JP2001210274A - 金属蒸気放電灯 - Google Patents

金属蒸気放電灯

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AC200Vの電源及びチョークコイルバラ
スを使用して点灯させるメタルハライドランプにおい
て、始動電圧を低くする。 【解決手段】 外管1内に、片端に主電極7及び補助電
極9及び他端に主電極8を有し、金属ハロゲン化物が封
入された発光管2と、この発光管2を始動させるための
パルス電圧を発生する始動部品となるグロー管12が配
設され、補助電極9は、補助放電電流制限抵抗5を介し
て発光管2の片端に接続され、電流制限抵抗4を介して
グロー管12が上記発光管に並列に接続され、上記外管
1内に紫外線を放射する紫外線放電管13を上記紫外線
放電管13からの紫外線が上記発光管2に当たるよう
に、かつ、紫外線放電管13が紫外線放電管電流制限抵
抗14を介して上記発光管に並列に接続されるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属蒸気放電灯の
始動特性の向上に関するものである。特に、メタルハラ
イドランプの始動特性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メタルハライドランプなどの金属蒸気放
電灯は、水銀ランプに比べて高い演色性を有する一方
で、高い始動電圧が必要であるという欠点がある。この
ため、安全性を考慮して始動電圧をできるだけ低減する
ことが望まれている。この点、始動電圧を低下させる手
段として、特開昭61−216230号公報に記載の技
術が知られている。これは、外管内に金属フィラメント
コイルを設け、かかる金属フィラメントコイルが発する
紫外線を発光管に照射することによって始動電圧を下げ
るものである。
【0003】図2及び図3は、特開昭61−21623
0号公報に記載されたメタルハライドランプの回路図で
ある。図中の1は硬質ガラスからなる外管、2は石英ガ
ラスなどから成る発光管、3は紫外線放射用の金属フィ
ラメント、4は金属フィラメントの加熱電力を調整する
ための抵抗器、5はグロー放電用の抵抗器、6はバイメ
タルスイッチ、7及び8は主電極、9は補助電極、10
は安定器、11は交流電源、12は点灯管であり、蛍光
ランプの点灯管と同じ原理でパルス電圧を発生させる。
【0004】次に、動作について説明する。交流電源1
1より電圧が印加されると、金属フィラメント3に電流
が流れ、金属フィラメントは加熱される。加熱された金
属フィラメント3は発光し、紫外線を放射する。ここ
で、金属フィラメント3はこの放射された紫外線が発光
管2に当たる位置に配置されているため、紫外線が発光
管に照射される。そして、紫外線が照射された発光管内
では補助放電が始まり、やがて補助放電は主放電に発達
し、発光管が発光することとなる。ここで、紫外線の照
射によって補助放電が発生する理由を特開昭61−21
6230号公報の記載を引用して説明する。メタルハラ
イドランプの始動電圧が高い理由は、ハロゲン化物が発
光管内に持ち込んだ水分などが原因となって生じる不純
ガス(例えばHIなど)が自由電子を捕獲することが原
因と考えられる。ところで、紫外線が発光管に照射され
ると、電極から電子が放出され、また、水銀や希ガスの
電離も起って自由電子の発生個数が多くなる。さらに、
紫外線はHIなどの不純ガス分子を解離するものと考え
られる。その結果、解離された不純ガスは発光管の管壁
に付着しやすくなり、したがって、放電空間中の不純ガ
スの量が少なくなる。以上述べた二つの効果によって、
始動電圧は低下するものと考えられる(以上、引用終わ
り)。
【0005】以上のように、従来技術は金属フィラメン
ト3から発せられる紫外線の作用により高圧パルスを用
いることなく、低い始動電圧でメタルハライドランプを
始動することを可能にしている。他方で、発光管内の不
純ガスが多い場合には、補助放電が生じても主放電に移
行しない場合がある。そこで、この場合に備えて、図3
に示すように、点灯管12が配設されている。つまり、
金属フィラメント3による紫外線放射では不十分なの
で、点灯管の作動に伴って発生するパルス電圧を追加し
て、補助放電を主放電に移行させている。
【0006】また、図4は、特開昭55−130064
号公報に示されたメタルハライドランプである。以下、
特開昭55−130064号公報の記載を引用して、図
4を説明する。図4においては、始動用直列回路が接続
されている。この直列回路は、点灯管17、インピーダ
ンス素子として、例えば、限流抵抗4及び常閉形熱応動
開閉器としてのバイメタルスイッチ6を直列に結んだも
のである。従って、この直列回路は、点灯中の発光管2
に対しては並列となるように介装されている。上記点灯
管17は、グロー放電によって電極バイメタルが加熱さ
れると、接点17a,17b間が閉じ、しかる後、電極
バイメタルが冷えるので、接点17a,17bを開くよ
うな公知の点灯管であり、内部にはネオン、アルゴン、
ヘリウムの少なくとも1種のガスが封入されており、こ
の点灯管17は、1000V以上のパルス電圧を発生さ
せるように、上記封入ガスのガス圧を15Torr以下
に規制してある。また、バイメタルスイッチ6は、外管
バルブ1内において、上記点灯管17よりも発光管2側
に近接した位置に配置されており、発光管2側からの熱
を受けて開動作するようになっている。このような構成
に基づくメタルハライドランプは、水銀ランプ用安定器
10に接続されて点灯使用されるが、始動時にあっては
周囲温度が低いため、バイメタルスイッチ6が閉じてお
り、従って、このバイメタルスイッチ6、抵抗4及び点
灯管17に、安定器10からの供給電圧に対応した電流
が流れる。そして、点灯管17にあっては、グロー放電
のために、電極バイメタルが加熱されて変形し、一旦接
点17a,17bを閉じて、やがて電極バイメタルが冷
えて復帰するので、接点17a,17b間を開放する。
この接点17a,17bの開動作に伴うキック電圧が発
光管2の電極7,8間にパルス電圧として印加され、こ
のパルス電圧は、前記安定器10のインダクタンス成分
Lに対応したパルス電圧が発生し、供給電圧に重畳され
るので、発光管2の電極7,8間に放電が開始されるこ
とになる。そして、発光管2は、アーク放電を開始する
と、このときの発光管2における放電電圧は、点灯管1
7のグロー放電開始電圧よりも低いので、点灯管17が
再びグロー放電を開始することはない。そして、上記発
光管2の放電が安定してくると、発光管2は発熱し、こ
の発光管2に近接して配置されているバイメタルスイッ
チ6がこの発光管2により加熱されて接点を開く。従っ
て、点灯管17への通電回路、つまり、前記直列回路が
開かれた状態を維持するため、この点灯管17が閉じて
も何らパルス電圧を発生させることはなく、ランプの立
ち消えや抵抗4の熱損を防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−2162
30号公報は、始動時にフィラメントを加熱した光(紫
外線)を発光管に当て、始動を容易にするものである
が、主に電極のバラツキによる始動性のバラツキを抑え
ることはできない。また、特開昭55−130064号
公報には、グロー管、或いは、熱応動スイッチ(バイメ
タルスイッチ)を用いたメタルハライドランプが開示さ
れているが、電極のバラツキや封入ガスや混在する不純
ガスのバラツキによる始動性のバラツキを抑えることが
できない。即ち、従来のメタルハライドランプは、実用
的に製造上のバラツキがあるため、始動特性にバラツキ
が出てしまう。
【0008】一般にメタルハライドランプ始動は、主電
極間にグロー放電が生じ、それにより、放電電流が増加
し、主電極を熱して電極の電子放出が増大し、異常グロ
ー放電電圧よりランプ印加電圧が高くなると、アーク放
電へ移行し、ランプが始動する。ここで、補助電極、補
助電極と隣接する主電極との間の補助放電は、片側だけ
であるが、異常グロー放電電圧を低下させる。また、発
光管に紫外線(特に、Hgの共鳴線は有効)が発光管の
主電極間の放電を容易にする電離状態を作る。また、ラ
ンプ印加電圧は、パルスでない方が好ましいが、実際上
高価格になり、始動パルスを用いる。ランプ印加電圧が
200V(AC)だけでは始動しないものが出てくる
(バラツキが大きい)。
【0009】そこで、本発明では、金属蒸気放電灯の始
動特性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る金属蒸気
放電灯は、外管と、外管内に配置された発光管と、発光
管に設けられた一対の主電極と、主電極間の放電を補助
する補助電極と、外管内に配置され、発光管を始動させ
る始動部品と、外管内に配置され、発光管に紫外線を放
射する紫外線放電管とを備えたことを特徴とする。
【0011】上記金属蒸気放電灯は、更に、紫外線放電
管に流れる電流を制限する紫外線放電管電流制限抵抗を
有し、紫外線放電管電流制限抵抗の抵抗値を60KΩ以
上400KΩ以下としたことを特徴とする。
【0012】上記金属蒸気放電灯は、更に、紫外線放電
管電流制限抵抗と並列に接続され、補助電極に流れる電
流を制限する補助放電電流制限抵抗を有し、紫外線放電
管電流制限抵抗の抵抗値をRdとし、紫外線放電管電流
制限抵抗と補助放電電流制限抵抗との並列接続合成抵抗
の抵抗値をRo(Ro=(Ra×Rd)/(Ra+R
d))とした場合、Roを15KΩ以上45KΩ以下に
したことを特徴とする。
【0013】この発明に係る金属蒸気放電灯は、紫外線
放電管は、少なくとも水銀が封入され、両端に冷陰極を
有し、紫外線透過ガラスを有する低圧水銀放電灯である
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本実施の
形態に係る電気蒸気放電灯の回路図である。図中の1,
2,4,5,6,7,8,9,10,11は、従来例と
同じ部品又は相当部品である。ここでは、メタルハライ
ドランプの始動性(始動電圧、始動時間)の改善に関す
る例を示す。図1は、外管1内に、片端に主電極7及び
補助電極9及び他端に主電極8を有し、金属ハロゲン化
物、アルゴンガスなどの希ガス及び水銀が封入された発
光管2と、この発光管2を始動させるためのパルス電圧
を発生する始動部品となるグロー管12(もしくは、グ
ロー管12と同一機能を持つ図示していない熱応動スイ
ッチ)が配設され、補助電極9は、補助放電電流制限抵
抗5を介して発光管2の片端に接続され、電流制限抵抗
4を介して始動部品となるグロー管12(もしくは、熱
応動スイッチ)が上記発光管に並列に接続されたメタル
ハライドランプを示している。そして、上記外管1内に
紫外線を放射する紫外線放電管13を、上記紫外線放電
管13からの紫外線が上記発光管2に当たるように配設
し、かつ、紫外線放電管13が紫外線放電管電流制限抵
抗14とバイメタルスイッチ6とを介して上記発光管に
並列に接続されるようにしている。
【0015】また、紫外線放電管電流制限抵抗の抵抗値
をRdとし、補助放電電流制限抵抗の抵抗値をRaとし
たとき、Rdを60KΩ以上400KΩ以下とし、Ra
とRdの並列接続合成抵抗の抵抗値Ro(Ro=(Ra
×Rd)/(Ra+Rd))の値を15KΩ以上45K
Ω以下としている。
【0016】この実施の形態のメタルハライドランプ
は、紫外線放電管からの紫外線が発光管内放電空間を常
に安定した電離状態に保ち、補助放電電流制限抵抗Ra
と紫外線放電管電流制限抵抗Rdの並列接続合成抵抗R
oの選択された値が、補助電極と主電極間の放電による
電極の放電開始電圧の低下を促し、主電極間放電に足り
る始動パルスを供給するように作用するものである。
【0017】また、上記紫外線放電管13は、少なくと
も水銀が封入され、両端に冷陰極を有する低圧水銀放電
灯である。紫外線放電管13は、例えば、紫外線透過ガ
ラスからなる紫外線透過部を有している。紫外線放電管
13は、全体が紫外線透過ガラスにより形成されていて
もよいし、紫外線放電管13の一部に紫外線透過ガラス
部が設けられていてもよい。本実施の形態では、紫外線
放電管13全体が紫外線透過ガラスである場合を想定し
ている。そして、紫外線放電管13は、放出する紫外線
が発光管に当たる位置に配置されている。紫外線放電管
13に電圧が印加されると、紫外線放電管13は放電を
開始し、紫外線を放射する。紫外線放電管13は、紫外
線透過ガラスにより形成されているため、この紫外線を
発光管2に照射することができる。ここで、紫外線放電
管13は、従来の金属フィラメントに比べて多くの紫外
線を放出することができるため、発光管2に照射される
紫外線量が多くなり、始動電圧をより低く押さえること
ができ、また始動時間の短縮を図ることができる。その
後、従来例と同様の原理により、照射された紫外線が発
光管内で補助放電発生を助長させるとともに、グロー管
12の作動によって発生したパルス電圧が補助放電を主
放電に移行させる。ここで、紫外線放電管13は、25
0〜260nmの紫外線の分光透過率を10%以上の紫
外線透過ガラスから形成されるとともに、グロー放電中
の電力が0.5ワット以上となるようにすることが望ま
しい。水銀原子を電離するには、電離電圧よりも少し高
いエネルギーの光を照射することが必要であるが、この
光は真空紫外線に近い波長となり、現実的な使用には適
さない。このため、水銀原子を電離させる方法として、
最低励起レベルの光を当てて累積電離を起こす方法が考
えられる。これは、最低励起レベルの光を水銀原子に当
てると、最外殻電子の励起が起こり、この電子が他の原
子と連続的に衝突し、更にこの衝突によって新たに別の
電子が励起されるというように、励起が次々と起こり最
終的に電子が電離する現象(累積電離)を利用するもの
である。水銀原子においては、励起レベルの光の波長が
253.7nmであることから、ここでは250〜26
0nmの光を発光管内の水銀に当てこととしている。ま
た、励起レベルの光として185.0nmの波長の光を
当てるようにしてもよい。
【0018】以下に、実施例を述べる。発光管の内径
1.95cm、主電極間長4.5cmの石英製発光管内
に沃化スカンジウム及び沃化ナトリウム水銀及び希ガス
アルゴン50Torrを封入した。外管内にグロー管、
紫外線放電管及び紫外線放電管電流制限抵抗(Rd=1
00KΩ)、補助放電制限抵抗(Ra=30KΩ)、グ
ロー管の電流制限抵抗(200KΩ)を設けた400W
メタルハライドランプを試作した。また、この実施例と
同じ仕様で紫外線放電管のない比較例も試作した。ま
た、この実施例と同じ仕様で補助電極を使用しない比較
例も試作した。実験は、一般チョークコイル式バラス
ト、AC60Hz、電源電圧180Vで始動試験を周囲
温度室温(25℃)及び−10℃で行った。メタルハラ
イドランプを商用周波数の200V電源で点灯させるこ
とが必要であるが、電源の電圧低下を見込んで実質18
0Vで、安価なチョーク式安定器で点灯させることが必
要であるとし、実験は180Vで行った。その結果、実
施例の試作品は全て確実に始動した。一方、実施例と同
じ仕様で紫外線放電管のない比較例は、室温では全て始
動したが、−10℃では約30%のランプが始動しなか
った。また、実施例と同じ仕様で補助電極を使用しない
比較例においては、室温で約10%,−10℃で55%
のものが始動しなかった。 室温(25℃) −10℃ 試作品 : 全て始動 全て始動 紫外線放電管のない比較例 : 全て始動 30%が始動せず 補助電極を使用しない比較例:10%が始動せず 55%が始動せず
【0019】この実施例は、(1)補助電極に隣接した
主電極の異常グロー放電電圧の低下と、(2)紫外線放
電管による主電極間の電離と、(3)グロー管により主
電極間に印加されるパルス電圧とにより、始動の可否が
決定され、これら三者の相乗効果に始動性が改善された
と考えられる。
【0020】また、各抵抗の値を変化させて実験をした
結果、以下のことが判明した。 (1)紫外線放電管電流制限抵抗のRdが400KΩを
越えると、始動パルスが出ていないとき、電源電圧18
0Vのみで放電が持続しなくなるため、また、紫外線放
電管電流制限抵抗のRdが60KΩ未満では、紫外線放
電管の寿命がランプ寿命より短くなるため、紫外線放電
管電流制限抵抗のRdは、60KΩ以上400KΩ以下
が望ましい。 (2)RaとRdの並列接続合成抵抗のRo(Ro=
(Ra×Rd)/(Ra+Rd))を15KΩ未満とす
ると始動パルス電圧が低下し、発光管の主電極放電が起
こらなくなり、また、RaとRdの並列接続合成抵抗の
Roが45KΩを越えると、補助電極の主電極間放電移
行への寄与が低下し、いずれも始動電圧が上昇すること
がわかった。従って、Roは15KΩ以上45KΩ以下
が望ましい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の好適な実施の
形態によれば、外管内に金属ハロゲン化物が封入され、
補助極を持つ発光管とこの発光管を始動させるためのグ
ロー管が配設されたメタルハライドランプにおいて、紫
外線を放射する紫外線放電管をその電流制限抵抗(Rd
KΩ)を介して発光管に並列に接続してなり、発光管の
補助放電電流制限抵抗を(RaKΩ)としたとき、Rd
を60KΩ〜400KΩとし、RaとRdの並列合成抵
抗Roを15KΩ〜35KΩとしたので、発光管製造上
の放電空間の放電の容易性のバラツキ及び電極のグロー
放電からアーク放電へのバラツキを同時に解決し、始動
電圧の低下及び始動時間のバラツキを小さくすることが
できる。具体的には、AC200Vの電源及びチョーク
コイルバラストを使用して点灯させるメタルハライドラ
ンプにおいて、始動電圧を低くでき、始動時間のバラツ
キを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す回路図。
【図2】 従来の技術を示す回路図。
【図3】 従来の技術を示す回路図。
【図4】 従来の技術を示す回路図。
【符号の説明】
1 外管、2 発光管、3 金属フィラメント、4 抵
抗、5 抵抗、6 バイメタルスィッチ、7 主電極、
8 主電極、9 補助電極、10 安定器、11 交流
電源、12 点灯管、13 紫外線放電管、14 抵
抗。
フロントページの続き (72)発明者 石神 隆幸 静岡県掛川市淡陽64 オスラム・メルコ株 式会社掛川工場内 Fターム(参考) 5C039 BA01 BB02 BB07 HH15 5C043 AA20 CC03 CD01 CD06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、 外管内に配置された発光管と、 発光管に設けられた一対の主電極と、 主電極間の放電を補助する補助電極と、 外管内に配置され、発光管を始動させる始動部品と、 外管内に配置され、発光管に紫外線を放射する紫外線放
    電管とを備えたことを特徴とする金属蒸気放電灯。
  2. 【請求項2】 上記金属蒸気放電灯は、更に、紫外線放
    電管に流れる電流を制限する紫外線放電管電流制限抵抗
    を有し、紫外線放電管電流制限抵抗の抵抗値を60KΩ
    以上400KΩ以下としたことを特徴とする請求項1記
    載の金属蒸気放電灯。
  3. 【請求項3】 上記金属蒸気放電灯は、更に、紫外線放
    電管電流制限抵抗と並列に接続され、補助電極に流れる
    電流を制限する補助放電電流制限抵抗を有し、紫外線放
    電管電流制限抵抗の抵抗値をRdとし、紫外線放電管電
    流制限抵抗と補助放電電流制限抵抗との並列接続合成抵
    抗の抵抗値をRo(Ro=(Ra×Rd)/(Ra+R
    d))とした場合、Roを15KΩ以上45KΩ以下に
    したことを特徴とする請求項2記載の金属蒸気放電灯。
  4. 【請求項4】 紫外線放電管は、少なくとも水銀が封入
    され、両端に冷陰極を有し、紫外線透過ガラスを有する
    低圧水銀放電灯であることを特徴とする請求項1記載の
    金属蒸気放電灯。
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