JP2001211327A - データ処理方法及び装置、複写機、記録媒体 - Google Patents
データ処理方法及び装置、複写機、記録媒体Info
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Abstract
及び装置を提供する。 【解決手段】 画像データにウェーブレット変換を適用
し複数の分解レベルに分解し(101)、少なくとも2
つの分解レベルの係数を、各分解レベル毎に別々のスケ
ール依存パラメータを用いてスケーリングすることによ
り、少なくとも2つの分解レベルの係数を修正する(1
02)。
Description
に係り、特に、画像の鮮明化及び平滑化のためのデータ
処理方法及び装置に関する。
元のための基本技術である。画像の画質向上は、エッ
ジ、境界、コントラストなど、画像の特徴を強調するこ
とであり、ノイズ低減、エッジの尖鋭化及び鮮明化、フ
ィルタ処理、その他の周知の処理を含む。画像復元は、
観察された画像の劣化を最小限にするためのフィルタ処
理を含むことが多い。「A.K. Jain ,”Fundamentals o
f Digital Image Processing”」及び「 W. Pratt,”D
igital Image Processing”」を参照されたい。鮮明化
と平滑化は、デジタル写真技術や科学・医療映像技術に
よく利用される技術である。
スキングと呼ばれ、特殊なハイパスフィルタを用いて画
像をフィルタ処理する。アンシャープマスキングの1つ
の欠点は、画像中のノイズまでも鮮明化されてしまい、
適切な鮮明化度合の選択が容易でないため得られる出力
がしばしば「不自然」に見えることである。
ある。それらの鮮明化フィルタは、一般にオリジナル画
像のハイパスフィルタ処理によって画像中のエッジを強
調する。一般的な方法がアンシャープマスキングで、例
えば「 A.K. Jain,”Fundamentals of Digital Image P
rocessing”,Prentice Hall, 1989 」に解説されてい
る。
(x)の鮮明化画像fsharp(x)は、その画像の平滑化画像
(「アンシャープ後画像」)に勾配を強調した画像を加
算することによって得られる。すなわち、 fsharp(x):=fsmooth(x)+λfgradient(x) (1) ただし、λ>1は鮮明度パラメータである。λが増加す
るにつれて鮮明度が増す。画像f(x)を、ローパスフ
ィルタ処理画像flowとハイパスフィルタ処理画像f
highの和として記述できるならば、(1)式を次のよう
に表すことができる。 fsharp(x)=flow(x)+(λ−1)fhigh(x) (2) このアプローチにおけるローパスフィルタとハイパスフ
ィルタは固定フィルタである。このアプローチの1つの
問題は、どのようなフィルタサイズ、フィルタ係数、λ
の値が適切であるかが先験的には分からないことであ
る。λが大きすぎると、画像は不自然に見える。この問
題を解決するため、いくつかのフィルタを適用して最も
「自然」に見える出力を選ぶアプローチもある「 D. Bl
atner, S. Roth,”Real World Scanning and Halftone
s”,Peachpit Press,Inc.,Berkeley, 1993 」を参
照)。
でも鮮明化してしまうという問題を解決するため、「Pr
oceedings of the 1997 International Conference on
Image Processing (ICIP '97)」のpp. 267-270 に掲載
の A. Polesel,G. Rampoui とV.J. Mathews の論文”Ad
aptive Unsharp Masking for Contrast Enhancement”
に述べられているアプローチでは、画素ドメインにおい
て、エッジの強さ及び方向に依存する鮮明化パラメータ
を変更する適応的な方向成分をアンシャープマスキング
・フィルタに加える。このアンシャープマスキング・フ
ィルタは2次元のラプラシアンフィルタである。
ング法には、画像の最適な鮮明化度合を決定するという
課題がある。この課題に対する1つの解答が、1999
年2月2日に交付され、Hewlett-Packard 社(Palo Alt
o, California)に譲渡された”Apparatus and Method
for Determining the Appropriate Amount of Sharpeni
ng for an Image”なる表題の米国特許第 5,867,606 号
に述べられており、これはアンシャープマスキング法で
ラプラシアンフィルタを利用するためのものである。1
つの解決法として、鮮明化後の画像のフーリエ・スペク
トルをオリジナル画像の低解像度画像のスペクトルと比
較することによって、鮮明化パラメータλの大きさが決
定される。これには、アンシャープマスキング・フィル
タのほかに、離散ウェーブレット変換に比べ複雑な計算
を伴うオリジナル画像に対するフーリエ変換が必要であ
る。また、この手法に反映されるのは、1つの低解像度
画像のみである。
化のようなスキャン文書の鮮明化に関する問題は、「Pr
oceedings of the 1997 International Conference on
Image Processing (ICIP '97)」のpp. 326-329 に記載
された論文”Text and ImageSharpening of Scanned Im
ages in the JPEG Domain”で論じられている。提案さ
れた1つの解決策は、エンコード用量子化テーブルを高
い周波数を強調するようにスケーリングするというもの
である。そのスケーリング量は、対応したDCT係数に
含まれるエネルギーによって決まる。DCT関数はL
2(R)の基底を生じるだけで、より高度な平滑度空間、例
えばHoelder 空間Cα(R)の基底を生じないので、JP
EG圧縮は、JPEG圧縮画像における周知の問題点で
あるブロック歪みを生じる。これらの歪みは、DCT係
数のスケーリングにより、さらに強まることがある。
平均二乗誤差を最小にするなどの基準によってウェーブ
レット係数が修正された。しかし、これらのアプローチ
は、局所的規則性に関し画像の理論的平滑度特性を考慮
していないため、計算はさらに複雑である。
理された。このようなアプローチは、1998年9月8
日に交付されAgfa-Gevaert(Belgium)に譲渡された、”M
ethod and Apparatus for Contrast Enhancement”なる
表題の米国特許第 5,805,721号に記載されている。この
アプローチにおいては、画像は、様々な解像度のディテ
ール画像と1つのローパス画像とに分解される。この分
解はサブバンド分解ではなくラプラシアン・ピラミッド
分解であり、その再構成プロセスはディテール画像とロ
ーパス画像を単に加算することだけである。そのディテ
ール係数にウェーブレット係数の大きさに依存した因子
が乗じられる。この乗算は、ある単調関数の値を求める
ことで説明することができる。この関数は、べき乗則特
性を有するがスケールによって変化しない。再正規化ス
テップで、ディテール画像の画素は最初に同画像中の画
素の最大値によってまず正規化される。上記単調関数に
含まれるパラメータの選び方については全く論じられて
いない。
基準に基づいて行われた。例えば、エネルギー基準に基
づいたウェーブレット係数の修正による画像のコントラ
スト向上が、「Proceedings of the SPIE, Vol. 2762,
Orlando, Florida,1996」のpp. 566-574 に記載の X. Z
ong, A.F. Laine, E.A. Geiser 及び D.C. Wilsonの論
文”De-Noising and Contrast Enhancement Via Wavele
t Shrinkage and Nonlinear Adaptive Gain”に記載さ
れている。このアプローチの1つの問題は、個々のウェ
ーブレット係数毎に局所エネルギーの比較が実行される
ため、多くの計算が必要とされることである。また、修
正は臨界標本化ウェーブレット変換にしか適用されな
い。
は、以上に述べた従来技術の問題点の1つ以上を回避あ
るいは解決できる、鮮明化又は平滑化のためのデータ処
理方法及び装置を提供することにある。また、本発明の
もう1つの目的は、本発明のデータ処理方法を適用した
複写機を提供することにある。
の本発明の1つの特徴は、画像データなどの入力データ
にウェーブレット変換を適用して入力データを複数の分
解レベルに分解し、それら分解レベル中の少なくとも2
つの分解レベルにおける係数を、各分解レベル毎に別々
のスケール依存パラメータを用いてスケーリングするこ
とによって修正することである。
の特徴について、添付図面を参照し以下に詳細に説明す
る。
ルの鮮明化・平滑化手法について述べる。以下の記述中
に、特定のフィルタなど様々な具体例が提示される。し
かし、当業者には、そのような具体例によることなく本
発明を実施し得ることは明白であろう。一方、本発明を
分かりにくくしないため、周知の構造や装置はブロック
図の形で表され、詳細は示されない。
モリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズム及び
記号表現によって表された部分がある。このようなアル
ゴリズム記述及び表現は、データ処理技術分野におい
て、当業者が研究内容を他の当業者に最も効率的に伝え
るために用いる手段である。あるアルゴリズムがあり、
それが概して期待した結果に至る筋の通ったステップの
系列だと理解されるとする。これらステップは、物理量
の物理的処理を要するステップである。必ずという訳で
はないが、これらの物理量は記憶、転送、結合、比較、
その他処理が可能な電気的または磁気的信号の形をとる
のが普通である。これらの信号をビット、値、要素、記
号、文字、用語、数等で表わすのが、主に慣用上の理由
から便利な場合があることが分かっている。
語はすべて適切な物理量に関連付けられるべきであり、
また、それら物理量に付けた便宜上のラベルに過ぎない
ということに留意すべきである。以下の説明から明らか
なように、特に断わらない限り、”処理”、”演
算”、”計算”、”判定”、”表示”等の用語によって
論じられることは、コンピュータシステムのレジスタ及
びメモリの内部の物理的(電子的)な量として表現され
たデータを処理して、コンピュータシステムのメモリや
レジスタ、その他同様の情報記憶装置、情報伝送装置又
は表示装置の内部の同様に物理量として表現された他の
データへ変換する、コンピュータシステムや同様の電子
演算装置の作用及びプロセスを意味する。
めの装置にも関係するものである。このような装置は、
所要目的のために専用に作られてもよいし、内蔵のコン
ピュータ・プログラムによって選択駆動もしくは再構成
された汎用コンピュータであってもよい。そのようなコ
ンピュータ・プログラムは、コンピュータが読み取り可
能な記憶媒体、限定するわけではないが例えば、フロッ
ピー(登録商標)ディスク、光ディスク、CD−RO
M、光磁気ディスクなどの任意の種類のディスク、リー
ドオンリーメモリ(ROM)やランダムアクセスメモリ
(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード又
は光カードなど、すなわち電子的命令の記憶に適したコ
ンピュータのシステムバスに接続された任意種類の媒体
に格納してもよい。
本質的に、いかなる特定のコンピュータ、その他の装置
とも関わりがない。様々な汎用マシンを、ここに述べる
内容に従ったプログラムで使用し得るが、所要の方法の
ステップの実行のために、より特化した装置を作るほう
が好都合であるかもしれない。これら多様なシステムに
要求される構造は以下の説明から明らかになろう。さら
に、どのような特定のプログラミング言語とも関連付け
ることなく本発明を説明する。ここに述べる本発明の内
容を実現するために様々なプログラミング言語を使用し
得ることが理解されよう。
ブレットによる多重スケールの鮮明化及び平滑化のため
の手法をここに述べる。ここに述べる多重スケール鮮明
化・平滑化手法は、多重スケール・アンシャープマスキ
ングと呼ばれるが、前述した従来方法にとって代わる方
法となるものであり、実施が容易である。このアプロー
チは、ウェーブレット系の平滑度特性を利用して鮮明化
及び平滑化を実現する。
明化/平滑化パラメータを用いて、画像を様々な解像度
レベルについて鮮明化しまた平滑化する。一実施例にお
いては、ウェーブレット係数にスケール依存パラメータ
を乗ずることにより、ウェーブレット分解で多重スケー
ルの鮮明化・平滑化が実現される。図1は、画像データ
処理方法の一実施例を示す。この方法は処理ロジックに
よって実行されるが、この処理ロジックはハードウェア
でも、ソフトウェアでも、あるいはハードウェアとソフ
トウェアの組み合わせでもよい。図1を参照すると、プ
ロセスの最初で、画像データを多重分解レベルに分解す
るため、画像データにウェーブレット変換を適用する
(処理ブロック101)。この画像データに適用される
ウェーブレット変換は、例えば、臨界標本化離散ウェー
ブレット変換、超完備離散ウェーブレット変換、複素ウ
ェーブレット変換、臨界標本化ウェーブレット・パケッ
ト変換、あるいは超完備ウェーブレット・パケット変換
である。一実施例では、選択されたサブバンドについて
は臨界標本化変換によって、それ以外のサブバンドにつ
いては超完備変換によって、画像データは多重分解レベ
ルに変換される。
重分解レベルの係数を修正するため、それら分解レベル
の係数を、その各レベル毎に別々のスケール/レベル依
存パラメータを用いてスケーリングする(処理ブロック
102)。例えば、2レベルのスケーリングの場合、2
分解レベル中の1つの分解レベルの各係数は第1のスケ
ール依存パラメータを乗じられ、もう1つの分解レベル
の各係数は第2のスケール依存パラメータを乗じられ
る。
ラメータはそれぞれ次式により決定される。 μj=2j α (3) ここで、αの値(正値又は負値)によって係数に鮮明化
が適用されるか平滑化が適用されるかを指示し、jは特
定のスケール(レベル)を示す。一実施例では、αが0
より小さいときに係数に鮮明化が適用され、αが0より
大きいときに係数に平滑化が適用される。すなわち、μ
jが1より大きいときにはスケーリング操作の結果は平
滑化であり、μjが1より小さいときにはスケーリング
操作の結果は鮮明化である。再スケーリングは、スケー
リング係数ではなくウェーブレット(ディテール)係数
にのみ施される。画像の総エネルギーを保存するため、
ウェーブレット係数の再正規化が必要なこともある。
画像データに関する情報(知識)に基づいて選ばれる。
すなわち、画像から直接抽出された情報を、鮮明化パラ
メータ又は平滑化パラメータの選択に利用することがで
きる。例えば、入力データがステップ・エッジを表して
いるという情報を、鮮明度パラメータ又は平滑化パラメ
ータの選択に用いることができる。画像のソース、例え
ばスキャナに関する情報を、鮮明化パラメータ又は平滑
化パラメータの選択のための基準とすることもできる。
例えば、この情報はスキャナや他の画像ソースの点広が
り関数の情報であろう。別の実施例では、ある単調関数
に基づいてスケール依存パラメータを選ぶことができ
る。ウェーブレット係数のスケール間減衰の推定値に基
づいてスケール依存パラメータを選んでもよい。
明化及び/又は平滑化を行った後、処理ロジックはスケ
ーリングされた(及びスケーリングされなかった)係数
に対し逆変換を行う(処理ブロック103)。
のウェーブレット・ベースの画像処理方法と組み合わせ
ることができる。すなわち、多重スケール鮮明化・平滑
化をウェーブレット領域での他の画像処理ステップと組
み合わせることができる。エッジはシャープなまま保存
されるが平滑領域のノイズは除去されるということで、
ウェーブレット・ノイズ低減が有効であることが多くの
応用分野で明らかになっている。このノイズ低減は、ウ
ェーブレット係数の閾値処理によって簡単に行うことが
できる。適切な閾値処理方法としてハードな閾値処理と
ソフトな閾値処理がある。例えば、「Donoho, D.L.,”
De-noising by Soft-Thresholding”,IEEE Trans. Info
rm. Theory, 41(3):613-627, 1995 」を参照されたい。
あるスケーリング・パラメータを乗じ、かつ、同じ分解
レベルのある閾値以下の全係数を0又は0に近い値にセ
ットすることによって、ノイズ低減と鮮明化を同時に行
うことができる。一実施例では、係数の値がすべて所定
量だけ減らされるが、その所定量を単調関数によって得
ることもできる。その結果として得られた係数は、次に
スケール依存パラメータを乗じられる。
イズ低減と鮮明化/平滑化を組み合わせた方法の1つの
利点は、ノイズ低減用閾値が、ウェーブレット係数及び
入力データ量から直接的に計算でき、実際の信号には左
右されないことである。従来の鮮明化では「本来の」エ
ッジだけでなくノイズ画素まで鮮明化してしまうという
問題が生じるのに対し、ウェーブレット鮮明化・ノイズ
低減は、例えば、閾値を選び、この閾値以上の全係数に
μj=2j αを乗じ、かつ、ある閾値以下の全係数を0に
セットすることによって行うことができる。その結果、
例えばデジタル複写機で必要とされる信号に適応した平
滑化・鮮明化を容易に実現できる。
な白色ガウス雑音である。 Donohoと Johnstone によっ
て開発されたウェーブレットによるノイズ低減方法は、
最新のノイズ低減方法である。このノイズ低減は、ウェ
ーブレット係数を単に閾値処理することで行われる。そ
の閾値は、データのサイズNすなわち標本数(画像の場
合、標本数は画素数である)とノイズの標準偏差σのみ
に依存して決まり、 σ√(2 log N) である。後者のパラメータは、第1レベルのウェーブレ
ット係数の標準偏差から推定することができる。漸近的
には、Nが無限大に近づけば、この方法によって全ての
ノイズが除去されるはずである。しかしながら、実際的
には、データの有限であること又は閾値選択の違いによ
り、多少のノイズがデータに残ることがある。人間の視
覚系が、例えば画像中に存在するある種のノイズに強く
反応することも知られている。ここに述べたウェーブレ
ット係数の再スケーリング(鮮明化又は平滑化)の後
に、逆変換で残留白色雑音を色つきノイズに変換する
(例えば、残留ノイズに着色する)。
る必要があるかもしれない。この再正規化は、特に、以
下に詳述するように修正後のウェーブレット係数と元の
スケーリング係数のバランスを維持するためである。こ
の再正規化は、全レベル又はその一部レベルの係数にス
カラーを適用することによって行うことができる。一実
施例では、1つ以上の分解レベルの全係数に、再正規化
と鮮明化/平滑化を達成するように選んだスケール依存
パラメータを乗ずることによって、再正規化を鮮明化又
は平滑化と兼ねさせることができる。別の実施例では、
再正規化を実行するために、再スケーリング前のウエー
ブレット係数の範囲(例えば係数の最小値と最大値)を
計算してから再スケーリング(鮮明化又は平滑化)を行
う。それから、修正後の係数全体に、再スケーリング前
の元の範囲へ戻すスケーリングを行う(例えば、最小係
数値及び最大係数値で指定される元の範囲へ、平滑化後
の係数又は鮮明化後の係数を再マッピングする)。
実施例を示す。この方法は処理ロジックによって実行さ
れるが、この処理ロジックはハードウェアでも、ソフト
ウェアでも、あるいはハードウェアとソフトウェアの組
み合わせでもよい。図2を参照すると、プロセスの最初
で、処理ロジックは、画像データを多重分解レベルに分
解するため、画像データにウェーブレット変換を適用す
る(処理ブロック201)。
々な分解レベル及び帯域の係数を分類する(処理ブロッ
ク202)。この分類は省略可能である。一実施例で
は、所定の基準によって、係数は「テキスト」と「背
景」に分類される。その分類結果を、処理対象データの
種類を補償するように平滑化又は鮮明化を適応化させる
ために利用できる。
ルの係数に対するノイズ削減を行う(処理ブロック20
3)。
解レベルの係数を修正するため、それら分解レベルの分
類された係数を、その各レベル毎に別々のスケール(レ
ベル)依存パラメータを用いてスケーリングする(処理
ブロック102)。一実施例では、それらパラメータを
帯域依存パラメータとすることができる。1次元変換の
場合、各スケール(レベル)毎に1つの帯域(サブバン
ド)がある。2次元以上の変換の場合には、各帯域は1
の特定のスケール(レベル)及び方向である。例えば、
2次元変換では、第1スケール(レベル)、垂直方向デ
ィテール(ハイパス)、水平方向スムーズ(ローパス)
の帯域がある。
クは全レベル又は一部レベルの係数に対する再正規化を
行う(処理ブロック205)。再正規化を行った後、処
理ロジックは、スケーリングされた係数(及びスケーリ
ングされなかった係数)の逆変換を行う(処理ブロック
206)。
「本来の」エッジは様々なスケールでノイズ画素よりも
強調され、かつ平滑領域は様々なスケールで平滑化され
るという利点がある。また、これらの手法は、処理後の
画像の品質の点で従来のアンシャープマスキングより優
れている。
・平滑化手法の原理について以下に説明する。以上の成
果を離散ウェーブレット分解による多重スケール・アン
シャープマスキングを導き出すためにどのように利用で
きるか以下に説明する。
ットフィルタとする(H=ローパス、G=ハイパス)。
ここで、HとGは順方向変換に用いられ、H*とG*は逆
方向変換に用いられる。Z−変換領域において、2チャ
ネルの完全再構成フィルタバンクは次の条件を満たすも
のと考えられる(例えば、「G. Straug, T. Nguyen,”W
avelets and Filter Banks”,Wellesley-Cambridge Pr
ess, 1996 」参照)。 H*(z) H(z) + G*(z) G(z) = 2 z -m (4) H*(z) H(-z) + G*(z) G(-z) = 0. (5)
ている次式が任意の信号Xに対し成り立つ。 zmX(z) =1/2 [H*(z)H(z)X(z) + H*(z)H(-z)X(-z)]+1/2
[G*(z)G(z)X(z) + G*(z)G(-z)X(-z)].
とができる。 zmX(z) = F0 [X](z) + F1 [X](z). (6) フィルタH,Gが対称で0を中心としているならば、遅
延は0である。すなわちm=0である。
ィルタであるから、鮮明化された画像Fdwt-s(x)の定義
は次のように定式化される。 Xdwt-s[z] := F0[x](z) + μF1[x](Z). (7) ここで、ウェーブレット鮮明化パラメータμは、従来の
鮮明化方法の(1)式中のパラメータλと等しい。
ェーブレット係数を計算する場合、入力データXは特定
スケールjのスケーリング係数sjである。ウェーブレ
ット鮮明化パラメータμは、スケール毎に(つまりレベ
ル毎に)異ならせることができる。例えば「 Y. Meyer,
”Wavelets and Operators”,Cambridge UniversityPr
ess, Cambridge, WC, 1992」に記載されている平滑度空
間理論の結論から当然に導かれるのは、スケール依存鮮
明化パラメータを次のように選ぶことによって多重スケ
ール鮮明化を定義することである。 μj=2j α (α<O) (8) パラメータαは、 Hoelder レギュラリティとしての信
号の全体的平滑度を変化させる。
ケーリング係数sj dwt-sは次のように定義される。 sj dwt-s=F0[sj]+μjF1[sj] (9) 平滑度特性に関する理論的結論と同様、α<0にパラメ
ータを選べば画像が鮮明化される。αの範囲は、選ばれ
たウェーブレット系で決まる制約条件によって制限され
る。本方法のフィルタバンク構成の第1段のブロック図
を図3に示す。図3を参照すると、入力信号Xはローパ
ス(H)ウェーブレット・フィルタ301とハイパス
(G)ウェーブレット・フィルタ302に入力される。
フィルタ301,302の出力は間引きユニット30
3,304にそれぞれ結合され、間引きユニット30
3,304はフィルタ301,302より入力する信号
を2分の1に間引く(臨界サブサンプルされる)。線3
05は図3に示す系の分析部と合成部の境界を示す。図
示しないが、ローパス信号をフィルタ301,302に
繰り返し入力することにより、パラメータmμjを用い
て、それ以上の分解レベルを生成することができる。こ
のプロセスを繰り返して任意数(例えば、2,3,4,
5など)の分解レベルを生成することができる。
挿入することができる(本発明を分かりにくくしないた
め図示しない)。この符号器と復号器に、変換領域で実
行される全ての処理ロジック及び/又はルーチン(例え
ば、予測、量子化、符号化など)を含めることができ
る。
サブサンプルされた信号は(何らかの符号化と復号化の
後に)スケーリング・ユニット306に入力される。ス
ケーリング・ユニット306は、多重分解レベルの変換
信号に対し別々のスケール依存パラメータμを適用す
る。
サンプルされた変換信号と、スケーリング・ユニット3
06のスケーリング出力信号は、アップサンプリング・
ユニット307,308にそれぞれ入力され、これらア
ップサンプリング・ユニットはそれら変換信号を2倍に
アップサンプリングし(例えば各項の後に1つの0を挿
入する)、そして、それら信号をローパス逆ウェーブレ
ット変換フィルタ309とハイパス逆ウェーブレット変
換フィルタ310へそれぞれ送る。フィルタ309,3
10の出力を加算ユニット311によって合成すること
により、出力信号X1を生成する。加算ユニット311
は、その2つの入力を加算する。別の実施例では、加算
ユニット311は、メモリ(例えばフレームバッファ)
の互い違いのロケーションに情報を書き込む、すなわ
ち、合成出力が得られるように選ばれたアドレスを用い
て情報を格納する。
されたウェーブレット係数と元のスケーリング係数のバ
ランスを維持するため、ウェーブレット係数の再正規化
を利用することができる。一実施例では、この再正規化
は、修正された係数を√(nαγ)で除することによって
行われる。ここで、
囲の上限、αは選ばれた鮮明化パラメータである。次数
4の Daubechies-8 ウェーブレット系(フィルタ長=
8、γ= 1.596、α= -1.596 )の場合、正規化因子は
n Wavelets”,SIAM, Philadelphia, PA, 1992 」より
引用した様々な Daubechies ウェーブレット系の Hoeld
erレギュラリティとバニシング・モーメントを下記表1
に示す。
レギュラリティのうちの小さい方の値である。別の再正
規化手法を使用することもできる。
とは、ノイズ低減のような画像処理ステップにとって不
利であり、また、多重スケール平滑化・鮮明化にとって
も、同じエッジが、そのウェーブレット木における位置
関係によって違ったふうに平滑化又は鮮明化されること
があるため不利である。この不利な点を克服するため、
超完備(冗長)DWT(RDWTと記す)が選ばれ、こ
れは臨界標本化DWTより優れている。
合でも、以上に述べたアプローチと同じアプローチによ
り多重スケールのアンシャープマスキングを定義するこ
とができる。主たる相違点は、フィルタバンクのダウン
サンプリングとアップサンプリングのステップが省かれ
る点である。
は次式で与えられる。 x(z) = 1/2 (H* H[x](z) + G* G[x](Z)). (13) 図4に概略図を示す。図4を参照すると、入力信号X
は、ローパス・ウェーブレット変換フィルタ401とハ
イパス・ウェーブレット変換フィルタ402に入力され
る。フィルタ401の出力は偶数係数403と奇数係数
404に分けられ、また、フィルタ402の出力は偶数
係数405と奇数係数406に分けられる。間引きは行
われないことに注意されたい。図3の線305と同様、
線407は分析部と合成部の境界を表し、前述のように
符号化処理と復号化処理を含めることができる。また、
ローパス・フィルタ401から出力される係数をフィル
タ401,402に繰り返しフィードバックして多くの
分解レベルを生成することができる。
は、多重分解レベルの偶数係数及び奇数係数に対し、同
じスケール依存係数を適用する。スケーリング・ユニッ
ト408,409の出力とフィルタ401から出力され
る偶数係数及び奇数係数は、アップサンプリング・ユニ
ット410〜413でアップサンプリングされる。アッ
プサンプリング・ユニット410,411の出力はロー
パス逆変換フィルタ414,415の入力にそれぞれ接
続され、アップサンプリング・ユニット412,413
の出力はハイパス逆変換フィルタ416,417の入力
にそれぞれ接続される。逆変換フィルタ414〜417
の出力は除算ユニット418〜421に接続され、除算
ユニット418〜421は、それら出力を2で除して2
数の平均をとることにより超完備DWTの使用の補償を
する。再正規化はDWTの場合と同じラインに沿って実
行されるが、ウェーブレット系のγの値をおおよそ2倍
にする(表を参照)。
8,419の出力を加算し、加算ユニット423は除算
ユニット420,421の出力を加算する。加算ユニッ
ト424は、加算ユニット422,423の出力を加算
してX1信号を生成する。加算ユニット422〜424
は、例えば上に述べたように周知の作用させればよい。
ィルタバンクの第1段のフィルタH*H,G*GはHとG
の自己相関フィルタにすぎない。
性は、元のフィルタ H,H*,G,G*ではなく、それらの累次
形(Hj,H*j,Gj,G*jで表記)を用いて下記のように表さ
れる。 sj-1 (z) = 1/2 (H*jHj[sj-1] (z) + G*jGj [sj-1]
(z)). 臨界標本化の場合と同様、鮮明化画像xrdwt-sを次式の
ように定義できる。 xrdwt-s:=1/2 (H* H [x] +μG*G [X]). (14) μj = 2j αに選ぶことによって、スケールj=1で
は、鮮明化(α<0)後のスケーリング係数は次式によ
り求めることができる。 S1 rdwt-s=1/2 (H* H [S1] +μ1 G*G [S1]). (15) スケールj>1では、鮮明化後のスケーリング係数は次
式で定義される。 Sj rdwt-s= 1 / (2j+1) (H*jHj [Sj] +μjG*jG j[Sj]). (16) 超完備多重スケール鮮明化のためのフィルタバンク構成
が図4に示されている。図3に示した最大間引きのフィ
ルタバンクの構成と比較すれば、2分の1のダウンサン
プリングが省かれている。しかし、図3におけると同
様、ディテール係数はμjを乗じられる。臨界標本化D
WTに比べ、指数のとり得る範囲が拡大する。
正されたウェーブレット係数の正規化を行うことができ
る。再正規化はDWTと同じラインに沿って実行される
が、ウェーブレット系のσの値をおおよそ2倍にする。
超完備変換の場合、各値は下記の表2に示すように変わ
る。
ための多重スケール鮮明化と同じように、パラメータα
を0より大きな値に選ぶことによって、臨界標本化・超
完備ウェーブレット変換のための多重スケール鮮明化が
可能である。
平滑度が分かると、いくつか利点がある。入力データ
が、直交DWTを適用して得られたウェーブレット係数
の再スケーリングによるオリジナルデータの平滑化デー
タであるとすれば、ここに述べる手法でオリジナルデー
タを正確に復元できる。このことは、例えば、処理後の
入力データ中の平滑化されたステップエッジを元のステ
ップエッジに戻すことができるということである。
ケール平滑化・鮮明化は可逆的であるのに対し、RDW
Tは可逆的でない。その理由は、RDWTが直交変換で
ないこと、すなわち一般的には 1/2H(H*G[x] +μG*G[x]) +1/2G(H* H[x] +μG* G[x]) ≠H[x] +μG[x] (17) であるからである。
ル鮮明化・平滑化を行うプロセスの一実施例のフローチ
ャートを示す。図5を参照すると、このプロセスは、処
理ロジックが入力パラメータを取り込むことから始まる
(処理ブロック501)。一実施例では、この入力パラ
メータには、ウェーブレット系の種類、分解レベル数、
鮮明化/平滑化パラメータ、ノイズ低減方法が含まれ
る。ノイズ低減方法に関しては、ノイズ低減方法のため
の閾値が入力パラメータに含まれる。
ジックは、選ばれたウェーブレット系のための平滑度値
γを捜し(処理ブロック502)、前記式によって再正
規化因子を計算する(処理ブロック503)。γの値
は、各エントリーが別々のウェーブレット系に割り当て
られたルックアップ・テーブルに格納しておくことがで
きる。処理ブロック501〜503はプロセスの初期化
部分である。これらのステップは一度だけ実行され、そ
れ以外のステップは各画像毎に実行される。
ウェーブレット変換を実行する(処理ブロック50
4)。処理ロジックは、次に、ノイズ低減用の閾値を設
定する(処理ブロック505)。一実施例では、 Donoh
o - Johnstone の閾値がノイズ低減に用いられる場合に
は、処理ロジックはウェーブレット係数の標準偏差を計
算し、閾値を σ√(21ogN) に設定する。ここで、Nはデータの行と列のサイズ中の
最大値であり、σは第1レベルのウェーブレット係数の
標準偏差である。
第2レベルのウェーブレット変換を実行する(処理ロジ
ック5072)。処理ロジックは、第Lレベルのウェー
ブレット変換まで、残りのウェーブレット変換を実行す
る(処理ブロック507L)。
ックは閾値処理(ノイズ低減)及び再スケーリング(鮮
明化又は平滑化)を行うために、レベルjのウェーブレ
ット係数に 2 j α を乗じる(処理ブロック508)。その後、処理ロジッ
クはLレベルの逆変換を実行する(処理ブロック50
9)。
の説明図である。図6及び図7は、順方向と逆方向の離
散ウェーブレット変換(DWT)のための構成要素をそ
れぞれ示している。これらの構成要素は、図3中の同様
名称の要素と同様のものであることに注意されたい。図
8は、Lレベル分解の場合の順方向DWTの一実施例で
ある。図8を参照すると、入力Xは第1レベルの順方向
DWTブロック601に入力される。第1レベルの順方
向DWTブロック601の出力は、第2レベルの順方向
DWTブロック602に入力される。以下同様に、第L
レベルまでの他のレベルの分解が繰り返される。図9
は、Lレベル分解の場合の逆方向DWTと再スケーリン
グ(鮮明化/平滑化)を示す。図9を参照するが、各レ
ベルの逆方向DWT毎に1つの鮮明化/平滑化パラメー
タがあることに注意されたい。すなわち、同一レベルに
対し実行される全変換ステップのための鮮明化/平滑化
パラメータは同一である。
/平滑化の適用を示す。図10及び図11は、順方向及
び逆方向の冗長DWT(RDWT)のための構成要素を
それぞれ示す。図12は、Lレベル分解の場合の順方向
RDWTを示す。図13は、Lレベル分解の場合の全分
解レベルの逆方向RDWTと再スケーリング(鮮明化/
平滑化)を示している。図13を参照すると、各レベル
における処理要素各々のための再スケーリング・パラメ
ータは同一である。しかし、再スケーリング・パラメー
タはレベル毎に異ならせることができる。
データと出力データの平滑度に関する情報に応じて、パ
ラメータαを決定する色々な方法をとり得る。4つの異
なった方法を以下に述べるが、それ以外の方法を用いて
もよい。第1に、利用できる入力データがスキャナなど
の入力装置よりオリジナル・データを送出することによ
って得られたデータならば、データの Hoelder レギュ
ラリティはその入力装置の Hoelder レギュラリティで
ある。スキャナの場合、レギュラリティは点関数の平滑
度によって与えられる。オリジナル・データの平滑度が
βでスキャンされた入力データの平滑度がεであるとき
には、鮮明化パラメータは −(ε−β)とするのが妥当
な選択であろう。しかし、|ε−β|の値は、ウェーブ
レット系の Hoelder レギュラリティγを超えることは
許されない。よって、鮮明化パラメータは、β>γかつ
ε>γならばα=0、β≦γならば α=min(γ,ε)
−β 、でなければならない。
対応する Hoelder レギュラリティεをウェーブレット
係数のスケール間減衰から推定することができる。 Hoe
lderレギュラリティεは、定数C>0、スケールj、位
置kで
域に見られるようなステップ・エッジがオリジナル・デ
ータに含まれている場合には、そのオリジナルの平滑度
βは0に等しい。オリジナル・データの平滑度βが与え
られたとすると、鮮明化/平滑化パラメータαを常に 0
≦β+α≦γ に選ぶ必要がある。
−1を使用することができ、これには理論的根拠があ
る。画像は、平滑領域とステップ・エッジからなる関数
でモデル化することができる。この画像をスキャンする
ことにより、そのステップ・エッジがぼける。このぼけ
は、ガウス積分核や同様な性質の積分核を用いた畳み込
みでモデル化することができる。結果として、 Haar 系
の超完備ウェーブレット分解は、指数1で表されるウェ
ーブレット係数の減衰を招く。スキャン画像を鮮明化す
るため、すなわち、エッジの平滑化を打ち消すため、指
数α=−1が鮮明化パラメータ中の指数として選ばれ
る。前記(10)式中の正規化定数のパラメータγはγ
=1である。この場合、全体の分解レベルL=3では、
ウェーブレット係数を以下のように修正する必要があ
る。・第1レベルのウェーブレット係数に (2-1)/√(9/(28−4))=2.6458 を乗じる。 ・第2レベルのウェーブレット係数に (2-2)/√(9/(28−4))=1.3229 を乗じる。 ・第3レベルのウェーブレット係数に (2-3)/√(9/(28−4))=0.6614 を乗じる。
例えばデジタル複写機、デジタルカメラ、ファクシミリ
装置、プリンタなどにおける鮮明化パラメータを選ぶ一
般的方法について説明した。
応用は、ウェーブレット係数に応じて適応的な平滑化又
は鮮明化を行うことである。すなわち、超完備 Haar 系
で、選択された係数だけが2j α(α<0)を乗じられ
ることにより鮮明化され、平滑領域の係数が2j β(β
>0)を乗じられることにより平滑化される。
す。図14を参照すると、スキャナ801又は他の中間
調画像ソース802が画像を分類ユニット803へ供給
し、この分類ユニットはその画像データをテキストと背
景に分類する。分類ユニット803の出力はスケーリン
グ・ユニット804に取り込まれ、同ユニットは分類さ
れた画素に応じた平滑化又は鮮明化を行う。分類を使用
し、その分類結果を鮮明化/平滑化の基準とすることは
必須ではないことに注意されたい。スケーリング・ユニ
ット804の出力は、他の処理(例えば、ダウンサンプ
リング、ガンマ補正、中間調処理など)を実行する処理
ユニット805に接続される。処理ユニット805の出
力はプリンタ806に取り込まれ、プリンタ806は画
像を印刷する。
本発明の多くの変更及び修正が明白になるであろうか
ら、説明のために図示及び記述したいずれの実施例も決
して限定を意図したものではないと理解すべきである。
によれば、画像などの鮮明化/平滑化のための従来技術
の問題点の1つ以上を解決することができる等の効果を
得られる。
ャートである。
ローチャートである。
アンシャープマスキングの第1レベルのフィルタバンク
構成を示すブロック図である。
ール・アンシャープマスキングの第1レベルのフィルタ
構成を示すブロック図である。
滑化のプロセスの一実施例を示すフローチャートであ
る。
る。
る。
ある。
(鮮明化/平滑化)の説明図である。
ある。
ある。
である。
Claims (87)
- 【請求項1】 入力データを取り込み、 前記入力データに対し多重スケールのアンシャープマス
キングを実行する、ことを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項2】 入力データを処理する方法であって、 前記入力データにウェーブレット変換を適用することに
より前記入力データを複数の分解レベルに分解し、 前記複数の分解レベル中の少なくとも2つの分解レベル
の係数を、それら各分解レベル毎に別々のスケール依存
パラメータを用いてスケーリングすることにより、前記
少なくとも2つの分解レベルの係数を修正する、ことを
特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項3】 前記入力データは画像データであること
を特徴とする請求項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項4】 ウェーブレット係数のみがスケーリング
されることを特徴とする請求項2記載のデータ処理方
法。 - 【請求項5】 係数の修正は、前記複数の分解レベル中
の1つの分解レベルの各係数に第1のスケール依存パラ
メータを乗じ、かつ、前記複数の分解レベル中のもう1
つの分解レベルの各係数に第2のスケール依存パラメー
タを乗じることからなる、ことを特徴とする請求項2記
載のデータ処理方法。 - 【請求項6】 前記別々のスケール依存パラメータはそ
れぞれ次式により決定され、 μj= 2 j α 式中、αの値は鮮明化と平滑化のいずれが係数に適用さ
れるか指示し、jはスケールを示す、ことを特徴とする
請求項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項7】 αが0より小さいときに係数に鮮明化が
適用され、αが0より大きいときに係数に平滑化が適用
される、ことを特徴とする請求項6記載のデータ処理方
法。 - 【請求項8】 係数の修正により、スケール依存パラメ
ータがある遷移値より大きい場合には係数が平滑化さ
れ、スケール依存パラメータが前記遷移値より小さい場
合には係数が鮮明化される、ことを特徴とする請求項2
記載のデータ処理方法。 - 【請求項9】 前記遷移値は1である、ことを特徴とす
る請求項8記載のデータ処理方法。 - 【請求項10】 前記ウェーブレット変換は臨界標本化
離散ウェーブレット変換である、ことを特徴とする請求
項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項11】 前記ウェーブレット変換は超完備離散
ウェーブレット変換である、ことを特徴とする請求項2
記載のデータ処理方法。 - 【請求項12】 前記ウェーブレット変換は複素ウェー
ブレット変換である、ことを特徴とする請求項2記載の
データ処理方法。 - 【請求項13】 前記ウェーブレット変換は臨界標本化
ウェーブレット・パケット変換である、ことを特徴とす
る請求項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項14】 前記ウェーブレット変換は超完備ウェ
ーブレット・パケット変換である、ことを特徴とする請
求項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項15】 画像データの分解は入力データに変換
を適用することからなり、前記変換は選ばれたサブバン
ドに対して超完備変換である、ことを特徴とする請求項
2記載のデータ処理方法。 - 【請求項16】 前記入力データに関する情報及び前記
画像ソースに関する情報に基づいて前記スケール依存パ
ラメータを選択する、ことを特徴とする請求項2記載の
データ処理方法。 - 【請求項17】 前記画像ソースに関する情報は前記画
像ソースのモデル点広がり関数である、ことを特徴とす
る請求項16記載のデータ処理方法。 - 【請求項18】 前記データに関する情報は前記データ
にステップ・エッジが含まれていることを示すものであ
る、ことを特徴とする請求項16記載のデータ処理方
法。 - 【請求項19】 前記スケール依存パラメータの選択
は、ウェーブレット係数のスケール間減衰の推定値に基
づいてなされる、ことを特徴とする請求項16記載のデ
ータ処理方法。 - 【請求項20】 係数に対しスケーリングが行われた後
に逆変換を行う、ことを特徴とする請求項2記載のデー
タ処理方法。 - 【請求項21】 前記ウェーブレット変換を適用した後
にノイズ低減を行う、ことを特徴とする請求項2記載の
データ処理方法。 - 【請求項22】 前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルにおける所定閾値以上の全ての係数を増大させ、
かつ、それ以外の係数を0に近い値に設定することによ
って、ノイズ低減を係数のスケーリングの一部として行
う、ことを特徴とする請求項21記載のデータ処理方
法。 - 【請求項23】 前記0に近い値は0である、ことを特
徴とする請求項22記載のデータ処理方法。 - 【請求項24】 全ての係数を0に近い値へ所定量だけ
減少させ、次に、前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルにおける所定の閾値以上の全ての係数を増大さ
せ、かつ、全ての係数を0に近い値へ所定量だけ減少さ
せることによって、ノイズ低減を係数のスケーリングの
一部として行う、ことを特徴とする請求項21記載のデ
ータ処理方法。 - 【請求項25】 前記0に近い値は0である、ことを特
徴とする請求項24記載のデータ処理方法。 - 【請求項26】 係数のスケーリング後に残留している
ノイズに着色する、ことを特徴とする請求項21記載の
データ処理方法。 - 【請求項27】 前記別々のスケール依存パラメータは
所要の平滑度及び鮮明度に基づくものである、ことを特
徴とする請求項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項28】 係数を再正規化する、ことを特徴とす
る請求項2記載のデータ処理方法。 - 【請求項29】 係数の再正規化は少なくとも1つの分
解レベルの係数にスカラーを適用することからなる、こ
とを特徴とする請求項28記載のデータ処理方法。 - 【請求項30】 前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルの全係数に、再正規化を達成するために選ばれた
スケール依存パラメータを乗ずることによって、係数の
スケーリングの一部として係数の再正規化が行われる、
ことを特徴とする請求項28記載のデータ処理方法。 - 【請求項31】 再スケーリング前のウェーブレット係
数の範囲を計算して再スケーリングを行い、修正された
係数を再スケーリング前の範囲へ戻すようにスケーリン
グすることによって、係数の再正規化が係数のスケーリ
ングの一部として行われる、ことを特徴とする請求項2
8記載のデータ処理方法。 - 【請求項32】 前記スケール依存パラメータは単調関
数からなる、ことを特徴とする請求項2記載のデータ処
理方法。 - 【請求項33】 ウェーブレット係数を複数の種類に分
類する、ことを特徴とする請求項2記載のデータ処理方
法。 - 【請求項34】 前記種類はテキストと背景である、こ
とを特徴とする請求項33記載のデータ処理方法。 - 【請求項35】 入力データを処理する方法であって、 前記入力データにウェーブレット変換を適用することに
よって前記入力データを複数の分解レベルに分解し、 前記複数の分解レベル中の少なくとも1つの分解レベル
の係数に対するノイズ低減を行い、 前記複数の分解レベル中の少なくとも2つの分解レベル
の係数を、それら各分解レベル毎に別々のスケール依存
パラメータを使ってスケーリングすることによって、前
記少なくとも2つの分解レベルの係数を修正し、 係数に対する再正規化を行い、 係数を逆変換する、ことを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項36】 前記入力データは画像データである、
ことを特徴とする請求項35記載のデータ処理方法。 - 【請求項37】 係数の修正は、前記複数の分解レベル
中の1つの分解レベルの各係数に第1のスケール依存パ
ラメータを乗じ、もう1つの分解レベルの各係数に第2
のスケール依存パラメータを乗じることからなる、こと
を特徴とする請求項35記載のデータ処理方法。 - 【請求項38】 前記別々のスケール依存パラメータは
それぞれ次式により決定され、 μj= 2j α 式中、αの値は鮮明化と平滑化のいずれが係数に適用さ
れるか指示し、jは特定のスケールを示す、ことを特徴
とする請求項36記載のデータ処理方法。 - 【請求項39】 αが0より小さいときに係数に鮮明化
が適用され、αが0より大きいときに係数に平滑化が適
用される、ことを特徴とする請求項38記載のデータ処
理方法。 - 【請求項40】 係数の修正により、スケール依存パラ
メータがある遷移値より大きい場合には係数が平滑化さ
れ、スケール依存パラメータが前記遷移値より小さい場
合には係数が鮮明化される、ことを特徴とする請求項3
5記載のデータ処理方法。 - 【請求項41】 前記遷移値は1である、ことを特徴と
する請求項40記載のデータ処理方法。 - 【請求項42】 前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルにおける所定閾値以上の全ての係数を増大させ、
それ以外の係数を0に近い値に設定することによって、
ノイズ低減と鮮明化を同時に行う、ことを特徴とする請
求項35記載のデータ処理方法。 - 【請求項43】 前記0に近い値は0である、ことを特
徴とする請求項42記載のデータ処理方法。 - 【請求項44】 全ての係数を0に近い値へ所定量だけ
減少させ、次に、前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルにおける所定閾値以上の全ての係数を増大させ、
かつ、全ての係数を0に近い値へ所定量だけ減少させる
ことによって、ノイズ低減を係数のスケーリングの一部
として行う、ことを特徴とする請求項35記載のデータ
処理方法。 - 【請求項45】 前記0に近い値は0である、ことを特
徴とする請求項44記載のデータ処理方法。 - 【請求項46】 係数のスケーリング後に残留している
ノイズに着色する、ことを特徴とする請求項44記載の
データ処理方法。 - 【請求項47】 少なくとも1つの分解レベルの係数に
スカラーを適用することによって係数を再正規化する、
ことを特徴とする請求項35記載のデータ処理方法。 - 【請求項48】 前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルの係数に、再正規化を達成するために選ばれたス
ケール依存パラメータを乗ずることによって、係数のス
ケーリングの一部として係数の再正規化が行われる、こ
とを特徴とする請求項47記載のデータ処理方法。 - 【請求項49】 入力データを処理する方法であって、 前記入力データにウェーブレット変換を適用することに
より前記入力データを複数の分解レベルに分解し、 別々の分解レベルの係数に別々のスケール依存パラメー
タを乗じることにより、エッジをノイズ係数よりも強調
する、ことを特徴とするデータ処理方法。 - 【請求項50】 入力データを処理する方法であって、 前記入力データにウェーブレット変換を適用することに
より前記入力データを複数の分解レベルに分解し、 別々の分解レベルの係数に別々のスケール依存パラメー
タを乗じることにより、選択された係数を選択されない
係数よりも平滑化する、ことを特徴とするデータ処理方
法。 - 【請求項51】 前記選択された係数は背景の係数であ
る、ことを特徴とする請求項50記載のデータ処理方
法。 - 【請求項52】 前記選択された係数は不変領域からな
る、ことを特徴とする請求項50記載のデータ処理方
法。 - 【請求項53】 入力データを処理する装置であって、 前記入力データにウェーブレット変換を適用することに
より前記入力データを複数の分解レベルに分解する手段
と、 前記複数の分解レベル中の少なくとも2つの分解レベル
の係数を、その各分解レベル毎に別々のスケール依存パ
ラメータを用いてスケーリングすることにより、前記少
なくとも2つの分解レベルの係数を修正する手段とを有
することを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項54】 前記入力データは画像データである、
ことを特徴とする請求項53記載のデータ処理装置。 - 【請求項55】 前記係数を修正する手段は、前記複数
の分解レベル中の1つの分解レベルの各係数に第1のス
ケール依存パラメータを乗じる手段と、前記複数の分解
レベル中のもう1つの分解レベルの各係数に第2のスケ
ール依存パラメータを乗じる手段とからなることを特徴
する請求項53記載のデータ処理装置。 - 【請求項56】 前記別々のスケール依存パラメータは
それぞれ次式により決定され、 μj= 2 j α 式中、αの値は鮮明化と平滑化のいずれが係数に適用さ
れるか指示し、jは特定のスケールを示すことを特徴と
する請求項53記載のデータ処理装置。 - 【請求項57】 前記修正の手段は、αが0より小さい
ときに係数に鮮明化を適用し、αが0より大きいときに
係数に平滑化を適用することを特徴とする請求項56記
載のデータ処理装置。 - 【請求項58】 係数の修正により、スケール依存パラ
メータがある遷移値より大きい場合には係数が平滑化さ
れ、スケール依存パラメータが前記遷移値より小さい場
合には係数が鮮明化されることを特徴とする請求項53
記載のデータ処理装置。 - 【請求項59】 前記遷移値は1であることを特徴とす
る請求項58記載のデータ処理装置。 - 【請求項60】 スケーリングが行われた後に係数の逆
変換を行う手段をさらに有することを特徴とする請求項
53記載のデータ処理装置。 - 【請求項61】 ウェーブレット変換を適用後にノイズ
低減を行う手段をさらに有することを特徴とする請求項
53記載のデータ処理装置。 - 【請求項62】 前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルにおける所定閾値以上の全ての係数を増大させ、
それ以外の係数を0に近い値に設定することにより、係
数のスケーリングの一部としてノイズ低減を行う手段を
さらに有することを特徴とする請求項53記載のデータ
処理装置。 - 【請求項63】 前記0に近い値は0であることを特徴
とする請求項62記載のデータ処理装置。 - 【請求項64】 全ての係数を0に近い値へ所定量だけ
減少させ、次に、前記複数の分解レベル中の1つの分解
レベルにおける所定閾値以上の全ての係数を増大させ、
かつ、全ての係数を0に近い値へ所定量だけ減少させる
ことによって、ノイズ低減を係数のスケーリングの一部
として行う手段をさらに有することを特徴とする請求項
53記載のデータ処理装置。 - 【請求項65】 前記0に近い値は0であることを特徴
とする請求項64記載のデータ処理装置。 - 【請求項66】 係数を再正規化する手段をさらに有す
ることを特徴とする請求項53記載のデータ処理装置。 - 【請求項67】 係数を再正規化する手段は、少なくと
も1つの分解レベルの係数にスカラーを適用する手段か
らなることを特徴とする請求項66記載のデータ処理装
置。 - 【請求項68】 係数を再正規化する手段は、前記複数
の分解レベル中の1つの分解レベルの全ての係数に、再
正規化を達成するために選ばれたスケール依存パラメー
タを乗ずることによって、係数のスケーリングの一部と
して作用する、ことを特徴とする請求項66記載のデー
タ処理装置。 - 【請求項69】 実行可能な命令群を格納した記録媒体
であって、前記命令群は1つ以上の処理装置で実行され
た時に、該1つ以上の処理装置をして、 入力データにウェーブレット変換を適用することにより
前記入力データを複数の分解レベルに分解し、 前記複数の分解レベル中の少なくとも2つの分解レベル
の係数を、その各分解レベル毎に別々のスケール依存パ
ラメータを用いてスケーリングすることにより、前記少
なくとも2つの分解レベルの係数を修正する、ことを特
徴とする記録媒体。 - 【請求項70】 前記命令群は、前記1つ以上の処理装
置をして、前記分解レベル中の1つの分解レベルの各係
数に第1のスケール依存パラメータを乗じ、前記分解レ
ベル中のもう1つの分解レベルの各係数に第2のスケー
ル依存パラメータを乗じる命令群をさらに含む、ことを
特徴する請求項69記載の記録媒体。 - 【請求項71】 前記別々のスケール依存パラメータは
それぞれ次式により決定され、 μj= 2 j α 式中、αの値は鮮明化と平滑化のいずれが係数に適用さ
れるか指示し、jは特定のスケールを示すことを特徴と
する請求項69記載の記録媒体。 - 【請求項72】 αが0より小さいときに係数に鮮明化
が適用され、αが0より大きいときに係数に平滑化が適
用される、ことを特徴とする請求項71記載の記録媒
体。 - 【請求項73】 係数の修正により、スケール依存パラ
メータがある遷移値より大きい場合には係数が平滑化さ
れ、スケール依存パラメータが前記遷移値より小さい場
合には係数が鮮明化される、ことを特徴とする請求項6
9記載の記録媒体。 - 【請求項74】 前記遷移値は1であることを特徴とす
る請求項73記載の記録媒体。 - 【請求項75】 入力データを処理する装置であって、 前記入力データを複数の分解レベルの係数へ変換する順
方向ウェーブレット・フィルタ、 前記複数の分解レベル中の少なくとも2つの分解レベル
の係数を、その各分解レベル毎に別々のスケール依存パ
ラメータを用いてスケーリングすることにより、前記少
なくとも2つの分解レベルの係数を修正するスケーリン
グ・ユニット、 前記スケーリング・ユニットと接続された逆方向ウェー
ブレット・フィルタ、を有することを特徴とするデータ
処理装置。 - 【請求項76】 前記入力データは画像データであるこ
とを特徴とする請求項75記載のデータ処理装置。 - 【請求項77】 前記スケーリング・ユニットは、前記
複数の分解レベル中の1つの分解レベルの各係数に第1
のスケール依存パラメータを乗じ、前記分解レベル中の
もう1つの分解レベルの各係数に第2のスケール依存パ
ラメータを乗じることを特徴とする請求項75記載のデ
ータ処理装置。 - 【請求項78】 前記別々のスケール依存パラメータは
それぞれ次式により決定され、 μj= 2 j α 式中、αの値は鮮明化と平滑化のいずれが係数に適用さ
れるか指示し、jは特定のスケールを示すことを特徴と
する請求項75記載のデータ処理装置。 - 【請求項79】 前記スケーリング・ユニットは、αが
0より小さい場合に係数に鮮明化を適用し、αが0より
大きい場合に係数に平滑化を適用することを特徴とする
請求項78記載のデータ処理装置。 - 【請求項80】 係数の修正により、スケール依存パラ
メータがある遷移値より大きい場合には係数が平滑化さ
れ、スケール依存パラメータが前記遷移値より小さい場
合には係数が鮮明化されることを特徴とする請求項75
記載のデータ処理装置。 - 【請求項81】 前記遷移値は1であることを特徴とす
る請求項80記載のデータ処理装置。 - 【請求項82】 画像ソース、 前記画像ソースと接続された分類ユニット、 前記分類ユニットと接続されたスケーリング・ユニッ
ト、 前記スケーリング・ユニットと接続されたプリンタを有
し、 前記スケーリング・ユニットは、 画像データを複数の分解レベルの係数へ変換する順方向
ウェーブレットフィルタと、 前記複数の分解レベル中の少なくとも2つの分解レベル
の係数を、その各分解レベル毎に別々のスケール依存パ
ラメータを用いてスケーリングすることにより、前記少
なくとも2つの分解レベルの係数を修正するスケーリン
グ手段と、 前記スケーリング手段に接続された逆方向ウェーブレッ
トフィルタとからなる、ことを特徴とする複写機。 - 【請求項83】 前記スケーリング手段は、前記複数の
分解レベル中の1つの分解レベルの各係数に第1のスケ
ール依存パラメータを乗じ、前記分解レベル中のもう1
つの分解レベルの各係数に第2のスケール依存パラメー
タを乗じることを特徴とする請求項82記載の複写機。 - 【請求項84】 前記別々のスケール依存パラメータは
それぞれ次式により決定され、 μj= 2j α 式中、αの値は鮮明化と平滑化のいずれが係数に適用さ
れるか指示し、jは特定のスケールを示すことを特徴と
する請求項82記載の複写機。 - 【請求項85】 前記スケーリング手段は、αが0より
小さい場合に係数に鮮明化を適用し、αが0より大きい
場合に係数に平滑化を適用することを特徴とする請求項
84記載の複写機。 - 【請求項86】 係数の修正により、スケール依存パラ
メータがある遷移値より大きい場合には係数が平滑化さ
れ、スケール依存パラメータが前記遷移値より小さい場
合には係数が鮮明化されることを特徴とする請求項82
記載の複写機。 - 【請求項87】 前記遷移値は1であることを特徴とす
る請求項86記載の複写機。
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