JP2001211745A - 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置 - Google Patents

台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置

Info

Publication number
JP2001211745A
JP2001211745A JP2000026234A JP2000026234A JP2001211745A JP 2001211745 A JP2001211745 A JP 2001211745A JP 2000026234 A JP2000026234 A JP 2000026234A JP 2000026234 A JP2000026234 A JP 2000026234A JP 2001211745 A JP2001211745 A JP 2001211745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
rod
scion
stock
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000026234A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Precision KK
Original Assignee
Pilot Precision KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Precision KK filed Critical Pilot Precision KK
Priority to JP2000026234A priority Critical patent/JP2001211745A/ja
Publication of JP2001211745A publication Critical patent/JP2001211745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接ぎ木用棒状部材3を収納部材6に突き刺し
て収納した収納装置より棒状部材3を簡単に取り出し、
台木に突き刺すための接ぎ木用棒状部材3の保持装置を
提供する。 【解決手段】 軸筒5と、棒状部材3を適度の力で保持
する保持具2とからなり、軸筒5の前部に保持具2を着
脱可能に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トマト、ナスある
いは瓜等の果菜類について、台木と穂木とを接合するた
めの接ぎ木用棒状部材の保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、特開平7−255276号公報
に記載されているように、チャックを開くことにより棒
状部材がチャック内を挿通し、供給装置の前部に位置さ
せた治具の孔内に落下して先端孔より棒状部材を略半分
程度突出させていた。
【0003】したがって、供給装置の先端孔内を棒状部
材が自由に落下しなければならないが、先端孔から樹液
が毛細管作用によって入り込み、樹液の表面張力や樹液
が乾燥して固まることによって、棒状部材の落下を妨げ
てしまうものであった。
【0004】そこで、本願出願人は、接ぎ木用棒状部材
を発泡樹脂からなる収納部材に突き刺し、接ぎ木用棒状
部材を複数収納する棒状部材収納装置を開発した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記棒状部材
収納装置においては、収納装置より棒状部材を簡単に取
り出し、台木に突き刺す棒状部材の保持装置が必要不可
欠であった。
【0006】本発明は、上記課題を解消するために、台
木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、台木と穂木と
を接ぎ木する際の支持具として用いる接ぎ木用棒状部材
の保持装置において、軸筒と、棒状部材を適度の力で保
持する保持具とからなり、軸筒の前部に保持具を着脱可
能に取り付けたものである。
【0008】したがって、本発明の保持装置は、保持装
置内で棒状部材が折れてしまった場合でも簡単に除去す
ることができるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の接ぎ木用棒状部材の保持装
置における第1実施例を示すものである。尚、図面にお
ける左側を前方とし右側を後方とする。先ず、金属ある
いは合成樹脂からなる係止部材1の内孔1Aにゴム製の
保持具2を圧入して内蔵する。この保持具2の内孔2A
は接ぎ木用の棒状部材3の外径より適宜細径に形成さ
れ、棒状部材3を8g〜15gの力で保持する。更に係
止部材1の前部には、金属あるいは合成樹脂で形成され
たガイド部材4が前記保持具2より前方に位置して圧入
固着される。このガイド部材4の前部には、長手方向後
方に行くにしたがって窄まるテーパー部4Aが形成され
ている。
【0011】以上のように構成された係止部材1を軸筒
5の前部に着脱可能に螺合する。この軸筒5の前部に
は、棒状部材3を受け止めるための内穴5Aが前方より
凹陥されて形成される。
【0012】この第1実施例の保持装置においては、前
方より挿入される棒状部材3は、軸筒5の内穴5Aによ
って係止された状態で保持具2によって保持される。し
たがって、棒状部材3はガイド部材4の前端より略半分
突出した状態で保持部材2により保持される。
【0013】以上説明した第1実施例の保持装置を用い
て接ぎ木を行う作業を説明すると、先ず、図2に示した
ように発泡樹脂からなる収納部材6に突き刺された棒状
部材3に保持装置のガイド部材4を被せて押し付ける
と、ガイド部材4のテーパー部4Aにより導かれた棒状
部材3の上部が保持具2の内孔2Aに挿入される。そし
て棒状部材3の端面を軸筒5の内穴5Aに係止させれ
ば、ガイド部材4の前端より略半分突出した状態で棒状
部材3が保持具2の内孔2Aによって保持される。
【0014】次に、保持装置を収納部材6より離せば、
収納部材6により棒状部材3を保持する力より保持具2
により棒状部材3を保持する力の方が強いために、棒状
部材3を収納部材6より外すことができる。
【0015】この保持装置により保持された棒状部材3
を台木の接合端に差し込み、この接合端にガイド部材4
の前端を当接させれば、棒状部材3の半分が台木に差し
込まれる。
【0016】そして、台木の端を手で保持して棒状部材
3を保持装置より外し、台木より突出した棒状部材3に
穂木の接合端を差し込めば接ぎ木の作業が完了する。
【0017】尚、台木と穂木を逆にし、先ず、穂木に棒
状部材3を半分差し込んだ後に、この棒状部材3を台木
に差し込んで接ぎ木作業を行ってももちろん何ら問題を
生じるものではない。
【0018】また、棒状部材3は、セラミックにより構
成され、全長約15mmで最大径が約0.53mmの断
面六角形に形成されている。したがって、棒状部材3は
非常に細いために、図3に示したように保持装置内で折
れてしまう恐れがある。この場合には、図4に示したよ
うに、軸筒5より係止部材1を外した後、係止部材1の
後端より突出した折損棒状部材13を手でつかんで除去
したり、別の棒状部材3を前方より挿入して押し出し除
去する。
【0019】図5は本発明の第2実施例を示すもので、
ゴム製の保持具12の前部に長手方向後方に行くにした
がって窄まるテーパー部12Bを形成するとともに、内
孔12Aを棒状部材3の外径より適宜細径に形成する。
この保持具12を軸筒15の前部に着脱可能に圧入嵌合
して取り付けたものである。
【0020】この第2実施例において、保持装置内で棒
状部材が折れた場合には、軸筒15より保持具12を外
して除去する。
【0021】図6は本発明の第3実施例を示すもので、
合成樹脂製の保持具22の前部に長手方向後方に行くに
したがって窄まるテーパー部22Bを形成し、かつ保持
具22の後部に形成された内孔22Aを棒状部材3の外
径より適宜細径に形成する。更に、保持具22の後部を
後方より切溝22Cを形成して複数に分割し、内孔22
Aが弾性変形により適宜拡開可能に形成されている。こ
の保持具22を軸筒25の前部に着脱可能に螺合して取
り付けたものである。
【0022】この第3実施例において、保持装置内で棒
状部材が折れた場合には、前記実施例と同様に軸筒25
より保持具22を外して除去する。
【0023】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば軸筒や係止部材といった部品は、それ
ぞれ2個以上の部品を螺合、圧入等によって一体化して
も何ら問題を生じるものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明の台木と穂木とを接
合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置は、保持装置
内で棒状部材が折れてしまった場合でも、簡単に折れた
棒状部材を除去することができる効果が奏せられるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の台木と穂木とを接合するための接ぎ木
用棒状部材の保持装置における第1実施例を示す断面図
である。
【図2】棒状部材を収納部材に突き刺して収納した状態
を示す断面図である。
【図3】第1実施例の棒状部材の保持装置において、棒
状部材が折損した状態を示す断面図である。
【図4】第1実施例において、折損した棒状部材を保持
する保持具を軸筒より外した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 係止部材 2 保持具 3 棒状部材 4 ガイド部材 4A ガイド部材4のテーパー部 5 軸筒 6 収納部材 12 保持具 15 軸筒 22 保持具 25 軸筒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木と穂木とを接ぎ木する際の支持具と
    して用いる接ぎ木用棒状部材の保持装置において、軸筒
    と、棒状部材を適度の力で保持する保持具とからなり、
    軸筒の前部に保持具を着脱可能に取り付けたことを特徴
    とする台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材
    の保持装置。
  2. 【請求項2】 発泡樹脂からなる収納部材に突き刺して
    収納した複数の棒状部材を順次保持して台木あるいは穂
    木の接合端に差し込むための接ぎ木用棒状部材の保持装
    置において、軸筒と、棒状部材を適度の力で保持する保
    持具とからなり、軸筒の前部に保持具を着脱可能に取り
    付けたことを特徴とする台木と穂木とを接合するための
    接ぎ木用棒状部材の保持装置。
  3. 【請求項3】 軸筒の前部に係止部材を着脱可能に取り
    付け、該係止部材に保持具を固定するとともに、更に、
    保持具より前方に位置させてガイド部材を係止部材に固
    定し、該ガイド部材の前部に長手方向後方に行くにした
    がって窄まるテーパー部を形成し、前方から差し込まれ
    る棒状部材がガイド部材のテーパー部により導かれて保
    持具により保持されることを特徴とする請求項1又は2
    記載の台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材
    の保持装置。
JP2000026234A 2000-02-03 2000-02-03 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置 Pending JP2001211745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000026234A JP2001211745A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000026234A JP2001211745A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001211745A true JP2001211745A (ja) 2001-08-07

Family

ID=18551994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000026234A Pending JP2001211745A (ja) 2000-02-03 2000-02-03 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001211745A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009014164A1 (ja) * 2007-07-24 2009-01-29 Kyocera Corporation 接ぎ木用棒状部材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009014164A1 (ja) * 2007-07-24 2009-01-29 Kyocera Corporation 接ぎ木用棒状部材
JP5026520B2 (ja) * 2007-07-24 2012-09-12 京セラ株式会社 接ぎ木用棒状部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20150100967A (ko) 건축 재료의 앵커링
AR030330A1 (es) Un dispositivo para la union de un elemento de fijacion de huesos con una varilla longitudinal
FR2823436A1 (fr) Instrument chirurgical et combinaison d'un tel instrument et d'un fil metallique de guidage
CA2415026A1 (en) Cutting tool assembly
JP2009513169A (ja) 移植物を取り扱うための外科器具
ITMI961859A1 (it) Apparecchiatura di serraggio di articoli per un mandrino di una macchina utensile
JP2001211745A (ja) 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置
US20020131818A1 (en) Fastening means
EP0673595B1 (en) Grafting method and device therefor
US4341487A (en) Connector
JP2001211746A (ja) 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置
JP2001218526A (ja) 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置
JP2002142559A (ja) 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の保持装置
JP2007236568A (ja) ネイルとラグスクリューとの固定構造
CN111372741B (zh) 扩径孔部的穿孔装置
IT214611Z2 (it) Apparecchio portaelettrodo di saldatura ad espulsione rapida dell elettrodo consumato
KR101240025B1 (ko) 동물수술용 척에 사용되는 콜릿
JP2001169663A (ja) 台木と穂木とを接合するための接ぎ木用棒状部材の収納装置並びに接ぎ木方法及び棒状部材保持装置
DE60131981D1 (de) Schneidwerkzeug-anordnung
KR102622168B1 (ko) 미용 도구 클램핑 기구
JP2001128548A (ja) 台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置
JP4436167B2 (ja) 釣具用グリップ構造及びこれを備えた釣具
ATE348678T1 (de) Bohrvorrichtung, insbesondere mit diamantkopf und integrierter kühlung
CN216417307U (zh) 等离子体手术刀具
KR101353027B1 (ko) 선반용 바이트