JP2001205632A - 合成樹脂廃棄物のリサイクル方法 - Google Patents

合成樹脂廃棄物のリサイクル方法

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JP2001205632A JP2000016979A JP2000016979A JP2001205632A JP 2001205632 A JP2001205632 A JP 2001205632A JP 2000016979 A JP2000016979 A JP 2000016979A JP 2000016979 A JP2000016979 A JP 2000016979A JP 2001205632 A JP2001205632 A JP 2001205632A
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良典 田中
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法で合成樹脂廃棄物をリサイクルし
て意匠性に富んだ製品価値の高い再生成形品とすること
ができる。表面をメタリック調にできる。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1に金属
粉を混合して混合原料2を形成する。混合原料2を金型
3内に入れる。次に、混合原料2の上に塩化ビニル樹脂
廃棄物の粉砕物1のみを入れる。その後、加圧成型して
再生成形品4を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂廃棄物を
リサイクルするための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば雨樋として塩化ビニル樹
脂製の雨樋が使用されている。そして、施工後長期間経
過した雨樋は破損したり、古くなったために取り替えの
時期が来ており、取り替えに当たって、雨樋廃材が発生
している。また、古い家屋を壊して建て替える場合にも
古い雨樋が廃材となり、この場合も雨樋廃材が発生して
いる。そして、これらの雨樋廃材は産業廃棄物として廃
棄されていた。
【0003】また、雨樋製造工場等においても塩化ビニ
ル樹脂製の成形品を所定の長さに切断して製品とするの
であるが、切断された端材等は産業廃棄物として処分さ
れていた。
【0004】上記例では塩化ビニル樹脂廃棄物として雨
樋の例を示したが塩化ビニルは安価で成形がし易い等の
特徴があるので、合成樹脂成形品を成形するための材料
として最も広く利用されている材料の一つであり、この
ため、現在塩化ビニル樹脂廃棄物が産業廃棄物として大
量に発生している。
【0005】また、近年壁材として金属サイディング材
が提供されている。この金属サイディング材は金属製の
外皮の裏面側に裏打ち材として発泡ウレタン樹脂を充填
して構成してある。そして、工場において製造された金
属サイディング材の端部を切断して所定の長さに切断し
て製品とするのであるが、この切断された端材は産業廃
棄物として処分されていた。
【0006】上記のように合成樹脂廃棄物は従来産業廃
棄物として埋め立てや焼却処分されていたので、環境に
悪影響を与えるという問題があり、これら合成樹脂廃棄
物をリサイクルして有効利用することが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、簡単な方法で合成樹脂廃棄物
をリサイクルして意匠性に富んだ製品価値の高い再生成
形品とすることができる合成樹脂廃棄物のリサイクル方
法を提供することを主たる課題とし、また、表面がメタ
リック調の外観にでき、また、合成樹脂廃棄物の有効利
用により再生成形品の軽量化が図れ、更に、再生成形品
であるにもかかわらず表面を天然石調の外観にすること
ができる合成樹脂廃棄物のリサイクル方法を提供するこ
とを別の課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る合成樹脂廃棄物のリサイクル方法は、塩
化ビニル樹脂廃棄物を粉砕し、この塩化ビニル樹脂廃棄
物の粉砕物1に金属粉を混合して混合原料2を形成し、
混合原料2を金型3内に入れ、次に、混合原料2の上に
塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1のみを入れ、その後、
加圧成型して再生成形品4を成形することを特徴とする
ものである。このような方法を採用することで、塩化ビ
ニル樹脂廃棄物をリサイクルして再生成形品4を形成す
るだけでなく、塩化ビニル樹脂廃棄物を利用して表面が
メタリック調となった再生成形品4を成形することがで
きるものである。
【0009】また、塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉
砕物1を金型3内に入れ、次に、塩化ビニル樹脂廃棄物
を粉砕した粉砕物と発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物と
の混合原料5を入れ、その後、加圧成型して再生成形品
4を成形することを特徴とする方法であってもよい。こ
のような方法を採用することで、塩化ビニル樹脂廃棄物
をリサイクルして再生成形品4を形成するだけでなく、
塩化ビニル樹脂廃棄物を原料として形成した再生成形品
4の背面部が、発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物と塩化
ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物との混合原料により
形成した裏打ち層により裏打ちされるのであるが、この
裏打ち層が発泡ウレタン樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物の
存在により軽量化され、生成成形品4自体の軽量化が図
れるものである。
【0010】また、色の異なる複数種類の合成樹脂の粉
砕物と透明合成樹脂の粉砕物とを混合した混合原料6を
金型3内に入れ、次に、混合原料6の上に塩化ビニル樹
脂廃棄物の粉砕物1のみを入れ、その後、加圧成型して
再生成形品4を成形することを特徴とする方法であって
もよい。このような方法を採用することで、塩化ビニル
樹脂廃棄物をリサイクルして再生成形品4を形成するだ
けでなく、塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1より形成し
た再生成形品4の表面部分を、色の異なる複数種類の合
成樹脂の粉砕物と透明合成樹脂の粉砕物との混合原料6
により成形される天然石調とすることができるものであ
る。ここで、白色の塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1と
黒色の塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1と透明合成樹脂
の粉砕物とを混合して混合原料6を形成することで、表
面を御影石調とすることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】塩化ビニル樹脂製の雨樋やその他の塩化ビ
ニル樹脂廃棄物を回収し、この塩化ビニル樹脂廃棄物を
粉砕して粉砕物1(塩化ビニル樹脂廃棄物よりなる塩化
ビニル樹脂のペレット)を形成する。そして、この塩化
ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物1にアルミニウム
粉、銅粉等の各種金属粉を混合して混合原料2を形成す
る。この場合、例えば塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した
粉砕物1と金属粉との混合比率は1(重量部):200
0(重量部)〜1(重量部):500(重量部)程度で
あるが、必ずしもこれにのみ限定されないのはもちろん
である。
【0013】しかして、まず、塩化ビニル樹脂廃棄物の
粉砕物1に金属粉を混合した混合原料2を図1(a)の
ように金型3内に入れ、その後、混合原料2の上に図1
(b)のように塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物
1のみを入れ、その後、図1(c)のように上金型3a
を下降させて加圧成型し、冷却後金型3から取り出して
図2に示すような再生成形品4を得るものである。この
ようにして得た再生成形品4は表面層4aと裏打ち層4
bとが一体化した2層構造のものであり、表面層4aが
塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物1と金属粉との
混合原料2を成形することで形成されるので、塩化ビニ
ル樹脂廃棄物の再生成形品4とは思えないメタリック調
の表面仕上がりとなるものである。
【0014】ここで、塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した
粉砕物1にアルミニウム粉、銅粉等の各種金属粉を混合
して混合原料2を形成するに当たって、金属粉として異
なる種類の金属粉を2種類以上混合することで、金属単
体とは一味違った色、光沢の表面仕上がりとすることが
できるものである。
【0015】上記のようにして成形した表面がメタリッ
ク調の再生成形品4は種々の建築材として用いることが
できる金属調の化粧パネルや金属調の表札等として使用
することでリサイクルできるものである。
【0016】次に、図3、図4に基づいて本発明の他の
実施形態につき説明する。本発明においては、まず、塩
化ビニル樹脂廃棄物を回収し、この塩化ビニル樹脂廃棄
物を粉砕して粉砕物1(塩化ビニル樹脂廃棄物よりなる
塩化ビニル樹脂のペレット)を形成する。この場合、工
場などで廃材として出た良質の塩化ビニル樹脂廃棄物を
粉砕して得た良質の粉砕物1と、使用済みの雨樋などの
塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕して得た比較的良質でない
粉砕物1とを用意しておく。そして、工場などで廃材と
して出た良質の塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕して得た良
質の粉砕物1は単独で使用するが、使用済みの塩化ビニ
ル樹脂廃棄物を粉砕して得た比較的良質でない粉砕物1
は発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物と混合して混合原料
5として使用する。使用済みの塩化ビニル樹脂廃棄物を
粉砕して得た比較的良質でない粉砕物1と発泡ウレタン
樹脂廃棄物の粉砕物との混合比率は、例えば、塩化ビニ
ル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物1が100重量部に対し
て発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物を30重量部程度混
合するものであるが、必ずしもこれにのみ限定されるも
のではない。
【0017】発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物は発泡ウ
レタン樹脂の廃材を粉砕して得たものであり、例えば次
のようにして得るものである。すなわち、壁材として近
年大量に生産されている金属サイディング材は金属製の
外皮の裏面に発泡ウレタン樹脂を充填して裏打ちして構
成してあるが、この金属サイディング材の製造工場にお
いて端部を切断して所定の長さに切断して製品とする際
に端材が発生するので、この端材を回収し、この金属サ
イディング材の端材の裏面に裏打ち材として充填してあ
る発泡ウレタン樹脂廃棄物を回収してこれを粉砕するこ
とで発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物を得るものであ
る。
【0018】しかして、まず、上記工場などで廃材とし
て出た良質の塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕して得た良質
の粉砕物1を図3(a)のように金型3内に入れ、その
後、上記粉砕物1の上に、上記使用済みの塩化ビニル樹
脂廃棄物を粉砕して得た比較的良質でない粉砕物1と発
泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物との混合原料5を図3
(b)のように入れ、その後、図3(c)のように上金
型3aを下降させて加圧成型し、冷却後金型3から取り
出して図4に示すような表面層4aと裏打ち層4bとが
一体化した2層構造の再生成形品4を得るものである。
【0019】このようにして得た再生成形品4は表面層
4aが良質の塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物1
がペレットとして成形された外観となり、その背部の主
体部分が発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物と塩化ビニル
樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物との混合原料により形成し
た裏打ち層4bにより構成されるものである。そして、
この裏打ち層4bが発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物の
存在により軽量化され、再生成形品4自体の軽量化が図
れるものである。なお、加熱加圧成形によって熱硬化性
合成樹脂の発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物は粉砕物と
しての形を保っているが、混合した使用済みの塩化ビニ
ル樹脂廃棄物の粉砕物1が発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉
砕物同士を接合一体化するバインダーの役目をすること
になって、裏打ち層4bを成形することになる。使用済
みの塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1は外観がそれほど
良くないが、表面には露出しないので、再生成形品4の
表面外観に影響を与えないものである。
【0020】上記のようにして成形した再生成形品4は
裏打ち層4bに発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物がある
ので、全体を塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物1で成形す
るよりも軽量化できて、軽くて取扱やすい種々の建築材
として用いることができる化粧パネルとしてリサイクル
できるものである。
【0021】もちろん本実施形態において、裏打ち層4
bを形成するに当たって、工場などで廃材として出た良
質の塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕して得た良質の粉砕物
1と発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物とを混合して混合
原料5を形成し、この混合材料5により裏打ち層4bを
形成してもよいものである。
【0022】次に、図5、図6に基づいて本発明の他の
実施形態につき説明する。本発明においては、まず、塩
化ビニル樹脂廃棄物を回収し、この塩化ビニル樹脂廃棄
物を粉砕して粉砕物1(塩化ビニル廃材よりなる塩化ビ
ニルのペレット)を形成する。この場合、塩化ビニル樹
脂廃棄物としては白、グレー、シルバー、ブラウン、黒
等の色の異なるものが種々あるので、これらのうち色の
異なる複数種類の塩化ビニル樹脂廃棄物をそれぞれ粉砕
して異なる色の粉砕物を複数種類得る。そして、この色
の異なる複数種類の合成樹脂の粉砕物1とポリカーボネ
イト等の透明合成樹脂の粉砕物とを混合して混合原料6
を得る。
【0023】しかして、まず、色の異なる複数種類の合
成樹脂の粉砕物1と透明合成樹脂の粉砕物とを混合して
得た混合原料6を図5(a)のように金型3内に入れ、
その後、混合原料6の上に図5(b)のように塩化ビニ
ル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物1(ここで使用する破砕
物1としては特に色の限定はないが、好ましくは上記表
面層の原料の一部として使用する色の異なる複数種類の
合成樹脂の粉砕物1と同じものを用いるのが好ましい。
もちろん、単一色のものであってもよいものである)を
入れ、その後、図5(c)のように上金型3aを下降さ
せて加圧成型し、冷却後金型3から取り出して図6に示
すような表面層4aと裏打ち層4bとが一体化した2層
構造の再生成形品4を得るものである。
【0024】このようにして得た再生成形品4は表面が
色の異なる複数種類の合成樹脂の粉砕物1と透明合成樹
脂の粉砕物とを混合して得た混合原料6を成形して形成
されるので、色の異なる破砕物1を成形することで天然
石調の模様となり且つ透明剛性樹脂により天然石の模様
における奥行き感が現出できて、天然石調の外観とする
ことができるものである。実施形態においては、塩化ビ
ニル樹脂廃棄物としては白色と黒色の塩化ビニル樹脂廃
棄物をそれぞれ粉砕して白色の粉砕物1と黒色の粉砕物
1とを形成し、この白色の粉砕物1、黒色の粉砕物1に
更にポリカーボネイト等の透明合成樹脂の粉砕物を混合
して得た混合原料6を使用しており、この場合には自然
の御影石調の外観とすることができるものである。
【0025】このようにして得た再生成形品4は種々の
建築材として用いることができる化粧パネルとしてリサ
イクルできるものである。
【0026】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕し、この塩
化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物に金属粉を混合して混合原
料を形成し、混合原料を金型内に入れ、次に、混合原料
の上に塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物のみを入れ、その
後、加圧成型して再生成形品を成形するので、塩化ビニ
ル樹脂廃棄物をリサイクルして再生成形品を得ることが
できて、資源の有効利用が図れるとともに環境を破壊す
ることがないものであり、しかも、本発明により得られ
た再生成形品は表面がメタリック調となった従来にない
再生成形品を形成できて、リサイクルにより商品価値の
高い再生成形品を提供することができるものである。
【0027】また、請求項2記載の発明にあっては、塩
化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物を金型内に入れ、
次に、塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物と発泡ウ
レタン樹脂廃棄物の粉砕物との混合原料を入れ、その
後、加圧成型して再生成形品を成形するので、塩化ビニ
ル樹脂廃棄物、発泡ウレタン樹脂廃棄物をリサイクルし
て再生成形品を得ることができて、資源の有効利用が図
れるとともに環境を破壊することがないものであり、し
かも、本発明により得られた再生成形品は発泡ウレタン
樹脂廃棄物の粉砕物を有しているので、軽量化が図れて
取扱性に優れるとともに表面には軽量化のための発泡ウ
レタン樹脂廃棄物の粉砕物が露出しないので表面外観に
優れた再生成形品を形成できて、リサイクルにより商品
価値の高い再生成形品を提供することができるものであ
る。
【0028】また、請求項3記載の発明にあっては、色
の異なる複数種類の合成樹脂の粉砕物と透明合成樹脂の
粉砕物とを混合した混合原料を金型内に入れ、次に、混
合原料の上に塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物のみを入
れ、その後、加圧成型して再生成形品を成形するので、
塩化ビニル樹脂廃棄物をリサイクルして再生成形品を得
ることができて、資源の有効利用が図れるとともに環境
を破壊することがないものであり、しかも、本発明によ
り得られた再生成形品は表面が天然石調の外観とするこ
とができて、リサイクルにより商品価値の高い再生成形
品を提供することができるものである。
【0029】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、白色の塩化ビニ
ル樹脂廃棄物の粉砕物と黒色の塩化ビニル樹脂廃棄物の
粉砕物と透明合成樹脂の粉砕物とを混合して混合原料を
形成するので、表面を天然御影石に類似した御影石調と
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は本発明における再生成形
品の成形順序を示す説明図である。
【図2】同上で得た再生成形品を示す斜視図である。
【図3】(a)(b)(c)は本発明における再生成形
品の他の成形順序を示す説明図である。
【図4】同上で得た再生成形品の断面図である。
【図5】(a)(b)(c)は本発明における再生成形
品の更に他の成形順序を示す説明図である。
【図6】同上で得た再生成形品の断面図である。
【符号の説明】
1 粉砕物 2 混合原料 3 金型 4 再生成形品 5 混合原料 6 混合原料
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 505:00 B29K 505:00 (72)発明者 岩下 大二郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4F204 AA15 AA31 AA49 AA50 AC04 AG20 FA01 FB01 FE17 FF01 4F301 AA17 AA29 BA01 BA21 BB02 BC80 BE29 BF12 BF32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕し、この塩
    化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物に金属粉を混合して混合原
    料を形成し、混合原料を金型内に入れ、次に、混合原料
    の上に塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物のみを入れ、その
    後、加圧成型して再生成形品を成形することを特徴とす
    る合成樹脂廃棄物のリサイクル方法。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕した粉砕物
    を金型内に入れ、次に、塩化ビニル樹脂廃棄物を粉砕し
    た粉砕物と発泡ウレタン樹脂廃棄物の粉砕物との混合原
    料を入れ、その後、加圧成型して再生成形品を成形する
    ことを特徴とする合成樹脂廃棄物のリサイクル方法。
  3. 【請求項3】 色の異なる複数種類の合成樹脂の粉砕物
    と透明合成樹脂の粉砕物とを混合した混合原料を金型内
    に入れ、次に、混合原料の上に塩化ビニル樹脂廃棄物の
    粉砕物のみを入れ、その後、加圧成型して再生成形品を
    成形することを特徴とする合成樹脂廃棄物のリサイクル
    方法。
  4. 【請求項4】 白色の塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物と
    黒色の塩化ビニル樹脂廃棄物の粉砕物と透明合成樹脂の
    粉砕物とを混合して混合原料を形成することを特徴とす
    る請求項3記載の合成樹脂廃棄物のリサイクル方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012035785A1 (ja) 2010-09-17 2012-03-22 パナソニック株式会社 臭素系難燃剤判定方法、臭素系難燃剤判定装置、リサイクル方法、及び、リサイクル装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012035785A1 (ja) 2010-09-17 2012-03-22 パナソニック株式会社 臭素系難燃剤判定方法、臭素系難燃剤判定装置、リサイクル方法、及び、リサイクル装置

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