JP2001202342A - プログラム交換制御装置及び業務システム並びにプログラム交換用のプログラム又はデータを記憶した記憶媒体 - Google Patents

プログラム交換制御装置及び業務システム並びにプログラム交換用のプログラム又はデータを記憶した記憶媒体

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JP2001202342A
JP2001202342A JP2000013737A JP2000013737A JP2001202342A JP 2001202342 A JP2001202342 A JP 2001202342A JP 2000013737 A JP2000013737 A JP 2000013737A JP 2000013737 A JP2000013737 A JP 2000013737A JP 2001202342 A JP2001202342 A JP 2001202342A
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Takafumi Terasawa
隆文 寺澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数のコンピュータシステム(拠点システ
ム)で稼働しているプログラムの更新作業を簡易に且つ
正確に行うこと。 【解決手段】 固有の登録番号が定義されたプログラム
交換データを配信するセンタシステム2とネットワーク
4を介して接続された受信部8と、プログラム交換デー
タに含まれる交換用プログラムデータに基づいて更新さ
れる実行プログラムを実行する拠点システム18と接続
された更新部12と、前記受信部8にて受信した前記プ
ログラム交換データから前記交換用プログラムデータを
抽出すると共に当該交換用プログラムデータを適用する
被交換対象である実行プログラムデータを特定する適用
登録番号を抽出する登録部10とを備えている。さら
に、更新部12は、前記適用登録番号で特定される実行
プログラムデータに対して当該適用登録番号が付された
交換用プログラムデータを適用させる適用登録番号別更
新機能14を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム交換制
御装置及びこれを用いた業務システムに係り、特に、多
数の拠点で実行されているプログラムを更新するための
プログラム交換制御装置及び業務システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、販売システムや、在庫管理シ
ステムや、金融処理システムや、顧客登録システムや、
医療情報共有システムなどの業務システムは、広域に渡
る地域の拠点に設けられたコンピュータシステムと、各
コンピュータと通信回線を介して接続されたセンタシス
テムとを備えている。センタシステムは、各拠点のコン
ピュータシステムから情報を収集し、また各コンピュー
タ端末に情報を提供する。
【0003】そして、例えばPOSシステムで新しい機
能を各コンピュータシステムにて実現する場合や、在庫
管理システムを予算の管理システムに接続するためのデ
ータ構造の変換などを行う場合や、また、業務システム
の一部に不具合(バグ)が存在した場合には、各拠点の
コンピュータシステムを動作させているプログラムを更
新しなければならない。このようなプログラムの更新
は、業務用に特別に開発されたシステムのプログラムの
みならず、パッケージとして販売され一般に使用される
パッケージプログラムについても、そのバージョンアッ
プ時やバグの修正時に必要となる。
【0004】プログラムの更新は、各地域の拠点に設け
られたコンピュータシステムにアクセスし、パッチプロ
グラムを追加したり、また、プログラムファイルを更新
するなどして行っていた。拠点数が多く、拠点間の距離
が長距離に渡る場合には、プログラムの更新を行う担当
者が交換用プログラムを記憶したFDやCD―ROM等
を各拠点へ運び、各拠点のコンピュータシステムを操作
して更新を行うには多大な労力と日数とを要する。
【0005】TCP/IPを用いた通信であるインター
ネットの発達に伴い、パッケージプログラムとして販売
されているプログラムの更新について、次のように実行
することができるようになった。すなわち、交換用プロ
グラムをWWWサーバーに格納しておき、当該パッケー
ジプログラムの使用者が各自のコンピュータを操作して
WWWサーバーから交換用プログラムをダウンロード
し、更新を行う。また、遠隔地にあるコンピュータを手
元のコンピュータで操作するリモートログインを行うこ
とができるオペレーティングシステムを用いて相互に接
続されているコンピュータシステムでは、プログラムの
更新時に遠隔地まで出向く必要がない。
【0006】このように、プログラムの更新時に更新を
行うコンピュータシステムに出向いたり、また、交換用
プログラムを記憶した記憶媒体を郵送するなどの作業を
行わずに、プログラムの更新を行うことはできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リモー
トログインの場合も、サーバーから交換用プログラムを
ダウンロードする場合も、プログラムを格納した記憶媒
体を郵送等する場合も、プログラムの更新操作を各拠点
又はユーザ(若しくは、グループ)毎に行わなければな
らない、という不都合があった。
【0008】プログラム更新すべき対象となるコンピュ
ータシステムやパケージプログラムが一律であれば、自
動的なプログラムの配信及び更新処理を行うこともでき
るが、実際の業務システムでは各拠点毎に稼働中のプロ
グラムが異なったり、また、特定の拠点で動作している
コンピュータのハードウエア資源に応じたプログラムの
更新が必要になるなど、全コンピュータシステムを一律
に扱うことができないことが多い。例えば、業務プログ
ラムの更新を行う拠点が多数あり、各拠点や拠点グルー
プで稼働中のプログラムが異なる場合に、それぞれの状
態に応じてプログラムを更新しなければならない場合
は、更新処理がさらに煩雑となる。例えば、POSシス
テムにて、一定の気温以上となった時に良く販売される
商品についてのPOSシステム上の新しい機能を提供す
る場合、地域によってその新しい機能を提供すべき時期
が異なるため、その時々に更新作業を行わなければなら
ない。
【0009】また、例えば、損害保険の商品管理システ
ムでは、地震による損害に対する新しい商品を提供する
こととして、各拠点に交換用プログラムを配布したが、
その地震による損害に関連する交換用プログラムに変更
点が生じた場合に、地震の影響が少ない地域ではこの交
換用プログラムを導入していないといったことも想定で
きる。
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、多数のコンピュータシステム(拠点シス
テム)で稼働しているプログラムの更新作業を簡易に且
つ正確に行うことのできるプログラム交換制御装置及び
業務システムを提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、固
有の登録番号が定義されたプログラム交換データを配信
するセンタシステムとネットワークを介して接続された
受信部と、プログラム交換データに含まれる交換用プロ
グラムデータに基づいて更新される実行プログラムを実
行する拠点システムと接続された更新部と、前記受信部
にて受信した前記プログラム交換データから前記交換用
プログラムデータを抽出すると共に当該交換用プログラ
ムデータを適用する被交換対象である実行プログラムデ
ータを特定する適用登録番号を抽出する登録部とを備え
ている。さらに、更新部は、前記適用登録番号で特定さ
れる実行プログラムデータに対して当該適用登録番号が
付された交換用プログラムデータを適用させる適用登録
番号別更新機能を備えた、という構成を採っている。こ
れにより前述した目的を達成しようとするものである。
【0012】ここでは、プログラム交換データは、他の
プログラム交換データと自らとを識別するための登録番
号と、拠点システムで実行されている実行プログラムを
更新するためのプログラムデータである交換用プログラ
ムデータと、この交換用プログラムデータを適用すべき
実行プログラムの登録番号である適用登録番号とを有す
る。また、交換用プログラムデータが拠点システムに適
用された場合には、適用されたプログラムを実行プログ
ラムと呼ぶ。実行プログラムの登録番号は、この実行プ
ログラムに適用された交換用プログラムデータの登録番
号であり、多くは、最後に適用された交換用プログラム
データの登録番号である。
【0013】受信部は、交換用プログラムデータと、登
録番号と、適用登録番号とを有するプログラム交換デー
タを受信する。すると、登録部は、プログラム交換デー
タから、交換用プログラムデータと、適用登録番号とを
抽出する。そして、更新部では、適用登録番号別更新機
能によって、適用登録番号と同一の登録番号を有する拠
点システムでの実行プログラムを特定し、この実行プロ
グラムを更新する。このため、プログラムの依存関係を
保ちながらプログラムの更新が行われる。
【0014】また、適用登録番号に代えて、若しくは適
用登録番号と共に、適用日時情報に基づいてプログラム
の更新を行うようにしても良い。この場合、更新部は、
実行プログラムデータに対して前記適用日時情報で特定
される日時に当該適用日時情報が付された交換用プログ
ラムデータを適用させる適用日時情報別更新機能を備え
る。すると、センタシステムにて予め定めた適用日時に
プログラムの更新を行うことができる。ここで、「適用
日時」というときには、時分の情報を含まない日付情報
を含む。また、システム固有の連続番号にて日時を表す
システム日付を用いるようにしても良い。すなわち、こ
れは 適用日付(YYYYMMDD)とするデータ型や、適用日時
(YYYYMMDDHHMMSS)とするデータ型や、システム日付(DD
D)としてもよい。
【0015】更新部が有する機能に応じて、交換用プロ
グラムデータの実行内容を定めると良い。例えば、適用
日時情報のみを定義する場合には、交換用プログラムデ
ータには、適用対象となる実行プログラムを例えばプロ
グラムデータのファイル名やリビジョン番号等に基づい
て特定する機能を実現するプログラムコードを含めるよ
うにすると良い。一方、適用登録番号のみを定義する場
合で、適用の日付についてもセンタシステム側にて制御
したい場合には、交換用プログラムデータに適用すべき
日時を管理する機能を持たせると良い。
【0016】また、適用登録番号と適用日時情報とを有
し、更新部が両者の機能を備える実施形態では、交換用
プログラムデータを、実行プログラムそのものとするこ
とができる。この場合、更新部は、交換用プログラムデ
ータをファイルとして拠点システムに導入し、交換用プ
ログラムを適用する実行プログラムデータを構成するフ
ァイルを削除等する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本実施形態によるプログラ
ム交換制御装置の構成例を示すブロック図である。図1
に示すように、固有の登録番号が定義されたプログラム
交換データを配信するセンタシステム2とネットワーク
4を介して接続された受信部8と、プログラム交換デー
タに含まれる交換用プログラムデータに基づいて更新さ
れる実行プログラムを実行する拠点システム18と接続
された更新部12と、前記受信部8にて受信した前記プ
ログラム交換データから前記交換用プログラムデータを
抽出すると共に当該交換用プログラムデータを適用する
被交換対象である実行プログラムデータを特定する適用
登録番号を抽出する登録部10とを備えている。さら
に、更新部12は、前記適用登録番号で特定される実行
プログラムデータに対して当該適用登録番号が付された
交換用プログラムデータを適用させる適用登録番号別更
新機能14を備えている。
【0018】更新部12が、センタシステムから送信さ
れたプログラム交換データの適用登録番号に基づいて拠
点システムの実行プログラムを更新するため、拠点シス
テムで更新対象となるプログラムが導入されているか否
かに応じて、導入されている場合にプログラムの更新を
行うことができる。
【0019】また、プログラム交換データが、登録適用
番号に代えて、若しくは、登録適用番号と共に、登録日
時情報を有するようにしてもよい。この場合、更新部1
2は、実行プログラムデータに対して前記適用日時情報
で特定される日時に当該適用日時情報が付された交換用
プログラムデータを適用させる適用日時情報別更新機能
を備える。この適用日時情報別更新機能を用いると、複
数の拠点システムにてプログラムの交換を行う日時が異
なる場合であっても、センタシステムにて各拠点別にプ
ログラム交換を行うべき日時を適用日時情報として登録
するのみで、その指定した日時で各拠点にてプログラム
の更新が行われる。
【0020】図2は、図1に示した拠点システム18が
プログラム交換制御装置6を備えた業務システムの構成
例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施
形態による業務システムは、複数の拠点に設けられそれ
ぞれ実行用プログラムを実行する拠点システム18と、
この複数の拠点システム18とネットワーク4A,4B
を介して接続され前記各拠点の実行プログラムの更新を
管理するためのセンタシステム2とを備えている。ネッ
トワークとしては、ISDN等を用いたフレームリレー
回線4Aと、衛星回線4Bとを併用している。このた
め、受信部8は、フレームリレー回線4Aを介して送信
されるデータを受信するポート8Bと、衛星回線を介し
て送信されるデータを受信するポート8Aとを備えてい
る。
【0021】図2に示すセンタシステム2は、図3
(A)に示すプログラム交換データの一部又は全部が入
力される入力部22と、プログラム交換データ50を生
成するプログラム交換データ生成部24を備えている。
プログラム交換データは、図3(A)に示すように、前
記各拠点システム18で実行される実行プログラムデー
タを更新する交換用プログラムデータ51と、当該各交
換用プログラムデータ毎に個別に定義される登録番号5
4と、当該交換用プログラムデータ52によって更新さ
れる対象となる実行プログラムデータの登録番号である
適用登録番号58と、当該交換用プログラムデータを登
録する日時である適用日時情報56とを有する。また、
センタシステム2は、このプログラム交換データ生成部
によって生成されたプログラム交換データを前記ネット
ワークを介して前記各拠点システムへ配信するプログラ
ム交換データ配信部を備えている。また、センタシステ
ム2は、交換用プログラムデータ52に付する登録番号
54に基づいて各拠点に配布したプログラムを管理する
拠点プログラム管理部を備えるようにしても良い。この
拠点プログラム管理を登録番号を用いて行うことで、拠
点プログラムの管理及び配布を一体的に管理することが
できる。
【0022】一方、各拠点システム18はそれぞれ、前
記センタシステム2とネットワーク4A,4Bを介して
接続され前記プログラム交換データを受信する受信部8
と、この受信部8にて受信した前記プログラム交換デー
タの一覧を管理する適用前リスト(図3(B)参照)に
新たに受信したプログラム交換データ中の交換用プログ
ラムデータを登録する登録部10と、この登録部10に
よって適用前リストに登録された交換用プログラムデー
タの内前記適用日時情報が現在日時に至った交換用プロ
グラムデータを抽出すると共に当該抽出した交換用プロ
グラムデータの適用登録番号に対応する登録番号を有す
る前記実行プログラムデータに対して当該抽出した交換
用プログラムデータを適用する更新部12とを備えてい
る。
【0023】センタシステム2では、図3(A)に示す
プログラム交換データ50を生成する。入力部22とプ
ログラム交換データ生成部24との機能の割り当ては種
々の構成を採ることができる。例えば、入力部22が、
プログラム開発環境と、ユニークな番号の生成機能と、
各拠点システムに配布した交換プログラムデータを管理
する管理機能とを有する場合には、交換用プログラムの
開発が終了した段階で開発環境から交換用プログラムデ
ータ52を出力し、このとき、この交換用プログラムデ
ータを個別に識別するためのユニークな登録番号を自動
的に付与し、また管理機能によって当該交換用プログラ
ムを適用すべき実行プログラムの登録番号を読み出す。
そして、適用日時情報は、プログラム交換データの配布
者によって入力部22に入力される。すると、プログラ
ム交換データ生成部24は、これら入力部22から出力
され、または、入力部22に入力されたデータを合成
し、これをプログラム交換データ50とする。また、登
録番号の自動付与や適用登録番号の自動付与をせず、こ
れらの作業をプログラム交換データの配布者からの入力
項目とする場合には、プログラム交換データ生成部24
はこの登録番号の自動付与等を支援する作業環境(アプ
リケーションプログラム)を支援者に提供するようにし
ても良い。
【0024】センタシステム2から各拠点システム18
へのデータ配信は、専用線などを使用した経路が1つ存
在するだけであったが、大容量データの高速配信などの
要求により、既存の回線に追加する形で衛星回線などを
使用することが多くなってきている。センタシステムか
ら各拠点のコンピュータシステムへのデータ配信経路は
1つではなく、電送速度や信頼性などが異なる複数の回
線が存在するようになる。このため、本実施形態では、
フレームリレー回線4Aと、衛星回線4Bとを併用して
いる。このため、プログラム交換データ配信部26は、
それぞれの通信プロトコルに応じてプログラム交換デー
タ50を通信用に変換し、ネットワーク回線を介して各
拠点システムに送信する。このように特性の異なる複数
回線を使用してデータ配信を行なう場合には、センタシ
ステムから送った順序で各拠点にデータが配信されない
可能性が生じる。例えば、ある地域の悪天候によって衛
星回線からのデータ送信が1週間おくれるといったこと
も想定され得る。
【0025】一方、プログラム交換では、ユーザが指定
したとおりの順序でプログラムが順番に適用される必要
がある。また、そのプログラム交換データはその時々の
必要性によりどのデータ配信経路でも送れる必要があ
る。1つの配信経路のみならば、送られた順序どおりに
プログラムを適用することが可能であるが、複数経路の
場合には、その回線の特徴により、配信データの追い越
しなどが発生することがある。そこで、どの配信経路を
使用しても、またどのような順序で送られようとも常に
指定したとおりの順序でプログラムが適用されることを
保証する仕組みが必要となる。
【0026】本実施形態では、更新部12が、適用登録
番号に基づいて拠点システム18の実行プログラムを更
新するため、先に配布されるべきプログラム交換データ
50が拠点システム18にて配布完了していない状況で
後のプログラム交換データ50の配布が完了しても、こ
の後のプログラム交換データ50を拠点システム18の
実行部28に適用することがなく、プログラム適用の順
序及び依存関係が自動的に保持される。
【0027】このような適用登録番号に基づくプログラ
ム交換データの適用処理を簡易に行うために、図2に示
す例では、図3に示す適用前リスト60及び適用済みリ
スト62とを用いる。適用前リスト60を用いると、拠
点システム18にて受信が完了したが適用すべき日時又
は適用すべきプログラムの適用が完了する時を待機して
いるプログラム交換データを容易に管理することができ
る。また、更新部12が、前記実行プログラムデータに
対して適用した交換用プログラムデータの一覧を登録す
る適用済みリスト62を有する例では、更新部12は、
新たに適用しようとする交換用プログラムデータの適用
登録番号に対応する登録番号を有する実行プログラムデ
ータが登録されているか否かを前記適用済みリストに基
づいて判定する適用済みリスト参照判定機能32を備え
ると良い。この適用済みリスト参照判定機能32によ
り、各拠点システムでの交換用プログラムデータ間の依
存関係の判定が容易となる。
【0028】また、登録部10が、前記適用済みリスト
に登録された登録番号を有する交換用プログラムデータ
の登録を前記適用前リストから削除する削除機能30を
備えるようにしても良い。すると、拠点システム18で
のプログラム更新の状態が適用前リストに反映される。
【0029】この適用登録番号及び適用日時情報を用い
た適用処理では、拠点システムがセンタシステム2から
受信したプログラム交換データの適用をある条件が満た
されるまで待機する機能を有することとなる。すなわ
ち、更新部12は、前記適用前リスト60に登録され且
つ適用日時情報56が現在日時以降であると共に適用登
録番号58が前記適用済みリストに登録されていない交
換用プログラムデータ52については適用登録番号を登
録番号とする交換用プログラムデータの適用が完了する
までプログラムの更新を待機する待機機能34を備えて
いる。この待機機能34によって、プログラム交換の整
合性が自動的に保たれ、センタシステム2の管理者が各
拠点にてプログラムの更新の整合性を逐次監視する必要
がなくなる。
【0030】図1に示す登録部10、更新部12、及び
実行部28は、所定のプログラムを実行するコンピュー
タシステムによって実現することができる。センタシス
テム2についても同様である。拠点システム18を例と
してハードウエア資源の構成を説明する。図2に示す様
に、拠点システム18は、ネットワークインタフェース
36と、CPU38と、このCPUの主記憶となるRA
M40と、ハードディスク等の補助記憶装置42と、C
D―ROM等の可搬性のある記憶媒体に記録されたデー
タを読み出すディスクドライブ44とを備えたコンピュ
ータシステムである。このコンピュータシステムは、各
拠点それぞれに設けられた拠点別の端末にデータの共有
などのサービスを提供する拠点別のサーバーであっても
良い。拠点システムのCPU38によって所定のプログ
ラム交換用プログラムが実行されることで、拠点システ
ム18は、図1に示すプログラム交換制御装置として機
能する。このプログラム交換用プログラムは特に、更新
部を動作させる指令として、適用登録番号で特定される
実行プログラムデータに対して当該適用登録番号が付さ
れた交換用プログラムデータを適用させる適用登録番号
別更新指令を備えている。これにより、更新部の適用登
録番号別更新機能が実現される。また、実行プログラム
データに対して前記適用日時情報で特定される日時に当
該適用日時情報が付された交換用プログラムデータを適
用させる適用日時情報別更新指令を備えると、適用日時
情報別更新機能が実現される。その他、図1及び図2等
に示す各部及び各機能は、それぞれの機能を実現するた
めのプログラムの実行によって実現される。また、受信
部8については、ネットワークインタフェース36及び
そのドライバソフトウエアにより実現する。図2に示す
例では、ネットワークインタフェースは衛星回線から送
信されるデータを受信するアンテナ36Bと、フレーム
リレー回線から送信されるデータを受信するポート36
Aとを備えている。
【0031】ここで、「動作させる指令」というときに
は、各指令のみで演算装置(コンピュータ)を動作させ
る指令と、演算装置に予め格納されているオペレーティ
ングシステム等の他のプログラムに依存して当該コンピ
ュータを動作させる指令とのいずれかまたは双方を含
む。例えば、図2に示す例では、適用登録番号別更新指
令は、対応する交換用プログラムデータを拠点システム
の補助記憶装置42に格納する命令を含む場合がある。
従って、適用登録番号別更新指令は、適用登録番号に対
応する実行プログラムのプログラムデータが格納されて
いる位置を取得して当該ファイルの削除をオペレーティ
ングシステムに引き渡す指令と、オペレーティングシス
テムに新たな交換用プログラムの格納を指示する指令と
を備える場合がある。このとき、適用登録番号別更新指
令自体には、データをファイルとして格納するための指
令を含まない。このように、当該プログラム交換用プロ
グラムを記憶する記憶媒体であって、当該プログラムを
ユーザへ搬送する用途の記憶媒体には、例えば「オペレ
ーティングシステムに書き込み対象のファイルを引渡す
指令」のみが格納される場合がある。これは、動作させ
ようとするコンピュータのオペレーティングシステム等
との関係で定る。
【0032】また、本実施形態では、図3に示すプログ
ラム交換制御用データを使用して、プログラムの更新を
行う。図3に示すデータ構造のデータを関連させること
で、図2に示す更新部12による適用処理を簡易且つ高
速なものとしている。このプログラム交換制御用データ
は、図3に示すように、拠点システムで実行される各プ
ログラムに対して個別に与えられた登録番号54と、こ
の登録番号54を参照することで交換用プログラムデー
タ52を適用すべき実行プログラムを特定する適用登録
番号58と、当該交換用プログラム52を適用すべき日
時を指定した適用日時情報とを属性とする交換用プログ
ラムデータ52と、この交換用プログラムデータ52の
一覧を管理する適用前リスト60とを備えている。
【0033】さらに、プログラム交換用データ50は、
更新部12によって更新処理が実行された適用済みの交
換用プログラムデータの一覧を管理する適用済みリスト
62を備え、この適用済みリスト62は、交換用プログ
ラムデータ52を適用する実行プログラムが既に登録さ
れているか否かを判定する際に前記更新部12によって
参照される適用済み実行プログラムの登録番号を備えて
いる。このようなデータ構造を採用することで、更新部
12は、拠点システムの補助記憶装置42から該当する
プログラムを検索するなどの処理を行わずに、高速に適
用処理を行うか否かを判定することができる。
【0034】上述したように本実施形態によると、拠点
システムが多数あり、同一のプログラムのインストール
状態が不均一であっても、また、新しい機能を実現すべ
き時期が異なっていても、センタシステムで指定した時
期に且つプログラムの依存関係に従ってプログラムの更
新を行うことができる。また、衛星回線やフレームリレ
ー回線など複数のデータ配信経路を持つコンピュータシ
ステムにおいて、プログラム交換データをどの配信経路
を使用し、また、どのような順序で配信を行なっても、
指定された正しい順序でプログラム交換データの適用を
行うことができる。
【0035】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図4は本実施例での構成例を示すブロック図であ
る。プログラム交換データは、交換対象となる前回交換
したプログラム又は初期状態でのプログラムを交換する
ための交換用プログラムデータを有する。交換用プログ
ラムデータを実行することで、プログラムが交換され
る。また、プログラムデータ自体を交換するようにして
も良い。プログラム交換データは、交換用プログラム及
び交換後の「交換用プログラム」である実行プログラム
を一意に識別するための情報として"登録番号"を有す
る。
【0036】センタシステム2からプログラム交換デー
タを配信する場合には、登録番号毎にその交換用プログ
ラムデータ52がいつ適用されるのかを示す情報である
適用日付情報(適用日時情報の時分情報のないもの)5
6と、その交換用プログラムデータを適用するには事前
にどの交換用プログラムデータが適用されていなければ
ならないかという依存関係を示す登録番号である適用登
録番号58を付加する。
【0037】適用登録番号を指定しない場合は、依存関
係が存在しないことを示し、複数に依存する場合は、適
用登録番号を複数指定できる。拠点システムは、登録機
能70と、適用機能64と、削除機能68の3つから構
成される。
【0038】登録機能70は、配信されたプログラム交
換データから交換用プログラムデータを抽出し、その登
録番号及び適用登録番号並びに適用日付を適用前リスト
60に登録し、適用日付になるまで保管する。登録機能
70は、実施形態での登録部10の機能と対応する。
【0039】適用機能64は、適用前リスト60を参照
し、登録されているプログラム交換データのうち、適用
条件を満たすものをユーザが指定した順番に適用する。
適用条件を満たさないものはスキップする。適用機能6
4は、実施形態での更新部12の機能と対応する。適用
条件は、次のものである。 ・システム日付が適用日付以降であること。 ・適用登録番号が既に登録されていること。 適用の順番は、次の優先順位で実施される。 ・第1キー : 適用日付(昇順) ・第2キー : 登録番号(昇順) 適用機能64は、交換用プログラムデータ52を適用す
ると、適用済みリスト62にその適用した交換用プログ
ラムの登録番号を記録する。
【0040】削除機能68は、登録されている交換用プ
ログラムデータのうち、その登録番号が"適用済みリス
ト"に登録されているものを適用前リスト60から削除
する。削除機能68は、実施形態の削除機能30と対応
する。
【0041】以上のように、適用日付と登録番号による
順序制御と、適用済みリストによる依存関係チェックに
より、配信する順序に依存しないだけでなく、配信する
経路が違うことにより順序の入れ違いが発生した場合で
もユーザが指定した順序どおりにプログラムを適用する
ことができる。このため、ユーザは、配信される順番お
よび配信される経路を意識することなくプログラム交換
データを作成し配信することが可能となり、運用効率が
向上する。
【0042】図4に示すように、センタシステム2には
プログラム交換データを各拠点のコンピュータシステム
に配信するための送信機能26があり、各拠点のコンピ
ュータシステム18には配信されたプログラム交換デー
タを受信するための受信機能8がある。図4に示す例で
は、送信機能26と受信機能8は、配信経路として、フ
レームリレー回線4Aと衛星回線4Bの2つの経路によ
り接続されていて、どちらの経路でもプログラム交換デ
ータを配信することができる。
【0043】さらに、拠点のコンピュータシステムは、
プログラム交換データから交換用プログラムを抽出して
登録するための登録機能70と、登録された交換用プロ
グラムデータを適用するための適用機能64と、適用済
みとなった交換用プログラムデータを削除する削除機能
68とを備えている。
【0044】登録機能70は、登録された交換用プログ
ラムデータが記録される適用前リスト62を保持してい
る。適用機64は、既に適用された交換用プログラムデ
ータの登録番号が記録される適用済みリスト62を保持
している。また、この例においてユーザは次の順序で交
換用プログラムデータの適用を指定しているとする。
【0045】ここでは、適用日時情報として拠点システ
ムでの日付記述に従った適用日付を用いている。 順序 適用日付 登録番号 適用登録番号 ----------------------------------------------------- 1 適用日付000 登録番号000 なし 2 適用日付001 登録番号001 登録番号000 3 適用日付003 登録番号002 登録番号001 4 適用日付003 登録番号003 登録番号002 5 適用日付004 登録番号004 登録番号003
【0046】この実施例では、次のような状況とする。 ・"登録番号000"および"登録番号001"は既に適用されて
いる。 ・"登録番号003"および"登録番号004"は、"システム日
付002"にフレームリレー回線により配信され登録され
た。 ・"登録番号002"は、"システム日付002"に衛星回線によ
り配信されたが、悪天候のために配信が遅れ、"システ
ム日付003"になって受信された。
【0047】したがって、"システム日付002"での"適用
前リスト"および"適用済みリスト"の状態は、次のよう
になる。 ・適用前リスト60の状態 適用日付 登録番号 適用登録番号 --------------------------------------------------- 適用日付003 登録番号003 登録番号002 適用日付004 登録番号004 登録番号003 ・適用済みリスト"の状態 登録番号 ----------------- 登録番号000 登録番号001
【0048】次に、実施例の動作を説明する。システム
日付は、"システム日付003"とする。 (0) まず、プログラム交換データを適用前リスト60
に登録する(ステップS1)。続いて、適用機能64
は、適用前リスト60を参照し(ステップS2)、"シス
テム日付003"と適用日付が等しい登録番号を適用の順番
に従い検索する(ステップS3)。この場合、"登録番号0
03"が検索される。
【0049】(1) 適用機能64は"登録番号003"を適用
して良いか判断するために、登録済リスト62を参照
し、適用登録番号"登録番号002"が既に登録されている
か否かをチェックする(ステップS4)。"登録番号002"
は登録されていないので適用はスキップされる(ステッ
プS5)。
【0050】(2) ステップS2に戻り、次の適用対象
となる登録番号を検索するが、該当するものはないので
終了する。この後、衛星回線の影響で遅れていた"登録
番号002"のプログラム交換データを受信したとする。
【0051】(3) 登録機能70は、受信された"登録番
号002"を適用前リスト60に登録する(ステップS1)。
【0052】(4) 適用機能64は、適用前リストを参
照し(ステップS2)、"システム日付003"と適用日付が
等しい登録番号を適用の順番に従い検索する(ステップ
S3)。この場合、"登録番号002"が検索される。
【0053】(5) 適用機能64は"登録番号002"を適用
して良いか判断するために、適用済リスト62を参照
し、適用登録番号である"登録番号002"が既に登録され
ているか否かをチェックする(ステップS5)。"登録番
号001"は登録されているので適用される(ステップS
6)。
【0054】(6) 続いて、適用機能64は、適用され
た"登録番号002"を"適用済みリスト"に追加する(ステッ
プ7)。
【0055】適用済みリスト62の状態は、次のように
なる。 登録番号 ----------------- 登録番号000 登録番号001 登録番号002
【0056】(6) ステップS2に戻り、(0)と同様に"
登録番号003"が検索される(ステップS3)。
【0057】(7) (1)と同様に、"登録番号003"を適用
してよいかチェックし(ステップS4)、今度は適用登録
番号"登録番号002"が登録されているので(ステップS
5)、適用される(ステップS6)。
【0058】(8) ステップS2に戻り、次の適用対象
となる登録番号を検索するが、該当するものはないの
で、削除機能は"登録済みリスト"を参照し(ステップS
8)、登録されている登録番号を"適用前リスト"より削
除する(ステップS9)。
【0059】上述した本実施例によると、次の効果を得
ることができる。 (1) 適用日付と登録番号によりプログラム交換データ
の適用順序を任意に指定できるので、任意の日に任意の
順序でプログラム交換を適用することができる。 (2) 適用登録番号により、プログラム交換データ毎の
依存関係を示すことができるので、特性の異なる複数の
配信経路を使用した場合の順序の入れ違いを考慮するこ
となくプログラム交換データを作成し配信することがで
きる。
【0060】次に、図6を参照して本発明の他の実施例
を説明する。プログラム交換データのサイズが非常に大
きな場合、配信経路によっては、その配信効率を良くす
るために複数の小さなサイズのデータに分割して配信す
る必要がある。また、分割されたプログラム交換データ
は、受信後に結合される必要があり、結合するには分割
されたすべての部分が正しい順序で揃っていなければな
らない。このような場合、上述した適用登録番号を用い
て適用の依存関係を指定することができるので、これに
より適用の順序を保証するだけでなく、複数に分割され
たプログラム交換データがすべて揃うまで待ちあわせる
ことがでる。
【0061】図6は図5に示す構成と異なる部分を中心
とした業務システムの構成例を示すブロック図である。
図6に示す例では、センタシステム2(図2に示す実施
形態では、プログラム交換データ配信部26)が、配信
対象の交換用プログラムデータ52を分割すると共に当
該分割された各交換用プログラムデータ74に個別の登
録番号54及び分割順序に従った適用登録番号58を付
する分割機能72を備えている。そして、拠点システム
18は、適用登録番号に基づいて分割された交換用プロ
グラムデータを結合する結合機能を備えている。他の構
成は図5に示した構成と同様である。
【0062】例えば、センタシステム2において、プロ
グラム交換データは3つのプログラム交換データパーツ
に分割されたとする。ここでは分割されたそれぞれのプ
ログラム交換データパーツ74に"登録番号000","登録
番号001","登録番号002"を付加する。また、同様にそれ
ぞれの登録番号に適用日付56および適用登録番号58
を付加する。
【0063】プログラム交換データの状態は、次のよう
になっている。 順序 適用日付 登録番号 適用登録番号 ----------------------------------------------------- 1 適用日付000 登録番号000 なし 2 適用日付000 登録番号001 登録番号000 3 適用日付000 登録番号002 登録番号000,登録番号001
【0064】以後は、先の実施例と同様に、順次登録さ
れ、適用機能の依存関係チェックににより正しい順序で
適用される。例えば、"適用日付000"に、"登録番号001"
が最初に受信され登録されたとする。この段階では"登
録番号000"が"適用済みリスト"に登録されていないた
め、適用はされない。
【0065】次に"登録番号000"が受信され登録された
とする。"登録番号000"は適用登録番号が指定されてい
ないため依存関係がなく、直ちに適用される。これで先
頭のプログラム交換データパーツである"登録番号000"
が結合機能76にまわされたこととなる。"登録番号00
0"が適用され、"適用済みリスト"に登録されたので、"
登録番号001"は適用の条件を満たし適用される。
【0066】これで、2番目のプログラム交換データパ
ーツである"登録番号001"が、結合機能76にまわさ
れ、"登録番号000"の次に結合される。最後に、"登録番
号002"が受信され登録される。この段階で"登録番号00
2"の適用条件は満たされているので、適用される。これ
で、最後のプログラム交換データパーツも結合機能76
にまわされ、結合し、分割前の状態に戻る。このよう
に、本実施例では、分割されバラバラに配信されたデー
タを正しい順序で揃えることができる。
【0067】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、登録部が、プログラム交換データ
から、交換用プログラムデータと、適用登録番号とを抽
出し、そして、更新部が、適用登録番号別更新機能によ
って、適用登録番号と同一の登録番号を有する拠点シス
テムでの実行プログラムを特定してこの実行プログラム
を更新するため、拠点システムでのプログラムの依存関
係を保ちながら自動的にプログラムの更新を行うことが
でき、しかも、適用登録番号によって更新対象とする実
行プログラムを特定するため、各拠点システムでの実行
プログラムがどのような状態となっていても、交換すべ
き実行プログラムが存在するときに交換するという処理
が可能で、このため、拠点数が数百、数千以上ある場合
であってもセンタシステムから交換用プログラムデータ
を配布するだけで適切なプログラムの交換を行うことが
でき、すると、拠点システムでの機能拡張やプログラム
の不具合の解消等を確実に行うことができ、さらに、例
えばフレームリレー通信回線と衛星回線とを併用してプ
ログラム交換データを配布し、衛星回線での配布に遅延
が生じたとしても、適用登録番号に基づいた更新を行う
ことから、プログラムの適用関係を適切な状態に保ちつ
つ全拠点のプログラムをセンタシステムにて管理するこ
とができる、という従来にない優れたプログラム交換制
御装置を提供することができる。また、適用登録番号に
代えて、若しくは適用登録番号と共に適用日時情報によ
るプログラムの交換を行う構成では、各拠点システムに
てプログラムの交換を行うべき日時が異なる場合であっ
ても、センタシステムにて適用日時情報を個別に定義す
ることでその日時での更新を行うことができ、すると、
各拠点システムの状態や地域性に応じた新機能の適用等
をセンタシステムで適用日時情報を登録するのみで実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるプログラム交換制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による業務システムの構成
例を示すブロック図である。
【図3】図1及び図2で示した構成で用いるプログラム
交換データ等のデータ構造例を示す説明図であり、図3
(A)はプログラム交換データのデータ構造例を示す図
で、図3(B)は適用前リストのデータ構造例を示す図
で、図3(C)は適用済リストのデータ構造例を示す図
である。
【図4】本発明の一実施例の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図4に示した構成での動作例を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の他の実施例の構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2 センタシステム 4 ネットワーク 4A フレームリレー回線 4B 衛星回線 6 プログラム交換制御装置 8 受信部 10 登録部 12 更新部 14 適用登録番号別更新機能 16 適用日時情報別更新機能 18 拠点システム 24 プログラム交換データ生成部 26 プログラム交換データ配信部 28 拠点システムの実行部 30 削除機能 32 適用済みリスト参照判定機能 34 待機機能 50 プログラム交換データ 52 交換用プログラムデータ 54 登録番号 56 適用日時情報(適用日付) 58 適用登録番号 60 適用前リスト 62 適用済リスト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有の登録番号が定義されたプログラム
    交換データを配信するセンタシステムとネットワークを
    介して接続された受信部と、前記プログラム交換データ
    に含まれる交換用プログラムデータに基づいて更新され
    る実行プログラムを実行する拠点システムと接続された
    更新部と、前記受信部にて受信した前記プログラム交換
    データから前記交換用プログラムデータを抽出すると共
    に当該交換用プログラムデータを適用する被交換対象で
    ある実行プログラムデータを特定する適用登録番号を抽
    出する登録部とを備え、 前記更新部は、前記適用登録番号で特定される実行プロ
    グラムデータに対して当該適用登録番号が付された交換
    用プログラムデータを適用させる適用登録番号別更新機
    能を備えたことを特徴とするプログラム交換制御装置。
  2. 【請求項2】 固有の登録番号が定義されたプログラム
    交換データを配信するセンタシステムとネットワークを
    介して接続された受信部と、前記プログラム交換データ
    に含まれる交換用プログラムデータに基づいて更新され
    る実行プログラムを実行する拠点システムと接続された
    更新部と、前記受信部にて受信した前記プログラム交換
    データから前記交換用プログラムデータを抽出すると共
    に当該交換用プログラムデータを適用する日時情報を特
    定する適用日時情報を抽出する登録部とを備え、 前記更新部は、前記実行プログラムデータに対して前記
    適用日時情報で特定される日時に当該適用日時情報が付
    された交換用プログラムデータを適用させる適用日時情
    報別更新機能を備えたことを特徴とするプログラム交換
    制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の拠点に設けられそれぞれ実行用プ
    ログラムを実行する拠点システムと、この複数の拠点シ
    ステムとネットワークを介して接続され前記各拠点の実
    行プログラムの更新を管理するためのセンタシステムと
    を備えた業務システムにおいて、 前記センタシステムが、前記各拠点で実行される実行プ
    ログラムデータを更新する交換用プログラムデータと、
    当該各交換用プログラムデータ毎に個別に定義される登
    録番号と、当該交換用プログラムデータによって更新さ
    れる対象となる実行プログラムデータの登録番号である
    適用登録番号と、当該交換用プログラムデータを登録す
    る日時である適用日時情報とを有するプログラム交換デ
    ータを生成するプログラム交換データ生成部を備えると
    共に、 当該センタシステムは、このプログラム交換データ生成
    部によって生成されたプログラム交換データを前記ネッ
    トワークを介して前記各拠点システムへ配信するプログ
    ラム交換データ配信部を備え、 前記各拠点システムがそれぞれ、前記センタシステムと
    ネットワークを介して接続され前記プログラム交換デー
    タを受信する受信部と、この受信部にて受信した前記プ
    ログラム交換データの一覧を管理する適用前リストに新
    たに受信したプログラム交換データ中の交換用プログラ
    ムデータを登録する登録部と、この登録部によって適用
    前リストに登録された交換用プログラムデータの内前記
    適用日時情報が現在日時に至った交換用プログラムデー
    タを抽出すると共に当該抽出した交換用プログラムデー
    タの適用登録番号に対応する登録番号を有する前記実行
    プログラムデータに対して当該抽出した交換用プログラ
    ムデータを適用する更新部とを備えたことを特徴とする
    業務システム。
  4. 【請求項4】 前記更新部が、前記実行プログラムデー
    タに対して適用した交換用プログラムデータの一覧を登
    録する適用済みリストを有すると共に前記新たに適用し
    ようとする交換用プログラムデータの適用登録番号に対
    応する登録番号を有する実行プログラムデータが登録さ
    れているか否かを前記適用済みリストに基づいて判定す
    る適用済みリスト参照判定機能を備えたことを特徴とす
    る請求項3記載の業務システム。
  5. 【請求項5】 前記登録部が、前記適用済みリストに登
    録された登録番号を有する交換用プログラムデータの登
    録を前記適用前リストから削除する削除機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項4記載の業務システム。
  6. 【請求項6】 前記更新部が、前記適用前リストに登録
    され且つ適用日時情報が現在日時以降であると共に適用
    登録番号が前記適用済みリストに登録されていない交換
    用プログラムデータについては適用登録番号を登録番号
    とする交換用プログラムデータの適用が完了するまでプ
    ログラムの更新を待機する待機機能を備えたことを特徴
    とする請求項4記載の業務システム。
  7. 【請求項7】 前記プログラム交換データ配信部が、配
    信対象の交換用プログラムデータを分割すると共に当該
    分割された各交換用プログラムデータに個別の登録番号
    及び分割順序に従った適用登録番号を付する分割機能を
    備えたことを特徴とする請求項3又は6記載の業務シス
    テム。
  8. 【請求項8】 固有の登録番号を有するプログラム交換
    データを配信するセンタシステムとネットワークを介し
    て接続された受信部と、前記プログラム交換データに含
    まれる交換用プログラムデータに基づいて更新される実
    行プログラムを実行する拠点システムと接続された更新
    部と、前記受信部にて受信した前記プログラム交換デー
    タから前記交換用プログラムデータを抽出すると共に当
    該交換用プログラムデータを適用する被交換対象である
    実行プログラムデータを特定する適用登録番号を抽出す
    る登録部とを備えたプログラム交換制御装置を使用して
    前記実行プログラムを交換するプログラム交換用プログ
    ラムを記憶した記憶媒体であって、 該プログラムは前記更新部を動作させる指令として、 適用登録番号で特定される実行プログラムデータに対し
    て当該適用登録番号が付された交換用プログラムデータ
    を適用させる適用登録番号別更新指令を備えたことを特
    徴とするプログラム交換用プログラムを記憶した記憶媒
    体。
  9. 【請求項9】 固有の登録番号を有するプログラム交換
    データを配信するセンタシステムとネットワークを介し
    て接続された受信部と、前記プログラム交換データに含
    まれる交換用プログラムデータに基づいて更新される実
    行プログラムを実行する拠点システムと接続された更新
    部と、前記受信部にて受信した前記プログラム交換デー
    タから前記交換用プログラムデータを抽出すると共に当
    該交換用プログラムデータを適用する日時情報を特定す
    る適用日時情報を抽出する登録部とを備えたプログラム
    交換制御装置を使用して前記実行プログラムを交換する
    プログラム交換用プログラムを記憶した記憶媒体であっ
    て、 該プログラムは前記更新部を動作させる指令として、 前記実行プログラムデータに対して前記適用日時情報で
    特定される日時に当該適用日時情報が付された交換用プ
    ログラムデータを適用させる適用日時情報別更新指令を
    備えたことを特徴とするプログラム交換用プログラムを
    記憶した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 センタシステムとネットワークを介し
    て接続されプログラム交換データを受信する受信部と、
    この受信部にて受信した前記プログラム交換データの一
    覧を管理する適用前リストに新たに受信したプログラム
    交換データ中の交換用プログラムデータを登録する登録
    部と、この登録部によって適用前リストに登録された交
    換用プログラムデータの内前記適用日時情報が現在日時
    に至った交換用プログラムデータを抽出すると共に当該
    抽出した交換用プログラムデータの適用登録番号に対応
    する登録番号を有する前記実行プログラムデータに対し
    て当該抽出した交換用プログラムデータを適用する更新
    部とを備えた拠点システムで使用されるプログラム交換
    制御用データを記憶した記憶媒体であって、 該プログラム交換制御用データは、前記拠点システムで
    実行される各プログラムに対して個別に与えられた登録
    番号と、この登録番号を参照することで交換用プログラ
    ムデータを適用すべき実行プログラムを特定する適用登
    録番号と、当該交換用プログラムを適用すべき日時を指
    定した適用日時情報とを属性とする交換用プログラムデ
    ータと、この交換用プログラムデータの一覧を管理する
    適用前リストとを備えると共に、 該プログラム交換用データは、前記更新部によって更新
    処理が実行された適用済みの交換用プログラムデータの
    一覧を管理する適用済みリストを備え、この適用済みリ
    ストは、交換用プログラムデータを適用する実行プログ
    ラムが既に登録されているか否かを判定する際に前記更
    新部によって参照される適用済み実行プログラムの登録
    番号を備えたことを特徴とするプログラム交換制御用デ
    ータを記憶した記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101176752B1 (ko) * 2004-05-11 2012-08-23 마이크로소프트 코포레이션 효과적 패칭

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