JP2001208783A - 断線予知装置 - Google Patents

断線予知装置

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JP2001208783A JP2000019624A JP2000019624A JP2001208783A JP 2001208783 A JP2001208783 A JP 2001208783A JP 2000019624 A JP2000019624 A JP 2000019624A JP 2000019624 A JP2000019624 A JP 2000019624A JP 2001208783 A JP2001208783 A JP 2001208783A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被覆電線ケーブルの断線状態を確実に検出可
能にする。 【解決手段】 溶接タイマコンダクタ4に接続された一
次側キャブタイヤケーブル5と、溶接ロボットハンド1
に接続された二次側キャブタイヤケーブル3とにそれぞ
れ検出ケーブル7・9を併設すると共に、各ケーブルを
それらの中間に設けた断線検出装置2で連結する。断線
検出装置により、断線率に応じて増幅した電源側電圧値
と負荷側電圧とを比較し、初期設定された断線状態を検
出したらリレー出力や警告灯により外部に知らせる。 【効果】 完全に断線してライン稼働が停止してしまう
前にケーブル張り替えの準備やライン稼働時間外にケー
ブルの張り替えをすることができ、ライン稼働率に支障
を来すことがなく、計画的な修理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの断線を
予知するのに適する断線予知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力線などに用いられる各種ケ
ーブルの損傷にあっては、その芯線の断線状態などを外
部から視認することはできないため、電気的に検出し得
るようにしたものがある。例えば、溶接機のケーブルの
損傷を検出するものとして、ケーブルの被覆を二重構造
とし、外被覆を絶縁材により形成すると共に、内被覆を
導電性(カーボン入り)ゴム材により形成し、内被覆に
9V程度の直流電圧を印加しておき、外被覆が破損して
内被覆が接地し、大地間抵抗が100Ω以下になると、
警報を発するようにしたケーブル損傷警報システムがあ
る。
【0003】また溶接トランスまでの電流の正常値を予
め測定しておき、電流がある所定の基準値を下回ると警
報を発するようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、あくまでも被覆の損傷を検知するものであ
り、繰り返し屈曲することによる芯線の完全な断線状態
に至る途中の状態である損傷を知ることはできないとい
う問題がある。さらに当然、芯線の断線の程度までも分
かるものではない。また、機器の稼働中に検出すること
はできず、断線して電流が流れなくなって機器の稼働が
停止してしまうまで芯線の損傷を知ることができないと
いう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、ケーブルの断線状態を確実に検出可能にすることを
実現するために、本発明に於いては、ケーブルの電源側
電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記ケーブルの負
荷側電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記電源側電
圧と前記負荷側電圧との電圧差を検出する電圧差検出手
段と、前記電圧差が前記ケーブルの所定の断線率に相当
する断線予知電圧差以上になったことを検出する断線予
知判別手段と、前記断線予知判別手段による前記検出結
果に応じて警報を出力する警報手段とを有するものとし
た。
【0006】これによれば、例えば複数の撚り線を束ね
た芯線を有するケーブルを機器の可動部分に用いた場合
には、撚り線の何本かが断線し始めてから最終的に全て
の撚り線が断線してケーブルの断線になることから、そ
の途中の状態にあっては電流を流し得る撚り線の本数が
減って、ケーブルの負荷側電圧が低下するため、ケーブ
ルにおける電源側電圧と負荷側電圧との電圧差を検出
し、その電圧差が所定の断線率以上に相当する断線予知
電圧差以上になったら警報を出力するため、完全な断線
に至る前にその兆候を知らせることができる。
【0007】また、前記ケーブルのケーブル長に応じて
前記負荷側電圧の検出値を調整するケーブル長調整手段
を設けたことによれば、ケーブル長による電圧降下の影
響を防止した高精度な予知を行うことができる。
【0008】また、前記断線率を任意の値に適宜設定し
得る断線率調整手段を設けたことによれば、例えば機器
毎に使用頻度の違いがある場合に断線予知後のケーブル
交換作業までの稼働時間を考慮した適切な断線率の設定
を行うことができる。
【0009】あるいは、ケーブルの負荷側電圧を検出す
る負荷電圧検出手段と、前記ケーブルの所定の断線率に
相当する断線予知電圧を出力する断線予知電圧出力手段
と、前記負荷側電圧が前記断線予知電圧以下になったこ
とを検出する断線予知判別手段と、前記断線予知判別手
段による前記検出結果に応じて警報を出力する警報手段
とを有すると良い。
【0010】これによれば、例えば始業時の点検の際に
被溶接物無しでの通電を行ってケーブル負荷側電圧を検
出し、予め設定された断線予知電圧と比較して、所定の
断線率以上になったことを判別したら、断線の兆候があ
るとして警報を出力することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用された自動溶接機の
全体を示す模式図である。図に示されるように、本溶接
機は、溶接ロボットのハンド1により溶接を行うもので
ある。その溶接ロボットの多関節アームの適所に断線検
出手段としての断線予知装置2が設けられており、ハン
ド1と断線予知装置2との間に二次側ケーブル3が接続
され、溶接ロボットとは別個に設置されている溶接タイ
マコンダクタ4と断線予知装置2との間に一次側ケーブ
ル5が接続されている。なお、ハンド1部分に溶接電圧
印加用トランス6が取り付けられており、そのトランス
6の一次コイル側に負荷電圧検出手段を構成する二次側
検出ケーブル7が接続されている。
【0013】図2は、本発明に基づく断線予知装置の概
略回路配線図である。図に示されるように、トランス6
の2次コイルに溶接ロボットのハンド1が接続されてお
り、トランス6の1次コイルにケーブル3の動力線とし
ての各芯線3u・3vの各一端(負荷側接続端)が接続
されている。なお、ケーブル3の残りの芯線3wは接地
されている。また、ケーブル3の各芯線3u・3v・3
wの他端は断線予知装置2の対応する各端子に接続され
ている。
【0014】本図示例によるケーブル3内には、図3に
示されるように、各芯線3u・3v・3wと共に2芯の
検出ケーブル7もケーブル3の絶縁性の外被覆3aによ
り覆われている。また、各芯線3u・3v・3wの各素
線がそれぞれ絶縁性の内被覆により覆われている。なお
図示例では、芯線3u・3v・3w及び検出ケーブル7
を一体化したケーブル3を用いているが、使用環境に応
じて、従来の3芯のケーブルに2芯ケーブルを抱き合わ
せるようにして構成しても良い。
【0015】上記検出ケーブル7の各芯線7a・7bの
各一端は、各芯線3u・3vのトランス6に接続された
各端子にそれぞれ接続されており、各他端は、断線予知
装置2内に設けられた断線予知回路8に接続されてい
る。この検出ケーブル7を介して二次側ケーブル3のト
ランス6側電圧(負荷側電圧)を断線予知回路8により
検出し得る。
【0016】また、上記一次側ケーブル5も、各芯線3
u・3v・3wに対応する各芯線5u・5v・5wと、
電源電圧検出手段を構成する2芯の検出ケーブル9とを
一体的に有する構造にて形成されている。その各芯線5
u・5v・5wの各一端は各芯線3u・3v・3wに対
応する断線予知装置2の各端子に接続されており、電源
電圧検出手段としての検出ケーブル9の各芯線9a・9
bは、溶接タイマコンダクタ4側の各芯線5u・5vの
接続端子と断線予知回路8との間に接続されている。こ
の検出ケーブル9を介して一次側ケーブル5の電源側接
続端の電圧を断線予知回路8により検出し得る。
【0017】また、断線予知装置2には、断線予知回路
8により駆動制御されるリレーRYの接点(例えば常時
閉接点)出力を外部に出力可能にするための外部監視出
力端子2aが設けられていると共に、断線予知回路8へ
の給電用の電源10が接続されている。
【0018】このようにして構成された断線予知装置に
あっては、断線予知回路8にて、一次側ケーブル5の溶
接タイマコンダクタ4側電圧と二次側ケーブル3のハン
ド1(トランス6)側電圧とを検出して比較し、両検出
電圧間に初期値と異なる電圧差が生じていた場合には断
線に至る状態であると判断する。この初期値は、断線予
知回路8にて設定可能なものであって良い。
【0019】次に、上記断線予知判断を図4に示される
具体的回路例を参照して以下に示す。なお、本装置は、
ケーブル3・5の負荷側(ケーブル3)の各芯線3u・
3vの断線に至る状態をそれぞれ別個に検出可能にする
ものであるが、図4ではその一方の芯線3uについて示
している。他方の芯線3vについては、図4の回路と同
一のものを用いれば良く、その図示及び説明を省略す
る。
【0020】図4に示されるように、一次側検出ケーブ
ル9の芯線9aが一次側ケーブル長切替回路8aに接続
され、同様に二次側検出ケーブル7の芯線7aが二次側
ケーブル長切替回路8bに接続されている。また、一次
側ケーブル5の芯線5uと二次側ケーブル3の芯線3u
とが断線予知装置2にて中継されて互いに接続されてい
るが、その中継接続点が一次側ケーブル長切替回路8a
と二次側ケーブル長切替回路8bとに接続されている。
なお、各ケーブル長切替回路8a・8bは、各ケーブル
3・5の長さ違いによる検出電圧の違いを概ね調整する
ためのものであり、例えばスイッチやボリュームなどに
より、1m単位に切り替えたり、アナログ的に連続可変
にしたりすることができる。
【0021】一次側ケーブル長切替回路8aの出力は電
源電圧検出手段を構成する整流・増幅回路8cに入力
し、二次側ケーブル長切替回路8bの出力は負荷電圧検
出手段を構成する整流・増幅回路8dに入力しており、
各整流・増幅回路8c・8dの出力は共通の差動増幅回
路8eに入力している。差動増幅回路8eは、両整流・
増幅回路8c・8dからの出力電圧の差を増幅してバラ
ンス表示回路8fと検出ケーブル異常検出回路8kとに
出力している。
【0022】上記一方の整流・増幅回路8cの出力値
は、電源側電圧の検出値として出力されると共に、バラ
ンス調整回路8gにより調整可能にされている。また、
整流・増幅回路8cの出力は、上記差動増幅回路8eと
並列に、信号検出タイマ回路8hと、断線率設定手段と
しての断線率調整回路8iとに出力されている。なお、
バランス調整回路8gは、本装置の溶接機への組み付け
時に上記電源側電圧検出値の初期値を調整可能にするも
のである。
【0023】上記断線率調整回路8iの出力端は断線予
知判別手段としての比較回路8jに接続されており、こ
の比較回路8jには整流・増幅回路8dの出力が入力す
る。上記信号検出タイマ回路8hの出力端は、比較回路
8jと、検出ケーブル異常検出回路8kと、バランス表
示回路8fとに接続されている。信号検出タイマ回路8
hからは、溶接開始時と溶接終了時との不安定な電圧を
除いてその中間の安定した状態で判断するために所定時
間遅延された検出タイマ信号が出力される。その検出タ
イマ信号にあっては、例えば溶接時間が200ms程度
の場合には、溶接開始時からの遅延時間を80msと
し、検出幅を60msとすると良い。これは、溶接時の
電圧波形に応じて適宜設定すれば良い。なお、比較回路
8jには、断線率調整回路8iの出力電圧V1と、整流
・増幅回路8dの出力電圧V2とが入力している。
【0024】そして、比較回路8jで上記両電圧V1・
V2間の電圧差(断線予知電圧差)が所定値以上になっ
たことを判別したら、それに応じた比較回路8jからの
出力によりリレーRYが駆動され、かつケーブル断線異
常表示灯LYが点灯するようになっている。本装置にあ
っては、検出ケーブル異常検出回路8kの出力によりリ
レーRYが駆動されると共に検出ケーブル断線表示灯L
Rが点灯するようになっている。
【0025】また、本装置の溶接機への組み付け時に
は、上記したバランス調整回路8gによりケーブル新品
時の両整流・増幅回路8c・8d間の電圧バランスを取
ることができ、そのバランスが取れた場合には、バラン
ス表示回路8fの出力によりバランス表示灯LGが点灯
するようになっている。また、断線率調整回路8iによ
り、一次側ケーブル5の検出電圧を任意の断線率に相当
する値(断線率設定値)にして、二次側ケーブル3の断
線率がその断線率設定値に達したことを比較回路8jで
判別する。このようにして二次側ケーブル3の断線率が
設定値以上になったことを検出し得る。
【0026】この断線率としては、本実施の形態に示さ
れたような溶接機に用いられるケーブルにあっては各芯
線が複数の撚り線を束ねてなり、その芯線における撚り
線の全本数に対する断線した本数の比率であって良い。
また、単線の場合には、その断面における非導通部分
(例えば傷により欠けた部分)の面積比であって良い。
【0027】そして使用時には、上記したように断線率
調整回路8iによる断線率設定値に相当する電圧V1以
上に整流・増幅回路8dの出力V2がなったことを比較
回路8iで検出したら、その検出結果信号により警報手
段としてのケーブル断線異常表示灯LYとリレーRYと
が駆動され、外部に警報が出力される。
【0028】上記断線率の設定にあっては、例えばWC
T14のケーブルを用いて実験を行った結果、図4に
示されるノードAの電圧が、断線率0%の場合に5.9
Vであったが、断線率が約70%の場合には6.2Vに
なった。その電圧変化を基準にして断線率の任意の設定
(例えば60%や80%)を行うことができる。
【0029】また、二次側検出ケーブル7が断線した場
合にはノードAには電圧が生じないため、その電圧低下
を検出ケーブル異常検出回路8kで検出したら、その検
出結果信号により警報手段としての検出ケーブル断線表
示灯LRと、上記と同様にリレーRYとが駆動され、外
部に警報が出力される。
【0030】このように、本装置によれば二次側ケーブ
ル3の完全な断線に至る途中の状態を検出して警報可能
なことから、完全な断線により装置の稼働が不可能にな
る前に対処することが可能である。例えば、ケーブル断
線異常表示灯LYの点灯またはリレーRYの出力により
所定の断線率以上に断線の程度が進行したことを確認し
たら、ライン稼働時間外にケーブル張り替えを実施する
ことにより、他に影響を与えることなく新品のケーブル
に替えることができる。したがって、ラインに使用され
るような機器に適用する場合には、1日の連続稼働時間
以上耐えられる断線率を警報発生の基準となる所定の断
線率として設定すると良い。
【0031】また、本発明による第2の実施の形態を図
5及び図6を参照して以下に示す。なお、図5は上記図
2に対応し、図6は上記図4に対応し、それぞれ同様の
部分に同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。
この実施の形態にあっては、図5に示されるように負荷
側電圧を検出する二次側検出ケーブル7のみが断線予知
装置12に配線されている。
【0032】本回路は、図6に示されるように、二次側
ケーブル長切替回路8bと、整流・増幅回路8dと、信
号検出タイマ回路8hと、断線予知電圧出力手段として
の断線率調整回路8iと、比較回路8jと、検出ケーブ
ル異常検出回路8と、ケーブル断線異常表示灯LYと、
検出ケーブル断線表示灯LRと、リレーRYとを用いて
構成されている。
【0033】本装置にあっては、予め上記と同様に断線
率調整回路8iにより断線率の設定をしておき、例えば
始業時の点検の際に溶接の被溶接物無しでの通電を行
い、その際の負荷側電圧検出値V2と断線率調整回路8
iの出力値(断線予知電圧)V1とを上記と同様に信号
検出タイマ回路8hによるタイミングにて比較回路8j
で比較し、両電圧差(V1−V2)が所定値以上になっ
た場合には、その結果に応じた比較回路8jからの出力
により上記と同様にケーブル断線異常表示灯LYとリレ
ーRYとが駆動される。
【0034】この場合には、毎溶接毎のリアルタイムで
の断線予知を行うことができないが、必要な時に適宜被
溶接物無しでの通電を行って確認することができる。溶
接ケーブルなどにあっては一瞬にして完全に断線するこ
とは考え難く、断線率の進行は日単位であるとしても良
く、上記したように始業時の点検における確認のみでも
断線予知を充分に行うことができる。これにより、回路
構成をより一層簡略化でき、装置の低廉化を向上し得
る。
【0035】なお、検出ケーブル7の断線(検出ケーブ
ル異常)も検出することができ、本回路にあっては、そ
の検出電圧を二次側ケーブル長切替回路8bへの電圧入
力端子から取るようにしている。その検出電圧を、信号
検出タイマ回路8hによるタイミングにて検出ケーブル
異常検出回路8kで検出し、断線時には電圧が0電位と
なるので、その検出結果に応じて上記と同様に検出ケー
ブル断線表示灯LRとリレーRYとが駆動される。
【0036】なお、本発明は、溶接ロボットに使用する
ことに限られるものではなく、汎用の種々の機器に適用
可能であり、特に大電流を流して使用される機器(モー
タなど)の可動ケーブルの完全断線に至る過程の検出に
好適であり、断線予知を行って外部に警報することがで
きる。なお、各ケーブルに合わせて高精度な検出を行う
ためには電子部品を適宜交換するようにすれば良い。
【0037】
【発明の効果】このように本発明によれば、ケーブルに
おける電源側電圧と負荷側電圧との電圧差を検出し、ケ
ーブル断線率が進行した場合の負荷側電圧の低下により
増大する電圧差が所定の断線率に相当する断線予知電圧
差以上になったことを判別したら、断線の兆候を外部に
警報することができ、それに応じてライン稼働時間外に
ケーブルを交換することにより、稼働中にケーブルが断
線してラインが停止してしまうことを事前に防止でき、
ライン稼働率に支障を来すことがなく、計画的な修理を
行うことができる。
【0038】また、ケーブル長調整手段によりケーブル
長に応じて負荷側電圧の検出値を調整することにより、
ケーブル長による電圧降下の影響を防止した高精度な予
知を行うことができたり、断線率調整手段により断線率
を任意の値に設定することにより、例えば機器毎に使用
頻度の違いがある場合に断線予知後のケーブル交換作業
までの稼働時間を考慮した適切な断線率の設定を行うこ
とができたりするなど、種々の機器に本装置を適用で、
本装置の汎用性が向上する。
【0039】あるいは、ケーブルの負荷側電圧を検出
し、ケーブルの所定の断線率に相当する断線予知電圧と
比較するという簡単な構成にしても、例えば始業時の点
検の際に被溶接物無しでの通電を行ってケーブル負荷側
電圧を検出し、予め設定された断線予知電圧と比較し
て、所定の断線率以上になったことを判別することがで
き、断線の兆候があるとして警報を出力することができ
るため、断線予知装置の構造を簡略化かつ低廉化し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動溶接機の全体を示す模
式図。
【図2】本発明に基づく断線予知装置の概略回路配線
図。
【図3】本発明が適用されたケーブルの断面を示す図。
【図4】本発明に基づく断線予知回路のブロック図。
【図5】本発明に基づく第2の実施の形態を示す図2に
対応する図。
【図6】本発明に基づく第2の実施の形態を示す図4に
対応する図。
【符号の説明】
1 ハンド 2 断線予知装置 3 二次側ケーブル、3u・3v 芯線 4 溶接タイマコンダクタ 5 一次側ケーブル、5u・5v 芯線 6 トランス 7 検出ケーブル 8 断線予知回路 8a 一次側ケーブル長切替回路、8b 二次側ケーブ
ル長切替回路 8c・8d 整流・増幅回路、8e 差動増幅回路、8
f バランス表示回路 8g バランス調整回路、8h 信号検出タイマ回路、
8i 断線率調節回路 8j 比較回路、8k 検出ケーブル異常検出回路 9 検出ケーブル 12 断線予知装置 18 断線予知回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 三昌 三重県四日市市上海老町東大沢1633−2 八千代工業株式会社四日市製作所内 Fターム(参考) 2G014 AA02 AA08 AB25 AB31 AC15 2G035 AA09 AC01 AC16 5C086 AA35 BA15 BA17 CA02 CB32 DA03 DA08 DA19 DA29 EA04 EA11 EA13 EA36 EA38 FA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの電源側電圧を検出する電源電
    圧検出手段と、前記ケーブルの負荷側電圧を検出する負
    荷電圧検出手段と、前記電源側電圧と前記負荷側電圧と
    の電圧差を検出する電圧差検出手段と、前記電圧差が前
    記ケーブルの所定の断線率に相当する断線予知電圧差以
    上になったことを検出する断線予知判別手段と、前記断
    線予知判別手段による前記検出結果に応じて警報を出力
    する警報手段とを有することを特徴とする断線予知装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルのケーブル長に応じて前記
    負荷側電圧の検出値を調整するケーブル長調整手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の断線予知装置。
  3. 【請求項3】 前記断線率を任意の値に適宜設定し得る
    断線率調整手段を設けたことを特徴とする請求項1若し
    くは請求項2に記載の断線予知装置。
  4. 【請求項4】 ケーブルの負荷側電圧を検出する負荷電
    圧検出手段と、前記ケーブルの所定の断線率に相当する
    断線予知電圧を出力する断線予知電圧出力手段と、前記
    負荷側電圧が前記断線予知電圧以下になったことを検出
    する断線予知判別手段と、前記断線予知判別手段による
    前記検出結果に応じて警報を出力する警報手段とを有す
    ることを特徴とする断線予知装置。
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Cited By (11)

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