JP2001208315A - ダスト還元処理炉の廃プラスチック処理方法 - Google Patents

ダスト還元処理炉の廃プラスチック処理方法

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JP2001208315A
JP2001208315A JP2000019361A JP2000019361A JP2001208315A JP 2001208315 A JP2001208315 A JP 2001208315A JP 2000019361 A JP2000019361 A JP 2000019361A JP 2000019361 A JP2000019361 A JP 2000019361A JP 2001208315 A JP2001208315 A JP 2001208315A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダスト還元処理炉における廃プラスチック吹
き込み処理の具体的な操業条件を設定して、安定操業を
維持しつつ、廃プラスチックを効率良く焼却処理するこ
とができるダスト還元処理炉の廃プラスチック処理方法
を提供する。 【解決手段】 多段羽口9a,9bを有するダスト還元
処理炉1内へ鉄屑、ダスト塊成鉱およびコークスを装入
して溶解・還元処理する際し、コークスベッド上端レベ
ルを上段羽口9bと下段羽口9aとの間に設定して、下
段羽口9aを主羽口とし、上段羽口9bからコークスベ
ッド上部の充填層へレースウエイを形成しない送風を行
うとともに、粒状の廃プラスチックを吹き込んで処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段の送風羽口を
有するダスト還元処理炉内で鉄屑およびダスト塊成鉱を
溶解・還元処理するに際して、送風羽口から廃プラスチ
ックを吹き込んで処理するダスト還元処理炉の廃プラス
チック処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、廃棄物は可燃物と不燃物とに分
別して回収されているが、不燃物の中には実際は燃焼可
能なプラスチック製品も含まれている。したがって、廃
プラスチックは、不燃物として回収された後、最終処分
地に埋め立て処理されている。好景気時代の余波である
のか、依然として使い捨て思考が定着しているが、近年
の廃棄物量の増加に伴って、廃プラスチックの処理方法
が問題となっている。
【0003】また、使用済みの洗濯機、冷蔵庫、エアー
コンディショナ等の廃家電は、金属の他、プラスチック
やゴム等を含有する複合廃棄物である。従来、このよう
な複合廃棄物は鉄、アルミニウム、銅等の有益な金属材
料を含有しているにもかかわらず、まるごと小片に解体
および破砕され、最終処分地に埋め立て処理されてい
た。
【0004】しかし、最終処分地の不足やリサイクル新
法の制定等の情勢にともなって、リサイクル実証プラン
トなどが建設され、複合廃棄物を分別処理して有益な金
属材料を回収する試みがなされている。すなわち、複合
廃棄物を洗濯機、冷蔵庫等の製品種別に応じて分類し、
冷却媒体や潤滑油等の危険物質を抜き取った後、構成部
品・部材ごとに解体し、その解体片を金属やプラスチッ
ク等の原材料ごとに分別して、その原材料に応じた処理
を施している。例えば、分別後の金属屑はコークスなど
とともに溶融炉内へ装入して溶融処理され、分別後の廃
プラスチックは破砕して埋め立て処理されている。
【0005】このような分別処理方法は、有益な金属材
料を回収することができ、埋め立て処理する破砕片を減
量化することができる点で有効な手段である。しかし、
廃プラスチックは依然として埋め立て処理されている。
そこで、高炉やキュポラのようなシャフト炉内へ廃プラ
スチックを装入し、焼却処分する試みがなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなシャフト炉
では、有害物質を発生させることなく、廃プラスチック
を安全に処理することが可能であるが、通常、高炉やキ
ュポラの羽口は単一段として構成されており、ダスト還
元処理炉のような二段以上の多段羽口を有する溶融炉に
おける廃プラスチック吹き込み処理の具体的な操業条件
については、何ら解明されていなかった。
【0007】本発明の目的は、上記課題に鑑み、多段の
送風羽口を有するダスト還元処理炉における廃プラスチ
ック吹き込み処理の具体的な操業条件を設定して、ダス
ト還元処理炉の安定操業を維持しつつ、廃プラスチック
を効率良く焼却処理することができるダスト還元処理炉
の廃プラスチック処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明のダスト還元処理炉の廃プラスチック処理方法
は、多段の送風羽口を有するダスト還元処理炉内へ鉄
屑、ダスト塊成鉱およびコークスを装入して溶解・還元
処理する際して、コークスベッド上端レベルを上段羽口
と下段羽口との間に設定して、下段羽口を主羽口として
主な送風を行い、上段羽口からコークスベッド上部の充
填層へレースウエイを形成しない送風を行うとともに、
粒状の廃プラスチックを吹き込んで処理するものであ
る。
【0009】上記廃プラスチック処理方法において、上
段羽口から700℃以下の熱風送風下で粒状の廃プラス
チックを吹き込んで処理することが好ましい。
【0010】また、主羽口から常温の酸素富化送風を行
う場合、その酸素富化率が30%未満であることが好ま
しい。
【0011】さらに、廃プラスチック吹き込み位置をコ
ークスベッド上部の800℃以上の領域、具体的には主
羽口上30cm〜40cmに設定することが好ましい。
【0012】そして、廃プラスチックの吹き込み量を
0.2kg/Nm3以下に設定することが好ましい。
【0013】加えて、炉中心部に鉄屑を大径のコークス
と混合して装入し、炉周辺部にダスト塊成鉱を小径のコ
ークスと混合して装入することが好ましい。
【0014】本発明によれば、多段の送風羽口を有する
ダスト還元処理炉において、コークスベッド上端レベル
を上段羽口と下段羽口との間に設定し、下段羽口を主羽
口として主な送風を行い、上段羽口からコークスベッド
上部の充填層へ熱風送風下で粒状の廃プラスチックを吹
き込んで処理している。その際、レースウエイを形成し
ていないのは、レースウエイ空間部を形成すると、コー
クスの燃焼、ソルーション反応が進行し、ダスト還元処
理炉の効率が低下するからである。
【0015】上段羽口からコークスベッド上部の充填層
へ廃プラスチックを吹き込むことにより、廃プラスチッ
クが効率良く焼却処理される。ただし、燃焼生成ガスが
多いため、ガス温度が低下し、鉄屑溶解/ダスト還元の
ように金属溶解を行うプロセスでは、熱不足気味とな
る。この熱不足を補うために、700℃以下の熱風送風
を行う。
【0016】上段羽口からの熱風送風の温度を700℃
以下としたのは、送風温度が700℃を超えると、コ−
クスの燃焼反応およびソルーションロス反応が促進さ
れ、コークス比が必ずしも低減しないからである。
【0017】また、主羽口から常温の酸素富化送風を行
う場合、その酸素富化率を30%未満としたのは、30
%以上では、主羽口からの送風が純酸素吹き込みに近く
なり、理論ガス燃焼温度が3000℃以上となるため、
炉底近傍の耐火物などの損耗を促進し、長期連続操業に
支障となるからである。
【0018】さらに、廃プラスチック吹き込み位置をコ
ークスベッド上部の800℃以上の領域、具体的には主
羽口上30cm〜40cmに設定するのは、主羽口から
の送風中酸素が、主羽口上30〜40cmの位置におい
て、コークスとの反応によって完全燃焼し、高温かつ高
CO2 条件となるため、この部位から送風とともに廃プ
ラスチックを吹き込むと、優先的に廃プラスチック中C
が燃焼およびCO2 と反応し、コークス消費を抑制でき
るためである。
【0019】そして、廃プラスチックの吹き込み量を
0.2kg/Nm3 以下に設定するのは、廃プラスチッ
クの吹き込み量の上限が0.2kg/Nm3 を超える
と、上限量を超えた廃プラスチックは燃焼しないため、
コークスとの燃料代替えとならず、有効に活用されない
からである。
【0020】加えて、炉中心部に鉄屑および大径のコー
クスを、炉周辺部にダスト塊成鉱および小径のコークス
を区分け装入するのは、炉内中心部において鉄屑の溶解
処理を行うとともに、炉内周辺部においてダスト塊成鉱
の還元処理を行い、さらに炉内中心部にガス流を形成し
て、ダスト還元処理炉の安定操業を行うためである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のダスト還元処理炉
の廃プラスチック処理方法における実施の形態を添付図
面に基づいて詳述するが、本発明は以下の実施の形態に
限るものではない。
【0022】図1(a)は、本発明のダスト還元処理炉
の廃プラスチック吹き込み方法に使用するダスト還元処
理炉を示す概略図である。図示するように、このダスト
還元処理炉1の炉頂には、装入装置2が設けられてい
る。装入装置2は、バケット3、ベル4、可動アーマー
5および装入ガイド6を有しており、原料および燃料を
半径方向に区分けして装入することが可能な装置として
構成されている。
【0023】ダスト還元処理炉1の炉体7の上部には、
炉内の向流ガスを排気するための排ガス管8が設けられ
ている。排ガス管8に接続されている排ガス系統は、例
えば、ごみ溶融炉用のものが流用されている。一方、炉
体7の下部には、炉内下部に送風するための羽口9が設
けられている。羽口9は、炉体7の側壁高さ方向に多段
に設けられており、図1(a)では下段羽口9aと上段
羽口9bとの2段羽口として形成されている。また、こ
れらの羽口9a,9bは、炉体7の周方向に適宜間隔で
複数配置されている。
【0024】送風条件は、下段羽口9aを主羽口とし
て、主羽口9aから熱風送風、または常温の酸素富化送
風を行い、上段羽口9bから熱風送風を行うようになっ
ている。主羽口9aから常温の酸素富化送風を行う場
合、酸素富化量5%未満に設定して送風される。一方、
上段羽口9bから熱風送風を行う場合、700℃以下の
温度で送風される。また、羽口9a,9bは、粉状鉄源
や廃プラスチックを吹き込む場合にもレースウエイを形
成しないように設定され、羽口径や炉内突き出し位置を
変更しうるように構成されている。
【0025】なお、本実施形態では、炉体7の側壁高さ
方向に設けられた多段羽口9が、下段羽口9aと上段羽
口9bとの2段羽口として形成されているが、3段以上
の羽口を設けてもよい。例えば3段の場合には、コーク
スベッドの側方に位置する羽口を主羽口とし、この主羽
口より主な送風を行って燃焼効率を維持するとともに、
コークスベッドの直上の羽口より廃プラスチック吹き込
みを行うものである。
【0026】また、原料および燃料は、炉中心部11と
炉周辺部12とに区分けして装入することが可能であ
り、上述したように、炉頂部には半径方向に区分け装入
が可能な装入装置2を有している(図1(b)、
(c))。
【0027】図2に示すように、炉内下部のコークスベ
ッド13は、その上端レベルが上段羽口9bと下段羽口
(主羽口)9aとの間に位置するように、高さ調整して
形成される。上段羽口9bからコークスベッド上部の充
填層へ、熱風送風下で廃プラスチックが吹き込まれるこ
とになる。
【0028】このようにダスト還元処理炉1は、高炉や
キュポラのようなシャフト炉と異なり、多段の送風羽口
を有しており、鉄屑の溶解処理を行うとともに、ダスト
塊成鉱の還元処理を行う溶融炉である。
【0029】次に、上記のダスト還元処理炉1を用いて
実施する本発明の廃プラスチック処理方法を説明する。
炉頂から装入する原料は主に鉄屑およびダスト塊成鉱で
あり、燃料はコークスを主体とし、上段羽口9bから粒
状の廃プラスチックを吹き込んで処理する。
【0030】装入方法は、コークスベッドを形成するた
めにコークスを装入した後、原燃料を完全混合または層
状装入する通常の装入方法と、原燃料を半径方向に区分
けして装入する方法とを採用する。
【0031】図3に示すように、区分け装入方法は、鉄
屑と大径のコークスとを混合して炉内中心部に装入し、
ダスト塊成鉱と小径のコークスと混合して炉周辺部に装
入することで、反応効率の高い操業を指向する。炉中心
部に鉄屑を装入し、炉周辺部にダスト塊成鉱を装入する
のは、炉中心部で鉄屑の溶解処理を行い、炉周辺部でダ
スト塊成鉱の還元処理を行うとともに、炉中心部のガス
流化を促進して、高ηCO条件を継続するためである。
【0032】ダスト還元処理炉の操業は、コークスベッ
ドの上端レベル高さ、原燃料の大小に応じた区分け装入
法、主羽口の送風条件(送風温度、酸素富化量、羽口
径、突き出し位置、送風比)、廃プラスチックの吹き込
み量等で制御する。本発明では、上述したように、コー
クスベッド13の上端レベルの高さを上段羽口9bと下
段羽口(主羽口)9aとの間に設定している。これは、
上段羽口9bからコークスベッド上部の充填層、具体的
には800℃以上の領域に廃プラスチックを吹き込むこ
とにより、優先的に廃プラスチック中Cが燃焼およびC
2と反応し、コークス消費を抑制できるためである。
このコークスベッド上部の800℃以上の領域とは後述
するソルーションロス反応の生じる温度域であり、主羽
口上30cm〜40cmに相当する
【0033】したがって、コークスベッド13の上端レ
ベルを上段羽口9bと主羽口9aとの間に設定して、上
段羽口9bからコークスベッド上部の800℃以上の領
域へ廃プラスチックを吹き込むと、焼却処理の効率が良
い。なお、コークスベッド内では、コークスおよび廃プ
ラスチックの燃焼反応と、燃焼後のソルーションロス反
応が進行するが、両反応の反応速度を、燃料粒度、ガス
流速、送風温度等により調整する。
【0034】すなわち、本発明の廃プラスチック処理方
法は、多段の送風羽口を有するダスト還元処理炉1にお
いて、コークスベッド13の上端レベルを上段羽口9b
と下段羽口9aとの間に設定し、下段羽口9aを主羽口
として主な送風を行い、上段羽口9bからコークスベッ
ド上部の充填層(800℃以上の領域)へ熱風送風下で
レースウエイを形成せずに、粒状の廃プラスチックを吹
き込んでいる。このようにレースウエイを形成しないの
は、レースウエイ空間部を形成すると、コークスの燃
焼、ソルーション反応が進行し、ダスト還元処理炉の効
率が低下するからである。
【0035】上段羽口9bからコークスベッド上部の充
填層へ直接廃プラスチックを吹き込むことにより、廃プ
ラスチックが効率良く焼却処理されるが、燃焼生成ガス
が多いため、ガス温度が低下し、鉄屑溶解/ダスト還元
のように金属溶解を行うプロセスでは、熱不足気味とな
る。この熱不足を補うために、本発明では700℃以下
の熱風送風を行う。
【0036】上段羽口9bから熱風送風を行う場合に、
送風温度を700℃以下としたのは、送風温度が700
℃を超えると、廃プラスチック以外にコークスの燃焼反
応およびソルーションロス反応が促進され、コークス比
が必ずしも低減しないからである。このように700℃
以下の熱風送風下で廃プラスチックを吹き込む場合に
は、燃焼熱の低い廃プラスチックや数mm程度の粒度の
大きな廃プラスチックを使用することができる。
【0037】一方、主羽口9aから常温の酸素富化送風
を行う場合に、酸素富化量を30%未満としたのは、3
0%以上では、主羽口からの送風が純酸素吹き込みに近
くなり、理論ガス燃焼温度が3000℃以上となるた
め、炉底近傍の耐火物などの損耗を促進し、長期連続操
業に支障となるからである。
【0038】上述したように、熱風送風下で廃プラスチ
ックの吹き込みを行う場合には、5〜10mm程度の粒
度の大きな廃プラスチックを使用することができるが、
常温の酸素富化送風下で廃プラスチックの吹き込みを行
う場合には、例えば5mm以下の粒度の小さな廃プラス
チックを使用する。
【0039】さらに、廃プラスチックの吹き込み量は、
0.2kg/Nm3 以下に設定する。 吹き込み量の上
限を0.2kg/Nm3 に設定するのは、廃プラスチッ
クの吹き込み量が0.2kg/Nm3 を超えると、上限
量を越えた廃プラスチックは燃焼しないため、コークス
との燃料代替えとならず、有効に活用されないからであ
る。
【0040】つぎに、ダスト還元処理炉の炉内下部のコ
ークスベッド高さを調整すること、さらには、送風量、
羽口径、羽口突き出し位置等の変更が、ηCO制御に有
効なことを説明する。図4は、コークス粒度および送風
量(ガス流速)を変化させて、羽口からのコークスベッ
ド高さと、その部位のηCOの推移を調査したオフライ
ンシミュレータによる実験結果である。図4によると、
羽口から送風された空気中の酸素並びに富化酸素は、下
記(2)式の反応でコークスと燃焼してCO2 を生成
し、O2が消失した部位で完全燃焼に至る。この部位
が、最もガス温度が高く、これより上部では、吸熱反応
である下記(1)式のソルーション反応が進行して、η
COが低下し、ガス温度も低下する。 C+CO2 =2CO ・・・(1) C+O2 →CO2 ・・・(2)
【0041】コークス粒度が小さくなると、(2)式の
燃焼速度が速くなるため、最高ガス温度(O2 =0%で
ηCO=100%)の部位は、羽口に近くなる。また、
送風量を増量し、ガス流速を上げた場合、羽口から吹き
込まれた酸素の炉内流速が上昇し、羽口近傍のCとの接
触時間が短くなるため、(2)式の燃焼反応は炉上部に
拡がる。そのため、同じコークス粒度で、流速を上げる
と、炉内におけるηCOは流速の低い場合に比べて、全
体的に高くなる。主羽口を炉内に突き出すこと、あるい
は羽口径を絞り、羽口風速を上げることは、送風酸素と
Cとの接触時間を短縮することに相当し、炉内流速を上
げるのと同様の効果がある。このように、溶融炉内下部
のコークスベッド高さを変更すること、さらには、送風
量、羽口径、羽口突き出し位置を変更することは、炉内
ηCO制御に有効な手段となる。
【0042】つぎに、半径方向の区分け装入法を採用し
た処理方法が、操業の安定性、低燃料比操業に有効で、
原料の種類、粒度によらず、効率の良い操業が指向でき
ること、また、原料、燃料の性状に応じて、効率の良い
操業を指向するための操業方法について、説明する。半
径方向の区分け装入法については、原料の種類によっ
て、適正な装入法がある。一つは、炉内のηCOを高く
して、効率の良い操業を指向する例で、原料の金属化率
(M.Fe/T.Fe)による分別法であり、一方は原
料の粒度に応じた分別法である。
【0043】まず、最初に、原料の金属化率(M.Fe
/T.Fe)による分別法が、操業安定化に寄与し、効
率の良い操業が指向できることを説明する。原料が数種
類に及び、M.Fe/T.Feの大小で分別できる場
合、好ましくは、金属化率の高い原料、例えば鉄屑等は
炉中心部に装入し、金属化率の低い原料、例えばダスト
塊成鉱等を炉周辺部に装入する。炉周辺部に金属化率の
低い原料を装入し、炉中心部に金属化率の高い原料を装
入する理由は、炉中心部のコークスベッドの高さ制御を
容易にすること、中心ガス流を確保すること、低燃料比
操業を指向することにある。
【0044】この操業を指向する場合、上段羽口は、羽
口先端が炉壁よりも炉内部に突き出した構造とし、基本
的には、上段羽口の先端位置を、炉中心部と炉周辺部の
境界に設けるのが理想的である。また、ガス流を中心流
とすることを重視すると、周辺部の燃料は小径が好まし
く、中心部の燃料は大径が好ましい。
【0045】上段羽口を炉の中心部と周辺部の境界に設
定する理由は、上段羽口からの送風を周辺部に存在する
燃料の燃焼に使用させないためで、上段羽口からの送風
はCOガス燃焼用に作用させるためである。炉中心部は
溶解機能を促進させるため、炉中心部のηCO>90%
の操業を指向すれば最も効率的であり、炉中心部の燃料
は最低燃料比である浸炭分程度とすることができる。そ
のため、急激なコークスベッド高さの変化を抑制できる
上、粒径を維持したコークスがコークスベッドとなるた
め、通気・通液性を確保した低燃料比操業が可能とな
る。
【0046】この操業においては、コークスベッド高さ
により、上段羽口の適正送風量が決まる。コークスベッ
ド上端レベルのηCOが60%以上の場合には、上段羽
口からの送風によりηCO>90%に設定することが可
能であり、炉中心部に関して理想的な操業が可能とな
る。
【0047】つぎに、金属化率の低い原料を炉周辺部に
装入する場合に、燃料と混合する装入法が効率的である
ことを説明する。ηCOの高い操業を指向できれば、低
燃料比の操業が可能となるが、金属化率の低い原料をη
CO>30%の条件で還元させる実験を実施したとこ
ろ、コークスと混合しない条件では、還元反応は進行せ
ず、高温部で操業に悪影響を及ぼす溶融還元を引き起こ
す。それに対し、金属化率の低い原料でも、コークスと
混合して装入すると、コークスと混合しない場合に比
べ、少なくとも20%以上の還元率改善効果があること
が、オフラインシミュレータの検討結果で明かとなっ
た。
【0048】このことは、金属化率の低い原料を装入す
る操業では、燃料(小径コークス)と混合する装入法
が、燃料(小径コークス)と混合しない操業に比べる
と、複合廃棄物の還元性改善に効果があり、その結果、
溶融時のスラグ融液量を低減することができ、棚吊り回
避にも寄与することを示している。
【0049】つぎに、コークスベッド高さを維持するた
めの制御方法について述べる。コークスベッド高さの制
御が難しいのは、これが炉の中心下部にあり、コークス
比が適当でなければ、未還元のFeO分が炉下部で溶融
還元し、コークスベッドを消費することによって、コー
クスベッドの異常消耗が引き起こされるためである。特
に、炉の中心下部で、このようなコークスの異常消耗が
生じると、鉄分の溶解に支障となる上、スラグの固化等
により、操業不能に陥る可能性もあり、問題となる。
【0050】そこで、上述したように、炉中心部には、
主として金属化率の高い原料、例えば鉄屑を装入するこ
とにより、炉中心部で溶融還元の生じ難い操業とし、炉
中心部のコークスベッドの異常消耗を抑制する。また、
コークスのソルーションロス反応を極力抑制するため
に、炉中心部に装入する燃料を、炉周辺部に装入する燃
料と区別し、大径コークスを使用する。これによって、
炉中心部のコークスベッドの異常損耗を抑制でき、さら
に、炉下部の燃焼効率ηCOを高めた操業が可能とな
る。一方、炉周辺部には、主として金属化率の低い原
料、例えばダスト塊成鉱を装入することにより、炉周辺
部で溶融還元の生じ易い操業とする。
【0051】上段羽口の設置位置は、コークス粒度、送
風量等の操業諸元によって、適正位置が存在するが、基
本的には、主羽口部でのηCOレベルがηCO>60%
程度が目安となる。
【0052】コークスベッド高さを制御または監視する
簡易法として、下段羽口部での肉眼観察、炉内圧損値に
よる判定などがある。下段羽口部での観察は、少なくと
も原料の溶融部位が上段羽口の上部か下部のいずれかに
存在することを判定できる。また、下段羽口と上段羽口
の圧損差を検知することにより、コークスベッド上端位
置の確認が可能である。操業例によると、コークスベッ
ドの上端レベルが上段羽口より下にある場合、下段羽口
と上段羽口の圧損差が大きく検知される。これは、溶融
部位の存在が圧損値を大きくするためである。
【0053】また、コークスベッド高さを、精度良く測
定する方法としては、炉上部から装入した垂直ゾンデも
しくは鉄線類の降下挙動を測定することによって、判定
可能である。垂直ゾンデの場合、炉内温度が急に上昇
し、1200℃以上となる部位に相当し、鉄線類を用い
た場合、降下速度がストップした地点が、コークスベッ
ドの上端部に相当する。
【0054】本発明でいう炉中心部と炉周辺部の境界位
置は、原料の金属化率やコークス粒度によって、多少は
炉半径方向で移動する。この炉中心部と炉周辺部の境界
位置riは、各部に装入する原料と燃料の量が決まれ
ば、下記(3)式によって求められる。 ri2=(Wm(c)/ρm(c)+Wc(c)/ρc(c))/{(Wm(c)/ρm(c)+ Wc(c)/ρc(c))+(Wm(p)/ρm(p)+Wc(p)/ρc(p))} ・・・(3) 但し、ri:中心部と周辺部との無次元境界半径(−) Wm(c) : 中心部に装入する原料重量(kg/チャージ) Wc(c) : 中心部に装入する燃料重量(kg/チャージ) Wm(p) : 周辺部に装入する原料重量(kg/チャージ) Wc(p) : 周辺部に装入する燃料重量(kg/チャージ) ρm(c) : 中心部に装入する原料の嵩密度(kg/m3 ) ρc(c) : 中心部に装入する燃料の嵩密度(kg/m3 ) ρm(p) : 周辺部の装入する原料の嵩密度(kg/m3 ) ρc(p) : 周辺部に装入する燃料の嵩密度(kg/m3
【0055】なお、このriは、無次元半径で表されて
おり、炉中心部と炉周辺部の装入物の降下速度を一定と
した場合の境界位置を示している。このriで示される
境界位置を調節するための装入方法については、種々考
えられるが、ベル式の装入装置を使用する場合でも、ア
ーマーを使用し、装入チャージ毎に中心装入、周辺装入
を交互に繰り返して装入することにより、一部混合層が
生成するものの、所定の境界設定は可能である。
【0056】図5は、通常のコークスベッド内に廃プラ
スチックを吹き込んだ場合のコークスベッド内でのCO
2 、CO及びO2 の変化を示す図である。コークス中の
Cまたは廃プラスチック中のCの消費には下記の2形態
が存在する。 C + O2 → CO2 ・・・(4) C + CO2 → 2CO ・・・(5)
【0057】図5において、CO2 濃度の曲線に示され
るように、送風羽口からコークスベッド上方にいくにし
たがって、(4)式の反応によりCO2 濃度が上昇
し、O2は消費され減少していく。そして、O2 の消失
した位置より上方では、(5)式の反応によりCO2
濃度が減少し、CO濃度が上昇しはじめる。
【0058】(4)式の反応は、発熱反応でコークス中
のCが有効に利用されるが、(5)式の反応は吸熱反応
でCが有効に利用されないことになる。従って、コーク
スには極力(4)式の反応をさせる必要があるが、O2
のない状態で、高温のCO2 に接すると(5)式の反応
によりコークスのソルーションロスが起こり、コークス
が無駄に消費されることになる。
【0059】
【実施例】以下、本発明のダスト還元処理炉の廃プラス
チック吹き込み方法における実施例を説明するが、本発
明は以下の実施例に限るものではない。ダスト還元処理
炉のコークス比低減効果および廃プラスチック処理効果
を狙い、主羽口よりも上部に位置する羽口からレースウ
エイを形成しないで熱風送風を行うという送風条件下
で、コークスベッド上部の充填層への廃プラスチック吹
き込み実験(ホットモデル実験)を実施した。また、コ
ークスベッド上部の充填層の各部位で採取したダスト性
状から廃プラスチックの燃焼性を調査し、コークス消費
速度(降下挙動)から廃プラスチックの燃焼挙動・反応
挙動を調査した。
【0060】廃プラスチックとしては、ポリエチレン粒
子(〜1.0mm、代表粒径680μm、嵩密度0.4
08t/m3 )を使用した。なお、ポリエチレン粒子の
組成は、C:85.2%、H:14.3%、O:<0.
1%であり、発熱量は10000calである。送風は
熱風送風とし、その温度は 500℃とした。また、廃
プラスチックの吹き込み量は、0.12kg/Nm3
した。
【0061】その結果、まず第一に、ポリエチレン吹込
み時には、コークス単味よりもηCO(=CO2 /(C
O+CO2 )が低いことが判った。これは、熱風送風条
件下において、コークスに比べて燃焼性が良く、かつソ
ルーションロス反応が速いことを示唆している。すなわ
ち、送風酸素によるポリエチレンの優先消費が確認され
た。また、上段羽口位置を主羽口から20cm、30c
m、40cm、50cmの各高さに設定し、ポリエチレ
ン粒子の燃焼・熱分解挙動ならびにコークス消費速度を
調査したところ、主羽口から30〜40cm部位に上段
羽口を設置した時が最もコークス消費速度が遅くポリエ
チレンの優先消費が確認された。
【0062】第二に、CH4 分析定量結果によると、図
6に示すように、上段羽口から約40cm上部において
はガス中C2 4 の消失やCH4 の減少が生じているこ
と、およびダストの白色化が進行していることから、こ
の部位ではポリエチレンの燃焼および熱分解がほぼ完了
していると判断される。
【0063】第三に、主羽口から送風を行わない条件で
上段羽口からポリエチレンを吹き込んだ場合、図7に示
すように、上段羽口上10cm〜20cm上部でコーク
スの降下が停滞(少なくとも30分以上変化がない)を
確認した。すなわち、上段羽口位置10cm〜20cm
上部までの間では、コークスの燃焼反応は極微量であ
り、ポリエチレンが燃焼・反応していることが確認され
た。
【0064】以上の実験結果から、熱風送風下におい
て、主羽口よりも上部の羽口からの廃プラスチック吹込
みは、廃プラスチックの処理に有効であり、かつ主羽口
上30cm〜40cmに廃プラスチックを吹き込むと安
定操業が可能なことが確認された。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多段の送風羽口を有するダスト還元処理炉における廃プ
ラスチック吹き込み処理の具体的な操業条件を設定し
て、主羽口からの送風によりダスト還元処理炉の安定操
業を維持しつつ、上段羽口からの廃プラスチック吹き込
みにより、廃プラスチックを効率良く焼却処理すること
ができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダスト還元処理炉の廃プラスチック処
理方法に使用するダスト還元処理炉であり、(a)はそ
の全体構成を示す概略図、(b)はその装入装置の炉中
心部への装入状況を示す概略図、(c)はその装入装置
の炉周辺部への装入状況を示す概略図である。
【図2】2段羽口のダスト還元処理炉におけるコークス
ベッドの上端レベル、および廃プラスチック吹き込み位
置を示す概略図である。
【図3】炉半径方向における区分け装入状況を示す概略
図である。
【図4】コークスベッド高さとηCOの推移のオフライ
ンシミュレータによる実験結果を示す説明図である。
【図5】炉内のCO2濃度曲線を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例において、コークスベッドへの
ポリエチレン吹き込み時のηCO変化を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の実施例において、ポリエチレン吹き込
み時のコークス降下速度を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ダスト還元処理炉 2 装入装置 3 バケット 4 ベル 5 可動アーマー 6 装入ガイド 7 炉体 8 排ガス管 9 羽口 9a 下段羽口 9b 上段羽口 11 炉中心部 12 炉周辺部 13 コークスベッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多段の送風羽口を有するダスト還元処理
    炉内へ鉄屑、ダスト塊成鉱およびコークスを装入して溶
    解・還元処理する際して、 コークスベッド上端レベルを上段羽口と下段羽口との間
    に設定して、下段羽口を主羽口として主な送風を行い、
    上段羽口からコークスベッド上部の充填層へレースウエ
    イを形成しない送風を行うとともに、粒状の廃プラスチ
    ックを吹き込んで処理することを特徴とするダスト還元
    処理炉の廃プラスチック処理方法。
  2. 【請求項2】 上段羽口から700℃以下の熱風送風下
    で粒状の廃プラスチックを吹き込んで処理することを特
    徴とする請求項1に記載のダスト還元処理炉の廃プラス
    チック処理方法。
  3. 【請求項3】 主羽口から常温の酸素富化送風を行う場
    合、その酸素富化率が30%未満であることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のダスト還元処理炉の廃プラ
    スチック処理方法。
  4. 【請求項4】 廃プラスチック吹き込み位置をコークス
    ベッド上部の800℃以上の領域に設定することを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載のダスト還元処
    理炉の廃プラスチック処理方法。
  5. 【請求項5】 コークスベッド上部の800℃以上の領
    域が、主羽口上30cm〜40cmであることを特徴と
    する請求項4に記載のダスト還元処理炉の廃プラスチッ
    ク処理方法。
  6. 【請求項6】 廃プラスチックの吹き込み量を0.2k
    g/Nm3以下に設定することを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載のダスト還元処理炉の廃プラスチ
    ック処理方法。
  7. 【請求項7】 炉中心部に鉄屑を大径のコークスと混合
    して装入し、炉周辺部にダスト塊成鉱を小径のコークス
    と混合して装入することを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載のダスト還元処理炉の廃プラスチック処
    理方法。
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