JP2001209958A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JP2001209958A
JP2001209958A JP2000017889A JP2000017889A JP2001209958A JP 2001209958 A JP2001209958 A JP 2001209958A JP 2000017889 A JP2000017889 A JP 2000017889A JP 2000017889 A JP2000017889 A JP 2000017889A JP 2001209958 A JP2001209958 A JP 2001209958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
pulse
laser
drive pulse
laser drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000017889A
Other languages
English (en)
Inventor
Munetoshi Morikazu
宗利 盛一
Mitsusachi Banba
光幸 番場
Takashi Sasaki
敬 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000017889A priority Critical patent/JP2001209958A/ja
Priority to TW090100118A priority patent/TW484127B/zh
Priority to KR1020010001776A priority patent/KR20010086323A/ko
Priority to US09/761,961 priority patent/US7787344B2/en
Priority to CNB011113286A priority patent/CN1161765C/zh
Publication of JP2001209958A publication Critical patent/JP2001209958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1倍速から、より高速な記録レートを行う記
録装置において高精度なレーザドライブパルスの時間軸
方向の制御が実行できるようにする。 【解決手段】 比較的長い時間単位で遅延時間を可変制
御できる第1の遅延部(SR1・・・SRn)と、短い
時間単位で遅延時間を可変制御できる第2の遅延部(D
B1・・・DBn)を組み合わせて用いることにより、
非常に多数段となるディレイゲートを用いなくても、1
倍速から8倍速、12倍速等の高速レートのそれぞれに
対応して、高精度な時間軸方向の制御が実行できるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体に対して、
記録データによって変調されたレーザ光によりデータ記
録(光変調方式記録)を行う記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク等の記録媒体に対して光変調
方式記録を行う場合において、ディスク上に形成される
ピット(マーク)の良好な整形のための熱的な制御を行
うため、レーザをパルス発光させることが行われてい
る。これは具体的にはレーザを駆動するレーザドライブ
パルスとしてパルス波形を設定するとともに、各パルス
期間を時間軸方向に制御して、レーザ照射期間をコント
ロールするものである。
【0003】データ書込可能なディスクメディアとして
はCD−R(CD−Recordable=CD−WO)のような
追記型ディスクや、CD−RW(CD-Rewritable)のよ
うな書換型ディスクが知られている。例えばこれらのC
D−R、CD−RW等のCD方式のディスクの場合は、
公知のように記録データとしてEFM信号が生成され、
EFM信号に基づいてレーザドライブパルスが形成され
る。なおEFM信号のパルス幅は3T〜11Tの範囲に
規定されている。「T」とはEFM周波数における1ク
ロック期間に相当する。
【0004】色素膜変化によりデータ記録を行うCD−
Rの場合は、例えば図14(a)に示すように記録しよ
うとするピット/ランドの長さに応じて図14(b)の
ようなレーザドライブパルスを生成しレーザを発光駆動
する。なおレベルPWrはレーザ記録パワーに相当す
る。なおCD−Rの場合は、例えば図14(b)(c)
のようなパルスを合成して、図14(d)のような階段
状のレーザドライブパルスを生成する場合もある。これ
は例えばピットを生成するパルス区間の一部でレーザパ
ワーをレベルPWodにパワーアップさせるもので、そ
の部分はオーバードライブパルスともよばれるが、オー
バードライブパルスを付加することでパルス期間内でレ
ーザレベルを細かく制御できるようにしたものである。
【0005】相変化方式でデータ記録を行うCD−RW
の場合は、図14(e)に示すようにピット形成区間内
においてレーザパワーを記録パワーPWr、クーリング
(冷却)パワーPWcを繰り返すようにする、パルスト
レインと呼ばれているようなレーザドライブパルスを生
成してレーザを駆動する。ランド期間はレーザパワーを
消去パワーPWeとするものとなる。
【0006】これらのCD−R、CD−RWについての
レーザドライブパルスについて、上述した時間軸方向の
制御とは、例えば図14の各パルス波形において○を付
した立ち上がり、立ち下がり部分を制御するものであ
る。すなわち図15に示すように、遅延処理DLにより
位相が進む方向又は遅れる方向に制御する。このように
パルス波形を時間軸方向に制御するのは、次のような理
由による。
【0007】例えばCD−Rのような追記型ディスクの
場合、長いピットを記録する場合ほど、レーザのパワー
を読出時のパワーに対して上げる時間を長くする必要が
あるため、記録層の熱の蓄積が大きくなり、化学的変化
を起こす領域拡大し、実際に記録されるピットが規定の
長さよりも長くなる傾向がある。当然のことながら、こ
れはディスクの記録層の熱感度が高いほど、又は記録層
の熱伝導率が高いほど、顕著なものとなる。
【0008】また、今記録しようとしているピットが実
際に形成される長さは、そのピットの直前のランドの長
さにも左右される。つまり記録しようとしているピット
の直前にくるランドの長さが短いほど、その前のピット
を記録した際に蓄積された熱が十分に放熱されていない
ため、熱干渉を受けることになる。例えば、今記録しよ
うとしているピットの長さと、それを記録するために照
射しているレーザのパワーや時間が同じでも、直前にく
るランドの長さが短いほど、実際に形成されるピット長
は長くなる傾向にある。
【0009】これらのような事情から、前者の問題に対
しては、記録しようとしているピットの長さ(3T〜1
1Tのピット長)に応じてレーザドライブパルスの長さ
が最適になるようにレーザドライブパルスを時間軸方向
に制御し、また後者の問題に対しては、直前のランドの
長さに応じて、長さが最適になるようにレーザドライブ
パルスを時間軸方向に制御するようにしている。さら
に、前者と後者を合わせた問題に対しては、直前のラン
ド長と、記録しようとするピット長の組み合わせに応じ
て、レーザドライブパルスを時間軸方向に制御する。
【0010】時間軸方向の制御のためには、記録しよう
とする信号に同期したPLLクロックを利用した遅延処
理や、ディレイラインを用いた遅延処理が行われる。図
16はディレイラインを用いた遅延回路の例を示してお
り、例えば5段のディレイゲート101〜105とセレ
クタ100から構成される。この場合図示しない制御信
号に基づいてセレクタ100がタップを選択すること
で、所要の遅延時間を得ることができる。例えば1つの
ディレイゲートの遅延時間を5nsecとすると、0〜
25nsecのうちで5nsec単位で遅延時間を切り
換えることができる。従って記録しようとするピット長
や直前のランド長に応じてセレクタ100による選択タ
ップを可変することで、適切なレーザドライブパルス長
を実現できる。
【0011】また図17はPLLクロックCLを利用し
てシフトレジスタ110によりパルスを遅延させる遅延
回路例である。例えばPLLクロック周波数が200M
Hzであるとすると1クロック時間はほぼ5nsecで
あるため、5nsec単位の遅延処理が可能となる。P
LLクロック周波数が400MHzであれば2.5ns
ec単位の遅延処理が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、記録レ
ートの高速化が進んでいるが、CD−R、CD−RWに
おいても、従前のレート(1倍速)に対して、2倍速、
4倍速での書込動作が実施されている。そしてさらに8
倍速記録、12倍速記録、あるいはそれ以上という高速
レート化が進められている
【0013】ここで上述したレーザドライブパルスの時
間軸方向の制御について考えてみると、1倍速記録の場
合は、例えば5nsec単位で遅延時間を制御すれば十
分であるが、4倍速、8倍速、12倍速などについて
は、遅延時間の精度が不十分なものとなってしまい、精
度のよい時間軸制御ができない。例えば8倍速記録で
は、少なくとも2.5nsec単位の遅延時間制御が必
要であり、また12倍速あるいはそれ以上を考慮する
と、1nsec単位(もしくはそれ以下)の遅延時間制
御が求められる。
【0014】例えば0.5nsec単位での遅延時間制
御を行うようにするには、例えば図16のようなディレ
イラインを用いる場合には、1つのディレイゲートに
0.5nsecの遅延時間が得られるゲートを採用した
ものを使用すればよい。また図17のようにPLLクロ
ックを利用する場合は、そのクロック周波数を上げれば
よい。ただしPLLクロック周波数を十分に上げていく
ことは実際上困難なことが多く、従ってディレイライン
を採用する方が現実的である。
【0015】ところが、8倍速、12倍速対応の記録装
置であっても、実際には1倍速記録をサポートすること
が求められるという事情もある。ここで、1倍速記録に
ついては0〜25nsecの可変幅での遅延時間制御が
必要であるとすると、0.5nsec単位で遅延時間を
可変できるディレイラインの場合は、50段のディレイ
ラインが必要となる。もちろん遅延時間可変単位、つま
りゲート1段の遅延時間をもっと短くした場合や、ゲー
ト1段の遅延時間のばらつきを考慮すると、より多数段
のゲートが必要となる。すなわち、ディレイラインを利
用すれば、高速レート記録の場合のレーザドライブパル
スの時間軸方向の制御を高精度に実行することが比較的
容易に実現できるが、1倍速記録までをサポートするこ
とを考えると、非常に多段のゲートラインが必要となっ
てくるため、実現が困難となるという問題がある。また
ディレイラインは一般に素子精度、例えば温度に対する
遅延時間のばらつきが大きいことから、高精度な時間軸
方向の制御が実現しにくいという問題もある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に応じてなされたもので、1倍速から、より高速な記録
レートを行う記録装置において、適切に高精度なレーザ
ドライブパルスの時間軸方向の制御が実行できるように
することを目的とする。
【0017】このため本発明の記録装置は、供給された
レーザドライブパルスによりレーザ光の照射を行って記
録媒体上にピット及びピット間のランドから成る記録デ
ータ列を形成するレーザ手段と、記録データに応じたレ
ーザドライブパルスを生成するレーザドライブパルス生
成手段と、レーザドライブパルスと同期した高周波のク
ロックを用いて前記クロック単位の遅延時間でレーザド
ライブパルスを遅延させる第1の遅延回路と、多段ディ
レイゲートを用いて前記第1の遅延回路よりも短い遅延
時間でレーザドライブパルスを遅延させる第2の遅延回
路と、前記第1の遅延回路及び前記第2の遅延回路の遅
延時間を可変制御する遅延時間制御部とを有し、前記レ
ーザドライブパルス生成手段で生成されたレーザドライ
ブパルスの波形の全部又は一部を遅延させることで、レ
ーザドライブパルスを時間軸方向に調整して前記レーザ
手段に供給することのできる波形調整手段と、を備える
ようにする。すなわち、比較的長い時間単位で遅延時間
を可変制御できる第1の遅延回路と、短い時間単位で遅
延時間を可変制御できる第2の遅延回路を組み合わせて
用いることにより、非常に多数段となるディレイゲート
を用いなくても、1倍速から8倍速、12倍速等の高速
レートのそれぞれに対応して、高精度な時間軸方向の制
御が実行できるようにする。
【0018】また前記波形調整手段の遅延時間制御部
は、記録媒体に記録しようとするピットの長さと、その
ピットの直前のランドの長さに応じて、前記第1の遅延
回路及び前記第2の遅延回路の遅延時間を設定する。こ
れにより、記録層の熱蓄積、熱伝導を考慮した上で、記
録しようとするピットの長さを適切な長さに制御するこ
とができる。
【0019】また前記波形調整手段は、前記第1の遅延
回路及び前記第2の遅延回路からなる遅延部を複数単位
備え、前記レーザドライブパルス生成手段で生成された
レーザドライブパルスから複数のパルスを生成して、各
パルスをそれぞれ各遅延部に供給するとともに、各遅延
部からの出力を合成して、前記レーザ手段に供給するレ
ーザドライブパルスを形成するようにする。これによ
り、レーザドライブパルスについての立ち上がり部分、
立ち下がり部分など複数の部分で個別に遅延制御でき、
より適切なレーザドライブパルスを形成できる。
【0020】前記第1の遅延回路及び前記第2の遅延回
路は、同一のICチップ内に配されることで、回路構成
の簡略化とともに、第2の遅延回路のディレイゲートの
特性のばらつきは同一と考えることができる。すなわち
上記のように第2の遅延回路が複数もうけられる場合で
も、各第2の遅延回路においてほぼ同一の特性を想定す
ればよく、ばらつきに対する対応も簡単なものとなる。
【0021】さらに、前記第2の遅延回路における多段
ディレイゲートの特性を測定する測定手段を備えること
で、多段ディレイゲートの特性を把握した上で第2の遅
延回路の遅延制御を行うことができる。そして前記遅延
時間制御部は、前記測定手段の測定結果から得られた情
報を用いて、前記第2の遅延回路の遅延時間の制御を行
うことで、ディレイゲートの特性のばらつきを吸収した
高精度な制御が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
CD−R、CD−RWに対応するディスクドライブ装置
(記録再生装置)を説明する。説明は次の順序で行う。 1.ディスクドライブ装置の構成 2.ライトストラテジーの構成及び遅延処理 3.測定回路の構成及び測定処理
【0023】1.ディスクドライブ装置の構成 CD−Rは、記録層に有機色素を用いたライトワンス型
のメディアであり、CD−RWは、相変化技術を用いる
ことでデータ書き換え可能なメディアである。CD−
R、CD−RW等のディスクに対してデータの記録再生
を行うことのできる本例のディスクドライブ装置の構成
を図1で説明する。図1において、ディスク90はCD
−R又はCD−RWである。なお、CD−DAやCD−
ROMなども、ここでいうディスク90として再生可能
である。
【0024】ディスク90は、ターンテーブル7に積載
され、記録/再生動作時においてスピンドルモータ1に
よって一定線速度(CLV)もしくは一定角速度(CA
V)で回転駆動される。そして光学ピックアップ1によ
ってディスク90上のピットデータ(相変化ピット、或
いは有機色素変化(反射率変化)によるピット)の読み
出しが行なわれる。なおCD−DAやCD−ROMなど
の場合はピットとはエンボスピットのこととなる。
【0025】ピックアップ1内には、レーザ光源となる
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
(図示せず)が形成される。またレーザダイオード4か
らの出力光の一部が受光されるモニタ用ディテクタ22
も設けられる。
【0026】対物レンズ2は二軸機構3によってトラッ
キング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されて
いる。またピックアップ1全体はスレッド機構8により
ディスク半径方向に移動可能とされている。またピック
アップ1におけるレーザダイオード4はレーザドライバ
18からのドライブ信号(ドライブ電流)によってレー
ザ発光駆動される。
【0027】ディスク90からの反射光情報はフォトデ
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
【0028】また、CD−R、CD−RWとしてのディ
スク90上は、記録トラックのガイドとなるグルーブ
(溝)が予め形成されており、しかもその溝はディスク
上の絶対アドレスを示す時間情報がFM変調された信号
によりウォブル(蛇行)されたものとなっている。従っ
て記録動作時には、グルーブの情報からトラッキングサ
ーボをかけることができるとともに、グルーブのウォブ
ル情報から絶対アドレスを得ることができる。RFアン
プ9はマトリクス演算処理によりウォブル情報WOBを
抽出し、これをアドレスデコーダ23に供給する。アド
レスデコーダ23では、供給されたウォブル情報WOB
を復調することで、絶対アドレス情報を得、システムコ
ントローラ10に供給する。またグルーブ情報をPLL
回路に注入することで、スピンドルモータ6の回転速度
情報を得、さらに基準速度情報と比較することで、スピ
ンドルエラー信号SPEを生成し、出力する。
【0029】RFアンプ9で得られた再生RF信号は2
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号)とされ、エンコード/デコード部
12に供給される。エンコード/デコード部12は、再
生時のデコーダとしての機能部位と、記録時のエンコー
ダとしての機能部位を備える。再生時にはデコード処理
として、EFM復調、CIRCエラー訂正、デインター
リーブ、CD−ROMデコード等の処理を行い、CD−
ROMフォーマットデータに変換された再生データを得
る。またエンコード/デコード部12は、ディスク90
から読み出されてきたデータに対してサブコードの抽出
処理も行い、サブコード(Qデータ)としてのTOCや
アドレス情報等をシステムコントローラ10に供給す
る。さらにエンコード/デコード部12は、PLL処理
によりEFM信号に同期した再生クロックを発生させ、
その再生クロックに基づいて上記デコード処理を実行す
ることになるが、その再生クロックからスピンドルモー
タ6の回転速度情報を得、さらに基準速度情報と比較す
ることで、スピンドルエラー信号SPEを生成し、出力
できる。
【0030】再生時には、エンコード/デコード部12
は、上記のようにデコードしたデータをバッファメモリ
20に蓄積していく。このディスクドライブ装置からの
再生出力としては、バッファメモリ20にバファリング
されているデータが読み出されて転送出力されることに
なる。
【0031】インターフェース部13は、外部のホスト
コンピュータ80と接続され、ホストコンピュータ80
との間で記録データ、再生データや、各種コマンド等の
通信を行う。実際にはSCSIやATAPIインターフ
ェースなどが採用されている。そして再生時において
は、デコードされバッファメモリ20に格納された再生
データは、インターフェース部13を介してホストコン
ピュータ80に転送出力されることになる。なお、ホス
トコンピュータ80からのリードコマンド、ライトコマ
ンドその他の信号はインターフェース部13を介してシ
ステムコントローラ10に供給される。
【0032】一方、記録時には、ホストコンピュータ8
0から記録データ(オーディオデータやCD−ROMデ
ータ)が転送されてくるが、その記録データはインター
フェース部13からバッファメモリ20に送られてバッ
ファリングされる。この場合エンコード/デコード部1
2は、バファリングされた記録データのエンコード処理
として、CD−ROMフォーマットデータをCDフォー
マットデータにエンコードする処理(供給されたデータ
がCD−ROMデータの場合)、CIRCエンコード及
びインターリーブ、サブコード付加、EFM変調などを
実行する。
【0033】エンコード/デコード部12でのエンコー
ド処理により得られたEFM信号は、ライトストラテジ
ー21で波形調整処理が行われた後、レーザドライブパ
ルス(ライトデータWDATA)としてレーザードライ
バ18に送られる。ライトストラテジー21の構成及び
動作については後述するが、本例ではEFM信号、すな
わち波形調整前のレーザドライブパルスに対して時間軸
方向の調整を実現する遅延処理が行われることになる。
【0034】レーザドライバ18ではライトデータWD
ATAとして供給されたレーザドライブパルスをレーザ
ダイオード4に与え、レーザ発光駆動を行う。これによ
りディスク90にEFM信号に応じたピット(相変化ピ
ットや色素変化ピット)が形成されることになる。
【0035】APC回路(Auto Power Control)19
は、モニタ用ディテクタ22の出力によりレーザ出力パ
ワーをモニターしながらレーザーの出力が温度などによ
らず一定になるように制御する回路部である。レーザー
出力の目標値はシステムコントローラ10から与えら
れ、レーザ出力レベルが、その目標値になるようにレー
ザドライバ18を制御する。
【0036】サーボプロセッサ14は、RFアンプ9か
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、エンコード/デコード部12もしくはアドレ
スデコーダ20からのスピンドルエラー信号SPE等か
ら、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドル
の各種サーボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行さ
せる。即ちフォーカスエラー信号FE、トラッキングエ
ラー信号TEに応じてフォーカスドライブ信号FD、ト
ラッキングドライブ信号TDを生成し、二軸ドライバ1
6に供給する。二軸ドライバ16はピックアップ1にお
ける二軸機構3のフォーカスコイル、トラッキングコイ
ルを駆動することになる。これによってピックアップ
1、RFアンプ9、サーボプロセッサ14、二軸ドライ
バ16、二軸機構3によるトラッキングサーボループ及
びフォーカスサーボループが形成される。
【0037】またシステムコントローラ10からのトラ
ックジャンプ指令に応じて、トラッキングサーボループ
をオフとし、二軸ドライバ16に対してジャンプドライ
ブ信号を出力することで、トラックジャンプ動作を実行
させる。
【0038】サーボプロセッサ14はさらに、スピンド
ルモータドライバ17に対してスピンドルエラー信号S
PEに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCLV回転又はCA
V回転を実行させる。またサーボプロセッサ14はシス
テムコントローラ10からのスピンドルキック/ブレー
キ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生さ
せ、スピンドルモータドライバ17によるスピンドルモ
ータ6の起動、停止、加速、減速などの動作も実行させ
る。
【0039】またサーボプロセッサ14は、例えばトラ
ッキングエラー信号TEの低域成分として得られるスレ
ッドエラー信号や、システムコントローラ10からのア
クセス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を
生成し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドド
ライバ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機
構8を駆動する。スレッド機構8には、図示しないが、
ピックアップ1を保持するメインシャフト、スレッドモ
ータ、伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ
15がスレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8
を駆動することで、ピックアップ1の所要のスライド移
動が行なわれる。
【0040】以上のようなサーボ系及び記録再生系の各
種動作はマイクロコンピュータによって形成されたシス
テムコントローラ10により制御される。システムコン
トローラ10は、ホストコンピュータ80からのコマン
ドに応じて各種処理を実行する。例えばホストコンピュ
ータ80から、ディスク90に記録されている或るデー
タの転送を求めるリードコマンドが供給された場合は、
まず指示されたアドレスを目的としてシーク動作制御を
行う。即ちサーボプロセッサ14に指令を出し、シーク
コマンドにより指定されたアドレスをターゲットとする
ピックアップ1のアクセス動作を実行させる。その後、
その指示されたデータ区間のデータをホストコンピュー
タ80に転送するために必要な動作制御を行う。即ちデ
ィスク90からのデータ読出/デコード/バファリング
等を行って、要求されたデータを転送する。
【0041】またホストコンピュータ80から書込命令
(ライトコマンド)が出されると、システムコントロー
ラ10は、まず書き込むべきアドレスにピックアップ1
を移動させる。そしてエンコード/デコード部12によ
り、ホストコンピュータ80から転送されてきたデータ
について上述したようにエンコード処理を実行させ、E
FM信号とさせる。そして上記のようにライトストラテ
ジー21からのライトデータWDATAがレーザドライ
バ18に供給されることで、記録が実行される。
【0042】2.ライトストラテジーの構成及び遅延処
理 このようなディスクドライブ装置における、記録時のレ
ーザドライブパルスを調整するライトストラテジー21
の構成を図2に示す。ライトストラテジー21は、図示
するようにEFM信号分解回路30,遅延部31−1〜
31−n、EFM信号合成回路32,マトリクスレジス
タ33、基準クロック発生部34,PLL回路35,分
周器36、測定回路37を有して、例えばこれらが1チ
ップICに内蔵されて構成される。
【0043】基準クロック発生部34は、水晶発振器に
よりEFM信号処理の基準となる基準クロックCKrを
発生させる。説明上の一例として、基準クロックCKr
は34.5MHzであるとする。PLL回路35は、基
準クロックCKrに同期した所定倍の周波数のPLLク
ロックCKpを発生させる。説明上、PLL回路35は
基準クロックCKrの4倍の周波数、すなわち138M
HzのPLLクロックCKpを発生させるものとする。
【0044】分周器36は、PLLクロックCKpを分
周してEFM周波数のクロック、すなわちEFM信号の
1T期間に相当する周期のクロックCK1Tを発生させ
る。分周器36での分周比は、実行する記録レートに応
じて可変設定される。例えば1倍速記録の場合は1/3
2分周を行うことで、クロックCK1T=4.3MHz
となる。2倍速記録の場合は1/16分周を行い、クロ
ックCK1T=8.6MHzとなる。4倍速記録の場合
は1/8分周を行い、クロックCK1T=17.25M
Hzとなる。8倍速記録の場合は1/4分周を行い、ク
ロックCK1T=34.5MHzとなる。
【0045】このライトストラテジー21には、n個の
遅延部31−1〜31−nが形成されるが、各遅延部
は、シフトレジスタSR(SR1・・・SRn)とディ
レイブロックDB(DB1・・・DBn)から構成され
る。図3に遅延部31−1〜31−nの構成を詳しく示
しているが、図示するようにディレイブロックDB1・
・・DBnは、m段のディレイゲート(42−1・・・
42−m)によるディレイラインとセレクタ41から構
成される。ここで「m」は例えば40とされ、すなわち
40個のディレイゲートによるディレイラインが形成さ
れるものとなっている。なお、40段のディレイゲート
を形成する理由については後述する。セレクタ41は、
ディレイラインのタップを選択することで、ディレイブ
ロックDBの遅延時間を可変できる。
【0046】図2において、EFM信号分解回路30に
は、図1に示したエンコード/デコード部12から供給
されたEFM信号が供給される。そしてEFM信号分解
回路30は、EFM信号からn個の信号EFM1〜EF
Mnを生成し、各遅延部31−1〜31−nに供給す
る。ここでn個とは、レーザドライブパルスの時間軸方
向の調整箇所数に相当する数値となる。例えば図14に
○を付して示した箇所のことであり、つまりEFM信号
分解回路30は、時間軸方向の調整を行うべくパルスの
立ち上がりポイント、立ち下がりポイント毎にEFM信
号を分解したn個の信号EFM1〜EFMnを生成し、
各遅延部31−1〜31−nにおいて個別に遅延処理を
実行させるものとなる。
【0047】各遅延部31−1〜31−nの各シフトレ
ジスタSR1・・・SRnには、PLLクロックCKp
が供給され、PLLクロックCKp単位の精度で任意の
クロック数での遅延処理(パルスシフト)が行われるよ
うにされている。上記のようにPLLクロックCKpの
周波数が138MHzであるとすると、各シフトレジス
タSR1・・・SRnではその1周期期間、すなわち約
7nsec単位の精度での遅延処理が可能となる。また
各シフトレジスタSR1・・・SRnには、それぞれ遅
延時間を可変制御するシフト量制御信号SF1・・・S
Fnが、マトリクスレジスタ33から供給されている。
各シフトレジスタSR1・・・SRnは、それぞれシフ
ト量制御信号SR1・・・SRnに基づいてシフト(遅
延)させた信号EFM1SRo・・・EFMnSRo
を、次段のディレイブロックDB1・・・DBnに供給
する。
【0048】各遅延部31−1〜31−nにおいて図3
に示したようにディレイラインを用いて形成される各デ
ィレイブロックDB1・・・DBnには、マトリクスレ
ジスタ33からセレクト信号SL1・・・SLnが供給
される。このセレクト信号SL1・・・SLnは、図3
に示すように各ディレイブロックDB1・・・DBn内
のセレクタ41に供給され、各セレクタ41は、セレク
ト信号SL1・・・SLnによって指示されたタップを
選択して出力するものとなる。つまりセレクト信号SL
1・・・SLnはディレイブロックDB1・・・DBn
の各遅延時間を制御する信号となっている。各ディレイ
ブロックDB1・・・DBnは、遅延時間として少なく
ともPLLクロックCKpの1周期(本例の場合7ns
ec)に比べてより細かい時間単位で遅延時間を可変で
きるものとされている。例えば1nsec単位で1〜6
nsecの間の遅延が可能とされるものとする。セレク
ト信号SL1・・・SLnは、1〜6nsecに相当す
る各タップ値を指示するものとなる。
【0049】ディレイブロックDB1・・・DBnで遅
延された信号EFM1DBo・・・EFMnDBoは、
EFM信号合成回路32において合成される。すなわち
元のEFM信号に対して時間軸方向の波形調整が行われ
たEFM信号EFMoが形成され、出力される。これが
レーザドライバ15に供給されるレーザドライブパルス
となる。
【0050】上記のように各遅延部31−1〜31−n
におけるシフトレジスタSR1・・・SRn及びディレ
イブロックDB1・・・DBnの各遅延時間は、マトリ
クスレジスタ33から供給されるシフト量制御信号SR
1・・・SRn、セレクト信号SL1・・・SLnによ
り制御されるが、マトリクスレジスタ33は、EFM信
号分解回路30から供給される情報DLPに基づいて、シ
フト量制御信号SR1・・・SRn、セレクト信号SL
1・・・SLnを発生させるものとなっている。情報D
LPとは、EFM信号についての直前のランド長と、書き
込みを行おうとするピット長を示す情報である。
【0051】マトリクスレジスタ33に設けられている
レジスタ構成を図4に模式的に示す。図示するようにマ
トリクスレジスタ33には、遅延部31−1〜31−n
のそれぞれに対応するEFM1系マトリクス33−1、
EFM2系マトリクス33−2、・・・EFMn系マト
リクス33−nが設けられる。これらのEFM1系マト
リクス33−1・・・EFMn系マトリクス33−nに
は、それぞれシフトレジスタ用マトリクスとディレイブ
ロック用マトリクスが形成されている。
【0052】EFM1系マトリクス33−1についてみ
ると、このEFM1系マトリクス33−1には、遅延部
31−1のシフトレジスタSR1に対応するシフトレジ
スタ用マトリクスと、同じく遅延部31−1のディレイ
ブロックDB1に対応するディレイブロック用マトリク
スが形成される。シフトレジスタ用マトリクスは、3T
〜11Tのピット長と、同じく3T〜11Tのランド長
の組み合わせのマトリクスとなっており、ピット長/ラ
ンド長の組み合わせに応じたシフト量が記憶されてい
る。つまりPLLクロックCKpの何クロック分シフト
させるかという値が記憶される。またディレイブロック
用マトリクスも、同じく3T〜11Tのピット長/ラン
ド長の組み合わせのマトリクスとなっており、ピット長
/ランド長の組み合わせに応じたディレイ量が記憶され
ている。ここではディレイ量、つまりディレイブロック
DB1の遅延時間として例えば1nsec単位の値が記
憶されている。
【0053】EFM2系マトリクス33−2・・・EF
Mn系マトリクス33−nについては図示を省略してい
るが、それぞれ対応するシフトレジスタSR2・・・S
Rn、ディレイブロックDB2・・・DBnについての
シフトレジスタ用マトリクスとディレイブロック用マト
リクスが同様に形成されている。
【0054】このマトリクスレジスタ33には、さらに
測定結果レジスタ33−Rとして、1nsecがディレ
イブロックDB1・・・DBnにおけるディレイライン
の何タップに相当するかを記憶するレジスタが設けられ
る。この値は後述する測定回路37の測定動作結果に基
づいて記憶される。また、上記の各シフトレジスタ用マ
トリクスと各ディレイブロック用マトリクスに記憶され
る値は、システムコントローラ10により書き込まれる
ものとなる。システムコントローラ10は、1倍速記録
〜8倍速、12倍速等の記録レートの設定や、ディスク
90の種別、特性などに応じて、シフトレジスタ用マト
リクスとディレイブロック用マトリクスの記憶値を更新
していくものとなる。各場合に応じた記憶値は、システ
ムコントローラ10内、もしくは図示しない不揮発性メ
モリなどにあらかじめ記憶させておけばよい。
【0055】このようなレジスタ構成を持つマトリクス
レジスタ33は、EFM信号分解回路30からの情報D
LP、すなわち直前のランド長(3T〜11T)と、書き
込もうとするピット長(3T〜11T)の組み合わせに
応じて、各シフトレジスタ用マトリクスとディレイブロ
ック用マトリクスから値を読みだし、シフト量制御信号
SR1・・・SRn、セレクト信号SL1・・・SLn
として出力するものとなる。ただし、ディレイブロック
用マトリクスに記憶された値は遅延時間の値であり、一
方、ディレイラインは遅延時間のばらつきがあることか
ら遅延時間とタップ数の対応関係は常に一定ではない。
一方、ライトストラテジー21が1チップICで構成さ
れることにより、各ディレイブロックDB1・・・DB
nの各ディレイライン間では、ばらつきの差はない、つ
まり同様の特性となっていると考えてよい。そこで詳し
くは後述するが、本例では測定回路37の動作によりデ
ィレイブロックの特性を測定し、その結果から、測定結
果レジスタ33−Rに記憶する値を導き出すようにして
いる。測定結果レジスタ33−Rに1nsecが何タッ
プに相当するかが記憶されていることにより、セレクト
信号SL1・・・SLnの値、つまり各セレクタ41で
選択されるべきタップ数としては、ディレイブロック用
マトリクスの値と測定結果レジスタ33−Rに記憶され
た値を乗算した値とすればよい。例えば測定結果レジス
タ33−Rに1nsec=4タップと記憶されている場
合であって、情報DLPによるピット/ランドの組み合わ
せに基づいてディレイブロック用マトリクスから3ns
ecという値が得られた場合は、セレクト信号SLとし
ては、4×3=12タップを指示する値とされればよ
い。
【0056】以上のようなライトストラテジー21によ
るEFM信号波形(レーザドライブパルス)の調整動作
について、図5,図6で説明する。図5(a)(b)
は、例えば34.5MHzの基準クロックCKr及び例
えば138MHzのPLLクロックCKpを示してい
る。ここで、図5(c)のように3Tピット、3Tラン
ドに相当するEFM信号が供給された場合を例に挙げて
波形調整、すなわち遅延動作について説明する。
【0057】ただし説明の簡略化のため、EFM信号分
解回路30はEFM信号を、信号EFM1、EFM2の
2つに分解するものとする。例えばEFM信号の立ち上
がりを調整するための図5(d)の信号EFM1と、立
ち下がりを調整するための図5(f)の信号EFM2
を、それぞれ、遅延部31−1、31−2に供給するこ
とで、EFM信号(レーザドライブパルス)の立ち上が
り及び立ち下がりを時間軸方向に調整するものとする。
例えば図14(a)のように2カ所の時間軸調整が行わ
れるような例である。
【0058】なお、図14(d)のようなレーザドライ
ブパルスを用いる場合は、図14(b)(c)のパルス
を合成して得るものであるため、例えば図14(b)の
2カ所、及び図14(c)の2カ所の、計4カ所の部分
で時間軸方向の調整を行う。その場合は、EFM信号分
解回路30はEFM信号を、信号EFM1〜EFM4の
4つに分解し、それぞれ遅延部31−1〜31−4で遅
延処理させるものとなる。さらに、図14(e)のよう
なパルストレインと呼ばれるレーザドライブパルスを用
いる場合は、最初のパルスの立ち上がり/立ち下がり、
最後のパルスの立ち上がり/立ち下がり、中間のパルス
の立ち上がり/立ち下がりの6カ所で調整を行いたいた
め、EFM信号分解回路30はEFM信号を、信号EF
M1〜EFM6の6つに分解し、それぞれ遅延部31−
1〜31−6で遅延処理させることとなる。
【0059】図5(d)の信号EFM1は、まず遅延部
31−1のシフトレジスタSR1において遅延される。
シフトレジスタSR1では、PLLクロックCKpの単
位で信号EFM1を遅延できる。具体的には遅延時間
は、図5(e)に遅延量調整可能範囲として示すよう
に、その立ち上がりがPLLクロックCKpの単位で、
かつ時間軸上で−0.5T〜+0.5Tの範囲で設定で
きる。すなわち、この遅延量調整可能範囲は、シフト量
を、PLLクロック単位で0クロック分〜7クロック分
のいずれかとなり、このシフト量が上述したマトリクス
レジスタ33からのシフト量制御信号SF1により制御
されるものである。
【0060】また図5(f)の信号EFM2は、まず遅
延部31−2のシフトレジスタSR2において遅延され
る。シフトレジスタSR2も同様に、PLLクロックC
Kpの単位で信号EFM2を遅延でき、具体的には遅延
時間は、図5(g)に遅延量調整可能範囲として示すよ
うに、その立ち下がりがPLLクロックCKpの単位
で、かつ時間軸上で−0.5T〜+0.5Tの範囲で設
定できる。この遅延量調整可能範囲でのシフト量がマト
リクスレジスタ33からのシフト量制御信号SF2によ
り制御される。
【0061】今、シフトレジスタSR1から出力される
信号EFM1SRoは、図5(e)ので示すタイミン
グまで立ち上がりが遅延されたものであったとする。こ
の信号EFM1SRoは、続いてディレイブロックDB
1に供給される。ディレイブロックDB1では、マトリ
クスレジスタ33からのセレクト信号SL1で制御され
る遅延時間で信号EFM1SRoを遅延させ、信号EF
M1DBoを出力する。従って図5(h)に示すよう
に、信号EFM1DBoの立ち上がりタイミングは、図
5(d)の信号EFM1の立ち上がりタイミングから、
シフトレジスタSR1による遅延時間DLpと、ディレ
イブロックDB1による遅延時間DLdを合わせた分だ
け遅延されたものとなっている。
【0062】またシフトレジスタSR2から出力される
信号EFM2SRoは、図5(g)ので示すタイミン
グまで立ち下がりが遅延されたものであったとする。こ
の信号EFM2SRoは続いてディレイブロックDB2
でセレクト信号SL2により制御される遅延時間で遅延
され、信号EFM2DBoとして出力される。従って図
5(i)に示すように、信号EFM2DBoの立ち下が
りタイミングは、図5(f)の信号EFM2の立ち下が
りタイミングから、シフトレジスタSR2による遅延時
間DLpと、ディレイブロックDB2による遅延時間D
Ldを合わせた分だけ遅延されたものとなっている。
【0063】ディレイブロックDB1における遅延動作
は図6のようになる。図6(a)(b)は、図5(a)
(b)の基準クロックCKrとPLLクロックCKpを
拡大して示している。上述したようにシフトレジスタS
R1での遅延時間は約7nsec単位となるが、今、仮
に図6(c)(d)に示したようにシフトレジスタSR
1で1PLLクロック分、つまり約7nsec遅延され
た信号EFM1SRoがディレイブロックDB1に供給
されたとすると、次のPLLクロック期間において、図
6(e)〜(j)に示すように1nsec単位での遅延
時間のいずれかを選択して、信号EFM1DBoとして
出力するものとなる。もちろんこのディレイブロックD
B1における遅延時間の選択、即ちセレクタ41の選択
タップは、マトリクスレジスタ33からのセレクト信号
SL1により制御されるものである。ディレイブロック
DB2における遅延動作も、以上と同様である。
【0064】例えば図5(h)(i)に示したように遅
延部31−1、31−2で処理された信号EFM1DB
o、EFM2DBoは、続いてEFM信号合成回路32
に供給されるが、EFM信号合成回路32は、供給され
た各信号EFM1DBo、EFM2DBについて、論理
積をとって合成し、図5(j)のような信号EFMoを
生成する。即ちこれは図5(c)のEFM信号からみ
て、時間軸方向にパルス波形が調整された信号であり、
これがレーザドライブパルスとしてレーザドライバ18
に供給されるものとなる。
【0065】そして上述してきたように、時間軸方向の
調整のための遅延処理における遅延時間は、記録しよう
とするピット長と直前のランド長の関係に基づいて制御
されるため、このようなレーザドライブパルスによって
レーザダイオード4を駆動することで、記録層の熱蓄積
や熱伝導を考慮したうえで、適切なピット成形を実現で
きる。そしてさらに本例の場合は、シフトレジスタSR
により例えば7nsec単位の遅延処理を行い、ディレ
イブロックDBにより1nsec単位の遅延処理を行う
ようにしている。このため、例えば図5で例に挙げたよ
うな周波数関係の場合、シフトレジスタSRにより最大
約50nsec程度までの遅延が可能であり、一方、デ
ィレイブロックDBにより最小1nsecの遅延が可能
である。つまり非常に広範囲の遅延制御が、容易に実現
できる回路構成により可能となる。従って、例えば1倍
速記録から8倍速、12倍速までなどの広い範囲での記
録レートに対応するディスクドライブ装置として、どの
記録レートの場合にも対応して高精度な時間軸方向の制
御が実現できる。換言すれば高速記録、高密度記録を行
うディスク記録システムに好適となる。
【0066】また、ディレイブロックDB1・・・DB
nをICに内蔵する、即ち外付けのディレイラインを用
いないことで、ディレイラインの各タップの入出力ピン
が不要となり、ICの入出力ピンの大幅な削減ができる
という利点もある。さらにディレイラインは温度変化に
よる特性変化が比較的大きいが、本例では初段を高速な
PLLクロックを用いて遅延させるシフトレジスタSR
1・・・SRnで遅延処理するため、少なくともPLL
クロックCKpの分解能の精度は確保されるものとな
る。これによって温度変化による特性変化の影響が起き
にくいという利点もある。
【0067】ところで、ディレイブロックDB1・・・
DBnは、それぞれm個のディレイゲート42−1・・
・42−mを有しているが、このm個は、例えば40個
であると先に述べた。この40段のディレイラインとい
うのはあくまで一例にすぎないが、例えば40段とする
理由は以下の通りである。
【0068】上述のようにPLLクロックCKpを13
8MHzとし、シフトレジスタSR1・・・SRnで得
られる遅延時間が7nsec単位であるとすると、ディ
レイブロックDB1・・・DBnとしては、7nsec
期間内を1nsec単位で遅延させることが求められる
ため、少なくともディレイライン全体で6nsecの遅
延時間が得られることが必要である。ここで0.3ns
ecの遅延時間が得られるディレイゲートを使用すると
仮定すると、全体で6nsecの遅延時間を得るには2
0段のディレイゲートによるディレイラインを形成する
ことが必要となる。ところが、一般にIC内のディレイ
ゲートの遅延時間は、−50%〜180%の範囲のばら
つきがあるといわれている。つまり0.3nsecの遅
延時間のディレイゲートを使用しても、実際に得られる
遅延時間は0.15nsec〜0.54nsecの範囲
内の或る値と考えなければならない。すると、最悪の場
合として、1つのディレイゲートで0.15nsecの
遅延時間しか得られないと想定することができるが、そ
の場合においても、全体で6nsecの遅延時間を得よ
うとするには40段のディレイゲートが必要となる。こ
れが、本例において例えば40段のディレイゲートによ
るディレイラインを設ける理由となる。もちろん、1つ
のディレイゲートの遅延時間の選択、クロック周波数、
ディスクドライブ装置の最高記録レート、などの諸条件
により必要な段数は異なるものとなるが、それぞれの条
件下において上記のようなばらつきの事情を考慮してデ
ィレイブロックが設計されればよい。
【0069】ところで以上のようにディレイゲートの遅
延時間のばらつきを考慮するということは、実際には、
例えば1nsecの遅延時間を得るにはディレイライン
の何タップ目を選択すればよいかがわからないことも意
味する。そこで本例の場合は、測定回路34がディレイ
ブロックDBの特性を測定し、その測定結果に基づい
て、1nsecの遅延時間が何タップ目に相当するかを
算出して、上述したマトリクスレジスタ33内の測定結
果レジスタ33−Rに記憶するようにしている。なお、
ディレイブロックDB1・・・DBnは、同一IC内に
設けられていることから、特性はほぼ同じであると考え
てよいため、測定結果レジスタ33−Rに記憶された情
報はディレイブロックDB1・・・DBnに対して共通
に使用できる。
【0070】3.測定回路の構成及び測定処理 ディレイブロックDB1・・・DBnについての特性を
測定するための測定回路37の構成を図7に示す。この
図7の測定回路37は、図2に示した複数のディレイブ
ロック(DB1〜DBn)を直列に接続して、その特性
を測定する回路構成とされている。
【0071】図7においてディレイブロックDB1・・
・DBn以外の部分が、測定回路37としての構成とな
る。即ちシーケンサ51、パルス発生器52、パルス検
出器53、スイッチ54−1・・・54−n、スイッチ
55−1・・・55−nが設けられる。
【0072】基準クロックCKrは図2の信号EFM
1,EFM2・・・EFMnを生成している基準クロッ
クCKrと同一である。基準クロックCKrはシーケン
サ51,パルス発生器52、パルス検出器53に供給さ
れる。シーケンサ51は基準クロックCKrで動作し、
測定回路37の全体を制御する。パルス発生器52はシ
ーケンサ51からのトリガ信号によって単一パルスP1
を発生する。
【0073】スイッチ55−1・・・55−nは、パル
ス発生器52からの単一パルスと、各ディレイブロック
DB1・・・DBnの前段となる各シフトレジスタSR
1・・・SRnからの信号EFM1SRo・・・EFM
nSRoを選択する部位である。即ち、通常の記録動作
時には、スイッチ55−1・・・55−nは、すべてN
端子が接続される状態となっていることで、図2に示し
た回路構成が実現される。ところがこの測定回路37に
よる測定動作実行時には、スイッチ55−1・・・55
−nがすべてC端子が接続される状態とされる。これに
よってディレイブロックDB1・・・DBnが図2の構
成から切り離されて、直列に接続されるとともに、この
直列のディレイブロックDB1・・・DBnに対してパ
ルス発生器52からの単一パルスP1が供給される状態
となる。
【0074】スイッチ54−1・・・54−nは、シー
ケンサ51から出力されるセレクト信号SLcと、上述
したようにマトリクスレジスタ33から出力されるセレ
クト信号SL1・・・SLnを切り換えて各ディレイブ
ロックDB1・・・DBnに供給する部位である。通常
の記録動作時はスイッチ54−1・・・54−nはすべ
てC端子が接続されており、これによって図2で説明し
たようにマトリクスレジスタ33から供給されるセレク
ト信号SL1・・・SLnが各ディレイブロックDB1
・・・DBnに供給されることになる。一方、この測定
回路37による測定動作実行時には、スイッチ54−1
・・・54−nがすべてC端子が接続される状態とされ
る。これによってディレイブロックDB1・・・DBn
のすべてに対して、シーケンサ51からのセレクト信号
SLcが供給される状態となる。
【0075】なお測定動作時にはシーケンサ51からの
1つのセレクト信号SLcが各ディレイブロックDB1
・・・DBnに共通に供給されるため、各ディレイブロ
ックDB1・・・DBnは同じタップ数の出力が選択さ
れることになる。つまり各ディレイブロックDB1・・
・DBnは常に同じディレイ値で単一パルスP1を通過
させることになる。ディレイブロックDB1・・・DB
nの直接接続を通過した単一パルスP2は、パルス検出
器53に供給される。
【0076】各ディレイブロックDB1・・・DBnが
同一の遅延時間とされるため、一つのディレイブロック
DBのディレイ値は、直列接続された全体のディレイ値
(パルス発生器から単一パルスが発生されてからパルス
検出器に単一パルスが入力されるまでの時間)をディレ
イブロックの数で割ったものにほぼ等しいものとなる。
またシーケンサ51はディレイブロックDB1・・・D
Bnに対してタップ数が0,1,2,3・・・最大タッ
プ数となるように、順にセレクト信号SLcの値を変え
ていく。
【0077】パルス検出器53はパルス発生器52から
出力された単一パルスP1が複数のディレイブロックを
通過してされた単一パルスP2の変化点を検出する回路
である。このパルス検出器53のパルスP2の入力部は
入力のフリップフロップが発振した場合の対策として2
段のフリップフロップによるダブルバッファの構造にな
っている。そのダブルバッファ構造のフリップフロップ
の出力パルスP3がシーケンサ51に供給される。
【0078】なおシーケンサ51、パルス発生器52、
パルス検出器53はそれぞれ基準クロック精度で動作し
ており、周囲温度、電源、ロットのばらつきなどによる
変動はディレイブロックDB1・・・DBnの変動と比
較して実用上無視できる程度に小さいものである。
【0079】このような測定回路37の測定動作を図
8、及び図9〜図12を用いて説明する。図8はシーケ
ンサ51の動作をフローチャートで表したものである。
まず図8に示したシーケンスについて概略的に説明し、
その後図9〜図12で、図8のシーケンスに基づく動作
を具体的に説明する。
【0080】図8のStatus1〜Status6は、それぞれ基
準クロックCKrの1周期期間に相当する処理期間であ
る。ディレイブロックDBの特性を測定するシーケンス
を開始すると、シーケンサ51はまずStatus0で測定結
果を格納するレジスタAを0に初期化し、さらにセレク
ト出力SLcを0に初期化する。つまりディレイブロッ
クDB1・・・DBnに指示するタップの段数を「0」
(第1タップ)に設定する。
【0081】次にシーケンサ51はStatus1でパルスP
1をパルス発生器52から出力させる。Status2では、
シーケンサ52はパルス発生器52からの出力を「0」
とする。 このStatus1,2の処理により、1基準クロ
ック期間に相当する単一パルスP1がパルス発生器52
から出力される。そしてそのパルスP1は、ディレイブ
ロックDB1・・・DBnの直列接続を介してパルスP
2としてパルス検出器53に供給される。Status3では
シーケンサ51は何も実行しない。このStatus3の期間
には、パルス検出器53の内部のダブルバッファの初段
のフリップフロップが基準クロックCKrの立上がりで
パルスP2をサンプルすることになる。続いてStatus4
の期間では、パルス検出器53の内部のダブルバッファ
の後段のフリップフロップが、基準クロックCKrの立
上がりでダブルバッファの前段の出力信号をサンプル
し、出力する。即ちパルスP3である。シーケンサ51
は、Status4の処理として、このパルスP3の値
(「0」又は「1」)を判定する。
【0082】ここで、Status4の期間にパルスP3が
「0」であれば、シーケンサはStatus5としてセレクト
信号SLcの値をインクリメントし、次の基準クロック
CKrのタイミングでStatus1に移行する。即ちこのSt
atus1〜Status5のループは、それぞれディレイブロッ
クDB1・・・DBnの選択タップを切り換えながら繰
り返し実行していく処理となる。つまりまず最初は、セ
レクト信号SLc=0とされていることでディレイブロ
ックDB1・・・DBnにおいて第1タップが選択され
た状態でStatus1〜Status4の処理がおこなわれる。次
にセレクト信号SLc=1とされてディレイブロックD
B1・・・DBnにおいて第2タップが選択された状態
でStatus1〜Status4の処理がおこなわれる。このよう
な処理が、Status4の際にパルスP3=「1」と検出さ
れるまで繰り返される。
【0083】ある時点で、Status4においてシーケンサ
51がパルスP3=「1」と判定すると、上記ループを
抜けてStatus6に進み、その際にセレクトした値、つま
りセレクト信号SLcにより選択されているタップの値
を測定結果としてレジスタAに格納して一連のシーケン
スを完了する。
【0084】以上のような測定処理を具体的に説明する
と以下のようになる。図9は、シーケンスがStatus0か
ら開始されてから最初にStatus5に達するまでの期間を
示している。図9(a)は基準クロックCKrを示す。
上述のようにStatus0で初期設定が行われた後、Status
1,2の処理により図9(b)のように単一パルスP1
がパルス発生器52から出力される。このときディレイ
ブロックDB1・・・DBnはセレクト信号SLcによ
り第1タップが選択されているため、ディレイブロック
DB1・・・DBnの直列接続を介して得られるパルス
P2は、図9(c)に示すように、パルスP1に比べて
わずかな遅延時間DLsを持つものとなる。上述したよ
うにこのパルスP2は、パルス検出器53の初段のフリ
ップフロップでラッチされて図9(d)のようなパルス
が出力され、さらにこれが次段のフリップフロップにラ
ッチされて図9(e)のようなパルスとなる。これがパ
ルスP3としてシーケンサ51に供給される。
【0085】シーケンサはStatus4の期間に、この図9
(e)のパルスP3を判定するが、図からわかるよう
に、この際はパルスP3=「0」となる。従ってStatus
5においてセレクト信号SLcの値をインクリメント
し、Status1に移行する。Status5からStatus1に移行
した後を図10に示している。なお図10のStatus
(5)は、直前のStatus5(つまり図9のStatus5)を
示している。図10に示すように、Status1,2の処理
で図10(b)のように単一パルスP1がパルス発生器
52から出力される。このときディレイブロックDB1
・・・DBnはセレクト信号SLcにより第2タップが
選択されているため、ディレイブロックDB1・・・D
Bnの直列接続を介して得られるパルスP2は、図10
(c)に示すように遅延時間DLsが多少長くなってい
る。
【0086】このパルスP2が、パルス検出器53の初
段のフリップフロップでラッチされて図10(d)のよ
うなパルスが出力され、さらにこれが次段のフリップフ
ロップにラッチされて図10(e)のパルスP3として
シーケンサ51に供給される。シーケンサはStatus4の
期間に、この図10(e)のパルスP3を判定するが、
この際もパルスP3=「0」となる。従ってStatus5に
おいてセレクト信号SLcの値をインクリメントし、St
atus1に移行する。
【0087】このようにStatus1〜Status5のループが
繰り返されていくが、図11はセレクト信号SLcによ
り第Xタップが選択されている状態でのStatus1以降を
示している。図11(b)(c)からわかるように遅延
時間DLsはかなり長くなっているが、図11(e)の
パルスP3はStatus4では依然として「0」であるた
め、この場合もStatus5においてセレクト信号SLcの
値をインクリメントし、Status1に移行する。
【0088】続いて図12のようにセレクト信号SLc
により第(X+1)タップが選択されている状態でのSt
atus1以降の処理がおこなわれる。ここで図12(b)
(c)からわかるようにディレイブロックDB1・・・
DBnによる遅延時間DLsはさらに長くなる。ここで
は基準クロックCKrの1周期の時間よりも遅延時間D
Lsが長くなっている。この場合、パルスP2が、パル
ス検出器53の初段のフリップフロップでラッチされて
図12(d)のようなパルスが出力され、さらにこれが
次段のフリップフロップにラッチされて図12(e)の
パルスP3としてシーケンサ51に供給される。シーケ
ンサはStatus4の期間に、この図12(e)のパルスP
3を判定すると、この際にパルスP3=「1」という状
態を検出することになる。そこで、処理はStatus6に移
行し、レジスタAにセレクト信号SLcの値、つまり第
(X+1)タップに相当する値を記憶して処理を終える
ことになる。
【0089】なお、以上の処理では、ディレイブロック
DB1・・・DBnのタップを第1タップから最大タッ
プに向けて変更していくようにしたが、もちろん最大タ
ップから第1タップに向けて変更していきながら測定を
行うようなシーケンスとしてもよい。
【0090】以上の測定処理により、レジスタAの値と
して、基準クロックCKrの周期にほぼ対応する遅延時
間となるタップ数が判定できたものとなる。これを、デ
ィスクドライブ装置の製造工程において予め測定され、
記憶されていた情報に反映させることで、現状、即ち上
記測定処理時における、ディレイブロックDB1・・・
DBnの1タップあたりの遅延時間、あるいは1nse
cの遅延に相当するタップ数がわかるものとなる。
【0091】装置内に予め用意される情報とは次のよう
なものである。即ち、ディレイブロックの1タップ辺り
の変化量を測定するため、EFM信号を入力しながらタ
ップの段数を変化させ、その時の遅延時間の変化量をオ
シロスコープで測定することにより、セレクトした値の
測定値と実際のディレイブロックの1タップ辺りの遅延
時間値を関連づけることができる。この方法を、周囲温
度の変化、電源電圧の変動、ロットのばらつき等の変化
に対して同様に行い、セレクトした値の測定値と実際の
ディレイブロックの1タップ辺りの遅延時間値を関連づ
ける。これにより上記の測定処理による測定値と実際の
ディレイブロックの1タップ辺りのディレイ値との相関
関係を示す表データを予め用意することができる。
【0092】そして例えばある時点の上記測定処理で測
定した結果と、予め用意した対応表でディレイブロック
の1段あたりの遅延時間を求める。例えばこの1段あた
りの遅延時間が0.25[ns]だったとすると、4段
で1nsecの遅延時間が得られることがわかる。シス
テムコントローラ10は、このようにして得た値を、上
述したマトリクスレジスタ33における測定結果レジス
タ33−Rに記憶させることになる。そしてその場合
は、0,1,2,3,4,5,6[nsec]のように
1nsecごとの遅延時間を得るには、ディレイブロッ
クDB1・・・DBnのタップを0,4,8,12,1
6,20,24と変化させればよい。なお、もちろん1
nsec単位以外の遅延時間も得ることができる。例え
ばこの場合はタップ=5とすれば、遅延時間を1.25
nsecとできる。
【0093】つまり本例のディスクドライブ装置では、
以上のようにディレイブロックDB1・・・DBnの遅
延特性の測定結果に基づいて、上述したようにマトリク
スレジスタ33がセレクト信号SL1・・・SLnを設
定することで、現状のディレイブロックDB1・・・D
Bnの状態(遅延時間)に合わせて、正確に例えば1n
sec単位などの遅延時間制御を行うことができるよう
になる。
【0094】上記測定処理及びそれに基づいた測定結果
レジスタ33−Rの更新は、例えばディスク装填時、電
源オン時、あるいは所定時間毎など、適切な時点で行わ
れるようにすることで、温度環境その他の要因で遅延特
性が変動しても、ディレイブロックDB1・・・DBn
で常に適切な遅延時間が得られるようにすることができ
る。従って常に、EFM信号の時間軸方向の波形調整を
高精度で実行できる。
【0095】図13は、測定回路37の他の構成例を示
したものであり、これは、ディレイブロックDB1・・
・DBnのうちでディレイブロックDB1のみを用いて
特性を測定する構成である。なお、ここではディレイブ
ロックDB1としたが、他のディレイブロック(DB2
等)を取り出して測定する構成でもかまわない。図7の
構成と比べて、ディレイブロックDB1・・・DBnが
直列接続されることと、ディレイブロックDB1のみが
用いられることの差異に応じて、スイッチ54−1・・
・54−nがスイッチ55−1のみとされること、及び
スイッチ55−1・・・55−nがスイッチ55−1の
みとされることをのぞいては、同一の構成及び動作とな
るため詳細な説明は省略する。
【0096】このような図13の測定回路37は、単一
パルスP1の幅(時間)が、ディレイブロックDBの最
大タップ数時の遅延時間よりも十分に小さい(通常半分
以下)の場合に採用できる構成例である。即ち、基準ク
ロックCKrの周期が、ディレイブロックDBの最大タ
ップ数時の遅延時間よりも十分小さくなるほど、基準ク
ロックCKrの周波数が高い場合に採用できる。一方、
そのような条件が満たせない場合は、図7のように直列
のディレイブロックDB1・・・DBnを用いて、その
最大遅延時間よりもパルスP1の幅を相対的に小さくす
るようにした構成が適切となる。
【0097】以上、実施の形態としての例を説明してき
たが、ディスクドライブ装置の構成、ライトストラテジ
ー21の構成、クロック周波数、レーザドライブパルス
波形、測定回路37の構成、測定処理方式などは、上記
例に限定されず各種の変形例が考えられる。本発明は、
図14(b)(d)(e)に示したようなレーザドライ
ブパルスはもちろん、これら以外のパルス波形にも当然
に適用できる。またCD−R、CD−RWとしてのディ
スクの記録装置だけでなく、DVD−R、DVD−RA
M、DVD+RW、DVD−RWと呼ばれるディスクな
どに対応する記録装置でも本発明を適用できる。特に高
密度、高速記録レートの記録システムにおいて好適であ
る。
【0098】
【発明の効果】以上の説明からわかるように本発明で
は、EFM信号等の記録データに応じたレーザドライブ
パルスに対して、レーザドライブパルスと同期した高周
波のクロックを用いてクロック単位の遅延時間でレーザ
ドライブパルスを遅延させる第1の遅延回路と、多段デ
ィレイゲートを用いて第1の遅延回路よりも短い遅延時
間でレーザドライブパルスを遅延させる第2の遅延回路
を有する波形調整手段により遅延制御、すなわち時間軸
方向のパルス波形制御を行うようにしている。すなわち
第1の遅延回路により例えば5nsec〜10nsec
程度の大まかな時間量の遅延を設定し、第2の遅延回路
により例えば1nsecあるいはそれ以下のような細か
い時間量の遅延を設定できるようにしている。これによ
り比較的簡易な回路構成により1倍速記録の場合から、
8倍速、12倍速等の高速レート記録の場合のそれぞれ
に幅広く対応して、高精度な時間軸方向のレーザドライ
ブパルス制御が実行できるという効果があり、記録装置
として高精度なピット/ランド形成が実現できる。
【0099】また第1,第2の遅延部の遅延時間制御を
行う遅延時間制御部は、記録媒体に記録しようとするピ
ットの長さと、そのピットの直前のランドの長さに応じ
て、第1の遅延回路及び前記第2の遅延回路の遅延時間
を設定することで、記録媒体における記録層の熱蓄積、
熱伝導を考慮した上で、記録しようとするピットの長さ
を適切な長さに制御することができる。
【0100】また波形調整手段は、第1の遅延回路及び
第2の遅延回路からなる遅延部を複数単位備え、レーザ
ドライブパルス生成手段で生成されたレーザドライブパ
ルスから複数のパルスを生成して、各パルスをそれぞれ
各遅延部に供給するとともに、各遅延部からの出力を合
成して、レーザ手段に供給するレーザドライブパルスを
形成するようにしていることで、レーザドライブパルス
についての立ち上がり部分、立ち下がり部分など複数の
部分で個別に遅延制御でき、つまりレーザドライブパル
ス波形について細かい制御が可能となる。従ってより適
切なレーザドライブパルスを形成できる。
【0101】また第1の遅延回路及び第2の遅延回路
は、同一のICチップ内に配されることで、回路構成の
簡略化ができる。また第2の遅延回路が複数設けられる
場合でも、各ディレイゲートの特性としてほぼ同一の特
性を想定すればよく、ばらつきに対する対応も簡単なも
のとすることができる。
【0102】さらに、第2の遅延回路における多段ディ
レイゲートの特性を測定する測定手段を備えることで、
多段ディレイゲートの特性を把握した上で第2の遅延回
路の遅延制御を行うことができる。そして遅延時間制御
部は、測定手段の測定結果から得られた情報を用いて、
第2の遅延回路の遅延時間の制御を行うことで、ディレ
イゲートの特性のばらつきを吸収した高精度なレーザド
ライブパルス波形の時間軸方向の制御が可能となる。
【0103】以上のことから、各種の記録レートに広く
対応できる記録装置として、どの記録レートの場合でも
高精度にレーザドライブパルスの波形調整を実現でき、
記録されるピット/ランドを適切に形成できるものとな
る。すなわち記録データ品質の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
ブロック図である。
【図2】実施の形態のディスクドライブ装置のライトス
トラテジーのブロック図である。
【図3】実施の形態のライトストラテジーの遅延部のブ
ロック図である。
【図4】実施の形態のライトストラテジーのマトリクス
レジスタの説明図である。
【図5】実施の形態の遅延処理の説明図である。
【図6】実施の形態の遅延処理の説明図である。
【図7】実施の形態の測定回路のブロック図である。
【図8】実施の形態の測定処理のフローチャートであ
る。
【図9】実施の形態の測定処理の説明図である。
【図10】実施の形態の測定処理の説明図である。
【図11】実施の形態の測定処理の説明図である。
【図12】実施の形態の測定処理の説明図である。
【図13】実施の形態の測定回路の他の例のブロック図
である。
【図14】レーザドライブパルスの説明図である。
【図15】レーザドライブパルスの時間軸方向の制御の
説明図である。
【図16】ディレイラインによる遅延回路のブロック図
である。
【図17】PLLクロックを用いた遅延回路の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ピックアップ、2 対物レンズ、3 二軸機構、4
レーザダイオード、9 RFアンプ、10 システム
コントローラ、12 エンコード/デコード部、13
インターフェース部、14 サーボプロセッサ、16
二軸ドライバ、18 レーザドライバ、19 APC回
路、20 バッファメモリ、21 ライトストラテジ
ー、22 モニタ用ディテクタ、80 ホストコンピュ
ータ、90ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 敬 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D119 AA06 AA24 BA01 DA01 FA05 HA45 HA68

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給されたレーザドライブパルスにより
    レーザ光の照射を行って記録媒体上にピット及びピット
    間のランドから成る記録データ列を形成するレーザ手段
    と、 記録データに応じたレーザドライブパルスを生成するレ
    ーザドライブパルス生成手段と、 レーザドライブパルスと同期した高周波のクロックを用
    いて前記クロック単位の遅延時間でレーザドライブパル
    スを遅延させる第1の遅延回路と、多段ディレイゲート
    を用いて前記第1の遅延回路よりも短い遅延時間でレー
    ザドライブパルスを遅延させる第2の遅延回路と、前記
    第1の遅延回路及び前記第2の遅延回路の遅延時間を可
    変制御する遅延時間制御部とを有し、前記レーザドライ
    ブパルス生成手段で生成されたレーザドライブパルスの
    波形の全部又は一部を遅延させることで、レーザドライ
    ブパルスを時間軸方向に調整して前記レーザ手段に供給
    することのできる波形調整手段と、 を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記波形調整手段の遅延時間制御部は、
    記録媒体に記録しようとするピットの長さと、そのピッ
    トの直前のランドの長さに応じて、前記第1の遅延回路
    及び前記第2の遅延回路の遅延時間を設定することを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記波形調整手段は、前記第1の遅延回
    路及び前記第2の遅延回路からなる遅延部を複数単位備
    え、 前記レーザドライブパルス生成手段で生成されたレーザ
    ドライブパルスから複数のパルスを生成して、各パルス
    をそれぞれ各遅延部に供給するとともに、各遅延部から
    の出力を合成して、前記レーザ手段に供給するレーザド
    ライブパルスを形成することを特徴とする請求項1に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の遅延回路及び前記第2の遅延
    回路は、同一のICチップ内に配されることを特徴とす
    る請求項1に記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の遅延回路における多段ディレ
    イゲートの特性を測定する測定手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延時間制御部は、前記測定手段の
    測定結果から得られた情報を用いて、前記第2の遅延回
    路の遅延時間の制御を行うことを特徴とする請求項5に
    記載の記録装置。
JP2000017889A 2000-01-24 2000-01-24 記録装置 Pending JP2001209958A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000017889A JP2001209958A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 記録装置
TW090100118A TW484127B (en) 2000-01-24 2001-01-03 Writing device
KR1020010001776A KR20010086323A (ko) 2000-01-24 2001-01-12 기록장치
US09/761,961 US7787344B2 (en) 2000-01-24 2001-01-17 Writing device
CNB011113286A CN1161765C (zh) 2000-01-24 2001-01-24 写装置及其方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000017889A JP2001209958A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001209958A true JP2001209958A (ja) 2001-08-03

Family

ID=18544816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000017889A Pending JP2001209958A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 記録装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7787344B2 (ja)
JP (1) JP2001209958A (ja)
KR (1) KR20010086323A (ja)
CN (1) CN1161765C (ja)
TW (1) TW484127B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7120098B2 (en) 2002-02-22 2006-10-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling optical recording power in an optical drive

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4159338B2 (ja) * 2002-10-18 2008-10-01 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 書き込みパルス生成回路
JP4185811B2 (ja) * 2003-05-22 2008-11-26 株式会社日立製作所 レーザー駆動集積回路、および、光ディスク装置
CN1324574C (zh) * 2003-07-07 2007-07-04 联发科技股份有限公司 一种具有对准功能的光盘烧录信号控制电路
TW200506897A (en) * 2003-08-13 2005-02-16 Benq Corp Uniform write strategy method for writing an optical disk
KR101024904B1 (ko) 2003-08-14 2011-03-31 엘지전자 주식회사 기록매체, 기록방법, 기록장치 및 기록재생시스템
WO2005109999A2 (en) 2004-05-13 2005-11-24 Lg Electronics Inc. Recording medium, read/write method thereof and read/write apparatus thereof
JP2010004425A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Panasonic Corp クロック信号生成装置および離散時間型回路

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0770972B2 (ja) 1987-03-13 1995-07-31 パイオニア株式会社 デユ−テイ制御回路
US6269060B1 (en) * 1999-09-09 2001-07-31 Ian E. Harvey Programmable write signal generator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7120098B2 (en) 2002-02-22 2006-10-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling optical recording power in an optical drive

Also Published As

Publication number Publication date
CN1161765C (zh) 2004-08-11
US20010028618A1 (en) 2001-10-11
US7787344B2 (en) 2010-08-31
KR20010086323A (ko) 2001-09-10
TW484127B (en) 2002-04-21
CN1312550A (zh) 2001-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6160784A (en) Recording a mark with the rising and falling edges varied based on previously recorded control data
US6535470B1 (en) Method and apparatus for writing data in a disk drive
US7349317B2 (en) Information recording method, information recording medium and information recording apparatus
JP2001067669A (ja) 記録装置、記録方法
JP2001209958A (ja) 記録装置
JP2000222734A (ja) 情報記録方法
JP2002334433A (ja) 情報記録方法、情報記録装置及び情報処理装置
US20070109934A1 (en) Information recording apparatus and method, computer program, and information recording medium
JP4584202B2 (ja) 情報記録再生装置、記録条件設定方法、制御プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3552716B2 (ja) ディスク状記録媒体
JP2000222733A (ja) 情報記録方法、情報記録媒体及び情報記録装置
JP3543814B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3543816B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JPH04364227A (ja) 光ディスク記録装置
US20060285466A1 (en) Method for adjusting write strategy
JP2004227772A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004227771A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004227770A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004206877A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004227769A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004206878A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004227768A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2004171784A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP2002208157A (ja) 記録装置、記録方法
JP2004171783A (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置