JP2001206321A - 連続小袋体の継ぎ目検出装置 - Google Patents
連続小袋体の継ぎ目検出装置Info
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- JP2001206321A JP2001206321A JP2000017289A JP2000017289A JP2001206321A JP 2001206321 A JP2001206321 A JP 2001206321A JP 2000017289 A JP2000017289 A JP 2000017289A JP 2000017289 A JP2000017289 A JP 2000017289A JP 2001206321 A JP2001206321 A JP 2001206321A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確な継ぎ目検出を行うことが可能な連続小
袋体の継ぎ目検出装置の提供を目的とする。 【解決手段】 投受光部13,14の間の光軸Pを横切
るように連続小袋体1が相対移動する過程で、投光部1
3からの光が連続小袋体1の継ぎ目6に照射されている
ときには、その光が連続小袋体1を通過するから、受光
部14の受光量が所定の検出レベル以上になる。ところ
が、投光部13からの光は、OH基を有する液体4に吸
収されるから、光の照射位置が、連続小袋体1のうち継
ぎ目6から液体4を収容した部分に移動したときには、
受光部14の受光量が所定の検出レベル以下となる。
袋体の継ぎ目検出装置の提供を目的とする。 【解決手段】 投受光部13,14の間の光軸Pを横切
るように連続小袋体1が相対移動する過程で、投光部1
3からの光が連続小袋体1の継ぎ目6に照射されている
ときには、その光が連続小袋体1を通過するから、受光
部14の受光量が所定の検出レベル以上になる。ところ
が、投光部13からの光は、OH基を有する液体4に吸
収されるから、光の照射位置が、連続小袋体1のうち継
ぎ目6から液体4を収容した部分に移動したときには、
受光部14の受光量が所定の検出レベル以下となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OH基を有する液
体を収容した連続小袋体の継ぎ目を検出する装置に関す
る。
体を収容した連続小袋体の継ぎ目を検出する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】OH基を有する液体を収容した連続小袋
体の一例として、即席麺の液体スープを収容したものが
ある。この連続小袋体1は、図5に示されており、例え
ば、透明な帯状の樹脂シート2を二つ重ねにし、それら
を部分的に熱処理接合することで、両樹脂シート2,2
間に複数に区画された収容部3を形成し、これら各収容
部3に液体4(液体スープ)を密閉してある。これによ
り、連続小袋体1は、収容部3とその周りのシール部3
Aとからなる小袋体5を、複数、帯状に連ねた構造とな
っている。
体の一例として、即席麺の液体スープを収容したものが
ある。この連続小袋体1は、図5に示されており、例え
ば、透明な帯状の樹脂シート2を二つ重ねにし、それら
を部分的に熱処理接合することで、両樹脂シート2,2
間に複数に区画された収容部3を形成し、これら各収容
部3に液体4(液体スープ)を密閉してある。これによ
り、連続小袋体1は、収容部3とその周りのシール部3
Aとからなる小袋体5を、複数、帯状に連ねた構造とな
っている。
【0003】そして、連続小袋体1のうち小袋体5,5
同士の継ぎ目6を検出する装置の従来例として、特開平
10−167228号公報に記載のものでは、図5に示
すように、超音波を出力する送出部7と、超音波を受信
する受信部8とを上下に対向配置し、連続小袋体1をこ
れらの送出部7と受信部8との間に通しながら水平方向
に移動させる構成をなす。そして、超音波が、音響イン
ピーダンスが異なる物質間を伝導するときに屈折する性
質を利用して、連続小袋体1の継ぎ目6を検出してい
る。即ち、図5に矢印Aで示すように、連続小袋体1の
うち継ぎ目6は、樹脂シート2のみの単一物質で構成さ
れているから、超音波が屈折せずに真っ直ぐ進んで受信
部8に受信され、受信レベルが所定値以上となる。とこ
ろが、同図の矢印Bで示すように、連続小袋体1のうち
液体4を収容した部分に超音波を与えた場合には、樹脂
シート2から液体4を伝導するときに、超音波の進む方
向が変わり、小袋体5の反対側において受信部8から離
れた位置に超音波が伝導するから、受信レベルが所定値
以上に上がらない。そして、これら受信レベルの差をも
って、継ぎ目6の検出を行っている。
同士の継ぎ目6を検出する装置の従来例として、特開平
10−167228号公報に記載のものでは、図5に示
すように、超音波を出力する送出部7と、超音波を受信
する受信部8とを上下に対向配置し、連続小袋体1をこ
れらの送出部7と受信部8との間に通しながら水平方向
に移動させる構成をなす。そして、超音波が、音響イン
ピーダンスが異なる物質間を伝導するときに屈折する性
質を利用して、連続小袋体1の継ぎ目6を検出してい
る。即ち、図5に矢印Aで示すように、連続小袋体1の
うち継ぎ目6は、樹脂シート2のみの単一物質で構成さ
れているから、超音波が屈折せずに真っ直ぐ進んで受信
部8に受信され、受信レベルが所定値以上となる。とこ
ろが、同図の矢印Bで示すように、連続小袋体1のうち
液体4を収容した部分に超音波を与えた場合には、樹脂
シート2から液体4を伝導するときに、超音波の進む方
向が変わり、小袋体5の反対側において受信部8から離
れた位置に超音波が伝導するから、受信レベルが所定値
以上に上がらない。そして、これら受信レベルの差をも
って、継ぎ目6の検出を行っている。
【0004】また、その他の従来技術として、実公昭5
9−11054号に記載のものでは、連続小袋体の各シ
ール部にレジマークを印刷し、このレジマークを光学的
に認識して継ぎ目を検出している。
9−11054号に記載のものでは、連続小袋体の各シ
ール部にレジマークを印刷し、このレジマークを光学的
に認識して継ぎ目を検出している。
【0005】さらに、特公昭62−38228号公報に
記載のものは、一対のローラを互いに接離する方向に移
動可能とし、それらローラ間に連続小袋体を挟み込んだ
状態にして連続小袋体を搬送する。そして、連続小袋体
のうち液体を収容した厚い部分がローラを通過したとき
と、継ぎ目となった薄い部分がローラを通過したとき
の、両ローラ同士の間の距離の相違に基づいて継ぎ目を
検出する。
記載のものは、一対のローラを互いに接離する方向に移
動可能とし、それらローラ間に連続小袋体を挟み込んだ
状態にして連続小袋体を搬送する。そして、連続小袋体
のうち液体を収容した厚い部分がローラを通過したとき
と、継ぎ目となった薄い部分がローラを通過したとき
の、両ローラ同士の間の距離の相違に基づいて継ぎ目を
検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小袋体5の
収容部3は、縁部側が窄んで、その部分の液体4は上下
方向で薄くなっている。そして、従来の超音波を用いた
装置では、図5の矢印Cで示すように、液体4の厚さが
小さいと、超音波の進む方向が変わっても、小袋体5の
反対側において、超音波が伝導する位置は、超音波が真
っ直ぐ進んだ場合とほとんど変わらない。このため、継
ぎ目6と収容部3との境界で、受光信号が変化せず、継
ぎ目6を誤検出する場合がある。
収容部3は、縁部側が窄んで、その部分の液体4は上下
方向で薄くなっている。そして、従来の超音波を用いた
装置では、図5の矢印Cで示すように、液体4の厚さが
小さいと、超音波の進む方向が変わっても、小袋体5の
反対側において、超音波が伝導する位置は、超音波が真
っ直ぐ進んだ場合とほとんど変わらない。このため、継
ぎ目6と収容部3との境界で、受光信号が変化せず、継
ぎ目6を誤検出する場合がある。
【0007】また、上記レジマークを用いた装置では、
連続小袋体の表面に文字や図柄も印刷した場合に、それ
ら文字等とレジマークとを誤判別する虞がある。さら
に、上記ローラを用いた装置では、小袋体内で液体が偏
ると、液体を収容した部分が薄く押し潰されて、継ぎ目
と誤判別される虞れがある。
連続小袋体の表面に文字や図柄も印刷した場合に、それ
ら文字等とレジマークとを誤判別する虞がある。さら
に、上記ローラを用いた装置では、小袋体内で液体が偏
ると、液体を収容した部分が薄く押し潰されて、継ぎ目
と誤判別される虞れがある。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、正確な継ぎ目検出を行うことが可能な連続小袋体の
継ぎ目検出装置の提供を目的とする。
で、正確な継ぎ目検出を行うことが可能な連続小袋体の
継ぎ目検出装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る連続小袋体の継ぎ目検出装置
は、上下方向に帯状に連なる複数の各小袋体に、OH基
を有する液体を収容した透明な連続小袋体のうち、小袋
体同士を繋ぐ継ぎ目を検出する継ぎ目検出装置におい
て、OH基を有する液体に吸収される光を、連続小袋体
に向けて投光しつつ、連続小袋体に沿って相対移動する
投光部と、連続小袋体を挟んで投光部に対向配置され
て、投光部からの光を受光する受光部と、受光部の受光
量が所定の検出レベル以下か否かを判定する判定手段と
を備えたところに特徴を有する。
め、請求項1の発明に係る連続小袋体の継ぎ目検出装置
は、上下方向に帯状に連なる複数の各小袋体に、OH基
を有する液体を収容した透明な連続小袋体のうち、小袋
体同士を繋ぐ継ぎ目を検出する継ぎ目検出装置におい
て、OH基を有する液体に吸収される光を、連続小袋体
に向けて投光しつつ、連続小袋体に沿って相対移動する
投光部と、連続小袋体を挟んで投光部に対向配置され
て、投光部からの光を受光する受光部と、受光部の受光
量が所定の検出レベル以下か否かを判定する判定手段と
を備えたところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、投受光部の間
の光軸を横切るように連続小袋体が相対移動する過程
で、投光部からの光が連続小袋体の継ぎ目に照射される
ときには、その光が連続小袋体を通過して、受光部の受
光量が所定の検出レベル以上になる。ところが、投光部
からの光は、OH基を有する液体に吸収されるから、光
の照射位置が、連続小袋体のうち液体を収容した部分に
移動したときには、受光部の受光量が所定の検出レベル
以下となる。ここで、連続小袋体は、上下方向に延び
て、各小袋体の下側に液体が配されるから、液体の量に
拘わらず、常に、連続小袋体のうち継ぎ目と、液体の収
容部分との境界で、受光部の受光量が所定の検出レベル
以上か以下かに切り替わる。しかも、投光部からの光
は、OH基を有する液体が僅かでも吸収されるから、か
りに、連続小袋体のうち液体の収容部分の下端部が窄ま
って、光軸方向に液体が薄くなっていても、継ぎ目と液
体の収容部分との境界で、受光部の受光量が変わり、正
確に継ぎ目を検出することができる。
の光軸を横切るように連続小袋体が相対移動する過程
で、投光部からの光が連続小袋体の継ぎ目に照射される
ときには、その光が連続小袋体を通過して、受光部の受
光量が所定の検出レベル以上になる。ところが、投光部
からの光は、OH基を有する液体に吸収されるから、光
の照射位置が、連続小袋体のうち液体を収容した部分に
移動したときには、受光部の受光量が所定の検出レベル
以下となる。ここで、連続小袋体は、上下方向に延び
て、各小袋体の下側に液体が配されるから、液体の量に
拘わらず、常に、連続小袋体のうち継ぎ目と、液体の収
容部分との境界で、受光部の受光量が所定の検出レベル
以上か以下かに切り替わる。しかも、投光部からの光
は、OH基を有する液体が僅かでも吸収されるから、か
りに、連続小袋体のうち液体の収容部分の下端部が窄ま
って、光軸方向に液体が薄くなっていても、継ぎ目と液
体の収容部分との境界で、受光部の受光量が変わり、正
確に継ぎ目を検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図4に基づいて説明する。本実施形態の連続小袋体の
継ぎ目検出装置10(以下、単に「継ぎ目検出装置1
0」という)は、例えば、即席麺の梱包工程に設けられ
た小袋分裂機11に組み込まれている。また、検出対象
となる連続小袋体1は、従来技術で説明したものと同様
の構造をなし、収容部3とその周りのシール部3Aとか
らなる小袋体5を、複数、帯状に連ねた構造をなす。
〜図4に基づいて説明する。本実施形態の連続小袋体の
継ぎ目検出装置10(以下、単に「継ぎ目検出装置1
0」という)は、例えば、即席麺の梱包工程に設けられ
た小袋分裂機11に組み込まれている。また、検出対象
となる連続小袋体1は、従来技術で説明したものと同様
の構造をなし、収容部3とその周りのシール部3Aとか
らなる小袋体5を、複数、帯状に連ねた構造をなす。
【0012】小袋分裂機11に備えた図示しない搬送装
置は、連続小袋体1の長手方向を上下に向けて、上方か
ら下方へと一定速度で送る。また、この連続小袋体1の
搬送経路の途中には、カッタ12が設けられ、このカッ
タ12にて、連続小袋体1を長手方向の所定位置でカッ
トする。
置は、連続小袋体1の長手方向を上下に向けて、上方か
ら下方へと一定速度で送る。また、この連続小袋体1の
搬送経路の途中には、カッタ12が設けられ、このカッ
タ12にて、連続小袋体1を長手方向の所定位置でカッ
トする。
【0013】カッタ12の下方には、本実施形態の検出
装置10に備えた投光部13と受光部14とが、連続小
袋体1を間に挟んで対向配置されている。これら投受光
部13,14間の光軸P(図1参照)の位置と、カッタ
12による連続小袋体1の切断位置との間隔(図1の寸
法L)は、連続小袋体1において、小袋体5のうち収容
部3の下縁部が光軸Pに差し掛かったときに、その収容
部3より上側の継ぎ目6の丁度真ん中に、カッタ12の
刃12Aが対面するように設定されている。
装置10に備えた投光部13と受光部14とが、連続小
袋体1を間に挟んで対向配置されている。これら投受光
部13,14間の光軸P(図1参照)の位置と、カッタ
12による連続小袋体1の切断位置との間隔(図1の寸
法L)は、連続小袋体1において、小袋体5のうち収容
部3の下縁部が光軸Pに差し掛かったときに、その収容
部3より上側の継ぎ目6の丁度真ん中に、カッタ12の
刃12Aが対面するように設定されている。
【0014】図2には、検出装置10の電気的構成が示
されている。同図に示すように、投光部13は、LED
で構成され、OH基を有する液体に吸収される光を発光
する。具体的に、OH基を有する液体に吸収される光と
して、波長が、例えば、1450nm、2000nm、
2500nmの光が挙げられるが、それらのいずれかの
波長の光(例えば、1450nmの波長の光)を発光す
るようになっている。また、投光部13は、駆動回路1
5にて駆動される。
されている。同図に示すように、投光部13は、LED
で構成され、OH基を有する液体に吸収される光を発光
する。具体的に、OH基を有する液体に吸収される光と
して、波長が、例えば、1450nm、2000nm、
2500nmの光が挙げられるが、それらのいずれかの
波長の光(例えば、1450nmの波長の光)を発光す
るようになっている。また、投光部13は、駆動回路1
5にて駆動される。
【0015】一方、受光部14には、受光回路16が連
ねられ、この受光回路16が出力する受光信号が、増幅
回路17、積分回路18,弁別回路19(本願の判別手
段に相当する)及び出力回路20に通されて、小袋分裂
機11に備えた制御回路(図示せず)に与えられる。
ねられ、この受光回路16が出力する受光信号が、増幅
回路17、積分回路18,弁別回路19(本願の判別手
段に相当する)及び出力回路20に通されて、小袋分裂
機11に備えた制御回路(図示せず)に与えられる。
【0016】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を説明する。小袋分裂機11に備えた図示しない搬送装
置にて、連続小袋体1を上方から下方に移動させると、
連続小袋体1は、カッタ12を構成する両方の刃12
A,12Aの間を通過すると共に、カッタ12より所定
寸法Lだけ下方に位置した投受光部13,14間の光軸
Pを横切る。
を説明する。小袋分裂機11に備えた図示しない搬送装
置にて、連続小袋体1を上方から下方に移動させると、
連続小袋体1は、カッタ12を構成する両方の刃12
A,12Aの間を通過すると共に、カッタ12より所定
寸法Lだけ下方に位置した投受光部13,14間の光軸
Pを横切る。
【0017】さて、投光部13は、駆動回路15から一
定電圧の駆動信号(図3(a)参照)を受け駆動され
て、例えば、波長1450nmの光を、一定の強度にし
て、連続小袋体1に向けて投光する。ここで、1450
nmの光は、連続小袋体1を構成する透明な樹脂シート
2を通過するが、OH基を有する液体4には吸収され
る。従って、連続小袋体1のうち継ぎ目6が、投受光部
13,14間の光軸Pを横切るときには、投光部13か
らの光は、受光部14に受光されるが、連続小袋体1の
うち液体4を収容した収容部3の下縁部が、光軸Pを横
切るときには、投光部13からの光は、液体4に吸収さ
れて、受光部14に受光されない。このとき、連続小袋
体1のうち液体4を収容した収容部3の下縁部が窄ん
で、図4に示すように、光軸方向で液体4の厚さが小さ
くなっていても、投光部13からの波長1450nmの
光は液体4に吸収され、受光部14側にはほとんど通過
しない。
定電圧の駆動信号(図3(a)参照)を受け駆動され
て、例えば、波長1450nmの光を、一定の強度にし
て、連続小袋体1に向けて投光する。ここで、1450
nmの光は、連続小袋体1を構成する透明な樹脂シート
2を通過するが、OH基を有する液体4には吸収され
る。従って、連続小袋体1のうち継ぎ目6が、投受光部
13,14間の光軸Pを横切るときには、投光部13か
らの光は、受光部14に受光されるが、連続小袋体1の
うち液体4を収容した収容部3の下縁部が、光軸Pを横
切るときには、投光部13からの光は、液体4に吸収さ
れて、受光部14に受光されない。このとき、連続小袋
体1のうち液体4を収容した収容部3の下縁部が窄ん
で、図4に示すように、光軸方向で液体4の厚さが小さ
くなっていても、投光部13からの波長1450nmの
光は液体4に吸収され、受光部14側にはほとんど通過
しない。
【0018】従って、図3(b)に示すように、受光部
14の受光回路16から出力された受光信号Sは、連続
小袋体1内の液体4が光軸Pを横切っているときには、
ほぼ0[V]となり、液体4以外の部分が光軸Pを横切
っているときには、所定値以上になる。そして、この受
光信号Sが、増幅回路17で増幅され、かつ、積分回路
18でノイズカットされて、弁別回路19に与えられる
(図3(c)参照)。
14の受光回路16から出力された受光信号Sは、連続
小袋体1内の液体4が光軸Pを横切っているときには、
ほぼ0[V]となり、液体4以外の部分が光軸Pを横切
っているときには、所定値以上になる。そして、この受
光信号Sが、増幅回路17で増幅され、かつ、積分回路
18でノイズカットされて、弁別回路19に与えられる
(図3(c)参照)。
【0019】弁別回路19では、受光信号Sが基準電圧
Vs以下か否かを判定し、その判定結果を、図3(d)
に示すように、「H」か「L」かの2値信号にして出力
回路20に与える。そして、出力回路20は、受けた2
値信号を、図3(e)に示すように反転させて、小袋分
裂機11に備えた制御回路(図示せず)へと出力する。
Vs以下か否かを判定し、その判定結果を、図3(d)
に示すように、「H」か「L」かの2値信号にして出力
回路20に与える。そして、出力回路20は、受けた2
値信号を、図3(e)に示すように反転させて、小袋分
裂機11に備えた制御回路(図示せず)へと出力する。
【0020】この制御回路は、受けた2値信号(図3
(e)参照)のうち「L」から「H」に立ち上がるタイ
ミングをトリガーとして、カッタ12の駆動回路(図示
せず)に駆動命令を与える。ここで、投受光部13,1
4間の光軸Pの位置と、カッタ12による切断位置との
間隔(図1の寸法L)は、連続小袋体1の収容部3の下
縁部が光軸Pに差し掛かったときに、その収容部3より
上側の継ぎ目6の丁度真ん中にカッタ12が対面するよ
うに設定されているから、連続小袋体1は、継ぎ目6の
丁度真ん中で切断される。そして、最下部の1つの小袋
体5が、連続小袋体1全体から分離されて、受け皿21
に収容される。
(e)参照)のうち「L」から「H」に立ち上がるタイ
ミングをトリガーとして、カッタ12の駆動回路(図示
せず)に駆動命令を与える。ここで、投受光部13,1
4間の光軸Pの位置と、カッタ12による切断位置との
間隔(図1の寸法L)は、連続小袋体1の収容部3の下
縁部が光軸Pに差し掛かったときに、その収容部3より
上側の継ぎ目6の丁度真ん中にカッタ12が対面するよ
うに設定されているから、連続小袋体1は、継ぎ目6の
丁度真ん中で切断される。そして、最下部の1つの小袋
体5が、連続小袋体1全体から分離されて、受け皿21
に収容される。
【0021】このように、本実施形態によれば、連続小
袋体1は、上下方向に延びて、各小袋体5の下側に液体
4が配されているから、液体4の量に拘わらず、常に、
連続小袋体1のうち継ぎ目6と液体4の収容部3との境
界で、受光信号Sが所定の基準電圧Vs以上から以下に
切り替わる。しかも、投光部13からの光は、OH基を
有する液体4が僅かであっても、吸収されるから、かり
に、連続小袋体1のうち液体4を収容する部分の下端部
が図4に示すように窄まって、光軸方向で液体4の厚さ
が小さくなっていても、確実に液体4の収容部3の下端
部と継ぎ目6との境界で、受光信号Sが基準電圧Vs以
上から以下に切り替わりる。これらにより、正確に継ぎ
目6の検出を行うことが可能となる。
袋体1は、上下方向に延びて、各小袋体5の下側に液体
4が配されているから、液体4の量に拘わらず、常に、
連続小袋体1のうち継ぎ目6と液体4の収容部3との境
界で、受光信号Sが所定の基準電圧Vs以上から以下に
切り替わる。しかも、投光部13からの光は、OH基を
有する液体4が僅かであっても、吸収されるから、かり
に、連続小袋体1のうち液体4を収容する部分の下端部
が図4に示すように窄まって、光軸方向で液体4の厚さ
が小さくなっていても、確実に液体4の収容部3の下端
部と継ぎ目6との境界で、受光信号Sが基準電圧Vs以
上から以下に切り替わりる。これらにより、正確に継ぎ
目6の検出を行うことが可能となる。
【0022】<他の実施形態>本発明は、実施形態に限
定されるものではなく、例えば、以下に説明するような
実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記
以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施す
ることができる。 (1)前記実施形態では、カッタ12の下方に検出装置
10の投受光部13,14を配した構成であったが、カ
ッタ12の上方に投受光部を配した構成としてもよい。
定されるものではなく、例えば、以下に説明するような
実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記
以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施す
ることができる。 (1)前記実施形態では、カッタ12の下方に検出装置
10の投受光部13,14を配した構成であったが、カ
ッタ12の上方に投受光部を配した構成としてもよい。
【0023】(2)連続小袋体1に収容される液体4
は、OH基を有するものでれば、液体4スープでなくて
もよく、例えば、糊、塗料等であってもよい。
は、OH基を有するものでれば、液体4スープでなくて
もよく、例えば、糊、塗料等であってもよい。
【図1】 本発明の一実施形態に係る装置の側面図
【図2】 本実施形態の継ぎ目検出装置の電気的構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図3】(a)駆動回路の出力信号 (b)受光回路の出力信号 (c)積分回路の出力信号 (d)弁別回路の出力信号 (e)出力回路の出力信号
【図4】 連続小袋体の収容部の下端部を示す部分拡大
側断面図
側断面図
【図5】 従来の継ぎ目検出装置の側面図
1…連続小袋体 4…液体 5…小袋体 6…継ぎ目 10…連続小袋体の継ぎ目検出装置 13…投光部 14…受光部 19…弁別回路(判別手段) Vs…基準電圧(所定の検出レベル)
Claims (1)
- 【請求項1】 上下方向に帯状に連なる複数の各小袋体
に、OH基を有する液体を収容した透明な連続小袋体の
うち、前記小袋体同士を繋ぐ継ぎ目を検出する継ぎ目検
出装置において、 前記OH基を有する液体に吸収される光を、前記連続小
袋体に向けて投光しつつ、前記連続小袋体に沿って相対
移動する投光部と、 前記連続小袋体を挟んで前記投光部に対向配置されて、
前記投光部からの光を受光する受光部と、 前記受光部の受光量が所定の検出レベル以下か否かを判
定する判定手段とを備えたことを特徴とする連続小袋体
の継ぎ目検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017289A JP2001206321A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 連続小袋体の継ぎ目検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017289A JP2001206321A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 連続小袋体の継ぎ目検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001206321A true JP2001206321A (ja) | 2001-07-31 |
Family
ID=18544301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000017289A Pending JP2001206321A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 連続小袋体の継ぎ目検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001206321A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010006474A (ja) * | 2008-05-30 | 2010-01-14 | Yaskawa Electric Corp | 包装装置およびモータ制御装置 |
-
2000
- 2000-01-26 JP JP2000017289A patent/JP2001206321A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010006474A (ja) * | 2008-05-30 | 2010-01-14 | Yaskawa Electric Corp | 包装装置およびモータ制御装置 |
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