JP2001211319A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

Info

Publication number
JP2001211319A
JP2001211319A JP2000019702A JP2000019702A JP2001211319A JP 2001211319 A JP2001211319 A JP 2001211319A JP 2000019702 A JP2000019702 A JP 2000019702A JP 2000019702 A JP2000019702 A JP 2000019702A JP 2001211319 A JP2001211319 A JP 2001211319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microdot
predetermined
candidate point
density
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000019702A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Kaneshiro
金城  直人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000019702A priority Critical patent/JP2001211319A/ja
Publication of JP2001211319A publication Critical patent/JP2001211319A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない計算量で画像データ中のマイクロドット
を精度良く検出する。 【解決手段】予め、所定の配置でマイクロドットが埋め
込まれた画像データを読み込み、該画像データより、前
記マイクロドットを検出する際、前記画像データに対し
所定のフィルタ処理を施し、第一のマイクロドット候補
点を検出し、前記第一のマイクロドット候補点より、前
記所定のマイクロドット配置に応じた所定の距離および
方向について、次のマイクロドット候補点を探索するマ
イクロドット候補点探索処理を行い、所定の間隔で並ぶ
所定個数のマイクロドット候補点を検出した場合に、こ
れらのマイクロドット候補点はマイクロドットであると
判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データととも
に、画像データ中に埋め込まれた画像以外の情報を読み
出す画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コピー機の発達に伴い、様々な場
所でコピー機が広く使用されており、重要書類や機密書
類をコピーする場合も多い。また、これらの重要書類等
がコピーにより偽造される等の問題もあり、従来からこ
のような書類のコピー規制あるいはコピー防止のための
対策がいろいろ講じられている。例えば、用紙の表面
に、背景パターンと異なる網点によって構成された文字
等の潜像を、肉眼では識別困難なように印刷しておき、
これをコピーした場合に、今まで背景パターンによって
隠れていた文字等の潜像が浮かび上がって来るようにし
て、それがコピーによる偽物であることを示すようにし
てコピー防止を図ったものがよく知られている。
【0003】また、最近では、カラーコピー機による、
より精巧な複写が可能となっており、コピー防止対策の
重要性が増している。例えば、特開平9−226228
号公報には、マイクロドット(イエロードット)を原稿
に付加し、その検出によりコピー防止対象の判定を行う
ようにしたものが開示されている。これは、マイクロド
ット画像の候補点を、その周辺画素から求める色の予測
値との関係で検出し、次に候補点の並び方を、フーリエ
変換処理を用いて、空間周波数の特徴から検出し、マイ
クロドットパターンが検出された場合には、自動的にプ
リンタを非作動状態にしてコピーを禁止するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の、視認不可能な潜像を背景に印刷しておき、コ
ピーした場合にこれが浮かび上がって来るようにしたも
のは、偽物防止効果はあるが、コピーそのものを禁止す
るものではないため、秘密書類に対しては効果が薄い。
また、前記特開平9−226228号公報に記載された
ものでは、マイクロドットを精度良く検出するために
は、ある程度の所定面積について、全画素レベルでの処
理が必要となり、計算量が大きくなってしまうという問
題がある。
【0005】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、少ない計算量で、画像データ中に埋め込
まれたコピー防止信号等の画像以外の情報を精度良く検
出することのできる画像処理方法を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、予め、所定の配置でマイクロドットが埋
め込まれた画像データを読み込み、該画像データより、
前記マイクロドットを検出する画像処理方法であって、
前記画像データに対し所定のフィルタ処理を施し、第一
のマイクロドット候補点を検出し、前記第一のマイクロ
ドット候補点より、前記所定のマイクロドット配置に応
じた所定の距離および方向について、次のマイクロドッ
ト候補点を探索するマイクロドット候補点探索処理を行
い、所定の間隔で並ぶ所定個数のマイクロドット候補点
を検出した場合に、これらのマイクロドット候補点はマ
イクロドットであると判定することを特徴とする画像処
理方法を提供する。
【0007】また、前記マイクロドット候補点探索処理
を、画面上の所定の複数位置に設けられたマイクロドッ
ト検出用の所定の処理範囲において実行し、少なくとも
1つ以上の前記処理範囲において、マイクロドット候補
点が所定個数以上検出された場合に、前記マイクロドッ
ト候補点は、マイクロドットであると判定することが好
ましい。
【0008】また、前記画像データの局所的濃度分布に
より、前記マイクロドットのサイズ、濃度および密度の
うち少なくともいずれか1つを変更するようにしたこと
が好ましい。
【0009】また、前記画像データの局所的形状によ
り、前記マイクロドットのサイズ、濃度および密度のう
ち少なくともいずれか1つを変更するようにしたことが
好ましい。
【0010】さらに、前記画像データ中の顔抽出エリア
については、視覚されにくい様に前記マイクロドットの
サイズ、濃度および密度のうち少なくともいずれか1つ
を変更するようにしたことが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理方法
について、添付の図面に示される好適実施形態を基に、
詳細に説明する。
【0012】本実施形態は、写真プリントを画像読取装
置(スキャナ)でデジタルデータとして読み取り、必要
に応じて所定の画像処理を施し複製(コピー)画像とし
て出力する際、画像中に埋め込まれた、画像以外の情報
であるマイクロドットを検出することにより、その写真
がコピー禁止であるか否かを判定し、コピー禁止である
と判定した場合にはその写真のコピーを行わないように
して、写真のコピーを防止するものである。以下、本実
施形態における画像処理方法について、写真のコピー防
止方法を例にとり説明する。
【0013】写真プリントのコピーを防止するために
は、予め、一定間隔で全面に、微小なイエローのドット
(マイクロドット)を露光したペーパー(印画紙)に写
真を焼き付けておく必要がある。このイエロードット
は、大きさが直径約50μ位で、2.5mm間隔でペーパ
ー全面にびっしり載っている。マイクロドットとしてイ
エローのドットを用いるのは、イエローが人間の目に最
も識別しにくいからであり、さらにサイズをできるだけ
小さくして画像に影響を与えないようにしている。画像
以外の情報としてこのようなイエロードットがちりばめ
られたペーパーに焼き付けることにより、写真プリント
のコピー禁止の指定がされた(コピープロテクトがかけ
られた)ということになる。このような写真プリントを
読み込んで、イエロードットが検出されるとコピー禁止
であると判定され、その写真のコピーは禁止される。
【0014】図1に、イエロードットを検出しコピーを
禁止する、コピー防止方法の処理の流れを示す。まず、
ステップ100で、写真プリントをスキャナで読み取
る。本実施形態では、この読み取りの画素密度は400
dpiとする。この画像読み取りは、画像をデジタルデ
ータとして取り込むことができるものであれば、特に限
定されるものではない。このような読み取り画像とし
て、例えば、富士写真フイルム社製超高画質プリンタ
「ピクトロスタットデジタル(PSD)400」によ
り、いわゆるファインスキャンされた画像が好適に例示
される。
【0015】図2に、ステップ100で読み込まれた画
像の一例を示す。次に、ステップ110において、図2
に示す読み取り画像10において、イエロードットを検
出するための処理範囲を設定する。この画像10の、全
画面の大きさは、X軸方向3400画素、Y軸方向45
00画素であるとする。図2に示すように、この処理範
囲12は、例えば、画像(主要被写体)の周辺部に、位
置固定で、6箇所程度、局所的領域に限定して設定され
る。各処理範囲12の位置は、例えば、図2に示すよう
に、左上の位置(座標)を(X,Y)=(0,0)とす
るとき、各処理範囲12の中心の画素の位置(座標)
が、全画面に対する比率(%)で表したときに、それぞ
れ、(X,Y)=(20,20)、(20,50)、
(20,80)、(80,20)、(80,50)、
(80,80)という比率を有する位置となるように設
定される。
【0016】各処理範囲12は、例えば、図3(a)に
示すように、X軸方向250画素、Y軸方向150画素
の矩形領域をなしている。また、図3(b)に示すよう
に本実施形態においては、イエロードット1つ(単体)
は、直径2〜3画素で、ドット間の間隔は、35〜36
画素である。従って本実施形態では、1つの処理範囲1
2には、イエロードットが約7×4=28個程度入るよ
うになっている。
【0017】次に、ステップ120で、イエロードット
単体となるべき、イエロードット候補点を検出する。イ
エロードット候補点検出処理を図4のフローチャートに
沿って説明する。まずステップ200において、微分フ
ィルタ処理を行う。これは、前記処理範囲12内の各画
素(点)のY信号値(255−B)に対して図5に示す
ような微分フィルタ20を作用させるものである。微分
フィルタ20は、図5に示すように、3×3の要素から
なり、中心の要素(着目画素)22は値8を有し、その
まわりの周辺画素24はそれぞれ値−1を有している。
このとき、着目画素22と周辺画素24は、隣接してい
る必要はなく、図5に示すように一定の間隔をもって配
置されていてもよい。
【0018】各画素値(Y信号値)をI(x,y)、微
分フィルタ20の各要素をF(i,j)で表すとき、各
画素に対する微分フィルタ20の作用は、作用の結果を
Dとすると、次の式(1)で表される。 D = Σ (I(x+i,y+j)×F(i,j)) ・・・(1) なお、ここでi,j=−1×skip,0,1×skipであ
り、定数skipは前記微分フィルタ20の各要素の間隔を
表す整数であり、例えばskip=3とすると、i,j=−
3,0,3となり、3つごとの画素(2つ置き)に対し
て微分フィルタ20が作用することとなる。また、この
とき図5においては、F(0,0)=8で、これ以外の
F(−3,3)、F(0,3)、F(3,3)等は全て
−1である。
【0019】また、この処理は、必ずしも処理範囲12
の全ての画素(点)に対して行う必要はなく、取り敢え
ず、以下で説明する図1のステップ130のイエロード
ット判定処理を行う開始点となるべきイエロードット候
補点を検出すればよいので、図3(a)に示す処理範囲
12の左上の方の領域についてのみ行うようにしてもよ
い。
【0020】次に、ステップ210において、2値化処
理を行う。前記微分フィルタ処理により、例えば図6
(a)に示すようなY信号値があった場合に、各山の部
分が丁度微分フィルタ20の着目画素22にあたり、周
辺画素24の部分でY信号値が0であれば、微分フィル
タ処理の結果Dは、図6(b)に示すように、Y信号値
の山の部分は8倍され強調される。所定範囲で着目画素
にあたる画素のY信号値が最大であり、かつ微分フィル
タ処理結果Dが図6(b)に示すように所定の閾値内に
あるとき、すなわち、次の式(2)を満たすとき、その
画素に対しては1を付与し、この条件を満たさない画素
に対しては0を付与することにより各画素を2値化す
る。 TH-L ≦ D ≦ TH-H ・・・(2) ここで、各閾値は、例えば、TH-L=(20〜40)×
8、および、TH-H=TH-L+200×8で与えられる。
【0021】次に、ステップ220において、イエロー
ドット候補点を検出すべきエリアを設定するための、着
目点を検出する。これは、所定の範囲において、各画素
のY信号値の最大のものを着目点として検出すればよ
い。最後にステップ230において、イエロードット候
補点を検出する。上で求めた着目点を中心とするn×n
のエリアにおいて、上記2値化で、1とされた画素が一
カ所にかたまって存在し、その個数が所定の範囲にある
とき、その画素のかたまりはイエロードットの候補点で
あると判定する。本実施形態では、読み取り画素数が4
00dpiであり、n=5とし、この5×5のエリアに
おいて、上記1とされた画素の個数が1個乃至8個のと
き、この画素のかたまりをイエロードット候補点と判定
する。例えば、図7に示す5×5のエリア30における
画素のかたまり32は5個の黒の画素(2値化で1が付
与された画素)からなるためイエロードット候補点と判
定される。なお、これらの数は読み取り画素数に応じて
決められる。また、このとき1の画素が1個のみ離れて
存在する場合は、ノイズである可能性もあるため、この
ような孤立点を除去するとともに、前記イエロードット
候補点判定の個数をもう少し大きな値に設定するように
してもよい。
【0022】再び図1のフローチャートにもどり、ステ
ップ130において、イエロードット判定処理を行う。
これは、イエロードットが、画面上に存在することを検
出して、コピー禁止の判定をするものである。この判定
は、所定のY信号値をもつ点が画面上に所定間隔で規則
正しく配列されていることを検出することによって行わ
れる。以下、図8のフローチャートに沿って、コピー禁
止指定がなされているか否かの判定を行うイエロードッ
ト判定処理について説明する。
【0023】図8のステップ300において、1つの処
理範囲において、図1のフローチャートのステップ12
0で検出された開始点を中心とする所定エリアで、イエ
ロードット候補点を探索する。すなわち、第一のイエロ
ードット候補点(開始点)から相対的かつ規則的に所定
距離はなれた位置に、次のイエロードット候補点を探索
する。図9に示すように、開始点34を中心にしてドッ
ト間隔d離れた点を中心とする探索用局所エリア36を
設定し、このエリア内でイエロードット候補点を探索す
る。本実施形態では、この探索エリア36は、図9に示
すように、開始点34から水平方向にドット間隔d分離
れた点を中心とする5×5画素サイズのエリア36を設
定しているが、原稿の傾きに対処するために、図9に破
線の円で表すように全方向角度について設定するように
してもよい。探索エリア36におけるイエロードット候
補点の探索は、図1のフローチャートにおけるステップ
120のイエロードット検出処理(詳しくは、図4のフ
ローチャートに示されている。)と同様にして行われ
る。
【0024】次に、ステップ310において、前のステ
ップ300で、図10に示すように前記探索エリア36
において、イエロードット候補点38を検出した場合に
は、開始点34と今検出したイエロードット候補点38
の重心とを結ぶ直線Lを考え、直線L上で、ドット間隔
d分だけ離れた点を中心とした探索エリア40を設定す
る。このとき、開始点34とイエロードット候補点38
の重心とを結ぶ直線Lが水平でない場合には、その角度
に応じて次の探索エリア40の中心位置を補正する。直
線Lの傾き角度をθとすると、X方向にd・cos θ、Y
方向にd・sinθ分移動したエリアとなる。そして、こ
の探索エリア40において、次のイエロードット候補点
を探索する。本実施形態では、探索エリア40も、前の
探索エリア36と同様に、5×5画素サイズとするが、
前と同様、特に限定されるものではなく、前述したよう
に、読み取り画素数等に応じて変えるようにしてもよ
い。
【0025】前と同様のイエロードット候補点探索処理
を行い、イエロードット候補点42を検出した場合に
は、次のステップ320において、さらに次のイエロー
ドット候補点を検索する処理を続行する。すなわち、図
10に示すように、イエロードット候補点42の重心か
ら直線L方向にドット間隔d分離れた、直線L上の点を
中心とした探索エリア44を、直線Lの角度に応じて適
当に補正して設定し、その中でさらに次のイエロードッ
ト候補点を探索する。処理範囲12内において、直線L
上のイエロードット候補点を検出し終わったら、処理範
囲12内で、直線L以外の点範囲で再び開始点を検出し
て、同様に、所定間隔でイエロードット候補点が並んで
いる直線を検出する。
【0026】そして、図11に示すように、略x軸方向
に所定個数のイエロードット候補点が連続して並んでい
るような直線(L1、L2、・・・)がy軸方向に所定
本数存在する場合、この処理範囲12でのコピープロテ
クト判定をONとし、この処理範囲12での探索処理は
打ち切り、次の処理範囲において、探索処理を行う。ま
た、この処理範囲12で、上記イエロードット候補点の
配置条件を満たすドット群が検出されない場合には、こ
の処理範囲12でのコピープロテクト判定をOFFとす
る。図11に示す例では、直線上に4個のイエロードッ
ト候補点が存在する直線が2本(L1、L2)検出され
ている。特別な画像でない限り、このような直線が1本
検出された場合にコピープロテクトONとすれば十分で
ある。なお、処理範囲12において、開始点34を検出
する場合には、前にも述べたように、図11に示す領域
Sのように、処理範囲12の左上の範囲のみから検索す
るようにすれば、十分である。この範囲Sは、特に限定
はされないが、演算時間短縮のため、縦横のサイズは、
いずれも、ドット間隔dの2倍程度にすることが好まし
い。
【0027】次に、ステップ330において、各処理範
囲において同様の処理を行い、各処理範囲のコピープロ
テクト判定のON、OFFを判定し、このようにコピー
プロテクトONとされた処理範囲が所定個数(Th-BLK)
以上のとき、各処理範囲で検出されたイエロードット候
補点はイエロードットであると判定して、写真プリント
(原稿サンプル)のコピーは禁止されていると判定し、
コピーを禁止する。処理時間を短縮し、処理の効率化を
図るために、1つの処理範囲でコピープロテクトONと
判定された場合に、コピー禁止と判定するようにしても
(すなわち、Th-BLK=1としても)実際上は、十分な効
果が得られる。コピー禁止と判定された場合には、その
画像のコピーは行わないようにすることで、確実にコピ
ー防止が達成される。このように本実施形態によれば、
少ない計算量で、コピー防止信号を精度よく検出するこ
とができ、コピー禁止指定のされた写真のコピーを確実
に防止することが可能となる。
【0028】また、上記処理において、全処理範囲にい
て、前記条件を満たすイエロードット候補点が存在しな
い場合には、コピープロテクト無し、すなわちコピーが
禁止されていないと、判定する。また、上記イエロード
ット候補点検出処理で、イエロードット候補点間の中間
位置において、ドットの空白を判定条件に入れるように
してもよい。このようにすることにより、ノイズやエッ
ジ等の画像の点等の本来イエロードットでない点を誤っ
てイエロードットと誤判定するのを防止することができ
る。なお、本実施形態では、イエロードット候補点の探
索を行う処理範囲を位置固定としたが、固定にする必要
はなく、例えば、画面を小ブロックに分割し、ブロック
内の濃度分布が低濃度側に偏っているエリアを優先的に
対象とするようにしてもよい。低濃度側の方がイエロー
ドットを検出し易いからである。
【0029】なお、上記実施形態では、イエロードット
のサイズは、直径が約2〜3画素、ドット間隔は、35
〜36画素となっていたが、オリジナル画像の局所的濃
度分布により、このドットのサイズ、濃度あるいは密度
のいずれかを変更するようにしてもよい。例えば、高濃
度であれば、サイズを大、濃度を大あるいは密度を大と
しても、視覚上検知しにくいという性質を利用するよう
にして変更することができる。また、オリジナル画像の
局所的形状により、ドットのサイズ、濃度あるいは密度
のいずれかを変更するようにしてもよい。例えば、エッ
ジ付近であれば、サイズを大、濃度を大あるいは密度を
大としても、視覚上検知しにくいことを利用して変更す
ることができる。
【0030】さらに、顔抽出エリアについては、視覚さ
れにくい様に、ドットのサイズ、濃度あるいは密度のい
ずれかを変更するようにしてもよい。例えば、顔は、注
目度が大であるから、サイズを小、濃度を小あるいは密
度を小とするようにしてもよい。なお、イエロードット
埋め込み時に、ドット間隔を複数種類設定し、ドットを
読み出す際に、その複数種類のドット間隔に応じたパラ
メータを設定して、マッチしたものを検出するようにし
てもよい。このようにすれば、目的に応じた複数種類の
情報を同時に埋め込んで用いることができる。
【0031】以上、本発明に係る画像処理方法について
詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良や変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、少
ない計算量で、画像データ中に埋め込まれた画像以外の
情報を表すマイクロドットを精度よく検出することがで
きる。従って、これを利用することにより、例えば画像
データ中に、コピー防止信号を埋め込むことにより、コ
ピー禁止指定のされた写真のコピーを確実に防止するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理方法の一実施形態に係る、
コピー防止方法の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図2】 本実施形態における読み込み画像の一例と処
理範囲の配置を示す説明図である。
【図3】 (a)は、1処理範囲内におけるイエロード
ットの分布の様子を示す説明図であり、(b)は、ドッ
トのサイズと間隔を示す説明図である。
【図4】 イエロードット候補点検出処理の流れを示す
フローチャートである。
【図5】 微分フィルタの一例を示す説明図である。
【図6】 (a)は、Y信号値の例を示す線図であり、
(b)は、これに微分フィルタを施した結果を示す線図
である。
【図7】 所定の検索エリアにおけるイエロードットの
例を示す説明図である。
【図8】 本実施形態におけるイエロードット判定処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】 開始点から次のイエロードット候補点を探索
する様子を示す説明図である。
【図10】 所定の直線上に所定間隔で並ぶイエロード
ットを検出する様子を示す説明図である。
【図11】 1処理範囲内におけるイエロードット判定
の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 読み取り画像 12 処理範囲 20 微分フィルタ 22 着目画素 24 周辺画素 30、36、40、44 (イエロードット候補点探
索)エリア 32 画素のかたまり 34 開始点 38、42 イエロードット候補点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め、所定の配置でマイクロドットが埋め
    込まれた画像データを読み込み、該画像データより、前
    記マイクロドットを検出する画像処理方法であって、 前記画像データに対し所定のフィルタ処理を施し、第一
    のマイクロドット候補点を検出し、 前記第一のマイクロドット候補点より、前記所定のマイ
    クロドット配置に応じた所定の距離および方向につい
    て、次のマイクロドット候補点を探索するマイクロドッ
    ト候補点探索処理を行い、 所定の間隔で並ぶ所定個数のマイクロドット候補点を検
    出した場合に、これらのマイクロドット候補点はマイク
    ロドットであると判定することを特徴とする画像処理方
    法。
  2. 【請求項2】前記マイクロドット候補点探索処理を、画
    面上の所定の複数位置に設けられたマイクロドット検出
    用の所定の処理範囲において実行し、 少なくとも1つ以上の前記処理範囲において、マイクロ
    ドット候補点が所定個数以上検出された場合に、前記マ
    イクロドット候補点は、マイクロドットであると判定す
    る請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】前記画像データの局所的濃度分布により、
    前記マイクロドットのサイズ、濃度および密度のうち少
    なくともいずれか1つを変更するようにした請求項1ま
    たは2に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】前記画像データの局所的形状により、前記
    マイクロドットのサイズ、濃度および密度のうち少なく
    ともいずれか1つを変更するようにした請求項1または
    2に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】前記画像データ中の顔抽出エリアについて
    は、視覚されにくい様に前記マイクロドットのサイズ、
    濃度および密度のうち少なくともいずれか1つを変更す
    るようにした請求項1または2に記載の画像処理方法。
JP2000019702A 2000-01-28 2000-01-28 画像処理方法 Withdrawn JP2001211319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019702A JP2001211319A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019702A JP2001211319A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001211319A true JP2001211319A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18546358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000019702A Withdrawn JP2001211319A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001211319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005489A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Xerox Corp 階層化微細セキュリティマーク
JP2019158876A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 三菱重工業株式会社 超音波検査方法、超音波検査装置およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005489A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Xerox Corp 階層化微細セキュリティマーク
JP2019158876A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 三菱重工業株式会社 超音波検査方法、超音波検査装置およびプログラム
JP7233646B2 (ja) 2018-03-08 2023-03-07 三菱重工業株式会社 超音波検査方法、超音波検査装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4503679B2 (ja) ドキュメント保護の方法
JP4200106B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体
US7684637B2 (en) Method, computer program, and apparatus for detecting specific information included in image data of original image with accuracy, and computer readable storing medium storing the program
EP0751475A2 (en) Image processing method and device and scanner and printer equipped with same
EP0940780A1 (en) Image processing device and method for detecting a reference pattern
KR101802808B1 (ko) 위조 방지용 인쇄물 및 그에 대한 위조 여부 확인 방법
JPH09274660A (ja) 画像認識方法及び装置並びにそれを搭載した複写機及びスキャナ
JP2001024888A (ja) デジタル画像処理方法
JP2007053754A (ja) 実行プロファイルを用いた文書セキュリティマークの検出
US20060279792A1 (en) Pattern overlapping device, method thereof, and program storage medium
JPH0736317A (ja) 複写機
JP4502001B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
KR100426230B1 (ko) 화상 처리 장치, 패턴 검출 방법, 화상 처리 제어 방법 및기록 매체
JP2001211319A (ja) 画像処理方法
JP4785393B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JPH11215369A (ja) 画像処理方法及び装置並びにそれを用いた複写機,スキャナー,プリンター
JP2899736B2 (ja) 画像処理装置及びそれを用いた複写機
JP2007097189A (ja) 情報埋め込み装置、画像形成装置及び情報埋め込み方法
WO2006001793A1 (en) Full color scanning protection of document
JP4014070B2 (ja) パターン検出方法および画像処理制御方法
JPH08115021A (ja) カラー画像処理装置
US20070133023A1 (en) Document For Determining Interference Scanning Frequencies
JP4055525B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP2006295857A (ja) 地紋処理方法及び画像形成装置
JP2007184770A (ja) 画像検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403