JP2001203294A - 半導体装置用多層配線基板 - Google Patents

半導体装置用多層配線基板

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JP2001203294A
JP2001203294A JP2000009481A JP2000009481A JP2001203294A JP 2001203294 A JP2001203294 A JP 2001203294A JP 2000009481 A JP2000009481 A JP 2000009481A JP 2000009481 A JP2000009481 A JP 2000009481A JP 2001203294 A JP2001203294 A JP 2001203294A
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signal
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Shinichiro Hori
晋一郎 堀
Shigeru Okuno
茂 奥野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の絶縁体層131〜135と、複数層の
パターン化された導電層からなる配線層により、多層に
して配線を設けた、半導体装置用(パッケージ用)の多
層配線基板100で、上記問題に対応できる多層配線基
板を提供する。 【解決手段】 複数の絶縁体層131〜135と、複数
層のパターン化された導電層からなる配線層により、多
層にして配線を設けた、半導体装置用(パッケージ用)
の多層配線基板であって、信号配線121,122に相
似な電源パターン(配線)127あるいは信号配線に相
似なグランドパターン(配線)125を、絶縁体層を介
して、信号配線に沿うように対をなして、配設してい
る。更に、信号配線に相似な電源パターン(配線)ある
いは信号配線に相似なグランドパターン(配線)は、1
層の絶縁体層を介して、信号配線に相対して、配設して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の絶縁体層
と、複数層のパターン化された導電層からなる配線層に
より、多層にして配線を設けた、半導体装置用(パッケ
ージ用とも言う)の多層配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型化、軽量化等を定常的に
求める市場ニーズと半導体製造技術の発展により、半導
体パッケージも小型化、多ピン化、ファインピッチ化等
が急速に進み、実装の高密度化が飛躍的に発展する時代
に入った。それに伴い、パッケージ用基板も多層化、薄
型化、集積化が進められている。現在、こうした配線基
板の配線部の構造には、マイクロストリップ構造と呼ば
れる、グランド(または電源)プレーン上に絶縁体を挟
んで配線が形成された構造や、電源もしくはグランド配
線を信号配線に対し同一層内において並走させたペア配
線構造などがよく用いられている。これらの構造は、基
板加工の手法(エッチングおよびめっき法)に即した無
理の無い構造であるとともに、電気特性の点からは、近
似的に配線の引き回し方向に垂直な面内にのみ電界、磁
界があり(準TEMモード)、信号伝送速度の周波数依
存性が少ない低分散性の構造、即ち、信号伝送中に信号
波形が歪み難い構造でもある。そこで、実際の多層配線
基板では、プロセスの簡単化やコスト低下の観点から有
限グランド(電源)プレーンを用いた図6に示すような
マイクロストリップ構造や平衡型ストリップ構造、ペア
配線がよく用いられている。尚、図6中、610は信号
配線、620は絶縁体層、630はグランドプレーン、
あるいは電源プレーンである。
【0003】このような中、高密度なパッケージ用配線
基板においては、各導電層の信号配線に対し共通のグラ
ンドプレーン層もしくは電源プレーン層を設けるような
マイクロストリップ構造が多く用いられている。例え
ば、6層のパッケージ用配線基板において、1層目、2
層目を信号配線層に対し3層目を共有グランドプレーン
層とする。マイクロストリップ構造を用いて、ノイズ対
策の面から配線の特性インピーダンスを一定とするよう
に設計する場合、グランドプレーン層もしくは電源プレ
ーン層から離れた層にある配線ほど太くしなければなら
ない。多ピンのパッケージ用配線基板で、マイクロスト
リップ構造を用いた設計を行うと、グランドプレーン層
および電源プレーン層分だけ、層数が増え、基板外形サ
イズが大きくなるという問題が生じる。
【0004】近年では、半導体素子(チップ)の高密度
化、半導体装置の小型化、多端子化要求に伴い、アディ
ティブタイプのビルドアップ型配線基板が、半導体装置
用(パッケージ用)に用いられるようになってきてお
り、マイクロストリップ構造を用いずに、配線の特性イ
ンピーダンスを所定値にできる、高密度な半導体装置用
の、アディティブタイプのビルドアップ型配線基板が求
められるようになってきた。ビルドアップ法とは、通
常、配線層およびビィアホールを1層づつ、絶縁層を介
して積み上げ形成していく方法を言う。そして、通常、
絶縁性の基材上ないし絶縁性樹脂層上へスパッタリン
グ、蒸着、無電解めっき等で導通層となる金属薄膜を直
接形成した後、電気めっき等により全面に厚付け金属層
を形成し、次いで該金属層上にレジストを所定のパター
ンに形成して、該レジストを耐腐蝕マスクとしてレジス
トの開口部から露出した部分のみをエッチングすること
により配線部の形成を行う第1の方法、あるいは、絶縁
性の基材上ないし絶縁性樹脂層上へスパッタリング、蒸
着、無電解めっき等で導通層となる金属薄膜を直接形成
した後、該金属薄膜上にレジストを所定のパターンに形
成して、該レジストを耐めっきマスクとしてレジストの
開口部から露出した部分のみに電気めっき等により厚付
け金属層を形成し、レジストを除去し、全面をソフトエ
ッチングして配線部の形成を行う第2の方法が採られ
る。ビルドアップ法による多層配線基板については、絶
縁体層を介した配線間の接続にビィアホールを形成する
必要があり、レーザやフォトリソグラフィーにより絶縁
体層に孔開加工を施し、めっきにより、あるいは導電性
ペーストを埋め込み、接続をとる。また、アディティブ
法は、絶縁性の基板に、めっき等により形成された金属
配線部を直接ないし間接的に、付け加え形成していく方
法を言う。尚、配線基板のベース基板としてはBTレジ
ン基板等の、ガラスクロスをその中に含んだ絶縁性のエ
ポキシ樹脂基板が一般に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、高密度
なパッケージ用基板にマイクロストリップ構造を用いた
場合、ノイズ対策の面から配線の特性インピーダンスを
所定値とするために、グランドプレーン層もしくは電源
プレーン層から離れた層にある配線ほど太くすることは
難しいという問題や、マイクロストリップ構造を用いた
多ピンのパッケージ用配線基板では、層数が増え、基板
外形サイズが大きくなるという問題が生じる。本発明
は、これに対応するもので、複数の絶縁体層と、複数層
のパターン化された導電層からなる配線層により、多層
にして配線を設けた、高密度な半導体装置用(パッケー
ジ用)の多層配線基板で、上記問題に対応できる多層配
線基板を提供しようとするものである。より具体的に
は、マイクロストリップ構造を用いずに、配線の特性イ
ンピーダンスを所定値にでき、且つ、小型化が可能で、
配線の高密度化が図れる、半導体装置用のアディティブ
タイプビルドアップ型配線基板を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置用多
層配線基板は、複数の絶縁体層と、複数層のパターン化
された導電層からなる配線層により、多層にして配線を
設けた、半導体装置用(パッケージ用)の多層配線基板
であって、信号配線に相似な電源パターン(配線)ある
いは信号配線に相似なグランドパターン(配線)を、絶
縁体層を介して、信号配線に沿うように対をなして、配
設していることを特徴とするものである。 そして、上
記において、信号配線に相似な電源パターン(配線)あ
るいは信号配線に相似なグランドパターン(配線)は、
1層の絶縁体層を介して、信号配線に相対して、配設し
ていることを特徴とするものである。そしてまた、上記
において、信号配線に相似な電源パターン(配線)ある
いは信号配線に相似なグランドパターン(配線)の配線
幅は、信号配線の幅の1倍〜2倍の範囲であることを特
徴とするものである。上記において、アディティブタイ
プのビルドアップ型配線基板であることを特徴とするも
のである。
【0007】
【作用】本発明の半導体装置用多層配線基板は、このよ
うな構成にすることにより、複数の絶縁体層と、複数層
のパターン化された導電層からなる配線層により、多層
にして配線を設けた、半導体装置用(パッケージ用)の
多層配線基板で、特性インピーダンスを一定(所定値)
にする場合においても、グランドプレーンから離れた層
で微細な信号配線を用いることができ、また絶縁体層の
厚さもマイクロストリップ構造を用いた場合より薄くで
き、結局、配線の高密度化、基板のコンパクト化が図れ
る。アディティブタイプのビルドアップ型配線基板であ
る場合には、特性インピーダンスを一定に制御できると
ともに、特に、配線の高密度化、基板のコンパクト化が
図れ、半導体装置(パッケージ)の小型化、多端子化に
も対応できる。
【0008】具体的には、信号配線に相似な電源パター
ン(配線)あるいは信号配線に相似なグランドパターン
(配線)を、絶縁体層を介して、信号配線に沿うように
対をなして、配設していることにより、これを達成して
いる。
【0009】更に具体的には、信号配線に相似な電源パ
ターン(配線)あるいは信号配線に相似なグランドパタ
ーン(配線)は、 1層の絶縁体層を介して、信号配線に
相対して、配設していることにより、これを達成してい
る。この場合、信号配線に相似な電源パターン(配線)
あるいは信号配線に相似なグランドパターン(配線)の
配線幅が、信号配線の幅の1倍〜2倍の範囲であれば、
配線の微細化にも実用レベルで対応できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置用多層配線基
板の実施の形態を挙げて、図を基に説明する。図1
(a)は本発明の半導体装置用多層配線基板の実施の形
態の1例の概略断面図で、図1(b)は図1(a)の特
徴部A0あるいはA2の拡大断面図で、図1(c)はA
1側から見たA0を通る信号配線とグランドパターン
(配線)位置の関係、あるいは、A3側から見たA2を
通る信号配線と電源パターン(配線)位置の関係を示し
た図で、図2はA0部構造の配線層の、所定値(50
Ω)の特性インピーダンスにおける配線層の幅、絶縁層
の厚さの関係を示したシミュレーションデータで、図
3、図4は図1に示す半導体装置用多層配線基板の製造
方法の1例の、一部工程図で、図5は、図1に示す半導
体装置用多層配線基板を用いた半導体装置の断面図であ
る。図1、図3〜図5中、100は半導体装置用多層配
線基板、111〜116は導電性パターン(配線層)、
121、122は信号配線、125はグランドパターン
(配線)、127は電源パターン(配線)、131〜1
35は絶縁体層、141〜146はビィアホール、14
1A、142Aは接続配線部、210は半導体素子(チ
ップ)、211は端子部、215は半田、220はソル
ダーレジスト、230は半田ボール、311、312、
313は絶縁体層、313Aは開口(絶縁体層313の
貫通孔)、320は導電性層(銅箔)、325は導電性
層、330は貫通孔、340、345はレジスト、35
0は導電性層(無電解めっき層)である。
【0011】本例は、図1(a)に示すように、 5層の
絶縁体層131〜135と、6層のパターン化された導
電層からなる配線層(導電性パターン111〜116)
により、多層にして配線を設け、且つ、A0部には信号
配線121に相似なグランドパターン(配線)125
を、絶縁体層135を介して、信号配線121に沿うよ
うに対をなして、配設しており、且つ、A2部には、信
号配線122に相似な電源パターン(配線)127を、
絶縁体層135を介して、信号配線122に沿うように
対をなして、配設している半導体装置用(パッケージ
用)の多層配線基板で、配線基板の一方の面には半導体
素子(チップ)の端子部と接続するためのラウンド(ビ
ィアホール145部)を設け、配線基板の他方の面には
外部回路と接続するためのラウンド(ビィアホール14
6部)を二次元的に配列(アレイ配列とも言う)して設
けている。
【0012】A0部の配線121、あるいはA2部の配
線122の特性インピーダンスは、搭載する半導体素子
(チップ)の入出力インピーダンスと動作周波数に合
せ、所定の値に設定するが、通常は、市販のシミュレー
ション装置を用いて、所定の配線幅、絶縁体層135の
厚さを決め、所定の特性インピーダンスを得る。例え
ば、A0部、A2部構造における配線の特性インピーダ
ンスを50Ωに設定する場合、アプライド・シミュレー
ション・テクノロジ社の電磁気シミュレーションAps
imRLGCを用いた場合、図2に示すようなシミュレ
ーションデータを得ることができる。尚、データは、T
EM近似(Transverse Electro−M
agnetic Field近似)にて得られたもので
ある。ここでは、A0部構造で、図1(b)に示す信号
配線の配線幅W2と、信号配線に相対するグランドパタ
ーン(配線)の配線幅W1の比(W2:W1)を、1:
1(図2の)、1:2(図2の)の2種と、図6に
示すマイクロストリップ構造(図2の)の場合の計3
種について、配線の特性インピーダンスを50Ωに設定
する場合の、配線幅W2と絶縁層体の厚さt0との関係
を得た。シミュレーションの解析モデルは、配線とグラ
ンドパターン(配線)もしくはグランドプレーンとで、
絶縁体層1層を挟む3層構造とし、配線の厚さ及びプレ
ーンの厚さを15μm、導電率を5.8×107 、絶縁層
の誘電率を4. 6とした。尚、A2部構造の場合も、得
られるデータはA0部構造と同じとして扱えるため、こ
こでは、A0構造についてのみシミュレーションデータ
を得た。図2より、同じ特性インピーダンスを50Ωに
設定する場合、同じ信号配線の配線幅でも、マイクロス
トリップ構造より、A0部構造、A2構造の方が絶縁体
層の厚さを薄くできることが、あるいは、同じ絶縁体層
の厚さでも、信号配線の配線幅を小とすることができる
ことが分かる。
【0013】尚、導電性パターン(配線層)111〜1
16としては、導電性やコスト面等から銅を主材とする
ものが、通常使用されるが、これに限定はされない。例
えば、銅を主材として、ニッケル層等を積層しても良
い。ベースとなる絶縁体層131としては、コア材とな
るための剛性があり、絶縁性の良いもので、処理性の良
く、使用に耐えるもので、ガラスーエポキシ、BT(ビ
スマレイミドートリアジン)、PPE(ポリフェニレン
エーテル)、ポリイミド、アラミド、BCB(ベンゾシ
クロブテン)等が挙げられる。また、絶縁体層132〜
135としては、絶縁性の良いもので、処理性の良いも
のが好ましく、エポキシ、ポリイミド、アラミド、BT
(ビスマレイミドートリアジン)、PPE(ポリフェニ
レンエーテル)、BCB(ベンゾシクロブテン)等が挙
げられる。特に、絶縁性の面からポリイミド系樹脂が良
い。
【0014】本例は、5層の絶縁体層131〜135、
6層の配線層111〜116有する多層配線基板である
が、上記A0構造、A2構造を有するものであれば、絶
縁体層、配線層の数はこれに限定はされない。
【0015】本例の半導体装置用多層配線基板100を
用いた、半導体装置(パッケージ)としては、図5に示
すような形態例が挙げられる。図5に示す半導体装置
(パッケージ)は、図1に示す半導体装置用多層配線基
板100の一方面に、半導体素子(チップ)210を搭
載し、他方の面に、外部回路と接続するための端子(半
田ボール230)を二次元的に配置したエリアアレイタ
イプの半導体装置(パッケージ)である。前記半導体装
置用多層配線基板100の一方の面は、半導体素子(チ
ップ)210の端子211と接続する端子のみを露出さ
せソルダーレジスト220で覆われており、前記他方の
面は、外部回路と接続するための端子(半田ボール23
0)部を除き、ソルダーレジストで覆われている。
【0016】次いで、図1に示す本例の半導体装置用多
層配線基板の作製方法の1例を図3、図4に基づいて簡
単に説明する。先ず、以下のようにして、コア配線基板
(図1の絶縁体層131、配線層111〜113からな
る配線基板に相当)を作製する。ベースとなる絶縁層3
11の両面に銅箔からなる導電性層320積層した積層
基板(図3(a))を用意し、図1のビィアホール14
1を形成するための、貫通孔330を開けておく。(図
3(b))貫通孔330の形成は、通常ドリルを用いて
行う。次いで、貫通孔330の面を粗面化する粗面化処
理を施した後、無電解めっきを行い、貫通孔330の面
を導電性とし、更に、貫通孔330の面、導電性層32
0上に、電解めっきを行い、それぞれ、導電性層325
を形成する。(図3(c))粗面化処理は、所定の処理
液への浸漬等により行う。次いで、フォトリソグラフィ
ー法により、両面に形成する配線部領域、貫通孔部33
0(貫通孔にに形成する接続配線部)を覆うように、所
定形状に耐エッチング性のレジスト340を形成する。
(図3(d))レジスト340としては、耐エッチング
性があり、所定の解像性を有し、処理性の良いものであ
れば、とくに限定されないが、作業性の面からドライフ
ィルムレジストが好ましい。次いで、レジスト340を
エッチングマスクとして、レジスト340で覆われてい
ない導電性層325をエッチングし、所定の剥離液に
て、レジストを剥離除去して、接続配線部(図1の14
1Aに相当)を含む配線層(図1の111、112に相
当)を形成する。(図3(e))これにより、コア配線
基板が得られたこととなる。
【0017】次いで、図3(e)に示すコア配線基板の
両面に配線層(図1の113、114に相当)を形成す
る。コア配線基板の貫通孔330を埋め、両面の配線層
(導電性層325)を覆うように、コア配線基板の両面
および貫通孔部330全体に、絶縁層312、313を
配設した(図3(f))後、図1のビィアホール14
2、143を形成するための、開口(貫通孔)313
A、図1のビィアホール144、145を形成するため
の、開口(貫通孔)312Aを開けておく。(図3
(g))開口(貫通孔)312A、313Aの形成は、
UV−YAGレーザが通常用いられる。
【0018】次いで、無電解めっきにより、両面に導電
性層350を形成した(図3(h))後、配線部(図1
の配線113、114に相当)を形成する領域を露出
し、他を覆うように、所定形状に耐めっき性のレジスト
345を形成する。(図4(a))レジスト345とし
ては、耐めっき性があり、所定の解像性を有し、処理性
の良いものであれば、とくに限定されないが、作業性の
面からドライフィルムレジストが好ましい。
【0019】次いで、レジスト345の開口から露出し
た両面の導電性層350上に、電解めっきを行い、銅を
主材とする配線部を形成し(図4(b))、所定の剥離
液にて、レジストを剥離除去して、洗浄処理等を施した
後、全面に、配線部にダメージを与えないように、ソフ
トエッチング(フラッシュエッチングとも言う)して配
線層(接続配線部(図1の142A等に相当)を含む配
線層(図1の113、114に相当))を形成する。
(図4(c))
【0020】このようにして、図3(e)に示すコア配
線基板の両面に配線層(図1の113、114に相当)
を形成するが、この後、図3(e)〜図3(h)〜図4
(a)〜図4(c)の1連の工程を、更に繰り返し、配
線層(図1の115、116に相当)を形成し、図1
(a)の多層配線基板100を得ることができる。この
ようにして、図1に示す多層配線基板は形成されるが、
作製方法はこれに限定はされない。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記のように、マイクロスト
リップ構造を用いずに、配線の特性インピーダンスを所
定値にでき、且つ、小型化が可能で、配線の高密度化が
図れる、高密度な半導体装置用(パッケージ用)の多層
配線基板、具体的には半導体装置用のアディティブタイ
プのビルドアップ型配線基板の提供を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の半導体装置用多層配線基
板の実施の形態の1例の概略断面図で、図1(b)は図
1(a)の特徴部A0あるいはA2の拡大断面図で、図
1(c)はA1側から見たA0を通る信号配線とグラン
ドパターン(配線)位置の関係、あるいは、A3側から
見たA2を通る信号配線と電源パターン(配線)位置の
関係を示した図である。
【図2】A0部構造の配線層の、所定値(50Ω)の特
性インピーダンスにおける配線層の幅、絶縁層の厚さの
関係を示したシミュレーションデータ図
【図3】図1に示す半導体装置用多層配線基板の製造方
法の1例の、一部工程図
【図4】図1に示す半導体装置用多層配線基板の製造方
法の1例の、一部工程図
【図5】図1に示す半導体装置用多層配線基板を用いた
半導体装置の断面図
【図6】マイクロストリップ構造を示した断面図
【符号の説明】
100 半導体装置用多層配線基板 111〜116 導電性パターン(配線層) 121、122 信号配線 125 グランドパターン(配線) 127 電源パターン(配線) 131〜135 絶縁体層 141〜146 ビィヤホール 141A、142A 接続配線部 210 半導体素子(チップ) 211 端子部 215 半田 220 ソルダーレジスト 230 半田ボール 311、312、313 絶縁体層 313A 開口(絶縁体層313の貫
通孔) 320 導電性層(銅箔) 325 導電性層 330 貫通孔 340、345 レジスト 350 導電性層(無電解めっき
層)
フロントページの続き Fターム(参考) 5E346 AA43 BB02 BB03 BB04 BB11 CC04 CC09 CC10 CC32 CC37 DD23 DD33 DD44 FF13 FF24 FF34 GG15 GG18 GG22 GG28 HH03 HH31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の絶縁体層と、複数層のパターン化
    された導電層からなる配線層により、多層にして配線を
    設けた、半導体装置用(パッケージ用)の多層配線基板
    であって、信号配線に相似な電源パターン(配線)ある
    いは信号配線に相似なグランドパターン(配線)を、絶
    縁体層を介して、信号配線に沿うように対をなして、配
    設していることを特徴とする半導体装置用多層配線基
    板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、信号配線に相似な電
    源パターン(配線)あるいは信号配線に相似なグランド
    パターン(配線)は、 1層の絶縁体層を介して、信号配
    線に相対して、配設していることを特徴とする半導体装
    置用多層配線基板。
  3. 【請求項3】 請求項2において、信号配線に相似な電
    源パターン(配線)あるいは信号配線に相似なグランド
    パターン(配線)の配線幅は、信号配線の幅の1倍〜2
    倍の範囲であることを特徴とする半導体装置用多層配線
    基板。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、アディティ
    ブタイプのビルドアップ型配線基板であることを特徴と
    する半導体装置用多層配線基板。
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