JP2001211746A - 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置 - Google Patents

台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置

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JP2001211746A
JP2001211746A JP2000028518A JP2000028518A JP2001211746A JP 2001211746 A JP2001211746 A JP 2001211746A JP 2000028518 A JP2000028518 A JP 2000028518A JP 2000028518 A JP2000028518 A JP 2000028518A JP 2001211746 A JP2001211746 A JP 2001211746A
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JP
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chuck
holding
rod
scion
stock
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Application number
JP2000028518A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
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Pilot Precision KK
Original Assignee
Pilot Precision KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接ぎ木用棒状部材6を収納部材10に突き刺
して収納した収納装置より棒状部材6を簡単に取り出
し、台木に突き刺すための接木用棒状部材の保持装置を
提供する。 【解決手段】 軸筒1と、棒状部材6を保持するチャッ
ク7と、チャック7を後方に付勢するスプリング9と、
チャック7より前方に位置し長手方向後方に行くにした
がって窄まるテーパー部4Bを有するガイド部材4とか
ら構成する。前記チャック7を前進させて保持部7Bを
拡開することにより、棒状部材6が前記ガイド部材4の
テーパー部4Bに導かれて前方よりチャック7内に挿入
可能となる。また、チャック7の前進を解除すると、ス
プリング9によってチャック7が後方に付勢されて保持
部7Bが閉じられ、該保持部7Bによって棒状部材6を
確実に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トマト、ナスある
いは瓜等の果菜類について、台木と穂木とを接合するた
めの接ぎ木用棒状部材の保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、特開平7−255276号公報
に記載されているように、チャックを開くことにより棒
状部材がチャック内を挿通し、供給装置の前部に位置さ
せた治具の孔内に落下して先端孔より棒状部材を略半分
程度突出させていた。
【0003】したがって、供給装置の先端孔内を棒状部
材が自由に落下しなければならないが、先端孔から樹液
が毛細管作用によって入り込み、樹液の表面張力や樹液
が乾燥して固まることによって、棒状部材の落下を妨げ
てしまうものであった。
【0004】そこで、本願出願人は、接ぎ木用棒状部材
を発泡樹脂からなる収納部材に突き刺し、接ぎ木用棒状
部材を複数収納する棒状部材収納装置を開発した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記棒状部材
収納装置においては、収納装置より棒状部材を簡単に取
り出し、台木に突き刺す棒状部材の保持装置が必要不可
欠であった。
【0006】本発明は、上記課題を解消するために、台
木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、台木と穂木と
を接ぎ木する際の支持具として用いる接ぎ木用棒状部材
の保持装置において、軸筒と、棒状部材を保持するチャ
ックと、チャックを後方に付勢するスプリングと、チャ
ックより前方に位置し長手方向後方に行くにしたがって
窄まるテーパー部を有するガイド部材とから構成する。
更に、前記チャックを前進させて保持部を拡開すること
により、棒状部材がガイド部材のテーパー部に導かれて
前方よりチャック内に挿入可能となる。また、チャック
の前進を解除すると、スプリングによってチャックが後
方に付勢されて保持部が閉じられ、保持部によって棒状
部材を確実に保持するものである。
【0008】したがって、本発明の保持装置は、棒状部
材を確実に保持することができるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1および図2は本発明の接ぎ木用棒状部
材の保持装置における第1実施例を示すものである。
尚、図1における左側を前方とし、右側を後方とする。
先ず、軸筒1の後端に尾栓2を圧入固着し、かつ軸筒1
の前部側面に開口窓1Aを形成する。該開口窓1Aに断
面コ字状の押部材3の足部3Aを挿入する。該押部材3
の足部3A外面には抜け止め用の突起3Bが形成されて
いる。更に、軸筒1の前部にはガイド部材4が着脱可能
に螺合され、ガイド部材4の内段4Aと軸筒1の前端1
Bの間に締具5が保持される。ガイド部材4の前部には
長手方向後方に行くにしたがって窄まるテーパー部4B
が形成され、棒状部材6をチャック7に確実に導くよう
に構成されている。
【0011】前部が数分割されて拡開可能に構成された
チャック7の後部にはカム部材8が固着され、該カム部
材8には傾斜面8Aが形成されている。このカム部材8
の外段8Bと前記締具5の内段5Aの間にスプリング9
が張架され、チャック7の頭部7Aを締具5の前端5B
に押圧する。従って、通常チャック7の保持部7Bは閉
じられ、棒状部材6を保持可能な状態となっている。
尚、ガイド部材4の前端からチャック7の内孔内に位置
するカム部材8の係止面8Cまでの距離は棒状部材6の
全長の略半分の寸法に設定される。
【0012】以上説明した第1実施例の保持装置を用い
て接ぎ木を行う作業を説明すると、先ず、押部材3を押
圧すると、押部材3の足部3Aがカム部材8の傾斜面8
Aに当接し、カム部材8を前進させる。すると、スプリ
ング9が圧縮されてチャック7が前進し、自らの弾力に
よってチャック7の保持部7Bが拡開し、図3に示した
状態となる。
【0013】この状態で保持装置のガイド部材4を、発
泡樹脂からなる収納部材10に突き刺されて図4のよう
に収納された棒状部材6に被せると、ガイド部材4のテ
ーパー部4Bに導かれて棒状部材6がチャック7内に挿
入され、棒状部材6の端面がカム部材8の係止面8Cに
当接される。
【0014】つぎに、押部材3の押圧を解除すると、ス
プリング9によりチャック7が後方に付勢され、チャッ
ク7の頭部7Aが締具5の前端5Bに押圧されて保持部
7Bが閉じられるために、チャック7の保持部7Bによ
って棒状部材6を保持する。この時、棒状部材6は全長
の略半分の長さがガイド部材4の前端より突出してい
る。この理由は、前記したようにガイド部材4の前端か
らカム部材8の係止面8Cまでの距離が棒状部材6の全
長の略半分の寸法に設定されているためである。
【0015】次に、保持装置を収納部材10より離せ
ば、収納部材10により棒状部材6を保持する力よりチ
ャック7により棒状部材6を保持する力の方が強いため
に、棒状部材6を収納部材10より外すことができる。
【0016】この保持装置により保持された棒状部材6
を台木の接合端に差し込み、この接合端にガイド部材4
の前端を当接させれば、棒状部材6の半分が台木に差し
込まれる。
【0017】そして、再び押部材3を押圧してチャック
7を拡開した後、棒状部材6を保持装置より外す。その
後、台木の端を手で保持して突出した棒状部材6に穂木
の接合端を差し込めば接ぎ木の作業が完了する。
【0018】尚、台木と穂木を逆にし、先ず、穂木に棒
状部材6を半分差し込んだ後に、この棒状部材6を台木
に差し込んで接ぎ木作業を行ってももちろん何ら問題を
生じるものではない。
【0019】また、棒状部材6は、セラミックにより構
成され、全長約15mmで最大径が約0.53mmの断
面六角形に形成されている。
【0020】図5は本発明の第2実施例を示すもので、
図1と同一部材は同一の符号を付してその説明を省略す
る。チャック7の後部に連結具11を固着し、締具5の
内段5Aと連結具11の外段11Aの間にスプリング9
を張架する。連結具11の後部にはパイプ12が固着さ
れ、該パイプ12の後部は尾栓102の内穴102Aに
挿入され、パイプ12は軸筒1の中心に位置するととも
に長手方向に摺動可能に構成されている。該パイプ12
の外側にはカム部材108が回動可能に外嵌されてい
る。更に、軸筒1の開口窓1Aより挿入された押部材3
の足部3Aは前記パイプ12の外側に位置する。
【0021】従って、第2実施例においては、押部材3
の足部3Aがパイプ12によって横振れが規制される。
また、カム部材108はパイプ12に対して回動可能な
ため、押部材3の足部3Aとカム部材108の傾斜面1
08Aがぴったり合わさって接触する。つまり、押部材
3の足部3Aによってカム部材108の傾斜面108A
を確実に押圧することができるものである。
【0022】尚、保持装置の先端より棒状部材6を略半
分突出させて保持する方法としては、棒状部材6を収納
部材10に全長の略半分の長さまで突き刺して収納して
おき、この棒状部材6にガイド部材4を被せた時に、ガ
イド部材4の前端を収納部材10の上端面に当接するま
で棒状部材6を挿入させて保持する手段も考えられる。
【0023】図6は本発明の第3実施例を示すもので、
図1と同一の部材は同一の符号を付してその説明を省略
する。チャック7の後部に押部材103を固着し、締具
5の内段5Aと押部材103の外段103Aの間にスプ
リング9を張架する。前記押部材103は軸筒101内
を長手方向に摺動可能に内蔵され、押部材103の後部
103Bは軸筒101の後端より適宜突出して構成す
る。
【0024】この第3実施例の場合には、軸筒101の
後端より突出した押部材103を押圧することによりチ
ャック7が拡開されるものである。
【0025】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば軸筒、押部材、あるいはガイド部材と
いった部品は、それぞれ2個以上の部品を螺合、圧入等
によって一体化しても何ら問題を生じるものではない。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明の台木と穂木とを接
合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置は、押部材を
押圧することによりチャックを拡開し、押部材の押圧を
解除することによってチャックを閉じるために、チャッ
クによる棒状部材の保持及び保持を解除する操作が確実
に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接ぎ木用棒状部材の保持装置における
第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線を示す断面図である。
【図3】第1実施例において、チャックを拡開した状態
を示す断面図である。
【図4】収納部材に棒状部材を突き刺して収納した状態
を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸筒 3 押部材 4 ガイド部材 4B ガイド部材4のテーパー部 6 棒状部材 7 チャック 7B チャック7の保持部 9 スプリング 10 収納部材 101 軸筒 103 押部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木と穂木とを接ぎ木する際の支持具と
    して用いる接ぎ木用棒状部材の保持装置において、軸筒
    と、棒状部材を保持するチャックと、チャックを後方に
    付勢するスプリングと、チャックより前方に位置し長手
    方向後方に行くにしたがって窄まるテーパー部を有する
    ガイド部材とからなり、チャックを前進させて保持部を
    拡開することにより、棒状部材が前記ガイド部材のテー
    パー部に導かれて前方よりチャック内に挿入可能とな
    り、チャックの前進を解除すると、スプリングによって
    チャックが後方に付勢されて保持部が閉じられ、該保持
    部によって棒状部材を確実に保持することを特徴とする
    台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持
    装置。
  2. 【請求項2】 発泡樹脂からなる収納部材に突き刺して
    収納した複数の棒状部材を順次保持して台木あるいは穂
    木の接合端に差し込むための接ぎ木用棒状部材の保持装
    置において、軸筒と、棒状部材を保持するチャックと、
    チャックを後方に付勢するスプリングと、チャックによ
    り前方に位置し長手方向後方に行くにしたがって窄まる
    テーパー部を有するガイド部材とからなり、チャックを
    前進させて保持部を拡開することにより、棒状部材が前
    記ガイド部材のテーパー部に導かれて前方よりチャック
    内に挿入可能となり、チャックの前進を解除すると、ス
    プリングによってチャックが後方に付勢されて保持部が
    閉じられ、該保持部によって棒状部材を確実に保持する
    ことを特徴とする台木と穂木とを接合するための接ぎ木
    用棒状部材の保持装置。
  3. 【請求項3】 軸筒の前部側面に押部材を取り付け、こ
    の押部材を押圧することによりチャックを前進させ、チ
    ャックの保持部を拡開することを特徴とする請求項1又
    は2記載の台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状
    部材の保持装置。
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