JP2001201392A - 静電容量式重量検出装置 - Google Patents

静電容量式重量検出装置

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JP2001201392A
JP2001201392A JP2000009654A JP2000009654A JP2001201392A JP 2001201392 A JP2001201392 A JP 2001201392A JP 2000009654 A JP2000009654 A JP 2000009654A JP 2000009654 A JP2000009654 A JP 2000009654A JP 2001201392 A JP2001201392 A JP 2001201392A
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capacitance
capacitor
metal frame
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electrode
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JP2000009654A
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English (en)
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Masahiro Tsugai
政広 番
Naoya Okubo
直也 大久保
Koji Fukuda
興司 福田
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮遊容量の発生によるオフセット値や荷重感
度の変動を抑えることのできる静電容量式重量検出装置
を提供する。 【解決手段】 電気的に接地された固定用金属フレーム
と、固定用金属フレームに接合のプリント基板に装着さ
れた固定電極との間に所定の静電容量を有するコンデン
サ11を挿入したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジやオー
ブンレンジ等に用いられている静電容量式重量検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の静電容量式重量検出装置の
構成を示す底面図、図5は静電容量式重量検出装置の断
面図、図6は静電容量式重量検出装置の原理を説明する
ための回路図である。図において、1はターンテーブル
10が設けられた加熱室(図示せず)の下方に配置され
た固定用金属フレーム、2は固定用金属フレーム1の下
面に接合されたプリント基板、3はプリント基板2に装
着された固定電極、4はステンレス製の可動電極で、四
方が支持部4aに設けられた細い梁部4bにより支持さ
れて固定電極3と対向している。この固定電極3と可動
電極4とで可変コンデンサ5が形成されている。なお、
固定電極3と可動電極4の外形の寸法は同一である。
【0003】6はターンテーブル10の下面中央部に設
けられた荷重伝達用のロッドで、固定用金属フレーム
1、プリント基板2及び固定電極3をそれぞれ貫通して
可動電極4の片面に接触している。7はプリント基板2
に装着された発振回路部で、図6に示すように直列接続
された3つのCMOSインバータ7aとそのインバータ7a
に並列に接続された抵抗Rとから構成され、前記可変コ
ンデンサ5とでCR発振回路8が構成されている。
【0004】固定電極3と可動電極4とで形成される可
変コンデンサ5はセンサ部9を構成し、一方の固定電極
3は、引き出された導体パターン3aとプリント基板2
上の配線パターン(図示せず)とを介して発振回路部7
に接続され、他方の可動電極4は、支持部4aとプリン
ト基板2上の配線パターンとを結ぶ接続片12を通じて
発振回路部7に接続されている(図4参照)。なお、固
定電極3から引き出された導体パターン3aの点線部分
は絶縁部材によって可動電極4側の支持部4aと絶縁さ
れている。
【0005】前記のように構成された従来の静電容量式
重量検出装置における重量検出の原理は以下の通りであ
る。ターンテーブル10に被加熱物を載せて荷重Fを加
えると、ロッド6がZ方向に下降して可動電極4を押圧
し、固定電極3との空隙を変化させる。この時、固定電
極3と可動電極4とで形成される可変コンデンサ5の静
電容量が変化し、この静電容量の変化に応じて発振回路
部7の発振周波数が変化する。この結果、その変化した
発振周波数に基づいて荷重F、即ち被加熱物の重量が後
段の回路(図示せず)によって測定される。
【0006】次に、前述した従来の静電容量式重量検出
装置において、固定用金属フレームが電気的に接地され
ているときの静電容量式重量検出装置を図7及び図8に
基づいて説明する。図7は従来の静電容量式重量検出装
置のセンサ部の等価回路図、図8は静電容量式重量検出
装置の回路図である。
【0007】固定用金属フレーム1が接地された静電容
量式重量検出装置においては、プリント基板2に装着さ
れた固定電極3と固定用金属フレーム1との間、及び可
動電極4と固定用金属フレーム1との間にそれぞれ浮遊
容量が発生する。その固定電極3側の浮遊容量をC1、
可動電極4側の浮遊容量をC2、可変コンデンサ5の静
電容量をCsとした場合、センサ部9は図7に示すよう
な等価回路となるので、静電容量式重量検出装置の回路
は図8に示すような構成となり、その時の出力Vout の
発振周波数fは下記の(1)式で表される。
【0008】 1/f=2(C1+Cs)logε{(C1+3Cs) /(C1+Cs)}…(1) 但し、C1はC2との合成容量を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の静電容
量式重量検出装置では、図8に示すように荷重に応じて
静電容量Csが変化する可変コンデンサ5の以外に、不
必要な浮遊容量C1,C2が存在するので、特に(1)
式に含まれる浮遊容量C1が環境変化(温度、湿度等)
や計時変化に応じて可変し、これに伴って発振回路部7
の発振周波数も変化してその周波数のオフセット値及び
荷重感度が変動する。このような変動が生じた場合、タ
ーンテーブル10上の被加熱物の重量測定に誤差が生じ
てしまい、信頼性が損なわれるという課題があった。
【0010】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、浮遊容量の発生によるオフセット値や荷
重感度の変動を抑えることのできる静電容量式重量検出
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る静電容量式
重量検出装置は、電気的に接地された固定用金属フレー
ムと、該固定用金属フレームに接合されたプリント基板
と、該プリント基板に装着された固定電極と、該固定電
極と所定の空隙を有して設けられた可動電極と、前記固
定電極と可動電極との空隙の寸法変化に応じて可変する
静電容量に基づいて周波数を発振する発振回路部とを備
え、前記固定用金属フレームと固定電極との間に所定の
静電容量を有するコンデンサを挿入したことを要旨とす
るものである。
【0012】また本発明の静電容量式重量検出装置は、
前記コンデンサの静電容量に応じて発振回路部の抵抗を
可変することを要旨とするものである。
【0013】さらに本発明の静電容量式重量検出装置
を、前記コンデンサの静電容量の値は、前記固定電極側
と可動電極側に発生する浮遊容量の5倍以上にしたこと
を要旨とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
静電容量式重量検出装置の回路図であり、なお、図4乃
至図8で説明した従来例と同一又は相当部分には同じ符
号を付し説明を省略する。本実施の形態の静電容量式重
量検出装置は、浮遊容量C1に並列にコンデンサ11を
接続、即ち、固定用金属フレーム1と固定電極3との間
に所定の静電容量Ccを有するコンデンサ11を挿入し
て、浮遊容量C1の変動による発振周波数の影響を少な
くなるようにしたものである。
【0015】このように構成された静電容量式重量検出
装置において、発振周波数のオフセット値及び感度の変
動をそれぞれ説明する。下記の表1は、浮遊容量C1が
それぞれ10pF、11pFのときに、コンデンサ11
の静電容量Ccをそれそれ0から300pFまで変化さ
せた場合の発振周波数のオフセット値と、浮遊容量C1
が何らかの原因で1pF変化した場合のオフセット値の
変動量を浮遊容量C1が変化する前の感度(規定荷重当
たりの可変コンデンサの静電容量Csの変化に伴って発
生する周波数の変化量)で割った値(%)とを示す。
【0016】なお、オフセット値は、前述した式(1)
を用いて算出したものであり、この時に使用した各定数
値は、R=680KΩ、Cs=20pF、規定荷重当た
りのCsの値変化△Cs=−3pFで、式中のC1は合
成容量としてコンデンサ11の静電容量Ccと浮遊容量
C2が含まれている。
【0017】
【表1】
【0018】図2は表1の右欄に示す値(オフセット変
動量/感度(%))をコンデンサ11の静電容量Ccに
応じてプロットしたもので、この図からも明らかなよう
にコンデンサ11を挿入したときと挿入しないときと比
べ、オフセット変動量が大きく減少し、しかも、コンデ
ンサ11の静電容量Ccが浮遊容量C1の5倍以上にな
るほど顕著になっていることが判る。
【0019】また、下記の表2は、前記と同様に浮遊容
量C1がそれぞれ10pF、11pFのときに、コンデ
ンサ11の静電容量Ccをそれぞれ0から300pFま
で変化させた場合の感度(規定荷重当たり)と、感度変
動(%)とを示す。なお、浮遊容量C1が10pFと1
1pFのときの感度は前記(1)式を用いて算出したも
のである。
【0020】
【表2】
【0021】図3は表2の右欄に示す感度変動(%)を
コンデンサ11の静電容量Ccに応じてプロットしたも
ので、この図からも明らかなように感度変動に関しても
コンデンサ11を挿入することで大きく低減させること
ができ、しかも、前記と同様にコンデンサ11の静電容
量Ccが浮遊容量C1の5倍以上になるほど顕著になっ
ていることが判る。
【0022】なお、コンデンサ11を固定用金属フレー
ム1と固定電極3との間に挿入することによって、表2
に示すように規定荷重当たりの感度が若干減少するが、
この減少は抵抗Rの値をコンデンサ11の静電容量Cc
に応じて減少させ、コンデンサ11の挿入前のオフセッ
ト発振周波数を維持するように設定することで解消され
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、固定用金
属フレームと固定電極との間に所定の静電容量を有する
コンデンサを挿入するようにしたので、環境変化や経時
変化に依存する浮遊容量による発振周波数のオフセット
値の変動や感度変動を大きく低減させることができると
いう効果がある。
【0024】また、コンデンサの静電容量に応じて発振
回路部の抵抗を可変するようにしたので、規定荷重当た
りの感度の変動量を大きく減少させることができるとい
う効果がある。
【0025】さらに、コンデンサの静電容量の値を固定
電極側と可動電極側に発生する浮遊容量の5倍以上にし
ているので、環境変化や経時変化に依存する浮遊容量に
よる発振周波数のオフセット値の変動や感度変動を大き
く低減するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る静電容量式重量検
出装置の回路図である。
【図2】 実施の形態におけるオフセット変動量の一例
を示す図である。
【図3】 実施の形態における感度変動量の一例を示す
図である。
【図4】 従来の静電容量式重量検出装置の構成を示す
底面図である。
【図5】 静電容量式重量検出装置の断面図である。
【図6】 静電容量式重量検出装置の原理を説明するた
めの回路図である。
【図7】 従来の静電容量式重量検出装置のセンサ部の
等価回路図である。
【図8】 従来の静電容量式重量検出装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 固定用金属フレーム、2 プリント基板、3 固定
電極、3a 導体パターン、4 可動電極、4a 支持
部、4b 梁部、5 可変コンデンサ、6 ロッド、7
発振回路部、7a CMOSインバータ、8 CR発振回
路、9 センサ部、10 ターンテーブル、11 コン
デンサ、12 接続片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 直也 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 福田 興司 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 Fターム(参考) 3L086 CB03 DA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に接地された固定用金属フレーム
    と、該固定用金属フレームに接合されたプリント基板
    と、該プリント基板に装着された固定電極と、該固定電
    極と所定の空隙を有して設けられた可動電極と、前記固
    定電極と可動電極との空隙の寸法変化に応じて可変する
    静電容量に基づいて周波数を発振するCR発振回路とを
    備え、 前記固定用金属フレームと固定電極との間に所定の静電
    容量を有するコンデンサを挿入したことを特徴とする静
    電容量式重量検出装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサの静電容量に応じてCR
    発振回路の抵抗を可変することを特徴とする請求項1記
    載の静電容量式重量検出装置。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサの静電容量の値を、前記
    固定電極側と可動電極側に発生する浮遊容量の5倍以上
    にしたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載
    の静電容量式重量検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8044727B2 (en) 2005-12-20 2011-10-25 Fujitsu Limited Phased locked loop circuit including voltage controlled ring oscillator
JP2015122908A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社東芝 車両用制御装置
CN110207800A (zh) * 2018-11-16 2019-09-06 华帝股份有限公司 压力传感器、烤箱及用于烤箱的智能控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8044727B2 (en) 2005-12-20 2011-10-25 Fujitsu Limited Phased locked loop circuit including voltage controlled ring oscillator
JP2015122908A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社東芝 車両用制御装置
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