JP2001210995A - 表面実装制御方法及び同装置 - Google Patents

表面実装制御方法及び同装置

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JP2001210995A JP2000013480A JP2000013480A JP2001210995A JP 2001210995 A JP2001210995 A JP 2001210995A JP 2000013480 A JP2000013480 A JP 2000013480A JP 2000013480 A JP2000013480 A JP 2000013480A JP 2001210995 A JP2001210995 A JP 2001210995A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品等に対する衝撃を抑えつつも、吸着
作業や装着作業のタクトタイムを可及的に短くする。 【解決手段】 部品が吸着された吸着ヘッドを第1速度
制御手段により設定最高速度で下降させる。吸着ヘッド
が基板の直前位置に到達したことを位置検出センサから
の到達検出信号の出力を受けて、第2速度制御手段によ
る接地制御に切り換え、下降速度を設定最低速度に変更
して接地するまで微速で下降させる。ロードセルによる
押し付け圧力の検出により設定接地圧力の発生が確認さ
れたら、目標圧力まで押し付ける追い込み制御を行う。
追い込み制御として、下降速度を設定中間速度に一旦増
速し、続いて目標圧力と検出押し付け圧力との圧力差の
変化に応じて下降速度を設定中間速度から徐々に減速さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を吸着し
た吸着ヘッドを昇降手段により下降させて上記電子部品
を基板等の実装対象に対し搭載する際に、その押し付け
圧力を検出しながら上記昇降手段を作動制御することに
より、実装対象に対する押し付け圧力を制御するために
用いられる表面実装制御方法及び同装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の装置として、特開平
8−330790号公報により開示されたものが知られ
ている。このものでは、昇降手段側部材(ブラケット)
に対し吸着ヘッドを引張ばねにより吊り下げた状態で一
軸テーブルにより上下方向に相対移動可能に支持してい
る。加えて、上記ブラケットにロードセルを下向きに固
定する一方、このロードセルと上記吸着ヘッドとの間に
圧縮ばね及びロッドを介装させている。そして、吸着ヘ
ッドを下降させて電子部品を基板に搭載する際の下向き
押し付け圧力を上記圧縮ばねの圧縮復元力の増大に伴う
ロードセルへの押圧力の増大により検出し、この検出押
し付け圧力が目標圧力に到達するまで昇降手段の下降作
動を続行させ、検出加圧力が目標圧力に到達することに
より上記昇降手段の作動を逆転させて上昇させるように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、表面実装装
置においては、昇降手段による吸着ヘッドの下降作動速
度としてタクトタイム短縮化のために比較的速い速度が
設定されるのが通常である。そして、吸着ヘッドにはク
ッション用ばねを内蔵した吸着ノズルが装着されて、電
子部品の収納部における電子部品の吸着作業時や、吸着
した電子部品を実装位置において基板に装着させる装着
作業時における電子部品や基板の保護を図るようにされ
ている。
【0004】ところが、クッションばねを有しない吸着
ノズルが吸着ヘッドに装着されている場合には、吸着ヘ
ッドを上記の比較的速い設定速度で一律に下降させると
電子部品等に与える衝撃が上記のクッション用ばね内蔵
の吸着ノズルが装着された場合よりも大きくなる。そこ
で、クッション用ばねが非内蔵の吸着ノズルが装着され
た場合には、電子部品等の保護を図る上で、電子部品の
吸着直前位置や基板への装着直前位置から先は下降速度
を上記設定速度よりも大幅に遅い速度に切換えることが
考えられる。
【0005】しかしながら、このように上記直前位置か
ら目標圧力に到達するまでの間の下降速度を上記の如く
大幅に遅い速度に切換えると、吸着作業時や装着作業時
のタクトタイムが逆に大幅に長くなってしまう。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、電子部品等に
対する衝撃を抑えつつも、吸着作業や装着作業のタクト
タイムを可及的に短くし得る表面実装方法及び同装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表面実装制御方法は、電子部品を吸着する
吸着ヘッドと、この吸着ヘッドを昇降させる昇降手段
と、この昇降手段の作動により上記吸着ヘッドを下降さ
せて上記電子部品を実装対象に対し装着する際に押し付
け圧力を検出するロードセルとを用い、このロードセル
により押し付け圧力を検出しながらその検出押し付け圧
力が目標圧力になるまで上記吸着ヘッドを下降させる圧
力制御を行う方法において、上記吸着ヘッドの下降作動
に際し、その吸着ヘッドが上記実装対象に接地する直前
位置に到達するまでの間は、上記吸着ヘッドの上下方向
の相対位置を検出しながら吸着ヘッドを設定最高速度で
下降させる第1速度制御を行い、上記直前位置に到達し
た時点で、上記第1速度制御から上記圧力制御のための
第2速度制御に切り替える。この第2速度制御として
は、吸着ヘッドの下降速度を設定最低速度に変更してそ
の吸着ヘッドを下降させながら上記ロードセルからの検
出値を監視し、この監視により接地確認用の押し付け圧
力として予め設定した設定接地圧力の検出を確認した
後、吸着ヘッドの下降速度を上記設定最高速度と設定最
低速度との間の設定中間速度まで一旦増速するようにし
たものである。
【0008】この発明の方法によれば、吸着ヘッドが直
前位置に到達すると、その後は電子部品が基板等の実装
対象に接地するまでの間、つまり、所定の設定接地圧力
の発生がロードセルからの検出値に基づいて確認される
までの間は下降速度が設定最低速度に変更される。これ
により、電子部品が基板等に接地しても相互間の衝撃力
の発生を可及的に抑えることが可能になる。そして、上
記設定接地圧力の検出により接地が確認されると、吸着
ヘッドの下降速度が設定中間速度まで一旦増速されるこ
とにより、接地後、押し付け圧力が目標圧力に到達する
までの間も吸着ヘッドを例えば上記設定最低速度のまま
で下降させる場合と比べ、電子部品を目標圧力で押し付
けて装着させる作業のタクトタイムを短縮化させること
が可能になる。以上により、電子部品等に対する衝撃を
抑えつつも、吸着作業や装着作業のタクトタイムを可及
的に短くし得ることになる。
【0009】この発明の方法において第2速度制御で
は、設定中間速度まで一旦増速した後、目標圧力の検出
までの間、その目標圧力と検出押し付け圧力との圧力差
の変化に応じて吸着ヘッドの下降速度を設定中間速度か
ら徐々に減速させるようにすることが好ましい。このよ
うにすると、確実に目標圧力で押し付けて装着させ得る
上に、押し付けに伴う反力の増大度合を徐々に低減させ
て押し付け作業をソフトに行い得る。従って、電子部品
及び基板の双方を確実に保護した状態で装着作業を確実
に行い得ることになる。
【0010】また、上記方法を実施するための表面実装
制御装置に係る発明は、電子部品を吸着する吸着ヘッド
と、この吸着ヘッドを昇降させる昇降手段と、この昇降
手段の作動により上記吸着ヘッドを下降させて上記電子
部品を実装対象に対し装着する際に押し付け圧力を検出
するロードセルと、このロードセルから出力される圧力
検出値に基づいて上記昇降手段を作動制御することによ
り上記押し付け圧力が目標圧力になるように圧力制御を
行う圧力制御手段とを備えた装置において、上記吸着ヘ
ッドが下降動作中に上記実装対象に接地する直前の直前
位置に到達したことを検出する位置検出手段と、この位
置検出手段により上記直前位置への吸着ヘッドの到達が
検出されるまでの間に上記吸着ヘッドの下降速度を設定
最高速度に維持する第1速度制御手段と、上記位置検出
手段からの検出信号の出力を受けて上記第1速度制御手
段による制御から切り替えられ、上記ロードセルからの
検出押し付け圧力及び目標圧力に基づいて上記吸着ヘッ
ドの下降速度を変更制御する第2速度制御手段とを備え
る。そして、上記第2速度制御手段は、上記位置検出手
段からの検出信号の出力を受けて下降速度を設定最低速
度に変更し、さらに上記ロードセルからの検出押し付け
圧力が設定接地圧力になったときに下降速度を上記設定
最高速度と設定最低速度との間の中間設定速度に増速す
る接地制御部を有している。
【0011】この装置において、第2速度制御手段は、
接地制御部に加え、検出押し付け圧力が設定接地圧力に
なったときから目標圧力になるまで上記目標圧力と検出
押し付け圧力との圧力差の変化に応じて下降速度を設定
中間速度から徐々に減速させる追い込み制御部を備えて
いることが好ましい。
【0012】この発明の装置によれば、上記の表面実装
制御方法を容易にかつ確実に実現することができ、この
方法による上記のような作用を確実に得ることができる
ことになる。
【0013】なお、上記の各発明は、電子部品を基板等
に装着する装着時以外にも、例えば電子部品を吸着ヘッ
ドに吸着・保持させる吸着時においても適用することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した一実施形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明が適用される表面実装装置
の全体を概略的に示した平面図である。
【0016】同図において、基台1上には基板搬送用の
コンベア2が配置され、このコンベア2上を実装対象と
してのプリント基板3(二点鎖線で示す)が搬送され、
所定の実装位置で停止するようになっている。
【0017】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は多数列のテープ
フィーダ4aを備えており、各テープフィーダ4aは、
IC、トランジスタ、コンデンサ等のチップ部品(電子
部品;以下、単に「部品」という)を所定間隔おきに収
納、保持したテープをリールから部品取出し部へ導出
し、後述のヘッドユニット5により部品がピップアップ
されるにつれてラチェット式の繰出し機構によりテープ
を間欠的に繰り出すようになっている。
【0018】上記基台1の上方には、部品装着用のヘッ
ドユニット5が装備され、このヘッドユニット5はX軸
方向(コンベア2の配設方向)及びY軸方向(平面上で
X軸と直交する方向)に移動させることができるように
なっている。
【0019】詳しくは、基台1上にはY軸方向に延びる
一対のレール6が延設されており、このレール6上にヘ
ッドユニット支持部材7が架設されている。ヘッドユニ
ット支持部材7はナット部8を介してボールねじ軸9と
螺合して、このボールねじ軸9はY軸サーボモータ10
の回転軸と接続されており、Y軸サーボモータ10の駆
動によりボールねじ軸9を介してヘッドユニット支持部
材7をY軸方向に移動させるようになっている。また、
ヘッドユニット支持部材7はX軸方向に延びるガイド部
材11を有し、ヘッドユニット5がそのガイド部材11
に沿って移動可能とされている。そして、X軸モータ1
2の駆動により図示省略のボールねじ軸を介してヘッド
ユニット5をX軸方向に移動させるようになっている。
【0020】図2はヘッドユニット5の構成を示す側面
図であり、一部を断面で示している。また、図3は図2
の正面図であり、一方の吸着ヘッド20が最下降位置に
移動し、他方の吸着ヘッド20が最上昇位置に移動して
いる状態を示している。
【0021】両図において、ヘッドユニット5には部品
を吸着するための吸着ヘッド20が装備されており、本
実施形態では2本の吸着ヘッド20,20がX軸方向に
並べて配設されている。また、ヘッドユニット5には吸
着ヘッド20をZ軸方向(上下方向)に昇降させる昇降
駆動機構と、上記吸着ヘッド20を支持してZ軸と平行
なR軸(図2参照)の回りに回転させる回転駆動機構と
が搭載されている。
【0022】上記昇降駆動機構は、各吸着ヘッド20を
個別に昇降させるようになっている。具体的には、ヘッ
ドユニット5には上下方向に延びるガイド部21及びボ
ールねじ軸22が固定されており、このボールねじ軸2
2に螺合されたナット部23を有する側面視コ字状の昇
降手段側部材としてのフレーム24が上記ガイド部21
に沿って昇降自在に取り付けられている。
【0023】上記ボールねじ軸22は、芯ずれや角度ず
れを吸収するためのフレキシブルジョイント25を介し
て昇降手段としてのZ軸サーボモータ26の回転軸26
aと接続されている。そして、上記Z軸サーボモータ2
6を正回転または逆回転させると、上記ボールねじ軸2
2がZ軸回りに定位置で回転し、このボールねじ軸22
と螺合しているナット部23が昇降する結果、上記フレ
ーム24がZ軸方向に昇降作動されるようになってい
る。
【0024】また、上記フレーム24には、上部に伝達
部材としてのエアシリンダ27が下向きに取り付けら
れ、中間部に上下方向に延びるリニアガイド部28が固
定され、下端部にロードセル29がその圧力検出面を上
向きにして設置されている。さらに、上記リニアガイド
部28の上下各側にはストッパ28a,28bが形成さ
れている。
【0025】そして、上記吸着ヘッド20には吸着ヘッ
ド側部材としてのブロックユニット31が連結されてお
り、上記吸着ヘッド20はこのブロックユニット31を
介して上記フレーム24から昇降作動力の伝達を受ける
一方、上記ブロックユニット31により押し付け圧力の
制御動作が行われるようになっている。このブロックユ
ニット31の詳細については後述する。
【0026】また、上記吸着ヘッド20には、部品を吸
着するための吸着ノズル20aが着脱可能に取り付けら
れるようになっており、このノズル20aは、吸着させ
る部品Pに応じて、あるいは、吸着ヘッド20を下降さ
せる際の速度制御もしくは押し付け圧力の圧力制御等の
有無に応じてクッション用ばね201(図4参照)を内
蔵したものと、非内蔵のもの(図5参照)とのいずれか
に交換し得るようになっている。すなわち、吸着ヘッド
20には図6に詳細を示すように後述のノズルシャフト
46の下端部に、軸支点202,202を中心にして側
方に開閉揺動する一対の挟持部材203,203と、各
挟持部材203を互いに接近させる側に付勢する一対の
板状ばね204,204とからなるノズル取付部が設け
られ、両挟持部材203,203間に上記吸着ノズル2
0aの頭部205を下方から押し込むことにより、その
吸着ノズル20aを上記ノズルシャフト46に対し同軸
にかつ後述のエア通路48と連通させた状態で連結させ
得るようになっている。
【0027】上記回転駆動機構は、吸着ヘッド20(図
2及び図3参照)毎に備えられたR軸サーボモータ40
を備え、このR軸サーボモータ40の回転力は伝達ベル
ト41を介してプーリ42に伝達され、各吸着ヘッド2
0を独立してR2軸回りに回転させることができるよう
になっている。
【0028】詳しくは、上記プーリ42には外筒シャフ
ト43が内蔵されて、この外筒シャフト43は図示省略
の軸受け部によりR軸回りに回転自在に保持された状態
で上記プーリ42と一体化されている。上記外筒シャフ
ト43には、さらに中空のスプラインシャフト44が同
軸に挿入されており、このスプラインシャフト44は上
記外筒シャフト43の回転に連動して回転し、かつ、上
記外筒シャフト43内をスライド自在とされている。な
お、スプラインシャフト44の上端部には図示省略のO
リング等が装着されて、外筒シャフト43の滑動面をシ
ールするようにされている。
【0029】上記スプラインシャフト44の下端は芯ず
れや角度ずれを吸収するフレキシブルジョイント(自在
継手)45を介してノズルシャフト46と接続されてお
り、このノズルシャフト46とその下端に設けられたノ
ズル取付部及びこれに取付けられるノズル20a等によ
り吸着ヘッド20が構成されている。そして、R軸サー
ボモータ40の回転作動により上記外筒シャフト43及
びスプラインシャフト44が回転され、この回転力が上
記フレキシブルジョイント45を介してノズルシャフト
46に伝達されてノズルシャフト46及び吸着ノズル2
0aが回転作動される。
【0030】上記外筒シャフト43、スプラインシャフ
ト44、ノズルシャフト46及び吸着ヘッド20には内
部に上下に連続して連通するエア通路48が形成され、
このエア通路48の上端接続口48aに図示省略の減圧
装置及び加圧装置が切換弁を介して接続されている。そ
して、部品吸着時には、図示省略の上記切換弁を減圧装
置側に切り換えてエア通路48内を減圧することにより
吸着ノズル20aにおいて負圧による部品Pの吸引・吸
着を行い、部品装着時には上記切換弁を加圧装置側に切
り換えて減圧を解除し若干のエア吹き出しを行い上記部
品Pを上記吸着ノズル20aから離すようになってい
る。
【0031】なお、図中47はエンコーダであり、R軸
サーボモータ40によって回転するスプラインシャフト
44の回転量を検出するものである。
【0032】また、図3中49は吸着ヘッド20の下降
動作に伴いこれに吸着されいる部品Pが基板に接地する
直前の位置(直前位置)に到達したことを検出する位置
検出手段としての位置検出センサである。この位置検出
センサ49は、光の照射部49aと受光部49bとから
なり、これらが各吸着ヘッド20の配設方向(X軸方
向)に各吸着ヘッド20を挟んで配設されている。具体
的には、照射部49aからの照射光S(図2も併せて参
照)がこの照射光Sを横切る構成要素、例えば上記フレ
キシブルジョイント45の昇降ストローク内であってノ
ズルシャフト46の側近を横切ることになるように、上
記照射部49aと受光部49bとが配設されている。そ
して、吸着ヘッド20の下降動作に伴い照射光Sが上記
フレキシブルジョイント45で遮断されることにより、
吸着ヘッド20が上記直前位置に到達したことを検出し
て到達検出信号を後述のコントローラ60に出力するよ
うになっている。
【0033】さらに、図3中51はカメラ、52は照明
装置、53はそのカメラ51を昇降作動させて基板との
距離を焦点距離に合致させるカメラ用サーボモータであ
り、上記カメラ51により基板に設けられたフィデュー
シャルマークを認識するようになっている。
【0034】次に上記ブロックユニット31の具体的構
造を説明する。
【0035】上記ブロックユニット31に対して上記ノ
ズルシャフト46が上下一対の軸受け部材32,32
(図2参照)によりR軸回りに回転可能でかつ上下方向
への相対移動が阻止された状態に(すなわちブロックユ
ニット31と一体に昇降するように)保持されている。
上記ブロックユニット31の内部には収容室33が形成
され、この収容室33内にプッシュロッド34が上下方
向に進退自在に収容されている。このプッシュロッド3
4の上側にはコイルスプリング等により構成された圧縮
スプリング35が内装され、上記プッシュロッド34は
その下端面が上記ロードセル29の上面である圧力検出
面に相対向した状態に配設されている。そして、上記プ
ッシュロッド34は上記圧縮スプリング35からの圧縮
復元力の変化に応じて上記ロードセル29に向けて進退
するようになっている。なお、図2中36は上記圧縮ス
プリング35が配設された収容室33の部分の空気抜き
用孔である。
【0036】さらに、上記ブロックユニット31は、上
記フレーム24のリニアガイド部28に嵌合され、この
リニアガイド部28により上記フレーム24に対し上下
方向に相対移動可能となっている。そして、上記ブロッ
クユニット31の上面には上記エアシリンダ27のピス
トンロッド27aの先端が当接されており、上記ブロッ
クユニット31はこのピストンロッド27aを介して上
記フレーム24側から下降作動力の伝達を受ける一方、
そのエアシリンダ27の進退作動、つまり、後述の前進
側作動室27b及び後退側作動室27cへのエアのエア
圧制御によりフレーム24に対する上下方向の相対位置
を変更し得るようになっている。
【0037】そして、上記エアシリンダ27の前進側作
動室27b(図8参照)及び後退側作動室27cは、そ
れぞれ図示省略の調圧バルブ及び電磁開閉弁を介して空
気源と接続され、後述のコントローラ60によりエア圧
制御が行われるようになっている。
【0038】上記の構成の表面実装装置において、吸着
ヘッド20を下降させて部品Pを基板に対し所定の目標
圧力で押し付けて装着させるための制御は図7に示すコ
ントローラ60により行われる。このコントローラ60
は、エアシリンダ27に対するエア圧供給を制御するエ
ア圧制御手段61と、上記直前位置に到達するまでの吸
着ヘッド20の下降速度を制御する第1速度制御手段6
2と、直前位置に到達してから目標圧力で押し付けるま
での上記吸着ヘッド20の下降速度を制御する第2速度
制御手段63とを機能的に含むものであり、CPUやメ
モリー等を備え所定の制御プログラムに基づいて後述の
制御を行うものである。
【0039】上記エア圧制御手段61は、上記位置検出
センサ49からの到達検出信号の出力の有無に基づいて
吸着ヘッド20が基板T(図9参照)の直前位置に到達
したか否かを判定し、上記の直前位置に非到達か到達か
で制御を切り換えるようになっている。すなわち、上記
直前位置に非到達の状態にあるときにはブロックユニッ
ト31をロック状態にする一方、上記直前位置に到達し
たときには上記ロック状態を解除して所定の初期設定圧
力をロードセル29に負荷させるようになっている。
【0040】また、上記第1速度制御手段62は、上記
位置検出センサ49から到達検出信号が出力されるまで
の間、吸着ヘッド20が所定の設定最高速度で下降する
ようにZ軸サーボモータ26の作動を制御するようにな
っている。ここで、上記設定最高速度としては、例え
ば、上記Z軸サーボモータ26の最大能力や部品Pを吸
着した吸着ヘッド20の状態維持等の事情を勘案してタ
クトタイムを最大限に短縮化し得る比較的速い速度値を
設定すればよい。
【0041】さらに、上記第2速度制御手段63は、接
地制御部63aと、追い込み制御部63bとを備えたも
のであり、上記位置検出センサ49からの到達検出信号
の出力を受けて上記第1速度制御手段62による制御か
ら切り換えられて制御を開始するようになっている。
【0042】上記接地制御部63aは、吸着ヘッド20
が直前位置に到達してから部品Pが基板Tに接地するま
での間、正確には上記位置検出センサ49から到達検出
信号の出力を受けてから所定の設定接地圧力がロードセ
ル29により検出されるまでの間、上記吸着ヘッド20
が所定の設定最低速度で下降し、さらに上記ロードセル
29からの検出押し付け圧力が設定接地圧力になったと
きに下降速度を上記設定最高速度と設定最低速度との間
の設定中間速度に増速するように上記Z軸サーボモータ
26の作動を制御するようになっている。
【0043】上記設定最低速度としては、その速度で部
品Pが基板Tに当接するに至ってもそれらの機能を損な
うような衝撃力が生じない程度の極めて遅い速度値が設
定され、例えば上記設定最高速度を100%(図10参
照)とすると、その1%に相当する速度値が設定され
る。また、上記設定中間速度としては、部品P及び基板
Tの種類に応じてそれらの機能に損傷が生じない範囲の
上限側の押し付け速度値を採用すればよく、上記設定最
高速度(100%)と設定最低速度(例えば1%)との
中間の速度値(例えば40%に相当する速度値)が設定
される。なお、上記設定接地圧力としては、ロードセル
29等の検出精度を勘案して部品Pが基板Tに対し接触
したことを確認し得る圧力値を設定すればよい。
【0044】一方、上記追い込み制御部63bは、上記
設定接地圧力が検出されてから目標圧力がロードセル2
9により検出されるまでの間、上記吸着ヘッド20の下
降速度を上記設定中間速度から所定の低減率で徐々に減
速させ、目標圧力に到達時点で下降速度がゼロに至るこ
とになるように上記Z軸サーボモータ26の作動を制御
するようになっている。
【0045】また、上記コントローラ60は、図示省略
の圧力の圧力検出部、負圧切換制御部、上昇作動制御部
等を備えている。上記圧力検出部はロードセル29から
の検出値を後述の初期設定圧力から減じた値を基板Tに
対する検出押し付け圧力とし、負圧切換制御部は上記検
出押し付け圧力が目標値圧力に到達すれば上述の切換弁
の制御系に切換指令信号を出力して部品Pを吸着ヘッド
20から切り離し、上記上昇作動制御部は部品Pの切り
離し後にZ軸サーボモータ26を逆転させて上昇作動さ
せるようになっている。
【0046】以下、上記エア制御手段61及び各速度制
御手段62,63による各制御内容と、各部の動作とを
図8のフローチャート及び図9の原理図等を参照しなが
ら説明する。なお、以下の説明では、吸着ノズル20a
としてクッション用ばねを内蔵しないもの(図5参照)
が選択されて吸着ヘッド20に装着されたものとする。
すなわち、基板T側からの反力がブロックユニット31
に直接作用するようにし、クッション用ばねを内蔵しな
い吸着ノズル20aを使用しても部品P等を保護して押
し付け圧力制御を確実に行い得る制御を提供するもので
ある。
【0047】まず、ロック状態にするには、前進側作動
室27bに設定エア圧A1を供給する一方、後退側作動
室27cを大気開放状態にする。これにより、ピストン
ロッド27aが下動してブロックユニット31を下側ス
トッパ28bに当接させた状態に拘束し、ブロックユニ
ット31とフレーム24との上下方向に対する相対移動
が阻止されて両者31,24が一体化したロック状態
(図2に示す状態)にされる。なお、このロック状態で
は圧縮スプリング35が縮められてその弾性復元力がロ
ードセル29に作用することになるが、その弾性復元力
がロードセル29の定格荷重(機器能力)を超えないよ
うに設定されている。
【0048】このようなブロックユニットのロック状態
が保持されつつ、ヘッドユニット5のX軸方向及びY軸
方向の移動が行われて部品供給部4において吸着した部
品Pが基板の上方位置まで搬送されると共に、R軸サー
ボモータ40が作動されて上記部品Pが基板に対応した
回転位置に変換される(図8のステップS1,S2)。
さらに、上記ロック状態のまま第1速度制御手段61に
よりZ軸サーボモータ26の下降作動制御が行われて吸
着ヘッド20及び部品Pが基板Tに向けて下降する(ス
テップS3)。これにより、吸着ヘッド20は上記設定
最高速度(100%)で下降されることになる。
【0049】そして、上記吸着ヘッド20が上記直前位
置に到達して到達検出信号が位置検出センサ49から出
力されると、上記エア圧制御手段61により上記ロック
状態が解除されて非ロック状態に変換されると同時にロ
ードセル29に対し初期設定圧力が付与される一方、上
記第2速度制御手段63の接地制御部63aにより吸着
ヘッド20の下降速度が設定最低速度(1%)に変更さ
れる(ステップS4〜S6)。
【0050】上記初期設定圧力としては目標圧力(目標
押し付け圧力)以上の圧力値が設定され、また、この目
標圧力としては、基板Tに対し装着する部品Pの種類等
に応じて高低にわたり複数段の値が設定されている。以
下では、その目標圧力として高圧力値(ブロックユニッ
ト31側の自重値に基づく押し付け圧力よりも高い圧力
値)と、低圧力値(ブロックユニット31側の自重値に
基づく押し付け圧力以下の圧力値)との2段階のものが
設定された場合について説明する。
【0051】高圧力値の目標圧力を設定する場合には、
上記後退側作動室27cに対し設定エア圧A2(但しA1
>A2)を供給する。これにより、ピストンロッド27
aは前進側作動室27b内の設定エア圧A1に抗して所
定量だけ上動し、ブロックユニット31は下側ストッパ
27bから上記所定量だけ上方に離れて非ロック状態に
変換され、この状態(図9に示す状態)で停止する。こ
の状態では、圧縮スプリング35の弾性復元力及び上記
設定エア圧A2と、設定エア圧A1及びブロックユニット
31側の自重とが平衡した状態となる一方、その状態の
圧縮スプリング35の弾性復元力に対応した初期設定圧
力(例えば5kgfの圧力)がプッシュロッド34を介
してロードセル29に載荷された状態となる。
【0052】そして、上記接地制御部63bにより変更
された設定最低速度(1%)の微速状態で吸着ヘッド2
0が基板Tに向けて下降していくと部品Pが基板Tに接
地し(図11参照)、なおも吸着ヘッド20が下降作動
を続けると基板Tからの反力を受けてロードセル29に
基づく検出押し付け圧力が設定接地圧力となる。
【0053】この際の反力を受けてロードセル29によ
る押し付け圧力の検出が行われる原理は以下の通りであ
る。すなわち、Z軸サーボモータ26の下降作動により
フレーム24を下降させていくと、吸着ヘッド20が基
板T側からの反力を受けその反力の増大に伴いブロック
ユニット31が設定エア圧A1に抗してピストンロッド
27aを押し上げる結果、吸着ヘッド20及びブロック
ユニット31はフレーム24に対し徐々に上向きに相対
移動する。これに伴い圧縮スプリング35が徐々に延
び、その結果、ロードセル29に負荷される圧力が徐々
に減少する。この圧力減少分が上記反力を表すことにな
る。そして、このロードセル29による検出圧力が当初
の初期設定圧力から徐々に低減し、この低減分の圧力を
検出することにより、上記反力、すなわち、基板Tに対
する押し付け圧力を検出することができることになる。
【0054】このようにしてロードセル29の出力に基
づき押し付け圧力が求められる(ステップS7)。そし
て、その検出押し付け圧力が設定接地圧力となったか否
かの判定(ステップS8)に基づき、設定接地圧力の発
生が確認されたら、次に、追い込み制御部63bにより
吸着ヘッド20の下降速度を設定中間速度(40%)ま
で増速し(ステップS9)、続いてその下降速度を上記
設定中間速度に対し所定の変化率を乗じることにより徐
々に減速させる(ステップS10)。この変化率は、例
えば目標圧力から検出押し付け圧力を減じた圧力差に対
し所定の係数を乗じた値とする。従って、検出押し付け
圧力が目標圧力に到達したら圧力差はゼロとなり、変化
率もゼロとなって下降速度もゼロ、すなわち、吸着ヘッ
ド20の下降作動は停止することになる。これにより、
時間経過に対する下降速度の変化は図10に示すような
カーブとなり、これに伴う基板Tに対する押し付け圧力
は図11に示すようなカーブとなって目標圧力に近づく
に従い増加度合が減少することになる。
【0055】以上により、部品Pを基板Tに対し目標圧
力で押し付けるための制御が終了し、上記切換制御部に
より部品Pが吸着ヘッド20から切り離され、上記上昇
作動制御部によりZ軸サーボモータ26が逆回転作動さ
れて吸着ヘッド20は上昇作動されることになる(ステ
ップS11)。
【0056】一方、低圧力値の目標圧力を負荷させる場
合には、直前位置への到達検出信号の出力を受けて、エ
ア圧制御手段61により上記後退側作動室27cに対し
設定エア圧A2が供給される一方、前進側作動室27b
が大気開放状態にされる。これにより、ピストンロッド
27aは上動しブロックユニット31に対するピストン
ロッド27aによる拘束が外され、これに伴いブロック
ユニット31は圧縮スプリング35の弾性復元力により
上向きに押されて下側ストッパ27bから上方に離れて
非ロック状態になり、ブロックユニット31側の自重と
圧縮スプリング35の弾性復元力とが平衡した状態で停
止する。この場合には、上記圧縮スプリング35の弾性
復元力に対応した初期設定圧力(例えば5kgfより小
さい圧力)がプッシュロッド34を介してロードセル2
9に載荷された状態となる。
【0057】以下、上記の高圧力値の目標圧力を負荷さ
せる場合と同様に、第2速度制御手段63の接地制御部
63a及び追い込み制御部63bによる各制御(ステッ
プS6〜S11)が行われる。なお、この場合には、ブ
ロックユニット31及び吸着ヘッド20は圧縮スプリン
グ35を介してフレーム24に載置されて支持された状
態となるため、フレーム24の下降に従い、ブロックユ
ニット31及び吸着ヘッド20はそれらの自重に基づい
て下降していくことになる。
【0058】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の実施形態を包含するもので
ある。すなわち、上記実施形態ではロック状態への変換
・解除をエアシリンダ27と下側ストッパ28bとの組
み合わせを用いてエア圧制御により行っているが、これ
に限らず、フレーム24とブロックユニット31とを上
下方向への相対移動を阻止した状態にし得るものであれ
ばいかなる手段をも用いることができる。例えば、ロッ
ドを一方から他方に向けて出没自在に突出させて孔部に
差し込まれるようにした機械的手段によるロック手段を
設けるようにしてもよい。
【0059】また、上記実施形態では本発明が適用され
る表面実装装置としてフレーム24、エアシリンダ2
7、ブロックユニット31及び圧縮スプリング35を用
いてロードセル29を上向き設置にしたものを示した
が、これに限らず、ロードセルを下向き設置にしてその
ロードセルに対し反力がスプリング等を介して直接的に
作用するようにして押し付け圧力を直接的に検出するよ
うにした表面実装装置に対し本発明の制御を適用しても
よい。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、吸着ヘッドが直前位置に到達してから電子部品が基
板等の実装対象に接地するまでの間が接地制御により吸
着ヘッドの下降速度が設定最低速度に変更されるため、
電子部品が基板等に接地しても相互間の衝撃力の発生を
可及的に抑えることができるようになる。一方、上記接
地が確認されてから目標圧力に到達するまでの間が追い
込み制御により吸着ヘッドの下降速度が設定中間速度ま
で一旦増速されるため、接地後、押し付け圧力が目標圧
力に到達するまでの間も吸着ヘッドを例えば上記設定最
低速度のままで下降させる場合と比べ、電子部品を目標
圧力で押し付けて装着させる作業のタクトタイムを大幅
に短縮化させることができるようになる。以上により、
電子部品等に対する衝撃を抑えつつも、吸着作業や装着
作業のタクトタイムを可及的に短くすることができるよ
うになる。
【0061】また、上記のような構成に加え、下降速度
を上記設定中間速度に増速した後に、その下降速度を目
標圧力に到達時点でゼロとなるように徐々に減速させる
ようにすれば、確実に目標圧力で押し付けて装着させ得
る上に、押し付け圧力の増大度合を徐々に低減させて電
子部品及び基板の双方を確実に保護した状態で装着作業
を確実に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる表面実装装置を含む
装置全体の平面図である。
【図2】上記実施形態についての一部切欠側面図であ
る。
【図3】図2の正面図である。
【図4】クッションばねを内蔵した吸着ノズルの正面図
である。
【図5】クッションばねが非内蔵の吸着ノズルの正面図
である。
【図6】吸着ヘッドの拡大断面説明図である。
【図7】コントローラの構成を示すブロックである。
【図8】部品装着時の制御の一例を示すフローチャート
である。
【図9】上記実施形態の作動原理を説明するための一部
切欠側面説明図である。
【図10】時間経過と下降速度との関係図である。
【図11】時間経過と押し付け圧力との関係図である。
【符号の説明】
20 吸着ヘッド 26 Z軸サーボモータ(昇降手段) 29 ロードセル 49 位置検出センサ(位置検出手段) 62 第1速度制御手段 63 第2速度制御手段 63a 接地制御部 63b 追い込み制御部 T 基板(実装対象) P 部品(電子部品)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を吸着する吸着ヘッドと、この
    吸着ヘッドを昇降させる昇降手段と、この昇降手段の作
    動により上記吸着ヘッドを下降させて上記電子部品を実
    装対象に対し装着する際に押し付け圧力を検出するロー
    ドセルとを用い、このロードセルにより押し付け圧力を
    検出しながらその検出押し付け圧力が目標圧力になるま
    で上記吸着ヘッドを下降させる圧力制御を行う表面実装
    制御方法において、上記吸着ヘッドの下降作動に際し、
    その吸着ヘッドが上記実装対象に接地する直前位置に到
    達するまでの間は、上記吸着ヘッドの上下方向の相対位
    置を検出しながら吸着ヘッドを設定最高速度で下降させ
    る第1速度制御を行い、上記直前位置に到達した時点
    で、上記第1速度制御から上記圧力制御のための第2速
    度制御に切り替え、この第2速度制御としては、吸着ヘ
    ッドの下降速度を設定最低速度に変更してその吸着ヘッ
    ドを下降させながら上記ロードセルからの検出値を監視
    し、この監視により接地確認用の押し付け圧力として予
    め設定した設定接地圧力の検出を確認した後、吸着ヘッ
    ドの下降速度を上記設定最高速度と設定最低速度との間
    の設定中間速度まで一旦増速することを特徴とする表面
    実装制御方法。
  2. 【請求項2】 第2速度制御において設定中間速度まで
    一旦増速した後、目標圧力の検出までの間、その目標圧
    力と検出押し付け圧力との圧力差の変化に応じて吸着ヘ
    ッドの下降速度を設定中間速度から徐々に減速させるよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の表面実装制御
    方法。
  3. 【請求項3】 電子部品を吸着する吸着ヘッドと、この
    吸着ヘッドを昇降させる昇降手段と、この昇降手段の作
    動により上記吸着ヘッドを下降させて上記電子部品を実
    装対象に対し装着する際に押し付け圧力を検出するロー
    ドセルと、このロードセルから出力される圧力検出値に
    基づいて上記昇降手段を作動制御することにより上記押
    し付け圧力が目標圧力になるように圧力制御を行う圧力
    制御手段とを備えた表面実装制御装置において、上記吸
    着ヘッドが下降動作中に上記実装対象に接地する直前の
    直前位置に到達したことを検出する位置検出手段と、こ
    の位置検出手段により上記直前位置への吸着ヘッドの到
    達が検出されるまでの間に上記吸着ヘッドの下降速度を
    設定最高速度に維持する第1速度制御手段と、上記位置
    検出手段からの検出信号の出力を受けて上記第1速度制
    御手段による制御から切り替えられ、上記ロードセルか
    らの検出押し付け圧力及び目標圧力に基づいて上記吸着
    ヘッドの下降速度を変更制御する第2速度制御手段とを
    備え、上記第2速度制御手段は、上記位置検出手段から
    の検出信号の出力を受けて下降速度を上記検出信号の出
    力を受けて設定最低速度に変更し、さらに上記ロードセ
    ルからの検出押し付け圧力が設定接地圧力になったとき
    に下降速度を上記設定最高速度と設定最低速度との間の
    設定中間速度に増速する接地制御部を有することを特徴
    とする表面実装制御装置。
  4. 【請求項4】 第2速度制御手段は、接地制御部に加
    え、検出押し付け圧力が設定接地圧力になったときから
    目標圧力になるまで上記目標圧力と検出押し付け圧力と
    の圧力差の変化に応じて下降速度を設定中間速度から徐
    々に減速させる追い込み制御部を備えていることを特徴
    とする請求項3記載の表面実装制御装置。
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