JP2001211403A - 頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム - Google Patents

頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム

Info

Publication number
JP2001211403A
JP2001211403A JP2000015850A JP2000015850A JP2001211403A JP 2001211403 A JP2001211403 A JP 2001211403A JP 2000015850 A JP2000015850 A JP 2000015850A JP 2000015850 A JP2000015850 A JP 2000015850A JP 2001211403 A JP2001211403 A JP 2001211403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical system
head
observer
mounted display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000015850A
Other languages
English (en)
Inventor
Takasato Taniguchi
尚郷 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mixed Reality Systems Laboratory Inc
Original Assignee
Mixed Reality Systems Laboratory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mixed Reality Systems Laboratory Inc filed Critical Mixed Reality Systems Laboratory Inc
Priority to JP2000015850A priority Critical patent/JP2001211403A/ja
Publication of JP2001211403A publication Critical patent/JP2001211403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着状態で表示光学系のみを移動可能な頭部
装着型表示装置において、キャリブレーション後に表示
光学系が移動された場合でも、容易な操作でキャリブレ
ーションを行なった位置に表示光学系を復帰可能な頭部
装着型表示装置を提供すること。 【解決手段】 画像を観察者に提示し、移動可能な光学
シースルー型の表示光学系1と、この表示光学系を観察
者の頭部に装着する装着機構5とを有する頭部装着型表
示装置であって、観察者が頭部装着型表示装置の非装着
時に視認可能な外界の映像を撮影する3つ以上のカメラ
2、3、4を有する。表示光学系1が移動した場合、カ
メラ2で撮影した画像を元に正しい位置で観察される外
界画像を表示光学系1に表示することにより、表示光学
系1を介して視認される外界と表示画像とが一致するよ
うに表示光学系1を移動すれば、正しい位置に合わせる
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部装着型の表示
装置(ヘッドマウントディスプレイ)に関し、特に、外
界の画像情報からの光を取り込み撮像素子に形成する撮
像光学系と液晶などの表示手段に表示した画像情報とを
合わせ持つ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現実空間と仮想空間の繋ぎ日のな
い結合を目的とした複合現実感(以下、「MR」(Mixed
Reality)と称す)に関する研究が盛んになっている。
MRは、従来、現実空間と切り離された状況でのみ体験
可能であったバーチャルリアリティ(以下VRと略す)
の世界と現実空間との共存を目的とし、VRを増強する
技術として注目されている。
【0003】MRの応用としては、患者の体内の様子を
透視しているように医師に提示する医療補助の用途や、
工場において製品の組み立て手順を実物に重ねて表示す
る作業補助の用途など、今までのVRとは質的に全く異
なった新たな分野が期待されている。
【0004】これらの応用に対して共通に要求されるの
は、現実空間と仮想空間の間の“ずれ”をいかにして取
り除くかという技術である。“ずれ”は、位置ずれ、時
間ずれ、質的ずれに分類可能であり、この中でも最も基
本的な要求といえる位置ずれの解消については、従来か
ら多くの取り組みが行われてきた。
【0005】ビデオカメラで撮影された映像に仮想物体
を重畳してヘッドマウントディスプレイ(HMD)に表
示するビデオシースルー(Video-See-Through)方式のM
Rの場合、位置合せの問題は、そのビデオカメラの3次
元位置を正確に求める問題に帰結される。
【0006】また、半透過型のHMDを用いる光学シー
スルー(Optical-See-Through)方式のMRの場合におけ
る位置合せの問題は、ユーザーの視点の3次元位置を求
める問題といえる。従来、このような3次元位置の計測
法としては、磁気センサや超音波センサ、ジャイロとい
った3次元位置方位センサ利用が一般的であるが、これ
らの精度は必ずしも十分とはいえず、その誤差が位置ず
れの原因となる。
【0007】ビデオシースルー方式の場合には、ユーザ
ーが肉眼で直接視認するのは表示された映像のみである
ため、このようなセンサを用いずに画像情報を元に画像
上での位置合わせを直接行う手法も可能である。例え
ば、「Resolving Occlusion inAugmented Reality」
(M。 Wlokaと B。 Anderson、Symposium on Interactiv
e3D Graphics、 pp。 5-12、 1995)においては、ステレ
オカメラを用いて奥行き情報を求め、合成するCG画像
の位置合わせを実現する試みが報告されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この手法では位置ずれ
を直接取り扱えるため位置合わせが精度よく行える反
面、実時間性や信頼性の面で依然として問題があった。
例えば、上記文献に示された手法は、ステレオカメラを
用いて奥行き情報を求めており、物体の背後に隠れた部
分など、撮像できない部分(オクルージョンと呼ばれ
る)を生じた場合は正確な奥行き情報が得られない。更
に、このステレオカメラはユーザーが装着しているHM
D上に固定されており、表示画像を見ているユーザーの
視線方向とステレオカメラが撮像する方向とにずれ(パ
ララックス)があるという問題があった。
【0009】また、近年のHMDは装着の容易性や装着
時の安全性の点から、頭部装着機構に対して表示光学系
を回動できるように「跳ね上げ機構」(後述)を設けた
ものも市販されているが、撮像光学系で撮影された映像
と仮想物体との位置合わせの初期位置設定(キャリブレ
ーション)を行った後にこの機構を使用すると、キャリ
ブレーションを行なった状態とカメラ位置が変わってし
まうため、再度キャリブレーションを行わなければなら
ないという問題があった。
【0010】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、装着状態で表示光
学系のみを移動可能な頭部装着型表示装置において、キ
ャリブレーション後に表示光学系が移動された場合で
も、容易な操作でキャリブレーションを行なった位置に
表示光学系を復帰可能な頭部装着型表示装置及び頭部装
着型表示システムを提供することにある。
【0011】また、本発明の別の目的は、現実空間と仮
想空間画像を合成してユーザに提示するHMDを用いた
システムであって、現実の物体と仮想物体の前後関係を
正しく認識してその前後関係に矛盾しない形で仮想物体
を描画するのに適したHMD及びHMDシステムを提供
することにある。
【0012】加えて、本発明のさらに別の目的は、現実
空間への仮想空間画像の合成処理をほぼ実時間で行うこ
とが可能で、現実空間と仮想空間とを時間ズレなく合成
表示可能なHMD及びHMDシステムを提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、画像を観察者に提示する表示光学系と、この表示光
学系を観察者の頭部に装着する装着機構とを有する頭部
装着型表示装置であって、観察者が頭部装着型表示装置
の非装着時に視認可能な外界の映像を撮影する3つ以上
の撮像手段を有することを特徴とする頭部装着型表示装
置に存する。
【0014】また、本発明の別の要旨は、画像を観察者
に提示する表示光学系と、この表示光学系を観察者の頭
部に装着する装着機構とを有する頭部装着型表示装置
と、画像を生成する画像生成手段を有する制御手段とを
有する頭部装着型表示システムであって、頭部装着型表
示装置が、観察者の視点位置において観察される外界の
画像を生成可能な外界画像を撮影可能な位置に配置され
る少なくとも2つの撮像手段を含む3つ以上の撮像手段
を有し、表示光学系が観察者が表示光学系を介して外界
を観察可能な材料から構成され、観察者が画像を観察す
る第1の位置と、実質的に観察者が裸眼で外界を視認可
能な第2の位置とを取り得るように装着機構に対して移
動可能に取り付けられるとともに、観察者が表示光学系
を介して観察する外界と、画像とを同時に観察者に提示
する合成手段を有し、少なくとも2つの撮像手段が、表
示光学系の移動に伴って表示光学系との相対位置を維持
しながら移動するように配置され、他の撮像手段の少な
くとも1つが表示光学系の移動によって位置が変わらな
いように配置される頭部装着型表示装置であることを特
徴とする頭部装着型表示システムに存する。
【0015】また、本発明の別の要旨は、画像を観察者
に提示する表示光学系と、この表示光学系を観察者の頭
部に装着する装着機構とを有する頭部装着型表示装置
と、画像を生成する画像生成手段を有する制御手段とを
有する頭部装着型表示システムであって、頭部装着型表
示装置が、観察者の視点位置において観察される外界の
画像を生成可能な外界画像を撮影可能な位置に配置され
る少なくとも2つの撮像手段を含む3つ以上の撮像手段
を有し、表示光学系が観察者が画像を観察する第1の位
置と、実質的に観察者が裸眼で外界を視認可能な第2の
位置とを取り得るように装着機構に対して移動可能に取
り付けられ、少なくとも2つの撮像手段が、表示光学系
の移動に伴って表示光学系との相対位置を維持しながら
移動するように配置され、他の撮像手段の少なくとも1
つが表示光学系の移動によって位置が変わらないように
配置される頭部装着型表示装置であることを特徴とする
頭部装着型表示システムに存する。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
をその好適な実施形態に基づき、図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1の実施形態に係るHMDの装
着状態を示す該略図である。電源や入力信号源、ケーブ
ル類などの図示は省略している。
【0017】図において、1は後述するHMDの表示光
学系を保持している筐体を示している。2、3、4はそ
れぞれビデオカメラであり、そのうち、ビデオカメラ3
及び4が筐体1に固定されている。
【0018】また、5は、バネ性を有する固定部であ
り、ユーザーの両側頭部を適当な力で押圧する。6は、
固定部5に接続され、前頭部から頭頂部へと伸びたアー
ムであり、固定部5と同様にバネ性を有する。7は回転
機構部であり、アーム6の、固定部5への接合部分に設
けられ、筐体1をアーム6に対して所定の範囲で回転可
能に接続する。回転機構部7によって、筐体1が保持す
る表示光学系を「跳ね上げる」ことができる。
【0019】固定部5、アーム6及び回転機構部7はH
MDの装着機構を構成しており、固定部5がユーザの側
頭部を押圧し、アーム6が固定部5を頭頂部で支持する
ことによって、筐体1が保持する表示工学系をユーザー
の頭部へ装着固定している。
【0020】8は、ユーザーの頭部位置及び姿勢を検出
する磁気センサである。本実施形態に係るHMDにおい
て、磁気センサ8は無くても良い。
【0021】本実施形態のHMDに採用することのでき
る表示光学系には特に制限はないが、例えば図3、図4
及び図5に示すような構成を有する表示光学系を用いる
ことができる。
【0022】図3はLCD11の画像をレンズ12(こ
こでは1枚のレンズで略示している)を用いて拡大表示
し、ユーザーへ虚像を表示するHMDの表示光学系の構
成を示し、反射鏡13をハーフミラーなどにすること
で、光学シースルータイプのHMDを構成することも可
能である。
【0023】図4は最も単純な構成を有するHMDの表
示光学系であり、LCD11の画像をレンズ12(ここ
では1枚のレンズで略示している)を用いて拡大表示す
る。さらに、図5は自由曲面プリズムと呼ばれる非回転
対称非球面の光学面(自由曲面)をプリズム14の3面
に適用し、図3及び図4に示した光学系のレンズ12と
同等の作用を持たせた構成を有する。このような構成を
有する表示光学系が筐体1に保持され、HMDを装着し
たユーザーに仮想現実空間を提示する。
【0024】図2は、本実施形態におけるHMDの「跳
ね上げ機構」を説明する側面図である。破線で示す筐体
1とこれに固定されたビデオカメラ4(及びビデオカメ
ラ3)が一体で回転機構部7を中心に回転可能に支持さ
れ、実線で示すように「跳ね上げ」た状態で固定するこ
とができる。回転機構部7としては、ノッチ式に2段階
の固定状態をとるものでも良いし、任意の位置で固定で
きる機構となっていても構わない。
【0025】このように、回転機構部7を用いて筐体1
を支持することにより、HMDを装着するときは筐体1
を跳ね上げた状態で、固定部5及びアーム6の頭部への
装着位置を調整し、そのあとで筐体1を降ろして眼の前
に固定することができるため、HMDの装着が容易とな
る。
【0026】また、HMDを装着している時に、前方を
直接見る必要が生じたときに、この「跳ね上げ機構」を
用いることで簡単に前方視界を確保することができる
上、再びHMDの装着状態に復帰する際の位置調整が容
易になる。
【0027】本実施形態におけるHMDでは、ビデオカ
メラ2がアーム6の頭頂部近辺に固定されており、常に
前方を撮影している。また、筐体1を「跳ね上げ」た状
態では、ビデオカメラ2の撮影範囲に筐体1が入るよう
に構成されている。そのため、カメラ2からの撮影画像
を不図示の画像処理装置に入力し、筐体1に固定された
カメラ3、4の画像と比較することによって、HMDを
「跳ね上げ」た状態なのか正しく装着している状態なの
かというHMD筐体の状態を検出することが可能であ
る。
【0028】また、MR技術において、現実空間と仮想
空間の間の“位置ずれ”を抑制するために、何らかの基
準画像などを用いて初期位置補正(キャリブレーショ
ン)を行なうのが一般的である。しかし、キャリブレー
ションの結果を正しく用いるためには、キャリブレーシ
ョン後にHMDの装着位置を変化させることはできな
い。
【0029】これに対し、本実施形態にかかるHMDで
はカメラ2からの撮影画像を基準に筐体1の状態を検出
することができ、筐体1を移動させてもキャリブレーシ
ョンした状態に正しくもどすことができる。特に、本実
施形態のHMDの「跳ね上げ機構」は1軸の回転機構部
7を用いているので、回転のみのチェックですみ、ユー
ザーは表示される画像を見ながら筐体1を回転させ、正
しい位置(キャリブレーションを行なった位置)になっ
た時に不図示の画像処理装置からHMDの表示画像とし
て出力される“OK”などといった調整状態の情報によ
りHMDを固定すれば良い。
【0030】当然ながら、この不図示の画像処理装置で
調整方法のガイダンスを与えることも可能であり、筐体
1をさらに下方へ回転させなければならない状態であれ
ば、HMDの表示として“下へ向けて下さい”とか
“↓”マークなどを呈示して、正しい固定位置へ導くこ
とも可能である。
【0031】基準となるカメラ2の撮影方向と、筐体1
に固定されたカメラ3、4の撮影方向は左右方向に一致
していない場合がある。この位置ずれはカメラの取り付
け位置で決まるので、あらかじめ画像を補正しておけば
良い。すなわち、本実施形態の構成においては、カメラ
2は頭頂部に固定され、その水平位置は筐体1の左右端
に固定されたカメラ3、4のほぼ中間になる。そのた
め、本実施形態ではカメラ3、4からの2枚の画像を用
いて中間位置にカメラがある場合の画像を不図示の画像
処理装置で生成し、カメラ3、4とカメラ2の垂直方向
の間隔から生じる視差量をこの補間画像へ加えた調整用
画像を生成する。
【0032】そして、HMDの表示画像としてカメラ2
の映像とカメラ3、4を用いて作成した調整用画像とを
重畳して表示しておけば、HMD筐体の回転に合わせて
補間画像が変化するので、この補間画像とカメラ2の映
像とが一致したところで固定すれば、正しい装着位置の
調整が完了する。
【0033】カメラ3及び4で撮影した2枚の画像から
の調整用画像の生成は、例えばモーフィングの手法を用
いることにより可能である。モーフィングは、まず、2
つの原画像(例えば画像Aと画像B)中の同一対象の写
っている領域を例えば矩形で対応づける、即ち、ユーザ
が同一領域であると認識した2つの部分画像領域(例え
ば領域A’と領域B’)を対応領域とするわけである。
そして、両領域内部の形状と色とを線形補間することに
より仮想画像Qを構成する。
【0034】特に、本実施形態によるHMDにおいて、
ビデオカメラ3及び4を、互いに撮影方向(レンズの光
軸)が平行であり、またカメラの中心を結ぶ直線に直交
するように配置して筐体1に固定することにより、歪み
の少ない補間画像を生成することが可能である。また、
カメラ2との位置ずれによる視差量の補正についても、
通常の画像処理を施すことにより行なうことが可能であ
る。
【0035】このように、本実施形態に係るHMDによ
れば、キャリブレーション後に表示光学系を移動した場
合であっても、容易な操作によって表示光学系をキャリ
ブレーション時の位置に復帰可能なHMDを実現でき
る。
【0036】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態に係るHMDシステムの構成を示すブロック
図である。本実施形態のHMDシステムは、位置方位セ
ンサとマーカ(三次元位置が既知であるマーク)画像を
用いてHMDに設けられた位置・姿勢センサ8の出力を
補正し、仮想空間画像の位置合わせを行うことを特徴と
するシステムである。本実施形態において、HMDには
図3に示した光学系を有し、反射鏡13をハーフミラー
で構成した光学シースルー(Optical-See-Through)HM
Dを用いる。
【0037】図において、LCD11、光学系12及び
ハーフミラー13はそれぞれ右目用(11R、12R、
13R)と左目用(11L、12L、13L)とに分割
されており、LCD11R、11Lそれぞれに駆動回路
15L、15Rが設けられている。
【0038】マーカ位置検出部25は、HMDに設けら
れた3台のカメラ2〜4で撮像した画像データから、所
定のマーカを検出し、検出されたマーカが予め登録され
た複数のマーカのうちどのマーカであるかを特定する。
【0039】また、位置・姿勢計測部23は、HMDに
設けられたセンサ8の出力信号から、HMDユーザの視
点位置、方向を計測する。
【0040】補正処理部24は、マーカ位置検出部25
から位置・姿勢計測部23の出力を補正し、補正後のユ
ーザ視点位置・方向データを画像生成部22へ供給す
る。画像生成部22は、補正処理部24から供給される
視点位置・方向データ及びシステムコントローラ21の
指示に基づき、ユーザの視点位置及び方向に合った視差
画像を生成し、右目及び左目用の画像データを駆動回路
15R及び15Lへ出力する。
【0041】次に、位置・姿勢センサ8の出力とマーカ
画像を用いて位置合わせを行う手法について説明する。
図7に、1つのマーカ画像を用いた位置ずれ補正の基本
的な考え方を示す。以下では、マーカ画像を撮影するカ
メラとして、図1のHMDにおいて頭頂部に設けられた
ビデオカメラ2を用いる場合について説明する。また、
このカメラの内部パラメータを既知として、歪みなどの
影響を除外した理想的な撮像系によって画像撮影が行わ
れているものと仮定する。
【0042】カメラ2の視点位置をC、画像上でのマー
カの観測座標をQ1 、現実空間のマーカ位置をQcと
すると、点Q1は点Cと点Qcを結ぶ直線1Q上に存在
する。一方、HMDに設けられた位置・姿勢センサ8
(例えば、Polhemus社の磁気センサFastrack(商品
名))によって与えられるカメラ位置からは、カメラ座
標系におけるマーカ位置Pcと、その画像上での観測座
標P1が推測できる。以下では、点Cから点Q1、P1
への3次元ベクトルを、それぞれv1、v2と表記す
る。
【0043】この方法では、補正後のマーカの観測予測
座標P'1がQ1に一致するように(すなわち、カメラ
座標系における補正後のマーカ予測位置P'cが、直線
1Q上に乗るように)、カメラと物体の相対的な位置情
報を修正する事によって、位置ずれが補正される。
【0044】本実施形態のシステムにおいて、HMDに
は図3に示した構成を有する表示光学系において、反射
鏡13にハーフミラーを用いた光学シースルー型の光学
系を用いている。ユーザーの右目用画像及び左目用画像
をそれぞれ表示するLCD11R、11Lには、後述す
るようにシステムコントローラ21で生成された三次元
仮想画像が表示される。従って、ユーザーはLCD11
R、11Lに対応したハーフミラー13R、13Lを透
過して視認できる現実空間に重ねて、LCD11R、1
1Lの表示画面に表示された三次元仮想空間画像を見る
こととなる。
【0045】ユーザー(観察者)が前方を向くと、HM
Dを通した視界には、ハーフミラーを透過して視認され
る現実の世界と、LCD11R、11Lに表示され、ハ
ーフミラーで反射された、仮想空間画像の両方が合成さ
れた、複合現実空間が観察される。そして観察者が頭部
を水平移動、あるいはティルティング運動、ヨー運動、
ローリング運動させると、その変化は先ず位置・姿勢セ
ンサ8によって検出され、併せて、頭部の姿勢変化に伴
ってカメラ2、3、4が撮像する画像の変化として観測
される。
【0046】観察者の現実世界である周囲の外界には、
マーカが複数配置されている。また、マーカは観察者の
頭部の位置、特に姿勢によって、いずれかのマーカが常
に観察者に見えるように、即ちカメラ2、3、4のいず
れかでマーカ画像が撮影される様に配置されている。マ
ーカをこの様に配置することで、カメラで撮影した画像
から撮影されたマーカを特定することができる。マーカ
の絶対位置は予めわかっているため、これにより、観察
者の頭部姿勢を検出する磁気センサ8の出力信号の補正
を行なうことができる。
【0047】上述の条件を満たすようにマーカを複数配
置することによって、観察者がある動作範囲内で行動す
る限りにおいて、少なくとも1つのマーカがカメラの視
野内に入ることが保証される。ただし、観察者の動作範
囲の大きさに応じて、マーカの数、マーカ間の間隔等は
決定される。観察者から遠方であればあるほど、広い範
囲が視野に入るので、マーカ間の間隔を広くして良い。
これは、近傍にあるマーカ間の画像中での間隔距離と、
遠方にあるマーカ間の画像中での距離とを同じくするた
めであり、同じフレーム内に不必要に複数のマーカが撮
像されるのを防ぐためである。
【0048】本発明によるHMDは、すくなくとも3つ
のカメラを有する。したがって、図7で説明した様に各
々のカメラで撮影したマーカ画像からそれぞれマーカ位
置情報が得られるが、各カメラで撮影されたマーカは同
一マーカであるから、カメラ3、4またはカメラ2、3
及びカメラ2、4の3組のマーカ画像対が得られ、三角
測量の原理に基づいてカメラ2の座標系におけるマーカ
の三次元位置を精度良く求める事ができる。このよう
に、本発明によるHMDを用いることにより、現実世界
の物体によってカメラの視界を遮られてマーカ画像が得
られなくなるオクルージョンの問題も解決でき、常に精
度良くマーカ位置情報が得られ、観察者の頭部姿勢を検
出する磁気センサの出力信号を精度良く補正することが
できる。
【0049】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態に係るHMDシステムの構成を示すブロック
図である。図6に示した第2の実施形態とは、カメラ
2、3、4で撮影された外界画像から現実空間の奥行き
情報を求める奥行き情報検出部26を設け、奥行き情報
を元に、システムコントローラ21が画像生成部22で
生成する三次元仮想画像の位置を決定する構成を付加し
た点で異なる以外は共通の構成を有する。
【0050】光学シースルーHMDを用いて仮想現実空
間を提示する場合、現実世界と仮想世界を3次元的に整
合のとれた形で融合するために、現実の物体と仮想物体
の前後関係を正しく認識してその前後関係に矛盾しない
形で仮想物体を描画することが重要である。
【0051】そのため、奥行き情報検出部26によっ
て、外界画像から現実空間の奥行き情報を検出する。本
実施形態において、奥行き情報検出部26は、HMDに
設けた3台のカメラ2、3、4のうち、任意のカメラ対
で撮影したステレオ画像から奥行き情報を検出する(奥
行き画像を生成する)。
【0052】例えば、入力された夫々のカメラ2〜4で
撮影された外界画像信号(I、I、Iとする)のう
ち、画像信号I、Iを入力として、カメラ2の視点位
置(視点位置Vとする)における奥行き画像DV2を推
定する。同様に、画像信号I、Iを入力として、カメ
ラ3の視点位置(視点位置V)における奥行き画像DV
を推定し、画像信号I、Iを入力として、カメラ4
の視点位置(視点位置V )における奥行き画像DV4
推定する。この際、第2の実施形態において説明したよ
うに、位置・姿勢センサ8と画像中のマーカ位置を用い
ることで、カメラ2、3、4の視点位置V(n=2、
3、4)はズレ補正が行われている。
【0053】次に、カメラ2、3、4の位置と実際の観
察者の視点位置(眼球位置)には位置的なずれ(オフセ
ット)が有るために、それぞれの奥行き画像DV2
DV3、DV を補正し、観察者の左右の眼から見た実空間
の奥行き画像DVR、DVLをそれぞれ推定する。この実空
間の奥行き情報を元に、システムコントローラ21にお
いて仮想物体との衝突判定や隠れ判定などを行い、画像
生成部22に判定結果を供給する。画像生成部22は、
補正処理部24から供給される観察者の視点位置、姿勢
情報と、システムコントローラ21から供給される判定
情報から、観察者の装着したHMDに表示させるべき仮
想空間画像を生成する。
【0054】本実施形態においては、HMDに設けたカ
メラ2、3、4からの外界画像を全て用いて奥行き情報
を検出する場合を説明したが、観察者の眼球位置に近い
カメラ3、4を用いてそのステレオ画像から奥行き画像
を推定することも可能であり、この時にはカメラ2から
の外界画像は補助的に用い、たとえばオクルージョンな
どが生じている際の補正などに利用することができる。
【0055】本実施形態によれば、観察者の視点位置か
ら見た奥行き画像を得ることが可能となり、仮想物体と
現実空間の物体との前後関係を正しく認識してその前後
関係に矛盾しない形で仮想物体を描画することが可能と
なる。
【0056】(第3の実施形態の変形例1)第3の実施
形態では、カメラ2、3、4の位置と実際の観察者の眼
球位置にはオフセットが有るために、それぞれのカメラ
位置における奥行き画像DV2、DV3、DV4を補正する必
要があったが、2台のカメラで撮像したステレオ画像か
ら奥行き画像を推定する場合には、HMDの光学系を変
形することで、このオフセット補正処理を不要にするこ
とができる。
【0057】図9、10に、オフセット補正処理が不要
の光学シースルーHMDの光学系の概略図を示す。図9
は前述した図3のHMD光学系を元に変形を行なった構
成を示すものであり、LCD11の画像を光学系(ここ
では1枚のレンズで図示している)12を用いて拡大表
示し観察者へ虚像を表示する。このとき、反射鏡13を
ハーフミラーとすることにより、観察者はハーフミラー
13を透過して視認できる外界と、ハーフミラー13に
反射したLCD11の仮想空間画像表示を同時に観察す
ることになり、仮想現実空間観察用のいわゆる光学シー
スルーHMDを形成する事ができる。
【0058】一方、ハーフミラー13を挟んでLCD1
1に対向して、外界撮影用のカメラ27(図9において
は光学系16(簡略化のため1枚のレンズで代表して表
す)及びCCD等の撮像素子17のみを示す)が設けら
れている。ここで、撮像光学系27の入射瞳16Pは観
察者の眼球の瞳Pと光学的に等価な位置になるように構
成されている。これにより、外界画像のカメラ27の瞳
位置と観察者の瞳位置が一致しているので、カメラ27
の位置で推定した奥行き画像のオフセット補正処理は不
要となる。
【0059】また、図9の構成において、カメラ27に
外界だけでなく、対向するLCD11からの画像が写り
込むことを防止するために、撮像素子17とハーフミラ
ー13の間にLCD11の画像光の偏光軸と直交する偏
光軸を有する偏光板(不図示)を設けて、写り込みを防
止することができる。LCD11の表示画像写り込みを
防止する方法としては、例えば光路分離手段としてハー
フミラー13の替わりに偏光ビームスプリッターを用い
る方法など、偏光板を用いる以外にも種々の方法を用い
ることが可能であり、任意に採用できる。
【0060】(第3の実施形態の変形例2)図10は前
述した図5のHMD光学系をベースとするものであり、
自由曲面プリズム14と呼ばれる非回転対称非球面の光
学面(自由曲面)をプリズムの3面に適用しレンズ作用
を持たせた光学系をベースとする。LCD11からの画
像光は、レンズ作用を有する自由曲面プリズム14へ入
射し、ハーフミラーが形成された光路分離手段である面
14aで反射して観察者へ虚像を表示する。この自由曲
面プリズム14にはその光学パワーをキャンセルするよ
うな補正用自由曲面プリズム18が接合されており、外
界の画像はこの接合されたプリズム14、18を介して
観察できる。
【0061】一方、面14aで反射された外界画像が観
察されるプリズム18の下方には、外界映像撮影用のカ
メラ28(図9と同様にレンズ19で示される光学系
と、撮像素子20で代表して示す)が設けられている。
本構成においては補正用自由曲面プリズム18も外界画
像撮影用の光学系(撮像光学系)の一部を形成する。ま
た、図9に示した構成と同様、撮像光学系28の入射瞳
19Pは観察者の眼球の瞳Pと光学的に等価な位置にな
るように構成されている。これにより、撮像光学系28
での奥行き画像はオフセットの補正処理を行う必要がな
くなる。
【0062】本構成においても、LCD11からの画像
光がCCD等の撮像素子20へ入射することを防止する
為に、撮像素子20とプリズム18との間にLCD11
の画像光の偏光軸と直交する偏光軸を有する偏光板(不
図示)を設けることができる。
【0063】(第4の実施形態)第2および第3の実施
形態で説明したHMDシステムは、光学シースルーHM
Dを用いて、現実世界と仮想世界を3次元的に整合のと
れた形で融合することを実現したシステムであった。
【0064】本実施形態に係るHMDシステムは、HM
Dとして、ビデオシースルーHMDを用いたことを特徴
とする。すなわち、外界画像をHMDの筐体に固定され
た、あるいはHMDの光学系の一部を利用するカメラ等
の撮像光学系により外界の画像を撮影し、CGで生成し
た仮想空間画像と合成したのち、観察者の装着するHM
Dに表示を行なう。
【0065】図11は、本実施形態に係るHMDシステ
ムの構成を示すブロック図である。図11において、図
8乃至図10と同じ構成要素には同じ参照数字を付し、
重複する説明は省略する。また、本実施形態におけるH
MDは、図9に示した構成のカメラ(撮影光学系)2台
(27R、27L)と、頭頂部に設けた1台のカメラ2
の計3台を有する。
【0066】本実施形態においてもカメラ2、27R、
27Lで撮影した外界画像は、マーカ位置検出部25に
おけるマーカ検出と、奥行き情報検出部26における奥
行き画像生成の両方に用いられる。
【0067】本実施形態において、(カメラ2を除く)
HMDの光学系は、図9に示す構成と上下関係が逆であ
ること以外は同一の構成を有する。ただし、撮像光学系
と表示光学系とを光路分離手段を介して一体に形成する
際に、表示光学系の観察者の眼球に入射する光束の眼球
光軸またはこの眼球光軸を延長した仮想眼球光軸(視
軸)と、該撮像光学系の外界から入射してくる光束の外
界光軸(撮像軸)とを略一致させている。
【0068】また、上述の図9の説明においては、光学
シースルーHMDを形成するために光路分離手段として
反射鏡13にハーフミラーを用いたが、本実施形態では
ビデオシースルーHMDを構成するため、反射鏡13に
は両面の全反射鏡を用いている。したがって、LCD1
1の表示画像の写り込み防止用の偏光板等も不要であ
る。
【0069】さらに、撮像光学系27の入射瞳16Pは
観察者の眼球の瞳Pと光学的に等価な位置になるように
構成されており、撮像光学系27R、27Lで撮像され
た2枚の外界画像は、HMDを装着していない状態で観
察者の左目及び右目によって視認される実世界(このH
MDを使用する現実空間)と全く同一である。
【0070】従って、この2枚の外界画像はそれぞれ、
補正を行うことなく直接画像合成回路29R、29Lに
入力される。また、同時に、マーカ位置検出部25及び
奥行き情報検出部26にも入力され、前述したとおり、
画像中のマーカ位置を用いた位置・姿勢センサ8の信号
補正及び、観察者の視点位置における奥行き情報検出に
用いられる。
【0071】第3の実施形態に係るシステムと同様、シ
ステムコントローラ21は、奥行き情報検出部26から
供給される奥行き画像を用いて、仮想物体との衝突判定
や隠れ判定などを行い、判定結果を画像生成手段22に
供給する。画像生成手段22は、補正処理部24で補正
された観察者の位置・姿勢情報と、システムコントロー
ラ21から供給される判定結果を基に、表示すべき仮想
空間画像を描画し、それぞれの視差画像(CG画像)を
画像合成回路29R、29Lに入力する。従って、画像
合成回路29R、29Lにおいて画像合成することで、
現実世界と仮想世界を3次元的に整合のとれた形で融合
することができる。
【0072】本実施形態では、撮像光学系27R、27
Lで撮像された2枚の外界画像は補正を行う必要が無い
ため、ほぼ実時間で画像合成処理でき、現実空間と仮想
空間を時間ズレなく整合のとれた形で融合した複合現実
空間を観察者に提示することができる。
【0073】さらに、光学シースルー方式のHMDで
は、観察者は外界像(現実空間)をビデオカメラやLC
Dを介さずに自分の眼球で直接視認し、CG画像(仮想
世界)をLCDなどの表示デバイスに表示された画像と
して観察することから、その画質の差が非常に大きかっ
たのに対し、本実施形態では現実空間画像と仮想空間画
像を合成した状態で、LCDなどの表示デバイスを介し
て観察することになり、その画質の差が小さい。
【0074】(第4の実施形態の変形例)第4の実施形
態に係るシステムでは、観察者の視点位置とビデオカメ
ラの撮影位置とのオフセット補正処理を省略するため、
観察者の眼球位置と光学的に等価な位置での撮影が可能
な撮像光学系を用いた例を説明したが、第1〜第3の実
施形態において説明したような光学系を有するHMDを
用い、眼球位置とカメラ位置とのオフセットを補正する
様に構成することもできる。すなわち、この様な光学系
では、視軸と撮像軸とのズレ量はあらかじめ分かってい
るので、そのズレ量に応じて液晶に表示する画像にオフ
セットをつけておけば良い。
【0075】
【他の実施形態】第2〜第4の実施形態において、位置
・姿勢センサ8の補正に用いるマーカは、すべて通常の
ビデオカメラで撮影可能なマーカ、すなわち可視のマー
カを用いる場合について説明したが、本発明ではこれに
限定されるものではない。たとえば、マーカとして赤外
LEDなどの発光素子を現実空間(本発明のHMDの使
用環境)に適宜配置し、カメラ2、3、4あるいはカメ
ラ2、27L、27Rを赤外画像撮像光学系にすること
によっても同等の補正が可能である。
【0076】ただし、現実空間を画像として表示する必
要のあるビデオシースルーHMDを用いる第4の実施形
態に係るシステムにおいては、現実空間を撮影するカメ
ラ27R、27Lは通常の可視画像撮像光学系とし、頭
頂部に設けたカメラ2のみを赤外画像撮像光学系とする
ことが望ましい。
【0077】この様に構成することにより、27L、2
7Rでは外界画像を撮像し、その中から可視画像のマー
カ画像を抽出してマーカ位置検出を行い、位置ズレ補正
に使用するとともに、HMDの表示素子11L、11R
への画像信号としても入力することができ、非常にシン
プルな構成で現実空間画像と仮想空間画像を高精度に3
次元的に整合のとれた形で融合して観察者に提示するこ
とが可能となる。
【0078】また、赤外画像のマーカとしては種々の形
態が利用できるが、再帰反射性の材料を適宜配置して用
いることも可能である。この場合には、HMDの本体、
望ましくは赤外画像撮像光学系の近傍に赤外光を投光す
る手段を設けてやれば良い。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
観察者が頭部に装着するHMDにおいて、観察者の視点
近傍もしくは光学的に視点位置と撮影位置が実質的に等
価な位置に少なくとも2台のカメラを設けるとともに、
これら2台のカメラで撮影されるべき画像を推定するた
めに必要な画像を取得可能な位置に少なくとも1台のカ
メラを設けることにより、跳ね上げ機構を採用した場合
であっても、HMDの表示光学系を正しい(キャリブレ
ーションを行った)位置に容易に復帰することが可能な
HMDを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るHMDの略外観
図である。
【図2】図1に示したHMDの「跳ね上げ機構」を説明
する図である。
【図3】本発明によるHMDに採用可能な光学系の概略
構成を示す側面図である。
【図4】本発明によるHMDに採用可能な別の光学系の
概略構成を示す側面図である。
【図5】本発明によるHMDに採用可能なさらに別の光
学系の概略構成を示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るHMDシステム
の構成例を示す図である。
【図7】画像データ中のマーカ画像を用いたセンサ出力
の補正方法を説明する図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係るHMDシステム
の構成例を示す図である。
【図9】本発明によるHMDに採用可能なさらに別の光
学系の概略構成を示す側面図である。
【図10】本発明によるHMDに採用可能なさらに別の
光学系の概略構成を示す側面図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係るHMDシステ
ムの構成例を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月8日(2001.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を観察者に提示する表示光学系と、
    この表示光学系を前記観察者の頭部に装着する装着機構
    とを有する頭部装着型表示装置であって、 前記観察者が頭部装着型表示装置の非装着時に視認可能
    な外界の映像を撮影する3つ以上の撮像手段を有するこ
    とを特徴とする頭部装着型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段のうち、少なくとも2つ
    が、観察者の視点位置において観察される外界の画像を
    生成可能な外界画像を撮影可能な位置に配置されること
    を特徴とする請求項1記載の頭部装着型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示光学系が、前記観察者が前記画
    像を観察する第1の位置と、実質的に前記観察者が裸眼
    で外界を視認可能な第2の位置とを取り得るように前記
    装着機構に対して移動可能に取り付けられるとともに、 前記少なくとも2つの撮像手段が、前記表示光学系の移
    動に伴って前記表示光学系との相対位置を維持しながら
    移動するように配置され、他の撮像手段の少なくとも1
    つが前記表示光学系の移動によって位置が変わらないよ
    うに配置されることを特徴とする請求項2記載の頭部装
    着型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記他の撮像手段の少なくとも1つが、
    前記観察者の頭頂部近傍に設けられることを特徴とする
    請求項2又は請求項3に記載の頭部装着型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも2つの撮像手段が、前記
    表示光学系と独立した撮像光学系を有することを特徴と
    する請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の頭部
    装着型表示装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2つの撮像手段が、前記
    表示光学系と少なくとも一部を共有した撮像光学系を有
    することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか
    1項に記載の頭部装着型表示装置。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも2つの撮像手段が、その
    撮像位置が、前記第1の位置において前記観察者の右目
    及び左目の視点位置と光学的に実質的に等価な位置にな
    るようにそれぞれ配置されることを特徴とする請求項6
    記載の頭部装着型表示装置。
  8. 【請求項8】 前記表示光学系が前記観察者が前記表示
    光学系を介して外界を観察可能な材料から構成されると
    ともに、前記観察者が前記表示光学系を介して観察する
    外界と、前記画像とを同時に前記観察者に提示する合成
    手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    いずれか1項に記載の頭部装着型表示装置。
  9. 【請求項9】 前記合成手段がハーフミラーであること
    を特徴とする請求項8記載の頭部装着型表示装置。
  10. 【請求項10】 画像を観察者に提示する表示光学系
    と、この表示光学系を前記観察者の頭部に装着する装着
    機構とを有する頭部装着型表示装置と、前記画像を生成
    する画像生成手段を有する制御手段とを有する頭部装着
    型表示システムであって、 前記頭部装着型表示装置が、 前記観察者の視点位置において観察される外界の画像を
    生成可能な外界画像を撮影可能な位置に配置される少な
    くとも2つの撮像手段を含む3つ以上の撮像手段を有
    し、 前記表示光学系が前記観察者が前記表示光学系を介して
    外界を観察可能な材料から構成され、前記観察者が前記
    画像を観察する第1の位置と、実質的に前記観察者が裸
    眼で外界を視認可能な第2の位置とを取り得るように前
    記装着機構に対して移動可能に取り付けられるととも
    に、前記観察者が前記表示光学系を介して観察する外界
    と、前記画像とを同時に前記観察者に提示する合成手段
    を有し、 前記少なくとも2つの撮像手段が、前記表示光学系の移
    動に伴って前記表示光学系との相対位置を維持しながら
    移動するように配置され、他の撮像手段の少なくとも1
    つが前記表示光学系の移動によって位置が変わらないよ
    うに配置される頭部装着型表示装置であることを特徴と
    する頭部装着型表示システム。
  11. 【請求項11】 前記画像生成手段が、 前記表示光学系が前記第1の位置からずれた場合に、前
    記他の撮像手段で撮影した外界画像から、前記表示光学
    系が前記第1の位置にある場合に前記表示光学系を介し
    て視認されるべき外界画像を生成することを特徴とする
    請求項10記載の頭部装着型表示システム。
  12. 【請求項12】 画像を観察者に提示する表示光学系
    と、この表示光学系を前記観察者の頭部に装着する装着
    機構とを有する頭部装着型表示装置と、前記画像を生成
    する画像生成手段を有する制御手段とを有する頭部装着
    型表示システムであって、 前記頭部装着型表示装置が、 前記観察者の視点位置において観察される外界の画像を
    生成可能な外界画像を撮影可能な位置に配置される少な
    くとも2つの撮像手段を含む3つ以上の撮像手段を有
    し、 前記表示光学系が前記観察者が前記画像を観察する第1
    の位置と、実質的に前記観察者が裸眼で外界を視認可能
    な第2の位置とを取り得るように前記装着機構に対して
    移動可能に取り付けられ、 前記少なくとも2つの撮像手段が、前記表示光学系の移
    動に伴って前記表示光学系との相対位置を維持しながら
    移動するように配置され、他の撮像手段の少なくとも1
    つが前記表示光学系の移動によって位置が変わらないよ
    うに配置される頭部装着型表示装置であることを特徴と
    する頭部装着型表示システム。
  13. 【請求項13】 前記頭部装着型表示装置が、さらに、
    前記観察者の頭部位置及び/又は姿勢を検出するセンサ
    手段を有し、 前記制御手段が、 3つ以上の前記撮像手段が撮影した外界画像のうち、少
    なくとも3枚の外界画像から、予め外界に配置された、
    絶対位置が既知の物体を検出し、画像中の前記物体の位
    置とその物体の絶対位置とから前記センサ手段の出力す
    る前記頭部位置及び/又は姿勢情報を補正するセンサ補
    正手段を更に有し、 前記画像生成手段が、前記補正された頭部位置及び/又
    は姿勢情報を用いて前記画像を生成することを特徴とす
    る請求項10乃至請求項12のいずれか1項に記載の頭
    部装着型表示システム。
  14. 【請求項14】 前記制御手段が、3つ以上の前記撮像
    手段が撮影した外界画像のうち、少なくとも3枚の外界
    画像から、前記観察者の前方視界の奥行き情報を検出す
    る奥行き情報検出手段を更に有し、 前記画像生成手段が、前記奥行き情報を用いて前記画像
    を生成することを特徴とする請求項13記載の頭部装着
    型表示システム。
  15. 【請求項15】 前記制御手段が、3つ以上の前記撮像
    手段が撮影した外界画像のうち、少なくとも3枚の外界
    画像から、前記観察者の前方視界の奥行き情報を検出す
    る奥行き情報検出手段を更に有し、 前記画像生成手段が、前記奥行き情報及び/又は、前記
    センサ補正手段により補正された頭部位置及び/又は姿
    勢情報を用いて前記画像を生成することを特徴とする請
    求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の頭部装
    着型表示システム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段が、前記他の撮像手段の
    少なくとも1つで撮影した外界画像を基準画像として、
    前記少なくとも2つの撮像手段で撮影された2枚の外界
    画像とを演算処理することにより、前記表示光学系の位
    置を検出する表示光学系位置検出手段を更に有すること
    を特徴とする請求項10乃至請求項15のいずれか1項
    に記載の頭部装着型表示システム。
  17. 【請求項17】 前記物体が不可視波長の光線を発生す
    るとともに、少なくとも1前記撮像手段が前記不可視波
    長の撮影可能な撮像手段であることを特徴とする請求項
    13乃至請求項15のいずれか1項に記載の頭部装着型
    表示システム。
JP2000015850A 2000-01-25 2000-01-25 頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム Pending JP2001211403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000015850A JP2001211403A (ja) 2000-01-25 2000-01-25 頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000015850A JP2001211403A (ja) 2000-01-25 2000-01-25 頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001211403A true JP2001211403A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18543082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000015850A Pending JP2001211403A (ja) 2000-01-25 2000-01-25 頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001211403A (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030613A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Pioneer Corporation 映像表示システムおよび映像表示方法
JP2007107962A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Yamamoto Denko Kk 測定対象物計測システム、及び送電線下離隔計測システム
JP2007251415A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nikon Corp 頭部装着型ディスプレイ
JP2007259252A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nikon Corp 位置調整ガイダンス用データ、記録媒体および装着型ディスプレイ装置
JP2007336166A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
JP2010278979A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Nhk Media Technology Inc 立体映像調整装置、立体映像調整システム、及びプログラム
JP2012156760A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Casio Comput Co Ltd 頭部装着型撮像装置
JP2012226355A (ja) * 2012-06-06 2012-11-15 Nikon Corp 頭部装着型ディスプレイ
JP2015158802A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 カメラ映像の視点位置補正によって、視差に起因する誤認を防止する方法とそれを実施するシステム
EP2937058A1 (de) * 2014-04-24 2015-10-28 Christof Ellerbrock Kopfgetragene plattform zur integration von virtualität in die realität
JP2016116066A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 セイコーエプソン株式会社 表示装置、及び、表示装置の制御方法
WO2016170854A1 (ja) * 2015-04-22 2016-10-27 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2016213663A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 セイコーエプソン株式会社 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
WO2017051595A1 (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2017094285A1 (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 距離計測デバイス
WO2017115587A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本電気株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
US10120194B2 (en) 2016-01-22 2018-11-06 Corning Incorporated Wide field personal display
US10306217B2 (en) 2015-04-17 2019-05-28 Seiko Epson Corporation Display device, control method for display device, and computer program
US10764503B2 (en) 2015-12-28 2020-09-01 Nec Corporation Information processing apparatus, control method, and program for outputting a guide for correcting a field of view of a camera
KR20200111370A (ko) * 2019-03-19 2020-09-29 한국광기술원 증강현실 구현을 위한 빔 스플리터 및 이를 포함한 증강현실 광학계
US10976551B2 (en) 2017-08-30 2021-04-13 Corning Incorporated Wide field personal display device
US11030443B2 (en) 2015-12-28 2021-06-08 Nec Corporation Information processing apparatus, control method, and program
CN113467731A (zh) * 2020-03-30 2021-10-01 精工爱普生株式会社 显示系统、信息处理装置和显示系统的显示控制方法
US11378804B2 (en) 2019-05-30 2022-07-05 Seiko Epson Corporation Wearable display device
US11550145B2 (en) 2019-01-16 2023-01-10 Korea Photonics Technology Institute Optical system for implementing augmented reality and device including the same
WO2023095717A1 (ja) * 2021-11-25 2023-06-01 ソニーグループ株式会社 表示装置、表示方法及び表示プログラム

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030613A1 (ja) * 2004-09-15 2006-03-23 Pioneer Corporation 映像表示システムおよび映像表示方法
US7907200B2 (en) 2004-09-15 2011-03-15 Pioneer Corporation Seamless image viewing system and method
JP2007107962A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Yamamoto Denko Kk 測定対象物計測システム、及び送電線下離隔計測システム
JP2007251415A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Nikon Corp 頭部装着型ディスプレイ
JP4572848B2 (ja) * 2006-03-14 2010-11-04 株式会社ニコン 頭部装着型ディスプレイ
JP2007259252A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nikon Corp 位置調整ガイダンス用データ、記録媒体および装着型ディスプレイ装置
JP4618177B2 (ja) * 2006-03-24 2011-01-26 株式会社ニコン 位置調整ガイダンス方法
JP2007336166A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
JP4622937B2 (ja) * 2006-06-14 2011-02-02 株式会社島津製作所 頭部装着型表示装置
JP2010278979A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Nhk Media Technology Inc 立体映像調整装置、立体映像調整システム、及びプログラム
JP2012156760A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Casio Comput Co Ltd 頭部装着型撮像装置
JP2012226355A (ja) * 2012-06-06 2012-11-15 Nikon Corp 頭部装着型ディスプレイ
JP2015158802A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 カメラ映像の視点位置補正によって、視差に起因する誤認を防止する方法とそれを実施するシステム
EP2937058A1 (de) * 2014-04-24 2015-10-28 Christof Ellerbrock Kopfgetragene plattform zur integration von virtualität in die realität
JP2016116066A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 セイコーエプソン株式会社 表示装置、及び、表示装置の制御方法
US10306217B2 (en) 2015-04-17 2019-05-28 Seiko Epson Corporation Display device, control method for display device, and computer program
WO2016170854A1 (ja) * 2015-04-22 2016-10-27 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JPWO2016170854A1 (ja) * 2015-04-22 2018-02-15 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
CN107431778A (zh) * 2015-04-22 2017-12-01 索尼公司 信息处理装置、信息处理方法和程序
JP2016213663A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 セイコーエプソン株式会社 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム
WO2017051595A1 (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2017094285A1 (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 距離計測デバイス
US10724859B2 (en) 2015-12-01 2020-07-28 Sony Interactive Entertainment Inc. Distance-measuring device
JPWO2017115587A1 (ja) * 2015-12-28 2018-11-08 日本電気株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
WO2017115587A1 (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 日本電気株式会社 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
US10764503B2 (en) 2015-12-28 2020-09-01 Nec Corporation Information processing apparatus, control method, and program for outputting a guide for correcting a field of view of a camera
US11030443B2 (en) 2015-12-28 2021-06-08 Nec Corporation Information processing apparatus, control method, and program
US10950002B2 (en) 2015-12-28 2021-03-16 Nec Corporation Information processing apparatus, control method, and program
US10120194B2 (en) 2016-01-22 2018-11-06 Corning Incorporated Wide field personal display
US10649210B2 (en) 2016-01-22 2020-05-12 Corning Incorporated Wide field personal display
US10976551B2 (en) 2017-08-30 2021-04-13 Corning Incorporated Wide field personal display device
US11550145B2 (en) 2019-01-16 2023-01-10 Korea Photonics Technology Institute Optical system for implementing augmented reality and device including the same
KR20200111370A (ko) * 2019-03-19 2020-09-29 한국광기술원 증강현실 구현을 위한 빔 스플리터 및 이를 포함한 증강현실 광학계
KR102321416B1 (ko) * 2019-03-19 2021-11-03 한국광기술원 증강현실 구현을 위한 빔 스플리터 및 이를 포함한 증강현실 광학계
US11378804B2 (en) 2019-05-30 2022-07-05 Seiko Epson Corporation Wearable display device
CN113467731A (zh) * 2020-03-30 2021-10-01 精工爱普生株式会社 显示系统、信息处理装置和显示系统的显示控制方法
CN113467731B (zh) * 2020-03-30 2023-06-02 精工爱普生株式会社 显示系统、信息处理装置和显示系统的显示控制方法
WO2023095717A1 (ja) * 2021-11-25 2023-06-01 ソニーグループ株式会社 表示装置、表示方法及び表示プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001211403A (ja) 頭部装着型表示装置及び頭部装着型表示システム
JP2023081930A (ja) アクティブアライメントを備えた拡張現実ディスプレイおよび対応する方法
US7369101B2 (en) Calibrating real and virtual views
JP3929384B2 (ja) ファインダ、撮影装置、マーカ提示部材、及び、キャリブレーションのための撮影方法
US6389153B1 (en) Distance information generator and display device using generated distance information
US20180217380A1 (en) Head-mounted display device and image display system
US20110234475A1 (en) Head-mounted display device
CN111295702A (zh) 虚像显示装置以及使用该装置的头戴式显示器
JPH10327433A (ja) 合成画像の表示装置
JP2006308674A (ja) 画像表示装置
TW201843494A (zh) 具有視訊透視之顯示系統
EP4055437A1 (en) System and method for displaying an object with depths
JP2018203245A (ja) 表示システム、電子ミラーシステム及び移動体
US11061237B2 (en) Display apparatus
JP2004205711A (ja) 表示装置
US20240073392A1 (en) Optical waveguide combiner systems and methods
JP2010124191A (ja) 映像表示装置
JP2017046233A (ja) 表示装置及び情報処理装置及びその制御方法
JPH06235885A (ja) 立体映像表示装置
JP2015007722A (ja) 画像表示装置
JP3425402B2 (ja) 立体画像を表示する装置および方法
JP2000310747A (ja) 画像観察装置
JPH02291787A (ja) 広視野表示装置
JP2017026893A (ja) 画像表示装置
JP4235291B2 (ja) 立体映像システム