JP2001205474A - 溶接歪取方法及び溶接歪取装置 - Google Patents
溶接歪取方法及び溶接歪取装置Info
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Abstract
右に振ることなく、ワークの溶接歪みを除去する。 【解決手段】主板W1にスティフナW2が溶接されてい
る位置を検出し、また、予め分かっているスティフナの
板厚により、スティフナの中心位置を知る。前記スティ
フナの板厚に応じて、2つの加熱バーナを支持する回転
盤11を回転してバーナ間隔を調整する。主板に対する
スティフナの溶接位置(溶接部分)に沿ってトーチ台1
2を移動させ、前記溶接位置の両側を2つの加熱バーナ
にて背面側から的確に加熱する。加熱バーナによる背焼
きの位置を正確に決定して、バーナの移動速度を変更す
ることにより、溶接歪みを取り除く条件を細かく制御す
る。
Description
び溶接歪取装置、特に船体ブロックの小組立工程におい
て、ブロックを構成するパネル(主板)にスティフナ
(骨材)などを溶接した場合に生じる溶接歪を除去する
ものに関する。
鋼板の溶接部分が収縮すると共に、この溶接部分に対応
する鋼板の表面が両側に伸展し、その結果、鋼板の表面
に歪みを発生する。
に、ワークを反転して、作業者が、まず、例えばチョー
クで歪み取りのための背焼き位置を特定し、1本のガス
加熱用バーナを手に持って、前記背焼き位置に沿ってバ
ーナの火炎を左右に振りながら加熱し、その加熱と同時
に加熱部分にホースにて水をかけ、急冷による収縮を発
生させ、歪み発生部分を修正していた。
一な歪み部分の修正が得られず、美しい仕上がりが得ら
れないので、自動的に歪み発生部分を加熱しつつ、その
加熱部分を冷却することにより、歪み取りを行う溶接歪
取装置が提案されている(例えば特開昭54−4784
1号公報、特開昭54−47842号公報、特開昭54
−47843号公報参照)。
うな装置においても、ワークを反転させる必要があるた
め、装置が大型化する傾向にあり、また、歪み取りのた
めの加熱手段として単一のバーナを用いているので、や
はり左右に振るいわゆるウィービングを行う必要があ
り、制御が複雑になる。
また、バーナ等の加熱手段を左右に振ることなく、ワー
クの溶接歪みを除去することができる溶接歪取方法及び
溶接歪取装置を提供することを目的とする。
法は、主板の表面に骨材がそれに直交するように溶接さ
れてなるワークの溶接歪を、2つの加熱手段で加熱する
ことにより取り除く溶接歪取方法であって、前記主板に
前記骨材が溶接されている位置を検出し、前記骨材の板
厚に応じて前記2つの加熱手段の間隔を調整した後、前
記骨材の溶接位置に沿って前記2つの加熱手段を移動さ
せつつ、前記骨材の溶接位置の両側を、前記主板の背面
側から加熱するものである。ここで、前記加熱手段とし
ては、通常、加熱バーナで構成されるが、本発明は、各
加熱手段がそれぞれ1つの加熱バーナで構成され、装置
全体として2つの加熱バーナを有する場合に制限される
ことなく、例えば各加熱手段がそれぞれ2つの加熱バー
ナで構成される場合のように、装置全体として3つ以上
の加熱バーナを有するようにしてもよい。また、3つ以
上の加熱バーナを有する場合において、骨材の溶接位置
の両側を主板の背面側から加熱する際に、常に、すべて
の加熱バーナを使用する必要はなく、主板の背面側から
加える熱量に応じて、一部の加熱バーナのみを使用する
場合も含まれる。
ている位置を検出し、また、予め分かっている骨材の板
厚により、骨材の中心位置を知ることができるので、前
記骨材の板厚に応じて2つの加熱手段の間隔を調整し、
主板に対する骨材の溶接位置(溶接部分)の両側を2つ
の加熱手段にて背面側から的確に加熱することができ
る。よって、本装置では、溶接トーチをウィービングす
る従来の場合とは異なり、主板に対する骨材の溶接位置
(溶接部分)の両側をそれぞれ加熱手段にて背面側から
的確に加熱することで、必要な熱量を適切な位置に入力
できるようになり、冷却水の急冷作用を用いずとも、施
工箇所全体に亘って溶接歪みが均一に戻されるようにな
る。よって、取扱いに不便な冷却水を用いる必要がなく
なるので、主板の背面が上側になるように反転しなくて
も、背焼きすることが可能となり、反転しなくてよけれ
ば、骨材の高さ方向の形状にかかわらず、無理なく背焼
きを実現できる。
沿って前記加熱手段を移動させる際に、前記加熱手段の
移動速度を制御することにより、加熱手段による加熱量
を調整することができる。
である溶接トーチを左右に振るウィービングを行う必要
もなくなり、加熱手段による背焼きの位置を正確に決定
して、加熱手段の移動速度を調整することにより、希望
する背焼きを実現することができる。例えば、加熱手段
により加える熱量をほぼ一定にすれば、加熱手段の移動
速度を変化させるだけで、背焼き加熱量が変化し、溶接
歪みを取り除く条件を細かく制御することが可能とな
る。また、前述したように、背焼きの際に主板の背面が
上側になるように反転しなければ、主板の重力が作用す
るが、その重力による影響も、前記加熱手段の移動速度
の制御により対応できる。
加熱手段により加える熱量も変化させ、加熱手段の移動
速度と加熱手段により加える熱量との組合せにより、背
焼き加熱量を変化させるようにしてもよい。その場合に
加熱手段により加える熱量を変化させるのは、例えば、
加熱手段が単一の加熱バーナである場合には、その加熱
バーナ自体が発する熱量を調整することで実現できる
し、加熱手段が複数の加熱バーナである場合には、加熱
に用いる加熱バーナの数を変化させるで実現できる。
る位置の検出は、前記骨材の側面に、マーカを、その一
部が前記骨材の側縁より側方に突出するように取付け、
前記マーカの突出部分を検出することにより行うことが
できる。ここで、前記マーカの、前記骨材への取付けは
作業者によってなされ、骨材の向きを特定できる場合に
は、マーカは一方の端部に設ければ足りる。
ーカによって教示されているので、骨材に設けられてい
るマーカの突出部分を検出することにより、前記主板に
前記骨材が溶接されている位置が簡単に検出される。
左右側部に前記マーカを取付けることにより行うことが
望ましい。
接位置が、規則的でなく、例えば搬送方向に対し無規則
的に傾斜していても精度よく検出され、その骨材の溶接
位置に、加熱手段の移動経路(軌道)を合わせることが
可能となる。
支持されている回転盤に取付けられ、該回転盤を回転す
ることにより前記2つの加熱手段を旋回させ、前記加熱
手段の移動経路に対する前記両加熱手段の間隔調整を行
うことも望ましい。
で2つの加熱手段が回転盤の回転中心回りに旋回され、
前記加熱手段の移動経路に対する前記両加熱手段の間隔
が調整される。それにより、前記2つの加熱手段の間隔
が、骨材の肉厚に応じて、骨材の溶接位置の両側を的確
に加熱する間隔に簡単に調整される。
に骨材がそれに直交するように溶接されてなるワークの
溶接歪を、加熱することにより取り除く溶接歪取装置で
あって、前記骨材に前記骨材の側縁より側方に一部が突
出するように取付けられるマーカと、前記2つの加熱手
段が一定間隔を存して第1の可動台上に設けられ、該第
1の可動台を直線的に移動し、前記主板の背面側から加
熱する背焼き手段と、該背焼き手段の左右両端部を、ワ
ーク搬送方向に移動可能に支持する支持手段と、前記背
焼き手段の上流側に配設され前記マーカの突出部分を検
出するマーカ検出手段と、前記マーカ検出手段よりの信
号を受け、前記マーカの突出部分に基づいて前記骨材の
溶接位置を検出し、前記骨材の溶接位置に基づいて前記
支持手段を駆動制御して、前記背焼き手段を、前記骨材
の溶接位置に対応する位置に移動させる制御手段とを備
えるものである。
ーカによって教示されているので、マーカ検出手段にて
骨材に設けられているマーカの突出部分を検出すること
により、前記主板に前記骨材が溶接されている位置が簡
単に検出される。支持手段によって背焼き手段の端部位
置が調整され、背焼き手段が前記骨材の溶接位置に対応
する位置に移動せしめられる。この状態で、2つの加熱
手段が直線的に移動すると、骨材の溶接位置に沿って移
動することとなり、背焼きが必要な部分についての背焼
きが実現され、溶接歪が取り除かれる。このように、マ
ーカを利用することで、骨材の溶接位置が正確に検出さ
れるので、主板の背面が上側になるように反転しなくて
も、背焼きすることが可能となり、従来必要とされてい
た反転作業が不要となり、作業時間が短縮される。
に、ワークの側端部を検出する第1のワーク端部検出手
段を設けるようにすれば、背焼きを開始するワーク端部
を検出するまで第1の可動台を移動させることで、背焼
き開始点まで急速にアプローチさせることができる一
方、ワークがなくなったことを検出すれば、背焼き終了
として、退避点に直ちに復帰させることが可能となり、
第1の可動台の移動制御を効率よく行うことができる。
石を介して着脱可能に取付けられることが望ましい。
け・取り外しを簡単に行うことができ、また、マーカを
再利用することも可能となる。
熱手段を支持し鉛直軸回りに回転可能である回転盤と、
該回転盤に連係され前記回転盤を回転する回転手段とが
設けられ、前記制御手段は、前記回転手段を制御して、
前記骨材の板厚に応じて前記回転盤を回転させる構成と
することもできる。
で、2つの加熱手段を旋回させて骨材に直交する方向の
加熱手段の間隔が変更されるので、骨材の板厚に応じて
前記間隔を調整でき、骨材の板厚に応じて最適の位置を
背焼きすることが可能とされる。
部であり、さらに、前記回転盤は、前記両加熱バーナ部
の両側に設けられ、前記主板の背面と前記加熱バーナ部
のバーナ先端との上下方向の間隔を一定に保持する高さ
調整部材を備えることが望ましい。ここで、前記高さ調
整部材は主板の背面と接触するので、前記高さ調整部材
としては、摩擦係数が低いことが望ましく、ローラや摺
動材を使用することができる。
て背焼きする部分は、その両側が高さ調整部材にて支持
され、主板の背面と加熱バーナ部のバーナ先端との上下
方向の間隔が一定に保持され、骨材の溶接位置に沿って
むらなく背焼きが実行される。
2のワーク端部検出手段を備え、該第2のワーク端部検
出手段及び前記マーカ検出手段が、前記加熱手段の移動
方向と平行に移動可能である第2の可動台に支持されて
おり、前記制御手段は、前記第2の可動台を、前記第2
のワーク端部検出手段よりの信号に基づき、前記ワーク
の側部付近まで移動させる第1の制御を行うようにする
ことが望ましい。
手段と共に前記マーカ検出手段が支持されている前記第
2の可動台が、前記第2のワーク端部検出手段よりの信
号に基づき、前記ワークの側部付近まで前記加熱手段
(第1の可動台)の移動方向と平行に移動せしめられ
る。よって、マーカ検出手段がワークの側部近くまで移
動せしめられるので、マーカの突出部分の長さを長くす
る必要がなくなり、従ってマーカ自体の長さを短くする
ことが可能となる。
能である可動ベースを有し、該可動ベース上に、前記第
1及び第2の可動台が支持されており、前記制御手段
は、前記第2の可動台を前記ワークの側部付近まで移動
させた状態で前記可動ベースの端部を移動させて、前記
マーカ検出手段に前記マーカの突出部分を検出させる第
2の制御と、前記検出されたマーカの位置に基づき前記
支持手段を制御して前記背焼き手段を前記ワークに対応
する位置に移動させる第3の制御とを行うようにするこ
とができる。
記ワークの側部付近まで移動させた状態で前記可動ベー
スの端部を移動させることで、前記マーカ検出手段にて
前記マーカの突出部分が検出され、前記検出されたマー
カの位置に基づき前記支持手段が制御されて、前記背焼
き手段が前記ワークに対応する位置に移動せしめられ
る。よって、前記第1の可動台(背焼き手段)に対して
一定の位置関係にあるマーカ検出手段を移動させること
によりマーカを検出して、前記骨材の溶接位置に対する
前記背焼き手段の状態を調整するようにしているので、
前記背焼き手段を前記ワークに対応する位置に精度よく
移動させることが実現される。
態とすると共に前記骨材が搬送方向に対し横向きになる
ようにして搬送する二連の搬送コンベヤで構成される搬
送手段を備え、前記背焼き手段は、前記両搬送コンベヤ
の間に配設されているようにすることが、自動化の点か
らは、有利である。
材がそれに直交するように溶接されてなるワークであっ
ても、前記ワークを搬送しつつ、マーカを利用して前記
各骨材の溶接位置を順次検出して、骨材ごとに背焼きを
行うことが可能となり、主板と骨材との溶接部分に生じ
る溶接歪みが連続的に取り除かれる。
れ前記搬送コンベヤにて搬送されるワークの搬送方向の
先端部を検出する第3のワーク端部検出手段を備え、前
記制御手段は、前記第3のワーク端部検出手段よりの信
号を受け前記ワークの先端部が所定の位置に達したとき
に前記搬送手段を停止させる第4の制御と、前記第4の
制御に続いて前記第1の制御を行った後、前記マーカ検
出手段にて前記マーカの突出部分を検出するまで前記搬
送手段を駆動する第5の制御と、前記第5の制御に続い
て前記搬送手段が停止した状態で前記第2及び第3の制
御を行うようにすることができる。
を移動させることと、マーカ検出手段を移動させること
とを併用することで、効率よく、マーカの位置(骨材の
溶接位置)を精度よく検出して、背焼きを自動的に行う
ことができる。
面に沿って説明する。
成を示す説明図、図2(a)(b)はワークを示す一部
正面図及び平面図である。
ークW(図2参照)を搬送する搬送手段としての二連の
コンベヤである搬入コンベヤ2A及び搬出コンベヤ2B
(例えばチェーンコンベヤ)を備え、それらの間には、
加熱により溶接歪を取り除く背焼き手段3が配設されて
いる。
間隔で、ワークWの位置決めを行う起立位置とワークW
から離れた離隔位置とを選択的にとる複数の基準ストッ
パ4が規則的に設けられている。そして、前記搬入コン
ベヤ2Aの基準側に隣接して、溶接歪取装置1の各種動
作の制御を統括する制御装置5が配設されている。ま
た、前記搬入コンベヤ2Aの反基準側には、前記搬入コ
ンベヤ2Aと平行に搬出コンベヤ2B側まで延びる安全
通路6が設けられている。
ように、水平方向の主板W1と鉛直方向の骨材であるス
ティフナW2とが互いに溶接されてなり、このような構
造のワークWの溶接部分に発生した溶接歪を取り除くた
めに前記背焼き手段3が用いられることになる。
面には、マグネット7を介して、アルミニウム合金製の
マーカ8が着脱可能に設けられている。マーカ8は、断
面L字形状で、主板W1の側縁より一部が突出するよう
に取り付けられており、その突出量は、後述の検出のた
めに、150mm以上突出している必要がある。なお、
本実施の形態におけるワークWは、例えば、船体ブロッ
クの小組立工程において、ブロックを構成する主板W1
であるパネルの表面にスティフナW2が直交するように
溶接されたものであるので、スティフナW2が搬送方向
に対して傾斜している場合は勿論、1つの主板W1に対
しスティフナW2が1つの場合もある。
ように、搬入コンベヤ2Aと搬出コンベヤ2Bとの間に
設けられ、搬入コンベヤ2A側のガイドローラ2aから
搬出コンベヤ2B側のガイドローラ2bに受け渡される
際に、スティフナW2の溶接位置を、主板W1の背面
(下面)側から背焼き手段3にて加熱し、溶接歪を取り
除くように構成されている。前記背焼き手段3は、ワー
ク搬送方向及びそれに対して横方向に移動可能なるよう
に支持されているトーチ台12(第1の可動台)を備
え、該トーチ台12には、一定の間隔を存して設けられ
た2つの加熱バーナ3A,3Aと、それらを旋回してバ
ーナの軌道に対するバーナ間隔を調整するバーナ間隔調
整手段として機能する回転盤11とが搭載されている。
すように、ワークWの側端部を検出するワーク検出セン
サ15が設置され、背焼施工動作の際に、ワーク検出セ
ンサ15によるワーク側端部の検出を利用して、ワーク
側端までトーチ台12が高速にアプローチできるように
構成されている。
第2の可動台としての基準側センサ台14Aおよび反基
準側センサ台14Bが、搬送方向及びそれに対して横方
向に移動可能に設けられ、該両センサ台14A,14B
には、後述の図12及び図13に示すように、前記マー
カ8を検出するマーカ検出センサ13(例えば超ロング
レンジ対応レーザーセンサ)及びワークWの側端部(幅
方向の端部)を検出する第1のワーク端部検出手段であ
るワーク端部検出センサ18(例えば光電スイッチ)が
搭載されている。なお、前記両センサ台14A,14B
は、通常は、ワークWの搬送経路の左右両側の退避点に
位置している。なお、前記ワーク端部検出センサ18
は、検出精度を高めるために、センサ台14A,14B
の移動方向において二層状に設けられている。
焼き手段3は、搬送方向においては一定の位置関係にあ
り、前記センサ台14A,14Bそれぞれに搭載される
マーカ検出センサ13にてマーカ8の位置を検出すれ
ば、それに応じて背焼き手段3の態勢を調整すること
で、加熱バーナ3A(加熱手段)をスティフナW2の溶
接位置に沿って移動させることができるようになってい
る。
前記搬入コンベヤ2A上に搬入されたワークWの主板W
1の板厚、スティフナW2の板厚、スティフナW2の本
数等の各種データが、背焼き条件として入力されるよう
になっている。そして、自動施工を開始すると、自動的
に施工条件が選択されて、主板W1の背面(下面)側か
ら加熱バーナ3Aにて加熱することで背焼きして、溶接
歪が取り除かれるが、その際、前記マーカ検出センサ1
3よりの情報に基づき、前記トーチ台12の移動経路が
調整される。すなわち、前記背焼き手段3は、その端部
位置が搬送方向において調整されて、前記加熱バーナ3
Aを直線移動させれば、前記加熱バーナ3Aがスティフ
ナW2の溶接位置に沿って移動する態勢にされる。それ
と共に、予め設定されているスティフナW2の厚さに応
じて前記加熱バーナ3A,3Aの間隔も調整されるよう
に構成されている。なお、前記加熱バーナ3Aにより加
えられる熱量は一定とされ、前記トーチ台12を移動さ
せる速度を制御することで、主板W1の背面側から加え
る熱量が変更されるように構成されている。
送コンベヤ2A,2Bの駆動も制御するようになってお
り、例えば、搬送方向の所定の位置に配設されワークW
の先端部の通過を検出する第1及び第2のリミットスイ
ッチ16,17(第2のワーク端部検出手段、図1参
照)よりの信号を受け、前記ワークWの先端部が前記背
焼き手段3に対して所定の位置関係になったときに、背
焼き作業のために前記搬入コンベヤ2Aを一旦停止させ
たり、背焼き終了後搬出コンベヤ2Bの所定位置に達し
たときに搬出コンベヤ2Bを停止させたりする制御も行
うようになっている。
について説明する。
段3は、トーチ台12を備え、該トーチ台12上に、2
つの加熱バーナ3A,3Aが設けられた回転盤11を回
転可能に支持している。また、前記トーチ台12は下部
に上側スライダ23を有し、該上側スライダ23が、ワ
ーク搬送方向に対して横方向に延びる可動ベース24上
の上側走行レール25にスライド可能に係合している。
これによって、背焼き手段3(トーチ台12)は、ワー
ク搬送方向に対してほぼ直角方向に移動できるようにな
っている。
を支持する上側フレーム部材24Aと、該上側フレーム
部材24Aを、その両端部において、下側から相対移動
可能に支持する支持プレート部材56A,56Bとを有
し(図9参照)、該支持プレート部材56A,56Bの
両端部付近に下側スライダ26が設けられている。下側
スライダ26は、搬送方向に延びる下側走行レール27
にスライド可能に係合している。また、前記支持プレー
ト部材56A,56Bの中間部には、一端部に雌ねじ部
を有する連結ブラケット58の他端部が回転可能に連結
され、該連結ブラケット58の雌ねじ部(ボールねじナ
ット)が、搬送方向に延びサーボモータ30にて回転駆
動されるボールねじ棒28に螺合している。これによ
り、ボールねじ棒28の回転により、可動ベース24の
各端部は、後述するように上側フレーム部材24Aが連
結シャフト部材53A,53Bを介して支持プレート部
材56A,56Bに連結されているので、ワーク搬送方
向において移動できるようになっており、背焼き手段3
の左右両端部をワーク搬送方向に移動可能に支持する支
持手段が構成される。この可動ベース24の各端部の移
動は、後述するように、左右独立となっている。
は、前記主板W1(ワークW)の裏面と前記背焼き手段
3の加熱バーナ3Aのバーナ先端との上下方向の間隔を
一定に保持する支持ローラ29(高さ調整部材)が回転
可能に設けられている。
ラケット31が突出して設けられ、該モータ支持ブラケ
ット31にて、トーチ台12を移動させるサーボモータ
32が支持されている。すなわち、サーボモータ32に
て回転駆動されるピニオン33が、上側走行レール25
に沿って設けられたラック34と噛み合い、ピニオン3
3が回転することで、トーチ台12が移動するように構
成されている。
は、可動ベース24上に、各種センサが搭載されたセン
サ台14A,14Bが、背焼き手段3(トーチ台12)
と同様に、ワーク搬送方向に対して横方向に移動できる
ようになっている。すなわち、センサ台14A,14B
はスライダ36を有し、該スライダ36が、前記上側走
行レール25と平行に延びる補助レール37にスライド
可能に係合している。センサ台14A,14Bも、トー
チ台12と同様に、モータ支持ブラケット35が突出し
て設けられ、該モータ支持ブラケット35にて、センサ
台14A,14Bを移動させるサーボモータ38が支持
されている。すなわち、サーボモータ38にて回転駆動
されるピニオン39が、補助レール37に沿って設けら
れたラック40と噛み合い、ピニオン39が回転するこ
とで、センサ台14A,14Bが、加熱バーナ3Aの移
動方向と平行に移動するように構成されている。
ように、2つの加熱バーナ3A,3A(加熱手段)の回
転盤11への取り付けは、保持ブラケット42によって
なされている。なお、48,49はケーブルベア、50
はケーブルベアブラケットである。
6に示すように、前記回転盤11に設けられた扇形状の
歯車43に、前記トーチ台12に取付けられているサー
ボモータ44にて回転されるピニオン45が噛み合うこ
とで前記回転盤11が回転されるように構成され、その
回転による加熱バーナ3Aの旋回により、前記スティフ
ナW2の板厚に応じて前記加熱バーナ3Aの移動経路に
対する加熱バーナ3Aの間隔を調整できるようになって
いる。また、前記背焼き手段3は、図7に示すように、
さらに、加熱バーナ3Aに着火するためのパイロットバ
ーナ3Cと、前記加熱バーナ3Aのフレーム状態を検出
するフレームセンサ3Dとを有し、それらが支持ブラケ
ット46,47によって回転盤11に支持されている。
部材24Aは、図8及び図9に示すように、搬送方向の
前後に位置するフレーム部材51の両端部が、上側にお
いて、連結部材52にて連結されてなる。前記両連結部
材52には、鉛直方向に延びる連結シャフト部材53
A,53Bの上端部が係止部材54にて係止されてい
る。前記連結シャフト部材53A,53Bの下端部は、
それぞれ、筒状のスペーサ部材55内を貫通して、支持
プレート部材56A,56Bに連結されている。前記ス
ペーサ部材55の下端部と支持プレート部材56A,5
6Bとの間には、オイレスワッシャ57が設けられてい
る。前記一方の支持プレート部材56Aには、搬送方向
に対する横方向(いわゆる背焼き方向)に延びる長孔5
6aが形成され、該長孔56aに連結シャフト部材53
Aの下端部が背焼き方向に移動可能に連結されている。
一方、前記他方の支持プレート部材56Bには、連結シ
ャフト部材53Bの下端部が回転可能に連結されてい
る。そして、トーチ台12を支持する上側フレーム部材
24Aは、連結シャフト部材53A,53Bを介して支
持プレート部材56A,56Bに連結されると共に、前
記支持プレート部材56A,56B上に移動可能に載っ
ている状態(いわゆるフローティング状態)とされてい
る。よって、搬送方向において連結部材52の位置が相
対的にずれても、そのずれは前記連結シャフト部材53
A,53Bが、前記長孔56aに沿って背焼き方向にお
いてのみ位置がずれることで吸収される。なお、このよ
うに吸収できるのは、背焼き方向においては精度が要求
されず、スティフナW2(骨材)の板厚方向においてず
れがなければ、加熱バーナ3Aの移動経路の精度は確保
されるからである。
れ、図10〜図13に示すように、センサブラケット6
1,62,63を介して、マーカ8の位置を検出するマ
ーカ検出センサ13、ワークWの幅方向の側端部を検出
するワーク端部検出センサ18(例えば光電スイッチ)
及び切欠き検出センサ66が外側から順に設けられてい
る。よって、センサ台14A,14Bでは、各センサ1
3,18,66が対称位置に配置されている。前述した
ように、サーボモータ38によって、搬送方向に対して
ほぼ直角方向に移動可能となっている。
ワーク側端部が検出されると、図14(a)に示すよう
に、まず、搬入コンベヤ2Aが停止される。それから、
センサ台14A,14Bがサーボモータ38の駆動によ
りワークW側にアプローチせしめられ、ワーク端部検出
センサ18によってワークWの計測が行われ、ワークW
の幅方向端部が検出されると、センサ台14A,14B
が停止して、搬入コンベヤ2Aが再び前進駆動される。
それから、マーカ検出センサ13によってマーカ8の通
過が確認されると、図14(b)に示すように、搬入コ
ンベヤ2Aが停止される。このとき、搬入コンベヤ2A
は直ちに停止することができないので、マーカ8は、セ
ンサ台14A,14Bより搬送方向下流側に若干移動し
た後、停止することになる。
するためにボールねじ棒28が回転して、図14(c)
に示すように、背焼き手段3(可動ベース24)の左右
両端部とも、搬送方向下流側に移動する。マーカ8を検
出した後、ボールねじ棒28の回転が停止し、移動を停
止して、センサ台14A,14Bは退避位置に後退す
る。このとき、スティフナW2の溶接位置が搬送方向に
対して傾斜していると、背焼き手段3の左右端部も搬送
方向においてずれるが、このずれは前述したように、支
持プレート部材56Aの長孔56aにより吸収され、加
熱バーナ3Aの移動経路に関して左右方向にはずれが生
じない。
バーナ3Aとは一定の位置関係にあるので、検出された
スティフナW2の溶接位置に基づき、図14(d)に示
すように、スティフナW2の中心位置まで背焼き手段3
の加熱バーナ3A,3Aの中心位置をオフセットさせ、
背焼きが開始されることになる。ここで、例えば搬送方
向に対して5°程度の傾斜であれば、検出することがで
きる。
て説明する。なお、前記溶接歪取装置1の一連の動作
は、制御装置5によって制御されることで実行される。
5に示されるが、その動作に先立って、準備作業とし
て、搬入コンベヤ2A上に、クレーン(図示せず)にて
ワークWを搬入する際に、基準ストッパ4を起立動作さ
せ、この基準ストッパ4に沿ってワークWを配置し、位
置決めする。それから、スティフナW2の左右両側部に
マーカ8を一部が突出するように着脱可能に取付けると
共に、ワークWの主板W1の板厚、スティフナW2の板
厚及び本数を、作業者が事前に制御装置5に入力する。
ここで、主板W1及びスティフナW2の板厚を入力する
のは、板厚によって溶接歪(変形量)が変化するからで
あり(すなわち厚いほど変形が少ない)、それに応じて
加熱バーナ3Aの移動速度を制御し、加える熱量を調整
するためである。なお、矩形以外のワークについては、
位置決めのために、ワーク端が直線状である側を、基準
ストッパ4側に配置する必要がある。また、ワークの形
状によっては、マーカ8をスティフナW2の左右いずれ
か一方にのみ設けるようにしてもよい。
5に示すように、まず、搬入コンベヤ2Aにて搬送され
るワークWの先端部が背焼きを行う所定位置に達したこ
とを検出するワーク検出動作を行い(ステップS1)、
それから、加熱バーナ3Aが移動する背焼き位置(主板
W1にスティフナW2が溶接されている位置)を特定す
るためにスティフナ検出動作を行い(ステップS2)、
背焼き位置が決定されると、それに合わせて背焼き手段
3の態勢及び加熱バーナ3Aの間隔を調整した後、加熱
バーナ3AをスティフナW2の溶接位置に沿って移動さ
せて主板W1の背面(下面)側から、スティフナW2の
溶接位置の両側を背焼きする背焼施工動作を行い(ステ
ップS3)、このスティフナ検出動作及び背焼動作を全
スティフナW2について繰り返し、全スティフナW2に
ついての施工が完了したか否かを判定し(ステップS
4)、全スティフナW2についての施工が完了すると、
搬出コンベヤ2Bにてワーク搬出動作を行い(ステップ
S5)、施工を完了する。
要な動作(ワーク検出動作、スティフナ検出動作、背焼
施工動作及びワーク搬出動作)を有している。
(h)を参照しつつ、図17〜図19に沿って説明す
る。ーワーク検出動作ー図17に示すように、準備が完
了すると、まず、搬入コンベヤ2Aの動作前に、基準ス
トッパ4を作動させて倒伏位置として(図16(a)参
照)、主板W1との接触を解除したOFF状態とする
(ステップS11)。
タートスイッチ(図示せず)をONすると、搬入コンベ
ヤ2Aが前進動作を開始し(ステップS12)、搬入コ
ンベヤ2Aの先端(末端)付近に配設された第1のリミ
ットスイッチ16(図1参照)によりワークWの長手方
向の先端部を検出することで、該ワークWの長手方向の
先端部が背焼き手段3に対し所定の位置に達したか否か
が判定される(ステップS13)。そして、前記ワーク
Wの長手方向の先端部が所定の位置に達するまで、搬入
コンベヤ2Aが前進動作を継続する。
ると(図16(b)参照)、それを第1のリミットスイ
ッチ16が検出した後、一定時間経過後搬入コンベヤ2
Aの駆動が停止され(ステップS14、第4の制御)、
ワーク検出動作を完了し、図18に示すスティフナ検出
動作に移行する。 ースティフナ検出動作ー このようにして、ワークWの先端部が検出されると、ス
ティフナW2の溶接位置と背焼き手段3(加熱バーナ3
Aの移動経路)との相対位置を取得するために、図18
に示すように、基準側及び反基準側センサ台14A,1
4Bが、搬入コンベヤ2Aが停止した状態で、ワークW
に対するアプローチを開始する(ステップS21)。す
なわち、サーボモータ38を駆動して前記両センサ台1
4A,14Bを常時追従動作させながら、それらに搭載
されているワーク端部検出センサ18にてワークWの側
端部が検出されるまで、ワークWに対するアプローチが
継続される(ステップS22、第1の制御)。このワー
ク端部検出センサ18にてワークWの側端部が検出され
た状態では、それと一緒にセンサ台14A,14Bに搭
載されているマーカ検出センサ13も、ワークWの側端
部付近に位置することになるので、マーカ検出センサ1
3は、マーカ8を検出可能な位置、すなわちマーカ8が
通過する経路の下方位置まで移動せしめられることにな
る。
と、搬入コンベヤ2Aをさらに前進させる(ステップS
23)。これによって、マーカ検出センサ13を移動さ
せることなく、搬入コンベヤ2Aの前進駆動だけで、前
記マーカ検出センサ13にてスティフナW2に取り付け
られたマーカ8の有無の検出が行われ(ステップS2
4、第5の制御)、マーカ8が検出されると、搬入コン
ベヤ2Aが停止される(ステップS25)。すなわち、
左右のマーカ8の位置を検出する第1段階として、搬入
コンベヤ2Aの駆動によりワークWを移動させること
で、マーカ検出センサ13によるマーカ8の検出が行わ
れる。このとき、搬入コンベヤ2Aは直ちに停止しない
ので、マーカ8は、前記センサ台14A,14Bよりも
搬送方向下流側に位置するようになる(図16(c)参
照)。
ーカ8を利用して、より精度よくスティフナW2の溶接
位置を検出するために、サドル移動モータである左右の
サーボモータ30を駆動してセンサ台14A,14Bの
みを搬送方向下流側に移動させる(サドル送り)ことで
(ステップS26)、もう一度マーカ8の位置を検出す
る(ステップS27)。このとき、両センサ台14A,
14Bは、制御装置5によって、それぞれ独立に移動制
御されてスティフナW2の位置が検出されるので、ステ
ィフナW2が搬送方向に対して傾斜し左右のマーカ8が
搬送方向においてずれていても、正確に検出される。
で、サドル送りが継続され(ステップS26、第2の制
御)、マーカ8の位置(スティフナ位置)が検出される
と、サドル送りが停止され(ステップS28)、マーカ
8の検出に基づくスティフナ検出動作が完了し、図19
に示す背焼施工動作に移行する。 ー背焼施工動作ー。
に備えて、両センサ台14A,14Bが退避される(ス
テップS31)。前記センサ台14A,14Bの移動経
路とトーチ台12(加熱バーナ3A)の移動経路との間
に一定のずれ(オフセット量)があるので、それを考慮
して、前記スティフナ検出動作によって得られたスティ
フナW2の溶接位置から狙い位置の位置決めが行われ
(ステップS32、第3の制御)、サーボモータ30の
駆動にて背焼き手段3の両端部位置が搬送方向に移動さ
れて位置調整がなされ(図16(d)参照)、予め設定
された背焼き条件から2つの加熱バーナ3A,3Aのバ
ーナ間隔(いわゆるトーチ間隔)も調整される(ステッ
プS33)。これによって、背焼き手段3が、スティフ
ナW2の溶接位置に対応する状態にされる。
始され(ステップS34)、トーチ台12の前方に設置
されたワーク検出センサ15を利用して、ワーク側端部
の検出が開始され(ステップS35)、サーボモータ3
2の駆動により、ワーク側端までトーチ台12が高速に
アプローチする。ワーク側端部が検出されると、パイロ
ットバーナ3C(図7参照)が着火され、メインバーナ
である加熱バーナ3Aに着火される(ステップS3
6)。ここで、加熱バーナ3Aに確実に着火するため
に、まず、LNGガスを噴射し、少し遅れて高圧酸素が
噴射される。
タ32の駆動により、予め設定された施工速度によって
定速で、他のワーク側端部までのトーチ台送り(図16
(e)参照)が開始される(ステップS37)。ワーク
Wがなくなるまでトーチ台送りが継続され、ワーク検出
センサ15にてワークWが検出されなくなり(ステップ
S38)、スティフナW2の終端部になると、加熱バー
ナ3Aが消火され(ステップS39)、トーチ台12が
退避点に高速復帰され(ステップS40、図16(f)
参照)、そのような動作がすべてのスティフナW2に対
して繰り返され(図16(g)参照)、背焼施工動作が
完了し、ワーク搬出動作に移行する。 ーワーク搬出動作ー ワーク搬出動作は、施工対象としたすべてのスティフナ
W2に対し、背焼施工動作を実施すると、搬出コンベヤ
2Bの先端までワークWを搬送する動作である。ワーク
の搬送は、搬出コンベヤ2Bの先端に設置された第2の
リミットスイッチ17(図1参照)がONすることによ
って、搬出コンベヤ2Bが停止して、終了する(図16
(h)参照)。
おける背焼き戻り量を確認するために行った試験につい
て説明する。 (試験方法)加熱部分前後の歪量(いわゆるやせ馬量)
を5点ずつ測定し、歪量を比較して戻り量を評価する (1)適用板厚:10mm (2)先行溶接:グラビテイ溶接 (3)測定方法:スティフナW2が主板W1の上につい
ているワークWをコンベヤに載せた状態で測定を行う
(図20(a)参照)。
を、両側のスティフナW2間に支持部材101を架け渡
し、ダイヤルゲージ102を用いて計測する。
主板の幅方向に5箇所ずつ計測する。計測ポイントを
〜で表示する。ここで、L4はスティフナ間隔、L5
は計測間隔、L6は主板W1の幅である。 (背焼き条件)ワークの形状及び背焼き条件は次の表1
に示すとおりである。
すなわち、ワーク1及びワーク2のいずれにおいても、
幅方向においてほぼ一様に戻されている。つまり、いず
れワークの場合も、図21(a)に示すように、背焼き
前の歪量は幅方向のいずれの位置においても3mm前後
であったのが、背焼きにより図21(b)に示すように
幅方向のいずれの位置においても2〜3mm程度戻さ
れ、背焼き後の歪量がほとんどなくなるようになること
が分かる。
(b)に示すように、背焼きによる戻り量が異なってい
るが、これは加熱バーナの移動速度が異なっているから
であり(ワーク1:バーナ移動速度800mm/min、ワー
ク2:バーナ移動速度700mm/min)、加熱バーナによ
る加熱量は一定としているので、バーナ移動速度を速く
すれば加熱量が多くなり、遅くすれば加熱量が少なくな
る。よって、バーナ移動速度を制御することで、主板の
背面側から加える熱量を変化させて、背焼きによる戻り
量を制御できることが分かる。
り量を調べるために行った試験について説明する。 (試験方法)図22(a)(b)に示すように、2つの
加熱バーナ3Aの中心にワークWのスティフナW2が位
置する場合を位置ずれ量が0として、位置ずれ量L11
を変化させて、右側部分(スティフナW2の中心から右
側に+80mmの部分)の歪量を測定した。なお、主板W
1の板厚が8mmであるワーク1の場合はバーナ移動速
度を850mm/minとし、主板W1の板厚が10mmである
ワーク2の場合はバーナ移動速度を800mm/minとし
た。 (試験結果)図23(主板の板厚:10mm、バーナ移動
速度:800mm/min)に示すとおりである。ここで、左
側の縦軸の角度はスティフナが溶接されている部分の歪
みによる傾斜角度で、右側の縦軸の背焼き後の歪量はス
ティフナの中心から80mm離れた部分の背焼き後の歪量
である。
置が、スティフナの中心位置を基準として、ずれる量が
大きくなるほど、背焼きによる戻し効果が少なく、背焼
き後の歪量が大きくなっていることが分かる。よって、
主板にスティフナが溶接されている位置を検出して、前
記スティフナの板厚に応じて2つの加熱バーナの間隔を
調整するなどして、加熱バーナを移動させて加熱する位
置(背焼き位置)を適切に制御することにより、背焼き
による戻し効果を大きくして、背焼き後の歪量を小さく
することができる。
され、以下に述べるような効果を奏する。
が溶接されている位置を検出し、前記骨材の板厚に応じ
て2つの加熱手段の間隔を調整した後、前記骨材の溶接
位置に沿って前記両加熱手段を移動させつつ、前記骨材
の溶接位置の両側を、前記主板の背面側から加熱するよ
うにしているので、溶接トーチをウィービングする従来
の場合とは異なり、主板に対する骨材の溶接位置(溶接
部分)の両側を加熱手段にて背面側から的確に加熱する
ことで、必要な熱量を適切な位置に入力できるようにな
り、冷却水の急冷作用を用いずとも、施工箇所全体に亘
って溶接歪みを均一に戻することができる。よって、取
扱いに不便な冷却水を用いる必要がなくなるので、主板
の背面が上側になるように反転しなくても、背焼きする
ことが可能となり、骨材の形状にかかわらず、無理なく
背焼きを実現できる。
記加熱手段を移動させる際に、前記加熱手段の移動速度
を制御するようにすれば、主板の背面側から加える熱量
を簡単に調整することができる。
る位置の検出は、前記骨材の側面に、マーカを、その一
部が前記骨材の側縁より側方に突出するように取付け、
前記マーカの突出部分を検出することにより行うように
すれば、骨材に設けられているマーカの突出部分を検出
することにより、前記主板に前記骨材が溶接されている
位置を簡単に検出することができる。
骨材の左右側部に前記マーカを取付けることにより行う
ようにすれば、主板に対する骨材の溶接位置が、規則的
でなく、例えば特定方向に対し傾斜していても精度よく
検出することができ、その骨材の溶接位置に、加熱手段
の移動経路(軌道)を合わせることが可能となる。
熱手段を回転盤の回転中心回りに旋回し、加熱手段の移
動経路に対する前記加熱手段の間隔を調整するようにし
ているので、前記加熱手段の間隔を、骨材の肉厚に応じ
て、骨材の溶接位置の両側を的確に加熱する間隔に簡単
に調整することができる。
の位置をマーカによって教示させ、マーカ検出手段にて
マーカの突出部分を検出するようにしているので、主板
に骨材が溶接されている位置を簡単に検出することがで
きる。支持手段によって背焼き手段の端部位置を調整し
て、第1の可動台が前記骨材の溶接位置に対応する軌道
に沿って移動するようにしているので、背焼きを必要と
する部分に対する背焼きを実現して、溶接歪を取り除く
ことができる。このように、マーカを利用することで、
骨材の溶接位置が正確に検出されるので、主板の背面が
上側になるように反転しなくても、背焼きすることが可
能となり、従来必要とされていた反転作業が不要とな
り、作業時間が短縮され、作業効率が向上する。
に、ワークの側端部を検出する第1のワーク端部検出手
段を設けるようにすれば、第1の可動台を背焼き開始点
に速やかに移動させることができると共に、背焼き終了
後、それを検出して速やかに退避点に戻すことが可能と
なり、第1の可動台の移動を効率よく制御できるように
なる。
石を介して着脱可能に取付けられるようにすれば、マー
カの骨材への取付けを簡単に行うことができ、また、マ
ーカを再利用することも可能となる。
転することで、両加熱手段を旋回させて骨材に直交する
方向の加熱手段の間隔を変更できるようにすれば、骨材
の板厚に応じて前記間隔を調整することができ、骨材の
板厚に応じて最適の位置を背焼きすることが可能とな
る。
し、前記回転盤の、前記加熱バーナ部の両側に、前記主
板の背面と前記加熱バーナ部のバーナ先端との上下方向
の間隔を一定に保持する高さ調整部材を設けるようにす
れば、加熱バーナ部にて背焼きする部分の両側を高さ調
整部材にて支持し、主板の背面と加熱バーナ部のバーナ
先端との上下方向の間隔を一定に保持し、骨材の溶接位
置に沿ってむらなく背焼きすることができる。
ーカ検出手段を、前記加熱手段の移動方向と平行に移動
可能である第2の可動台上に支持すれば、前記第2の可
動台を、前記第2のワーク端部検出手段よりの信号に基
づき、前記ワークの側部付近まで移動させることで、マ
ーカ検出手段をワークの側部近くまで無理なく移動させ
ることができるようになり、マーカの突出部分の長さを
長くする必要がなくなる。従って、マーカ自体の長さを
短くすることが可能となる。
能である可動ベースを有し、該可動ベース上に、前記第
1及び第2の可動台を支持するようにすれば、前記第2
の可動台を前記ワークの側部付近まで移動させた状態で
前記可動ベースの端部を移動させることで、前記マーカ
検出手段にて前記マーカの突出部分を検出し、前記検出
されたマーカの位置に基づき、前記背焼き手段を前記ワ
ークに対応する位置に移動させ、前記骨材の溶接位置に
対する前記背焼き手段の状態を調整できるようになる。
よって、前記背焼き手段を前記ワークに対応する位置に
精度よく移動させることを実現できる。
態とすると共に前記骨材が搬送方向に対し横向きになる
ようにして搬送する二連の搬送コンベヤで構成される搬
送手段を備え、前記背焼き手段は、前記両搬送コンベヤ
の間に配設されているようにすれば、自動化の点で有利
となり、主板の表面に複数の骨材がそれに直交するよう
に溶接されてなるワークであっても、前記ワークを搬送
しつつ、マーカを利用して前記各骨材の溶接位置を順次
検出して、骨材ごとに背焼きを行うことが可能となり、
主板と骨材との溶接部分に生じる溶接歪みを連続的に取
り除くことができる。
で、搬送手段によりワークを移動させることと、ワーク
を静止させた状態でマーカ検出手段を移動させることと
を併用するようにすれば、効率よく、マーカの位置(骨
材の溶接位置)を検出して、背焼きを自動的に行うこと
ができる。よって、ワークをセットし、背焼き条件を入
力すれば、後の施工は無監視で施工可能となり、省人化
を達成できる。
である。
ワークを示す一部正面図及び平面図である。
搬出コンベヤとの関係を示す図である。
ある。
びフレームセンサの関係を示す図である。
る。
る。
作の説明図である。
を示す図である。
歪取装置の動作を示す図である。
の流れを示す図である。
動作の流れを示す図である。
流れを示す図である。
の説明図である。
き後の歪量についての試験の説明図である。
段) 16 第1のリミットスイッチ(第3のワーク端部検
出手段) 18 ワーク端部検出センサ(第2のワーク端部検出
手段) 24 可動ベース 28 ボールねじ棒 30 サーボモータ 32 サーボモータ 38 サーボモータ 43 歯車 44 サーボモータ 45 ピニオン
Claims (14)
- 【請求項1】 主板の表面に骨材がそれに直交するよう
に溶接されてなるワークの溶接歪を、2つの加熱手段で
加熱することにより取り除く溶接歪取方法であって、 前記主板に前記骨材が溶接されている位置を検出し、前
記骨材の板厚に応じて前記2つの加熱手段の間隔を調整
した後、前記骨材の溶接位置に沿って前記2つの加熱手
段を移動させつつ、前記骨材の溶接位置の両側を、前記
主板の背面側から加熱することを特徴とする溶接歪取方
法。 - 【請求項2】 前記骨材の溶接位置に沿って前記2つの
加熱手段を移動させる際に、前記2つの加熱手段の移動
速度を制御することにより、加熱量を調整する請求項1
記載の溶接歪取方法。 - 【請求項3】 前記主板に前記骨材が溶接されている位
置の検出は、前記骨材の側面に、マーカを、その一部が
前記骨材の側縁より側方に突出するように取付け、前記
マーカの突出部分を検出することにより行う請求項1又
は2記載の溶接歪取方法。 - 【請求項4】 前記骨材の溶接位置の検出は、前記骨材
の左右側部に前記マーカを取付けることにより行う請求
項3記載の溶接歪取方法。 - 【請求項5】 前記2つの加熱手段は、回転可能に支持
されている回転盤に取付けられ、該回転盤を回転するこ
とにより前記2つの加熱手段を旋回させ、前記加熱手段
の移動経路に対する前記両加熱手段の間隔調整を行う請
求項1〜4のいずれかに記載の溶接歪取方法。 - 【請求項6】 主板の表面に骨材がそれに直交するよう
に溶接されてなるワークの溶接歪を、加熱することによ
り取り除く溶接歪取装置であって、 前記骨材に前記骨材の側縁より側方に一部が突出するよ
うに取付けられるマーカと、 2つの加熱手段が一定間隔を存して第1の可動台上に設
けられ、該第1の可動台を直線的に移動し、前記主板の
背面側から加熱する背焼き手段と、 該背焼き手段の左右両端部を、ワーク搬送方向に移動可
能に支持する支持手段と、 前記背焼き手段の上流側に配設され前記マーカの突出部
分を検出するマーカ検出手段と、 前記マーカ検出手段よりの信号を受け、前記マーカの突
出部分に基づいて前記骨材の溶接位置を検出し、前記骨
材の溶接位置に基づいて前記支持手段を駆動制御して、
前記背焼き手段を、前記骨材の溶接位置に対応する位置
に移動させる制御手段とを備えることを特徴とする溶接
歪取装置。 - 【請求項7】 前記第1の可動台の上には、さらに、ワ
ークの側端部を検出する第1のワーク端部検出手段が設
けられている請求項6記載の溶接歪取装置。 - 【請求項8】 前記マーカは、前記骨材の側面に磁石を
介して着脱可能に取付けられる請求項6又は7記載の溶
接歪取装置。 - 【請求項9】 前記第1の可動台上には、前記2つの加
熱手段を支持し鉛直軸回りに回転可能である回転盤と、
該回転盤に連係され前記回転盤を回転する回転手段とが
設けられ、 前記制御手段は、前記回転手段を制御して、前記骨材の
板厚に応じて前記回転盤を回転させる請求項6〜8のい
ずれかに記載の溶接歪取装置。 - 【請求項10】 前記2つの加熱手段は、2つの加熱バ
ーナ部であり、 さらに、前記回転盤は、前記両加熱バーナ部の両側に設
けられ、前記主板の背面と前記加熱バーナ部のバーナ先
端との上下方向の間隔を一定に保持する高さ調整部材を
備える請求項6〜9のいずれかに記載の溶接歪取装置。 - 【請求項11】 さらに、前記ワークの側端部を検出す
る第2のワーク端部検出手段を備え、 該第2のワーク端部検出手段及び前記マーカ検出手段
が、前記背焼き手段の両加熱手段の移動方向と平行に移
動可能である第2の可動台に支持されており、 前記制御手段は、前記第2の可動台を、前記第2のワー
ク端部検出手段よりの信号に基づき、前記ワークの側部
付近まで移動させる第1の制御を行う請求項6〜10の
いずれかに記載の溶接歪取装置。 - 【請求項12】 前記支持手段は、端部が搬送方向に移
動可能である可動ベースを有し、該可動ベース上に、前
記第1及び第2の可動台が支持されており、 前記制御手段は、前記第2の可動台を前記ワークの側部
付近まで移動させた状態で前記可動ベースの端部を移動
させて、前記マーカ検出手段に前記マーカの突出部分を
検出させる第2の制御と、前記検出されたマーカの位置
に基づき前記支持手段を制御して前記背焼き手段を前記
ワークに対応する位置に移動させる第3の制御とを行う
請求項11記載の溶接歪取装置。 - 【請求項13】 さらに、前記ワークを、前記主板を水
平状態とすると共に前記骨材が搬送方向に対し横向きに
なるようにして搬送する二連の搬送コンベヤで構成され
る搬送手段を備え、 前記背焼き手段は、前記両搬送コンベヤの間に配設され
ている請求項6〜12のいずれかに記載の溶接歪装置。 - 【請求項14】 さらに、前記背焼き手段の上流側に設
けられ前記搬送コンベヤにて搬送されるワークの搬送方
向の先端部を検出する第3のワーク端部検出手段を備
え、 前記制御手段は、前記第3のワーク端部検出手段よりの
信号を受け前記ワークの先端部が所定の位置に達したと
きに前記搬送手段を停止させる第4の制御と、前記第4
の制御に続いて前記第1の制御を行った後、前記マーカ
検出手段にて前記マーカの突出部分を検出するまで前記
搬送手段を駆動する第5の制御と、前記第5の制御に続
いて前記搬送手段が停止した状態で前記第2及び第3の
制御を行う請求項13記載の溶接歪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017206A JP3390716B2 (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 溶接歪取方法及び溶接歪取装置 |
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---|---|---|---|
JP2000017206A JP3390716B2 (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 溶接歪取方法及び溶接歪取装置 |
Publications (2)
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