JP2001202461A - 双方向電子商取引実行方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】売り主と購買者との間の実時間の双方向価格交
渉を提供可能な双方向電子商取引実行方法及び装置を提
供する。 【解決手段】売り主と購買者間の双方向電子商取引実行
方法において、まず一人以上の購買者が使用者インタフ
ェースを介して中央コンピュータに接続した後、販売製
品の中から対象製品(ＴＰ)を選択する。対象製品を選択
した一人以上の購買者は、ＴＰに対する初期価格と該当
最大販売量情報に基づいてＴＰに対する希望価格と希望
購買数量を提案することで交渉行為に参加する。交渉行
為に参加する売り主と購買者は、予め定められた交渉終
了時間までにＴＰの価格に対する双方向交渉を行う。そ
の後、売り主は指定された購買者と称する最終価格以上
の希望価格を提案した購買者と双方向取引を成功させ、
指定された購買者にＴＰに対する最終価格を通知する。
最終価格は初期価格に等しいかそれ以下の価格である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引実行方
法及び装置に関し、特に、電子商取引システムに使用さ
れる双方向電子商取引実行方法及び装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子商取引は、広い意味で組織体、商
人、消費者の必要性に応じて商品とサービスの質を改善
し、サービス提供速度を増加させながら、且つ経費を節
減する現代的な事業方法論である。より一般的には、電
子商取引は、現在ならばコンピュータネットワークを介
して、将来は情報高速道路をなす数多くのネットワーク
中のいずれかを介して情報、製品、サービスの売買に関
している。

【０００３】従来の電子商取引において、売り主は一般
的に会社であり、インターネット上で電子商取引システ
ムのショッピングウェブページをつくり、これにより販
売する製品の商品情報と価格を提供する。そうすると、
購買者はウェブページに接続して、買いたい1つ以上の
販売製品を選択する。しかし、このシステムで、売り主
と購買者との間の価格交渉はなされない。

【０００４】一方、従来のオンライン競売や逆競売シス
テムで、価格交渉は一方向のみで行われ、売り主と購買
者との間の双方向価格交渉は許容されない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のオンライン電子商取引システムは、売り主と購買者と
の間の実時間の双方向価格交渉を提供することはできな
かった。

【０００６】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、売り主と購買
者との間の実時間の双方向価格交渉を提供可能な双方向
電子商取引実行方法及び装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、中央コンピュータと、複数の使用者イ
ンタフェースと、前記使用者インタフェースを前記中央
コンピュータに接続させる通信網と、を含む電子商取引
システムで使用され、売り主と複数の購買者との間での
電子商取引実行方法であって、(a) 一人以上の購買者
により、前記使用者インタフェースを用いて通信網を介
して中央コンピュータに接続した後、販売製品の中から
対象製品を選択する工程と、(b) 前記対象製品を選択
した前記一人以上の購買者により、前記対象価格に対す
る商品情報と初期価格及び該当最大販売量情報に基づい
て、前記対象製品に対する希望価格と該当希望購買数量
を提案することにより、交渉行為に参加する工程と、
(c) 前記交渉行為に参加する売り主と購買者により、
予め定められた交渉時間の間隔内で前記対象製品の価格
に対する双方向交渉を行う工程と、(d) 前記工程(c)の
以後、売り主により、指定された購買者と称する最終価
格以上の希望価格を提案した購買者に最終価格を通知す
ることにより双方向取引を達成する工程であって、前記
最終価格は前記初期価格に等しいかあるいはそれ以下の
価格である工程とを含む。

【０００８】また、本発明は、中央コンピュータ、複数
の遠距離パーソナルコンピュータ、及び前記遠距離パー
ソナルコンピュータを前記中央コンピュータに接続させ
るインターネットラインを含む電子商取引システムで使
用される売り主と複数の購買者との間の電子商取引実行
方法であって、(a) 一人以上の購買者により、前記遠
距離パーソナルコンピュータを用いてインターネットラ
インを介して中央コンピュータに接続して販売製品の中
から対象製品を選択する工程と、(b) 前記対象製品を
選択した前記一人以上の購買者により、前記対象価格に
対する商品情報と初期価格及び該当最大販売量情報に基
づいて、前記対象製品に対する希望価格と該当希望購買
数量を提案することにより交渉行為に参加する工程と、
(c) 前記交渉行為に参加する売り主と購買者により、
予め定められた交渉終了時間に到達する前に、前記対象
製品の価格に対する実時間双方向交渉を行う工程と、
(d)前記工程(c)の以後、売り主により、指定された購買
者と称する最終価格と同一あるいはそれよりも高い希望
価格を提案した購買者に最終価格を通知する工程であっ
て、前記最終価格は前記初期価格に等しいかあるいはそ
れ以下の価格である工程と、(e) 売り主と指定された
購買者により、それらの間の双方向取引を達成する工程
とを含む。

【０００９】また、本発明は、多数の遠距離パーソナル
コンピュータと、前記遠距離パーソナルコンピュータを
前記装置に接続させるインターネットラインとを含む電
子商取引システムにおいて用いられ、売り主と複数の購
買者との間における電子商取引を実行する電子商取引実
行装置であって、商品情報を格納する製品データベース
と、1つ以上の販売製品の該当最大販売量情報と初期価
格を格納する販売オプションデータベースと、製品の売
り主に対する情報を格納する売り主データベースと、購
買者に対する情報を格納する購買者データベースと、関
連製品に対する情報を格納する関連製品データベース
と、データベースの情報格納、引出、及び変更動作を制
御するデータベース管理モジュールと、売り主と購買者
との間で通信コンテンツを有するメールを伝送するメー
ル管理モジュールと、売り主と購買者との間の通信を行
う双方向交渉通信モジュールと、売り主と指定された購
買者との間の取引を達成する交渉管理モジュールとを含
む。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１を参照すると、本発明の好適
な実施の形態により、電子商取引システム400に使用さ
れる双方向電子商取引を行う電子商取引装置430が示さ
れる。システム400は、図１に示すように、電子商取引
装置430、通信網300、及び多数の使用者インタフェー
ス、例えば、パーソナルコンピュータ100、110、120、2
00を備えている。電子商取引装置430、例えば、ウェブ
サーバーはデータベースチャンネル410と中央コンピュ
ータ420を含む。

【００１１】データベースチャンネル410は、製品デー
タベース、即ち販売製品データベース411、販売オプシ
ョンデータベース412、及び購買オプションデータベー
ス413を含む。データベースチャンネル410は、概して、
売り主データベース414、関連製品データベース415及び
購買者データベース416をさらに含む。中央コンピュー
タ420は、データベース管理モジュール421、メール管理
モジュール423、双方向交渉通信モジュール425、及び交
渉管理モジュール427を含む。

【００１２】電子商取引システム400を使用することに
より、売り主と多数の購買者との間の電子商取引が可能
になる。システム400において、装置430は、通信網300
を介して使用者インタフェース100、110、120、200に接
続される。通信網300は概してインターネットである
が、これに制限されることはない。例えば、通信網300
は近距離情報通信網(LAN)であってもよい。

【００１３】使用者インタフェース100、110、120、200
は概してパーソナルコンピュータであるが、これに制限
されることはない。使用者インタフェース100、110、12
0、200は他の通信ターミナル、例えば、電話であっても
よい。購買者と売り主は使用者インタフェース100、11
0、120、200を介して装置430に接続される。説明の便宜
上、以下の本発明の好適な実施形態で、購買者は使用者
インタフェース100、110、120を介して中央コンピュー
タ420に接続し、売り主は使用者インタフェース200を介
して中央コンピュータ420に接続されると仮定する。

【００１４】販売製品データベース411は、製品情報、
即ち売り主により供給される予め定められた製品の商品
情報を格納する。製品の商品情報は製品の模様、大き
さ、及び特徴情報を含むことができ、概して通信網300
を通じて使用者インタフェース100、110、120、200を介
して購買者に提供される。

【００１５】販売オプションデータベース412は、販売
オプション情報、即ち売り主により供給される販売製品
の初期価格と該当最大販売量情報を格納し、且つ売り主
により提供された販売製品の臨時価格及び最終販売価格
を格納する。臨時価格及び最終販売価格は後に説明す
る。

【００１６】以下の本発明の実施の形態では、製品を例
にとって双方向電子商取引の説明を行うがB、情報とサ
ービスも電子商取引の対象となることができる。

【００１７】購買オプションデータベース413は、一人
以上の購買者により提案される対象製品価格に対する該
当希望購買数量と希望価格をそこに格納することであ
り、前記対象製品は購買者が買うために選択した製品を
表す。

【００１８】売り主データベース414は、売り主に関す
る情報、例えば、該当名前、住所、識別番号などを格納
する。このような売り主に関する情報は購買者に提供さ
れ、購買者が売り主を確認し、それに基づいて売り主の
信用状態を評価することができるようになる。

【００１９】関連製品データベース415は関連製品の商
品情報を格納し、前記関連製品は該当対象製品に相当す
る関連性のあるものとして販売製品の中で選択された製
品である。対象製品に対する関連製品は予め規定され、
データベース管理モジュール421の制御下で関連製品デ
ータベース415に格納される。

【００２０】購買者データベース416は購買者に関する
情報を格納する。この情報は身元確認名前、関連パスワ
ード、信用情報などを含む。この情報は中央コンピュー
タ420内の中央処理装置(図示せず)を介して行われるロ
グイン過程で使用され、売り主が売り主と購買者との間
の全ての交渉及び取引過程の間、それらにより提案され
た購買オプションと購買者を確認させる。

【００２１】データベース管理モジュール421はデータ
ベース411〜416を管理する。データベース管理モジュー
ル421はデータベース411〜416の情報やデータの格納、
引出、変更動作などを制御する。

【００２２】メール管理モジュール423は売り主と購買
者との間の通信コンテンツ、例えば、オプション及び/
又は多様な提案を含むメールを伝送する。

【００２３】双方向交渉通信モジュール425は売り主と
購買者との間の対象製品に対する交渉通信を行う。例え
ば、双方向交渉通信モジュール425は、所謂チャッティ
ングモジュールあるいはARS装置であってもよい。

【００２４】交渉管理モジュール427は、売り主と指定
された購買者との間で対象製品に対する取引を行わせ
る。指定された購買者に対しては後に説明する。

【００２５】図２と図３は、本発明の好適な実施形態に
より双方向電子商取引を行う方法を示すフローチャート
である。

【００２６】図１と図２及び図３を参照しながら、本発
明の好適な実施の形態による電子商取引を行う方法を説
明する。

【００２７】本発明の好適な実施形態による双方向電子
商取引実行工程は、電子商取引装置420がコンピュータ
ネットワーク300を経て使用者インタフェース、例え
ば、パーソナルコンピュータ100、110、120を介してス
テップＳ110で一人以上の購買者により接続されたとき
に開始される。その後、ステップＳ120で、それぞれの
購買者はログイン工程を行う。

【００２８】次に、ステップＳ130で、購買者が登録さ
れている人である場合はステップＳ150に進み、そうで
はない場合はステップＳ140に移行する。ステップＳ140
では購買者が身元情報を登録して購買者データベース41
6にそれが格納されてからステップＳ130に戻る。ステッ
プＳ120、Ｓ130及びＳ140は、データベース管理モジュ
ール421の制御下で購買者データベース416に格納された
購買者情報に基づいて行われる。

【００２９】その後、ステップＳ150で、装置420に接続
された一人以上の購買者は販売製品データベース411と
販売オプションデータベース412にそれぞれ格納されて
いる製品情報及び販売オプション情報に基づいて販売製
品の中で対象製品を捜して選択する。その後、ステップ
Ｓ160に移す。

【００３０】ステップＳ160で、販売製品/販売オプショ
ン情報、即ち対象製品に対する初期価格と該当最大販売
量情報が対象製品を選択した購買者に供給される。

【００３１】次に、ステップＳ170で、購買者が対象製
品を買うことを望む場合は、タブＡを介して図３のステ
ップＳ200に進み、そうではない場合はステップＳ180に
移行する。ステップＳ200で、購買者は希望価格と該当
希望購買数量を提案することにより対象製品の交渉行為
に参加する。その後、ステップＳ210に進む。

【００３２】図４は本発明の好適な実施形態により双方
向電子商取引を行う方法を説明するための図である。図
４を参照すると、ステップＳ160、Ｓ170、Ｓ200がさら
に詳細に説明される。

【００３３】本発明の好適な実施形態により、図４は双
方向交渉参加あるいは取引の様式、例えば、使用者イン
タフェースのスクリーン上に表示されるウェブページ35
0を示し、前記ウェブページ350は、販売製品/販売オプ
ション情報を示すブロック351、現在の交渉状況あるい
は状況情報を示すブロック353、及び対象製品に対する
希望価格/数量入力様式を見せるブロック360を含む。

【００３４】ステップＳ160では、図４のブロック351に
示すように、初期価格、臨時価格及び売り主により提案
される最大販売量を有する現在の交渉状況情報が、対象
製品を選択した購買者に概して提供される。図４に示す
ブロック353は、現在の交渉状況を簡単に示している。
しかし、本発明の他の好適な実施形態によれば、ブロッ
ク353に示される現在の交渉状況情報は、全ての購買者
により提案された全ての希望価格と該当数量を含む詳細
な情報を示している。

【００３５】ステップＳ210で、売り主と一人以上の購
買者、普通多数の購買者は双方向通信技術、例えば、チ
ャッティング技術を採用することにより、対象製品の価
格及び/又は数量に対する交渉を行う。その後、ステッ
プＳ220に進む。

【００３６】ステップＳ220では、売り主はステップＳ2
10での交渉の結果を参照して、購買者により提案された
希望価格と希望購買数量を評価する。売り主が対象製品
に対する初期価格の代わりに臨時価格と称される新たな
価格を提案することを望む場合は、売り主はステップＳ
200に戻って対象製品に対する臨時価格を提案すること
ができる。このような場合、ステップＳ200で、購買者
は以前に提案された対象製品に対する希望価格及び/又
は該当希望購買数量を変更することもできるし、変更し
ないようにすることもできる。

【００３７】ステップＳ220で、売り主が対象製品に対
する臨時価格を提案することを望まない場合は、ステッ
プＳ230に移行する。ステップＳ230で売り主は、対象製
品に対する最終価格を決定する。その後、ステップＳ24
0に移行する。ステップＳ230は、交渉に参加する購買者
全員に一般的に通知しなければならない予め定められた
交渉開始時間と予め定められた交渉終了時間との間に終
了することが必要である。予め定められた交渉開始時間
と予め定められた交渉終了時間との間の交渉時間の間隔
は、例えば、一日あるいは12時間である。

【００３８】その後、ステップＳ240で、売り主は指定
された購買者と称する、最終価格以上の該当希望価格を
提案した購買者に対象製品に対する最終価格を通知する
ことで双方向取引を終了する。この場合、前記最終価格
は初期価格以下の価格である。その後、ステップＳ250
に移行する。

【００３９】ステップＳ200、Ｓ210、Ｓ220、Ｓ230、Ｓ
240は、双方向交渉通信モジュール425を用いて行われ
る。

【００４０】ステップＳ250で、売り主と指定された購
買者との間の取引は、交渉管理モジュール427を用いて
通常的な取引引証技術を採用することにより、最終価格
で終了することになる。これで全過程が終了する。前述
した説明で、全ステップは、普通、実時間で行われるこ
とを触れる必要がある。ステップＳ220で、売り主が臨
時価格を提案しない場合は、ステップＳ220を実行せ
ず、直接ステップＳ230に移行する。

【００４１】一方、ステップＳ170で、購買者が対象製
品を買うことを望まない場合は、ステップＳ180に移行
する。ステップＳ180で、購買者が対象製品に対する関
連製品を捜すことを望む場合は、タブＢを介して図３の
ステップＳ260に移行し、そうではない場合は、タブＣ
を介して過程を終了する。

【００４２】ステップＳ260で、購買者は関連製品デー
タベース415に格納された販売製品/販売オプション情報
に基づいて関連製品を捜す。その後、ステップＳ270に
進む。ステップＳ270で、関連製品の中で希望対象製品
があれば、ステップＳ280に進み、そうではない場合は
工程を終了する。

【００４３】ステップＳ280で、購買者が関連製品の中
で対象製品を選択すると、タブＤを介して図２のステッ
プＳ160に戻す。

【００４４】前述した本発明の好適な実施形態では、一
人以上の購買者が図４のブロック360に示すように、固
定価格ではなく各々が最低価格と最高価格を有する希望
価格範囲を提案することができる。このような場合、売
り主は指定された購買者に対して対象製品の最終価格を
通知する。このときの各最高価格は最終価格に等しいか
あるいはそれ以上の価格である。

【００４５】前述した場合に、本発明の好適な実施の形
態の過程の全ステップは使用者インタフェースがパーソ
ナルコンピュータである場合について説明した。しか
し、本発明の他の好適な実施形態によると、使用者イン
タフェースは電話であってもよい。例えば、当該全ステ
ップは電話を使用し、通常のARS装置を採用することに
より行われることができる。

【００４６】この場合、ステップＳ210は、売り主と一
人以上の購買者との間で直接電話通話により行われる。
例えば、ステップＳ200の後に、購買者が対象製品に対
する希望価格及び/又は希望購買数量を交渉することを
望む場合は、購買者は電話で該当販売会社の電話販売員
と話合うことができる。

【００４７】上記において、本発明の好適な実施形態に
ついて説明したが、本発明の請求の範囲を逸脱すること
なく、当業者は種々の改変をなし得るであろう。

【００４８】

【発明の効果】本発明によれば、オンライン上で販売者
と購買者との間の双方向価格交渉が可能な双方向電子商
取引方法及び装置を提供することができるという効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好適な実施形態により電子商取引シス
テムで使用する双方向電子商取引を行う電子商取引装置
を示す図である。

【図２】本発明の好適な実施形態による双方向電子商取
引実行方法を詳述したフローチャート（その１）であ
る。

【図３】本発明の好適な実施形態による双方向電子商取
引実行方法を詳述したフローチャート（その２）であ
る。

【図４】本発明の好適な実施形態により双方向電子商取
引を行う方法を説明する図である。

【符号の説明】

100、110、120、200 パーソナルコンピュータ 300 通信網 400 電子商取引システム 410 データベースチャンネル 411 販売製品データベース 412 販売オプションデータベース 413 購買オプションデータベース 414 売り主データベース 415 関連製品データベース 416 購買者データベース 420 中央コンピュータ 421 データベース管理モジュール 423 メール管理モジュール 425 双方向交渉通信モジュール 427 交渉管理モジュール 430 電子商取引装置

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央コンピュータと、複数の使用者イン
   タフェースと、前記使用者インタフェースを前記中央コ
   ンピュータに接続させる通信網と、を含む電子商取引シ
   ステムで使用され、売り主と複数の購買者との間での電
   子商取引実行方法であって、 (a) 一人以上の購買者により、前記使用者インタフェ
   ースを用いて通信網を介して中央コンピュータに接続し
   た後、販売製品の中から対象製品を選択する工程と、 (b) 前記対象製品を選択した前記一人以上の購買者に
   より、前記対象価格に対する商品情報と初期価格及び該
   当最大販売量情報に基づいて、前記対象製品に対する希
   望価格と該当希望購買数量を提案することにより、交渉
   行為に参加する工程と、 (c) 前記交渉行為に参加する売り主と購買者により、
   予め定められた交渉時間の間隔内で前記対象製品の価格
   に対する双方向交渉を行う工程と、 (d) 前記工程(c)の以後、売り主により、指定された購
   買者と称する最終価格以上の希望価格を提案した購買者
   に最終価格を通知することにより双方向取引を達成する
   工程であって、前記最終価格は前記初期価格に等しいか
   あるいはそれ以下の価格である工程とを含むことを特徴
   とする双方向電子商取引実行方法。
2. 【請求項２】 前記通信網がインターネットであること
   を特徴とする請求項１に記載の双方向電子商取引実行方
   法。
3. 【請求項３】 前記使用者インタフェースがパーソナル
   コンピュータであることを特徴とする請求項１に記載の
   双方向電子商取引実行方法。
4. 【請求項４】 前記双方向交渉が実時間で行われること
   を特徴とする請求項１に記載の双方向電子商取引実行方
   法。
5. 【請求項５】 前記工程(b)で、前記一人以上の購買者
   が前記固定価格の代わりに最低価格及び最高価格を有す
   る該当価格範囲として希望価格を提案することを特徴と
   する請求項１に記載の双方向電子商取引実行方法。
6. 【請求項６】 前記売り主は、前記該当価格範囲として
   前記希望価格を提案した購買者に対象製品に対する最終
   価格を通知し、そのときの各々の最高価格が最終価格に
   等しいかあるいはそれ以上の価格であることを特徴とす
   る請求項５に記載の双方向電子商取引実行方法。
7. 【請求項７】 前記実行方法が、(c1) 前記売り主によ
   り、前記工程(c)の以後で前記工程(d)の以前に、対象製 品に対する希望価格と該当希望購買数量を考慮した後、
   対象製品の臨時価格を提案する工程であって、このとき
   の臨時価格は初期価格に等しいかあるいはそれ以下の価
   格である工程と、 (c2) 前記一人以上の購買者により、前記対象製品の臨
   時価格に基づいて、対象製品に対する新規希望購買数量
   及び１つ以上の新規希望価格を提案する工程であって、
   前記新規希望価格と新規希望購買数量が、それぞれ以前
   に提案された該当希望価格と、以前に提案された該当希
   望購買数量と同一であるか、あるいは異なっている工程
   とを含むことを特徴とする請求項６に記載の双方向電子
   商取引実行方法。
8. 【請求項８】 予めシステムに格納された１つ以上の関
   連製品の該当最大販売量情報及び製品情報と該当初期価
   格に基づき、前記実行方法が、 (e) 前記工程(a)の以後、前記購買者が関連製品を捜す
   ことを望む場合、一人以上の購買者により関連製品と関
   連製品に対する該当最大販売量情報及び商品情報と初期
   価格を捜し出して関連製品の中から対象製品を選択する
   工程と、 (f)前記工程(e)の以後、前記工程(b)、(c)及び(d)を順
   次行う工程とを含むことを特徴とする請求項６に記載の
   双方向電子商取引実行方法。
9. 【請求項９】 前記双方向交渉が売り主と購買者との間
   でチャッティング技術を使用することにより行われるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の双方向電子商取引実行
   方法。
10. 【請求項１０】 売り主と購買者との間の前記交渉行為
    がシステム内に取り付けられたＡＲＳ装置を使用するこ
    とにより行われることを特徴とする請求項１に記載の双
    方向電子商取引実行方法。
11. 【請求項１１】 前記工程(b)で前記一人以上の購買者
    が、他の購買者により予め提案された対象製品に対する
    希望価格と該当希望購買数量を含む交渉状況情報に基づ
    いて交渉に参加することを特徴とする請求項１に記載の
    双方向電子商取引実行方法。
12. 【請求項１２】 前記システムが、 商品情報を格納する販売製品データベースと、 製品に対する該当最大販売量情報、及び初期価格を格納
    する販売オプションデータベースと、 製品の売り主に対する情報を格納する売り主データベー
    スと、 購買者に対する情報を格納する購買者データベースと、 関連製品に対する情報を格納する関連製品データベース
    とを含むことを特徴とする請求項１に記載の双方向電子
    商取引実行方法。
13. 【請求項１３】 前記システムが販売製品または関連製
    品の購買者により提案された希望価格を格納する購買オ
    プションデータベースを含むことを特徴とする請求項１
    ２に記載の双方向電子商取引実行方法。
14. 【請求項１４】 前記中央コンピュータが、 データベースの情報格納、引出、及び変更操作を制御す
    るデータベース管理モジュールと、 売り主と購買者との間で通信コンテンツを有するメール
    を伝送するメール管理モジュールと、 売り主と購買者との間の通信を行う双方向交渉通信モジ
    ュールと、 売り主と指定された購買者との間の取引を達成する交渉
    管理モジュールとを含むことを特徴とする請求項１３に
    記載の双方向電子商取引実行方法。
15. 【請求項１５】 中央コンピュータ、複数の遠距離パー
    ソナルコンピュータ、及び前記遠距離パーソナルコンピ
    ュータを前記中央コンピュータに接続させるインターネ
    ットラインを含む電子商取引システムで使用される売り
    主と複数の購買者との間の電子商取引実行方法であっ
    て、 (a) 一人以上の購買者により、前記遠距離パーソナル
    コンピュータを用いてインターネットラインを介して中
    央コンピュータに接続して販売製品の中から対象製品を
    選択する工程と、 (b) 前記対象製品を選択した前記一人以上の購買者に
    より、前記対象価格に対する商品情報と初期価格及び該
    当最大販売量情報に基づいて、前記対象製品に対する希
    望価格と該当希望購買数量を提案することにより交渉行
    為に参加する工程と、 (c) 前記交渉行為に参加する売り主と購買者により、
    予め定められた交渉終了時間に到達する前に、前記対象
    製品の価格に対する実時間双方向交渉を行う工程と、 (d) 前記工程(c)の以後、売り主により、指定された購
    買者と称する最終価格と同一あるいはそれよりも高い希
    望価格を提案した購買者に最終価格を通知する工程であ
    って、前記最終価格は前記初期価格に等しいかあるいは
    それ以下の価格である工程と、 (e) 売り主と指定された購買者により、それらの間の
    双方向取引を達成する工程とを含むことを特徴とする双
    方向電子商取引実行方法。
16. 【請求項１６】 多数の遠距離パーソナルコンピュータ
    と、前記遠距離パーソナルコンピュータを前記装置に接
    続させるインターネットラインとを含む電子商取引シス
    テムにおいて用いられ、売り主と複数の購買者との間に
    おける電子商取引を実行する電子商取引実行装置であっ
    て、 商品情報を格納する製品データベースと、 1つ以上の販売製品の該当最大販売量情報と初期価格を
    格納する販売オプションデータベースと、 製品の売り主に対する情報を格納する売り主データベー
    スと、 購買者に対する情報を格納する購買者データベースと、 関連製品に対する情報を格納する関連製品データベース
    と、 データベースの情報格納、引出、及び変更動作を制御す
    るデータベース管理モジュールと、 売り主と購買者との間で通信コンテンツを有するメール
    を伝送するメール管理モジュールと、 売り主と購買者との間の通信を行う双方向交渉通信モジ
    ュールと、 売り主と指定された購買者との間の取引を達成する交渉
    管理モジュールと、 を含むことを特徴とする双方向電子商取引実行装置。
17. 【請求項１７】 前記製品購買者により提案された希望
    価格を格納する購買オプションデータベースをさらに含
    むことを特徴とする請求項１６に記載の双方向電子商取
    引実行装置。