JP2001128549A - 台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置 - Google Patents
台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置Info
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- JP2001128549A JP2001128549A JP31948099A JP31948099A JP2001128549A JP 2001128549 A JP2001128549 A JP 2001128549A JP 31948099 A JP31948099 A JP 31948099A JP 31948099 A JP31948099 A JP 31948099A JP 2001128549 A JP2001128549 A JP 2001128549A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガイド孔に導かれた棒状部材が、収納室内の
棒状部材によって前方への落下を妨げられることがない
ようにした台木と穂木とを接合するための棒状部材の供
給装置を提供する。 【解決手段】 収納部材7を前進させた時、ガイド部材
9の後端9Aが収納部材7に形成された収納室7Dの前
端面7Eより後方に突出させる。
棒状部材によって前方への落下を妨げられることがない
ようにした台木と穂木とを接合するための棒状部材の供
給装置を提供する。 【解決手段】 収納部材7を前進させた時、ガイド部材
9の後端9Aが収納部材7に形成された収納室7Dの前
端面7Eより後方に突出させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トマト、ナスある
いは瓜等の果菜類について、台木と穂木とをその接ぎ木
接合端で突き合わせ、台木と穂木とを接合するための棒
状部材の供給装置に関するものである。
いは瓜等の果菜類について、台木と穂木とをその接ぎ木
接合端で突き合わせ、台木と穂木とを接合するための棒
状部材の供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、特開平7−255276号公報
に記載されているように、チャックを開くことにより、
収納室内に多数収納された棒状部材がテーパー面により
案内されて挿通孔よりチャック内に送り込まれ、供給装
置の前部に位置させた治具の孔内に落下することによ
り、棒状部材を先端孔より略半分程度突出させていた。
に記載されているように、チャックを開くことにより、
収納室内に多数収納された棒状部材がテーパー面により
案内されて挿通孔よりチャック内に送り込まれ、供給装
置の前部に位置させた治具の孔内に落下することによ
り、棒状部材を先端孔より略半分程度突出させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、収納室内
に多数の棒状部材が収納されていると、全ての棒状部材
がテーパー面によって中心に寄せられ、挿通孔に案内さ
れた棒状部材の側面に周りの棒状部材が押し付けられて
しまい、棒状部材がチャック内に落下するのを妨げてし
まうものであった。特に、棒状部材の断面を六角形に形
成した場合には、棒状部材同士が面接触して摩擦抵抗が
増加され、断面円形の棒状部材に比べてより落下しにく
くなってしまうものであった。
に多数の棒状部材が収納されていると、全ての棒状部材
がテーパー面によって中心に寄せられ、挿通孔に案内さ
れた棒状部材の側面に周りの棒状部材が押し付けられて
しまい、棒状部材がチャック内に落下するのを妨げてし
まうものであった。特に、棒状部材の断面を六角形に形
成した場合には、棒状部材同士が面接触して摩擦抵抗が
増加され、断面円形の棒状部材に比べてより落下しにく
くなってしまうものであった。
【0004】本発明は、上記課題を解消する棒状部材の
供給装置を提供することを目的とするものである。
供給装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端側に棒状
部材のための収納室を、他端側に先端孔を有し、両者間
においてチャックを有する台木と穂木とを接合するため
の棒状部材の供給装置において、軸筒と、棒状部材を保
持するためのチャックと、チャックを長手方向後方に付
勢するためのスプリングと、前部にチャックを固着しか
つ軸筒内を長手方向に摺動可能な内軸と、内軸内に長手
方向に摺動可能に内蔵されかつ棒状部材を収納する収納
部材と、収納部材を長手方向後方に付勢する後スプリン
グと、内軸と連動しかつ収納部材の内孔内を長手方向に
摺動するガイド部材とからなり、収納部材を前進させた
時にガイド部材の後端が収納部材に形成された収納室の
前端面より後方に突出するものである。
部材のための収納室を、他端側に先端孔を有し、両者間
においてチャックを有する台木と穂木とを接合するため
の棒状部材の供給装置において、軸筒と、棒状部材を保
持するためのチャックと、チャックを長手方向後方に付
勢するためのスプリングと、前部にチャックを固着しか
つ軸筒内を長手方向に摺動可能な内軸と、内軸内に長手
方向に摺動可能に内蔵されかつ棒状部材を収納する収納
部材と、収納部材を長手方向後方に付勢する後スプリン
グと、内軸と連動しかつ収納部材の内孔内を長手方向に
摺動するガイド部材とからなり、収納部材を前進させた
時にガイド部材の後端が収納部材に形成された収納室の
前端面より後方に突出するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0007】図1は、本発明における台木と穂木とを接
合するための棒状部材の供給装置の一実施例を示すもの
であり、図面の左側を前方とし、右側を後方とする。先
ず軸筒1内に長手方向に摺動可能に内軸2を内蔵し、該
内軸2の前部にチャック3の後部を固着する。チャック
3の頭部3Aは前方より切溝が形成されて3つに分割さ
れ、通常は拡開した状態となっている。軸筒1の内段1
Aと内軸2の外段2Aとの間にはスプリング4が張架さ
れ、内軸2を長手方向後方に付勢している。したがっ
て、内軸2に固着されたチャック3も長手方向後方に付
勢され、チャック3の頭部3Aに外嵌された締リング5
にチャック3の頭部3Aが押し付けられる。すると、チ
ャック3は閉じられて棒状部材6を強固に保持する。内
軸2には長手方向に伸びた摺動溝2Bが上下に対向して
形成され、更に、摺動溝2Bの後端から内軸2の後端2
Cまで伸びた挿入溝2Dが内軸2の上下に対向して形成
される。尚、挿入溝2Dは前記摺動溝2Bより細幅に形
成されている。また、挿入溝2Dの後端部は後述する収
納部材7の突起7Aが挿入し易いように後方に向かって
拡開するテーパー部2Eが形成されている。
合するための棒状部材の供給装置の一実施例を示すもの
であり、図面の左側を前方とし、右側を後方とする。先
ず軸筒1内に長手方向に摺動可能に内軸2を内蔵し、該
内軸2の前部にチャック3の後部を固着する。チャック
3の頭部3Aは前方より切溝が形成されて3つに分割さ
れ、通常は拡開した状態となっている。軸筒1の内段1
Aと内軸2の外段2Aとの間にはスプリング4が張架さ
れ、内軸2を長手方向後方に付勢している。したがっ
て、内軸2に固着されたチャック3も長手方向後方に付
勢され、チャック3の頭部3Aに外嵌された締リング5
にチャック3の頭部3Aが押し付けられる。すると、チ
ャック3は閉じられて棒状部材6を強固に保持する。内
軸2には長手方向に伸びた摺動溝2Bが上下に対向して
形成され、更に、摺動溝2Bの後端から内軸2の後端2
Cまで伸びた挿入溝2Dが内軸2の上下に対向して形成
される。尚、挿入溝2Dは前記摺動溝2Bより細幅に形
成されている。また、挿入溝2Dの後端部は後述する収
納部材7の突起7Aが挿入し易いように後方に向かって
拡開するテーパー部2Eが形成されている。
【0008】更に、内軸2の前部にはステンレスパイプ
からなる追従管8が固着され、該追従管8の後部には棒
状部材6を導くためのガイド部材9が固着される。該ガ
イド部材9の後端9Aは棒状部材6を確実に導くために
図2に示した様に30度から45度の角度でV型に切り
欠かれている。ガイド部材9の後端9AはV型に切り欠
いた方が、ガイド孔9Bに導かれなかった棒状部材6が
V型に切り欠かれた両側方向に傾いて前方に移動し易く
なるものである。しかし、図示していないが、ガイド部
材9の後端9Aは30度から45度の角度で円錐形に形
成しても十分に効果が得られるものである。
からなる追従管8が固着され、該追従管8の後部には棒
状部材6を導くためのガイド部材9が固着される。該ガ
イド部材9の後端9Aは棒状部材6を確実に導くために
図2に示した様に30度から45度の角度でV型に切り
欠かれている。ガイド部材9の後端9AはV型に切り欠
いた方が、ガイド孔9Bに導かれなかった棒状部材6が
V型に切り欠かれた両側方向に傾いて前方に移動し易く
なるものである。しかし、図示していないが、ガイド部
材9の後端9Aは30度から45度の角度で円錐形に形
成しても十分に効果が得られるものである。
【0009】前記内軸2内に内蔵される収納部材7は、
外周面の上下に対向して突起7Aが形成され、該突起7
Aが前記内軸2の挿入溝2Dを挿通して摺動溝2B内に
遊嵌され、図3に示した状態となる。したがって、収納
部材7が内軸2内を長手方向に摺動可能に構成される。
また、収納部材7の前部内孔7Bには前記ガイド部材9
が摺動可能に挿入される。
外周面の上下に対向して突起7Aが形成され、該突起7
Aが前記内軸2の挿入溝2Dを挿通して摺動溝2B内に
遊嵌され、図3に示した状態となる。したがって、収納
部材7が内軸2内を長手方向に摺動可能に構成される。
また、収納部材7の前部内孔7Bには前記ガイド部材9
が摺動可能に挿入される。
【0010】更に、内軸2の内段2Fと収納部材7の外
段7Cとの間には前記スプリング4より弱い弾発力の後
スプリング10が張架され、通常収納部材7の突起7A
が内軸2の摺動溝2B後端縁に当接されている。また、
この状態においては、ガイド部材9のV型に切り欠かれ
た後端9Aが収納部材7の収納室7D内に形成された漏
斗状の前端面7Eより突出しないように位置合わせされ
る。
段7Cとの間には前記スプリング4より弱い弾発力の後
スプリング10が張架され、通常収納部材7の突起7A
が内軸2の摺動溝2B後端縁に当接されている。また、
この状態においては、ガイド部材9のV型に切り欠かれ
た後端9Aが収納部材7の収納室7D内に形成された漏
斗状の前端面7Eより突出しないように位置合わせされ
る。
【0011】更に、収納部材7の後部には棒状部材6を
約100本程度収納した容器11が着脱可能に装着さ
れ、収納部材7内に棒状部材6が収納される。
約100本程度収納した容器11が着脱可能に装着さ
れ、収納部材7内に棒状部材6が収納される。
【0012】尚、棒状部材6はセラミックにより構成さ
れ、全長約15mmで最大径が約5.3mmの断面六角
形に形成されている。
れ、全長約15mmで最大径が約5.3mmの断面六角
形に形成されている。
【0013】更に、軸筒1の前部には先金12が着脱可
能に螺合され、先金12の内段12Aと軸筒1の先端に
形成された段部1Bとの間に前記締リング5が長手方向
に摺動可能に構成される。尚、締リング5の長手方向摺
動可能距離は棒状部材6の全長の略半分の距離が好まし
い。その理由は、最初に棒状部材6の先端を先金12の
先端孔12Bの端面に合わせておけば、最初の1回のノ
ックで棒状部材6が先金12の先端より半分突出し、次
からは2回のノックで棒状部材6が先金12の先端より
半分突出する。
能に螺合され、先金12の内段12Aと軸筒1の先端に
形成された段部1Bとの間に前記締リング5が長手方向
に摺動可能に構成される。尚、締リング5の長手方向摺
動可能距離は棒状部材6の全長の略半分の距離が好まし
い。その理由は、最初に棒状部材6の先端を先金12の
先端孔12Bの端面に合わせておけば、最初の1回のノ
ックで棒状部材6が先金12の先端より半分突出し、次
からは2回のノックで棒状部材6が先金12の先端より
半分突出する。
【0014】更に、先金12にはゴム製の前密閉部材1
3と後密閉部材14が前後に内蔵され、該前密閉部材1
3と後密閉部材14はいずれも内孔の最小径部13A、
14Aが棒状部材6の外径より細径に形成することによ
り、棒状部材6を適度の力で保持する。しかも、先金1
2の先端から棒状部材6の全長の半分の寸法より適宜短
い位置に前密閉部材13の最小径部13Aを配置し、先
金12の先端から棒状部材6の全長の半分の寸法より適
宜長い位置に後密閉部材14の最小径部14Aを配置す
る。したがって、先金12より半分突出した1番目の棒
状部材6は前密閉部材13により適度の力で保持し、2
番目の棒状部材6は後密閉部材14により適度の力で保
持する。
3と後密閉部材14が前後に内蔵され、該前密閉部材1
3と後密閉部材14はいずれも内孔の最小径部13A、
14Aが棒状部材6の外径より細径に形成することによ
り、棒状部材6を適度の力で保持する。しかも、先金1
2の先端から棒状部材6の全長の半分の寸法より適宜短
い位置に前密閉部材13の最小径部13Aを配置し、先
金12の先端から棒状部材6の全長の半分の寸法より適
宜長い位置に後密閉部材14の最小径部14Aを配置す
る。したがって、先金12より半分突出した1番目の棒
状部材6は前密閉部材13により適度の力で保持し、2
番目の棒状部材6は後密閉部材14により適度の力で保
持する。
【0015】この理由は、棒状部材6を台木に差し込ん
だ時に樹液が毛細管作用により先金12内に入り込んで
来るのを、棒状部材6を保持した前密閉部材13と後密
閉部材14の所で止めるためである。
だ時に樹液が毛細管作用により先金12内に入り込んで
来るのを、棒状部材6を保持した前密閉部材13と後密
閉部材14の所で止めるためである。
【0016】尚、密閉部材は図示していないが1個でも
可能である。この場合には、密閉部材の内孔の最小径部
が長手方向に適宜伸ばした形状となる。
可能である。この場合には、密閉部材の内孔の最小径部
が長手方向に適宜伸ばした形状となる。
【0017】次に、図1に示した供給装置による接ぎ木
方法を説明すると、先ず、供給装置の収納部材7の後部
に、約100本程度の棒状部材6を収納した容器11を
装着し、収納部材7内に棒状部材6を収納する。更に、
先金12の先端に棒状部材6の先端を一致させた状態に
おいて、先金12を下に向け軸筒1の後端より突出した
容器11の後端を指でノックすると、先ず後スプリング
10が圧縮されて収納部材7が前進し、ガイド部材9に
導かれた棒状部材6以外の収納室7D内の棒状部材6が
前方に移動してガイド部材9より前方に位置する。ま
た、内軸2の係止段2Gに収納部材7の外段7Fが当接
されて図4に示した状態となる。したがって、ガイド孔
9B内に導かれた棒状部材6以外の棒状部材6は収納室
7Dの前方に移動させられるので、収納室7D内の棒状
部材6がガイド孔9B内に導かれた棒状部材6の側面に
押し付けられる恐れがない。つまり、収納室7D内の棒
状部材6によってガイド孔9B内に導かれた棒状部材6
の落下が妨げられる心配がなく、確実にガイド孔9B内
を前方に落下することができる。
方法を説明すると、先ず、供給装置の収納部材7の後部
に、約100本程度の棒状部材6を収納した容器11を
装着し、収納部材7内に棒状部材6を収納する。更に、
先金12の先端に棒状部材6の先端を一致させた状態に
おいて、先金12を下に向け軸筒1の後端より突出した
容器11の後端を指でノックすると、先ず後スプリング
10が圧縮されて収納部材7が前進し、ガイド部材9に
導かれた棒状部材6以外の収納室7D内の棒状部材6が
前方に移動してガイド部材9より前方に位置する。ま
た、内軸2の係止段2Gに収納部材7の外段7Fが当接
されて図4に示した状態となる。したがって、ガイド孔
9B内に導かれた棒状部材6以外の棒状部材6は収納室
7Dの前方に移動させられるので、収納室7D内の棒状
部材6がガイド孔9B内に導かれた棒状部材6の側面に
押し付けられる恐れがない。つまり、収納室7D内の棒
状部材6によってガイド孔9B内に導かれた棒状部材6
の落下が妨げられる心配がなく、確実にガイド孔9B内
を前方に落下することができる。
【0018】更にノックを続けると、収納部材7ととも
に内軸2が前進し、チャック3が前進させられる。する
と、チャック3とともに締リング5が前進し、チャック
3に強く保持された棒状部材6を前進させる。更にノッ
クを続けると、チャック3が前進し、チャック3の頭部
3Aより締リング5が外れてチャック3が拡開し図5に
示した状態となる。また、締リング5の長手方向摺動可
能距離が棒状部材6の全長の略半分に設定されているた
め、チャック3に保持された2番目の棒状部材6によっ
て1番目の棒状部材6が押し出され、先金12の先端よ
り全長の半分が突出する。そして、ノックを止めた後に
先金12より突出した棒状部材6を台木に差し込めば、
棒状部材6の半分が台木に差し込まれる。そして、台木
の端を手で保持して棒状部材6を供給装置より外し、台
木より突出した棒状部材6に穂木の端を差し込めば接ぎ
木作業が完了する。
に内軸2が前進し、チャック3が前進させられる。する
と、チャック3とともに締リング5が前進し、チャック
3に強く保持された棒状部材6を前進させる。更にノッ
クを続けると、チャック3が前進し、チャック3の頭部
3Aより締リング5が外れてチャック3が拡開し図5に
示した状態となる。また、締リング5の長手方向摺動可
能距離が棒状部材6の全長の略半分に設定されているた
め、チャック3に保持された2番目の棒状部材6によっ
て1番目の棒状部材6が押し出され、先金12の先端よ
り全長の半分が突出する。そして、ノックを止めた後に
先金12より突出した棒状部材6を台木に差し込めば、
棒状部材6の半分が台木に差し込まれる。そして、台木
の端を手で保持して棒状部材6を供給装置より外し、台
木より突出した棒状部材6に穂木の端を差し込めば接ぎ
木作業が完了する。
【0019】尚、台木に棒状部材6を差し込んで供給装
置より抜かれた時、毛細管作用により樹液が先端孔12
B内に入り込んでも、後密閉部材14が次の棒状部材6
を保持して先端孔12Bを密閉しているので、樹液がこ
れ以上内部に入り込む恐れはない。
置より抜かれた時、毛細管作用により樹液が先端孔12
B内に入り込んでも、後密閉部材14が次の棒状部材6
を保持して先端孔12Bを密閉しているので、樹液がこ
れ以上内部に入り込む恐れはない。
【0020】引き続きノックを2回繰り返せば、順次棒
状部材6が先金12の先端より半分突出し、同様の接ぎ
木作業が繰り返し行える。
状部材6が先金12の先端より半分突出し、同様の接ぎ
木作業が繰り返し行える。
【0021】したがって、上記実施例においては、2回
のノックで棒状部材6が順次先金12の先端より半分突
出するので、棒状部材6の供給が非常に簡単に行え、接
ぎ木作業の効率が飛躍的に向上するものである。
のノックで棒状部材6が順次先金12の先端より半分突
出するので、棒状部材6の供給が非常に簡単に行え、接
ぎ木作業の効率が飛躍的に向上するものである。
【0022】尚、上記実施例はいずれも締リング5の摺
動距離が棒状部材6の全長の半分に設定されているが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、棒状部
材6の全長の4分の1や6分の1の距離に設定すること
も可能である。ただし、この場合には、棒状部材6を先
金12の先端より半分突出させるためのノック回数が増
加される。
動距離が棒状部材6の全長の半分に設定されているが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、棒状部
材6の全長の4分の1や6分の1の距離に設定すること
も可能である。ただし、この場合には、棒状部材6を先
金12の先端より半分突出させるためのノック回数が増
加される。
【0023】また、図6に示したように、受台15の前
部に螺子駒16を螺着し、螺子駒16の内孔16A内に
摺動駒17を長手方向に摺動可能に挿入する。更に、螺
子駒16の内段16Bと摺動駒17の前端との間にリタ
ーンスプリング18を張架し、通常摺動駒17を受台1
5の内鍔15A前端に当接する。更に、内鍔15Aの長
手方向距離を棒状部材6における全長の略半分の寸法に
設定して治具を構成する。この治具の受台15の第1孔
15Bに前記実施例の先金12を挿入し、複数回ノック
を行うと棒状部材6が先金12の先端より繰り出され摺
動駒17に当接される。すると、棒状部材6の前進とと
もに摺動駒17が若干前進させられるが、チャック3を
開くとリターンスプリング18により摺動駒17が後退
され、摺動駒17とともに棒状部材6も後退する。この
状態でノックを止めれば、1番目の棒状部材6が前密閉
部材13に適度の力で保持された状態で先金12の先端
より半分突出する。また、2番目の棒状部材6が後密閉
部材14により適度の力で保持される。この場合には先
金12の先端より棒状部材6が確実に半分突出させるこ
とができる。
部に螺子駒16を螺着し、螺子駒16の内孔16A内に
摺動駒17を長手方向に摺動可能に挿入する。更に、螺
子駒16の内段16Bと摺動駒17の前端との間にリタ
ーンスプリング18を張架し、通常摺動駒17を受台1
5の内鍔15A前端に当接する。更に、内鍔15Aの長
手方向距離を棒状部材6における全長の略半分の寸法に
設定して治具を構成する。この治具の受台15の第1孔
15Bに前記実施例の先金12を挿入し、複数回ノック
を行うと棒状部材6が先金12の先端より繰り出され摺
動駒17に当接される。すると、棒状部材6の前進とと
もに摺動駒17が若干前進させられるが、チャック3を
開くとリターンスプリング18により摺動駒17が後退
され、摺動駒17とともに棒状部材6も後退する。この
状態でノックを止めれば、1番目の棒状部材6が前密閉
部材13に適度の力で保持された状態で先金12の先端
より半分突出する。また、2番目の棒状部材6が後密閉
部材14により適度の力で保持される。この場合には先
金12の先端より棒状部材6が確実に半分突出させるこ
とができる。
【0024】前記棒状部材6の材質は、セラミックにて
説明したが、棒状部材は金属、合成樹脂等種々の材質が
考えられる。
説明したが、棒状部材は金属、合成樹脂等種々の材質が
考えられる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明の台木と穂木とを接
合するための棒状部材の供給装置は、収納部材を前進さ
せた時にガイド部材の後端が収納部材に形成された収納
室の前端面より後方に突出するもので、ガイド孔に導か
れた棒状部材に周りの棒状部材が押し付けられる恐れが
なく、棒状部材がガイド孔内を確実に落下してチャック
に送り込まれる効果が奏せられるものである。
合するための棒状部材の供給装置は、収納部材を前進さ
せた時にガイド部材の後端が収納部材に形成された収納
室の前端面より後方に突出するもので、ガイド孔に導か
れた棒状部材に周りの棒状部材が押し付けられる恐れが
なく、棒状部材がガイド孔内を確実に落下してチャック
に送り込まれる効果が奏せられるものである。
【図1】本発明の台木と穂木とを接合するための棒状部
材の供給装置における一実施例を示す断面図である。
材の供給装置における一実施例を示す断面図である。
【図2】図1におけるガイド部材の後端を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】図1における内軸の摺動溝に収納部材の突起が
遊嵌された状態を示す平面図である。
遊嵌された状態を示す平面図である。
【図4】図1における内軸の係止段に収納部材の外段が
当接された状態を示す断面図である。
当接された状態を示す断面図である。
【図5】図1におけるチャックが拡開し、棒状部材が先
金の先端より半分突出した状態を示す断面図である。
金の先端より半分突出した状態を示す断面図である。
【図6】治具を使用することにより先金の先端より棒状
部材を半分突出させた状態を示す断面図である。
部材を半分突出させた状態を示す断面図である。
1 軸筒 1A 軸筒1の内段 1B 軸筒1の段部 2 内軸 2F 内軸2の内段 3 チャック 4 スプリング 6 棒状部材 7 収納部材 7C 収納部材7の外段 7D 収納部材7の収納室 7E 収納部材7の前端面 8 追従管 9 ガイド部材 9A ガイド部材9の後端 10 後スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月21日(1999.12.
21)
21)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 尚、棒状部材6はセラミックにより構成
され、全長約15mmで最大径が約0.53mmの断面
六角形に形成されている。
され、全長約15mmで最大径が約0.53mmの断面
六角形に形成されている。
Claims (3)
- 【請求項1】 一端側に棒状部材のための収納室を、他
端側に先端孔を有し、両者間においてチャックを有する
台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置にお
いて、軸筒と、棒状部材を保持するためのチャックと、
チャックを長手方向後方に付勢するためのスプリング
と、前部にチャックを固着しかつ軸筒内を長手方向に摺
動可能な内軸と、内軸内に長手方向に摺動可能に内蔵さ
れかつ棒状部材を収納する収納部材と、収納部材を長手
方向後方に付勢する後スプリングと、内軸と連動しかつ
収納部材の内孔内を長手方向に摺動するガイド部材とか
らなり、収納部材を前進させた時にガイド部材の後端が
収納部材に形成された収納室の前端面より後方に突出す
ることを特徴とする台木と穂木とを接合するための棒状
部材の供給装置。 - 【請求項2】 内軸に固着された追従管と、その追従管
に固着されたガイド部材と、内軸の内段と収納部材の外
段との間に張架された後スプリングとからなり、収納部
材の収納室前端面を漏斗状に形成し、通常は収納室の前
端面に前記ガイド部材の後端が一致しているが、収納部
材を前進させて後スプリングを圧縮した時には、ガイド
部材の後端が収納室の前端面より後方に突出することを
特徴とする請求項1記載の台木と穂木とを接合するため
の棒状部材の供給装置。 - 【請求項3】 ガイド部材の後端をV型に切り欠いて形
成したことを特徴とする請求項1又は2記載の台木と穂
木とを接合するための棒状部材の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31948099A JP2001128549A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | 台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31948099A JP2001128549A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | 台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128549A true JP2001128549A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18110686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31948099A Pending JP2001128549A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | 台木と穂木とを接合するための棒状部材の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128549A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009014164A1 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-01-29 | Kyocera Corporation | 接ぎ木用棒状部材 |
-
1999
- 1999-11-10 JP JP31948099A patent/JP2001128549A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009014164A1 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-01-29 | Kyocera Corporation | 接ぎ木用棒状部材 |
JP5026520B2 (ja) * | 2007-07-24 | 2012-09-12 | 京セラ株式会社 | 接ぎ木用棒状部材 |
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