JP2001209702A - 保険販売支援システム、支援方法およびプログラム記録媒体 - Google Patents

保険販売支援システム、支援方法およびプログラム記録媒体

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JP2001209702A
JP2001209702A JP2000017905A JP2000017905A JP2001209702A JP 2001209702 A JP2001209702 A JP 2001209702A JP 2000017905 A JP2000017905 A JP 2000017905A JP 2000017905 A JP2000017905 A JP 2000017905A JP 2001209702 A JP2001209702 A JP 2001209702A
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insurance
risk
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customer
loss
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Application number
JP2000017905A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Sekine
慶之 関根
Tetsuya Matsuzaki
哲哉 松崎
Takayoshi Iwamae
孝佳 岩前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Marine and Fire Insurance Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Marine and Fire Insurance Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売支援用に顧客の損害発生リスクについて
の情報を提供する機能を向上する。 【解決手段】 基礎情報取得部22は、損害発生リスク
を求めるための基礎になる顧客の情報をリスク算出基礎
情報として取得する。リスク算出部24は、リスク算出
基礎情報から損害発生リスクを、複数の損害種類のそれ
ぞれについて求める。必要保険金額取得部30は、各損
害種類の損害を担保するために目安となる必要保険金額
を算出する。既加入保険金額算出部32は、各損害種類
に対応する保険商品への顧客の既加入保険金額を算出す
る。達成度算出部34は、既加入保険金額を用いて必要
保険金額の達成度を算出する。情報提供部36は、算出
された複数の損害種類の損害発生リスクおよび他の情報
を代理店端末50に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客に損害が発生
するリスクに関する情報を提供することによって保険商
品の販売を支援する保険販売支援技術に関する。
【0002】
【従来の技術】保険商品の典型的な販売形態において
は、保険会社の提供する保険商品が多数の代理店により
顧客に販売される。代理店は、各顧客に相応しい保険商
品を勧めることによって、顧客に保険商品を売り込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】顧客に相応しい保険商
品を検討するときは、顧客に損害の発生するリスクが考
慮される。元々、保険が必要とされるのは損害発生のリ
スクがあるからである。従来は、顧客に関して全般的な
リスクを概略的に算出するという、限られた範囲のリス
ク算出方法が実用化されている。
【0004】しかし、保険商品の販売促進のためには、
「どんな損害のリスクがどれだけあるから、どんな保険
にどれだけ入るべきである」といったことまで顧客に説
明することが望まれる。このような事項は、従来は主
に、代理店の経験とノウハウに頼って、抽象的かつ定性
的に説明されている。こうした事項を具体的かつ定量的
に把握できれば、個々の顧客に相応しい保険商品を適切
に勧められる。保険商品の販売がより円滑に行われ、商
品売上げの向上が期待できる。顧客は適切な保険に入っ
て、自己のリスクを適切にカバーすることができる、と
考えられる。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、顧客の損害発生リスクについての適
当な情報を提供できる好適な技術を提供することにあ
る。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の
特徴の組合せにより達成される。また従属項は、本発明
の具体的かつ有用な形態を規定する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のある態様は、顧
客に損害が発生するリスクに関する情報を提供すること
によって保険商品の販売を支援する保険販売支援システ
ムである。この支援システムは、前記損害発生リスクを
求めるための基礎になる顧客の情報をリスク算出基礎情
報として取得する基礎情報取得部と、前記リスク算出基
礎情報から損害発生リスクを、複数の損害種類のそれぞ
れについて求めるリスク算出部と、各損害種類の損害を
担保するために目安となる必要保険金額を取得する必要
保険金額取得部と、算出された前記複数の損害種類の損
害発生リスクを前記必要保険金額とともに提供する情報
提供部と、を含む。
【0007】支援システムは、さらに、各損害種類に対
応する保険商品への前記顧客の既加入保険金額を算出す
る既加入保険金額算出部を含んでもよい。好ましくは達
成度算出部が設けられ、この達成度算出部は、前記必要
保険金額と前記既加入保険金額とに基づき、前記必要保
険金額に対する前記既加入保険金額の達成度を必要保険
金額達成度として算出する。好ましくは、前記情報提供
部は、前記損害発生リスクと前記必要保険金額達成度の
大小関係が視覚的に把握可能な図形によって前記損害発
生リスクおよび前記必要保険金額達成度の情報を提供す
る。情報提供では、画面表示が行われてもよく、印刷が
行われてもよく、音声等の他の形態による情報提供が行
われてもよい。
【0008】支援システムは、顧客プロフィールおよび
各顧客が加入している保険商品の契約内容情報を含んだ
顧客契約データベースと、前記顧客プロフィールから前
記必要保険金額を定めるための所定の必要保険金額設定
基準を記憶した必要保険金額設定基準記憶部と、各損害
種類に対応する保険商品を示す対応商品テーブルを記憶
する対応商品テーブル記憶部と、を含んでもよい。前記
必要保険金額取得部は、前記顧客契約データベースの前
記顧客プロフィールを用いて、前記必要保険金額設定基
準に従って必要保険金額を取得する。前記既加入保険金
額算出部は、前記顧客契約データベースの前記契約内容
情報を用いて、前記対応商品テーブルに示される対応保
険商品への対象顧客の契約内容から前記既加入保険金額
を算出する。顧客契約データベースが、必要保険金額と
既加入保険金額という複数の情報を求めるのに有効に用
いられる。
【0009】前記必要保険金額取得部は、前記必要保険
金額を、各損害種類に対応する複数の保険目的のそれぞ
れについて取得してもよい。
【0010】本発明の別の態様において、保険販売支援
システムは、前記損害発生リスクを求めるための基礎に
なる顧客の情報をリスク算出基礎情報として取得する基
礎情報取得部と、前記リスク算出基礎情報から損害発生
リスクを、複数の損害種類のそれぞれについて求めるリ
スク算出部と、各損害種類に対応する保険商品への前記
顧客の既加入保険金額を算出する既加入保険金額算出部
と、算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを
前記既加入保険金額とともに提供する情報提供部と、を
含む。前記既加入保険金額算出部は、前記既加入保険金
額を、各損害種類に対応する複数の保険目的のそれぞれ
について算出してもよい。
【0011】また本支援システムにおいて、前記基礎情
報取得部は、前記リスク算出基礎情報として、複数のリ
スク判定質問に対する前記顧客の回答を取得してもよ
い。本支援システムには、リスク算出基準記憶部が設け
られてもよく、このリスク算出基準記憶部は、前記複数
のリスク判定質問のそれぞれへの回答結果を各損害種類
の損害発生リスクの大きさと関連づけるリスク算出基準
を記憶する。前記リスク算出部は、前記リスク算出基準
に従って前記損害発生リスクを算出する。
【0012】前記リスク算出部は、損害を概略的に種類
分けした大分類の損害発生リスクと、前記大分類をさら
に細かく分けた小分類の損害発生リスクと、を算出して
もよい。
【0013】また前記情報提供部は、各損害種類に対応
する保険商品の情報を前記損害発生リスクとともに提供
してもよい。
【0014】本発明の別の態様は例えば保険販売支援方
法であり、この支援方法は、上記のシステムに関して説
明した処理を行う方法である。また例えば本発明の別の
態様は、保険販売支援方法を実現するためのプログラム
を格納した記録媒体である。
【0015】以上のように、本発明によれば、個々の顧
客のために、どの種類の損害の発生リスクがどれだけか
といった情報が具体的に提供される。さらに、算出され
たリスクに対して、どの保険商品にどれだけ入るべきか
の情報が具体的に提供される。このような情報に基づい
て保険商品の販売が円滑に行われ、適切な商品をより確
実に顧客に販売することができる。
【0016】本発明のさらに別の態様の保険販売支援シ
ステムは、保険商品を顧客に販売する複数の代理店にて
それぞれ用いられる複数の代理店端末と、前記複数の代
理店端末との通信により各代理店の保険商品販売を支援
する代理店支援装置と、を含み、顧客の損害発生リスク
に関する情報を提供することによって保険商品の販売を
支援する。上述した各種の構成は、前記代理店支援装置
に設けることが好適である。通信を利用して代理店端末
に適切なサービスを提供できる。代理店端末として汎用
的な安価な装置を用いることが可能である。また商品変
更等への対応は、主として代理店支援装置に対して行え
ばよく、そのような対応が容易になる。
【0017】本発明の別の態様は代理店支援装置であ
る。この代理店支援装置は、上記の商品販売支援システ
ムを構成する装置であり、複数の代理店端末と通信可能
に接続される。本発明の別の態様は例えば代理店支援方
法であり、また例えば本発明の別の態様は、代理店支援
方法を実現するためのプログラムを格納した記録媒体で
ある。
【0018】なお、以上の発明の概要は、本発明に必要
なすべての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴
群のサブコンビネーションもまた発明となりうる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組合せのすべ
てが発明の解決手段に必要であるとは限らない。
【0020】図1は、保険販売支援システム10の構成
を示す機能ブロック図である。保険販売支援システム1
0は代理店支援装置20および複数の代理店端末50を
含む。代理店支援装置20は、保険商品を提供する保険
会社によって運営される。本実施の形態では、保険商品
は損害保険および生命保険の両方を対象としている(変
形例として、対象の保険商品がそれらの一方であっても
よいことはもちろんである)。代理店端末50は、保険
商品を顧客に販売する複数の代理店A、B、C、D・・
・のそれぞれに設置される。代理店支援装置20と複数
の代理店端末50は、インターネット等の通信網Nを介
して接続されている。代理店支援装置20は代理店端末
50との通信を利用して、各代理店の商品販売を支援す
る。
【0021】図1のシステムでは、代理店支援装置20
がサーバとして機能し、代理店端末50がクライアント
として機能する。代理店端末50は、代理店支援装置2
0にアクセスして情報の提供を受ける閲覧機能をもって
いればよい。代理店端末50は、一般の閲覧機能を備え
た汎用コンピュータであってもよい。
【0022】代理店支援装置20には、さらに、統合顧
客契約データベース管理システム60およびデータウエ
アハウス62が接続されている。統合顧客契約データベ
ースは、代理店支援装置20を運営する保険会社にとっ
ての顧客契約データベースである。そこで、後述する代
理店支援装置の顧客契約データベースが代理店ごとに区
分されているのに対し、統合顧客契約データベースに
は、代理店ごとに区分されない保険会社にとっての顧客
契約データが格納されている。データウエアハウス62
は、さらに全く別のサーバであり、保険会社の業務に使
用される多種多様な情報を管理する。すなわち、データ
ウエアハウス62には、上記の情報に加えて、収支デー
タ等の広範囲なデータが格納されている。統合顧客契約
データベース管理システム60およびデータウエアハウ
ス62から、代理店の支援に必要な情報が抜き出され、
代理店支援装置20に提供される。
【0023】<リスク算出>次に、代理店支援装置20
の構成を説明する。代理店支援装置20は、基礎情報取
得部22とリスク算出部24を有する。基礎情報取得部
22は、損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客
の情報をリスク算出基礎情報として取得する。リスク算
出部24は、リスク算出基礎情報から損害発生リスクを
求める。本実施の形態では、複数の損害種類のそれぞれ
について損害発生リスクが求められる。また、損害を概
略的に種類分けした大分類の損害発生リスクと、大分類
をさらに細かく分けた小分類の損害発生リスクと、が算
出される。大分類としては、「人」「物」「損害」「費
用」が設定されている。
【0024】図2は、基礎情報を取得するために用いら
れるリスク判定質問の一覧を例示している。本実施の形
態では、法人顧客を想定して、50個のリスク判定質問
が設定されており、これらの質問はリスク判定質問記憶
部40に記憶されている(なお、もちろん本発明の範囲
内で顧客は法人に限られず、例えば個人でもよく、その
場合には、個人顧客を想定したリスク判定質問が設定さ
れ、後述の対象となる保険等も個人顧客に合わせて設定
される)。
【0025】図2の質問画面(画面を表示するための情
報)は代理店端末50に送られ、ディスプレイに表示さ
れる。代理店は顧客に各質問への回答を依頼する。顧客
の回答が代理店端末50に入力され、代理店支援装置2
0へと送信される。こうして、基礎情報取得部22は、
リスク算出基礎情報として、50個のリスク判定質問に
対する顧客の回答を取得する。この基礎情報からリスク
算出部24により損害発生リスクが算出される。
【0026】図3は、リスク算出部24が用いるリスク
算出基準のテーブルを例示している。リスク算出基準は
リスク算出基準記憶部42に記憶されている。リスク算
出基準は、上記の50のリスク判定質問のそれぞれへの
回答結果を各損害種類の損害発生リスクの大きさ、増減
と関連づける。
【0027】例えば、質問1は、「防災訓練を定期的に
行っている」である。回答「はい」「不明」「いいえ」
は、それぞれ0ポイント、1ポイント、2ポイントに対
応する。そして、質問1の回答が「いいえ」であれば、
損害種類「人−役員・従業員」「人−経営者」「物−火
災・爆発・落雷」のリスクが2ポイント増大する。ここ
で「人」「物」は、大分類の損害種類の例であり、「役
員・従業員」「経営者」「火災・爆発・落雷」は小分類
の損害種類の例である。
【0028】参考として、図12〜図16は、損害種類
P、Qを例にとって、さらに多くの質問とリスクの大き
さとの関係、すなわち、リスク算出基準テーブルを示し
ている。上述のように損害種類は例えば役員・従業員や
火災・爆発・落雷である。
【0029】リスク算出部24は、リスク算出基準テー
ブルに従って、リスク算出基礎情報(質問の回答)から
損害種類ごとに損害発生リスクを算出する。ここでは、
損害発生リスクは、各損害種類の最大取得可能ポイント
に対する実際の取得ポイントの比率、割合で表す。リス
ク算出部24は大分類リスク算出部26と小分類リスク
算出部28を有し、それぞれ大分類および小分類の損害
発生リスクを算出する。
【0030】例として、大分類「人」の損害リスクを算
出する。大分類「人」については、テーブル中で数字が
記載された欄がx個あるとする。より詳細には、図3の
例では、大分類「人」は3つの小分類「役員・従業員」
「経営者」および「海外駐在者」からなる。これら3つ
の小分類は、それぞれx1個、x2個、x3個の質問と
対応する。すなわち、3つの小分類について、それぞれ
x1個、x2個、x3個の欄に数字が記載されている
(図3の範囲では、「役員・従業員」について4個、
「経営者」について4個の欄に数字が記載されている
が、さらに図示されない他の質問に関しても、数字の記
入された欄がある)。このとき、x=x1+x2+x3
である。そして、これらx個の欄に記載された数字の合
計(=2×x)が最大取得可能ポイントである。一方、
実際の取得ポイントは、回答結果から得られたポイント
の合計である。最大取得可能ポイントと実際の取得ポイ
ントの比率が損害発生リスクとして求められる。
【0031】小分類の損害発生リスクの算出原理も同様
である。ただし、関連する質問の数が異なり、したがっ
て最大取得可能ポイントも異なる。例えば、大分類
「人」−小分類「役員・従業員」の場合、テーブル中で
数字が記載された欄の数は上記のようにx1である。こ
れらx1個の欄に記載された数字の合計(=2×x1)
が最大取得可能ポイントである。この最大取得可能ポイ
ントに対する実際の取得ポイントの取得率が、損害発生
リスクである。
【0032】以上に、リスク判定質問を用いたリスク算
出基礎情報の取得と、それに基づくリスク算出について
説明した。なお、本実施の形態では、下記のように、全
部の大分類のリスクを求めずに、一部の大分類のリスク
だけを求めることができる。
【0033】50個のリスク判定質問は、4つの大分類
毎に区分することができる。各大分類に属する質問は、
リスク算出基準テーブル上で該当する大分類に関連づけ
られている。例えば大分類「人」に対応する質問は、5
0の質問の全部ではなく、それらの一部である。ただ
し、テーブルから明らかなように、一つの質問が複数の
大分類に属することもある。
【0034】さて、リスク算出の際、代理店は、一また
は複数の大分類を特定することができる。この場合、特
定された大分類に対応するリスク判定質問のみが代理店
端末50に提示される。あるいは、それらの質問に対す
る回答のみが要求される。それらの質問に対する回答
が、代理店端末50から代理店支援装置20に送られ、
基礎情報取得部22に取得される。得られた回答を用い
て、リスク算出部24が、特定された大分類のリスクの
みを算出する。以降の情報提供に至る各種の処理も、特
定された大分類についてのみ行われてよい。
【0035】こうした機能を設けることにより、顧客に
対する質問を限定して、一部の分類のリスクについての
情報のみを提供することができ、代理店が必要とする情
報を限定的に提供できる。限定的な情報が必要であるに
もかかわらず、すべての質問の回答を得なければいけな
い、といった無駄を省くことができる。すなわち、必要
な情報を得る上では不要な質問を顧客にしたり、その回
答を入力する作業をなくすことができる。これにより、
代理店支援システムの利用するときの労力、手間を省
き、支援システムを一層便利にすることができる。
【0036】なお、ここでは大分類のリスクについて説
明したが、小分類のリスクについても同様の原理を適用
し、一部の小分類リスクのみを少ない質問の回答から求
めることができる。
【0037】<必要保険金額、既加入保険金額、達成度
>図1に戻り、代理店支援装置20は、さらに、必要保
険金額取得部30、既加入保険金額算出部32および達
成度算出部34を有する。必要保険金額取得部30は、
各損害種類の損害を担保するために妥当な目安となる必
要保険金額を取得する。既加入保険金額算出部32は、
各損害種類に対応する保険商品への顧客の既加入保険金
額を算出する。達成度算出部34は、必要保険金額に対
する既加入保険金額の達成度を必要保険金額達成度とし
て算出する。以下、必要保険金額、既加入保険金額およ
び達成度を得るための処理を説明する。
【0038】<必要保険金額>必要保険金額は、上述の
ように、各損害種類の損害を担保するために妥当な目安
となる値である。必要保険金額は、損害保険の場合に
は、補償のために目安となる必要補償額であり、生命保
険の場合には、保障のために目安となる必要保障額であ
る。必要保険金額は、顧客契約データベースと必要保険
金額設定基準を用いて得ることができる。前者は顧客契
約データベース記憶部44に記憶され、後者は必要保険
金額設定基準記憶部46に記憶されている。
【0039】図4は、顧客契約データベースの一例を示
している。顧客契約データベースは、顧客プロフィール
および各顧客が加入している保険商品の契約内容情報を
含む。一方、必要保険金額設定基準は、顧客プロフィー
ルを利用して必要保険金額を定めるための所定の基準で
ある。必要保険金額取得部30は、顧客契約データベー
スの顧客プロフィールを用いて、必要保険金額設定基準
に従って必要保険金額を取得する。
【0040】必要保険金額設定基準の一例を取り上げ
て、必要保険金額取得部30の処理を説明する。大分類
の損害種類「物」には、小分類の損害種類「火災・爆発
・落雷」が含まれる。この損害種類「火災等」には、保
険目的「建物」「什器」等が対応する。本実施の形態で
は、各損害種類に対応する保険目的についての必要保険
金額が算出される。一つの保険種類に複数の保険目的が
対応する場合には、各保険目的の必要保険金額が算出さ
れる。
【0041】(プロフィール利用パターン1)さて、損
害種類「火災等」−保険目的「建物」については、必要
保険金額の設定基準は、「平均単価」と「面積」の積で
ある(必要保険金額=平均単価×面積)。「平均単価」
は、「建物構造」と「地域」から所定の平均単価表を参
照して得られる。したがって必要保険金額を得るために
は、「構造」「地域」「面積」が必要である。これらの
情報をキー項目という。
【0042】必要保険金額取得部30は、これらのキー
項目を顧客契約データベースから求める。そして、「建
物構造」と「地域」から「平均単価」を求め、「平均単
価」と「面積」から、「建物」に必要な保険金額を算出
する。
【0043】このように、必要保険金額取得部30は、
必要保険金額設定基準に指定されるキー項目の情報を顧
客契約データベースから求め、キー項目情報を用いて設
定基準に従って必要保険金額を求めることができる。
【0044】なお、代理店端末では、必要保険金額を得
るための情報が求められるとき、リスク診断の操作過程
において、顧客入力画面が表示される。そして、必要保
険金額の算出に使う顧客情報が入力され、その入力情報
に基づいて必要保険金額が算出され、代理店端末で画面
表示される。
【0045】必要保険金額設定基準が上記の例に限定さ
れないことはもちろんである。設定基準は、損害種類お
よび保険目的に応じて適当に設定される。
【0046】(プロフィール利用パターン2:プロフィ
ール直接適用)例えば設定基準は、キー項目(金額関
係)を指定するのみでもよい。この場合、キー項目の情
報が顧客契約データベースから読み出され、そのまま必
要保険金額として取得される。
【0047】(顧客インタビュー適用パターン)また、
全部の必要保険金額設定基準が顧客プロフィールを参照
する必要はない。言い換えれば、一部の設定基準だけが
顧客プロフィールを利用してもよい。ある別の設定基準
は、顧客から得た情報から直接的に必要保険金額を決め
るように定められる。一例を挙げると、火災リスクの保
険目的「什器」の設定基準は、顧客から伝えられた什器
の時価額そのままの値とする(この時価額は顧客契約デ
ータベースにも記入される)。したがって、必要保険金
額取得部30は、顧客から代理店端末50を介して送ら
れてきた顧客情報を必要保険金額として取得する。
【0048】(固定設定パターン)また別の設定基準
は、必要保険金額の固定値を定めていてもよい。例え
ば、損害種類が賠償で、保険目的が人身の場合、必要保
険金額は常に「X億円」とされる。設定基準に示される
固定値が、必要保険金額として取得部30により取得さ
れる。さらに、固定値が顧客プロフィールに応じて調整
されてもよい。
【0049】そのほか、必要保険金額は、予め顧客ごと
に求められて、代理店支援装置内の記憶装置に格納さ
れ、必要に応じて読み出されてもよい。または、必要保
険金額は必要保険金額取得部30により逐次算出されて
もよい。また上記の必要保険金額を求める手法およびそ
の原理は例であり、別の手法で必要保険金額が求められ
てもよい。
【0050】<既加入保険金額>次に、既加入保険金額
の算出処理を説明する。ここでは対応商品テーブルが用
いられる。
【0051】図5は、対応商品テーブルの例である。図
示のように、保険商品と損害種類(大分類および小分
類)の対応関係がテーブルから得られる。このテーブル
は予め定められ、対応商品テーブル記憶部48に記憶さ
れている。
【0052】既加入保険金額算出部32は、上記の対応
商品テーブルと顧客契約データベースを用いて既加入保
険金額を算出する。既加入保険金額としては、各損害種
類に対応する保険商品のうちで、顧客が加入している保
険商品への加入保険金額の合計が求められる。
【0053】既加入保険金額の算出処理では、対応商品
テーブルを用いて、一つの損害種類に対応する全部の保
険商品が求められる。顧客契約データベースから得られ
る契約内容情報は、顧客が加入している保険商品と、各
保険商品への加入金額とを含む。そこで、顧客契約デー
タベースを用いて、該当する保険商品のうちで、顧客が
加入している保険商品が選ばれる。選ばれた保険商品の
加入金額の合計が既加入保険金額として算出される。
【0054】図5の例において、ある損害種類が保険商
品A、C、Dに対応したとする。図4を参照すると、顧
客は、対応商品のうちの商品A、Dに加入している。こ
の場合、それらの加入保険金額の和(AX+DX)が既
加入保険金額として求められる。
【0055】図6は、対応商品テーブルの一部分(物リ
スクに関する部分)を抜き出して、より詳細に示してい
る。保険商品としては、「店舗総合」などが示されてい
る。対応する損害種類(火災・落雷・爆発など)には、
丸印が付けられている。必要保険金額と同様、保険目的
(担保目的)に対応する既加入保険金額を算出できるよ
うにテーブルが作成されている。例えば、損害種類「火
災・落雷・爆発」と保険商品「店舗総合」の対応関係
は、保険目的「建物」「什器」「商品」「現金」に分け
て示されている。この詳細なテーブルを使うことで、既
加入保険金額は、保険目的ごとに算出される。
【0056】既加入保険金額は、予め顧客ごとに算出さ
れて、代理店支援装置内の記憶装置に格納され、必要に
応じて読み出されてもよい。または、既加入保険金額
は、必要に応じて既加入保険金額算出部32により逐次
算出されてもよい。また上記の既加入保険金額の算出手
法およびその原理は例であり、別の手法で既加入保険金
額が求められてもよい。
【0057】なお、代理店端末では、データベース内の
加入保険金額(特に代理店支援装置20を運営する保険
会社以外の保険会社と契約している保険)の修正が必要
になったとき、リスク診断の操作過程において、顧客入
力画面等が表示される。そして、該当する加入保険金額
の修正が入力される。
【0058】<必要保険金額達成度>次に、必要保険金
額達成度について説明する。必要保険金額達成度は、前
述のように、必要保険金額に対する既加入保険金額の達
成度である。達成度算出部34は、必要保険金額算出部
30と既加入保険金額算出部32の算出結果を利用す
る。達成度算出部34は、必要保険金額に対する既加入
保険金額の比率(%)を必要保険金額の達成度として求
める。
【0059】以上、必要保険金額、既加入保険金額およ
び必要保険金額達成度を得る処理を説明した。上記のよ
うに、本実施の形態によれば、必要保険金額も既加入保
険金額もともに顧客契約データベースの情報を利用して
算出され、それらの金額から達成度が算出される。顧客
契約データベースのもつ情報を有効に利用してこれら情
報を適切に求めることができる。
【0060】なお、顧客契約データベースがもつ顧客契
約関連情報は代理店ごとの独自の情報である。そのた
め、顧客契約データベースにおいても代理店ごとに情報
が隔離されている。各代理店は、例えば自分の顧客の関
連情報を代理店端末50を通じて入力する。また、代理
店が顧客のために保険申込み手続きを行うと、顧客のプ
ロフィールや契約情報が顧客契約データベースに自動的
に書き込まれる。こうして顧客契約データベースは代理
店ごとに作成されている。
【0061】また、図4の例では、顧客契約データベー
スは顧客データベースと契約データベースで構成されて
いる。しかし、両者は一体であってもよい。要するに、
顧客契約データベース全体として、顧客契約プロフィー
ルと契約内容情報とをもっていればよい。この点で、契
約内容情報の一部が顧客データベースの中に含まれてい
てもよい。システムの仕様によっては、支援システムを
運営する保険会社との契約の情報のみを契約データベー
スがもち、他の保険会社との契約情報は顧客データベー
スがもつ、といった形態も考えられる。
【0062】<情報提供>図1を参照すると、代理店支
援装置20はさらに情報提供部36を有する。情報提供
部36は、リスク算出部24により算出された複数の損
害種類の損害発生リスクを提供する。損害発生リスク
は、代理店支援装置20から代理店端末50に送られ、
ディスプレイに表示され、必要に応じて印刷される。印
刷は、専用の帳票に対して、その帳票のレイアウトに従
って行うことも好適である。損害発生リスクとともに、
上述の「必要保険金額」「既加入保険金額」および「必
要保険金額達成度」が提供される。実際には、各種の情
報提供画面を代理店端末側で表示するために必要な情報
が送られればよい。これら情報が代理店端末内の閲覧機
能によって利用される。
【0063】図7、図8、図9および図10は、代理店
端末50へと提供される情報の例を示している。各画面
は、代理店端末50からの要求に応じて提示される。
【0064】図7は、大分類リスクを提供する画面であ
る。大分類「人」「物」「賠償」「費用」のリスクの大
きさが、数値および棒グラフで表示される。さらに総合
リスクが表示されている。総合リスクは、例えば、図3
のテーブル全体を用いて、損害種類別リスクと同じ原理
で求められる。また大分類の4つの損害発生リスクから
求めてもよい(平均値または最大値等)。さらに別の原
理で総合リスクが求められてもよい。
【0065】図8は、対応商品一覧の画面である。この
画面は、図7、図9および図10の「対応商品ボタン」
が押されると、表示される。図8に示すように、保険商
品と関連する損害種類(大分類および小分類)のテーブ
ルが表示される。図4の対応商品テーブルと比べると、
代理店でのディスプレイ表示を考慮して、より少ない必
要情報のみで画面が構成されている。
【0066】なお、「対応商品ボタン」が押されたと
き、そのボタンが設置された損害種類に対応する保険商
品のみが提示されてもよい。また、押されたボタンに対
応する情報が画面の所定位置(例えば中央)に配置され
るように、テーブル表示位置が位置合わせされてもよ
い。この点は、図9および図10のボタンが押されたと
きも同様である。
【0067】図9は、小分類リスクを提供する画面であ
る。各大分類をさらに細かく分けた小分類の損害発生リ
スクが、数値および棒グラフで示されている。各損害種
類に対応して、リスク対策ボタンおよび対応商品ボタン
が表示される。リスク対策ボタンが押されると、リスク
の概要と対策が提示される。それらの情報は予め代理店
支援装置20に用意されている。概要と対策は、文字情
報(文章)でも、画像情報でも、それらの両方でもよ
い。一方、対応商品ボタンが押されると、図8の画面が
表示される。
【0068】図10は、損害発生リスクとともに、目安
となる必要保険金額、既加入保険金額および必要保険金
額達成度を提示する画面である。図10では、小分類の
各損害種類が複数の保険目的に分けられる。例えば大分
類「物」の小分類「火災・爆発・落雷」には、4つの保
険目的「建物」「什器」「商品」「現金」が対応する。
各保険目的について、目安となる必要保険金額が数字で
表示され、さらに、その横の近傍に既加入保険金額が数
字で表示される。
【0069】さらに図10において、棒グラフは、必要
保険金額の達成度(各段の必要保険金額に対する既加入
保険金額の比率)である。ここでは必要保険金額達成度
が「加入状況」と表現されている。また、電気機械的リ
スクについては、必要保険金額達成度の棒グラフは示さ
れていない。これは、既加入保険金額がゼロなため、す
なわち、顧客が対応保険商品に加入していないために、
必要保険金額達成度がゼロだからである。
【0070】また、図10の画面でも対応商品ボタンが
設置されている。このボタンが押されると、図8の画面
が表示される。
【0071】このように、本実施の形態では、リスクに
関連して各種の画面が提示される。代理店端末50のオ
ペレータは、図7〜図10の画面を適当に切り換えて表
示し、必要な情報を入手する。画面は必要に応じて顧客
に見せられてよい。また必要な情報はプリンタを用いて
印刷される。
【0072】特に本実施の形態では、図10に示すよう
に、損害発生リスクと必要保険金額達成度の大小関係が
視覚的に把握可能な図形によって損害発生リスクおよび
必要保険金額達成度の情報が表示される。これにより、
損害発生リスクに必要保険金額達成度が見合っているか
否かを容易に判断でき、さらなる保険加入の必要性も容
易に把握できる。
【0073】図10の例では、リスクおよび達成度がそ
れぞれ棒グラフで表現され、上下に並べて配置されてい
る。そして、一端の横方向位置が2つの棒図形間で合わ
されている。これにより、棒図形の長さの比較が容易
で、どちらの棒図形が長いか容易に把握でき、達成度が
リスクに見合っているか否かを容易に把握できる。
【0074】図11は、上記システムのシーケンスの一
例を示す図である。代理店支援装置20は代理店端末5
0に、リスク算出基礎情報を得るための質問画面を送る
(S100)。代理店は、質問画面を使って、顧客に対
してヒアリングを行う(S102)。ヒアリングで顧客
から得た回答(S104)は、代理店端末50から代理
店支援装置20へ送られる(S106)。
【0075】代理店支援装置20は、回答に基づいて損
害種類ごとに損害発生リスクを算出する(S108)。
さらに、目安となる必要保険金額が取得され、既加入保
険金額、必要保険金額達成度が算出される(S110、
S112、S114)。質問に答えた顧客の契約情報が
利用される。
【0076】代理店端末50が代理店支援装置20に情
報提供を要求すると、要求に応じた情報が提供される
(S116)。図7〜図10に例示したような画面の情
報が適宜送られる。送られた情報は、そのまま顧客に提
示されてもよい(S118)。また、代理店は、入手し
た情報を基に、顧客に適合する保険商品を見つけ(S1
20)、その商品を顧客に推奨、販売し、結果として契
約が結ばれる(S122)。
【0077】以上のように、本実施の形態によれば、代
理店は、顧客へのヒアリングによって得た情報から、顧
客固有の損害発生リスクを入手できる。代理店は、どの
損害種類のリスクがどれくらいかを知ることができる。
大局的な大分類と細かな小分類という2つの立場でリス
クを把握できる。さらに、それらのリスクに対して、ど
の程度の担保(補償または保障)が保険により確保され
るべきかが分かる。さらに、補償または保障がどの程度
達成されているかも分かる。これらの情報は具体的かつ
定量的に示される。各リスクに対応する保険商品も容易
に把握できる。こうした情報を基に、顧客に相応しい保
険商品を的確に把握し、それを顧客に勧めることができ
る。これにより、保険商品の販売を円滑にでき、商品売
上げの向上が期待できる。顧客は適切な保険に入って、
自己のリスクを適切にカバーすることができる。
【0078】さらに、本実施の形態では、リスク算出を
始めとする各種の機能が代理店支援装置に備えられてい
る。代理店端末は、高価な専用端末ではなくてよい。む
しろ代理店端末は、一般的な閲覧機能を備えた汎用コン
ピュータでよい。そして、新商品等に応じてリスクや関
連情報の算出処理を変更するときは、代理店支援装置側
の処理を変更すればよく、代理店端末をメンテナンスし
なくてもよい。したがって、本実施の形態は、コスト面
でも、またシステム更新(柔軟性)等の面でも有利であ
る。
【0079】また本実施の形態によれば、必要保険金額
も既加入保険金額もともに顧客契約データベースの情報
を利用して算出され、それらの金額から達成度も算出さ
れる。顧客契約データベースのもつ情報を有効に利用し
てこれら情報を適切に求めることができる。
【0080】また損害発生リスクと必要保険金額達成度
の大小関係が図形を通して視覚的に容易に把握可能であ
り、保険加入の必要性が容易に分かり、さらに、対応商
品の提示などを通じてどのような保険に入るべきかを容
易に知ることが可能となる。
【0081】以上、実施の形態を説明したが、本発明の
技術的な範囲はこれらの記載には限定されない。これら
の実施の形態に多様な変更または改良を加えうることは
当業者には理解されるところである。
【0082】例えば本発明は、上記の保険販売支援シス
テムを構成する代理店支援装置(サーバ)のかたちで実
現されてもよい。本発明は、保険販売支援方法のかたち
で実現されてもよい。この場合、支援方法は、上記のシ
ステムによる処理ステップを含む。また本発明は、プロ
グラム記録媒体のかたちで実現されてもよい。記録媒体
は、上記の実施の形態における代理店支援装置が実行す
るプログラムを格納している。記録媒体は、例えば代理
店支援装置に装着され、代理店支援装置のコンピュータ
によりプログラムが実行される。
【0083】また例えば、サーバ−クライアント形式を
採用せずに、上記のシステムの機能が端末内に集約され
てもよい。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、個々の
顧客のために、損害発生リスクや関係する情報の提供機
能を向上でき、保険販売支援能力の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る商品販売支援システムの全体
構成図である。
【図2】リスク算出基礎情報を得るためのリスク判定質
問を示す図である。
【図3】リスク算出基準のテーブルを示す図である。
【図4】顧客プロフィールおよび契約内容を含む顧客契
約データベースを示す図である。
【図5】損害種類と保険商品を関連づける対応商品テー
ブルを示す図である。
【図6】損害種類と保険商品を関連づける対応商品テー
ブルを示す図である。
【図7】大分類の損害発生リスクの表示画面を示す図で
ある。
【図8】対応商品一覧の表示画面を示す図である。
【図9】小分類の損害発生リスクの表示画面を示す図で
ある。
【図10】小分類の損害発生リスクを関連情報とともに
表示する画面を示す図である。
【図11】図1のシステムによる処理のシーケンスを示
す図である。
【図12】リスク算出基準のテーブルを示す図である。
【図13】リスク算出基準のテーブルを示す図である。
【図14】リスク算出基準のテーブルを示す図である。
【図15】リスク算出基準のテーブルを示す図である。
【図16】リスク算出基準のテーブルを示す図である。
【符号の説明】
10 保険販売支援システム 20 代理店支援装置 22 基礎情報取得部 24 リスク算出部 26 大分類リスク算出部 28 小分類リスク算出部 30 必要保険金額取得部 32 既加入保険金額算出部 34 達成度算出部 36 情報提供部 40 リスク判定質問記憶部 42 リスク算出基準記憶部 44 顧客契約データベース記憶部 46 必要保険金額設定基準記憶部 48 対応商品テーブル記憶部 50 代理店端末 60 統合顧客契約データベース管理システム 62 データウエアハウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩前 孝佳 東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地 三井海上火災保険株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB47 CC00 EE05 FF01 GG02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の損害発生リスクに関する情報を提
    供することによって保険商品の販売を支援する保険販売
    支援システムであって、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客の情
    報をリスク算出基礎情報として取得する基礎情報取得部
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて求めるリスク算出部と、 各損害種類の損害を担保するために目安となる必要保険
    金額を取得する必要保険金額取得部と、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを前記
    必要保険金額とともに提供する情報提供部と、 を含むことを特徴とする保険販売支援システム。
  2. 【請求項2】 さらに、各損害種類に対応する保険商品
    への前記顧客の既加入保険金額を算出する既加入保険金
    額算出部を含むことを特徴とする請求項1に記載の保険
    販売支援システム。
  3. 【請求項3】 前記必要保険金額と前記既加入保険金額
    とに基づき、前記必要保険金額に対する前記既加入保険
    金額の達成度を必要保険金額達成度として算出する達成
    度算出部を含むことを特徴とする請求項2に記載の保険
    販売支援システム。
  4. 【請求項4】 前記情報提供部は、前記損害発生リスク
    と前記必要保険金額達成度の大小関係が視覚的に把握可
    能な図形によって前記損害発生リスクおよび前記必要保
    険金額達成度の情報を提供することを特徴とする請求項
    3に記載の保険販売支援システム。
  5. 【請求項5】 顧客プロフィールおよび各顧客が加入し
    ている保険商品の契約内容情報を含んだ顧客契約データ
    ベースと、 前記顧客プロフィールから前記必要保険金額を定めるた
    めの所定の必要保険金額設定基準を記憶した必要保険金
    額設定基準記憶部と、 各損害種類に対応する保険商品を示す対応商品テーブル
    を記憶する対応商品テーブル記憶部と、 を含み、 前記必要保険金額取得部は、前記顧客契約データベース
    の前記顧客プロフィールを用いて、前記必要保険金額設
    定基準に従って前記必要保険金額を取得し、 前記既加入保険金額算出部は、前記顧客契約データベー
    スの前記契約内容情報を用いて、前記対応商品テーブル
    に示される対応保険商品への対象顧客の契約内容から前
    記既加入保険金額を算出することを特徴とする請求項2
    〜4のいずれかに記載の保険販売支援システム。
  6. 【請求項6】 前記必要保険金額取得部は、前記必要保
    険金額を、各損害種類に対応する複数の保険目的のそれ
    ぞれについて取得することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の保険販売支援システム。
  7. 【請求項7】 顧客の損害発生リスクに関する情報を提
    供することによって保険商品の販売を支援する保険販売
    支援システムであって、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客の情
    報をリスク算出基礎情報として取得する基礎情報取得部
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて求めるリスク算出部と、 各損害種類に対応する保険商品への前記顧客の既加入保
    険金額を算出する既加入保険金額算出部と、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを前記
    既加入保険金額とともに提供する情報提供部と、 を含むことを特徴とする保険販売支援システム。
  8. 【請求項8】 前記既加入保険金額算出部は、前記既加
    入保険金額を、各損害種類に対応する複数の保険目的の
    それぞれについて算出することを特徴とする請求項7に
    記載の保険販売支援システム。
  9. 【請求項9】 前記基礎情報取得部は、前記リスク算出
    基礎情報として、複数のリスク判定質問に対する前記顧
    客の回答を取得することを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれかに記載の保険販売支援システム。
  10. 【請求項10】 前記複数のリスク判定質問のそれぞれ
    への回答結果を各損害種類の損害発生リスクの大きさと
    関連づけるリスク算出基準を記憶したリスク算出基準記
    憶部を有し、 前記リスク算出部は、前記リスク算出基準に従って前記
    損害発生リスクを算出することを特徴とする請求項9に
    記載の保険販売支援システム。
  11. 【請求項11】 前記リスク算出部は、損害を概略的に
    種類分けした大分類の損害発生リスクと、前記大分類を
    さらに細かく分けた小分類の損害発生リスクと、を算出
    することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載
    の保険販売支援システム。
  12. 【請求項12】 前記情報提供部は、各損害種類に対応
    する保険商品の情報を前記損害発生リスクとともに提供
    することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載
    の保険販売支援システム。
  13. 【請求項13】 顧客の損害発生リスクに関する情報を
    提供することによって保険商品の販売を支援する保険販
    売支援方法であって、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客状況
    の情報をリスク算出基礎情報として取得するステップ
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて算出するステップと、 各損害種類の損害を担保するために目安となる必要保険
    金額を取得するステップと、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを前記
    必要保険金額とともに提供するステップと、 を含むことを特徴とする保険販売支援方法。
  14. 【請求項14】 顧客の損害発生リスクに関する情報を
    提供することによって保険商品の販売を支援する保険販
    売支援方法であって、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客状況
    の情報をリスク算出基礎情報として取得するステップ
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて算出するステップと、 各損害種類に対応する保険商品への前記顧客の既加入保
    険金額を取得するステップと、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを前記
    既加入保険金額とともに提供するステップと、 を含むことを特徴とする保険販売支援方法。
  15. 【請求項15】 顧客の損害発生リスクに関する情報を
    提供することによって保険商品の販売を支援するために
    コンピュータにて実行可能なプログラムを格納したコン
    ピュータ読取可能な記録媒体であって、前記プログラム
    は、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客状況
    の情報をリスク算出基礎情報として取得するステップ
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて算出するステップと、 各損害種類の損害を担保するために目安となる必要保険
    金額を取得するステップと、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを前記
    必要保険金額とともに提供するステップと、 を前記コンピュータに実行せしめることを特徴とする、
    コンピュータにて読取可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 顧客の損害発生リスクに関する情報を
    提供することによって保険商品の販売を支援するために
    コンピュータにて実行可能なプログラムを格納したコン
    ピュータ読取可能な記録媒体であって、前記プログラム
    は、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客状況
    の情報をリスク算出基礎情報として取得するステップ
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて算出するステップと、 各損害種類に対応する保険商品への前記顧客の既加入保
    険金額を取得するステップと、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを前記
    既加入保険金額とともに提供するステップと、 を前記コンピュータに実行せしめることを特徴とする、
    コンピュータにて読取可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 保険商品を顧客に販売する複数の代理
    店にてそれぞれ用いられる複数の代理店端末と、 前記複数の代理店端末との通信により各代理店の保険商
    品販売を支援する代理店支援装置と、 を含み、顧客の損害発生リスクに関する情報を提供する
    ことによって保険商品の販売を支援する保険販売支援シ
    ステムであって、 前記代理店支援装置は、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客の情
    報をリスク算出基礎情報として取得する基礎情報取得部
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて求めるリスク算出部と、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを提供
    する情報提供部と、 を含むことを特徴とする保険販売支援システム。
  18. 【請求項18】 保険商品を顧客に販売する複数の代理
    店にてそれぞれ用いられる複数の代理店端末と通信可能
    に接続され、各代理店の保険商品販売を支援する代理店
    支援装置であって、 前記損害発生リスクを求めるための基礎になる顧客の情
    報をリスク算出基礎情報として取得する基礎情報取得部
    と、 前記リスク算出基礎情報から損害発生リスクを、複数の
    損害種類のそれぞれについて求めるリスク算出部と、 算出された前記複数の損害種類の損害発生リスクを提供
    する情報提供部と、 を含むことを特徴とする代理店支援装置。
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