JP2001203031A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2001203031A
JP2001203031A JP2000011139A JP2000011139A JP2001203031A JP 2001203031 A JP2001203031 A JP 2001203031A JP 2000011139 A JP2000011139 A JP 2000011139A JP 2000011139 A JP2000011139 A JP 2000011139A JP 2001203031 A JP2001203031 A JP 2001203031A
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JP
Japan
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flat cable
terminal
conductive member
terminal fittings
base
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JP2000011139A
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Inventor
Shinji Ogawa
伸治 小川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減を図る。 【解決手段】 ベース10(ハウジング構成部材)と端
子ホルダ20(ハウジング構成部材)を合体すると、そ
の内部の収容空間内では端子金具35A,35Bとフラ
ットケーブル50が接続される。フラットケーブル50
とハウジング構成部材10,20との隙間は、フラット
ケーブル50と端子金具35A,35Bとの接続領域を
包囲する枠状のシール部材12,25によってシールさ
れる。導電部材55側に設けた端子金具35A,35B
だけでフラットケーブル50と導電部材55とを導電さ
せるとともに、その端子金具35A,35Bをハウジン
グ構成部材10,20に収容したので、フラットケーブ
ル50側と導電部材55側の双方に端子金具を設ける構
造や、ハウジング構成部材10,20とは別体の部品に
端子金具35A,35Bを収容する構造に比べて部品点
数が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
用のコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットケーブルを防水状態で接
続させるためのコネクタとして、特開平5−12904
6号公報に開示されているものがある。これは、図11
に示すように、本体101、本体101との間でフラッ
トケーブル102を挟むカバー103、フラットケーブ
ル102に固着される雄端子金具104、フラットケー
ブル102と雄端子金具104との接続領域を包囲する
ように本体101とフラットケーブル102との隙間、
フラットケーブル102同士の隙間及びフラットケーブ
ルとカバー103との隙間を夫々シールする環状のシー
ル部材105,106,107から構成される。
【0003】組付け状態では、フラットケーブル102
と雄端子金具104との接続部分が本体101とカバー
103との間に形成された接続空間内に収容されるとと
もに、本体101とカバー103との隙間を通って接続
空間内に至る経路の浸水がシール部材105,106,
107によって防止される。また、雄端子金具104
は、本体101に形成した端子接続部108内に臨む。
かかるコネクタには、相手側コネクタ(図示せず)が嵌
合される。相手側コネクタは、ハウジングと、電線等の
導電部材の端末が固着された相手側端子金具とから構成
される周知構造のものである。両コネクタを嵌合した状
態では、相手側端子金具が図11の下方から端子接続部
108内に進入して雄端子金具104と接続される。こ
れにより、フラットケーブル102と導電部材とが、雄
端子金具104と相手側端子金具を介して導通可能とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
フラットケーブル102と相手側導電部材とを接続させ
るための手段としての構成部品の数が多いことから、コ
ストが高くついたり、組付けの工数が多くなる等の不具
合があり、改善が望まれていた。本願発明は上記事情に
鑑みて創案され、部品点数の削減を図ることを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フラ
ットケーブルと導電部材とを防水状態で接続させるため
のものであって、前記導電部材に接続される端子金具
と、合体することで前記端子金具を収容状態にするとと
もに、前記フラットケーブルを前記端子金具と接続した
状態で挟み付ける一対のハウジング構成部材と、前記フ
ラットケーブルと前記端子金具との接続領域を包囲する
枠状に配され、一方の前記ハウジング構成部材と前記フ
ラットケーブルとの隙間をシールする第1シール部材
と、前記第1シール部材と整合する枠状に配され、他方
の前記ハウジング構成部材と前記フラットケーブルとの
隙間をシールする第2シール部材とを備えて構成され
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記端子金具が前記フラットケーブルに沿うように
配されている構成とした。請求項3の発明は、請求項1
又は請求項2の発明において、前記端子金具が前記フラ
ットケーブルに対して弾性接触可能な弾性接触片を備え
ている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]導電部材側
に設けた端子金具だけでフラットケーブルと導電部材と
を導電させるとともに、その端子金具をハウジング構成
部材に収容したので、フラットケーブル側と導電部材側
の双方に端子金具を設ける構造や、ハウジング構成部材
とは別体の部品に端子金具を収容する構造に比べると部
品点数が少なくて済む。
【0008】[請求項2の発明]端子金具がフラットケ
ーブルに沿うように配されているので、ハウジング構成
部材の低背化を図ることができる。[請求項3の発明]
端子金具はその弾性接触片をフラットケーブルに押圧さ
せるだけで、所定の接触圧を確保しつつ接続状態とな
る。したがって、端子金具に形成した爪片をフラットケ
ーブルにカシメ付ける接続手段に比べると、カシメ付け
のための設備が不要であるだけでなく、組付け効率にも
優れている。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図10を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタAは、フラットケーブル50
と導電部材55とを接続させるためのものであって、ベ
ース10(本発明の構成要件である他方のハウジング構
成部材)、このベース10と合体される端子ホルダ20
(本発明の構成要件である一方のハウジング構成部
材)、導電部材55に接続された複数の端子金具35
A,35B、第1〜第3のシール部材25,12,31
及び押さえ部材40とから構成される。尚、以下の説明
では、便宜上、前後方向については図1の右側を前側と
し、上下方向については図1を基準とする。また、本実
施形態におけるフラットケーブル50には、FPC、F
FC、リボン電線等の平型状の導電路全般が含まれる。
【0010】フラットケーブル50は、可撓性を有する
絶縁性の長尺フィルム状をなす基材の上面に、複数本の
導電路(図示せず)を並列状にプリント配線したもので
あり、各導電路に、夫々、端子金具35A,35Bが接
続される。また、導電部材55は、芯線56Aを樹脂被
覆56Bしてなる電線56を複数本並列状に連結したも
のであり、全体としてはフラットケーブル50と同様に
平坦帯状をなしている。導電部材55の各電線56に
は、夫々、端子金具35A,35Bが圧接により接続さ
れる。
【0011】ベース10は、全体として厚肉の方形板状
をなし、その上面のうちほぼ前半領域は高面部10Hと
され、後端部は底面部10Lとされ、高面部10Hと底
面部10Lとの間は傾斜面部10Sとされている。ベー
ス10の上面には方形の枠状をなす位置決め溝11が形
成され、ここに方形枠状をなす第2シール部材12が嵌
装されている。この第2シール部材12は、上方から視
て後述する第1シール部材25と整合する配置となって
おり、ベース10の上面とフラットケーブル50の下面
との隙間をシールする。
【0012】ベース10における4隅に近い位置には、
夫々、位置決めピン13が立設されており、この位置決
めピン13にフラットケーブル50の位置決め孔51が
嵌合されることによって、フラットケーブル50がベー
ス10上において前後左右の遊動を規制された状態に仮
保持される。ベース10の前端における左右両端部に
は、斜め後上方へオーバーハング状に突出するととも
に、後面が円弧状ガイド面14Aとされた一対の支承部
14が形成されている。ベース10の前後方向ほぼ中央
における左右両側縁には、上方へ立ち上がる一対のガイ
ド片15が形成されている。ガイド片15には、円弧状
ガイド面14Aの中心を略支点とする円弧に沿ったガイ
ド溝15Aが形成されいる。さらに、ベース10の左右
両側縁におけるガイド片よりも後方の位置には、一対の
ロック突起16が形成されている。
【0013】端子ホルダ20は、上方から視てベース1
0と対応するような方形をなし、その内部には、端子金
具35A,35Bを個別に収容するための前後方向に細
長いキャビティ21が複数室左右方向に並列するともに
隔壁22で仕切られた状態で形成されている。かかるキ
ャビティ21におけるほぼ前半領域は端子ホルダ20の
下面に接続口23として開口されており、端子ホルダ2
0とベース10を合体させたときに、その接続口23が
ベース10上のフラットケーブル50と対向するように
なっており、この接続口23において端子金具35A,
35Bとフラットケーブル50との接続が行われる。
【0014】また、端子ホルダ20の下面には、接続口
23を囲む方形枠状をなす位置決め溝24が形成されて
おり、ここに無端状の第1シール部材25が嵌装されて
いる。即ち、接続口23(端子金具35A,35Bとフ
ラットケーブル50との接続領域)は第1シール部材2
5によって包囲されるように設定されている。かかる第
1シール部材25は、フラットケーブル50の上面と端
子ホルダ20の下面との隙間をシールする。
【0015】端子ホルダ20の前端縁における左右両端
部には、一対の被ガイド突部26が形成されている。被
ガイド突部26の前端部はベース10の円弧状ガイド面
24Aと略同径の円弧状をなす被ガイド面26Aとなっ
ている。また、端子ホルダ20の左右両側縁には一対の
被ガイドピン27が突成され、これがベース10のガイ
ド溝15Aに嵌合されている。また、端子ホルダ20の
左右両側縁には、ロック孔28Aを有する一対のロック
片28が下方へ延出する形態で形成されており、端子ホ
ルダ20とベース10が合体した状態では、ロック孔2
8Aがベース10のロック突起16に係止され、もっ
て、端子ホルダ20とベース10との離脱が規制され
る。
【0016】さらに、端子ホルダ20の後端面には、各
キャビティ21の端子挿入口29が開口されている。ま
た、後方から視て端子挿入口29を包囲する方形枠状領
域には位置決め溝30が形成されており、ここには第3
シール部材31が嵌装される。また、端子ホルダ20の
後端部における左右両側面には押さえ部材40を端子ホ
ルダ20に組み付けるための保持突起32が形成されて
いる。端子金具35A,35Bは、全体として前後方向
に細長い本体部36と、この本体部36の前端から下方
へ折り返し状に延出させた弾性接触片37と、本体部3
6から後方へ延出させた圧接部38A,38Bと、本体
部36の側縁から下向きに延出させた壁部39とからな
り、圧接部38A,38Bの高さを相違させた2種類の
ものが用いられている。一方の端子金具35A(図8及
び図9に示す)は、圧接部38Aが本体部36と同じ高
さとされている。他方の端子金具35B(図10に示
す)は、圧接部38Bが側方から視てL字形をなしてい
て本体部36よりも低い高さとされている。かかる端子
金具35A,35Bは、端子挿入口29からキャビティ
21内へ挿入されることで左右方向に並列される。この
とき、2種類の端子金具35A,35Bは交互に配列さ
れており、したがって、後方から視ると、圧接部38
A,38Bが千鳥配置となっている。この千鳥配置は、
圧接部38A,38Bの幅寸法が本体部36の幅寸法よ
りも大きいことに起因し、これによって隣り合う圧接部
38A,38B同士の干渉を回避している。キャビティ
21に取り付けた端子金具35A,35Bは導電部材5
5の電線56と同じピッチで配設され、各圧接部38
A,38Bには、後方から電線56が押し込まれること
で圧接が行われる。尚、圧接部38A,38Bの後端
は、やじりのように尖っているので、樹脂被覆56Bを
容易に突き破ることができる。また、弾性接触片37
は、キャビティ21の接続口23に対応しており、自由
状態の弾性接触片37は接続口23から下方(ベース1
0側)へ突出するようになっている。
【0017】押さえ部材40は、端子ホルダ20の後端
部に対し、端子挿入口29を覆い隠すように取り付けら
れる。押さえ部材40の前端面には、端子ホルダ20の
位置決め溝30と対向する位置決め溝41が形成されて
おり、ここに第3シール部材31が嵌装される。また、
押さえ部材40の前端面(端子ホルダ20との対向面)
には、各端子金具35A,35Bの圧接部38A,38
Bを嵌入させるための逃がし凹部42が形成されてい
る。かかる押さえ部材40は、その左右両側縁から前方
へ突成した保持片43の保持孔43Aを端子ホルダ20
の保持突起32に係止させることにより、端子ホルダ2
0に組み付けられる。
【0018】さらに、押さえ部材40には、その上下両
端面間に貫通するスリット状の誘導孔44が形成されて
いる。この誘導孔44には、導電部材55の端末部55
Aが上から差し込まれるようにして遊動規制状態に貫通
される。そして、その貫通した導電部材55の端末部5
5Aは、その端末縁を上向きにした姿勢で端子ホルダ2
0の後端面と押さえ部材40の前端面との間に介装され
る。第3シール部材31は導電部材55の端末部55A
に外嵌されることで、端子ホルダ20と押さえ部材40
との隙間、端子ホルダ20と導電部材55との隙間、及
び押さえ部材40と導電部材55との隙間をシールし、
これらの隙間から導電部材55と端子金具35A,35
Bとの圧接領域内への浸水を阻止する。即ち、第3シー
ル部材31は、前後方向に視て方形の枠状をなし、その
上端縁31A及び左右両側縁31Bは「コ」字形断面と
することで導電部材55の周縁部に密着状態で外嵌さ
れ、また、下縁部31Cはその下端縁の逃がし溝31D
において導電部材55を貫通させつつその導電部材55
の前後両面に密着されている。
【0019】次に、本実施形態の作用を説明する。組付
けに際しては、まず、端子ホルダ20においてはキャビ
ティ21に端子金具35A,35Bを挿入するととも
に、位置決め溝24に第1シール部材25を嵌合し、ベ
ース10においては位置決め溝11に第2シール部材1
2を嵌合するとともにフラットケーブル50を所定の位
置に位置決めした状態で仮保持し、押さえ部材40にお
いては導電部材55の端末部55Aを誘導孔44に貫通
させるとともにその貫通した端末部55Aに第3シール
部材31を嵌装する。
【0020】次に、第3シール部材31を押さえ部材4
0の位置決め溝41に嵌合させ、その状態で押さえ部材
40を端子ホルダ20に対して後方から接近させつつ組
み付ける。組付けの過程では、第3シール部材31の枠
内において導電部材55の各電線56に対して圧接部3
8A,38Bが圧接される。組み付けた押さえ部材40
と端子ホルダ20は、保持孔43Aと保持突起32との
係合によって組付け状態にロックされる。以上により、
導電部材55と端子金具35A,35Bとが接続された
状態で端子ホルダ20に保持される。この状態では、端
子ホルダ20と押さえ部材40との隙間、端子ホルダ2
0と導電部材55と隙間、及び押さえ部材40と導電部
材55との隙間は、第3シール部材31によってシール
されるので、これらの隙間から導電部材55と端子金具
35A,35Bとの接続領域へ浸水することが防止され
る。
【0021】次に、この端子ホルダ20をベース10に
仮組みする。このとき、ベース10の支承部14に端子
ホルダ20の被ガイド突部26を後方から宛うととも
に、ベース10のガイド片15を外側へ押し広げつつそ
のガイド溝15Aに端子ホルダ20の被ガイドピン27
を嵌合させる。これにより、端子ホルダ20がベース1
0に対して支承部14を略支点として上下に揺動可能と
なる。この仮組み状態から端子ホルダ20をベース10
側へ接近するように揺動させると両者10,20が合体
され、正規の合体状態に至ると、ロック突起16とロッ
ク孔28Aとが係止することによってベース10と端子
ホルダ20が合体状態にロックされる。合体した状態で
は、各端子金具35A,35Bの弾性接触片37が、夫
々、フラットケーブル50の導電路に対して上から弾性
的に当接し、もって両者35Aと50及び35Bと50
が所定の接触圧で導通可能に接続される。また、この端
子金具35A,35Bとフラットケーブル50との接触
領域を全周に亘って取り囲む方形枠状領域では、第1シ
ール部材25が端子ホルダ20の下面とフラットケーブ
ル50の上面との隙間をシールするとともに、この第1
シール部材25によるシール領域と対応する方形枠状領
域では第2シール部材12によってフラットケーブル5
0の下面とベース10の上面との隙間がシールされる。
即ち、この第1シール部材25と第2シール部材12と
により、端子ホルダ20とベース10との隙間、端子ホ
ルダ20とフラットケーブル50との隙間、及びベース
10とフラットケーブル50との隙間がシールされ、こ
れらの隙間から端子金具35A,35Bとフラットケー
ブル50との接続領域へ浸水することが防止される。
【0022】上述のように本実施形態においては、導電
部材55側に固着した端子金具35A,35Bだけでフ
ラットケーブル50と導電部材55とを導電させるとと
もに、その端子金具35A,35Bを、フラットケーブ
ル50を防水状態に保持する部材としての端子ホルダ2
0内に収容したので、フラットケーブル50側と導電部
材55側の双方に端子金具を設ける構造や、端子ホルダ
20とは別体の部品に端子金具35A,35Bを収容し
てその部品を端子ホルダ20に嵌合させる構造に比べる
と、部品点数が少なくなっている。
【0023】また、端子金具を上下方向に向けた場合に
は、コネクタA全体が嵩高となるのであるが、本実施形
態では、端子金具35A,35Bをフラットケーブル5
0の上面に沿うように前後方向(水平)に配したので、
コネクタA全体の低背化が実現されている。また、端子
金具35A,35Bとフラットケーブル50との接続手
段として、例えば端子金具に形成した爪片をフラットケ
ーブルにカシメ付ける場合には、カシメ付けのための設
備が必要であるだけでなく、カシメ付けの工程とベース
や端子ホルダへの取付け工程とを別個に行う必要がたる
ため、組付け効率の点で問題があるが、本実施形態で
は、端子金具35A,35Bにフラットケーブル50に
対して弾性接触可能な弾性接触片37を形成し、ベース
10と端子ホルダ20を合体させる工程で端子金具35
A,35Bとフラットケーブル50とが接続されるの
で、設備コストや組付け効率の点で優れている。
【0024】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では端子金具はフラットケーブルに
対し弾性接触するようにしたが、本発明によれば、端子
金具に形成した爪片をカシメ付けたり、圧接する等の非
弾性接触による接続手段を用いてもよい。
【0025】(2)上記実施形態では端子ホルダ(一方
のハウジング構成部材)に端子金具を保持するととも
に、ベース(他方のハウジング構成部材)にフラットケ
ーブルを保持したが、本発明によれば、いずれか一方の
ハウジング構成部材に端子金具とフラットケーブルの双
方を保持しておき、そこに他方のハウジング構成部材を
合体させてもよい。 (3)上記実施形態では導電部材がフラットケーブルで
ある場合について説明したが、本発明は、導電部材が1
本の芯線に樹脂被覆を同心状に施した電線である場合に
も適用できる。
【0026】(4)上記実施形態では導電部材と端子金
具とを圧接によって接続したが、本発明によれば、圧着
によって接続してもよい。 (5)上記実施形態では端子金具がフラットケーブルの
表面に沿うように配されているが、本発明によれば、端
子金具がフラットケーブルに対して略直交するように配
されていてもよい。 (6)組付けの手順については、上記実施形態で説明し
たものに限定されることはなく、例えば、端子ホルダと
ベースを組み付けた(端子金具とフラットケーブルを接
続した)後に、押さえ部材を組み付けて(端子金具と導
電部材を接続して)もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の組付け状態を示す断面図
【図2】組付け状態を示す側面図
【図3】仮組み状態を示す側面図
【図4】ベースにフラットケーブルを仮保持した状態の
平面図
【図5】端子ホルダに端子金具を取り付けた状態を示す
底面図
【図6】端子ホルダに押さえ部材を組み付けた状態を示
す底面図
【図7】第3シール部材の正面図
【図8】一方の端子金具の側面図
【図9】一方の端子金具の底面図
【図10】他方の端子金具の側面図
【図11】従来例の斜視図
【符号の説明】
A…コネクタ 10…ベース(ハウジング構成部材) 12…第2シール部材 20…端子ホルダ(ハウジング構成部材) 25…第1シール部材 35A…端子金具 35B…端子金具 37…弾性接触片 50…フラットケーブル 55…導電路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA13 AA16 AA18 BB01 BB07 BB08 BB09 BB23 BB25 DD06 DD25 DD28 EE10 EE22 FF15 GG02 GG03 GG09 GG11 GG15 HH02 HH03 HH07 HH17 HH21 HH25 5E087 EE01 EE12 FF06 FF14 FF27 GG22 GG32 HH01 JJ05 LL03 LL04 LL12 LL17 LL28 LL33 RR11 RR12 RR25 RR29 RR36 RR37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットケーブルと導電部材とを防水状
    態で接続させるためのものであって、 前記導電部材に接続される端子金具と、 合体することで前記端子金具を収容状態にするととも
    に、前記フラットケーブルを前記端子金具と接続した状
    態で挟み付ける一対のハウジング構成部材と、 前記フラットケーブルと前記端子金具との接続領域を包
    囲する枠状に配され、一方の前記ハウジング構成部材と
    前記フラットケーブルとの隙間をシールする第1シール
    部材と、 前記第1シール部材と整合する枠状に配され、他方の前
    記ハウジング構成部材と前記フラットケーブルとの隙間
    をシールする第2シール部材とを備えて構成されること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記端子金具が前記フラットケーブルに
    沿うように配されていることを特徴とする請求項1記載
    のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記端子金具が前記フラットケーブルに
    対して弾性接触可能な弾性接触片を備えていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
JP2000011139A 2000-01-20 2000-01-20 コネクタ Abandoned JP2001203031A (ja)

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