JP2001207822A - 排気流路制御弁 - Google Patents

排気流路制御弁

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JP2001207822A
JP2001207822A JP2000013439A JP2000013439A JP2001207822A JP 2001207822 A JP2001207822 A JP 2001207822A JP 2000013439 A JP2000013439 A JP 2000013439A JP 2000013439 A JP2000013439 A JP 2000013439A JP 2001207822 A JP2001207822 A JP 2001207822A
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JP
Japan
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valve
valve body
housing
exhaust
spring
Prior art date
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Withdrawn
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JP2000013439A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Eguchi
美彦 江口
Kazuhiro Tsuda
和宏 津田
Masamichi Fujishiro
正道 藤代
Jun Fukazawa
順 深沢
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Honda Motor Co Ltd
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの排気ガスが流通するハウジング2
0に渦巻状の弁体21を装着し、この弁体21を圧縮コ
イルばね22で閉じ側に付勢するようにした排気流路制
御弁において、弁体21の開閉振動を防止できるように
する。 【解決手段】 弁体21に錘26を連結し、錘26の慣
性力を利用して弁体21の開閉振動を防止する。また、
錘26を圧縮コイルばね22の内側に挿入されるように
配置し、錘26を設けることで弁が大形化することを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気系
に介設する消音器のバイパス流路を開閉するバイパス弁
等として用いる排気流路制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】排気流路制御弁は、エンジンの排気ガス
が流通するハウジングと、ハウジングに装着した弁体
と、弁体を閉じ側に付勢する弁ばねとを備え、排気圧力
が所定値以上になったときに開弁されるように構成され
ている。
【0003】そして、従来は、排気流路制御弁として、
一般に、軸を中心にした弁体の回転で開閉するバタフラ
イ弁を用いているが、このものでは弁体の軸を支持する
軸受が必要でコストが高くなる。そこで、特開平11−
287118号公報により、軸受が不要な低コストの排
気流路制御弁として、弁体として、ハウジングの環状の
弁座部に外周部を着座させた渦巻状の弁体を用い、渦巻
の巻回軸線方向の弁体の伸び縮みで開閉されるように構
成した弁も提案されている。
【0004】尚、このものでは、ハウジングに弁体の開
き側に対向させてばね受けを固定し、このばね受けと弁
体との間に圧縮コイルばねから成る弁ばねを介設してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き渦巻状の弁
体を圧縮コイルばねにより閉じ側に付勢する排気流路制
御弁では、排気圧力が作用したときに弁体の開閉振動を
生ずることがある。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、弁体の開閉振
動を有効に防止できるようにした排気流路制御弁を提供
することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、エンジンの排気ガスが流通するハウジング
と、ハウジングに装着した弁体と、弁体を閉じ側に付勢
する弁ばねとを備え、排気圧力が所定値以上になったと
きに開弁されるようにした排気流路制御弁であって、弁
体として、ハウジングの環状の弁座部に外周部を着座さ
せた渦巻状の弁体を用い、渦巻の巻回軸線方向の弁体の
伸び縮みで開閉されるように構成すると共に、ハウジン
グに弁体の開き側に対向させてばね受けを固定し、この
ばね受けと弁体との間に弁ばねたる圧縮コイルばねを介
設するものにおいて、弁体に、圧縮コイルばねの内側に
挿入されるように、錘を連結している。
【0008】本発明によれば、錘の重さを変えることで
弁体の開閉方向の固有振動数を任意に設定でき、開閉振
動を効果的に防止することができる。また、錘は圧縮コ
イルばねの内側に挿入されるため、錘を設けることで弁
が大形化することもない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1はエンジンの
排気系に介設する消音器であり、筒状のシェル10と、
シェル10の一端と他端とを閉塞する端壁111,112
とで構成される消音器本体内に、第1と第2の1対のセ
パレータ121,122を設け、本体内の空間を、一端壁
111と第1セパレータ121との間の第1消音室131
と、第1セパレータ121と第2セパレータ122との間
の第2消音室132と、第2セパレータ122と他端壁1
2との間の第3消音室133とに区劃している。消音器
1には、更に、一端壁111から第1セパレータ121
第2セパレータ122とを貫通して第3消音室133に達
する排気流入管14と、他端壁112から第2セパレー
タ122と第1セパレータ121とを貫通して第1消音室
131に達する排気流出管15と、第1消音室131と第
2消音室132とを連通する1対の第1インナパイプ1
1,161と、第3消音室133から第2セパレータ1
2を貫通して第1消音室131側にのびる第2インナパ
イプ162と、第2インナパイプ162を第1消音室13
1に連通するバイパス弁たる排気流路制御弁2とが設け
られている。
【0010】排気流入管14の第2消音室132内に位
置する部分には多数の透孔14aが形成されており、排
気流入管14から流入する排気ガスが透孔14aと第2
消音室132と第1インナパイプ161と第1消音室13
1とを介して排気流出管15に流れ、第2消音室132
第1消音室131とにおける膨張消音効果が得られるよ
うにしている。また、排気流入管14の第3消音室13
3内に位置する部分にも多数の透孔14bが形成されて
おり、常時は第3消音室133における共鳴消音効果が
得られるようにしている。
【0011】排気流路制御弁2は、エンジンの高速回転
で排気圧力が上昇したときに開弁するように構成されて
いる。そして、排気流路制御弁2が開弁すると、第3消
音室133から第2インナパイプ162を介して第1消音
室131に至るバイパス通路が開通され、排気流入管1
4からの排気ガスの流通経路が、第2消音室132と第
1インナパイプ161と第1消音室131とを介して排気
流出管15に至る経路と、第3消音室132とバイパス
通路と第1消音室131とを介して排気流出管15に至
る経路との2系統になり、排気圧力の上昇によるエンジ
ンの出力低下が防止される。
【0012】排気流路制御弁2は、図2及び図3に示す
如く、第2インナパイプ162からの排気ガスが流通す
るハウジング20と、ハウジング20に装着した弁体2
1と、弁体21を閉じ側に付勢する弁ばね22とを備え
ており、排気圧力が初期状態(閉弁状態)における弁ば
ね22のセット荷重に対応する圧力(開弁設定圧)以上
になったときに開弁する。
【0013】ハウジング20は、第2インナパイプ16
2に嵌着したパイプ状部材で構成されている。そして、
第1消音室131内に突出するハウジング20の先端を
拡径してフランジを形成し、このフランジで環状の弁座
部20aを構成している。
【0014】弁体21は、弁座部20aに外周部を着座
させた渦巻状の弁体で構成されており、渦巻の外周側と
内周側の各巻回部が相互に重り合う閉弁状態から渦巻の
巻回軸線方向に弁体21が伸びたとき開弁される。ここ
で、弁体21は、単一の渦巻板で形成しても良いが、本
実施形態では、図4に示す如く、1対の渦巻板211
212を2重螺旋状に組合わせ、両渦巻板211,212
の半円形の中央部をその半円形の弦21aにおいて突き
合せ溶接して渦巻状の弁体21を構成している。そし
て、両渦巻板211,212の外周部を重ね合わせて弁座
部20aに着座させ、弁座部20aの周囲複数箇所に形
成した爪片20bをかしめて、両渦巻板211,212
外周部を弁座部20aに固定している。
【0015】弁ばね22は、ハウジング20に弁体21
の開き側に対向させて固定した第1ばね受け23と、弁
体21の中央部に固定した第2ばね受け24との間に介
設する圧縮コイルばねで構成されている。ハウジング2
0には、弁座部20aの周囲複数箇所に位置させて、弁
体21の開閉方向にのびる舌片状のばね受け用取付部2
0cが形成されており、これら取付部20cに第1ばね
受け23を、その周囲複数箇所に形成した脚片部23a
において、弁体21の開閉方向に任意の長さオーバーラ
ップさせた状態で溶接し得るようにしている。かくて、
開弁設定圧の異なる排気流路制御弁2を、弁ばね22や
第1ばね受け23を変更せずに、取付部20cに対する
脚片部23aのオーバーラップ長さを変えるだけで得る
ことができる。ハウジング20には、更に、弁体21の
外周側と内周側の各巻回部が相互に重り合う閉弁状態に
なったときに弁体21の中央部に当接する閉弁ストッパ
25が設けられている。
【0016】また、第2ばね受け24には、弁ばねたる
圧縮コイルばね22の内側に挿入されるように、錘26
が固定されている。かくて、弁体21の中央部に第2ば
ね受け24を介して錘26が連結されることになる。そ
のため、錘26の重さを変えることで弁体21の開閉方
向の固有振動数を任意に設定でき、弁体21の開閉振動
が効果的に防止される。
【0017】以上、消音器1に設けるバイパス弁から成
る排気流路制御弁2に本発明を適用した実施形態につい
て説明したが、エンジンの排気系の他の部位に設ける排
気流路制御弁にも同様に本発明を適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、錘により弁体の開閉振動を効果的に防止でき
ると共に、弁ばねたる圧縮コイルばねの内側のスペース
を錘の配置スペースに活用しているため、錘を設けるこ
とで弁が大形化することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る排気流路制御弁を具備する消音
器の断面図
【図2】 図1の排気流路制御弁の拡大断面図
【図3】 図2のIII-III線截断面図
【図4】 弁体の組立方法を示す図
【符号の説明】
2 排気流路制御弁 20 ハウジング 20a 弁座部 21 弁体 22 弁ばね(圧縮コイルばね) 23 第1ばね受け(ハウジング側のばね受け) 26 錘
フロントページの続き (72)発明者 津田 和宏 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 藤代 正道 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 深沢 順 群馬県伊勢崎市戸谷塚町1069−1 三恵技 研工業株式会社群馬製作所技術センター内 Fターム(参考) 3G004 BA01 CA04 CA05 DA06 DA24 EA02 FA04 GA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気ガスが流通するハウジン
    グと、ハウジングに装着した弁体と、弁体を閉じ側に付
    勢する弁ばねとを備え、排気圧力が所定値以上になった
    ときに開弁されるようにした排気流路制御弁であって、 弁体として、ハウジングの環状の弁座部に外周部を着座
    させた渦巻状の弁体を用い、渦巻の巻回軸線方向の弁体
    の伸び縮みで開閉されるように構成すると共に、 ハウジングに弁体の開き側に対向させてばね受けを固定
    し、このばね受けと弁体との間に弁ばねたる圧縮コイル
    ばねを介設するものにおいて、 弁体に、圧縮コイルばねの内側に挿入されるように、錘
    を連結する、 ことを特徴とする排気流路制御弁。
JP2000013439A 2000-01-21 2000-01-21 排気流路制御弁 Withdrawn JP2001207822A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1914398A1 (de) * 2006-10-21 2008-04-23 Dr.Ing. h.c.F. Porsche Aktiengesellschaft Abgasnachschalldämpfer
JP2013064326A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Denso Corp バルブタイミング調整装置

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