JP2001203506A - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JP2001203506A JP2001203506A JP2000011323A JP2000011323A JP2001203506A JP 2001203506 A JP2001203506 A JP 2001203506A JP 2000011323 A JP2000011323 A JP 2000011323A JP 2000011323 A JP2000011323 A JP 2000011323A JP 2001203506 A JP2001203506 A JP 2001203506A
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- Japan
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- dielectric
- input
- resonator
- filter
- electrode
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で高周波帯域で使用できるバンドエリミ
ネーション特性を有する誘電体フィルタを得る。 【解決手段】 直方体の誘電体の一表面に入出力電極を
具え、その周囲と他の表面にアース電極を具えた誘電体
共振器の入出力電極を、誘電体基板の伝送線路を介して
接続する。
ネーション特性を有する誘電体フィルタを得る。 【解決手段】 直方体の誘電体の一表面に入出力電極を
具え、その周囲と他の表面にアース電極を具えた誘電体
共振器の入出力電極を、誘電体基板の伝送線路を介して
接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、5GHz以上の高周波
領域での利用に適した小型の誘電体フィルタに係るもの
で、特に、誘電体基板に形成された伝送線路を介して誘
電体共振器を多段に接続することによって、バンドエリ
ミネーション特性を得るものである。
領域での利用に適した小型の誘電体フィルタに係るもの
で、特に、誘電体基板に形成された伝送線路を介して誘
電体共振器を多段に接続することによって、バンドエリ
ミネーション特性を得るものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信の普及にともなってその方式
も増加し、利用者も大幅に増加している。そのため、今
までよりも高い周波数帯域を利用することが試みられ、
実用化されつつある。それに応じて使用される電子部品
についても、高い周波数で利用可能なものが求められ
る。これまでの3GHz以下の周波数では、フィルタには誘
電体フィルタ、表面波フィルタ、積層フィルタなどが用
いられていた。
も増加し、利用者も大幅に増加している。そのため、今
までよりも高い周波数帯域を利用することが試みられ、
実用化されつつある。それに応じて使用される電子部品
についても、高い周波数で利用可能なものが求められ
る。これまでの3GHz以下の周波数では、フィルタには誘
電体フィルタ、表面波フィルタ、積層フィルタなどが用
いられていた。
【0003】この誘電体フィルタにも種種あるが、移動
体通信の端末機器などには誘電体同軸共振器を組み合わ
せたものやそれらをブロックに一体化したものが用いら
れている。しかし、周波数が高くなると寸法を小さくす
る必要があり、そのために入出力結合構造を得ることが
難しくなったり、高いQを得にくくなるといった問題が
生じる。
体通信の端末機器などには誘電体同軸共振器を組み合わ
せたものやそれらをブロックに一体化したものが用いら
れている。しかし、周波数が高くなると寸法を小さくす
る必要があり、そのために入出力結合構造を得ることが
難しくなったり、高いQを得にくくなるといった問題が
生じる。
【0004】そこで、発明者は直方体の誘電体基板の一
表面に島状の入出力電極を形成し、その周囲と他の表面
をアース電極で覆った共振器を用いてこれらを容量性お
よび誘導性の結合によって結合させてフィルタを構成す
ることを提案した。また、複数の共振器を誘電体ブロッ
ク内に一体に形成するフィルタも提案した。
表面に島状の入出力電極を形成し、その周囲と他の表面
をアース電極で覆った共振器を用いてこれらを容量性お
よび誘導性の結合によって結合させてフィルタを構成す
ることを提案した。また、複数の共振器を誘電体ブロッ
ク内に一体に形成するフィルタも提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高周波領域で用いられ
るフィルタの周波数帯域通過特性は種種のものが求めら
れる。その中で、不要の信号を除去することによって受
信品質を高めるために特定の範囲の周波数を減衰させる
必要が生じる場合がある。いわゆるバンドエリミネーシ
ョン特性であり、単一のフィルタで実現することが望ま
しい。本発明は、単一のフィルタでバンドエリミネーシ
ョン特性を得ることができる誘電体フィルタを提供する
ものである。
るフィルタの周波数帯域通過特性は種種のものが求めら
れる。その中で、不要の信号を除去することによって受
信品質を高めるために特定の範囲の周波数を減衰させる
必要が生じる場合がある。いわゆるバンドエリミネーシ
ョン特性であり、単一のフィルタで実現することが望ま
しい。本発明は、単一のフィルタでバンドエリミネーシ
ョン特性を得ることができる誘電体フィルタを提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の共振器
の入出力電極を誘電体基板に形成された伝送線路で接続
することによって、上記の課題を解決するものである。
の入出力電極を誘電体基板に形成された伝送線路で接続
することによって、上記の課題を解決するものである。
【0007】すなわち、複数の直方体の共振器を接続し
てなる誘電体フィルタにおいて、直方体の共振器は誘電
体の一表面に島状に形成された導体膜からなる入出力電
極と、入出力電極と絶縁されて入出力電極を囲む導体膜
と他の全面に形成された導体膜からなるアース電極を具
え、誘電体共振器の入出力電極が誘電体基板に形成され
た伝送線路で接続されたことに特徴を有するものであ
る。
てなる誘電体フィルタにおいて、直方体の共振器は誘電
体の一表面に島状に形成された導体膜からなる入出力電
極と、入出力電極と絶縁されて入出力電極を囲む導体膜
と他の全面に形成された導体膜からなるアース電極を具
え、誘電体共振器の入出力電極が誘電体基板に形成され
た伝送線路で接続されたことに特徴を有するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】ストリップ線路やコプレーナ線路
等の伝送線路が重ねた誘電体基板間に形成された誘電体
基板に、入出電極が形成された表面を対向させて誘電体
共振器を所定の間隔で搭載し、入出力電極とストリップ
線路等とをスルーホールを介してはんだ等によって接続
する。誘電体共振器のアース電極と誘電体基板のグラウ
ンド(アース)電極とを同様に接続する。
等の伝送線路が重ねた誘電体基板間に形成された誘電体
基板に、入出電極が形成された表面を対向させて誘電体
共振器を所定の間隔で搭載し、入出力電極とストリップ
線路等とをスルーホールを介してはんだ等によって接続
する。誘電体共振器のアース電極と誘電体基板のグラウ
ンド(アース)電極とを同様に接続する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0010】本発明に使用する誘電体共振器を図3に示
す。3.5×3.5mmで厚さが1mmの誘電体基板30の3.5×3.5m
mの表面の中央に1.2×1.2mmの入出力電極31を形成し、
0.5mmの間隔を置いて周囲にアース電極32を形成する。
アース電極32は入出力電極31が形成されない表面の全面
にも形成される。
す。3.5×3.5mmで厚さが1mmの誘電体基板30の3.5×3.5m
mの表面の中央に1.2×1.2mmの入出力電極31を形成し、
0.5mmの間隔を置いて周囲にアース電極32を形成する。
アース電極32は入出力電極31が形成されない表面の全面
にも形成される。
【0011】上記の誘電体共振器をストリップ線路によ
って接続した構造を図1に示す。厚さが1.2mmの2枚の誘
電体基板を重ねその間に挟まれた3.2mm幅で形成された
ストリップ線路14を具えた基板13に、誘電体共振器10を
13.0mm間隔で配置したものである。基板13は、図2に示
すように誘電体基板間にストリップ線路14が形成され、
誘電体共振器の入出力電極と対向する部分とその周囲を
除いてアース導体15が形成されている。ストリップ線路
14と誘電体共振器の入出力電極とを接続する部分にはス
ルーホール16が形成され、ここに導体を充填しておく。
って接続した構造を図1に示す。厚さが1.2mmの2枚の誘
電体基板を重ねその間に挟まれた3.2mm幅で形成された
ストリップ線路14を具えた基板13に、誘電体共振器10を
13.0mm間隔で配置したものである。基板13は、図2に示
すように誘電体基板間にストリップ線路14が形成され、
誘電体共振器の入出力電極と対向する部分とその周囲を
除いてアース導体15が形成されている。ストリップ線路
14と誘電体共振器の入出力電極とを接続する部分にはス
ルーホール16が形成され、ここに導体を充填しておく。
【0012】各誘電体共振器10の入出力電極11とストリ
ップ線路14に接続されてスルーホール16に充填された導
体とを接続して、複数の共振器を接続してフィルタを構
成する。誘電体共振器10のアース電極も、基板13の表面
に形成されたアース電極15と接続される。これらの接続
ははんだ等によって行う。
ップ線路14に接続されてスルーホール16に充填された導
体とを接続して、複数の共振器を接続してフィルタを構
成する。誘電体共振器10のアース電極も、基板13の表面
に形成されたアース電極15と接続される。これらの接続
ははんだ等によって行う。
【0013】上記の構造による誘電体フィルタの特性を
図2に示す。図は7GHzから17GHzの範囲の減衰特性とリ
ターンロス特性を示すものである。13〜15GHzの範囲で
減衰度が大きくなっており、11.7GHzで0.15dB、12.55GH
zで0.19dBであった減衰量が、14GHzでは41.30dB、14.3G
Hzでは50.21dBとなっており、この間に減衰極が形成さ
れていた。
図2に示す。図は7GHzから17GHzの範囲の減衰特性とリ
ターンロス特性を示すものである。13〜15GHzの範囲で
減衰度が大きくなっており、11.7GHzで0.15dB、12.55GH
zで0.19dBであった減衰量が、14GHzでは41.30dB、14.3G
Hzでは50.21dBとなっており、この間に減衰極が形成さ
れていた。
【0014】上記のように、所定の周波数で減衰度を大
きくして、バンドエリミネーション特性を得ることがで
きる。一定の周波数帯の減衰量を大きくして送受信の品
質を向上させる必要がある場合などに有用なフィルタが
得られる。
きくして、バンドエリミネーション特性を得ることがで
きる。一定の周波数帯の減衰量を大きくして送受信の品
質を向上させる必要がある場合などに有用なフィルタが
得られる。
【0015】なお、共振器のサイズによって周波数帯を
変えることができるし、共振器の間隔、ストリップ線路
の幅等によって、減衰特性を調整することができる。ま
た、共振器の素子数を増やすこともできる。ストリップ
線路の代わりにコプレーナ線路等を用いてもよい。
変えることができるし、共振器の間隔、ストリップ線路
の幅等によって、減衰特性を調整することができる。ま
た、共振器の素子数を増やすこともできる。ストリップ
線路の代わりにコプレーナ線路等を用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、小型でかつ高周波帯域
で利用できるバンドエリミネーション特性を有する誘電
体フィルタを得ることができる。
で利用できるバンドエリミネーション特性を有する誘電
体フィルタを得ることができる。
【0017】また、そのバンドエリミネーション特性を
任意に選択できる誘電体フィルタが得られる。
任意に選択できる誘電体フィルタが得られる。
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図
【図2】 その基板の平面図
【図3】 本発明による誘電体フィルタの特性の説明図
【図4】 本発明に使用する誘電体共振器の一例の斜視
図
図
10、30:誘電体共振器 11、31:入出力電極 32:アース導体 13:基板 14:ストリップ線路 15:アース導体 16:スルーホール
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の直方体の共振器を接続してなる誘
電体フィルタにおいて、 直方体の共振器は誘電体の一表面に島状に形成された導
体膜からなる入出力電極と、 入出力電極と絶縁されて入出力電極を囲む導体膜と他の
全面に形成された導体膜からなるアース電極を具え、 誘電体共振器の入出力電極が誘電体基板に形成された伝
送線路を介して接続されたことを特徴とする誘電体フィ
ルタ。 - 【請求項2】 複数の直方体の共振器を接続してなる誘
電体フィルタにおいて、 直方体の共振器は誘電体の一表面に島状に形成された導
体膜からなる入出力電極と、 入出力電極と絶縁されて入出力電極を囲む導体膜と他の
全面に形成された導体膜からなるアース電極を具え、 誘電体共振器は誘電体基板に搭載され、誘電体共振器の
入出力電極がその誘電体基板に形成された伝送線路を介
して接続され、誘電体共振器のアース導体が誘電体基板
表面のアース導体に接続されたことを特徴とする誘電体
フィルタ。 - 【請求項3】 誘電体共振器の入出力電極が誘電体基板
内部の伝送線路とスルーホールを介して接続された請求
項1または請求項2記載の誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011323A JP2001203506A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000011323A JP2001203506A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 誘電体フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001203506A true JP2001203506A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18539204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000011323A Withdrawn JP2001203506A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001203506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021077379A1 (zh) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 华为技术有限公司 | 带阻滤波器及电子设备 |
-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000011323A patent/JP2001203506A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021077379A1 (zh) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 华为技术有限公司 | 带阻滤波器及电子设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051220 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060131 |