JP5876722B2 - 時間測定器閾値電圧調整アダプタ - Google Patents

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Description

本発明は、時間測定カウンタをストップさせるための閾値電圧が小さい電圧値に設定された時間測定器(ミリセコンドカウンタ)に接続して使用するのに好適な時間測定器閾値電圧調整アダプタに関する。
従来、電力会社では、保護継電装置の総合動作試験を行う際に時間測定器を用いてリレー動作時間を測定している。
このようなリレー動作時間の測定は、たとえば、図4に示すように、時間測定器110の第1および第2のスタート端子1111,1112を総合動作試験器120の故障検出信号出力端子に接続し、時間測定器110の第1のストップ端子1121を保護継電装置の遮断器誤動作防止用の遮断器トリップロック端子(CBロックTT)132に接続し、時間測定器110の第2のストップ端子1122を遮断器の0V端子に接続して、以下のようにして行われている。
故障信号が総合動作試験器120から第1のスタート端子1111→スタート入力回路113→第2のスタート端子1112→総合動作試験器120の経路で時間測定器110に入力されると、スタート入力回路113はカウント開始信号を時間測定カウンタ115に出力する。これにより、時間測定カウンタ115はリレー動作時間の測定を開始する。
その後、遮断器トリップロック端子132から第1のストップ端子1121→ストップ入力回路114→第2のストップ端子1122→0V端子の経路で時間測定器110に入力されるリレー動作電圧Vが時間測定器110のストップ判別電圧である閾値電圧VP(+1.5V)以上になると、ストップ入力回路114はカウント停止信号を時間測定カウンタ115に出力する。これにより、時間測定カウンタ115はリレー動作時間の測定を終了する。
時間測定カウンタ115によって測定されたリレー動作時間は、表示装置116に表示される。
ここで、遮断器トリップロック端子132は、トリップ用補助リレー(52TX)131(保護継電装置の制御回路からの動作指令信号により閉じられる。)と共に保護継電装置のトリップ回路を構成する。遮断器トリップロック端子132の一端は、トリップ用補助リレー131を介して保護継電装置の電源線(+110V)に接続されている。また、遮断器トリップロック端子132の他端は、遮断器を遮断(開放)する操作機構を動作させる遮断器トリップコイル(TC)141を介して遮断器の0V端子に接続されている。
なお、下記の特許文献1には、発電時の消費電力の増加を引き起こすことなく過大な起電力による正極の溶出を抑えるように、発電部による起電力が各単位セルの正極の溶出が生ずる所定の閾値電圧を超えたときに、その超えた分の電圧に基づく電力を電圧制限回路において熱消費させることにより、発電部の起電力を閾値電圧以下に制限し、電圧制限回路の構成としてツェナーダイオード、シャントレギュレータまたはトランジスタなどを含むようにした燃料電池システムが開示されている。
特開2009−76259号公報
しかしながら、上述した時間測定器110を用いたリレー動作時間測定方法では、時間測定器110の閾値電圧VP(ストップ判別電圧)は+1.5Vと遮断器を遮断するためのトリップ信号電圧(+110V)に比べて1/100程度の小さい電圧値に設定されているため、図5に示すようにリレー動作電圧Vにサージ電圧が混入した場合には、サージ電圧によって時間測定器110の時間測定カウンタ115がストップしてしまい、正確なリレー動作時間を測定できないという問題があった。
そのため、直流電圧を補助リレーやフォトカプラによって接点出力に変換するアダプタを時間測定器110の第1および第2のストップ端子1121,1122に接続して対応するようなことも行われているが、直流電圧の接点出力への変換に数msほど掛るためにその分だけリレー動作時間の測定値が大きくなり、リレー動作時間の測定値に誤差が生じるという問題があった。
また、このようなアダプタを用いたリレー動作時間測定方法は、配線変更の必要性から時間および手間が掛るという問題もあったため、リレー動作時間の測定値の誤差が大きくなっても構わないときに使うなど、2次的な使われ方をしてきた。
本発明の目的は、時間測定カウンタをストップさせるための実質的閾値電圧を時間測定器に設定された閾値電圧よりも自動的に大きくすることができる時間測定器閾値電圧調整アダプタを提供することにある。
本発明の時間測定器閾値電圧調整アダプタは、時間測定カウンタ(115)をストップさせるための閾値電圧(VP)が小さい電圧値に設定された時間測定器(110)に接続して使用するための時間測定器閾値電圧調整アダプタ(10)であって、入力端子(11)と、出力端子(12)と、該出力端子から出力される出力電圧が前記閾値電圧を横切ったことを検出するための電圧センサ(18)と、第1のツェナーダイオード(151)のカソードが前記入力端子に接続されるとともに第nのツェナーダイオード(15n)のアノードが前記電圧センサに接続された、かつ、該第1のツェナーダイオードと該第nのツェナーダイオードとの間に直列接続された第2乃至第n−1のツェナーダイオード(151〜15n-1)と、該第1乃至第nのツェナーダイオードとそれぞれ並列接続された第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチ(161〜164)と、前記電圧センサからの検出信号(SD)に基づいて前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御して、前記時間測定カウンタをストップさせるための実質的閾値電圧(VP’)が前記閾値電圧(VP)に該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた前記第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値を足した電圧値になるようにするためのスイッチ制御回路(19)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記スイッチ制御回路が、前記電圧センサによって前記出力電圧が前記閾値電圧よりも初めて大きくなったことが検出されるまで、前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた前記第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値が順に小さくなるように該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御してもよい。
前記スイッチ制御回路が、前記電圧センサによって前記出力電圧が前記閾値電圧よりも初めて小さくなったことが検出されるまで、前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた前記第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値が順に大きくなるように該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御してもよい。
アノードが前記入力端子に接続されるとともにカソードが前記第1のツェナーダイオードのアノードに接続された逆起電力防止ダイオード(14)と、一端が前記出力端子に接続されるとともに他端が前記電圧センサの入力端子に接続された、かつ、前記スイッチ制御回路によってオン/オフが制御される電圧センサ用スイッチ(17)とをさらに具備してもよい。
前記入力端子を保護継電装置の電源線に接続した状態で前記スイッチ制御回路が前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御したのち、該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフ状態を保持したまま該入力端子を該電源線から外して該保護継電装置の遮断器トリップロック端子(132)に接続することにより、前記時間測定器を用いた該保護継電装置のリレー動作時間の測定に用いられてもよい。
前記入力端子を保護継電装置の制御回路の電源線端子に接続した状態で前記スイッチ制御回路が前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御したのち、該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフ状態を保持したまま該入力端子を該制御回路の測定用外部出力端子に接続することにより、前記時間測定器を用いた該制御回路における処理時間の測定に用いられてもよい。
直列接続された第1乃至第nの他のツェナーダイオードと、該第1乃至第nの他のツェナーダイオードとそれぞれ並列接続された第1乃至第nの他の閾値電圧切換用スイッチとをさらに具備し、前記第1乃至第nの他の閾値電圧切換用スイッチがそれぞれ並列接続された前記第1乃至第nの他のツェナーダイオードが、前記第1乃至第nのツェナーダイオードと逆方向に前記入力端子と前記出力端子との間に接続されており、前記第1乃至第nの他の閾値電圧切換用スイッチが、前記スイッチ制御回路によって前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチと同様にしてオン/オフを制御されてもよい。
本発明の時間測定器閾値電圧調整アダプタは、以下に示す効果を奏する。
(1)スイッチ制御回路が電圧センサからの検出信号に基づいて第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御することにより、時間測定器に設定された閾値電圧に第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値を足した電圧値に実質的閾値電圧をすることができるため、実質的閾値電圧を閾値電圧よりも自動的に大きくすることができる。
(2)たとえば保護継電装置の総合動作試験においてリレー動作電圧にサージ電圧が混入してもリレー動作時間を正確に測定することができる。
(3)電圧継電装置の整定範囲の拡大にも応用することができる。
本発明の一実施例による時間測定器閾値電圧調整アダプタ10の構成を示す図である。 図1に示した時間測定器閾値電圧調整アダプタ10の使用方法について説明するための図である。 図1に示した時間測定器閾値電圧調整アダプタ10の使用方法について説明するための図である。 従来の時間測定器を用いたリレー動作時間測定方法について説明するための図である。 従来の時間測定器を用いたリレー動作時間測定方法の問題点について説明するための図である。
上記の目的を、時間測定カウンタをストップさせるための実質的閾値電圧が閾値電圧に第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値を足した電圧値になるように、スイッチ制御回路が電圧センサからの検出信号に基づいて第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御することにより実現した。
以下、本発明の時間測定器閾値電圧調整アダプタの実施例について図面を参照して説明する。
本発明の時間測定器閾値電圧調整アダプタは、リレー動作電圧Vに混入するサージ電圧はトリップ信号電圧(+110V)に比べて小さい(図5参照)ことから、時間測定器110の時間測定カウンタ115をストップさせるための実質的閾値電圧VP’をトリップ信号電圧の約90%(約+100V)程度に設定できれば、時間測定器100がサージ電圧により誤動作する確率を大幅に下げることができる点に着目し、複数個のツェナーダイオードを直列接続するとともに複数個のツェナーダイオードの各々に閾値電圧切換用スイッチを並列接続し、時間測定器閾値電圧調整アダプタの出力電圧値を電圧センサで監視しながら各閾値電圧切換用スイッチをオン/オフ制御して、実質的閾値電圧VP’を101.5V(時間測定器110の閾値電圧VP+最終的に閾値電圧切換用スイッチがオフにされたツェナーダイオードの降伏電圧の合計値)にすることを特徴とする。
そのため、本発明の一実施例による時間測定器閾値電圧調整アダプタ10(以下、「閾値電圧調整アダプタ10」と称する。)は、図1に示すように、入力端子11と、出力端子12と、アース端子13と、アノードが入力端子11に接続された逆起電力防止ダイオード14と、直列接続された第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154と、第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154とそれぞれ並列接続された第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164と、電圧センサ用スイッチ17と、電圧センサ18と、スイッチ制御回路19とを具備する。
ここで、第1のツェナーダイオード151は降伏電圧(ツェナー電圧)が10Vのものであり、そのカソードは逆起電力防止ダイオード14のカソードに接続されている。
第2のツェナーダイオード152は降伏電圧が20Vのものであり、そのカソードは第1のツェナーダイオード151のアノードに接続されている。
第3のツェナーダイオード153は降伏電圧が40Vのものであり、そのカソードは第2のツェナーダイオード152のアノードに接続されている。
第4のツェナーダイオード154は降伏電圧が80Vのものであり、そのカソードは第3のツェナーダイオード153のアノードに接続されており、そのアノードは出力端子12に接続されている。
電圧センサ用スイッチ17は、一端が第4のツェナーダイオード154のアノードと出力端子12とを接続する接続線に接続されており、他端が電圧センサ18の入力端子に接続されている。
電圧センサ18は、電圧センサ18に接続されたアース端子13を遮断器の0V端子に接続した状態で電圧センサ用スイッチ17を閉じたときに入力端子を介して入力される閾値電圧調整アダプタ10の出力電圧(出力端子12とアース端子13との間の電圧)の電圧値を測定し、測定した電圧値が時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも初めて大きくなったか否か(すなわち、閾値電圧VPを横切ったか否か)を検出し、測定した電圧値が閾値電圧VPよりも初めて大きくなったことを検出するとハイレベルの検出信号SDをスイッチ制御回路19に出力する。
スイッチ制御回路19は、第1乃至第4のスイッチ切換制御信号S1〜S4を第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164にそれぞれ出力して、ハイレベルの検出信号SDが電圧センサ18から入力されるまで第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御して、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフ状態をハイレベルの検出信号SDが入力されたときの状態に保持する。
このとき、スイッチ制御回路19は、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164がオフにされた第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154の降伏電圧の合計値が10Vステップで順に小さくなるように、以下に示す第1のスイッチ切換制御手順に従って第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御する。
(初期設定)第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜162をすべてオフ状態にする。
(手順1)第1の閾値電圧切換用スイッチ161のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=20V+40V+80V=140V)。
(手順2)第2の閾値電圧切換用スイッチ162のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=10V+40V+80V=130V)。
(手順3)第1および第2の閾値電圧切換用スイッチ161,162のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=40V+80V=120V)。
(手順4)第3の閾値電圧切換用スイッチ163のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=10V+20V+80V=110V)。
(手順5)第1および第3の閾値電圧切換用スイッチ161,163のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=20V+80V=100V)。
(手順6)第2および第3の閾値電圧切換用スイッチ162,163のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=10V+80V=90V)。
(手順7)第1乃至第3の閾値電圧切換用スイッチ161〜163のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=80V)。
(手順8)第4の閾値電圧切換用スイッチ164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=10V+20V+40V=70V)。
(手順9)第1および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=30V+40V=60V)。
(手順10)第2および第4の閾値電圧切換用スイッチ162,164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=10V+40V=50V)。
(手順11)第1、第2および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,162,164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=40V)。
(手順12)第3および第4の閾値電圧切換用スイッチ163,164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=30V)。
(手順13)第1、第3および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,163,164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=20V)。
(手順14)第2、第3および第4の閾値電圧切換用スイッチ162,163,164のみをオン状態にする(降伏電圧の合計値=10V)。
(手順15)第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオン状態にする(降伏電圧の合計値=0V)。
なお、手順15で第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオン状態にしてもハイレベルの検出信号SDが電圧センサ18から入力されない場合には、スイッチ制御回路19は、調整不能ランプ(不図示)を点灯させるなどして、調整不能である旨を外部に表示する。
また、スイッチ制御回路19は、第5のスイッチ切換制御信号S5を電圧センサ用スイッチ17に出力して、電圧センサ用スイッチ17のオン/オフを制御する。
次に、閾値電圧調整アダプタ10の使用方法について、図4に示したように保護継電装置の総合動作試験を行う際に時間測定器110を用いてリレー動作時間を測定する場合を例として、図2(a),(b)および図3(a),(b)を参照して説明する。
作業員は、図2(a)に示すように、時間測定器110の第1および第2のスタート端子1111,1112を総合動作試験器120の故障検出信号出力端子に接続し、時間測定器110の第2のストップ端子1122および閾値電圧調整アダプタ10のアース端子13を遮断器の0V端子に接続したのち、閾値電圧調整アダプタ10の入力端子11を保護継電装置の電源線(+110V)に接続し、閾値電圧調整アダプタ10の出力端子12を時間測定器110の第1のストップ端子1121に接続する。
その後、作業員は、閾値電圧調整アダプタ10の調整開始ボタン(不図示)を押して、閾値電圧調整アダプタ10のスイッチ制御回路19(図面の簡単のため、図2(a),(b)および図3(a),(b)には不図示)を動作開始させる。
スイッチ制御回路19は、調整開始ボタンが押されると、上述した第1のスイッチ切換制御手順の初期設定に従って第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオフ状態にするために、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオフさせる第1乃至第4のスイッチ切換制御信号S1〜S4を第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164にそれぞれ出力したのち、電圧センサ用スイッチ17をオンさせる第5のスイッチ切換制御信号S5を電圧センサ用スイッチ17に出力する。
これにより、図2(a)に示すように第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164がすべてオフにされた状態で電圧センサ18による閾値電圧調整アダプタ10の出力電圧の電圧値の測定が開始される。
このとき、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164はすべてオフ状態になっているため、出力端子12が−40Vよりも小さいマイナス電源線に接続されている場合には電圧センサ18によって測定される電圧値は−40V(=+110V−150V(第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154の降伏電圧の合計値))になるが、出力端子12は第1のストップ端子1121、ストップ入力回路114および第2のストップ端子1122を介して0V端子に接続されているので、電圧センサ18によって測定される電圧値は0Vになる。
このとき測定される電圧値=0Vは時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも小さいため、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルのままである。
その結果、スイッチ制御回路19は、第1のスイッチ切換制御手順の手順1に従って第1の閾値電圧切換用スイッチ161のみをオン状態にするために、オフ状態の第1の閾値電圧切換用スイッチ161をオンさせる第1のスイッチ切換制御信号S1を第1の閾値電圧切換用スイッチ161に出力する。
これにより、図2(b)に示すように第1の閾値電圧切換用スイッチ161のみがオン状態になるため、出力端子12が上記のマイナス電源線に接続されている場合には電圧センサ18によって測定される電圧値は−30V(=+110V−140V(第2乃至第4のツェナーダイオード152〜154の降伏電圧の合計値))になるが、出力端子12は0V端子に接続されているので、電圧センサ18によって測定される電圧値は0Vになる。
このとき測定される電圧値=0Vは時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも小さいため、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルのままである。
その結果、スイッチ制御回路19は、第1のスイッチ切換制御手順の手順2に従って第2の閾値電圧切換用スイッチ162のみをオン状態にするために、オン状態の第1の閾値電圧切換用スイッチ161をオフさせる第1のスイッチ切換制御信号S1を第1の閾値電圧切換用スイッチ161に出力するとともに、オフ状態の第2の閾値電圧切換用スイッチ162をオンさせる第2のスイッチ切換制御信号S2を第2の閾値電圧切換用スイッチ162に出力する。
これにより、第2の閾値電圧切換用スイッチ162のみがオン状態になるため、出力端子12が上記のマイナス電源線に接続されている場合には電圧センサ18によって測定される電圧値は−20V(=+110V−130V(第1、第3および第4のツェナーダイオード151,153,154の降伏電圧の合計値))になるが、出力端子12は0V端子に接続されているので、電圧センサ18によって測定される電圧値は0Vになる。
このとき測定される電圧値=0Vは時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも小さいため、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルのままである。
その結果、スイッチ制御回路19は、第1のスイッチ切換制御手順の手順3に従って第1および第2の閾値電圧切換用スイッチ161,162のみをオン状態にするために、オフ状態の第1の閾値電圧切換用スイッチ161をオンさせる第1のスイッチ切換制御信号S1を第1の閾値電圧切換用スイッチ161に出力する。
これにより、第1および第2の閾値電圧切換用スイッチ161,162のみがオン状態になるため、出力端子12が上記のマイナス電源線に接続されている場合には電圧センサ18によって測定される電圧値は−10V(=+110V−120V(第3および第4のツェナーダイオード153,154の降伏電圧の合計値))になるが、出力端子12は0V端子に接続されているので、電圧センサ18によって測定される電圧値は0Vになる。
このとき測定される電圧値=0Vは時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも小さいため、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルのままである。
その結果、スイッチ制御回路19は、第1のスイッチ切換制御手順の手順4に従って第3の閾値電圧切換用スイッチ163のみをオン状態にするために、オン状態の第1および第2の閾値電圧切換用スイッチ161,162をオフさせる第1および第2のスイッチ切換制御信号S1,S2を第1および第2の閾値電圧切換用スイッチ161,162に出力するとともに、オフ状態の第3の閾値電圧切換用スイッチ163をオンさせる第3のスイッチ切換制御信号S3を第3の閾値電圧切換用スイッチ163に出力する。
これにより、第3の閾値電圧切換用スイッチ163のみがオン状態になるため、電圧センサ18によって測定される電圧値は0V(=+110V−110V(第1、第2および第4のツェナーダイオード151,152,154の降伏電圧の合計値))になる。
このとき測定される電圧値=0Vは時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも小さいため、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルのままである。
その結果、スイッチ制御回路19は、第1のスイッチ切換制御手順の手順5に従って第1および第3の閾値電圧切換用スイッチ161,163のみをオン状態にするために、オフ状態の第1の閾値電圧切換用スイッチ161をオンさせる第1のスイッチ切換制御信号S1を第1の閾値電圧切換用スイッチ161に出力する。
これにより、図3(a)に示すように第1および第3の閾値電圧切換用スイッチ161,163のみがオン状態になるため、電圧センサ18によって測定される電圧値は+10V(=+110V−100V(第2および第4のツェナーダイオード152,154の降伏電圧の合計値))になる。
このとき測定される電圧値=10Vは時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも初めて大きくなった(すなわち、閾値電圧VPを横切った)ため、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルからハイレベルになる。
スイッチ制御回路19は、ハイレベルの検出信号SDが入力されると、このときの第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフ状態(すなわち、第1および第3の閾値電圧切換用スイッチ161,163のみがオン状態)を保持するとともに、たとえば調整終了ランプ(不図示)を点灯させて調整終了を作業員に知らせる。
作業員は、調整終了ランプが点灯すると、閾値電圧調整アダプタ10の入力端子11と保護継電装置の電源線とを接続している接続線の一端を保護継電装置の電源線から外したのち、接続線の外した一端を遮断器トリップロック端子132に接続して、図3(b)に示すように閾値電圧調整アダプタ10の入力端子11を遮断器トリップロック端子132に接続する。
これにより、リレー動作電圧Vの電圧値が101.5V以上のときにしか閾値電圧調整アダプタ10の出力電圧の電圧値が閾値電圧調整アダプタ10の閾値電圧VP=1.5V以上にならないため、時間測定カウンタ115をストップさせるための実質的閾値電圧VP’を101.5Vにすることができる。
その結果、図5に示したようにリレー動作電圧Vにサージ電圧が混入していても、時間測定カウンタ115はサージ電圧によってストップすることはないため、リレー動作時間を正確に測定することができる。
なお、閾値電圧調整アダプタ10を接続することによる遅れ時間については、閾値電圧調整アダプタ10の入力端子11から出力端子12までの遅れ時間を実測した結果、遅れ時間はほとんど0.0msであり、時間測定器110によるリレー動作時間の測定に影響しないことを確認した。
以上の説明では、スイッチ制御回路19は、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164がオフにされた第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154の降伏電圧の合計値が10Vステップで順に小さくなるように第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御したが、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164がオフにされた第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154の降伏電圧の合計値が10Vステップで順に大きくなるように第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御してもよい。
この場合には、スイッチ制御回路19は、以下に示す第2のスイッチ切換制御手順に従って第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御する。
(初期設定)第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオン状態にする。
(手順1)第1の閾値電圧切換用スイッチ161のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V)。
(手順2)第2の閾値電圧切換用スイッチ162のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=20V)。
(手順3)第1および第2の閾値電圧切換用スイッチ161,162のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+20V=30V)。
(手順4)第3の閾値電圧切換用スイッチ163のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=40V)。
(手順5)第1および第3の閾値電圧切換用スイッチ161,163のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+40V=50V)。
(手順6)第2および第3の閾値電圧切換用スイッチ162,163のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=20V+40V=60V)。
(手順7)第1乃至第3の閾値電圧切換用スイッチ161〜163のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+20V+40V=70V)。
(手順8)第4の閾値電圧切換用スイッチ164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=80V)。
(手順9)第1および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+80V=90V)。
(手順10)第2および第4の閾値電圧切換用スイッチ162,164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=20V+80V=100V)。
(手順11)第1、第2および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,162,164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+20V+80V=110V)。
(手順12)第3および第4の閾値電圧切換用スイッチ163,164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=40V+80V=120V)。
(手順13)第1、第3および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,163,164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+40V+80V=130V)。
(手順14)第2、第3および第4の閾値電圧切換用スイッチ162,163,164のみをオフ状態にする(降伏電圧の合計値=20V+40V+80V=140V)。
(手順15)第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオフ状態にする(降伏電圧の合計値=10V+20V+40V+80V=150V)。
電圧センサ18は、測定した電圧値が時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも初めて小さくなったか否か(すなわち、閾値電圧VPを横切ったか否か)を検出し、測定した電圧値が閾値電圧VPよりも初めて小さくなったことを検出するとハイレベルの検出信号SDをスイッチ制御回路19に出力する。
スイッチ制御回路19は、ハイレベルの検出信号SDが電圧センサ18から入力されると、第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフ状態をハイレベルの検出信号SDが入力される直前の状態に保持する。
すなわち、上述した第2のスイッチ切換制御手順に従って手順11において第1、第2および第4の閾値電圧切換用スイッチ161,162,164のみがスイッチ制御回路19によってオフ状態にされると、電圧センサ18によって測定される電圧値は+110Vから第1、第2および第4のツェナーダイオード151,152,154の降伏電圧の合計値110Vを引いた0Vになり時間測定器110の閾値電圧VP(+1.5V)よりも初めて小さくなる(すなわち、閾値電圧VPを横切る)結果、電圧センサ18から出力される検出信号SDはローレベルからハイレベルになる。
そこで、スイッチ制御回路19は、ハイレベルの検出信号SDが入力されると、検出信号SDがローレベルからハイレベルになった直前の状態(すなわち、図3(a)に示すように第2および第4の閾値電圧切換用スイッチ162,164のみがオフになった状態)に第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフ状態を戻して保持するために、第1の閾値電圧切換用スイッチ161をオンさせる第1のスイッチ切換制御信号S1を第1の閾値電圧切換用スイッチ161に出力する。
これにより、時間測定カウンタ115をストップさせるための実質的閾値電圧VP’を101.5Vにすることができる。
以上では、保護継電装置の総合動作試験を行う際に時間測定器110を用いてリレー動作時間を測定する場合を例として説明したが、保護継電装置の制御回路からトリップ用補助リレー131(図4参照)に出力される動作指令信号の試験を行う際に時間測定器110を用いて制御回路における処理時間を測定する場合にも閾値電圧調整アダプタ10を使用することができる。
この場合には、閾値電圧調整アダプタ10の入力端子11を保護継電装置の制御回路の電源線端子に接続して第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフ状態を調整したのち、入力端子11を保護継電装置の制御回路の測定用外部出力端子(動作指令信号の出力端子)に接続して制御回路における処理時間を測定する。
また、保護継電装置の制御回路の電源は5V、12V、24Vまたは48Vであるため、スイッチ制御回路19は、時間測定カウンタ115をストップさせるための実質的閾値電圧VP’が1.5V、11.5V、21.5Vまたは41.5Vになるように第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御する。
すなわち、スイッチ制御回路19は、上述した第1または第2のスイッチ切換制御手順に従って第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164のオン/オフを制御し、制御回路の電源が5Vである場合には第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164をすべてオン状態にし、制御回路の電源が12Vである場合には第1の閾値電圧切換用スイッチ161のみをオフ状態にし、制御回路の電源が24Vである場合には第2の閾値電圧切換用スイッチ162のみをオフ状態にし、制御回路の電源が48Vである場合には第3の閾値電圧切換用スイッチ163のみをオフ状態にする。
以上では、閾値電圧調整アダプタ10を直流回路に使用する場合を例として説明したが、直列接続された第1乃至第4の他のツェナーダイオードと、第1乃至第4の他のツェナーダイオードとそれぞれ並列接続された第1乃至第4の他の閾値電圧切換用スイッチとをさらに具備させて、第1乃至第4の他の閾値電圧切換用スイッチがそれぞれ並列接続された第1乃至第4の他のツェナーダイオードを第1乃至第4のツェナーダイオード151〜154と逆方向に逆起電力防止ダイオード14と出力端子12との間に接続して、スイッチ制御回路19によって第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ161〜164と同様にして第1乃至第4の他の閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御することにより、閾値電圧調整アダプタ10を交流回路にも使用することができるようにしてもよい。
10 閾値電圧調整アダプタ
11 入力端子
12 出力端子
13 アース端子
14 逆起電力防止ダイオード
151〜154 第1乃至第4のツェナーダイオード
161〜164 第1乃至第4の閾値電圧切換用スイッチ
17 電圧センサ用スイッチ
18 電圧センサ
19 スイッチ制御回路
110 時間測定器
1111,1112 第1および第2のスタート端子
1121,1122 第1および第2のストップ端子
113 スタート入力回路
114 ストップ入力回路
115 時間測定カウンタ
116 表示装置
120 総合動作試験器
131 トリップ用補助リレー
132 遮断器トリップロック端子
141 遮断器トリップコイル
D 検出信号
1〜S5 第1乃至第5のスイッチ切換制御信号
I 故障電流
V リレー動作電圧
P 閾値電圧
P’ 実質的閾値電圧

Claims (7)

  1. 時間測定カウンタ(115)をストップさせるための閾値電圧(VP)が小さい電圧値に設定された時間測定器(110)に接続して使用するための時間測定器閾値電圧調整アダプタ(10)であって、
    入力端子(11)と、
    出力端子(12)と、
    該出力端子から出力される出力電圧が前記閾値電圧を横切ったことを検出するための電圧センサ(18)と、
    第1のツェナーダイオード(151)のカソードが前記入力端子に接続されるとともに第nのツェナーダイオード(15n)のアノードが前記電圧センサに接続された、かつ、該第1のツェナーダイオードと該第nのツェナーダイオードとの間に直列接続された第2乃至第n−1のツェナーダイオード(151〜15n-1)と、
    該第1乃至第nのツェナーダイオードとそれぞれ並列接続された第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチ(161〜164)と、
    前記電圧センサからの検出信号(SD)に基づいて前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御して、前記時間測定カウンタをストップさせるための実質的閾値電圧(VP’)が前記閾値電圧(VP)に該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた前記第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値を足した電圧値になるようにするためのスイッチ制御回路(19)と、
    を具備することを特徴とする時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
  2. 前記スイッチ制御回路が、前記電圧センサによって前記出力電圧が前記閾値電圧よりも初めて大きくなったことが検出されるまで、前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた前記第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値が順に小さくなるように該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御することを特徴とする、請求項1記載の時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
  3. 前記スイッチ制御回路が、前記電圧センサによって前記出力電圧が前記閾値電圧よりも初めて小さくなったことが検出されるまで、前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチがオフにされた前記第1乃至第nのツェナーダイオードの降伏電圧の合計値が順に大きくなるように該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御することを特徴とする、請求項1記載の時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
  4. アノードが前記入力端子に接続されるとともにカソードが前記第1のツェナーダイオードのアノードに接続された逆起電力防止ダイオード(14)と、
    一端が前記出力端子に接続されるとともに他端が前記電圧センサの入力端子に接続された、かつ、前記スイッチ制御回路によってオン/オフが制御される電圧センサ用スイッチ(17)と、
    をさらに具備することを特徴とする、請求項1乃至3いずれかに記載の時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
  5. 前記入力端子を保護継電装置の電源線に接続した状態で前記スイッチ制御回路が前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御したのち、該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフ状態を保持したまま該入力端子を該電源線から外して該保護継電装置の遮断器トリップロック端子(132)に接続することにより、前記時間測定器を用いた該保護継電装置のリレー動作時間の測定に用いられることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
  6. 前記入力端子を保護継電装置の制御回路の電源線端子に接続した状態で前記スイッチ制御回路が前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフを制御したのち、該第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチのオン/オフ状態を保持したまま該入力端子を該制御回路の測定用外部出力端子に接続することにより、前記時間測定器を用いた該制御回路における処理時間の測定に用いられることを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
  7. 直列接続された第1乃至第nの他のツェナーダイオードと、
    該第1乃至第nの他のツェナーダイオードとそれぞれ並列接続された第1乃至第nの他の閾値電圧切換用スイッチとをさらに具備し、
    前記第1乃至第nの他の閾値電圧切換用スイッチがそれぞれ並列接続された前記第1乃至第nの他のツェナーダイオードが、前記第1乃至第nのツェナーダイオードと逆方向に前記入力端子と前記出力端子との間に接続されており、
    前記第1乃至第nの他の閾値電圧切換用スイッチが、前記スイッチ制御回路によって前記第1乃至第nの閾値電圧切換用スイッチと同様にしてオン/オフを制御される、
    ことを特徴とする、請求項1乃至4いずれかに記載の時間測定器閾値電圧調整アダプタ。
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