JP2001199983A - ベンズイミダゾール誘導体 - Google Patents

ベンズイミダゾール誘導体

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JP2001199983A
JP2001199983A JP2000008864A JP2000008864A JP2001199983A JP 2001199983 A JP2001199983 A JP 2001199983A JP 2000008864 A JP2000008864 A JP 2000008864A JP 2000008864 A JP2000008864 A JP 2000008864A JP 2001199983 A JP2001199983 A JP 2001199983A
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Japan
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group
carbon atoms
substituted
pharmaceutically acceptable
benzimidazole derivative
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JP2000008864A
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Inventor
Yoshiyuki Matsumoto
由之 松本
Naoki Tsuchiya
直樹 土屋
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 臨床応用可能なヒトキマーゼ活性阻害剤用新
規化合物の提供。 【解決手段】 式(1) [R1及びR2は水素原子、ハロゲン原子、トリハロメチ
ル基、シアノ基、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、
またはR1とR2とは−O−CH2−O−、−O−CH2
CH2−O−、−CH2−CH2−CH2−。;Aはアリー
レン基、またはヘテロアリーレン基。;Eは、−COO
3、−SO33、−CONHR3、−SO2NHR3、テ
トラゾール−5−イル基、5−オキソ−1,2,4−オ
キサジアゾール−3−イル基または5−オキソ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル基。;Gは、アルキ
レン基で途中にO、S、SO2、NR3を含んでいてもよ
い。;Mは、単結合またはS(O)m、mは0〜2の整
数。;Jは、アルキル基、アリール基あるいはヘテロア
リール基。;Xは、CHまたは窒素原子。]で表される
ベンズイミダゾール誘導体またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンズイミダゾー
ル誘導体またはその医学上許容される塩(以下「本発明
のベンズイミダゾール誘導体」ということがある。)に
関するものであり、更に詳しくは、ヒトキマーゼ活性阻
害剤として有用なベンズイミダゾール誘導体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】キマーゼ(chymase)はマストセ
ル(mast cell)顆粒中に存在する中性プロテ
アーゼの一つであり、マストセルが関与する様々な生体
反応に深く関与している。例えばマストセルからの脱顆
粒促進、インターロイキン−1−β(Interleu
kin−1β, IL−1β)の活性化、マトリックス
プロテアーゼ(matrix protease)の活
性化、フィブロネクチンやIV型コラーゲンの分解、トラ
ンスフォーミングファクター−β(Transform
ing growth factor−β, TGF−
β)の遊離促進、サブスタンスP(substance
P)やバソアクティブインテスティナルポリペプチド
(Vathoactive intestinal p
olypeptide,VIP)の活性化、アンジオテ
ンシン(Angiotensin,Ang)IからAn
gIIへの変換作用、エンドセリン(Endotheli
n)変換作用など多様な作用が報告されている。
【0003】以上のことから、該キマーゼに対する活性
阻害剤は、気管支喘息等の呼吸器疾患、アレルギー性鼻
炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹等の炎症/アレルギー疾
患;硬化性血管病変、血管内狭窄、末梢循環障害、腎不
全、心不全等の循環器疾患;リウマチ、変形性関節症等
の骨/軟骨代謝疾患などに対する予防剤および/または
治療剤として有望と考えられる。
【0004】従来キマーゼ活性阻害剤としてはトリアジ
ン誘導体(特開平8ー208654号公報);ヒダント
イン誘導体(特開平9ー31061号公報);イミダゾ
リジン誘導体(国際出願WO96/04248号明細
書);キナゾリン誘導体(国際出願WO97/1194
1号明細書);複素環アミド誘導体(国際出願WO96
/33974号明細書)などが知られているが、これら
の化合物と本発明の化合物とは構造上まったく異なった
ものである。これまで開示されているキマーゼ阻害剤化
合物は活性が不十分であったり、あるいはまた構造的に
不安定なものであるなど有用性に乏しい。しかしながら
本発明の化合物は高活性であり、かつ優れた動態を示す
ものであり、薬剤としての有用性は高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、臨床
応用可能なヒトキマーゼ活性阻害剤となり得る新規化合
物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
式(1)
【0007】
【化2】
【0008】[式(1)中、R1及びR2は、同時にまた
はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、トリハロメ
チル基、シアノ基、水酸基、炭素数1〜4のアルキル基
もしくは炭素数1〜4のアルコキシ基、またはR1及び
2は一緒になって−O−CH 2−O−、−O−CH2
CH2−O−もしくは−CH2−CH2−CH2−(この場
合その炭素は、1つもしくは複数の炭素数1〜4のアル
キル基で置換されていてもよい。)を表す。;Aは、置
換もしくは無置換の炭素数6〜11のアリーレン基、ま
たは置換もしくは無置換の酸素、窒素および硫黄原子を
一つもしくは複数個環上に含んでいてもよい炭素数4〜
10のヘテロアリーレン基{またここにおける置換基と
しては、ハロゲン原子、OH、NO2、CN、直鎖もし
くは分岐状の炭素数1〜6のアルキル基、直鎖状もしく
は分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基、直鎖もしくは
分岐状の炭素数1〜6のアルキルチオ基、直鎖もしくは
分岐状の炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、直鎖も
しくは分岐状の炭素数1〜6のアシル基、直鎖もしくは
分岐状の炭素数1〜6のアシルアミノ基、トリハロメチ
ル基、トリハロメトキシ基、フェニル基、または一つ以
上のハロゲン原子で置換されてもよいフェノキシ基を表
す。これらは環の任意の場所で一つもしくは複数個それ
ぞれ独立に置換されていてもよい。}を表す。;Eは、
−COOR3、−SO33、−CONHR3、−SO2
HR3、テトラゾール−5−イル基、5−オキソ−1,
2,4−オキサジアゾール−3−イル基または5−オキ
ソ−1,2,4−チアジアゾール−3−イル基(R
3は、水素原子または直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜
6のアルキル基を表す。)を表す。;Gは、置換もしく
は無置換の炭素数1〜6の直鎖または分岐状のアルキレ
ン基を表し、途中にO、S、SO2、NR3を、一つもし
くは複数個含んでいてもよい。{ここでR3は、上記定
義に同じである。またここにおける置換基としてはハロ
ゲン原子、OH、NO2、CN、直鎖もしくは分岐状の
炭素数1〜6のアルキル基、直鎖状もしくは分岐状の炭
素数1〜6のアルコキシ基(この場合置換基としてお互
い隣接する部位でアセタール結合していてもよい。)、
トリハロメチル基、トリハロメトキシ基、フェニル基ま
たはオキソ基を表す。};Mは、単結合またはS(O)
mを表わし、mは0〜2の整数である。;Jは、置換も
しくは無置換の炭素数1〜6の直鎖、環状または分岐状
のアルキル基、置換もしくは無置換の炭素数6〜11の
アリール基あるいは置換もしくは無置換の酸素、窒素お
よび硫黄原子を一つあるいは複数個環上に含んでいても
よい炭素数4〜10のヘテロアリール基を表す。{また
ここにおける置換基としては、ハロゲン原子、OH、N
2、CN、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6のアル
キル基、直鎖状もしくは分岐状の炭素数1〜6のアルコ
キシ基(この場合置換基としてお互い隣接する部位でア
セタール結合していてもよい。)、直鎖もしくは分岐状
の炭素数1〜6のアルキルチオ基、直鎖もしくは分岐状
の炭素数1〜6のアルキルスルホニル基、直鎖もしくは
分岐状の炭素数1〜6のアシル基、直鎖もしくは分岐状
の炭素数1〜6のアシルアミノ基、置換もしくは無置換
のアニリド基、トリハロメチル基、トリハロメトキシ
基、フェニル基、オキソ基、COOR3基、または一つ
以上のハロゲン原子で置換されてもよいフェノキシ基を
表す。これらは、環もしくはアルキル基の任意の場所で
一つもしくは複数個それぞれ独立に置換されていてもよ
い。};Xは、CHまたは窒素原子を表す。]で表され
るベンズイミダゾール誘導体またはその医学上許容され
る塩である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のベンズイミダゾール誘導体は、上記式
(1)で表される化合物である。本発明の式(1)の化
合物の置換基に対する上記の定義は、以下の通りであ
る。R1及びR2は、同時にまたはそれぞれ独立に、水素
原子、ハロゲン原子、トリハロメチル基、シアノ基、水
酸基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアル
コキシ基、またはR1及びR2は一緒になって−O−CH
2−O−、−O−CH2−CH2−O−もしくは−CH2
CH2−CH2−を表す。この場合その炭素は、1つもし
くは複数の炭素数1〜4のアルキル基で置換されてよ
い。炭素数1〜4のアルキル基として、具体的にはメチ
ル基、エチル基、(n,i−)プロピル基、(n,i,
s,t−)ブチル基を挙げることができ、好ましくはメ
チル基を挙げることができる。好ましくはR1及びR2
同時に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基もしくは炭素数1〜4のアルコキシ基であるか、ま
たはR1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
子、トリハロメチル基、シアノ基、水酸基、炭素数1〜
4のアルキル基もしくは炭素数1〜4のアルコキシ基で
ある。ここでハロゲン原子としては、例えばフッ素原
子、塩素原子、臭素原子等を挙げることができ、好まし
くは塩素原子、フッ素原子を挙げることができる。炭素
数1〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、
(n,i−)プロピル基、(n,i,t−)ブチル基を
挙げることができ、好ましくはメチル基を挙げることが
できる。炭素数1〜4のアルコキシ基としては、メトキ
シ基、エトキシ基、(n,i−)プロピルオキシ基、
(n,i,s,t−)ブチルオキシ基等を挙げることが
でき、好ましくはメトキシ基を挙げることができる。
【0010】Aは、置換もしくは無置換の炭素数6〜1
1のアリーレン基、または置換もしくは無置換の酸素、
窒素および硫黄原子を一つあるいは複数個環上に含んで
いてもよい炭素数4〜10のヘテロアリーレン基を表
す。置換もしくは無置換の炭素数6〜11のアリーレン
基としてはフェニレン基、インデニレン基、ナフチレン
基等を挙げることができ、好ましくはフェニレン基を挙
げることができる。置換もしくは無置換の酸素、窒素お
よび硫黄原子を一つあるいは複数個環上に含んでいても
よい炭素数4〜10のヘテロアリーレン基としてはピリ
ジレン基、フラニレン基、チオフェニレン基、イミダゾ
レン基、チアゾレン基、ピリミジレン基、オキサゾレン
基、イソオキサゾレン基、ベンゾフニレン基、ベンズイ
ミダゾレン基、キノリレン基、インドレン基、ベンゾチ
アゾレン基等を挙げることができ、好ましくはピリジレ
ン基、フラニレン基、チオフェニレン基を挙げることが
できる。
【0011】また、ここにおける置換基としては、ハロ
ゲン原子、OH、NO2、CN、直鎖もしくは分岐状の
炭素数1〜6のアルキル基、直鎖状もしくは分岐状の炭
素数1〜6のアルコキシ基、直鎖もしくは分岐状の炭素
数1〜6のアルキルチオ基、直鎖もしくは分岐状の炭素
数1〜6のアルキルスルホニル基、直鎖もしくは分岐状
の炭素数1〜6のアシル基、直鎖もしくは分岐状の炭素
数1〜6のアシルアミノ基、トリハロメチル基、トリハ
ロメトキシ基、フェニル基、または一つ以上のハロゲン
原子で置換されていてもよいフェノキシ基が挙げらる。
これらは環またはアルキレン基の任意の場所で一つある
いは複数個それぞれ独立に置換してもよい。具体的に
は、例えばOH、クロリド基、ブロモ基、ニトロ基、メ
トキシ基、シアノ基、メチレンジオキシ基、トリフルオ
ロメチル基、メチル基、エチル基、(n,i−)プロピ
ル基、(n,i,t−)ブチル基等である。
【0012】Eとしては、−COOR3、−SO33
−CONHR3、−SO2NHR3、テトラゾール−5−
イル基、5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−
3−イル基または5−オキソ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル基を挙げることができ、好ましくは−C
OOR3またはテトラゾール−5−イル基を挙げること
ができる。ここにおけるR3としては水素原子、または
直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げ
られ、好ましくは水素原子、メチル基、エチル基または
t−ブチル基を挙げることができ、特に好ましくは水素
原子を挙げることができる。
【0013】Gは、置換もしくは無置換の炭素数1〜6
の直鎖または分岐状のアルキレン基を表し、途中にO、
S、SO2、NR3を、一つあるいは複数個含んでもよ
い。ここでR3は、上記定義に同じであり、又これらの
ヘテロ原子あるいは原子団が含まれる場合は直接ベンズ
イミダゾール環には結合しない。またここにおける置換
基としてはハロゲン原子、OH、NO2、CN、直鎖も
しくは分岐状の炭素数1〜6のアルキル基、直鎖状もし
くは分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基(この場合置
換基としてお互い隣接する部位でアセタール結合してい
てもよい。)、トリハロメチル基、トリハロメトキシ
基、フェニル基またはオキソ基を表す。具体的には、例
えば−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CO−、−C
2CH2O−、−CH2CONH−、−CO−、−SO2
−、−CH2SO2−、−CH2S−、−CH2CH2S−
等が挙げられ、好ましいものとしては−CH2−、−C
2CH 2−、−CH2CO−または−CH2CH2O−を
挙げることができる。(ここに挙げられているGは左側
がベンズイミダゾールの1位(N原子)と結合してお
り、右側がJと結合していることを表わしている。)
【0014】Mとしては、単結合またはS(O)mを表
わし、mは0〜2の整数を表わす。好ましくはSまたは
SO2を挙げることができる。特に好ましくは硫黄原子
Sを挙げることができる。
【0015】Jは、置換もしくは無置換の炭素数1〜6
の直鎖、環状または分岐状のアルキル基、置換もしくは
無置換の炭素数6〜11のアリール基、置換もしくは無
置換の酸素、窒素および硫黄原子を一つあるいは複数個
環上に含んでいてもよい炭素数4〜10のヘテロアリー
ル基を表し、好ましくは置換もしくは無置換の炭素数6
〜11のアリール基、置換もしくは無置換の酸素、窒素
および硫黄原子を一つあるいは複数個環上に含んでもよ
い炭素数4〜10のヘテロアリール基を挙げることがで
きる。置換もしくは無置換の炭素数1〜6の直鎖、環状
または分岐状のアルキル基としては、メチル基、エチル
基、(n,i−)プロピル基、(n,i,s,t−)ブ
チル基、(n,i,ne,t−)ペンチル基、シクロヘ
キシル基等が挙げられる。置換もしくは無置換の炭素数
6〜11のアリール基としてはフェニル基、インデニル
基、ナフチル基等を挙げることができ、好ましくはフェ
ニル基またはナフチル基を挙げることができる。置換も
しくは無置換の酸素、窒素および硫黄原子を一つあるい
は複数個環上に含んでいてもよい炭素数4〜10のヘテ
ロアリール基としては、ピリジル基、フラニル基、チオ
フェニル基、イミダゾール基、チアゾール基、ピリミジ
ン基、オキサゾール基、イソオキサゾール基、ベンゾフ
ラン基、ベンズイミダゾール基、キノリン基、イソキノ
リン基、キノキサリン基、ベンゾオキサジアゾール基、
ベンゾチアジアゾール基、インドール基、N−メチルイ
ンドール基、ベンゾチアゾール基、ベンゾチオフェニル
基、ベンゾイソオキサゾール基等を挙げることができ、
好ましくはベンゾチオフェニル基またはN−メチルイン
ドール基を挙げることができる。またここにおける置換
基としては、ハロゲン原子、OH、NO2、CN、直鎖
もしくは分岐状の炭素数1〜6のアルキル基、直鎖状も
しくは分岐状の炭素数1〜6のアルコキシ基(この場合
置換基としてお互い隣接する部位でアセタール結合して
いてもよい。)、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6の
アルキルチオ基、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6の
アルキルスルホニル基、直鎖もしくは分岐状の炭素数1
〜6のアシル基、直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6の
アシルアミノ基、置換もしくは無置換のアニリド基、ト
リハロメチル基、トリハロメトキシ基、フェニル基、ま
たは一つ以上のハロゲン原子で置換されてもよいフェノ
キシ基が挙げられる。これらは環またはアルキル基の任
意の場所で一つあるいは複数個それぞれ独立に置換して
もよい。具体的には、例えばOH、クロロ基、ブロモ
基、ニトロ基、メトキシ基、シアノ基、メチレンジオキ
シ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
基、メチル基、エチル基、(n,i−)プロピル基、
(n,i,s,t−)ブチル基、アニリド基等である。
【0016】Xは、CHまたは窒素原子を表し、好まし
くはCHを挙げることができる。
【0017】式(1)の化合物としては、具体的には、
表1から表16に記載されたものが好ましいものとして
挙げられる。この中で特に好ましいものとしては、化合
物番号1,18,53の化合物である。
【0018】なお、表1〜表16中のA1〜A11およ
びJ1〜J35は以下で表される基である。式中、E、
G、M、mおよびXは前記に同じであるが、ここでは特
にEは−COOH、GはCH2、MはS、mは0、Xは
CHとする。
【0019】
【化3】
【0020】
【化4】
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】
【表6】
【0027】
【表7】
【0028】
【表8】
【0029】
【表9】
【0030】
【表10】
【0031】
【表11】
【0032】
【表12】
【0033】
【表13】
【0034】
【表14】
【0035】
【表15】
【0036】
【表16】
【0037】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
において、EがCOOR3、MがS、XがCHの場合、
以下に示す合成法(A)より製造することができる。
【0038】合成法(A)
【化5】
【0039】[式中、Zはハロゲンまたはアンモニウム
塩を示し、R1、R2、R3、A、G、JおよびXは前記
に同じである。]
【0040】すなわち、2−ニトロアニリン誘導体(a
1)のニトロ基を還元しオルトフェニレンジアミン(a
2)を得る。これにCS2を反応させ、化合物(a3)
とした後、これにアリールハライドエステル誘導体(a
4)を反応させ(a5)を得、さらにこれにハライド誘
導体またはアンモニウム塩(a6)を反応させ本発明の
化合物(a7)を得ることができる。また、必要に応じ
てこれを加水分解反応することによりR3が水素原子で
あるベンズイミダゾール誘導体(a8)を得ることがで
きる。
【0041】ニトロ基の還元は通常の接触還元反応の条
件に従い、例えばPd−C等の触媒存在下、酸性、中
性、アルカリ性条件下、室温〜100℃の温度で水素ガ
スと反応させることにより行うことができる。また、酸
性条件下で、亜鉛やスズを用いて処理する方法、中性ま
たはアルカリ性条件下で亜鉛末を用いる方法により行う
ことができる。
【0042】オルトフェニレンジアミン誘導体(a2)
とCS2の反応は例えばザ・ジャーナル・オブ・オーガ
ニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)19
54年19巻631−637頁(Pyridine s
olution)またはザ・ジャーナル・オブ・メディ
シナル・ケミストリー(J.Med.Chem)199
3年36巻1175〜1187頁(EtOH solu
tion)記載の方法により行うことができる。
【0043】チオベンズイミダゾール類(a3)とアリ
ールハライドエステル(a4)との反応は、通常のS−
アリール化反応の条件に従い、例えばNaH、NaI、
Et 3N、NaOH、K2CO3等の塩基の存在下に0℃
〜200℃の温度で攪拌することにより行うことができ
る。
【0044】または銅触媒を用いたUllmann型の
カップリング反応や、たとえばブリテン・オブ・ケミカ
ル・ソサイエティ・ジャパン(Bull.Chem.S
oc.Jpn)1980年53巻1385〜1389項
記載のパラジウム触媒を用いたカップリング反応を用い
て合成することも可能である。
【0045】チオベンズイミダゾール類(a5)とハラ
イド誘導体またはアンモニウム塩(a6)との反応は、
通常のN−アルキル化もしくはN−アシル化反応の条件
に従い、例えばNaH、Et3N、NaOH、K2
3、Cs2CO3等の塩基の存在下に0℃〜200℃の
温度で攪拌することにより行うことができる。
【0046】カルボキシ保護基R3の脱離反応として
は、水酸化リチウム等のアルカリまたは塩酸、トリフル
オロ酢酸等の酸を用いて加水分解する方法を用いること
が好ましい。
【0047】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
において、EがCOOR3、MがS場合、以下に示す合
成法(B)より製造することができる。
【0048】合成法(B)
【化6】
【0049】すなわち、2−ニトロアニリン誘導体(a
1)のアミノ基をLにより保護し(b1)得る。これに
ハライド誘導体またはアンモニウム塩(a6)を反応さ
せ(b2)を得、Lを脱保護することにより(b3)を
得る。(b3)のニトロ基を還元しオルトフェニレンジ
アミン誘導体(b4)を得る。これにCS2もしくはK
SC(=S)OEtを反応させ、化合物(b5)とした
後、これにアリールハライドエステル誘導体(a4)を
反応させ本発明のベンズイミダゾール誘導体(a7)を
得ることができ、また必要に応じてこれを加水分解反応
することにより本発明のR3が水素原子であるベンズイ
ミダゾール誘導体を得ることができる。
【0050】2−ニトロアニリン誘導体(a1)に対し
て無保護のままハライド誘導体またはアンモニウム塩
(a6)またはアルデヒド誘導体(b6)を反応させる
ことにより化合物(b3)を直接得ることも可能であ
る。保護基Lとしては、トリフルオロアセチル基、アセ
チル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジル基等が挙
げられる。2−ニトロアニリン誘導体(a1)とアルデ
ヒド誘導体(b6)の反応は、LiAlH4、NaB
4、NaBH3CN、NaBH(OAc)3などの複合
水素化合物やジボラン等の還元剤を用い、エタノール、
メタノール、ジクロロメタン等の溶媒中、0℃〜200
℃の温度条件下によって通常の還元アミノ化の方法によ
り行なうことができる。また、オルトフェニレンジアミ
ン誘導体(b4)とCS2の反応は合成法(A)と同様
に行うことができ、KSC(=S)OEtとの反応は例
えばオーガニック・シンセシス(OS)1963年4巻
569−570頁記載の方法により行うことができる。
その他の反応は合成法(A)と同様に行なうことができ
る。
【0051】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
においてEがCOOR3、MがS、Gがアミド結合であ
る場合、以下に示す合成法(C)により製造することが
できる。
【0052】合成法(C)
【化7】
【0053】[式中、Qはメチレン基、フェニレン基等
を示し、Zはハロゲンを示す。R1、R2、R3、A、J
およびXは前記に同じである。ただしここでR3は、メ
チル基、エチル基等の酸性においては不活性な保護基と
する。]
【0054】すなわち、チオベンズイミダゾール化合物
(a5)にtert−ブチルエステルハライド誘導体
(c1)を反応させ化合物(c2)を得、これを酸性条
件下加水分解することにより(c3)を得る。これにア
ミン誘導体(c4)を縮合させ本発明の化合物(c5)
を得ることができ、また必要に応じてこれを加水分解反
応することによりR3が水素原子である本発明のベンズ
イミダゾール誘導体が得られる。
【0055】縮合アミド化の条件は縮合剤を用いる一般
的な方法が用いられる。縮合剤としてはDCC、DIP
C、EDC=WSCI、WSCI・HCl、BOP、D
PPA等が挙げられ、これらを単独で用いるかまたはH
ONSu、HOBt、HOOBt等と組み合わせて用い
る。反応はTHF、クロロホルム、t−ブタノール等の
適当な溶媒中、0℃〜200℃の温度条件下で行われ
る。その他の反応については合成法(A)と同様に行な
うことができる。
【0056】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
においてEがCOOR3、MがS、Gがエーテル結合を
有する場合においては、以下に示す合成法(D)により
製造することができる。
【0057】合成法(D)
【化8】
【0058】[式中、Zはハロゲンを示す。R1、R2
3、A、JおよびXは前記に同じである。]
【0059】すなわち、チオベンズイミダゾール化合物
(a5)に、たとえばハライドアルコール誘導体(d
1)を反応させ、化合物(d2)を得る。これにフェノ
ール誘導体(d3)を反応させ、本発明化合物(d4)
を得ることができ、また必要に応じてこれを加水分解す
ることによりR3が水素原子であるベンズイミダゾール
誘導体が得られる。
【0060】エーテル化反応はトリフェニルホスフィ
ン、トリブチルホスフィン等のホスフィン化合物および
DEAD、TMAD等のアゾ化合物を用い、 N−メチ
ルモルホリン、THFなどの適当な溶媒中、0℃〜20
0℃の温度条件下で光延反応及びその類似反応により行
われる。その他の反応については合成法(A)と同様に
行なうことができる。
【0061】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
において、Eがテトラゾール−5−イル、MがSである
場合においては、以下に示す合成法(E)により製造す
ることができる。
【0062】合成法(E)
【化9】
【0063】[式中R1、R2、A、G、JおよびXは前
記に同じである。]ニトリル体(e1)を種々のアジ化
合物と反応させてテトラゾール体(e2)に変換する。
【0064】アジ化合物としてはトリメチルスズアジド
等のトリアルキルスズアジド化合物、アジ化水素酸また
はそのアンモニウム塩などが挙げられる。有機スズアジ
ド化合物を用いるときは化合物(e1)に対して1〜4
倍モル量程度用いるのがよい。またアジ化水素酸または
そのアンモニウム塩を用いるときはアジ化ナトリウムと
塩化アンモニウムまたはトリエチルアミン等の3級アミ
ンを化合物(e1)に対して1〜5倍モル量程度用いる
のがよい。各反応は0℃〜200℃の温度で、トルエ
ン、ベンゼン、DMF等の溶媒を用いることにより行わ
れる。
【0065】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
において、MがSOまたはSO2の場合は以下に示す合
成法(F)により製造することができる。
【0066】合成法(F)
【化10】
【0067】[式中、R1、R2、R3、A、G、Jおよ
びXは前記に同じ。]
【0068】すなわち、ベンズイミダゾール化合物(a
7)を過酸化化合物と適当な溶媒中で反応させることに
よりスルホキシド誘導体(f1)および/またはスルホ
ン誘導体(f2)が得られる。用いられる過酸化化合物
としては例えば過安息香酸、m−クロロ過安息香酸、過
酢酸、過酸化水素等が挙げられ、用いられる溶媒として
は例えばクロロホルム、ジクロロメタン等が挙げられ
る。化合物(a7)と過酸化化合物との使用割合として
は、特に限定が無く広い範囲で適宜選択すればよいが、
一般的に1.2倍モル〜5倍モル量程度用いることが好
ましい。各反応は通常0〜50℃程度、好ましくは0℃
〜室温で行われ、一般的に4〜20時間程度で終了す
る。
【0069】本発明のベンズイミダゾール誘導体(1)
において、EがCOOR3、MがS、XがCHの場合、
以下に示す合成法(G)を用いても製造することができ
る。
【0070】合成法(G)
【化11】
【0071】[式中、R1、R2、R3、A、G、J、L
およびZは前記に同じ。]
【0072】すなわち、2−ハロベンズイミダゾール誘
導体(g1)のアミノ基をLにより保護し(g2)を得
る。これにアリールチオール誘導体(g3)を反応させ
(g4)を得、Lを脱保護することにより(a5)を得
る。これにハライド誘導体またはアンモニウム塩(a
6)を反応させ、本発明のベンズイミダゾール誘導体
(a7)を得ることができ、また必要に応じてこれを加
水分解反応することにより本発明のR3が水素原子であ
るベンズイミダゾール誘導体を得ることができる。
【0073】本発明のベンズイミダゾール誘導体は必要
に応じて医学上許容される非毒性のカチオン塩に変換す
ることができる。かかる塩としては、Na+、K+ 等の
アルカリ金属イオン;Mg2+、Ca2+ 等のアルカリ土
類金属イオン;Al3+、Zn 2+ 等の金属イオン;ある
いはアンモニア、トリエチルアミン、エチレンジアミ
ン、プロパンジアミン、ピロリジン、ピペリジン、ピペ
ラジン、ピリジン、リシン(Lysine)、コリン、
エタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミ
ン、4−ヒドロキシピペリジン、グルコサミン、N−メ
チルグルカミン等の有機塩基が挙げられる。なかでも、
Na+、Ca2+、リシン(Lysine)、コリン、
N,N−ジメチルエタノールアミン、N−メチルグルカ
ミンが好ましい。
【0074】本発明のベンズイミダゾール誘導体は、ヒ
トキマーゼ活性を強く阻害する。具体的には、IC50
が100μM以上、好ましくは10μM以上、更に好ま
しくは1μM以上である。このような優れたヒトキマー
ゼ阻害活性を有する本発明のベンズイミダゾール誘導体
は、種々の疾患に対する臨床応用可能な予防剤および/
または治療剤として使用することが可能である。
【0075】本発明のベンズイミダゾール誘導体は、製
薬学的に許容される担体とともに医薬組成物として、該
医薬組成物を種々の剤型に成型して経口あるいは非経口
によって投与することができる。非経口投与としては、
例えば、静脈、皮下、筋肉、経皮、直腸、経鼻、点眼内
への投与が挙げられる。
【0076】該医薬組成物の剤型としては、以下のよう
なものが挙げられる。例えば、経口投与剤の場合は、錠
剤、丸剤、顆粒剤、散剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤、
カプセル剤等の剤型が挙げられる。
【0077】ここで、錠剤の成型方法としては、賦形
剤、結合剤、崩壊剤等の製薬学的に許容される担体を用
いて通常の方法により成型することができる。丸剤、顆
粒剤、散剤も錠剤の場合と同様に賦形剤等を用いて通常
の方法により成型することができる。液剤、懸濁剤、シ
ロップ剤の成型方法は、グリセリンエステル類、アルコ
ール類、水、植物油等を用いて通常の方法により成型す
ることができる。カプセル剤の成型方法は、顆粒剤、散
剤、あるいは液剤等を、ゼラチン等のカプセルに充填す
ることによって成型することができる。
【0078】非経口投与剤のうち、静脈、皮下、筋肉内
投与の場合には、注射剤として投与することができる。
注射剤としては、安息香酸誘導体を、例えば生理食塩水
など水溶性液剤の溶解する場合、あるいは、例えばプロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油等
の有機エステルからなる非水溶性液剤に溶解する場合等
が挙げられる。
【0079】経皮投与の場合には、例えば軟膏剤、クリ
ーム剤などの剤型として用いることができる。軟膏剤
は、安息香酸誘導体を油脂類、ワセリン等と混合して用
いて、クリーム剤は安息香酸誘導体を乳化剤と混合して
成型することができる。
【0080】直腸投与の場合には、ゼラチンソフトカプ
セルなどを用いて坐剤とすることができる。
【0081】経鼻投与の場合には、液状または粉末状の
組成物からなる製剤として用いることができる。液状剤
の基剤としては、水、食塩水、リン酸緩衝液、酢酸緩衝
液等が用いられ、更に、界面活性剤、酸化防止剤、安定
剤、保存剤、粘性付与剤を含んでいてもよい。粉末状剤
の基剤としては、例えば、水易溶性のポリアクリル酸塩
類、セルロース低級アルキルエーテル類、ポリエチレン
グリコールポリビニルピロリドン、アミロース、プルラ
ン等の水吸収性のもの、あるいは、例えば、セルロース
類、澱粉類、タンパク類、ガム類、架橋ビニル重合体類
等の水難溶性ものが挙げられ、水吸収性のものが好まし
い。また、これらを混合して用いてもよい。さらに粉末
状剤には、酸化防止剤、着色剤、保存剤、防腐剤、矯腐
剤等を添加してもよい。かかる液状剤、粉末状剤は、例
えばスプレー器具等を用いて投与することができる。
【0082】点眼内投与の場合は、水性あるいは非水性
の点眼剤として使用することができる。水性点眼剤とし
ては、溶剤に滅菌精製水、生理食塩水等を用いることが
できる。溶剤として滅菌精製水のみを用いた場合、界面
活性剤、高分子増粘剤等の懸濁剤を加えて水性懸濁点眼
液として用いることができ、また、非イオン性界面活性
剤等の可溶化剤を加えて可溶化点眼液として用いること
もできる。非水性点眼剤としては、溶剤に注射用非水性
溶剤を用いることができ、非水性懸濁点眼液として用い
ることができる。
【0083】点眼剤以外の方法で眼に投与する場合とし
ては、眼軟膏剤、塗布液剤、散布剤、インサート剤等の
剤型とすることができる。
【0084】また、鼻、口等から吸入する場合において
は、本発明のベンズイミダゾール誘導体と一般的に用い
られる製薬賦形剤との溶液または懸濁液として、例え
ば、吸入用エアゾルスプレー等を用いて吸入される。ま
た、乾燥粉末状とした本発明のベンズイミダゾール誘導
体を、肺と直接接触させる吸入器等を用いて投与するこ
とができる。
【0085】これら種々の製剤には、必要に応じて、等
張化剤、保存剤、防腐剤、湿潤剤、緩衝剤、乳化剤、分
散剤、安定剤等の製薬学的の許容される担体を添加する
ことができる。
【0086】また、これら種々の製剤には、必要に応じ
て、殺菌剤の配合、バクテリア保留フィルターを用いた
濾過、加熱、照射等の処置を行い無菌化することができ
る。あるいは、無菌の固形製剤を製造し、使用直前に適
当な無菌溶液に溶解あるいは懸濁して使用することもで
きる。
【0087】本発明のベンズイミダゾール誘導体の投与
量は、疾患の種類、投与経路、患者の症状、年齢、性
別、体重等により異なるが、一般的に、経口投与では1
〜500mg/日/人程度であり、好ましくは10〜3
00mg/日/人である。静脈、皮下、筋肉、経皮、直
腸、経鼻、点眼、吸入などの非経口的投与では、0.1
〜100mg/日/人程度であり、好ましくは0.3〜
30mg/日/人である。
【0088】また、本発明のベンズイミダゾール誘導体
を予防剤として用いる場合には、各症状に応じて、予め
公知の方法に従い投与することができる。
【0089】本発明の予防剤および/または治療剤の対
象疾患としては、気管支喘息等の呼吸器疾患、アレルギ
ー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹等の炎症/アレル
ギー疾患;硬化性血管病変、血管内狭窄、末梢循環障
害、腎不全、心不全等の循環器疾患;リウマチ、変形性
関節症等の骨/軟骨代謝疾患が挙げられる。
【0090】
【実施例】本発明を以下に製造例、実施例及び試験例に
よって具体的に説明する。しかし、本発明の範囲がこれ
らの実施例によっていかなる意味においても制限される
ものではない。
【0091】[実施例1]化合物No.53の製造 2−ニトロフェニルアミン25.50g(184.6m
mol)のアセトニトリル(255 ml)溶液にトリ
フルオロ酢酸無水物46.53g(221.5mmo
l)を滴下し、30分還流した。反応液を濃縮し、残渣
にヘキサン130mlを加え、析出した結晶を粉砕後、
30分攪拌し、濾取、ヘキサン25mlで2回洗浄し
た。減圧乾燥し2,2,2−トリフルオロ−N−(2−
ニトロフェニル)アセトアミドを42.44g得た。
(収率 9 8%) 得られた2,2,2−トリフルオロ−N−(2−ニトロ
フェニル)アセトアミド42.24 g(188.5m
mol)のDMF253ml溶液に、炭酸カリウム3
1.26 g(226.2mmol)、1−クロロメチ
ルナフタレン36.62g(207.3mmol)を加
え、4時間還流した。続いて5N水酸化ナトリウム水溶
液100mlを加え、30分還流した。冷却後反応液を
冷水1500ml中に注ぎ込み、1時間攪拌後、結晶を
濾取、水200 mlで洗浄した。得られた結晶をwe
tのままクロロホルム420 mlに溶解し、飽和食塩
水42mlで洗浄後、シリカゲル42gで乾燥し、シリ
カゲルをろ過除去、クロロホルム15mlで2回洗浄し
た。濾液を濃縮しIPE250mlを加えることを2回
繰り返し、再度、約半量の溶媒を留去した。室温まで放
冷後、30分攪拌し、さらに氷冷下30攪拌した。結晶
を濾取、IPE/ヘキサン=1/1 42mlで2回洗
浄し、減圧乾燥することによって(ナフチルメチル)
(2−ニトロフェニル)アミンを41.07g得た。
(収率 78%) 得られた(ナフチルメチル)(2−ニトロフェニル)ア
ミン40.87g(146.9mmol)をジオキサン
205mlに加熱溶解し窒素気流下、エタノール205
ml、20%水酸化ナトリウム水溶液18mlを加え、
還流しはじめるまで加熱した。続いて、亜鉛粉末38.
42g(587.6mmol)を穏やかな還流状態を保
つ程度の速度で注意深く分割投入し、1時間還流した。
亜鉛粉末を濾過除去、THF70 mlで2回洗浄し
た。濾液を濃縮し、残渣を酢酸エチル300mlに溶解
し、飽和食塩水41mlで洗浄後、硫酸ナトリウム30
gで乾燥した。乾燥剤を濾過除去後、減圧濃縮し(2−
アミノフェニル)(ナフチルメチル)アミンを36.7
2g得た。(収率99%) (2−アミノフェニル)(ナフチルメチル)アミン3
6.42 g(145.6mmol)を二硫化炭素25
0ml、エタノール250mlに溶解し、16時間還流
した。反応混合物を3分の1量まで濃縮し、室温まで放
冷後、30分攪拌し、さらに氷冷下30分攪拌した。結
晶を濾取、エタノール36mlで2回洗浄し、減圧乾燥
することによって1−(ナフチルメチル)ベンズイミダ
ゾール−2−チオールを24.59g得た。(収率58
%) 得られた1−(ナフチルメチル)ベンズイミダゾール−
2−チオール80mg(0.276 mmol)のDM
F2ml溶液に6−ブロモピリジン−2−カルボン酸1
67mg(0.826mmol)、炭酸カリウム114
mg(0.826mmol)およびヨウ素化ナトリウム
124mg(0.826mmol)を添加した。得られ
た溶液を過熱還流下にて5時間攪拌した。室温まで冷却
後1M塩酸水溶液を加え酢酸エチルにて抽出した。水で
洗浄後、濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=10:1)で精製し、表題化
合物を3.5mg得た。(収率3%) 化合物の確認はLC−MSを用いて分子量から同定を行
った。 計算値M=411.10 実測値(M+H)+=41
2.2
【0092】[実施例2]化合物No.18の製造 t−ブトキシカルボン酸無水物1527mg(6.7m
mol)のアセトニトリル溶液に2−クロロベンズイミ
ダゾール916mg(6mmol)およびジメチルアミ
ノピリジン74 mg(0.6mmol)を添加した。
得られた溶液を室温にて3時間攪拌後濃縮し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1
7:3)で精製し、2−クロロベンズイミダゾールカル
ボン酸t−ブチルエステルを1044mg得た。(収率
69%) 水素化ナトリウム301mg(8.28mmol)のD
MF10ml溶液に2−メルカプト安息香酸メチルエス
テル0.625ml(4.55mmol)、2−クロロ
ベンズイミダゾールカルボン酸t−ブチルエステル10
44mg(4.14mmol)を添加し、室温にて1時
間攪拌した。得られた溶液を酢酸エチルにて抽出し、水
で洗浄後濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=17:3)で精製し、2−(2−
(エトキシカルボニル)フェニルチオ)ベンズイミダゾ
ールカルボン酸t−ブチルエステルを513mg得た。
(収率32%) 得られた2−(2−(エトキシカルボニル)フェニルチ
オ)ベンズイミダゾールカルボン酸t−ブチルエステル
300mg(0.78mmol)の塩化メチレン6ml
溶液にトリフルオロ酢酸6mlを添加し、室温にて12
時間攪拌した。得られた溶液を濃縮し、減圧下乾燥し2
−ベンズイミダゾール−2−イルチオ安息香酸メチルエ
ステルを278mg得た。(収率99%) 水素化ナトリウム13mg(0.352mmol)のT
HF2ml溶液に1−クロロメチルナフタレン0.07
9ml(0.528mmol)、2−ベンズイミダゾー
ル−2−イルチオ安息香酸メチルエステル50mg
(0.176mmol)を添加し、60℃にて1時間攪
拌した。得られた溶液を酢酸エチルにて抽出し、水で洗
浄後濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)で精製し、濃縮した。THF
2ml、MeOH1ml、4M水酸化リチウム水溶液
0.5mlを加え、室温にて3時間攪拌後、6M塩酸水
溶液0.5mlを加えた。得られた溶液を酢酸エチルに
て抽出し、水で洗浄後濃縮し、減圧下乾燥し表題化合物
を35mg得た。(収率48%) 化合物の確認はLC−MSを用いて分子量から同定を行
った。 計算値M=410.11 実測値(M+H)+=41
1.2
【0093】[実施例3]化合物No.1の製造 実施例2と同様の方法により、表題化合物を得た。化合
物の確認はLC−MSを用いて分子量から同定を行っ
た。 計算値M=360.09 測定値(M+H)+=36
1.0
【0094】[実施例4]組換えヒトマストセルキマーゼの調製 組換えプロ型ヒトマストセルキマーゼは、浦田らの報告
(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー第
266巻、17173頁(1991年)に従って調製し
た。すなわちヒトマストセルキマーゼをコードするcD
NAを含有する組換えバキュロウイルスを感染させた昆
虫細胞(Tn5)の培養液上清から、ヘパリンセファロ
ース(ファルマシア)により精製した。さらに村上らの
報告(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリ
ー第270巻、2218頁(1995年))に従い活性
化した後、ヘパリンセファロースで精製し、活性型ヒト
マストセルキマーゼを得た。
【0095】[実施例5]組換えヒトマストセルキマーゼの酵素活性阻害測定 実施例4で得られた1〜5ngの活性型ヒトマストセル
キマーゼを含む50μL のバッファーA(0.5〜
3.0MNaCl、50mMトリス塩酸pH 8.0)
に本発明の化合物を含むDMSO溶液2μLを加えた
後、基質として0.5mMスクシニルーアラニルーヒス
チジループロリルーフェニルアラニルパラニトロアニリ
ド(バッケム社)を含む50μLのバッファーAを加え
室温にて5分間反応させた。405nmの吸光度の経時
変化を測定し、阻害活性を調べた。その結果、化合物N
o.18にIC50=0.1μM以上1μM未満、化合
物No.53にIC50=1μM以上10μM未満、化
合物No.1にIC50=10μM以上100μM未満
の阻害活性を認めた。以上のように本発明のベンズイミ
ダゾール誘導体は強いキマーゼ阻害活性を示す。従っ
て、本発明のベンズイミダゾール誘導体はヒトキマーゼ
が関与する各種疾患の予防および/または治療に用いら
れる臨床応用可能なヒトキマーゼ活性阻害物質であるこ
とが明らかとなった。
【0096】[実施例6]錠剤の製造 1錠が次の組成からなる錠剤を製造した。 化合物(No.18) 50mg 乳糖 230mg じゃがいもデンプン 80mg ポリビニルピロリドン 11mg ステアリン酸マグネシウム 5mg 本発明化合物(実施例の化合物)、乳糖およびジャガイ
モデンプンを混合し、これをポリビニルピロリドンの2
0%エタノール溶液で均等に湿潤させ、20メッシュの
ふるいを通し、45℃で乾燥させ、かつ再び15メッシ
ュを通した。こうして得られた顆粒をステアリン酸マグ
ネシウムと混和して錠剤に圧縮した。
【0097】
【発明の効果】本発明のベンズイミダゾール誘導体また
はその医学上許容される塩は強いヒトキマーゼ阻害活性
を示す。したがって、該ベンズイミダゾール誘導体また
はその医学上許容される塩は、ヒトキマーゼ阻害剤とし
て、炎症疾患、アレルギー疾患、呼吸器疾患、循環器疾
患または骨・軟骨代謝疾患に対して臨床応用可能な予防
剤および/または治療剤として使用することが可能であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4439 A61K 31/4439 31/4709 31/4709 A61P 9/00 A61P 9/00 9/04 9/04 11/00 11/00 11/02 11/02 11/06 11/06 13/12 13/12 17/00 17/00 19/02 19/02 19/08 19/08 29/00 29/00 101 101 37/08 37/08 43/00 111 43/00 111 C07D 235/28 C07D 235/28 E 401/06 401/06 401/14 401/14 403/06 403/06 405/14 405/14 409/06 409/06 409/14 409/14 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB08 CC26 DD12 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC39 BC62 BC71 BC86 CB05 GA07 GA08 MA01 MA04 NA14 ZA34 ZA36 ZA59 ZA81 ZA89 ZA96 ZB11 ZB13 ZB15 ZC20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 [式(1)中、R1及びR2は、同時にまたはそれぞれ独
    立に水素原子、ハロゲン原子、トリハロメチル基、シア
    ノ基、水酸基、炭素数1〜4のアルキル基もしくは炭素
    数1〜4のアルコキシ基、またはR1及びR2は一緒にな
    って−O−CH 2−O−、−O−CH2−CH2−O−も
    しくは−CH2−CH2−CH2−を表し、その炭素は、
    1つもしくは複数の炭素数1〜4のアルキル基で置換さ
    れていてもよい。;Aは、置換もしくは無置換の炭素数
    6〜11のアリーレン基、または置換もしくは無置換の
    酸素、窒素および硫黄原子を一つもしくは複数個環上に
    含んでいてもよい炭素数4〜10のヘテロアリーレン基
    を表す。;Eは、−COOR3、−SO33、−CON
    HR3、−SO2NHR3、テトラゾール−5−イル基、
    5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル
    基または5−オキソ−1,2,4−チアジアゾール−3
    −イル基を表す。 R3は、水素原子または直鎖もしくは
    分岐状の炭素数1〜6のアルキル基を表す。;Gは、置
    換もしくは無置換の炭素数1〜6の直鎖または分岐状の
    アルキレン基を表し、途中にO、S、SO2、NR3を、
    一つもしくは複数個含んでいてもよい。R3は、上記定
    義に同じである。;Mは、単結合またはS(O)mを表
    わし、mは0〜2の整数である。;Jは、置換もしくは
    無置換の炭素数1〜6の直鎖、環状または分岐状のアル
    キル基、置換もしくは無置換の炭素数6〜11のアリー
    ル基あるいは置換もしくは無置換の酸素、窒素および硫
    黄原子を一つあるいは複数個環上に含んでいてもよい炭
    素数4〜10のヘテロアリール基を表す。;Xは、CH
    または窒素原子を表す。]で表されるベンズイミダゾー
    ル誘導体またはその医学上許容される塩。
  2. 【請求項2】 上記式(1)において、Aが、置換もし
    くは無置換の炭素数6〜11のアリーレン基である請求
    項1に記載のベンズイミダゾール誘導体またはその医学
    上許容される塩。
  3. 【請求項3】 上記式(1)において、Aが、置換もし
    くは無置換の酸素、窒素および硫黄原子を一つもしくは
    複数個環上に含んでいてもよい炭素数4〜10のヘテロ
    アリーレン基である請求項1に記載のベンズイミダゾー
    ル誘導体またはその医学上許容される塩。
  4. 【請求項4】 上記式(1)において、MがSである請
    求項1〜3いずれか1項に記載のベンズイミダゾール誘
    導体またはその医学上許容される塩。
  5. 【請求項5】 上記式(1)において、MがSO2であ
    る請求項1〜4いずれか1項に記載のベンズイミダゾー
    ル誘導体またはその医学上許容される塩。
  6. 【請求項6】 上記式(1)において、MがSOである
    請求項1〜5いずれか1項に記載のベンズイミダゾール
    誘導体またはその医学上許容される塩。
  7. 【請求項7】 上記式(1)において、Jが置換もしく
    は無置換の炭素数6〜11のアリール基あるいは置換も
    しくは無置換の酸素、窒素および硫黄原子を一つあるい
    は複数個環上に含んでいてもよい炭素数4〜10のヘテ
    ロアリール基である請求項1〜6いずれか1項に記載の
    ベンズイミダゾール誘導体またはその医学上許容される
    塩。
  8. 【請求項8】 上記式(1)において、Gが、−CH2
    −、−CH2CH2−、−CH2CO−、−CH2CH2
    −、−CH2CONH−、−CO−、−SO2−、−CH
    2SO2−、−CH2S−または−CH2CH2S−である
    請求項1〜7いずれか1項に記載のベンズイミダゾール
    誘導体またはその医学上許容される塩。
  9. 【請求項9】 上記式(1)において、R1及びR2が、
    同時に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
    ル基もしくは炭素数1〜4のアルコキシ基であるか、ま
    たはR1及びR2がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコ
    キシ基、トリハロメチル基、シアノ基もしくは水酸基で
    ある請求項1〜8いずれか1項に記載のベンズイミダゾ
    ール誘導体またはその医学上許容される塩。
  10. 【請求項10】 上記式(1)において、Eが−COO
    Hまたはテトラゾール−5−イル基である請求項1〜9
    いずれか1項に記載のベンズイミダゾール誘導体または
    その医学上許容される塩。
  11. 【請求項11】 上記式(1)において、XがCHであ
    る請求項1〜10いずれか1項に記載のベンズイミダゾ
    ール誘導体またはその医学上許容される塩。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のベンズイミダゾール誘
    導体またはその医学上許容される塩と製薬学的に許容さ
    れる担体とからなる医薬組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか一項に記載
    のベンズイミダゾール誘導体またはその医学上許容され
    る塩を有効成分として含有し、かつヒトキマーゼ阻害作
    用を有することを特徴とする、疾患の予防剤および/ま
    たは治療剤。
  14. 【請求項14】 該疾患が炎症疾患、アレルギー疾患、
    呼吸器疾患、循環器疾患、及び骨・軟骨疾患から選ばれ
    る疾患である請求項13記載の予防剤および/または治
    療剤。
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