JP2001201326A - 干渉縞測定解析方法 - Google Patents

干渉縞測定解析方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波長可変型光源を観察用光源とした干渉計装
置において、所定の光学面と基準面(被測定面)の光学
的距離を、基準面と被測定面の光学的距離に比し所定倍
以上の値となるように設定し、インテグラル・バケット
法を用いてフリンジスキャンを行うことで、干渉縞解析
データ中から干渉縞ノイズを排除する。 【構成】 波長可変型光源を観察用光源とし、コリメー
タレンズ表面と、基準面または被測定面との光学的距離
を、基準面と被測定面との光学的距離L に比して
所定倍以上の大きな値となるように設定し、出力光の波
長λを略λ/mL(mは取り込む画像の枚数)ずつ
異なる範囲毎に連続的に変化せしめるとともに、撮像手
段により干渉縞画像を連続的に撮像し、該撮像して得ら
れた複数の干渉縞画像情報に対して、インテグラル・バ
ケット法を用いた演算処理を施して干渉縞解析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可干渉性を有する
波長可変光源を観察用光源とする干渉計装置において被
測定体の位相情報を得るための干渉縞測定解析方法に関
し、特に、コリメータレンズ等の光学面からの発生光と
基準面や被測定面からの出力光との光干渉によって生じ
る干渉縞ノイズを除去する干渉縞測定解析方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、精密な光学鏡面やレンズ形状
を測定する光学測定装置として、例えばフィゾー型干渉
計装置が知られている。このようなフィゾー型干渉計装
置では、被測定面に基準面を接近させ、単色の平面光波
で両者を照明し、近接した両面からの反射光により生成
される干渉縞を、CCDカメラ等の撮像装置で撮像し、
得られた干渉縞画像を解析して上記被測定面表面の形状
(位相変化)を観察測定する。
【0003】一方、干渉縞解析を行う際の、凹凸判別等
の有効な手法として、最近、光源に波長可変レーザを用
いて波長走査する手法が知られている。波長可変レーザ
を用いて高精度な表面を計測した例として、Philip S F
airman らによる「300-mm-aperture phase-shifting Fi
zeau interferometer」 1371-1380 Vol38 No8 OPTICAL
ENGINEERING 1999 が知られている。しかしこの文献中
で述べられている波長走査による位相走査法を通常の干
渉装置に適用した場合は、被検体の位相値は求まるが前
述した光学面からの発生光と基準面や被測定面からの出
力光との光干渉によって生じる干渉縞ノイズを除去する
ことはできなかった。この波長可変レーザを用いた干渉
縞解析の原理は以下のようになっている。
【0004】すなわち、基準面からの反射光と被測定面
からの反射光により生成される干渉縞の位相差は、光源
の波長がλであるとき、良く知られているように光路長
Lを波長λで割った値、すなわち2πL/λとなる。波
長がわずかな量δλだけ変化すると、この位相は2πL
/λから2πL/(λ+δλ)となりα≒(2πL/λ
)δλだけ変化することになる。この位相変化量α
は、干渉縞が生成されるための反射面間の光路長Lに比
例している。
【0005】ここで、撮像手段で撮像される干渉縞情報
は、ノイズを考えなければ、下式(2)で表される。
【0006】
【数2】
【0007】この干渉計装置は、位相シフト量αが、そ
れぞれ、例えば0、π/2、π、3π/2となるように
波長変化量δλを選択し、画像データI(例えばr=
0、1、2、3)を記録し、例えば4ステップアルゴリ
ズム(後述する)等で位相値2πL/λを求めて、被測
定面の形状を決定するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような波長を可変
とし得るレーザ光源を用いた波長走査フィゾー型干渉計
装置における代表的な系統誤差要因として、平行光束を
生成するコリメータレンズと基準面あるいは被測定面と
の間の干渉縞ノイズが知られている。このノイズにより
測定結果には、被測定面の中央部に、実際には存在しな
い凸部(または凹部)があたかも存在するように解析さ
れてしまう。
【0009】すなわち、基準面からの反射光と被測定面
からの反射光の他に、コリメータレンズ等の光学面から
の反射光がノイズ光としてCCDカメラ等の撮像手段に
入射し、それぞれが基準面からの反射光や被測定面から
の反射光との間で干渉縞を形成するために、干渉縞に余
分なノイズ縞(コヒーレントノイズ)が加わり、縞強度
測定の精度を低下させる原因となっていた。そして、特
に高精度な被測定面を測定する場合には大きな問題とな
っていた。
【0010】なお、このような問題はフィゾー型干渉計
装置に限られるものではなく、マイケルソン型やマッハ
ツェンダ型等の他の波長走査型干渉計装置においても生
じている問題である。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
波長走査型干渉計装置において、コリメータレンズ等の
光学面と、基準面および/または被測定面からの出力光
との光干渉によって生じる干渉縞ノイズを良好かつ簡易
にその解析結果から除去し得る干渉縞測定解析方法を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の干渉縞測定解析
方法は、出力光の波長λを時間的に変化させ得る光源
と、該光源からの光束を平行光束とした後基準面上およ
び被測定面上に導く光学系と、該基準面および該被測定
面からの光束の光干渉により得られた干渉縞情報を撮像
する撮像手段とを備えた干渉計装置を用い、前記出力光
の波長λを略λ/mL(mは取り込む画像の枚数、L
は前記基準面と前記被測定面との光軸上での光学的距
離)ずつ変化させる毎に、前記撮像手段により干渉縞画
像を撮像し、該撮像して得られた複数の干渉縞画像情報
に対し、所定の演算処理を施し、得られた縞位相変化に
基づき干渉縞解析を行う干渉縞測定解析方法において、
前記光学系のうち所定の光学面と、前記基準面または前
記被測定面との光軸上での光学的距離Lを、前記基準
面と前記被測定面との光学的距離Lに比して所定倍以
上の大きな値となるように設定し、前記出力光の波長λ
を、略λ/mLずつ異なる範囲毎に連続的に変化せ
しめ、該範囲毎に所定期間(但し、2π/mよりも小さ
い位相変化範囲に相当する)に亘って前記撮像手段によ
り干渉縞画像を連続的に撮像し、その撮像により得られ
た該範囲毎のデータを下式(1)に代入して干渉縞画像
情報I(x,y)を得、得られた干渉縞画像情報I
(x,y)に対して、前記所定の演算処理を施して干渉
縞解析を行うことを特徴とするものである。
【0013】
【数3】
【0014】また、前記所定の光学面は、例えばコリメ
ータレンズの発散光束側および/または平行光束側のレ
ンズ面とされる。前記基準面または前記被測定面が光軸
の延びる方向に移動可能とされ、前記各光学面に基づく
ノイズが最小となる位置で前記移動に係る前記基準面ま
たは前記被測定面を停止せしめることが好ましい。
【0015】また、本発明の干渉縞測定解析方法は、前
記光源がレーザ光源である場合に特に効果的である。さ
らに、前記干渉計装置としては、例えばフィゾー型のも
のが用いられるが、フィゾー型に限られるものではな
い。
【0016】なお、前記「所定倍以上の大きな値」とは、
必要な干渉縞画像情報は得られるが、干渉縞ノイズは除
去し得る程度に位相変動差が生じる値をいうものとす
る。例えば、前記光学的距離Lが前記光学的距離L
に比して5倍以上とされていることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
干渉縞測定解析方法について図面を参照しつつ説明す
る。図3は本実施形態に係る干渉縞測定解析方法を実施
するためのフィゾー型干渉計装置を示すものである。な
お、本実施形態においては、ノイズ発生原因となる光学
面をコリメータレンズのレンズ面とした場合を例にあげ
て説明する。
【0018】このフィゾー型干渉計装置において、出力
光の波長λを可変とし得るレーザダイオード等の単色の
波長可変レーザ光源11から出射されたレーザ光は、コ
リメータレンズ12(入射面を3、出射面を4により示
す;コリメータレンズは模式的に示されている)によっ
て平行光束とされ、基準板13の基準面1および被測定
体14の被測定面2に入射する。基準面1で反射された
光束と被測定面2で反射された光束は互いに干渉しつつ
光路を逆進し、半透鏡15で反射され、CCDカメラ1
6の撮像面上に、被測定面2の位相情報を有する干渉縞
画像を形成する。
【0019】また、本実施形態においてはフリンジスキ
ャンを行って4つの干渉縞画像を得る4バケットのイン
テグラル・バケット法が採用されており、上記波長可変
レーザ光源11からのレーザ光の波長λを変化させて、
略λ/4Lずつ異なる毎に干渉縞画像を得るように構
成されている。ここで得られた4つの干渉縞画像情報に
ついてコンピュータ17において離散的フーリエ変換等
の所定の演算処理が施され、有効かつ高精度な干渉縞解
析がなされる。
【0020】ところで、このような干渉計装置において
は、平行光束を生成するコリメータレンズ12の入射面
3あるいは出射面4と基準面1あるいは被測定面2との
間で干渉縞ノイズ(コヒーレントノイズ)が発生し、測
定結果には、被測定面2の中央部に、実際には存在しな
い凸部(または凹部)があたかも存在するように解析さ
れてしまう。
【0021】これは、系内においては、基準面1からの
反射光と被測定面2からの反射光の他に、上記コリメー
タレンズ12の入射面3あるいは出射面4等からの反射
光がノイズ光としてCCDカメラ16に入射し、それぞ
れが基準面1からの反射光や被測定面2からの反射光と
の間で干渉縞を形成するために、そして上記コリメータ
レンズ12の入射面3あるいは出射面4は光軸付近にお
いて最も平面に近い状態となるために、干渉縞の光軸に
相当する位置付近に図4に示す如き余分なノイズ縞(コ
ヒーレントノイズ)20が加わり、縞強度測定の精度を
低下させる原因となるものである。
【0022】そこで、本実施形態においては、上記コリ
メータレンズ12の入射面3あるいは出射面4と、前記
基準面1または前記被測定面2との光軸上での光学的距
離L を、前記基準面1と前記被測定面2との光学的距
離Lに比して少なくとも数倍以上の大きな値となるよ
うに設定し、前記出力光の波長λを略λ/mL(m
は取り込む画像の枚数)ずつ変化させる毎に、前記撮像
手段により干渉縞画像を所定期間に亘り連続的に撮像
し、該撮像して得られた複数の干渉縞画像情報I
(x,y)に対して、下式(4)に基づくインテグラ
ル・バケット法を用いた演算処理を施して干渉縞解析を
行うようにし、上記干渉縞ノイズを除去するようにして
いる。
【0023】
【数4】
【0024】すなわち、本実施形態方法は、出力光波長
λを連続的にスキャンする場合には、光干渉を生ぜしめ
る2つの面間距離が長い程、位相の変化が激しいという
事実に着目してなされたものであり、距離が互いに短く
設定された基準面1と被測定面2の両面からの反射光に
より生成された干渉縞は撮像時間をある程度長くとって
も干渉縞を認識できるが、距離が互いに長く設定された
コリメータレンズ12の出射面4と基準面1の両面から
の反射光により生成された干渉縞ノイズは位相変動分が
大きく、上記撮像時間の期間が干渉縞情報を表す正弦波
の複数周期に相当し、これにより干渉縞ノイズはその強
度分布が平均化されて撮像されることとなり、撮像され
た画面上には干渉縞ノイズが消去された状態となる。
【0025】図5は、このことを概念的に表したグラフ
を示すものであって、(a)はコリメータレンズ12の
出射面4と基準面1の両面からの反射光により生成され
た干渉縞ノイズを表す信号であり、一方(b)は基準面
1と被測定面2の両面からの反射光により生成された干
渉縞を表す信号である。すなわち、図示するように基準
面1と被測定面2の両面からの反射光により生成され
た、各ステップにおける干渉縞の連続撮像時間A内に、
コリメータレンズ12の出射面4と基準面1の両面から
の反射光により生成された干渉縞ノイズを表す信号(正
弦波)が複数波以上含まれることとなり、したがって、
干渉縞ノイズはその強度分布が平均化されて撮像される
こととなりノイズであると認識されなくなってしまう。
【0026】以下、本実施形態を図1のフローチャート
を用いて説明する。なお、本実施形態では上述したよう
に4バケットのフリンジスキャンが採用されている。
【0027】まず、初期設定として、フリンジスキャン
開始波長である基準波長をλ1に設定するとともに、各
バケットの位相変化幅をπ/2に設定し(S1)、次に
波長λ1を変化させながら連続的に干渉縞画像情報を得
る(S2)。この場合において各バケットは、図2に示
されるように、位相が0からπ/2までの範囲の第1バ
ケットA、位相がπ/2からπまでの範囲の第2バケッ
トB、位相がπから3π/2までの範囲の第3バケット
C、位相が3π/2から2πまでの範囲の第4バケット
Dからなる。
【0028】したがって、位相が0からπ/2まで変化
する間に取り込まれたデータを上式(4)を用いて演算
して干渉縞画像情報I(x,y)を得、次に、位相が
π/2からπまで変化する間に取り込まれたデータを上
式(4)を用いて演算して干渉縞画像情報I(x,
y)を得、次に、位相がπから3π/2まで変化する間
に取り込まれたデータを上式(4)を用いて演算して干
渉縞画像情報I(x,y)を得、最後に、位相が3π/
2から2πまで変化する間に取り込まれたデータを上式
(4)を用いて演算して干渉縞画像情報I(x,y)
を得る(S3〜S7)。この式(4)における演算処理
はコンピュータ17において行われる。
【0029】次に、得られた4つの干渉縞画像情報I
(x,y)〜I(x,y)からコンピュータ17におい
て離散的フーリエ変換等の下式(5)を用いた周知の演
算処理を行って縞位相情報Φ1を得、これをコンピュー
タ17内のメモリに格納する(S8)。
【0030】
【数5】
【0031】そして、上記各測定を行った際の基準波長
λ1および上記メモリに格納しておいた縞位相情報Φ
の値に基づき、上記コンピュータ17において、演算処
理を行い、被測定面2の表面形状情報を得る(S9)。
最後に、上記ステップ9(S9)において得られた表面
形状情報を3次元形状として視認可能となるように図示
されないモニタに出力する(S10)。
【0032】なお、本発明の干渉縞測定解析方法として
は上記実施形態のものに限られるものではなく、その他
の種々の態様の変更が可能であり、例えば上記実施形態
においては、干渉縞情報から被測定面2の表面形状情報
を得る演算手法として4バケットのインテグラル・バケ
ット法を用いているが、これに代えて、5バケット法以
上のインテグラル・バケット法を用いることが可能であ
る。
【0033】なお、本発明の干渉縞測定解析方法として
は、コリメータレンズ表面のみならずその他の干渉縞ノ
イズの発生原因となる全ての光学面(例えばハーフミラ
ー面)についての適用が可能であり、またコリメータレ
ンズが複数枚よりなる場合には、その全てあるいは一部
のレンズ面についての適用が可能である。
【0034】また、本発明方法はフィゾー型の干渉計装
置を使用する場合のみならず、その他の干渉計装置、例
えば、マイケルソン型あるいはマッハツェンダ型等の干
渉計装置に適用が可能である。
【0035】さらに、上記実施形態においては被測定面
2が平面状とされているが、本発明方法は被測定面2が
球面状とされている基準レンズにおいても同様の作用効
果を得ることができる。すなわち、基準レンズのレーザ
光入射側において平行光束を作る部分においては、上述
の平面の場合と同様のノイズが発生し、また、基準レン
ズは、複数のレンズ玉により構成されており、これら各
レンズ玉の各表面毎にノイズが発生するため、本発明方
法により同様の作用効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の干渉縞測
定解析方法は、波長可変型光源を観察用光源とした干渉
計装置において、例えばコリメータレンズ表面等の光学
面と、基準面または被測定面との光軸上での光学的距離
を、基準面と被測定面との光学的距離Lに比して
所定倍以上の大きな値となるように設定し、出力光の波
長λを略λ/mL(mは取り込む画像の枚数)ずつ
変化させる毎に、撮像手段により干渉縞画像を所定期間
に亘り連続的に撮像し、該撮像して得られた複数の干渉
縞画像情報I(x,y)に対して、インテグラル・バ
ケット法を用いた演算処理を施して干渉縞解析を行うよ
うにして、上記光学面からの反射光と、基準面または被
測定面からの反射光とにより生成される干渉縞ノイズを
良好かつ簡易に除去するようにしている。
【0037】すなわち、出力光波長λをスキャンする場
合には、光干渉を生ぜしめる2つの面間距離が長い程、
位相の変化が激しいという事実があり、距離が互いに短
く設定された基準面と被測定面の両面からの反射光によ
り生成された干渉縞の撮像時間をある程度長くとっても
干渉縞を認識できるが、距離が互いに長く設定されたコ
リメータレンズの出射面と基準面の両面からの反射光に
より生成された干渉縞ノイズは位相変動分が大きく、上
記撮像時間の期間が干渉縞情報を表す正弦波の複数周期
に相当し、これにより干渉縞ノイズはその強度分布が平
均化されて撮像されることとなるので、撮像された画面
上から干渉縞ノイズを消去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る干渉縞測定解析方法の
一例を説明するためのフローチャート
【図2】本発明の干渉縞測定解析方法において用いられ
るインテグラル・バケット法を説明するための図
【図3】本発明の干渉縞測定解析方法を実施するための
干渉計装置を示す概略図
【図4】本発明の干渉縞測定解析方法により除去する干
渉縞ノイズを説明するための図
【図5】本発明の干渉縞測定解析方法を説明するための
【符号の説明】
1 基準面 2 被測定面 3 レンズ面(入射面) 4 レンズ面(出射面) 11 波長可変レーザ光源 12 コリメータレンズ 13 基準板 14 被測定体 15 ハーフミラー 16 CCDカメラ 17 コンピュータ 20 干渉縞ノイズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力光の波長λを時間的に変化させ得る
    光源と、該光源からの光束を平行光束とした後基準面上
    および被測定面上に導く光学系と、該基準面および該被
    測定面からの光束の光干渉により得られた干渉縞情報を
    撮像する撮像手段とを備えた干渉計装置を用い、 前記出力光の波長λを略λ/mL(mは取り込む画像
    の枚数、Lは前記基準面と前記被測定面との光軸上での
    光学的距離)ずつ変化させる毎に、前記撮像手段により
    干渉縞画像を撮像し、 該撮像して得られた複数の干渉縞画像情報に対し、所定
    の演算処理を施し、得られた縞位相変化に基づき干渉縞
    解析を行う干渉縞測定解析方法において、 前記光学系のうち所定の光学面と、前記基準面または前
    記被測定面との光軸上での光学的距離Lを、前記基準
    面と前記被測定面との光学的距離Lに比して所定倍以
    上の大きな値となるように設定し、 前記出力光の波長λを、略λ/mLずつ異なる範囲
    毎に連続的に変化せしめ、該範囲毎に所定期間(但し、
    2π/mよりも小さい位相変化範囲に相当する)に亘っ
    て前記撮像手段により干渉縞画像を連続的に撮像し、そ
    の撮像により得られた該範囲毎のデータを下式(1)に
    代入して干渉縞画像情報I(x,y)を得、 得られた干渉縞画像情報I(x,y)に対して、前記
    所定の演算処理を施して干渉縞解析を行うことを特徴と
    する干渉縞測定解析方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 前記光源がレーザ光源であることを特徴
    とする請求項1記載の干渉縞測定解析方法。
  3. 【請求項3】 前記干渉計装置がフィゾー型であること
    を特徴とする請求項1または2記載の干渉縞測定解析方
    法。
  4. 【請求項4】 前記所定の光学面と、前記基準面または
    前記被測定面との光軸上での光学的距離Lが、前記基
    準面と前記被測定面との光学的距離Lに比して5倍以
    上とされていることを特徴とする請求項1〜3のうちい
    ずれか1項記載の干渉縞測定解析方法。
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CN109190310A (zh) * 2018-10-25 2019-01-11 福建师范大学 基于matlab平台的干涉条纹波面重建方法
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