JP2001204449A - 干柿用乾燥機 - Google Patents

干柿用乾燥機

Info

Publication number
JP2001204449A
JP2001204449A JP2000019085A JP2000019085A JP2001204449A JP 2001204449 A JP2001204449 A JP 2001204449A JP 2000019085 A JP2000019085 A JP 2000019085A JP 2000019085 A JP2000019085 A JP 2000019085A JP 2001204449 A JP2001204449 A JP 2001204449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
persimmon
dried
persimmons
dryer
dried persimmon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000019085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Ogawa
泰 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000019085A priority Critical patent/JP2001204449A/ja
Publication of JP2001204449A publication Critical patent/JP2001204449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、効率良く干柿を乾燥して甘味のあ
る状態に製造できることは勿論、該干柿の乾燥中におい
ても表皮に黴が付着することのない干柿用乾燥機を提供
することにある。 【解決手段】 箱形に組まれた枠体2を開閉自在な熱線
反射シート4により覆って形成した収容部1内に、複数
の生柿を吊るした竿体14を無端ベルト12によって周
回する干柿吊部5を設置するとともに、底部には前記生
柿を乾燥して干柿6を製造するための遠赤外線ヒーター
7を備える干柿用乾燥機において、前記収容部1内に室
温を感知する温度センサー9を取付けるとともに、該温
度センサー9により作動と停止を制御される換気手段8
を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、干柿を製造する際
に、皮を剥いた生柿を乾燥させるために使用する干柿用
乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】干柿用乾燥機は、皮の剥かれた生柿を短
時間で乾燥することが可能であり、例えば、本発明者に
よる特公平7−97961号公報や、特開平9−299
020号公報に示される干柿用乾燥機は、箱形の収容部
内に遠赤外線ヒーターとマイクロ波発振装置とを内蔵
し、さらに、収容部内で皮を剥いた生柿を吊り下げた竿
体を周回しながら、この生柿に前記ヒーターの温風とマ
イクロ波とを付与し、各生柿の乾燥状態が平均するよう
に構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
イクロ波は人体に悪影響を及ぼすものと懸念され、これ
により前記収容部内は、マイクロ波の外部への漏れを防
止するためにマイクロ波発振装置の起動中は密閉する必
要性があった。このことから、収容部内は空気の流れが
皆無となって生柿から発された水分が充満し、さらに、
遠赤外線ヒーターの温熱が相俟って干柿の表面に黴が生
え易くなるから、多湿状態を解消するために除湿器など
を設置して懸命に対処していたが、前記収容部内を常時
干柿の製造に適した室温と湿度状態に保つことが容易で
はなく、かえって収容部内が過乾燥状態になることで、
干柿の脱渋が不十分となり製造後の製品の品質悪化を招
くことがあり、収容部内を干柿製造にとって適切な状態
に保つことが困難であるという問題点があった。
【0004】本発明は、効率良く干柿を乾燥して甘味の
ある状態に製造できることは勿論、干柿の乾燥中におい
ても表皮に黴が付着することのない干柿用乾燥機を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、箱形に組まれ
た枠体を開閉自在な熱線反射シートにより覆って形成し
た収容部内に、複数の生柿を吊るした竿体を無端ベルト
によって周回する干柿吊部を設置するとともに、底部に
は前記生柿を乾燥して干柿を製造するための遠赤外線ヒ
ーターを備える干柿用乾燥機において、前記収容部内に
室温を感知する温度センサーを取付けるとともに、該温
度センサーにより作動と停止を制御される換気手段を備
えたことを特徴とする。
【0006】ここで、換気手段とは、収容部内の空気を
外部の空気と入れ替えることができればよく、例えば、
換気ファンや、あるいは送風機などが挙げられる。ま
た、温度センサーが感知する収容部内の室温は、黴が繁
殖しやすい30〜40℃の範囲内であることが望まし
く、室温が29℃以下で感知すると、生柿の乾燥が不十
分なまま換気手段により収容部内の換気が行われるか
ら、製造された干柿からの脱渋が不十分となるためであ
る。
【0007】このように形成すると、生柿を乾燥する際
に発せられた水蒸気が収容部内に充満し、さらに、該収
容部内が遠赤外線ヒーターの熱によって黴の繁殖しやす
い室温に上昇しても、温度センサーの感知により換気手
段が作動し、収容部内の空気と外気とを強制的に入れ替
え、且つ該収容部内の空気に流れを形成することが可能
となるから、製造された干柿の表面に黴が付着すること
がなく、さらに、換気手段により収容部内の室温が低下
しても、前記温度センサーが再び感知して換気手段が停
止し、適度状態を維持するので、干柿の乾燥が十分に行
われることとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の干柿用乾燥機の一
実施形態を図1と図2に基づいて説明する。符号1は干
柿の収容部であり、該収容部1は、複数のステンレス製
フレームにより箱状をなす枠体2に組まれ、さらに、該
枠体2の底部には底板3を設置してあるとともに、前記
枠体2の外面側全体を熱線反射シート4で覆ったもので
ある。また、符号5は、干柿6を収容部1内に吊るすた
めの干柿吊部であり、吊り下げた干柿6を収容部1内の
上下に繰り返し回転する機構を有している。さらに、符
号7に示される遠赤外線温風ヒーターは、前記収容部1
内の底板3上に設置してあり、前記干柿吊部5に向けて
遠赤外線を放射しながら温風を吹きつけ、干柿6の乾燥
を行うものである。そして、符号8に示す換気ファン
は、収容部1の上方位置に設置してあり、温度センサー
9の制御により回転と停止とを収容部1内の室温の変化
により繰り返すものである。
【0009】また、換気ファン8の回転ならびに停止を
制御する温度センサー9の制御手順については、図2に
示すように、上記遠赤外線温風ヒーター7を作動して生
柿(図示省略)の乾燥を行い、乾燥時間の経過とともに
収容部1内の室温が約35℃まで上昇した際に、上記温
度センサー9が感知して換気ファン8に命令を送り、該
換気ファン8の起動スイッチがONとなって回転し始め
ることとなる。そして、前記換気ファン8の回転により
収容部1内の空気が次第に外気と入れ替えられるととも
に、収容部1内の室温が徐々に低下し、室温が29℃ま
で下がった際に、再び、前記温度センサー9が感知して
起動中の換気ファン8に命令を送り、該換気ファン8の
起動スイッチがOFFとなって換気ファン8の回転を停
止する。
【0010】上記のように、温度センサー9の感知によ
って換気ファン8の回転と停止とを制御することによ
り、遠赤外線温風ヒーター7の乾燥により蒸発した生柿
中の水分が、収容部1内に充満したままの状態が解消さ
れ、さらには、収容部内に空気の流れを形成するので、
前記干柿6表皮での黴の繁殖が防がれるとともに、室温
が29℃以下に低下しないから、乾燥時に干柿6の脱渋
が十分に行われ、甘味の強い豊潤な干柿が安定して製造
される。
【0011】前記熱線反射シート4は、枠体2に被せて
収容部1を形成した際に、内面側の全面に亘り銀色を呈
する熱線反射被膜処理が施されており、このことから、
遠赤外線温風ヒーター7から放射された遠赤外線が、収
容部1内の空間全体に均一に反射し、吊るされた全ての
干柿6を一層平均的に乾燥することが可能となる。ま
た、収容部1は、熱線反射シート4で枠体2を覆った場
合でも、収容部1の正面側と裏面側とを覆っている箇所
の左右端縁をファスナー式に分断することができ、さら
に、分断した熱線反射シート4の部位を上方側に捲り上
げ、マジックテープ等によって容易に捲り上げた状態で
保持しておけるから、乾燥が終了した際の収容部1内の
干柿6の取出しや、万一の干柿用乾燥機のトラブル発生
に際しても、迅速且つ簡単に対応することが可能であ
る。
【0012】さらに、前記干柿吊部5を収容部1内で回
動する機構に形成してあるのは、収容部1内の上下で
は、室温ならびに湿度に相違があることから、前記熱線
反射シート4の設置に加えて、干柿6自身も収容部1内
で上下に繰り返し移動させる必要がある。そして、前記
干柿吊部5は、前記収容部1内の略中央に設けてあり、
この干柿吊部5の構成は、収容部1内の縦横に方形をな
すように4本の軸部10を平行配置し、前記各軸部10
の長手方向の両端部にそれぞれスプロケット11を備え
るとともに、各スプロケット11間にそれぞれ無端ベル
ト12を架け渡し、該無端ベルト12に無数の干柿6を
吊縄13を介して吊り下げた竿体14を取り付け、前記
無端ベルト12を減速機付きの駆動モータ15で緩やか
なスピードで周回するものである。
【0013】上記換気ファン8を起動あるいは停止する
収容部1内の室温は、当然ながら上述の実施形態の室温
に限定するものではないが、換気ファン8が起動する室
温と停止する室温とを、上記実施形態のように相違させ
ることが望ましく、これは、換気ファン8の起動時間を
長くして収容部1内の除湿効果を一層向上させるためで
ある。また、前記収容部1の底部にキャスター16を備
えれば、干柿用乾燥機を容易に移動することができる。
さらに、前記換気ファン8の設置位置は特に限定しない
が、収容部内の上方位置に設置することが望ましい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、温度センサーによって
制御された換気手段により、自動的に収容部内の空気の
入れ替えを行うから、収容部内の温度と湿度が常に干柿
の製造に好適な状態となり、渋味がなく甘味の強い干柿
を安定して製造できることは勿論、製造した干柿の表皮
に黴が付着することがなく、品質に優れた商品価値の高
い干柿を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の干柿用乾燥機を示す縦断面図である。
【図2】本発明の換気手段の制御手順を示すチャートで
ある。
【符号の説明】
1 収容部 2 枠体 4 熱線反射シート 5 干柿吊部 6 干柿 7 遠赤外線ヒーター 8 換気手段(換気ファン) 9 温度センサー 12 無端ベルト 14 竿体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形に組まれた枠体(2)を開閉自在な
    熱線反射シート(4)により覆って形成した収容部
    (1)内に、複数の生柿を吊るした竿体(14)を無端
    ベルト(12)によって周回する干柿吊部(5)を設置
    するとともに、底部には前記生柿を乾燥して干柿(6)
    を製造するための遠赤外線ヒーター(7)を備える干柿
    用乾燥機において、 前記収容部(1)内に室温を感知する温度センサー
    (9)を取付けるとともに、該温度センサー(9)によ
    り作動と停止を制御される換気手段(8)を備えたこと
    を特徴とする干柿用乾燥機。
JP2000019085A 2000-01-27 2000-01-27 干柿用乾燥機 Pending JP2001204449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019085A JP2001204449A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 干柿用乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000019085A JP2001204449A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 干柿用乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001204449A true JP2001204449A (ja) 2001-07-31

Family

ID=18545851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000019085A Pending JP2001204449A (ja) 2000-01-27 2000-01-27 干柿用乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001204449A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044025A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Okutetsu:Kk 干し柿用薫蒸・乾燥機
CN107853724A (zh) * 2017-12-05 2018-03-30 北方民族大学 一种枸杞烘干节能设备
CN112056590A (zh) * 2020-09-02 2020-12-11 衡阳市红彤彤农副产品有限公司 一种瓜果类农产品风干脱水仓室

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044025A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Okutetsu:Kk 干し柿用薫蒸・乾燥機
CN107853724A (zh) * 2017-12-05 2018-03-30 北方民族大学 一种枸杞烘干节能设备
CN112056590A (zh) * 2020-09-02 2020-12-11 衡阳市红彤彤农副产品有限公司 一种瓜果类农产品风干脱水仓室

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0768094A (ja) 衣類乾燥機
JP2005500872A5 (ja)
JP2005152309A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2001204449A (ja) 干柿用乾燥機
JP2006014601A (ja) 干し柿等の乾燥装置
JP2006254883A (ja) 渋抜き装置を備えた柿の乾燥干し機器
JP2002136798A (ja) 乾燥・殺菌・消臭装置
JP3568389B2 (ja) 寝具類乾燥機
JP2001062197A (ja) 衣類乾燥機
CN209588531U (zh) 一种自动控温控湿的烘房系统
JP4495487B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JPH0611261A (ja) 農海産物の乾燥制御方法
KR20220064661A (ko) 건조 차이에 따라 공기 유입을 달리하는 건조기
JPH0618573Y2 (ja) 定湿収納庫
JP3794430B1 (ja) カビ発生防止装置
JPH035623A (ja) 包装された食品を急速に加熱または調理する方法および装置
US2707337A (en) Clothes dryer
KR20110041028A (ko) 원적외선이 방사되는 건조장치
KR200434615Y1 (ko) 세탁물 건조기
JP7370528B2 (ja) 衣類乾燥機
JP2001218555A (ja) 果物乾燥システム
KR200357805Y1 (ko) 건조탈취기능을 갖는 옷장
JP3059903U (ja) 鮮魚及び精肉類用乾燥機
JPS6027904Y2 (ja) 冷蔵装置
JPH012697A (ja) 換気機能付き除湿乾燥機