JP2001209742A - 医療情報処理システムおよび医療情報処理プログラム記憶媒体 - Google Patents

医療情報処理システムおよび医療情報処理プログラム記憶媒体

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JP2001209742A
JP2001209742A JP2000018015A JP2000018015A JP2001209742A JP 2001209742 A JP2001209742 A JP 2001209742A JP 2000018015 A JP2000018015 A JP 2000018015A JP 2000018015 A JP2000018015 A JP 2000018015A JP 2001209742 A JP2001209742 A JP 2001209742A
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Tetsuya Matsushima
哲也 松島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療情報に対する高度なアクセス管理を低コ
ストで行うことのできる医療情報処理システム、および
医療情報処理プログラム記憶媒体を提供することを目的
とする。 【解決手段】 クライアント11にアクセス情報管理手
段11_3が設けられており、患者に関する診療情報へ
の利用者のアクセス権限を設定してそのアクセス権限を
利用者権限記憶手段11_3aに記憶するとともに、そ
のアクセス権限についての問合わせを受けた場合にその
問合わせに応じて利用者権限記憶手段11_3aに記憶
されたアクセス権限を読み出して問合わせ元に通知する
ようにし、アクセス制御手段11_4は、このアクセス
権限に基づいて、情報表示手段11_5、情報編集手段
11_6の診療情報DB13_3へのアクセスを制御す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療情報データベ
ースに格納された医療情報の表示および編集を行う医療
情報処理システム、および医療情報処理プログラム記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ネットワークによって互いに
接続された複数のクライアントと複数のサーバにより形
成され、サーバ上の医療情報データベースに格納された
複数の患者に関する診療情報を、クライアント側の利用
者による操作により表示し、編集する医療情報処理シス
テムが開発され実用化されつつある。
【0003】図17は、従来の医療情報処理システムの
一例を示す概要図である。
【0004】図17に示すように、従来の医療情報処理
システム90は、ネットワークによって互いに接続され
た複数のクライアント91、および医療情報データベー
ス93を備えたサーバ92からなる。
【0005】サーバ92には、利用者情報サーバ92_
1、患者情報サーバ92_2、診療情報サーバ92_3
などの種類があり、それぞれ、診療情報を利用する利用
者の認証情報などが記憶された利用者情報データベース
93_1、複数の患者の認証情報などが記憶された患者
情報データベース93_2、および複数の患者に関する
診療情報などが記憶された診療情報データベース93_
3に接続されている。これらのサーバは、1台のコンピ
ュータ上に構築されることが多いが、それぞれが独立し
たコンピュータ上に構築されることもある。
【0006】各クライアント91には、利用者認証手段
91_1、患者選択手段91_2、アクセス制御手段9
1_3、情報表示手段91_4、および情報編集手段9
1_5などが備えられている。
【0007】利用者認証手段91_1は、通常、利用者
の利用者ID(Identification:ユーザ
識別番号)およびパスワードを入力する利用者認証画面
を備えており、医療情報の利用者、例えば医師、看護
婦、検査技師、一般事務職員などがこの利用者認証画面
を用いて入力した利用者IDおよびパスワードによりそ
の利用者の医療情報データベース93へのアクセス権を
認証するようになっている。利用者認証手段91_1
は、入力された利用者lDおよびパスワードをネットワ
ークを通じて利用者情報サーバ92_1ヘ送出する。利
用者情報サーバ92_1は、送られてきた利用者IDお
よびパスワードを利用者情報データベース93_1内の
認証情報と照合して正当なアクセス権を有する利用者で
あることが認証された場合は、その利用者の利用者l
D、利用者氏名、所属診療科、利用者別アクセス権限表
などからなる利用者情報94をクライアント91の利用
者認証手段91_1へ送出する。利用者認証手段91_
1はその利用者情報94を利用者情報一時記憶データベ
ース91_1aに一時記憶する。情報表示手段91_4
はその利用者情報94を画面上に表示する。
【0008】患者選択手段91_2は、検索条件として
利用者IDを患者情報サーバ92_2の患者情報データ
ベース93_2へ送出し、検索条件に合致した患者の一
覧情報を受け取る。受け取った患者一覧情報は情報表示
手段91_4により画面上に患者選択画面として表示さ
れる。
【0009】利用者は、患者選択画面上に表示された患
者一覧情報の中から所望の患者を選択する。患者選択手
段91_2は、利用者によって選択された患者IDを患
者情報サーバ92_2ヘ送出する。患者情報サーバ92
_2は、その患者の患者lD、患者氏名、受付診療科、
主治医などからなる患者情報95を患者情報サーバ92
_2から読み出して患者選択手段91_2へ送出する。
患者選択手段91_2はその患者情報95を患者情報一
時記憶データベース91_2aに一時記憶する。
【0010】情報表示手段91_4は患者IDを診療情
報サーバ92_3の診療情報データベース93_3へ送
出し、診療情報サーバ92_3から患者の発行済医療情
報の一覧情報を受け取る。ここで、アクセス制御手段9
1_3は利用者情報一時記憶データベース91_1aの
中に記憶されている利用者情報94の中の利用者別アク
セス権限表(図18参照)を検索して、上記の発行済医
療情報の一覧情報の中からその利用者にアクセスが許さ
れていない情報を除去してアクセス可の文書一覧を画面
に表示する。
【0011】図18は、従来の利用者別アクセス権限表
の仕組みを示す概要図である。
【0012】図18(a)は、利用者が利用することの
できる医療情報の情報種別コードとその医療情報にアク
セスできる権限コードとの対応表であり、利用者毎に設
定されている。図18(b)は、情報種別コードとその
情報名との対応表であり、図18(c)は、権限コード
とその意味との対応表である。例えば、図18(b)に
示すように、“カルテ”の情報種別コードは、“00
1”、“生理検査結果”の情報種別コードは、“00
2”、“紹介状”の情報種別コードは、“003”など
のように定められており、また、図18(c)に示すよ
うに、権限コード“0”の意味は“アクセス不可”であ
り、権限コード“1”の意味は“参照のみ可”であり、
権限コード“2”の意味は“更新可”であり、権限コー
ド“3”の意味は“管理者”として特別な権限を有する
などということが定められている。
【0013】例えば、一般に“医師”のアクセス権限
は、図18(a)に例示したように、情報種別コード
“001”(カルテ)については権限コード“2”(更
新可)であるなどのように設定されている。このよう
に、医師には、“カルテ”について一律に、情報の参照
および更新が可能な権限コード“2”が設定され、看護
婦には、情報の参照のみが可能なコード“1”が付与さ
れ、病院の一般事務職員などには、アクセス不可のコー
ド“0”が設定されるのが普通である。
【0014】アクセス制御手段91_3は、利用者情報
一時記憶データベース91_1aに一時記憶された利用
者情報94の中にある上記の利用者別アクセス権限表を
読み出して情報表示手段91_4による診療情報表示お
よび情報編集手段91_5による診療情報編集の動作を
制御する。すなわち、アクセス制御手段91_3は、利
用者情報94および患者情報95を基に、利用者に文書
一覧を表示するが、このとき、利用者別アクセス権限表
で表示が許された文書のみが表示される。また、その中
で編集が許されない文書については編集不可である旨表
示されるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の医療
情報処理システムでは、上記のように、医療情報へのア
クセス制御は、医師、看護婦、管理者、一般事務職員な
どのような職種に応じた権限コードにより一律に管理さ
れている。そのため、例えば、カルテに対するアクセス
権限が更新可である医師の場合には、当該患者の主治医
ではなくとも、あるいは当該患者の診察をしたこともな
いような他診療科の患者についてもそのカルテを更新す
ることができる状態となっている。このような状態が原
因となって起きることが予想される問題に対しては、医
療情報処理システムの実際の運用面で対処するようにし
ているのが現状である。
【0016】しかし、大規模な病院などの場合は、診療
科数や患者数が非常に多く、また医師、看護婦等医療ス
タッフの異動も頻繁である。このような環境のもとで
は、上記のような医療情報のアクセス管理のままでは医
療情報の真正性の維持や患者のプライバシー保護などの
観点から問題が多い。
【0017】従来の技術においても、アクセス制御手段
91_3、情報表示手段91_4、情報編集手段91_
5が利用者情報94から利用者別アクセス権限表を取得
した上で、さらに患者情報95からその患者が利用者の
所属する診療科の患者かどうかを読み出して自科の患者
であるか否かを判定し、判定の結果、自科の患者である
場合はそのままアクセスを許し、他科の場合はアクセス
不可とするような制御を行うことにより上記の問題を回
避することは不可能ではない。
【0018】しかし、このような制御を行おうとする
と、アクセス制御手段91_3、情報表示手段91_
4、情報編集手段91_5などの各手段が利用者別アク
セス権限表を必要とする度毎に利用者情報一時記憶デー
タベース91_1a、患者情報一時記憶データベース9
1_2aに問合わせを行ってアクセス権限を判定しなけ
ればならないので、大規模な医療情報システムの場合に
はこの問合わせ処理に膨大な処理時間を必要とし、シス
テム応答時間を短くするためには極めて高コストのシス
テムを用意しなければならない。
【0019】本発明は、上記事情に鑑み、医療情報に対
する高度なアクセス管理を低コストで行うことのできる
医療情報処理システム、および医療情報処理プログラム
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の医療情報処理システムは、ネットワークによって互
いに接続された複数のクライアントと、複数の患者に関
する診療情報、その診療情報を利用する複数の利用者毎
に設定された、その利用者による診療情報へのアクセス
権限に関する情報を含む利用者情報、および各患者毎に
設定された、その患者の診療情報への利用者のアクセス
権限に関する情報を含む患者情報からなる医療情報が格
納された医療情報データベースを備えた複数のサーバと
からなり、上記診療情報を利用する複数の利用者による
操作に応じて上記診療情報の表示および編集を行う医療
情報処理システムにおいて、上記クライアントが、利用
者の入力した認証情報によりその利用者の上記医療情報
データベースへのアクセス権を認証する利用者認証手段
と、上記利用者認証手段により認証された利用者の操作
に応じて患者を選択する患者選択手段と、上記利用者情
報、および上記患者選択手段により選択された患者の患
者情報を上記医療情報データベースから取得し、処理対
象である医療情報の種別と上記利用者情報および患者情
報とに基づいて上記患者の診療情報への上記利用者のア
クセス権限を設定し、そのアクセス権限に関する情報を
所定の利用者権限記憶手段に記憶するとともに、上記ア
クセス権限についての問合わせを受けた場合に、その問
合わせに応じて上記利用者権限記憶手段に記憶されたア
クセス権限を読み出して問合わせ元に通知するアクセス
情報管理手段と、上記利用者権限記憶手段に記憶された
アクセス権限に基づき、上記認証された利用者による操
作に応じて上記診療情報を画面上に表示する情報表示手
段と、上記利用者権限記憶手段に記憶されたアクセス権
限に基づき、上記認証された利用者による操作に応じて
上記診療情報を画面上で入力または編集する情報編集手
段と、上記アクセス情報管理手段への問合わせに応じて
上記アクセス情報管理手段から通知を受けたアクセス権
限に基づき、上記情報表示手段および上記情報編集手段
からの上記医療情報データベースへのアクセスを制御す
るアクセス制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】ここで、上記アクセス情報管理手段が、上
記利用者のアクセス権限を設定する度毎に、上記利用者
情報と上記患者情報との組合せに基づく利用者・患者別
のアクセス権限を設定してその利用者・患者別のアクセ
ス権限に関する情報を上記利用者権限記憶手段に記憶す
るとともに、その利用者権限記憶手段に記憶された上記
利用者・患者別のアクセス権限に関する情報を、上記利
用者情報および上記患者情報とリンクさせた状態で、所
定の利用者・患者別アクセス情報記憶手段に格納するも
のであることが好ましい。
【0022】また、上記利用者情報は、診療情報の種別
毎にアクセス権限のレベルが設定された利用者別アクセ
ス権限表を含むものであり、上記患者情報は、その患者
情報の患者に関する診療情報にアクセス可能な利用者毎
で、かつその利用者がアクセスすることのできる医療情
報の種別毎のアクセス権限のレベルが設定された患者別
アクセス権限表を含むものであり、かつ上記アクセス情
報管理手段が、上記アクセス権限に関する情報を上記利
用者権限記憶手段に記憶するに際し、上記利用者別アク
セス権限表および上記患者別アクセス権限表に基づき、
医療情報の種別毎にアクセス権限のレベルが設定された
利用者・患者別アクセス権限表の形式で記憶するもので
あることも好ましい。
【0023】また、上記情報表示手段および上記情報編
集手段は、上記アクセス制御手段による制御の下におい
てのみ、上記診療情報へのアクセスが可能なものである
ことも好ましい態様の一つである。
【0024】また、上記情報表示手段が、上記アクセス
情報管理手段により設定されたアクセス権限に基づくア
クセス可能な情報の一覧表を所定の画面上に表示するも
のであることも好ましい態様の一つである。
【0025】さらに、上記情報編集手段が、上記アクセ
ス情報管理手段により設定されたアクセス権限に基づく
アクセス可能な情報以外の情報を、上記アクセス可能な
情報の表示条件とは異なる表示条件で所定の画面上に表
示するものであることもまた好ましい態様の一つであ
る。
【0026】また、上記目的を達成する本発明の医療情
報処理プログラム記憶媒体は、コンピュータを、ネット
ワークによって互いに接続された複数のクライアント
と、複数の患者に関する診療情報、その診療情報を利用
する複数の利用者毎に設定された、その利用者による診
療情報へのアクセス権限に関する情報を含む利用者情
報、および各患者毎に設定された、その患者の診療情報
への利用者のアクセス権限に関する情報を含む患者情報
からなる医療情報が格納された医療情報データベースを
備えた複数のサーバとからなり、上記診療情報を利用す
る複数の利用者による操作に応じて上記診療情報の表示
および編集を行う医療情報処理システムの中の一つのク
ライアントとして動作させるための医療情報処理プログ
ラムが記憶された医療情報処理プログラム記憶媒体にお
いて、利用者の入力した認証情報によりその利用者の上
記医療情報データベースへのアクセス権を認証する利用
者認証手段と、上記利用者認証手段により認証された利
用者の操作に応じて患者を選択する患者選択手段と、上
記利用者情報、および上記患者選択手段により選択され
た患者の患者情報を上記医療情報データベースから取得
し、処理対象である医療情報の種別と上記利用者情報お
よび患者情報とに基づいて上記患者の診療情報への上記
利用者のアクセス権限を設定し、そのアクセス権限に関
する情報を所定の利用者権限記憶手段に記憶するととも
に、上記アクセス権限についての問合わせを受けた場合
に、その問合わせに応じて上記利用者権限記憶手段に記
憶されたアクセス権限を読み出して問合わせ元に通知す
るアクセス情報管理手段と、上記利用者権限記憶手段に
記憶されたアクセス権限に基づき、上記認証された利用
者による操作に応じて上記診療情報を画面上に表示する
情報表示手段と、上記利用者権限記憶手段に記憶された
アクセス権限に基づき、上記認証された利用者による操
作に応じて上記診療情報を画面上で入力または編集する
情報編集手段と、上記アクセス情報管理手段への問合わ
せに応じて上記アクセス情報管理手段から通知を受けた
アクセス権限に基づき、上記情報表示手段および上記情
報編集手段からの上記医療情報データベースへのアクセ
スを制御するアクセス制御手段とを備えた医療情報処理
プログラムが記憶されたことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0028】図1は、本発明の医療情報処理システムの
一実施形態によって構成される医療情報処理ネットワー
クの一部分を示す図である。
【0029】ここには、それぞれがコンピュータシステ
ムで構成された2台のサーバ100,200および3台
のクライアントマシン300,400,500が例示的
に示されており、サーバ100,200およびクライア
ントマシン300,400,500は通信ネットワーク
600を介して互いに接続されている。
【0030】2台のサーバ100,200を構成するコ
ンピュータシステムは、一般にワークステーションと称
されるような高速かつ大容量のコンピュータシステムで
ある。この医療情報処理システムの利用者は、これらの
クライアントマシン300,400,500および通信
ネットワーク600を介してサーバ100,200上の
医療情報データベースにアクセスすることができる。
【0031】各サーバ100,200および各クライア
ントマシン300,400,500は、CPU、主記憶
装置、ハードディスク、通信用ボード等が内蔵された本
体部101,201,301,401,501、本体部
101,201,301,401,501からの指示に
より表示画面102a,202a,302a,402
a,502a上に画像や文字列を表示する表示部10
2,202,302,402,502、サーバ100,
200およびクライアントマシン300,400,50
0に利用者の指示を入力するためのキーボード103,
203,303,403,503、表示画面102a,
202a,302a,402a,502a上の任意の位
置を指定することにより、その指定時にその位置に表示
されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス1
04,204,304,404,504を備えている。
【0032】本体部101,201は、さらに外観上、
フロッピィディスク(図示せず)、MO700が装填さ
れるFD装填口101a,201a;MO装填口101
b,201bを有しており、それらの内部には、それら
の装填口101a,201a;101b,201bから
装填されたフロッピィディスクやMO700をドライブ
してアクセスする、フロッピィディスクドライバ、MO
ドライバも内蔵されている。
【0033】同様に、本体部301,401,501
は、外観上、フロッピィディスク(図示せず)、CD−
ROM800が装填されるFD装填口301a,401
a,501a;CD−ROM装填口301b,401
b,501bを有しており、それらの内部には、それら
の装填口301a,401a,501a;301b,4
01b,501bから装填されたフロッピィディスクや
CD−ROM800をドライブしてアクセスする、フロ
ッピィディスクドライバ、CD−ROMドライバも内蔵
されている。
【0034】以下の説明では、2台のサーバ100,2
00のうちサーバ100を代表させて説明する。
【0035】図2は、図1に示す外観を有するサーバ
(コンピュータシステム)のハードウェア構成図であ
る。
【0036】このハードウェア構成図には、中央演算処
理装置(CPU)111、RAM112、ハードディス
クコントローラ113、フロッピィディスクドライバ1
14、MOドライバ115、マウスコントローラ11
6、キーボードコントローラ117、ディスプレイコン
トローラ118、および通信用ボード119が示されて
おり、それらはバス110で相互に接続されている。通
信用ボード119は通信ネットワーク600に接続され
る。
【0037】ここで、MO700には本発明にいう医療
情報処理プログラムが記憶されており、MOドライバ1
15によりそのMO700から医療情報処理プログラム
が読み込まれ、バス110を経由し、ハードディスクコ
ントローラ113によりハードディスク120内に格納
される。実際の実行にあたっては、そのハードディスク
120内の医療情報処理プログラムはRAM112上に
ロードされ、CPU111により実行される。この結
果、図1に示す外観を有するコンピュータシステム10
0,200は、本発明の医療情報処理システムの一実施
形態のクライアントとして動作する。
【0038】医療情報処理プログラムが記憶されたMO
700は本発明の医療情報処理プログラム記憶媒体の一
実施形態である。また、医療情報処理プログラムが格納
されたハードディスク120も発明の医療情報処理プロ
グラム記憶媒体の一実施形態である。さらに、医療情報
処理プログラムがフロッピィディスク710等にダウン
ロードされた場合には、その医療情報処理プログラムが
ダウンロードされたフロッピィディスク710等も本発
明の医療情報処理プログラム記憶媒体の一実施形態であ
る。
【0039】本発明の医療情報処理システムの後述する
各実施形態は、いずれも、図1および図2に示す外観お
よびハード構成を有している。
【0040】図3は、本発明の医療情報処理システムの
一実施形態の全体構成図である。
【0041】図3に示すように、この実施形態の医療情
報処理システムは、ネットワーク6によって互いに接続
された複数のクライアント1と、利用者情報サーバ2_
1、患者情報サーバ2_2、診療情報サーバ2_3、会
計情報サーバ2_4よりなるサーバ2とから形成され、
クライアント1の利用者による操作に応じて、上記サー
バ2に備えられた医療情報データベース3に格納された
医療情報の表示および編集を行う医療情報処理システム
である。
【0042】医療情報データベース3に格納されている
医療情報としては、上記利用者に関する情報が格納され
た利用者情報、入院患者や外来患者など患者に関する情
報が格納された患者情報、患者の診療に関する情報が格
納された診療情報、会計に関する情報が格納された会計
情報などが含まれる。
【0043】この医療情報処理システムの利用者として
は、医師、看護婦、薬剤師、検査技師、管理者、一般事
務職員など医療機関の各種の業務に従事する者が含まれ
る。
【0044】クライアント1は、利用者認証手段1_
1、患者選択手段1_2、アクセス情報管理手段1_
3、アクセス制御手段1_4、情報表示手段1_5、情
報編集手段1_6を備えている。
【0045】利用者認証手段1_1は、利用者の入力し
た認証情報によりその利用者の医療情報データベース3
へのアクセス権を認証するものである。
【0046】患者選択手段1_2は、利用者認証手段1
_1により認証された利用者の操作に応じて患者を選択
するものである。
【0047】アクセス情報管理手段1_3は、利用者に
よる診療情報へのアクセス権限に関する情報を含む利用
者に関する利用者情報、および上記患者選択手段により
選択された患者に関する患者情報を医療情報データベー
ス3から取得し、処理対象である医療情報の種別と上記
利用者情報および患者情報とに基づいて上記患者の診療
情報への上記利用者のアクセス権限を設定し、そのアク
セス権限に関する情報を所定の利用者権限記憶手段に記
憶するとともに、上記アクセス権限についての問合わせ
を受けた場合に、その問合わせに応じて上記利用者権限
記憶手段に記憶されたアクセス権限を読み出して問合わ
せ元に通知するものである。
【0048】アクセス制御手段1_4は、アクセス情報
管理手段1_3への問合わせに応じてアクセス情報管理
手段1_3から通知を受けたアクセス権限に基づき、情
報表示手段1_5および情報編集手段1_6からの医療
情報データベース3へのアクセスを制御するものであ
る。
【0049】情報表示手段1_5は、上記利用者権限記
憶手段に記憶されたアクセス権限に基づき、上記認証さ
れた利用者による操作に応じて上記診療情報を画面上に
表示するものである。
【0050】情報編集手段1_6は、上記利用者権限記
憶手段に記憶されたアクセス権限に基づき、上記認証さ
れた利用者による操作に応じて上記診療情報を生成また
は更新するものである。
【0051】このように、本実施形態の医療情報処理シ
ステムには、クライアント1にアクセス情報管理手段1
_3が設けられ、特定の患者に関する診療情報への特定
の利用者のアクセス権限を設定してそのアクセス権限を
利用者権限記憶手段に記憶するとともに、アクセス権限
についての問合わせを受けた場合にその問合わせに応じ
て利用者権限記憶手段に記憶されたアクセス権限を読み
出して問合わせ元に通知するように構成されている。
【0052】情報表示手段1_5、情報編集手段1_6
は、情報表示あるいは情報編集を行う文書へのアクセス
権限についてアクセス情報管理手段1_3に問合わせを
行い、アクセス情報管理手段1_3から通知を受けたア
クセス制御手段1_4は、そのアクセス権限に基づき情
報表示手段1_5、情報編集手段1_6による医療情報
データベース3へのアクセスを制御する。
【0053】このように構成したことにより、利用者情
報と患者情報とが組み合わされて設定された利用者・患
者別のアクセス権限によるアクセス制御が行われるの
で、医療情報の真正性が維持され、患者のプライバシー
も保護される。また、大規模な医療情報システムにおけ
るアクセス権限の管理に伴うシステムの負荷を減少させ
ることができる。
【0054】
【実施例】次に、本発明の医療情報処理システムの実施
例について説明する。
【0055】図4は、本発明の医療情報処理システムの
第1の実施例を示す概略構成図である。
【0056】図4に示すように、この医療情報処理シス
テム10は、ネットワークによって互いに接続された複
数のクライアント11と、複数の患者に関する診療情
報、その診療情報を利用する複数の利用者毎に設定され
た、その利用者による診療情報へのアクセス権限に関す
る情報を含む利用者情報、および各患者毎に設定され
た、その患者の診療情報への利用者のアクセス権限に関
する情報を含む患者情報からなる医療情報が格納された
医療情報データベース13を備えた複数のサーバ12と
からなり、診療情報を利用する複数の利用者による操作
に応じて診療情報の表示および編集を行う医療情報処理
システムである。
【0057】クライアント11は、利用者認証手段11
_1、患者選択手段11_2、アクセス情報管理手段1
1_3、アクセス制御手段11_4、情報表示手段11
_5、情報編集手段11_6を備えている。
【0058】サーバ12には、利用者情報サーバ12_
1、患者情報サーバ12_2、診療情報サーバ12_3
の3種類がある。これらの各サーバは、1台のコンピュ
ータ上に構築されたものであってもよく、また、それぞ
れが独立したコンピュータ上に構築されたものであって
もよい。
【0059】医療情報データベース13は、利用者情報
が格納された利用者情報データベース13_1、患者情
報が格納された患者情報データベース13_2、診療情
報が格納された診療情報データベース13_3よりな
り、それぞれ利用者情報サーバ12_1、患者情報サー
バ12_2、診療情報サーバ12_3に接続されてい
る。
【0060】利用者認証手段11_1は、利用者の入力
した利用者IDおよびパスワードよりなる認証情報によ
りその利用者の医療情報データベース13へのアクセス
権を認証するものである。この利用者認証手段11_1
には、利用者情報データベース13_1から読み出した
利用者情報14を一時記憶する利用者情報一時記憶デー
タベース11_1aが備えられている。
【0061】患者選択手段11_2は、利用者認証手段
11_1により認証された利用者の操作に応じて患者を
選択するものであり、この患者選択手段11_2には、
患者情報データベース13_2から読み出した患者情報
15を一時記憶する患者情報一時記憶データベース11
_2aが備えられている。
【0062】アクセス情報管理手段11_3は、利用者
情報14、および患者選択手段11_2により選択され
た患者の患者情報15を医療情報データベース13から
取得し、処理対象である医療情報の種別と利用者情報1
4および患者情報15とに基づいて上記患者の診療情報
への上記利用者のアクセス権限を設定し、そのアクセス
権限に関する情報を利用者権限記憶データベース11_
3aに記憶するとともに、そのアクセス権限について問
合わせを受けた場合に、その問合わせに応じて利用者権
限記憶データベース11_3aに記憶されたアクセス権
限を読み出して問合わせ元に通知するものである。
【0063】アクセス制御手段11_4は、アクセス情
報管理手段11_3への問合わせに応じてアクセス情報
管理手段11_3から通知を受けたアクセス権限に基づ
き、情報表示手段11_5および情報編集手段11_6
からの医療情報データベース13へのアクセスを制御す
る。
【0064】情報表示手段11_5は、利用者権限記憶
データベース11_3aに記憶されたアクセス権限に基
づき、利用者による操作に応じて診療情報を画面上に表
示する。
【0065】情報編集手段11_6は、利用者権限記憶
データベース11_3aに記憶されたアクセス権限に基
づき、利用者による操作に応じて画面上で診療情報を生
成または更新する。
【0066】なお、本実施例における利用者権限記憶デ
ータベース11_3aは、本発明にいう利用者権限記憶
手段に相当するものである。
【0067】次に、この実施例の医療情報処理システム
の動作について、図4を参照しながら説明する。
【0068】クライアント11の利用者認証手段11_
1には、次に示すような利用者認証画面が備えられてい
る。
【0069】図5は、本発明の各実施例の利用者認証手
段に備えられた利用者認証画面の概要図である。
【0070】図5に示すように、この利用者認証画面
は、利用者、すなわち医師、看護婦、一般事務職員など
による、利用者IDおよびパスワード入力用の画面であ
る。
【0071】利用者認証手段11_1は、入力された利
用者lDおよびパスワードをネットワークを通じて利用
者情報サーバ12_1ヘ送出する。利用者情報サーバ1
2_1は、その利用者IDおよびパスワードを利用者情
報データベース13_1内の認証情報と照合して正当な
アクセス権を有する利用者であることが認証された場合
は、その利用者の利用者lD、利用者氏名、所属診療
科、利用者別アクセス権限表などからなる利用者情報1
4をクライアント11の利用者認証手段11_1へ送出
する。利用者認証手段11_1はその利用者情報14を
利用者情報一時記憶データベース11_1aに一時記憶
する。情報表示手段11_4はその利用者情報14を画
面上に表示する。
【0072】図6は、本発明の各実施例に用いられる利
用者情報の内容を示す図である。
【0073】図6に示すように、この利用者情報14に
は、例えば“9900111”などの利用者ID、“富
士通 太郎” などの利用者名、“整形外科” などの所
属診療科、およびこの利用者のアクセス権限が定義され
た利用者別アクセス権限表(図18参照)などが記録さ
れている。
【0074】次に、患者選択手段11_2は、検索条件
として利用者IDを患者情報サーバ12_2の患者情報
データベース13_2へ送出し、その検索条件に合致し
た患者の一覧情報を受け取る。受け取った患者一覧情報
は情報表示手段11_4により画面上に患者選択画面と
して表示される。
【0075】図7は、本発明の各実施例に用いられる患
者選択画面を示す図である。
【0076】この患者選択画面は、利用者が患者を選択
するための画面であり、図7に示すように、患者選択一
覧ウインドウの中の、利用者により選択された受付済患
者一覧タグに、受付の有無、診察状況、受付時間、予約
時間、受診科、患者ID、氏名、カナ氏名、性別、備考
などが表示されている。なお、この患者選択一覧ウイン
ドウには、図示された受付済患者一覧タグのほかに、入
院患者一覧タグその他のタグが含まれている。
【0077】利用者が、図7に示された受付済患者一覧
の中から所望の患者を選択すると、患者選択手段11_
2(図4参照)は、選択された患者の患者IDを患者情
報サーバ12_2ヘ送出する。
【0078】患者情報サーバ12_2は、その患者の患
者lD、患者氏名、受付診療科、主治医などからなる患
者情報15を患者情報サーバ12_2から読み出し患者
選択手段11_2へ送出する。患者選択手段11_2は
その患者情報15を患者情報一時記憶データベース11
_2aに一時記憶する。
【0079】図8は、本発明の各実施例に用いられる患
者情報の内容を示す図である。
【0080】図8に示すように、ここには、患者ID、
患者名、受診診療科、主治医の利用者ID、およびその
利用者のアクセス権限の範囲を示す患者別アクセス権限
表(図9参照)が含まれている。
【0081】図9は、患者の医療情報に対する利用者の
アクセス権限の範囲を示す患者別アクセス権限表であ
る。
【0082】この患者別アクセス権限表は、アクセス情
報管理手段11_3により、利用者情報一時記憶データ
ベース11_1aに記憶された利用者情報14、および
患者情報一時記憶データベース11_2aに記憶された
患者情報15とに基づき作成される。すなわち、図9の
例では、ある患者についての各利用者のアクセス権限の
範囲が設定されている。すなわち、利用者ID“990
0111”の利用者については、有効期間“2001.
09.11”であり、処理対象である医療情報の情報種
別コード“001”には権限コード“2”が、情報種別
コード“008”には権限コード“2”が、情報種別コ
ード“101”には権限コード“2”が設定されてい
る。また、利用者ID“9900176” の利用者に
ついては、有効期間“2004.10.15”であり、
処理対象である医療情報の情報種別コード“001”に
は権限コード“2”が、情報種別コード“008”には
権限コード“2”が、情報種別コード“101”には権
限コード“1”が設定されている。
【0083】このようにしてアクセス情報管理手段11
_3は、ある患者の診療情報に対する利用者毎のアクセ
ス権限を設定してそれを利用者権限記憶データベース1
1_1aに記憶する。
【0084】なお、この第1の実施例における、利用者
権限記憶データベース11_1aへのアクセス権限の記
憶は一時的な記憶であり、利用者とその利用者により選
択された患者との組合せによるアクセスが終了した後、
他の利用者と患者との組合せによる新たなアクセス権限
が設定されると、先に利用者権限記憶データベース11
_1aに記憶されたアクセス権限は上書きされて消滅す
る。
【0085】アクセス情報管理手段11_3は、アクセ
ス権限についての問合わせがあった場合は、その問合わ
せに応じて利用者権限記憶データベース11_1aに記
憶されたアクセス権限を読み出して問合わせ元に通知す
る。
【0086】次に、こうして設定されたアクセス権限に
よる制御の下に、情報表示手段11_5および情報編集
手段11_6による文書の表示および編集が行われる。
【0087】情報表示手段11_5による文書の表示に
先立ち、情報表示手段11_5は患者選択手段により選
択された患者IDを診療情報サーバ12_3へ送出し、
診療情報データベース13_3から患者の発行済医療情
報の一覧表を受け取り、それをアクセス情報管理手段1
1_3に送りアクセス権限についての問合わせを行う。
アクセス情報管理手段11_3はその問い合わせに応じ
て利用者権限記憶データベース11_3aに記憶されて
いるアクセス権限を読み出してアクセス制御手段11_
4に通知する。
【0088】アクセス制御手段11_4は、アクセス情
報管理手段11_3から通知を受けたアクセス権限に基
づき、情報表示手段11_5および情報編集手段11_
6による医療情報データベース13へのアクセスを制御
する。
【0089】情報表示手段11_5は、診療情報データ
ベース13_3から受け取った医療情報一覧表を、アク
セス制御手段11_4によるアクセス制御に基づき、次
に示す文書表示・編集画面を用いて利用者に表示する。
【0090】図10は、本発明の各実施例に用いられる
文書表示・編集画面を示す図である。
【0091】図10に示すように、この文書表示・編集
画面には、文書画面管理ウインドウW1、文書一覧表示
ウインドウW2、および文書編集ウインドウW3が設け
られている。
【0092】文書画面管理ウインドウW1には、この画
面の利用者の診療科名“整形外科”、利用者名“富士通
太郎”が表示されるとともに、その右側には“検索”
ボタンB1、“編集”ボタンB2、“確定”ボタンB3
が設けられている。検索”ボタンB1は、利用者が参照
したい文書を検索する場合に用いられるボタンであり、
“編集”ボタンB2は、文書一覧表示ウインドウW2に
表示された文書一覧の中から選択した文書の編集を行う
場合に用いられるボタンであり、“確定”ボタンB3
は、編集作業を終了する場合に用いられるボタンであ
る。
【0093】文書画面管理ウインドウW1の下部には、
患者名が表記されたタブT1,T2,T3が表示され
る。この例では、タブT1に、患者名“只野 太郎”に
関する文書情報が文書一覧表示ウインドウW2および文
書編集ウインドウW3に表示されており、それ以外の患
者のタブT2,T3の文書情報はタブT1の画面の陰に
隠されている。
【0094】文書一覧表示ウインドウW2には、この画
面の利用者に表示することが許された患者“只野 太
郎”に関する文書情報の一覧が表示される。この例で
は、カルテ1件のみが表示されている。
【0095】利用者は、この文書一覧表示ウインドウW
2に表示された文書の中から所望の文書を選択する。情
報表示手段11_5は選択された文書情報、例えば患者
“只野 太郎”のカルテを医療情報データベース13か
ら読み出してこの画面の文書編集ウインドウW3上に表
示する。
【0096】次に、情報編集手段11_6の動作につい
て説明する。
【0097】情報表示手段11_5により表示された文
書表示・編集画面(図10参照)上に設けられた“編
集”ボタンB2を利用者が押下することにより、次に示
すような編集文書選択メニューが表示される。
【0098】図11は、本発明の各実施例に用いられる
編集文書選択メニューを示す図である。
【0099】情報編集手段11_6は、この編集文書選
択メニューにより、利用者に、編集したい文書名、すな
わち図11の例では“カルテ”、“検査結果”、“診断
書”、“紹介状”、…の中から所望の文書名を選択させ
る。ここで、この利用者のアクセス権限が、“カルテ”
については“更新不可”と設定されている場合は“カル
テ”の文字は他の文書名よりも薄い色で画面上に表示さ
れる。このように、アクセス可能な情報以外の情報を、
アクセス可能な情報の表示条件とは異なる表示条件で画
面上に表示することにより、その利用者に“カルテ”の
更新はできないことを知らせることができる。なお、表
示条件としては上記のように表示色の濃淡のみに限られ
るものではなく、利用者が容易に識別できるものであれ
ばよい。
【0100】このようにして、図10に示した文書表示
・編集画面上に表示された文書編集ウインドウ内のカル
テ本文についての利用者による編集が行われる。
【0101】上記のようにして、本実施例では、利用者
と患者との動的な組合せに基づくアクセス権限の制御を
行うことができるため、医療情報の真正性が維持され、
また患者のプライバシーも保護することができる。ま
た、大規模な医療情報システムにおけるアクセス権限の
管理に伴うシステムの負荷を減少させることができ、医
療情報に対する高度なアクセス管理を低コストで行うこ
とのできる医療情報処理システムを実現することができ
る。
【0102】次に、本発明の医療情報処理システムの第
2の実施例について説明する。
【0103】図12は、本発明の医療情報処理システム
の第2の実施例の概略構成図である。
【0104】図12に示すように、この医療情報処理シ
ステム20は、ネットワークによって互いに接続された
複数のクライアント21、および複数の利用者情報サー
バ22_1、患者情報サーバ22_2、診療情報サーバ
22_3により形成され、クライアント21の利用者
が、上記各サーバに備えられた患者情報、診療情報、お
よび利用者情報を含む医療情報が格納された医療情報デ
ータベース23にアクセスすることにより医療情報デー
タベース23に格納された医療情報の表示および編集を
行う医療情報処理システムであり、図4に示した第1の
実施例の医療情報処理システム10と類似の構成を有し
ている。
【0105】第2の実施例の、第1の実施例の医療情報
処理システム10との相違点は、第2の実施例の医療情
報処理システム20のアクセス情報管理手段21_3
は、利用者と患者の組合せが決まり利用者のアクセス権
限が設定される度毎に、利用者情報24と患者情報25
との組合せに基づいて設定された利用者・患者別のアク
セス権限に関する情報を利用者権限記憶データベース2
6_3に記憶する。この利用者権限記憶データベース2
6_3は、利用者情報24に基づく利用者情報データベ
ース26_1、および患者情報25に基づく患者情報デ
ータベース26_2とリンクさせた状態で、利用者・患
者別アクセス情報記憶手段26に複数組のセットとして
格納される。
【0106】クライアント21に備えられたそのほかの
利用者認証手段21_1、患者選択手段21_2、アク
セス制御手段21_4、情報表示手段21_5、および
情報編集手段21_6は、第1の実施例の医療情報処理
システム10におけるものと同じである。
【0107】一般に、通常の外来患者の場合は、その患
者に関係する医師は一人である場合が多いが、時には複
数科の診療を受ける場合もある。また、入院患者の場合
は、その患者に複数の利用者、すなわち医師、看護婦、
検査技師などが関係する場合が多く、かつこれらの複数
の利用者がその共通の患者の医療情報に対して高い頻度
で繰り返しアクセスすることが多い。このような場合
に、第1の実施例のように利用者権限記憶データベース
へのアクセス権限の記憶が一時的な記憶であって、利用
者が代わる度毎にアクセス権限の設定を行う方式では、
極めて効率が悪い。
【0108】そこで、この第2の実施例では、利用者と
患者との組合せによる利用者のアクセス権限を設定する
度毎に、そのアクセス権限に関する情報を、利用者情報
24および患者情報25とリンクさせた状態でセットと
して利用者・患者別アクセス情報記憶手段26に格納す
る。
【0109】従って、この利用者・患者別アクセス情報
記憶手段26にアクセス情報が登録された患者について
のアクセス権限の処理時間は未登録の患者の場合に比較
して大幅に短縮される。特に、入院患者のように一人の
患者の医療情報に複数の利用者によるアクセスが繰り返
し行われる場合のアクセス権限処理は極めて迅速に行わ
れる。
【0110】次に、本発明の医療情報処理システムの第
3の実施例について説明する。
【0111】この第3の実施例は、利用者情報24(図
12参照)が、利用者毎に作成された、医療情報の種別
毎にアクセス権限のレベルが設定された利用者別アクセ
ス権限表を含むものであり、かつ、患者情報25(図1
2参照)が、患者毎に作成された、その患者の医療情報
にアクセス可能な利用者の認証情報、および利用者がア
クセスすることのできる医療情報の種別毎にアクセス権
限のレベルが利用者毎に設定された患者別アクセス権限
表を含むものであり、さらに、アクセス情報管理手段2
1_3(図12参照)が、アクセス権限に関する情報を
利用者権限記憶データベース26_3に記憶するに際
し、上記の利用者別アクセス権限表および患者別アクセ
ス権限表に基づき、医療情報の種別毎にアクセス権限の
レベルが設定された「利用者・患者別アクセス権限表」
の形式で記憶するものである。
【0112】図13は、第3の実施例における「利用者
・患者別アクセス権限表」が作成されるまでのアクセス
権限の遷移を示す模式図である。
【0113】すなわち、図13(a)には、利用者ID
“9900111”の利用者についての情報種別コード
とその権限コードが設定された利用者別アクセス権限表
27_1が示されている。なお、情報種別コードおよび
権限コードについては、図18(b)および図18
(c)に示したものと同一のものが用いられる。
【0114】図13(b)には、患者ID“09001
23”の患者についての、利用者ID、有効期間、およ
び利用者ID毎の、情報種別コードと権限コードが設定
された患者別アクセス権限表27_2が示されている。
例えば、利用者ID“9900111”のアクセス権限
の有効期間は“2001.01.01”であり、情報種
別コード“001”に対する権限コードは“2”、情報
種別コード“008”に対する権限コードは“2”、情
報種別コード“101”に対する権限コードは“1”な
どのように設定されている。なお、この(図13
(b))に示す患者別アクセス権限表は、図9に示した
患者別アクセス権限表と同じものである。
【0115】上記の利用者別アクセス権限表27_1
(図13(a))および患者別アクセス権限表27_2
(図13(b))に基づき、図13(c)に示す利用者
・患者別アクセス権限表27_3が作成される。すなわ
ち、利用者別アクセス権限表27_1に設定された各情
報種別コードと権限コードと、患者別アクセス権限表2
7_2に設定された各情報種別コードと権限コードとが
比較され、両者の権限コードが互いに相違する場合は、
患者別アクセス権限表27_2に設定された権限コード
が優先されて、利用者・患者別アクセス権限表27_3
が作成される。図13の例では、情報種別コード“10
1”の権限コードが利用者別アクセス権限表27_1で
は“1”に設定され、患者別アクセス権限表27_2で
は“2”に設定されているので、利用者・患者別アクセ
ス権限表27_3では、“2”に設定される。
【0116】この第3の実施例では、このような標準化
された利用者・患者別アクセス権限表27_3を用いて
アクセス権限を管理しているため、アクセス権限処理が
標準化され低コストで管理の容易な医療情報処理システ
ムを実現することができる。
【0117】次に、上記の図13の例とは異なる組合せ
におけるアクセス権限の遷移について説明する。
【0118】図14は、アクセス権限の遷移の他の例を
示す模式図である。
【0119】図14に示すように、この例では、患者I
D“0900123”の患者別アクセス権限表28_2
(図14(b))には、図14(a)の利用者別アクセ
ス権限表28_1の利用者ID“9900111”に該
当するIDは存在しないので、これら2つのアクセス権
限表から作成された利用者ID“9900111”・患
者ID“0900123”の利用者・患者別アクセス権
限表28_3(図14(c))においては、各情報種別
コードの権限コードには、全て“0”が設定されてい
る。このように、患者の診療科が利用者の診療科と異な
る時は、患者情報のアクセス権限表中に利用者の該当項
目がなければ無効を意味する権限コード“0”が設定さ
れる。
【0120】次に、上記の図14の例とも異なる、利用
者別アクセス権限表と患者別アクセス権限表との組合せ
におけるアクセス権限の遷移について説明する。
【0121】図15は、アクセス権限の遷移のさらに他
の例を示す模式図である。
【0122】図15に示すように、この例では、患者I
D“0900123”の患者別アクセス権限表29_2
(図15(b))には、図15(a)の利用者別アクセ
ス権限表29_1の利用者ID“9900111”に該
当するIDは存在しないが、この利用者の情報種別コー
ド“001”の権限コードが“3”、すなわち“管理
者”の情報である場合は、選択した患者によらず、利用
者・患者別アクセス権限表29_1(図15(c))に
おいては、情報種別コード001”の権限コードは
“3”に設定される。
【0123】次に、本発明の医療情報処理プログラム記
憶媒体について説明する。
【0124】図16は、本発明の医療情報処理プログラ
ム記憶媒体の一実施形態の概要図である。
【0125】この医療情報処理プログラム記憶媒体91
0は、コンピュータを、ネットワークによって互いに接
続された複数のクライアント13(図4参照)と、複数
の患者に関する診療情報、その診療情報を利用する複数
の利用者毎に設定された、その利用者による診療情報へ
のアクセス権限に関する情報を含む利用者情報、および
各患者毎に設定された、その患者の診療情報への利用者
のアクセス権限に関する情報を含む患者情報からなる医
療情報が格納された医療情報データベース3(図4参
照)を備えた複数のサーバ2(図4参照)とからなり、
上記診療情報を利用する複数の利用者による操作に応じ
て上記診療情報の表示および編集を行う医療情報処理シ
ステムの中の一つのクライアントとして動作させるため
の医療情報処理プログラム900が記憶されたものであ
る。
【0126】すなわち、この医療情報処理プログラム記
憶媒体910には、各クライアント毎に、利用者の入力
した認証情報によりその利用者の医療情報データベース
へのアクセス権を認証する利用者認証手段901と、利
用者認証手段901により認証された利用者の操作に応
じて患者を選択する患者選択手段902と、上記利用者
情報、および上記患者選択手段902により選択された
患者の患者情報を医療情報データベースから取得し、処
理対象である医療情報の種別と上記利用者情報および患
者情報とに基づいて上記患者の診療情報への上記利用者
のアクセス権限を設定し、そのアクセス権限に関する情
報を利用者権限記憶手段11_3a(図4参照)に記憶
するとともに、上記アクセス権限についての問合わせを
受けた場合に、その問合わせに応じて上記利用者権限記
憶手段に記憶されたアクセス権限を読み出して問合わせ
元に通知するアクセス情報管理手段903と、上記利用
者権限記憶手段に記憶されたアクセス権限に基づき、上
記認証された利用者による操作に応じて診療情報を画面
上に表示する情報表示手段905と、上記利用者権限記
憶手段に記憶されたアクセス権限に基づき、上記認証さ
れた利用者による操作に応じて診療情報を画面上で入力
または編集する情報編集手段906と、アクセス情報管
理手段903への問合わせに応じてアクセス情報管理手
段903から通知を受けたアクセス権限に基づき、情報
表示手段905および情報編集手段906からの医療情
報データベースへのアクセスを制御するアクセス制御手
段904とを備えた医療情報処理プログラム900が記
憶されている。
【0127】この医療情報処理プログラム記憶媒体91
0は、図1および図2に示したコンピュータシステムの
ハードディスク120、MO700、フロッピーディス
ク710に相当する。なお、媒体としてはこれらの媒体
以外にも、例えばCD−ROM、CD−R/RW、DV
D−ROM、DVD−RAM、磁気テープなどを用いる
ことができる。
【0128】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の医療情
報処理システムによれば、利用者情報および患者情報に
基づいて、利用者と患者の組合わせに基づく診療情報へ
のアクセス権限を設定するようにしたことにより、医療
情報に対する高度なアクセス管理を低コストで行うこと
のできる医療情報処理システム、および医療情報処理プ
ログラム記憶媒体を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療情報処理システムの一実施形態に
よって構成される医療情報処理ネットワークの一部分を
示す図である。
【図2】図1に示す外観を有するサーバ(コンピュータ
システム)のハードウェア構成図である。
【図3】本発明の医療情報処理システムの一実施形態の
全体構成図である。
【図4】本発明の医療情報処理システムの第1の実施例
を示す概略構成図である。
【図5】本発明の各実施例の利用者認証手段に備えられ
た利用者認証画面の概要図である。
【図6】本発明の各実施例に用いられる利用者情報の内
容を示す図である。
【図7】本発明の各実施例に用いられる患者選択画面を
示す図である。
【図8】本発明の各実施例に用いられる患者情報の内容
を示す図である。
【図9】患者の医療情報に対する利用者のアクセス権限
の範囲を示す患者別アクセス権限表である。
【図10】本発明の各実施例に用いられる文書表示・編
集画面を示す図である。
【図11】本発明の各実施例に用いられる編集文書選択
メニューを示す図である。
【図12】本発明の医療情報処理システムの第2の実施
例の概略構成図である。
【図13】第3の実施例における「利用者・患者別アク
セス権限表」が作成されるまでのアクセス権限の遷移を
示す模式図である。
【図14】アクセス権限の遷移の他の例を示す模式図で
ある。
【図15】アクセス権限の遷移のさらに他の例を示す模
式図である。
【図16】本発明の医療情報処理プログラム記憶媒体の
一実施形態の概要図である。
【図17】従来の医療情報処理システムの一例を示す概
要図である。
【図18】従来の利用者別アクセス権限表の仕組みを示
す概要図である。
【符号の説明】
1 クライアント 1_1 利用者認証手段 1_2 患者選択手段 1_3 アクセス情報管理手段 1_4 アクセス制御手段 1_5 情報表示手段 1_6 情報編集手段 2 サーバ 2_1 利用者情報サーバ 2_2 患者情報サーバ 2_3 診療情報サーバ 2_4 会計情報サーバ 3 医療情報データベース 6 ネットワーク 10 医療情報処理システム 11 クライアント 11_1 利用者認証手段 11_1a 利用者情報一時記憶データベース 11_2 患者選択手段 11_2a 患者情報一時記憶データベース 11_3 アクセス情報管理手段 11_3a 利用者権限記憶データベース 11_4 アクセス制御手段 11_5 情報表示手段 11_6 情報編集手段 12 サーバ 12_1 利用者情報サーバ 13 医療情報データベース 13_1 利用者情報データベース 13_2 患者情報データベース 13_3 診療情報データベース 14 利用者情報 15 患者情報 20 医療情報処理システム20 21 クライアント 21_1 利用者認証手段 21_2 患者選択手段 21_3 アクセス情報管理手段 21_4 アクセス制御手段 21_5 情報表示手段 21_6 情報編集手段 22 サーバ 22_1 利用者情報サーバ 22_2 患者情報サーバ 22_3 診療情報サーバ 23 医療情報データベース 24 利用者情報 25 患者情報 26 利用者・患者別アクセス情報記憶手段 26_1 利用者情報記憶データベース 26_2 患者情報記憶データベース 26_3 利用者権限記憶データベース 27_1,28_1,29_1 利用者別アクセス権
限表 27_2,28_2,29_2 患者別アクセス権限
表 27_3,28_3,29_3 利用者・患者別アク
セス権限表 90 医療情報処理システム 91 クライアント 91_1 利用者認証手段 91_1a 利用者情報一時記憶データベース 91_2 患者選択手段 91_2a 患者情報一時記憶データベース 91_3 アクセス制御手段 91_4 情報表示手段 91_5 情報編集手段 92 サーバ 92_1 利用者情報サーバ 92_2 患者情報サーバ 92_3 診療情報サーバ 93 医療情報データベース 93_1 利用者情報データベース 93_2 患者情報データベース 93_3 診療情報データベース 100,200 サーバ 101,201,301,401,501 本体部 101a,201a FD装填口 101b,201b MO装填口 102,202,302,402,502 表示部 102a,202a,302a,402a,502a
表示画面 103,203,303,403,503 キーボー
ド 104,204,304,404,504 マウス 110 バス 111 中央演算処理装置(CPU) 112 RAM 113 ハードディスクコントローラ 114 フロッピィディスクドライバ 115 MOドライバ 116 マウスコントローラ 117 キーボードコントローラ 118 ディスプレイコントローラ 119 通信用ボード 120 ハードディスク 300,400,500 クライアントマシン 301a,401a,501a FD装填口 301b,401b,501b CD−ROM装填口 600 通信ネットワーク 700 MO 710 フロッピィディスク 800 CD−ROM 900 医療情報処理プログラム 901 利用者認証手段 902 患者選択手段 903 アクセス情報管理手段 904 アクセス制御手段904 905 情報表示手段 906 情報編集手段906 910 医療情報処理プログラム記憶媒体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークによって互いに接続された
    複数のクライアントと、複数の患者に関する診療情報、
    該診療情報を利用する複数の利用者毎に設定された、該
    利用者による診療情報へのアクセス権限に関する情報を
    含む利用者情報、および各患者毎に設定された、該患者
    の診療情報への利用者のアクセス権限に関する情報を含
    む患者情報からなる医療情報が格納された医療情報デー
    タベースを備えた複数のサーバとからなり、前記診療情
    報を利用する複数の利用者による操作に応じて前記診療
    情報の表示および編集を行う医療情報処理システムにお
    いて、 前記クライアントが、 利用者の入力した認証情報により該利用者の前記医療情
    報データベースへのアクセス権を認証する利用者認証手
    段と、 前記利用者認証手段により認証された利用者の操作に応
    じて患者を選択する患者選択手段と、 前記利用者情報、および前記患者選択手段により選択さ
    れた患者の患者情報を前記医療情報データベースから取
    得し、処理対象である医療情報の種別と前記利用者情報
    および患者情報とに基づいて前記患者の診療情報への前
    記利用者のアクセス権限を設定し、該アクセス権限に関
    する情報を所定の利用者権限記憶手段に記憶するととも
    に、前記アクセス権限についての問合わせを受けた場合
    に、該問合わせに応じて前記利用者権限記憶手段に記憶
    されたアクセス権限を読み出して問合わせ元に通知する
    アクセス情報管理手段と、 前記利用者権限記憶手段に記憶されたアクセス権限に基
    づき、前記認証された利用者による操作に応じて前記診
    療情報を画面上に表示する情報表示手段と、 前記利用者権限記憶手段に記憶されたアクセス権限に基
    づき、前記認証された利用者による操作に応じて前記診
    療情報を画面上で入力または編集する情報編集手段と、 前記アクセス情報管理手段への問合わせに応じて前記ア
    クセス情報管理手段から通知を受けたアクセス権限に基
    づき、前記情報表示手段および前記情報編集手段からの
    前記医療情報データベースへのアクセスを制御するアク
    セス制御手段とを備えたことを特徴とする医療情報処理
    システム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス情報管理手段が、前記利用
    者のアクセス権限を設定する度毎に、前記利用者情報と
    前記患者情報との組合せに基づく利用者・患者別のアク
    セス権限を設定して該利用者・患者別のアクセス権限に
    関する情報を前記利用者権限記憶手段に記憶するととも
    に、該利用者権限記憶手段に記憶された前記利用者・患
    者別のアクセス権限に関する情報を、前記利用者情報お
    よび前記患者情報とリンクさせた状態で、所定の利用者
    ・患者別アクセス情報記憶手段に格納するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の医療情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記利用者情報は、診療情報の種別毎に
    アクセス権限のレベルが設定された利用者別アクセス権
    限表を含むものであり、 前記患者情報は、該患者情報の患者に関する診療情報に
    アクセス可能な利用者毎で、かつ該利用者がアクセスす
    ることのできる医療情報の種別毎のアクセス権限のレベ
    ルが設定された患者別アクセス権限表を含むものであ
    り、かつ前記アクセス情報管理手段が、前記アクセス権
    限に関する情報を前記利用者権限記憶手段に記憶するに
    際し、前記利用者別アクセス権限表および前記患者別ア
    クセス権限表に基づき、医療情報の種別毎にアクセス権
    限のレベルが設定された利用者・患者別アクセス権限表
    の形式で記憶するものであることを特徴とする請求項2
    記載の医療情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記情報表示手段および前記情報編集手
    段は、前記アクセス制御手段による制御の下においての
    み、前記診療情報へのアクセスが可能なものであること
    を特徴とする請求項1記載の医療情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記情報表示手段が、前記アクセス情報
    管理手段により設定されたアクセス権限に基づくアクセ
    ス可能な情報の一覧表を所定の画面上に表示するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の医療情報処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記情報編集手段が、前記アクセス情報
    管理手段により設定されたアクセス権限に基づくアクセ
    ス可能な情報以外の情報を、前記アクセス可能な情報の
    表示条件とは異なる表示条件で所定の画面上に表示する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の医療情報処
    理システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、ネットワークによって
    互いに接続された複数のクライアントと、複数の患者に
    関する診療情報、該診療情報を利用する複数の利用者毎
    に設定された、該利用者による診療情報へのアクセス権
    限に関する情報を含む利用者情報、および各患者毎に設
    定された、該患者の診療情報への利用者のアクセス権限
    に関する情報を含む患者情報からなる医療情報が格納さ
    れた医療情報データベースを備えた複数のサーバとから
    なり、前記診療情報を利用する複数の利用者による操作
    に応じて前記診療情報の表示および編集を行う医療情報
    処理システムの中の一つのクライアントとして動作させ
    るための医療情報処理プログラムが記憶された医療情報
    処理プログラム記憶媒体において、 利用者の入力した認証情報により該利用者の前記医療情
    報データベースへのアクセス権を認証する利用者認証手
    段と、 前記利用者認証手段により認証された利用者の操作に応
    じて患者を選択する患者選択手段と、 前記利用者情報、および前記患者選択手段により選択さ
    れた患者の患者情報を前記医療情報データベースから取
    得し、処理対象である医療情報の種別と前記利用者情報
    および患者情報とに基づいて前記患者の診療情報への前
    記利用者のアクセス権限を設定し、該アクセス権限に関
    する情報を所定の利用者権限記憶手段に記憶するととも
    に、前記アクセス権限についての問合わせを受けた場合
    に、該問合わせに応じて前記利用者権限記憶手段に記憶
    されたアクセス権限を読み出して問合わせ元に通知する
    アクセス情報管理手段と、 前記利用者権限記憶手段に記憶されたアクセス権限に基
    づき、前記認証された利用者による操作に応じて前記診
    療情報を画面上に表示する情報表示手段と、 前記利用者権限記憶手段に記憶されたアクセス権限に基
    づき、前記認証された利用者による操作に応じて前記診
    療情報を画面上で入力または編集する情報編集手段と、 前記アクセス情報管理手段への問合わせに応じて前記ア
    クセス情報管理手段から通知を受けたアクセス権限に基
    づき、前記情報表示手段および前記情報編集手段からの
    前記医療情報データベースへのアクセスを制御するアク
    セス制御手段とを備えた医療情報処理プログラムが記憶
    されたことを特徴とする医療情報処理プログラム記憶媒
    体。
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