3】本発明のショーケースの背面図である。
【図4】本発明のショーケースの後パネルを除く背面図
である。
【図5】本発明のショーケースの縦断側面図である。
【図6】本発明のショーケースの断熱壁前部の拡大縦断
側面図である。
【図7】本発明のショーケースの断熱壁後部の拡大縦断
側面図である。
【図8】本発明のショーケースの天板後部の拡大縦断側
面図である。
【図9】本発明のショーケースの機械室部分の平断面図
である。
【図10】本発明のショーケースの向かって右側の側板
の斜視図である。
【図11】本発明のショーケースの向かって左側の側板
の側面図である。
【図12】図10の側板の正面図である。
【図13】図10の側板の平断面図である。
【図14】側板の張出部の詳細図である。
【図15】本発明のショーケースの向かって右側の側板
から着色したシートを外した状態を示す斜視図である。
【図16】図14の側板の張出部から着色したシートを
外した状態を示す詳細図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 3 ユニットベース 7 側板 8 天板 9、12 開口 11 扉 13 陳列室 14 機械室 19 送風機 22 下部吐出口 29 吸込口 81 補強板 82 外側板 82A 張出部 83 内側板 83A 張出部 86 排気ダクト 91 棚(最上段の陳列面) 92 開口部 93 着色したシート 94 突起(ボス)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井浦 真二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B110 AA03 CA00 CA02 3L102 JA04 LC21 LC25 LC29 LC40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内側板と外側板により構成さ
    れ、陳列室の左右側面に立設された側板を備えたショー
    ケースにおいて、これらの外側板と内側板との間に空間
    を形成し、この空間内に着色したシートを着脱自在に設
    けると共に、前記外側板は透光性の部材から成ることを
    特徴とするショーケース。
  2. 【請求項2】 側板の上部に前記空間と連通した開口部
    を設け、この開口部から前記シートを着脱自在としたこ
    とを特徴とする請求項1のショーケース。
  3. 【請求項3】 前記シートの下方に、前記シートを支持
    する支持部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2のショーケース。
  4. 【請求項4】 前記支持部は、外側板又は内側板に設け
    られた突起部であることを特徴とする請求項3のショー
    ケース。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003071206A1 (de) * 2002-02-25 2003-08-28 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Gehäuse für ein haushaltsgerät

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WO2003071206A1 (de) * 2002-02-25 2003-08-28 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Gehäuse für ein haushaltsgerät

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