JP2001210022A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2001210022A
JP2001210022A JP2000379354A JP2000379354A JP2001210022A JP 2001210022 A JP2001210022 A JP 2001210022A JP 2000379354 A JP2000379354 A JP 2000379354A JP 2000379354 A JP2000379354 A JP 2000379354A JP 2001210022 A JP2001210022 A JP 2001210022A
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Hiroshige Kubota
太栄 久保田
Hitoshi Yamadera
仁 山寺
Yoshifumi Kawasaki
宜史 河▲崎▼
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の実画像情報とその要約のパラパラ情報
とを選択的に再生表示することができるようにする。 【解決手段】 ビデオCDには、各種内容の画像情報
(実画像情報)を記録したメイントラックとこれらをパ
ラパラと見えるようにするためのあらすじや要約を表わ
すパラパラ情報を記録したパラパラトラックとが設けら
れており、実画像情報はその情報内容に応じて区分化さ
れ、パラパラ情報はかかる区分の内容を要約し、例え
ば、ほぼ1秒のデータにパケット化している。パラパラ
トラックの各パケットのアドレスとメイントラックの各
区分のアドレスとは対応付けられており、パラパラトラ
ックからメイントラックに再生が移るとき、及びメイン
トラックからパラパラトラックに再生が移るときには、
その移る時点での情報内容がほとんど連続するように、
上記のアドレス対応を用いて再生の切換えが行なわれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオCDやCD
−ROM,DVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)の
ディスク状記録媒体を出版物などとして用いることを可
能とするディスク再生装置に係り、特に、かかるディス
ク状記録媒体を従来の印刷媒体による出版物と同様の機
能を持たせることができるようにしたディスク再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、世の中の出来事や物語(小説),
各種紹介や宣伝公告などの各種ジャンルの情報を載せた
出版物としては、それらの記事や写真などを印刷した雑
誌などの印刷媒体であった。
【0003】一方、いわゆる音楽などの音声情報の記録
媒体として開発されたCD(コンパクトディスク)を、
その大容量性に着目して、ビデオ信号をも記録再生でき
るようにしたビデオCD,CD−ROMやディジタルビ
デオ信号を記録したDVDなどのディスク状記録媒体が
開発され、画像情報の記録媒体として注目されてきてい
る。
【0004】上記のようなビデオCDは、コンパクトな
光ディスクまたは光磁気ディスクに大容量の画像情報を
記録することができることから、上記のような各種情報
の出版物としての利用が考えられる。CD−ROMやD
VDについても同様である。このように出版物として利
用する場合、各種紹介を画像情報として記録するばかり
でなく、記録情報を動画情報とすることもでき、ユーザ
はその紹介の内容をより正確に把握することができるよ
うになる。
【0005】しかも、かかるディスク状記録媒体は、コ
ンパクトでしかも各種多量な情報が格納されることにな
るから、持ち運びに手間がかからず、しかも、1枚のデ
ィスクから色々な情報を極めて多量に得ることができる
という利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
CDやDVDでは、雑誌などと違って、再生装置でこれ
を再生しないと、その記録されている情報の内容を知る
ことができない。この点からすると、雑誌などでは、そ
こにどのような内容の情報が書かれているかは、目次を
見るか、あるいはパラパラとめくって流し見することに
より、ユーザが一目でその概略が分かるものであるが、
ビデオCDやDVDでは、そこに記録されている情報を
一通り再生してみないと、どのような情報が記録されて
いるか分からず、それを分かるためには、非常に時間が
かかることになる。このことは、ビデオCDやDVDに
記録される情報が多くなればなるほど、それがその内容
が分かるための手間と時間が非常に大きな問題となる。
【0007】勿論、かかるディスク状記録媒体の再生装
置では、早送り再生機能を備えており、これによって1
つの記事内容を短時間で見ることができ、その記事内容
の概略を知ることができるが、早送り再生での画像は動
き(変化)が非常に速く、見づらくて目が疲れてしま
う。また、音声を再生できないという問題もある。
【0008】本発明の目的は、かかる問題を解消し、デ
ィスク状記録媒体に記録されている各種画像情報の内容
を、恰も雑誌などをパラパラとめくって見るように、迅
速にかつ的確に把握することを可能としたディスク再生
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディスク状記録媒体に、そこのメイント
ラック部に記録されている画像情報(実画像情報)毎
に、そのあらすじや概要を表わす短縮版の画像情報(パ
ラパラ情報)がパラパラトラック部に記録されており、
該実画像情報とパラパラ情報とを選択的に再生表示でき
るようにする。この場合、実画像情報の再生表示とパラ
パラ情報の再生表示との切換りでは、情報の内容がほぼ
連続するようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明によるディスク再生装置の
第1の実施形態の構成を示すブロック図であって、1は
装置本体、1aはディスクドライブ、1bは復号化部、
1cはD−A(ディジタル−アナログ)変換部、1dは
システム制御部、1d1はCPU(中央処理ユニッ
ト)、1d2はメモリ、1eはドライブ制御部、2はビ
デオCD、3はCRTや液晶などの表示装置、4は選択
決定入力手段である。
【0011】以下では、このディスク再生装置に使用さ
れるディスク状記録媒体をビデオCDとして説明する
が、CD−ROM,DVDやその他のディスク状記録媒
体であってもよい。
【0012】同図において、装置本体1は、セットされ
たビデオCD2を再生するためのディスクドライブ1a
と、例えばMPEG規格によってデータ圧縮符号化され
たビデオCD2の再生画像情報信号を復号化してデータ
伸長する復号化部1bと、この復号化されたディジタル
の画像情報信号をアナログの画像情報信号に変換するD
−A変換部と、CPU1d1やメモリ1d2などを備
え、選択決定入力手段4などからのデータや指令を取り
込み、かかるデータや指令に応じて装置本体1内の各部
の制御を行なうシステム制御部1dと、システム制御部
1dからの制御信号に応じて動作し、ディスクドライブ
1aを制御駆動するドライブ制御部1eなどから構成さ
れている。
【0013】ビデオCD2が装置本体1のディスクドラ
イブ1aにセットされ、選択決定入力手段4から再生指
令が入力されると、システム制御部1dは各部を再生モ
ードに設定し、ドライブ制御部1eによってディスクド
ライブ1aの再生制御を行なわせる。これによってビデ
オCD2から再生された画像情報信号は、復号化部1b
で復号化処理され、D−A変換部1cでアナログの画像
情報信号に変換されて表示装置3に供給される。これに
より、表示装置3では、ビデオCD2から再生された画
像情報が静止画または動画として表示される。
【0014】図2は図1に示したディスク再生装置に使
用されるディスク記録媒体の一具体例(ここでは、ビデ
オCD2)を示す図であって、2aはメイントラック
部、2bはパラパラトラック部である。
【0015】図2において、ビデオCD2には、実画像
情報が記録されているメイントラック部2aとパラパラ
情報が記録されているパラパラトラック部2bとが設け
られている。なお、この具体例では、パラパラトラック
部2bを、メイントラック部2aに対し、ビデオCD2
の内径側に設けたが、外径側でも、また、中間の領域に
受けるようにしてもよい。なお、実画像情報としては、
映画やテレビ番組のようなものでもよいし、チケットや
催しものなどの紹介情報でもよく、ビデオCD2には、
各種ジャンルの動画情報を実画像情報として記録するこ
とができる。
【0016】図3は図1における選択決定入力手段4の
一具体例としてのリモートコントローラの操作部を概略
的に示す平面図であって、4aは「再生」ボタン、4b
は「パラパラ」ボタンである。勿論、リモコン4には、
従来のものと同様、テンキーや「電源」ボタンなどの操
作ボタンが設けられていることはいうまでもない。
【0017】図4はビデオCD2でのメイントラック部
2aでの実画像情報が記録されているトラック(メイン
トラック)とパラパラトラック部2bでのパラパラ情報
が記録されているトラック(パラパラトラック)とでの
記録フォーマットを示す図である。
【0018】図4(c)は実画像情報が記録されている
メイントラックの一部を示し、図4(b)はこの図4
(c)に示す領域に対するパラパラ情報が記録されてい
るパラパラトラックの一部を示している。
【0019】図4(c)において、実画像情報を、例え
ば、その情報内容に応じてA,B,C,D,E,……の
領域に区分し、これら各区分毎にその要約を表わすほぼ
1秒の長さのパケット化された短縮情報a,b,c,
d,e,……を作成し、これらを実画像情報での区分
A,B,C,D,E,……に対応する順でパラパラトラ
ックに記録し、図4(b)に示すようなパラパラトラッ
ク部2b(図2)とする。
【0020】ここで、図4(c)に示すメイントラック
では、実画像情報の一定時間毎にその記録位置を示すア
ドレスが記録されたヘッダ(図示せず)が設けられてい
るが、区分A,B,C,D,E,……での開始アドレス
を夫々、図示するように、m0,m1,m2,m3,m
4,……とする。また、図4(b)に示すパラパラトラ
ックでも、各パケットa,b,c,d,e,……毎に、
その先頭に設けられたヘッダ(図4(a))に開始アド
レスp0,p1,p2,p3,p4,……が記録されて
いる。
【0021】さらに、図4(b)に示す各パケットa,
b,c,d,e,……のヘッダ(図4(a))には、こ
れらパケットa,b,c,d,e,……に対応した図4
(c)での区分A,B,C,D,E,……の開始アドレ
スm0,m1,m2,m3,m4,……も記録されてい
る。例えば、パケットaのヘッダには、このパケットa
の開始アドレスp0とともに、このパケットaに対応し
た図4(c)での区分Aの開始アドレスm0も記録され
ている。これにより、パラパラトラック部2bでのパラ
パラ情報の記録開始位置とメイントラック部2aでの実
画像情報の各区分の記録開始位置とが対応付けられる。
【0022】図2には図示しないが、また、ビデオCD
2の、例えば、最内径部に、例えば、メイントラック部
2aとパラパラトラック部2bとを規定する情報などの
制御情報が記録されており、図1において、かかるビデ
オCD2をディスクドライブ1aにセットすると、シス
テム制御部1dのCPU1d1はこのビデオCD2から
この制御情報を呼び出し、メモリ1d2に格納する。
【0023】しかる後、リモコン4の「再生」ボタン4
a(図3)を操作すると、システム制御部1dでは、C
PU1d1がメモリ1d2からこの操作に応じた制御情
報を読み出してドライブ制御部1eに送り、このドライ
ブ制御部1eはディスクドライブ1aを制御して、ビデ
オCD2のメイントラック部2a(図2)から実画像情
報を再生表示させる。かかる再生モードを、以下、通常
再生モードということにする。
【0024】また、リモコン4の「パラパラ」ボタン4
b(図3)を操作すると、システム制御部1dでは、C
PU1d1がメモリ1d2からこの操作に応じた制御情
報を読み出してドライブ制御部1eに送り、このドライ
ブ制御部1eはディスクドライブ1aを制御して、ビデ
オCD2のパラパラトラック部2b(図2)からパラパ
ラ情報を再生表示させる。この再生表示では、恰も雑誌
をパラパラとめくって見るように、実画像情報の概略が
表示されることになる。従って、かかる再生モード(以
下、パラパラ再生モードという)では、ビデオCD2に
記録されている各実画像情報の内容を大まかに知ること
ができる。
【0025】この場合、パラパラ情報とともに音声情報
も記録しておくことにより、実画像情報の概略表示とと
もに、その概略表示に適合した音声も図示しないスピー
カによって出力される。従って、実画像情報の概略内容
(あらすじ)を、画像でばかりでなく、音声からも認識
することができ、より正確に把握することができる。
【0026】また、パラパラトラック部2bの再生(パ
ラパラ再生モード)中、リモコン4の「再生」ボタン4
aを操作すると、そのときのパラパラ情報の再生位置に
ほぼ対応するメイントラック部2aでの実画像情報の記
録位置からこの実画像情報を再生し始める通常再生モー
ドとなり、また、実画像情報の再生(通常再生モード)
中、リモコン4の「パラパラ」ボタン4bを操作する
と、そのときの実画像情報の再生位置にほぼ対応するパ
ラパラトラック部2bのパラパラ情報の記録位置からこ
のパラパラ情報を再生し始めるパラパラ再生モードとな
る。
【0027】図4において、例えば、パラパラトラック
のパケットbからパラパラ情報を再生しているときに、
「再生」ボタン4a(図3)が操作されるとすると、シ
ステム制御部1d(図1)では、この「再生」ボタン4
aの操作があったことを検知して、このパケットbの再
生開始とともに読み取ったこのパケットbの開始アドレ
スp1からこれに対応するメイントラックでのアドレス
m1を検知し、ドライブ制御部1eに制御情報を送る。
これにより、このドライブ制御部1eはディスクドライ
ブ1aを制御し、メイントラックのアドレスm1から再
生を行なう通常再生モードに切り換わる。従って、パラ
パラ情報から実画像情報に再生表示される画像情報が切
り換わるが、その切換り時点で情報内容はほぼ連続して
おり、不自然なものとはならない。
【0028】同様にして、例えば、メイントラックの区
分Cから実画像情報を再生しているときに、「パラパ
ラ」ボタン4b(図3)が操作されたとすると、システ
ム制御部1dでは、この「パラパラ」ボタン4bの操作
があったことを検知して、その後、ビデオCD2から次
の区分Dでの先頭のヘッダが再生されると、そこに記録
されているパラパラトラックでのアドレスp3を検知
し、ドライブ制御部1eに制御情報を送る。これによ
り、このドライブ制御部1eはディスクドライブ1aを
制御し、パラパラトラックのアドレスp3からの再生に
切り換わる。従って、実画像情報からパラパラ情報に再
生表示される画像情報が切り換わるが、その切換り時点
で情報内容はほぼ連続しており、不自然なものとはなら
ない。
【0029】このようにして、実画像情報からパラパラ
情報へ、あるいはパラパラ情報から実画像情報へ任意に
切り換えることができ、しかも、その切換え時点での情
報内容が連続しているため、再生している実画像情報の
途中をパラパラ再生モードにして飛ばしたい場合でも、
その飛ばしているところの内容を概略的にあらすじとし
て把握することができるし、再度実画像情報として見た
い部分を容易にかつ正確に見つけ出すことができるし、
また、その部分を見つけ出して実画像情報の再生表示に
切り換える場合には、それ以前のあらすじが分かるの
で、ユーザには違和感を与えない。
【0030】ここで、実画像情報の区分としては、それ
が表わすストーリの重要な部分では区分を細かくし、重
要でない部分では区分を大きくし、夫々の区分の概要や
要約を作成してほぼ1秒から3秒と同じ長さのパケット
とする。このように区分をパケットに変換する際には、
例えば、その区分の画像情報信号のフレームまたはフィ
ールドをその区分の長さに応じた圧縮率で間引くように
すればよい。従って、図4(b),(c)において、パ
ケットbは区分Bを小さい間引き率でフレームまたはフ
ィールドの間引きがなされたものであり、また、パケッ
トcは区分Cを大きい間引き率でフレームまたはフィー
ルドの間引きがなされたものである。
【0031】このようにすることにより、パラパラ情報
を再生表示するときには、従来の早送り再生とは異なっ
て、ストーリーのポイントとなるところが詳しく表示さ
れ、それ以外のところは粗い内容で表示されることにな
り、ストーリの内容をより明確に把握することができ
る。
【0032】以上のように、この第1の実施形態が動作
するが、かかる動作を図5によりまとめて説明する。
【0033】同図において、まず、ビデオCD2がディ
スクドライブ1a(図1)にセットされ、リモコン4
(図3)の「パラパラ」ボタン4bを操作すると(ステ
ップ100)、ビデオCD2のパラパラトラック部2b
がその開始部から再生され(ステップ101)、そこか
ら再生されるパラパラ情報が表示装置3(図1)の表示
画面に表示されてパラパラ再生モードとなる。これとと
もに、システム制御部1dは、再生しているパケットの
ヘッダの開始アドレスとこれに対応するメイントラック
での区分の開始アドレスとを順次読み取る。
【0034】このままパラパラ情報がパラパラトラック
部2bの最後まで再生表示されるパラパラ再生モードが
続くと、遂にはこの再生が終了するが、その間、例え
ば、パケットb(図4(b))を再生しているときに、
「再生」ボタン4a(図3)が操作されたとすると(ス
テップ103)、そのとき再生しているパケットbでの
開始アドレスp1をメモリ1d2(図1)に格納し(ス
テップ104)、メイントラックでの区分Bの開始アド
レスm1に応じた制御情報を形成し、ドライブ制御部1
eに送る。これにより、ドライブ制御部1eはディスク
ドライブ1aを制御し、光ヘッド(図示せず)をビデオ
CD2のメイントラック部2aのアドレスm1の所に移
動させ(ステップ106)、そこから実画像情報の区分
Bを再生させる(ステップ107)。これにより、表示
装置3の表示画面に区分Bの開始から実画像情報が表示
される通常再生モードとなる(ステップ107)。
【0035】その後、そのままメイントラック部2aが
最後まで再生されると(あるいは、この区分Bを含む1
つのストーリの実画像情報が再生され終わると)、通常
再生モードが終了するが、その途中で、例えば、メイン
トラックでの区分D(図4(c))の再生中に「パラパ
ラ」ボタン4b(図3)が操作されると、そのときのメ
イントラックから再生されるアドレス(m3+α)(但
し、m3+α<m4)がシステム制御部1dのCPU1
d1に取り込まれ(ステップ109)、また、上記のメ
モリ1d2に格納したパケットbの開始アドレスp1に
基づいてディスクドライブ1aを制御し、光ヘッドをパ
ラパラトラック(図4(b))のパケットbの開始点ま
で移動させる(ステップ110)。
【0036】そして、このパラパラトラックをパケット
bの開始部分から再生を開始するパラパラ再生モードと
なる。その後、順次再生される各パケットb,c,……
のヘッダ(図4(a))に含まれるメイントラックの各
区分の開始アドレスm1,m2,……を検出して(ステ
ップ111)、先に取り込んだ区分Dでのアドレス(m
3+α)と順次比較し(ステップ112)、開始アドレ
スがm4となってアドレス(m3+α)以上になると、
このときのパラパラトラックの開始アドレスp4から、
従って、パケットdの再生からパラパラ情報の表示を開
始させてパラパラ再生モードとなる(ステップ113,
114)。
【0037】その後、「再生」ボタン4aの操作がな
く、パラパラトラック部2bを最後まで再生すると、パ
ラパラ再生モードが終了するが、その間に「再生」ボタ
ン4aの操作があると、再びステップ103からの動作
が繰り返されて通常再生モードとなる。
【0038】なお、メイントラックからの実画像情報の
再生表示から「パラパラ」ボタン4bの操作によってパ
ラパラ情報の再生表示に移るまでに若干の時間がある
が、表示装置3(図1)にフレームメモリを設け、この
間、このフレームメモリに残る通常再生モードが終わる
直前の実画像情報のフレームを繰り返し表示して静止画
表示をするようにしてもよい。従って、この場合には、
新たなパラパラ情報の表示のための再生が開始される
と、この静止画像からパラパラ情報が引き続いて表示さ
れることになる。このことは、パラパラ情報の再生表示
から実画像情報の再生表示に切り換わるときも同様であ
る。
【0039】また、以上の説明では、パラパラトラック
での各パケットのヘッダに、その開始アドレスとメイン
トラックでの実画像情報の対応する区分の開始アドレス
をも記録し、メイントラックには、それ自身のアドレス
のみが記録されるものとしたが、メイントラックでの実
画像情報の各区分A,B,C,D,E,……の開始にあ
るヘッダに、これら区分A,B,C,D,E,……に対
応したパケットa,b,c,d,e,……の開始アドレ
スp0,p1,p2,p3,p4,……を記録するよう
にしてもよい。この場合には、例えば、区分Aの先頭の
ヘッダには、この区分Aの開始アドレスm0とともに、
この区分Aに対応したパケットaの開始アドレスp0も
記録されている。従って、図5でのステップ104〜1
07の処理中、各区分の開始でこれに対応するパラパラ
トラックでのパケットの開始アドレスをシステム制御部
1dが取り込んで保持し、「パラパラ」ボタン4bが押
されると(図4のステップ108)、ステップ109〜
112の代りに、この取り込んだ開始アドレスに基づい
て光ヘッドを移動させ、この開始アドレスのパケットか
らパラパラ情報の再生を開始するようにすることができ
る。
【0040】図6は図1における表示装置3の表示画面
での表示例を示す図である。
【0041】ビデオCD2から画像情報を再生表示して
いるときには、この表示されている画像がパラパラ情報
であるか、実画像情報であるか判別しにくい場合があ
る。
【0042】そこで、この第1の実施形態では、リモコ
ン4(図3)に所定の操作ボタン(例えば、「モード確
認」ボタン)を設け、パラパラ情報が表示画面3aに表
示されているとき、この「モード確認」ボタンを操作す
ると、図6(a)に示すように、例えば、「パラパラ情
報再生中」という文字表示を行なうようにする。そし
て、再度この「モード確認」ボタンを操作すると、この
文字が消えるようにする。
【0043】また、図6(b)に示すように、上記の文
字とともに、ピクト5を表示したり、さらには、例え
ば、「再生ボタンでメイン情報(実画像情報)が見られ
ます」という文字表示を行なうこともできる。勿論、図
6(c)に示すように、実画像情報の再生表示中、上記
の「モード確認」ボタンを操作することにより、「パラ
パラボタンでパラパラ情報を見れます」という文字表示
も行なうようにすることができる。
【0044】なお、図6(a),(b),(c)では、
実画像情報やパラパラ情報は示していない。
【0045】以上のように、この第1の実施形態では、
雑誌などの出版物をパラパラとめくって見るのと同様の
機能が得られるし、また、かかるパラパラめくりと1枚
めくりとを任意に選択するのと同様の機能が得られるこ
とになり、これにより、ビデオCDに格納されている画
像情報のストーリなどの内容を、概略的にかつ迅速に把
握することができ、所望とする標題の画像情報を迅速に
探し出すことが可能となる。
【0046】次に、図7〜図12により、ディスク状記
録媒体の他の具体例とこれを用いるディスク再生装置の
第2の実施形態について説明する。
【0047】この第2の実施形態のディスク装置も図1
に示した構成をなしており、また、これに使用されるデ
ィスク状記録媒体であるビデオCD2も、図2に示した
ように、メイントラック部2aとパラパラトラック部2
bとが設けられている。しかし、リモコン4は、図12
に示すように、「パラパラ」ボタン4bのほかに、「メ
ニュー」ボタン4cが設けられているものとする。
【0048】ビデオCD2のメイントラック部2a(図
2)には、種々の内容の実画像情報が記録されている
が、これら実画像情報は互いにツリー構造の階層関係
(以下、遷移ツリー構造という)で分類されている。
【0049】図7はその1例を示すものであって、遷移
ツリー構造の最上位の画像情報P1と分岐点での画像情
報P2,P3,P4,P8をメニュー画像情報とし、複
数の画像情報から所望の1つを選択できるように、複数
の所定の選択項目が設けられている。
【0050】ここでは、メニュー画像P1では、3つの
選択項目「1.チケット情報」,「2.タウン情報」,
「3.イベント情報」が設けられているものとする。そ
して、リモコン4(図12)のテンキーを操作して
「1.チケット情報」を選択すると、メニュー画像P2
が表示されて、例えば、「1.映画」,「2.音楽」,
「3.演劇」のいずれかのチケットを紹介する画像情報
を選択することができる選択項目が設けられ、「2.タ
ウン情報」を選択すると、メニュー画像P4が表示され
て、例えば、「1.○△の街」,「2.○×の街」,
「3.駅ウォッチ」のいずれかの紹介画像情報を選択す
ることができる選択項目が設けられ、「3.イベント情
報」を選択すると、メニュー画像P3が表示されて、例
えば、「1.スポーツ」,「2.○○会場」のいずれか
の紹介画像情報を選択することができる選択項目が設け
られている。また、メニュー画像P2で「2.音楽」を
選択した場合には、まず、「CD情報」の紹介画像P7
が表示され、これに続いて選択項目「1.洋楽ヒッ
ト」,「2.邦楽ヒット」が設けられたメニュー画像P
8が表示されるものとする。
【0051】このような実画像情報やメニュー画像情報
がビデオCD2のメイントラック部2a(図2)に記録
されているが、これら実画像情報やメニュー画像情報夫
々に対応するパラパラ情報も、図7に示す同じ階層関係
で分類されてビデオCD2のパラパラトラック部2b
(図2)に記録されている。
【0052】図8は実画像情報などが記録されているメ
イントラックの一部とこれに対応したパラパラ情報が記
録されているパラパラトラックとを示すものであって、
ここでは、図7におけるメニュー画像情報P2と実画像
情報P5とが記録されている部分を示している。
【0053】実画像情報に対するパラパラ情報は、先に
説明した第1の実施形態の場合と同様であるが、メニュ
ー画像情報に対するパラパラ情報は、その選択項目の個
数などの情報内容に応じた所定時間表示させるように記
録される。これは、選択項目が多いほど、夫々の選択項
目を理解するのに長い時間を要するためである。但し、
パラパラ再生モードでメニューを不要に長く表示する
と、これが必要のないメニュー画像である場合、非常に
煩わしいものとなる。従って、パラパラ再生モードでの
メニュー画像の表示期間は、長くても数秒程度とする。
例えば、図8において、パラパラ情報の1パケットはほ
ぼ1秒の情報であるが、メニュー画像情報P2に対する
パラパラ情報は、ここでは、3個の選択項目が設けられ
ていることからして、3パケットからなり、従って、こ
のパラパラ情報はほぼ1秒×3=3秒間だけ表示される
ようにしている。
【0054】また、この第2の実施形態では、リモコン
4(図12)の「パラパラ」ボタン4bを操作すると、
パラパラトラック部2b(図2)からのパラパラ情報の
再生表示が行なわれるのであるが、そのときのメニュー
画像情報やパラパラ情報の再生順序は、上記の遷移ツリ
ー構造において、図9(a)に示す矢印に沿う丸で囲ん
で数値の順序としている。
【0055】即ち、図7も参照して、ビデオCD2をセ
ットして「パラパラ」ボタン4bを操作すると、まず、
メニュー画像P1がほぼ3秒表示され、このとき、図9
では図示しないが、選択項目「1.チケット情報」に枠
状のカーソルが付されていて、次に、この選択項目に対
するメニュー画像P2がほぼ3秒表示される。このメニ
ュー画像では、選択項目「1.映画」に枠状のカーソル
が付され、これによって映画のロードショウのチケット
情報の画像P5のパラパラ画像が表示される。そして、
次に、映画のリバイバルのチケット情報の画像P6のパ
ラパラ画像が表示され、これが終わると、この画像P6
の遷移ツリー構造上位のメニュー画像のうちで最も近
く、かつまだ選択されない項目が残っているもの、即
ち、メニュー画像P2のパラパラ情報の再生表示に移
る。
【0056】このメニュー画像P2のパラパラ画像のほ
ぼ3秒の表示では、次の選択項目「2.音楽」枠状のカ
ーソルが付され、次に、CD情報の画像P7のパラパラ
画像が表示される。この表示が終わると、選択項目
「1.洋楽ヒット」,「2.邦楽ヒット」を表わし、か
つ選択項目「1.洋楽ヒット」に枠状のカーソルが付さ
れたメニュー画像P8のパラパラ画像がほぼ2秒から3
秒表示される。そして、次に、「洋楽ヒットダイジェス
ト」の実画像P9のパラパラ画像が表示され、「2.邦
楽ヒット」に枠状のカーソルが付されたメニュー画像P
8のパラパラ画像の表示に戻ってから、「邦楽ヒットダ
イジェスト」の実画像P10のパラパラ画像が表示され
る。
【0057】このパラパラ画像が表示され終わると、メ
ニュー画像P8で選択されていない項目はないので、そ
の上位のメニュー画像P2のほぼ3秒の表示に移り、同
様にして、「劇場日程」の実画像P11,「演劇チケッ
ト」の実画像P12夫々のパラパラ画像の表示に進み、
それが終わると、メニュー画像P2で全ての選択項目が
選択されたので、その上位のメニュー画像P1の表示に
移る。このときには、選択項目「3.イベント情報」に
枠状のカーソルが付され、同様にして、メニュー画像P
3,実画像P13,P14,P15,メニュー画像P
3,実画像P16,P17夫々のパラパラ画像の表示が
順に行なわれる。このようにして、最後の実画像P23
のパラパラ画像の表示が終わると、再生モードが解除さ
れる。
【0058】図9(b)は以上の表示順序の一部を示し
ている。
【0059】パラパラトラック部2bでは、メニュー画
像情報や実画像情報が上記の再生の順に記録されてい
る。図8では、選択項目「1.映画」に枠状のカーソル
が付されたメニュー画像P2のパラパラ情報に続いて、
この選択項目「1.映画」に対する実画像P5のパラパ
ラ情報が記録されていることを示している。
【0060】ここで、実画像情報とそのパラパラ情報と
の夫々のトラックでのアドレスの記録は先の第1の実施
形態と同様であるが、メニュー画像情報については、そ
れに対する3パケットのヘッダにこのメニュー画像が記
録されている同じ開始アドレスが記録されている。図8
においては、3つのパケットa0,a1,a2は開始ア
ドレスがm0の同じメニュー画像情報A(メニュー画像
P2)のパラパラ情報のパケットであるから、これらパ
ケットa0,a1,a2のヘッダに同じアドレスm0も
記録される。
【0061】次に、図10,図11により、この第2の
実施形態の動作について説明する。
【0062】図10において、ビデオCD2をディスク
ドライブ1aにセットし(図1)、リモコン4(図1
2)の「パラパラ」ボタン4bを操作すると(ステップ
200)、ディスクドライブ1aはこのビデオCD2の
パラパラトラック部2b(図2)のトラックをその先頭
から再生し(ステップ201)、表示装置3(図1)の
表示画面に、図9で説明したように、順次のパラパラ画
像を表示する(ステップ202)。この間、パラパラト
ラックの各パケットが再生される毎に、そのパケットに
記録されているこのパケットの開始アドレスとこのパケ
ットに対応したメイントラックでの上記区分の開始アド
レスとが検出される。そして、このパラパラトラック部
2bの再生が終わると(ステップ203)、このパラパ
ラ画像の再生表示モードが解除される。
【0063】いま、例えば、図8におけるパラパラトラ
ックでのパケットcを再生するパラパラ再生モード中、
リモコン4(図12)の「再生」ボタン4aが操作され
ると(ステップ203)、システム制御部1dはこのパ
ケットcの開始アドレスp4を取り込んでメモリ1d2
に格納し、このパケットcがメニュー画像のパケットで
ないことを判定すると(ステップ205)、この開始ア
ドレスp4と同時に検出されるパケットcに対応する実
画像P5の区分Cの開始アドレスm2を読み込む(ステ
ップ206)。そして、ドライブ制御部1eを制御し
て、メイントラック部2a(図2)のこの開始アドレス
m2からメイントラックの再生を開始させる(ステップ
207)。これにより、実画像P5の区分Cから再生表
示が行なわれる(ステップ208)。そのままこの再生
を続ければ、実画像P5の再生、または実画像P5,P
6の再生が終わると(ステップ209)、メイントラッ
クのメニュー画面P2に戻る。
【0064】メイントラック部2aから実画像情報P5
が再生される通常再生モード中、例えば、図8での区分
Dの再生中、リモコン4(図12)の「パラパラ」ボタ
ン4b(図3)が操作され(ステップ209)、そのと
きのアドレスを(m3+α)とすると、システム制御部
1dはこのアドレス(m3+α)をメモリ1d2に格納
し(ステップ210)、また、メモリ1d2から先に格
納した開始アドレスp4を読み出し、ドライブ制御部1
eによってディスクドライブ1aを制御してパラパラト
ラックでのこの開始アドレスp4の記録位置(ここに
は、区分Cの開始アドレスm2も記録されている)まで
光ヘッドを移動させ(ステップ211)、それから光ヘ
ッドを高速に移動させながら各パケットのヘッダに記録
されている実画像情報の各区分の開始アドレスmnを読
み込み(ステップ212)、この読み込んだ開始アドレ
スmn(但し、この場合、nは2以上の整数)が先のア
ドレス(m3+α)と mn≧m3+α となるまでこれを続ける。この場合、n=4でこれを満
足するから、開始アドレスm4が再生されると、これが
記録されている開始アドレスp6のパケットe(実画像
P5の区分Eに対するパラパラ画像)からパラパラトラ
ックの再生が開始され(ステップ214)、表示装置3
の表示画面に実画像P5の区分Eに対するパラパラ画像
から図9で説明したパラパラ情報の表示がなされる。
【0065】しかる後、リモコン4(図12)の「再
生」ボタン4aが操作されなければ(ステップ20
3)、最後のパラパラ情報が再生表示されて再生モード
が解除されるが、所望のパラパラ画像の表示されたとき
に「再生」ボタン4aが操作されると(ステップ20
3)、再びステップ204からの動作が行なわれる。
【0066】次に、パラパラ画像の再生状態のときに
「再生」ボタン4aが操作され(ステップ203)、そ
のときのパラパラ画像がメニュー画像のパラパラ画像で
あったとし(ステップ205)、このとき、パラパラト
ラックのメニュー画像P2のパケットa1の部分を再生
していたとすると、システム制御部1dは、図11にお
いて、このパケットa1を再生開始したときに検出した
このパケットa1の開始アドレスp1とメニュー画像P
2の記録領域の開始アドレスm0とを取り込み(ステッ
プ216)、ドライブ制御部1eでもってディスクドラ
イブ1aを制御させ、光ヘッドをメイントラックのアド
レスm0の位置に移動させ(ステップ217)、また、
上記のアドレスm0,p1をメモリ1d2に格納する
(ステップ218)。
【0067】これにより、実画像としてのメニュー画像
P2が再生表示される(ステップ219)。この表示は
リモコン1(図12)のテンキーによる選択項目の指定
があるまで続き、所望選択宅項目の指定があると(ステ
ップ220)、メイントラック部2aでこの選択項目に
対する実画像(例えば、「1.映画 ロードショー」チ
ケットの実画像P5)が再生表示される(ステップ22
1)。ここで、この実画像の再生表示中にリモコン4
(図12)の「メニュー」ボタン4cを操作すると(ス
テップ222)、また、図11に示していないが、この
実画像の再生表示が終了すると、もとのメニュー画像P
2が再生表示される(ステップ219)。
【0068】なお、メニュー画像が表示されているとき
に「メニュー」ボタン4cを操作すると、現在表示され
ているメニュー画像よりも1つ上位のメニュー画像に表
示が切り換わるようにする。例えば、図7において、実
画像としてのメニュー画像P8が表示されているときに
「メニュー」ボタン4cが操作されると、その上位のメ
ニュー画像P2が表示されるようになり、さらに「メニ
ュー」ボタン4cを操作すると、さらに上位にメニュー
画像P1が表示されるようになる。
【0069】「メニュー」ボタン4cも、また、「パラ
パラ」ボタン4bも操作されなければ、メニュー画像P
2または実画像P5の再生表示が続くが、かかる状態で
「パラパラ」ボタン4bが操作されると(ステップ22
3)、システム制御部1dは、先にメモリ1d2に格納
したパラパラトラックのアドレスp1を読み出し、これ
に基づいてディスクドライブ1aを制御して、光ヘッド
をパラパラトラックのアドレスp1の位置に移動させる
(ステップ224)。
【0070】そして、システム制御部1dは、このアド
レスp1が記録されている部分からこれとともに記録さ
れているメイントラックのアドレスm0を検出すると
(ステップ225)、このアドレスが先にステップ21
8でメモリ1d2に格納したアドレスm0と等しいので
(ステップ226)、このアドレスm0よりも1つ前の
アドレス位置までずらし、そこでのアドレスが検出され
ると(ステップ225,ステップ226)、検出された
このアドレスの次のアドレス、即ちアドレスm0が検出
されてから(ステップ227)、パラパラ情報の再生表
示を開始する(ステップ228)。これにより、メニュ
ー画像P2のパラパラ情報の記録開始位置から(パケッ
トa0の開始から)パラパラ情報の表示が開始される
(ステップ229)。
【0071】その後、図10において、リモコン4(図
12)の「再生」ボタン4aの操作がなければ、パラパ
ラ情報の再生終了とともに再生モードが解除されるが、
「再生」ボタン4aの操作がなされると、ステップ20
3からの動作が再び行なわれる。
【0072】以上のようにして、この第2の実施形態で
は、メニュー画像情報を含めた全ての記録されている画
像情報を、雑誌などをパラパラめくって見るのと同様に
して、1つも抜かさずに迅速に見ることができ、ビデオ
CD2にどのような画像情報が記録されているのか、短
時間で知ることができる。
【0073】また、このようなパラパラめくりと同様な
画像情報の表示中であっても、その中の所望の画像情報
が表示されたとき、「再生」ボタン4aを操作するだけ
でこれを通常の再生表示状態とすることができ、所望画
像情報の検索を迅速に行なうことができるし、パラパラ
めくりと同様な画像情報の表示において、「再生」ボタ
ン4aの操作によってメニュー画像から通常の再生状態
とすることができ、メニュー画像の選択も迅速に行なう
ことができるから、このメニュー画像からの所望実画像
情報の検索も迅速に行なうことができる。
【0074】また、パラパラ再生モードでは、全ての実
画像情報に対応するパラパラ情報を、メニュー画像情報
も含めて、所定の順序で再生表示させることができ、デ
ィスク状記録媒体に記録されている全ての内容を把握で
きるばかりでなく、該メニュー画像の表示時、その選択
項目から所望の実画像情報を通常再生モードで再生させ
ることができ、所望実画像情報の検索を迅速に行なうこ
とができる。
【0075】さらに、パラパラ再生モードと通常再生モ
ードとの切換えを任意の時点で行なうことができ、複数
の所望の実画像情報を検索する場合、通常再生モードか
らパラパラ再生モードに移行させるだけで次の所望の実
画像情報の検索ができて、手間がかからず、迅速に行な
うことができる。
【0076】なお、上記第2の実施形態において、パラ
パラ情報の再生を行なって、例えば、図7での「1.映
画 ロードショー」の実画像P5を見つけ出し、これを
メイントラックから再生して通常の再生状態で再生表示
し、これを見終わると、さらに他の所望の実画像情報を
探したいとき、再び、図9に示したように、最上位のメ
ニュー画像P1からパラパラ情報の再生を行なわせる場
合がある。このような場合、1度実画像としてみたP5
の画像はもはや見る必要がなく、このようなパラパラ情
報を飛ばして再生ようにすることもできる。これは、例
えば、このパラパラ情報のパケットのアドレスをシステ
ム制御部1dが保持しておき、パラパラ再生モード時、
この保持したアドレスのパケットを高速に飛ばすように
すればよい。勿論、この部分での再生が途切れるが、例
えば、この期間、その直前の再生画像を静止画で表示す
ればよい。
【0077】また、上記各実施形態では、1枚のビデオ
CDに全ての実画像情報とこれに対するパラパラ情報と
が記録されているものとしてが、図13に示すように、
複数枚のビデオCD41,42,43,……に渡ってメ
イントラック部4aが形成され、これに実画像情報が記
録されているようにし、そのうちの1枚のビデオCD4
1にパラパラトラック部4bが設けられてこれら実画像
情報のパラパラ情報が記録されるようにしてもよい。こ
の場合には、これらビデオCD41,42,43,……
を自動的に選択するオートチェンジャを設ける。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスク状記録媒体に、各種情報内容の複数の実画像情
報とともに、これら実画像情報の要約やあらすじなどを
表わす短縮版のパラパラ情報が記録されているので、こ
れを順次再生することにより、例えば、雑誌などをパラ
パラめくって見るのと同様の機能が得られ、ディスク状
記録媒体に記録されている膨大な画像情報の内容を迅速
にかつ的確に把握することが可能となるし、パラパラ情
報を順次再生するパラパラ再生モードと実画像情報を再
生する通常再生モードとの切換えが任意の時点ででき
て、しかも、この切換え時点での情報内容をほぼ連続さ
せることができ、ユーザに違和感を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク再生装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】図1に示すビデオCDでの実画像情報とパラパ
ラ情報の記録領域を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態での図1における選択
決定入力手段の一具体例を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態での図1におけるビデ
オCDのメイントラックとパラパラトラックとの記録フ
ォーマットを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】図1における表示装置での表示画像の具体例を
示す図である。
【図7】本発明によるディスク再生装置の第2の実施形
態でのビデオCDに記録されている画像情報の階層関係
の一具体例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施形態での図1におけるビデ
オCDのメイントラックとパラパラトラックとの記録フ
ォーマットを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態での図7に示した階層
関係にあるパラパラ情報の再生順序を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態のパラパラ再生モー
ドと通常再生モードとの切換え動作を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の第2の実施形態のパラパラ再生モー
ドでメニュー画像を指定した場合の動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第2の実施形態での図1における選
択決定入力手段の一具体例を示す平面図である。
【図13】本発明によるディスク再生装置に使用するデ
ィスク状記録媒体を複数枚1組とした場合を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ディスク再生装置本体 1a ディスクドライブ 1b 復号化部 1c D−A変換部 1d システム制御部 1d1 メモリ 1d2 CPU 1e ドライブ制御部 2 ビデオCD 2a メイントラック部 2b パラパラトラック部 3 表示装置 3a 表示画面 4,41,42,43 選択決定入力手段(リモートコン
トローラ) 4a 「再生」ボタン 4b 「パラパラ」ボタン 4c 「メニュー」ボタン 5 ピクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種情報の複数の実画像情報がその内容
    毎に区分されて記録されたメイントラック部と、該実画
    像情報の区分毎に設定されその区分の内容を要約して表
    わしかつ対応する該区分とアドレス対応付けられたパケ
    ットからなるパラパラ情報が記録されたパラパラトラッ
    ク部とを有するディスク状媒体を用いるディスク再生装
    置において、 該メイントラック部からの該実画像情報の再生モードか
    ら該パラパラトラック部からの該パラパラ情報の再生モ
    ードへの切換えは、この切換え直前に再生された該実画
    像情報の該区分からこの区分にアドレス対応付けられた
    該パラパラ情報のパケットに再生を移すものであって、
    該実画像情報から該パラパラ情報に情報内容がほぼ連続
    するように切り換わることを特徴とするディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】 各種情報の複数の実画像情報がその内容
    毎に区分されて記録されたメイントラック部と、該実画
    像情報の区分毎に設定されその区分の内容を要約して表
    わしかつ対応する該区分とアドレス対応付けられたパケ
    ットからなるパラパラ情報が記録されたパラパラトラッ
    ク部とを有するディスク状媒体を用いるディスク再生装
    置において、 該パラパラトラック部からの該パラパラ情報の再生モー
    ドから該メイントラック部からの該実画像情報の再生モ
    ードへの切換えは、この切換え直前に再生された該パラ
    パラ情報のパケットからこのパケットにアドレス対応付
    けられた該実画像情報の該区分に再生を移すものであっ
    て、該パラパラ情報から該実画像情報に情報内容がほぼ
    連続するように切り換わることを特徴とするディスク再
    生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004326971A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Toshiba Corp 記録再生装置および記録再生方法

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