JP2001199829A - 特定の硬化速度調節剤を含有するプラスターベース固形化粧品組成物、その調製方法及びその用途 - Google Patents

特定の硬化速度調節剤を含有するプラスターベース固形化粧品組成物、その調製方法及びその用途

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JP2001199829A JP2000382211A JP2000382211A JP2001199829A JP 2001199829 A JP2001199829 A JP 2001199829A JP 2000382211 A JP2000382211 A JP 2000382211A JP 2000382211 A JP2000382211 A JP 2000382211A JP 2001199829 A JP2001199829 A JP 2001199829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑らかで均質な外観を有するプラスターベー
ス固形化粧品組成物を提供する。 【解決手段】 硫酸カルシウム二水和物を含有する固形
化粧品組成物において、モノリン酸カルシウム、硫酸カ
ルシウムに分散していてもよいホルムアルデヒド/4-
アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプンコート石膏
及び/又はそれらの混合物から選択される硬化速度調節
剤と化粧品的及び/又は生理学的に許容可能な媒体とを
含有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にメークアップ
の分野で使用可能なプラスター基剤を使用した固形化粧
品組成物に関する。また、本発明は、プラスターを用い
た固形組成物の製造方法と、該方法によって得られた組
成物、特に化粧品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プラス
ターを用いる固体形態の化粧品組成物を製造することは
公知である。これらの化粧品組成物は特に、アイシャド
ウ、ほほ紅、フェースパウダー又はボディパウダーであ
りうる。これらは、スティック、ペンシル又はケークの
形態にすることができる。これら固形組成物を製造する
のにプラスターを使用することは、例えば米国特許第4
724138号に開示されている。その公知の方法によ
れば、プラスターを含有する粉状相が水相と混合され
て、成型によって形づくられるペーストが得られ、プラ
スター(硫酸カルシウム半水和物)の硫酸カルシウム二水
和物への水和反応によって、組成物の固化がもたらされ
るものである。また、粉状製品から固体形態の組成物を
得るために通常必要とされる圧密化操作を、実施がより
簡単でより安価で、得られる形態の範囲をより多様なも
のとする成型操作に置き換えることが可能であるため、
硬化剤としてプラスターを使用することは有利である。
【0003】本出願人は、これらの組成物が、最終製品
の強度と付着性に関して完全にはまだ満足のいくもので
はなく、特に組成物がその包装材に付着し、この包装材
に付着したまま残るおそれがあることを見出した。その
とき、組成物には空隙や孔が見られ、その外観はもはや
均質であるとはいえない。最終製品は強度を欠く。よっ
て、製品を開ける時に、いくらかの組成物が剥離し、使
用者はそれを失ってしまうことになっていた。この現象
は、組成物が、例えば大きい粒子を多量に含有している
場合か、又は粒子の形状が非常に多様な種々のフィラー
を含有している場合に、特に観察される。本発明の目的
は、これらの欠点を克服することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
出願人は、驚くべきことに、また予期しないことに、こ
れらの組成物に特定の化合物、すなわち硬化速度調節剤
(setting-kinetics modifier)を添加することにより、
滑らかで均質な外観を持つ組成物を調製することができ
ることを見出した。上記にて説明したように、プラスタ
ー基剤組成物を調製するためには、硫酸カルシウム半水
和物を含有する粉状混合物が常套的に調製し、ついで水
と混合されてこの硫酸カルシウム半水和物を硫酸カルシ
ウム二水和物に転化させると、結果として固形製品が得
られる。「粉状混合物+水」のペーストが固形になるま
でに要する時間は硬化(又は凝固)時間として知られて
いる。
【0005】プラスター製造業界では、特に工業的制約
(目標硬化時間の存在、成型操作に要する時間等)の理由
から、プラスター基剤組成物に硬化時間調節剤を使用す
ることは公知の方法である。しかしながら、特に滑らか
で均質な表面を有するプラスター基剤を用いた化粧品組
成物の調製を可能にする特定の硬化速度調節剤に対する
開示はこれまで全くなされていない。
【0006】硬化速度調節剤、例えばモノリン酸カルシ
ウム、硫酸カルシウムに分散していてもよいホルムアル
デヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプ
ンコート石膏及び/又はそれらの混合物により、組成物
に特に均一な表面が付与されることが見出された。
【0007】よって、本発明の主題の一つは、滑らかで
均質な表面を組成物に付与する目的で、硫酸カルシウム
二水和物を含有する固形化粧品組成物自体又は該組成物
の調製における、モノリン酸カルシウム、硫酸カルシウ
ムに分散していてもよいホルムアルデヒド/4-アミノ
酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプンコート石膏及び/
又はそれらの混合物から選択される硬化速度調節剤の使
用にある。
【0008】また本発明の主題は、モノリン酸カルシウ
ム、硫酸カルシウムに分散していてもよいホルムアルデ
ヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプン
コート石膏及び/又はそれらの混合物から選択される硬
化速度調節剤と化粧品的及び/又は生理学的に許容可能
な媒体とをさらに含有することを特徴とする、硫酸カル
シウム二水和物を含有する固形化粧品組成物にある。
【0009】さらに本発明の主題は、 −a)粉末形態の少なくとも硫酸カルシウム半水和物を
含有する粉状混合物を調製し; −b)水相を該粉状混合物に添加し; −c)粉状混合物及び水相を混合して成型可能な混合物
を生成し; −d)該成型可能な混合物を型に注ぎ; −e)該混合物を放置して、硫酸カルシウム半水和物を
硫酸カルシウム二水和物に水和させることによって、硬
化させる;工程を含んでなるプラスター基剤の固形化粧
品組成物の調製方法において、モノリン酸カルシウム、
硫酸カルシウムに分散していてもよいホルムアルデヒド
/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプンコー
ト石膏及び/又はそれらの混合物から選択される硬化速
度調節剤を導入する工程をさらに含むことを特徴とする
方法にある。
【0010】本発明はまた、本発明による方法によって
得ることができる化粧品組成物に関する。このようにし
て得られた組成物は、完全にメークアップに適したもの
である。該組成物は、ほほ紅、アイシャドウ、又は顔も
しくはボディ用パウダーとして使用可能である。得られ
た組成物には、空隙、きめの粗さ又は集塊がない。それ
らはいかなる包装材にも付着しない。また、良好な粘着
性、良好な強度、特に均質で滑らかな外観を示す。
【0011】また本発明の主題は、上述した組成物を皮
膚に適用することを特徴とする皮膚をメークアップする
ための非治療的方法にある。
【0012】本発明で使用可能な硬化速度調節剤は、硬
化時間遅延剤、例えばクエン酸ナトリウム、モノリン酸
カルシウム、及び硫酸カルシウムに分散していてもよい
ホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合
物、硬化時間促進剤、例えば石膏、デンプンコート石膏
及び硫酸ナトリウム、及びそれらの混合物から選択され
る。硬化速度調節剤は、好ましくはモノリン酸カルシウ
ム、硫酸カルシウムに分散したホルムアルデヒド/4-
アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプンコート石膏
及び/又はそれらの混合物から選択される。
【0013】市販品の例としては、ラファルジュ社(Laf
arge)から「ルタルダター(Retardateur)RA01」の商
品名で販売されているリン酸水素カルシウム一水和物、
トリコサール社(Tricosal)から「リターダン(Retardan)
GK」の商品名で販売されている、硫酸カルシウムに1
1%の割合で分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪
酸/カルシウム塩縮合物、及びプレスティア・ラファル
ジュ社(Prestia Lafarge)から「BMA」の商品名で販
売されているデンプンコート石膏を挙げることができ
る。
【0014】本発明の好ましい一実施態様では、硬化速
度調節剤には、硫酸カルシウムに分散したホルムアルデ
ヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物が含まれ
る。この薬剤は、より好ましくは i)硫酸カルシウムに分散したホルムアルデヒド/4-ア
ミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、及び ii)デンプンコート石膏の混合物を含んでなる。ホル
ムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物
は、好ましくは硫酸カルシウムに11%の割合で分散し
ている。
【0015】本発明の他の好ましい実施態様では、硬化
速度調節剤はモノリン酸カルシウムからなる。本発明の
硬化速度調節剤には、さらにクエン酸ナトリウムが含ま
れる。
【0016】本発明の調節剤を導入する工程は、本発明
の組成物を調製するプロセスの任意の時点、特に粉状混
合物を調製する工程a)の最中、又は水相を添加する工
程b)と同時に行うことができる。硬化速度調節剤は粉
状化合物の形態又は溶媒に溶解した形態であってよい。
本発明の調節剤は、好ましくはプロセスの工程a)の間
に、粉状混合物に添加される。
【0017】硬化速度調節剤は、粉状混合物の全重量に
対して、一般的に0.001〜5重量%、好ましくは
0.01〜1重量%、さらに好ましくは0.01〜0.
6重量%の範囲の含有量で粉状混合物に存在する。
【0018】本発明の組成物の製造方法から、この方法
の工程a)で調製される粉状混合物の全重量に対する特
定の粉状化合物の重量含有量は、最終組成物の全重量に
対する該粉状化合物の重量含有量に実質的に等しいこと
が分かる。よって、硬化速度調節剤は最終組成物の全重
量に対して、一般的に0.001〜5重量%、好ましく
は0.01〜1重量%、さらに好ましくは0.01〜
0.6重量%の範囲の含有量で、本発明の最終組成物に
存在している。
【0019】本発明で使用される硫酸カルシウム半水和
物はα形及び/又はβ形であってよい。硫酸カルシウム
半水和物は、当業者にはよく知られた化合物である。
【0020】粉状混合物中に存在するプラスター(硫酸
カルシウム半水和物)の量は、粉状混合物の全重量に対
して10〜70重量%、好ましくは15〜35重量%、
さらに好ましくは20〜30重量%の範囲であってよ
い。よって、硫酸カルシウム二水和物は、最終組成物の
全重量に対して一般的に10〜70重量%、好ましくは
15〜35重量%の含有量で、最終組成物中に存在す
る。
【0021】本発明の目的において、「化粧品的及び/
又は生理学的に許容可能な媒体」という表現は、皮膚、
換言すれば顔と身体の任意の領域と融和性のある媒体を
意味する。
【0022】本発明の組成物は、有利には少なくとも1
つの親水性の粉状材料をさらに含有する。「親水性の粉
状材料」という表現は、本来親水性である(化学グラフ
ト又はコーティングにより処理がされていない)粉状材
料、及び親水性を付与するために化学グラフト又はコー
ティング処理がなされた粉状材料の両方を意味する。本
発明において、粉状材料が親水性であるか疎水性である
かを決定するためには、以下に定義するテストを行う。
直径20mmの試験管に20mlの水を充填する。2g
の粉末を振盪することなく試験管に注ぎ、粉末の挙動を
最大5分間観察する。粉末が完全に表面に残れば、「疎
水性」と考えられる。反対の場合には「親水性」である
と考えられる。
【0023】本来的に親水性である粉状材料は、例え
ば: − 天然由来で、種々の組成のケイ酸アルミニウムカリ
ウムであるマイカ、例えば白雲母、金雲母、リシア雲
母、黒雲母及び絹雲母、又は合成由来のもの、 − オキシ塩化ビスマス、 − 小板状又は球形の形態であってよいシリカ類、例え
ばミヨシ社(Miyoshi)から「シリカビーズSB700」
の名称で販売されているシリカ、 − 合成由来の親水性ポリマーパウダー、例えばポリア
クリラート、例えばマツモト社(Matsumoto)から「マイ
クロパールM100」の名称で販売されている製品、ア
クリル酸ポリアミド類、例えばオリス社(Oris)から販売
されているもの、ポリウレタン類、例えばトシュヌ社(T
oshnu)から「プラスチックパウダーD800」の名称で
販売されている製品、及びセルロース又はデンプン誘導
体、例えば多孔質のセルロースミクロスフェア、 − ケイ酸アルミニウム水和物であるカオリン、 − ヒドロキシアパタイト、 − 特にカバー力の点で酸化亜鉛又は酸化チタン(これ
らの製品は、その遮蔽効果のためにはナノ顔料形態で使
用することができる)、 − 炭酸カルシウム、 − 香料の結合性を助長する、炭酸マグネシウム及び炭
酸水素マグネシウム(magnesium hydrocarbonate)、 − 及び/又はそれらの混合物、から選択される。
【0024】また、親水性の粉状材料は、キトサン、二
酸化チタン、シリカ又は親水性ポリマー、特にスルホン
酸ポリエステル類又はポリ第4級化アンモニウム、及び
/又はそれらの混合物等の物質による化学グラフト又は
コーティングにより親水性にされたものであってもよ
い。
【0025】よって、親水性の粉状材料は、親水性に処
理された及び/又は被覆されたタルク、親水性に処理さ
れた及び/又は被覆されたポリアミドパウダー、親水性
に処理された及び/又は被覆されたポリエチレンパウダ
ー、親水性に処理された及び/又は被覆された、塩化ビ
ニリデン、アクリロニトリル及び(メタ)アクリル酸メチ
ルの発泡コポリマー、親水性に処理された及び/又は被
覆されたポリフルオロパウダー、親水性に処理された及
び/又は被覆されたシリコーンパウダー、親水性に処理
された及び/又は被覆されたアクリル酸コポリマーパウ
ダー、親水性に処理された及び/又は被覆されたポリス
チレンパウダー、及び親水性に処理された及び/又は被
覆された顔料、及び/又はそれらの混合物から選択する
ことができる。
【0026】親水性の粉状材料の例には、ダイトー社(D
aito)から「タルクCT2MSA」の名称で販売されて
いるキトサン被覆タルク、及びキャタリスト・アンド・ケ
ミカルズ社(Catalysts and Chemicals)から「キャッシ
ュマー(Cashmir)B3」の名称で販売されている、シリ
カミクロスフェアで被覆されたマイカがある。
【0027】親水性の粉状材料は、化粧品に使用可能な
親水性の顔料及び/又は真珠母及び/又はフレークから
も選択することができる。鉱物性顔料の例としては: − 参照符号CI77499、CI77492及びCI77491として、色素
指数に列挙されている黒、黄、赤及び褐酸化鉄、 − マンガンバイオレット(CI77742) − ウルトラマリンブルー(CI77007)、 − ウルトラマリンバイオレット(CI77007)、 − 酸化クロム(CI77288)、 − 酸化クロム水和物(CI77289)、及び − フェリックブルー(CI77510)、 − 及び/又はそれらの混合物、を挙げることができ
る。
【0028】有機顔料としては、次の顔料、場合によっ
ては有機レーキ類: − D&C Red No.3(CI45430:1)、 − D&C Red No.6(CI15850:2)、 − D&C Red No.7(CI15850:1)、 − D&C Red No.9(CI15585:1)、 − D&C Red No.13(CI15630:3)、 − D&C Red No.19(CI45170)、 − D&C Red No.21(CI45380:2)、 − D&C Red No.27(CI45410:1)、 − D&C Red No.30(CI73360)、 − D&C Red No.36(CI12085)、 − コチニールカルミンをベースにしたレーキ類(CI754
70)及びカーボンブラック(CI77266)、 − D&C Yellow No.5(CI19140)、 − D&C Red No.40(CI16035:1)、 − FD&C Blue No.1(CI42090:2)、 − 及び/又はそれらの混合物、を挙げることができ
る。
【0029】「真珠光沢剤(nacres)」という用語は、光
を反射する真珠光沢粒子を意味するものとして理解すべ
きである。真珠光沢剤は、真珠光沢顔料、例えば有機及
び/又は無機顔料、たとえば酸化チタン又はオキシ塩化
ビスマスで被覆されたマイカ、有機及び/又は無機顔
料、例えば酸化鉄、フェリックブルー又は酸化クロムで
被覆された雲母チタン、及びオキシ塩化ビスマスをベー
スとした真珠光沢顔料から選択可能である。
【0030】粉状混合物に導入される親水性の粉状材料
の量は、粉状混合物の全重量に対して、5〜95重量
%、好ましくは25〜80重量%の範囲であってもよ
い。よって、親水性の粉状材料の量は、最終組成物の全
重量に対して5〜95重量%、好ましくは25〜80重
量%の範囲の含有量で最終組成物中に存在することが好
ましい。
【0031】本発明の組成物は、少なくとも1つの疎水
性の粉状材料を含有することもできる。疎水性の粉状材
料は、本来疎水性の粉状材料、例えば: − ケイ酸マグネシウム水和物であるタルク、 − 疎水性ポリマーパウダー、例えばナイロン等のポリ
アミドの粉末、例えばアトケム社(Atochem)から「オル
ガソール(Orgasol)2002ED・NAT・COS」の名
称で販売されている製品、ポリエチレンパウダー、例え
ばプラストレイバー社(Plast Labor)から「コアチレ
ン(Coathylene) HA1681」の名称で販売されてい
る製品、熱可塑性材料からなる発泡性のマイクロスフェ
ア、例えばキャスコノーベル社(Casco Nobel)から
「エクスパンセル(Expancel)551DE」の名称で販
売されている製品、ポリフルオロパウダー、特にポリテ
トラフルオロエチレンパウダー、例えばデュポン社(Du
Pont de Nemours)から「MP1400」の名称で販売
されている製品、シリコーンパウダー、例えばトーシバ
社(Toshiba)から「トスパール(Tospearl)」の名称で
販売されているもの、アクリルコポリマーパウダー、例
えばダウケミカル社(Dow Chemical)から「ポリトラップ
(Polytrap)Q5・6603」の名称で販売されているも
の、又はポリスチレンパウダー、例えばプレスパース社
(Presperse)から「ポリスフェア(Polysphere)300
0 SP」の名称で販売されているもの、 − リポアミノ酸、例えばラウロイルリジン、 − 窒化ホウ素、 − C-C22、より特にはC12-C18カルボン酸
の金属石鹸、たとえばステアリン酸マグネシウム及び亜
鉛、ラウリン酸亜鉛、又はミリスチン酸マグネシウム、 − 及び/又はそれらの混合物、から選択することがで
きる。
【0032】疎水性の粉状材料は、天然の疎水性又は天
然の親水性のいずれかで、シリコーン類、アミノ酸、金
属石鹸、フルオロ誘導体、鉱物性油、レシチン、イソプ
ロピルトリイソステアロイルチタナート、ポリエチレ
ン、コラーゲンとその誘導体、ポリアクリラート類、及
び/又はそれらの混合物等の、物質による化学グラフト
又はコーティングによって処理されて疎水性とされた粉
状材料から選択することができる。
【0033】よって、疎水性の粉状材料は、疎水性の被
覆された及び/又は処理されたマイカ、疎水性の被覆さ
れた及び/又は処理されたシリカ、疎水性の被覆された
及び/又は処理されたカオリン、疎水性の被覆された及
び/又は処理された金属酸化物、例えば疎水性の被覆さ
れた及び/又は処理された酸化チタン、疎水性の被覆さ
れた及び/又は処理された酸化鉄、及び疎水性の被覆さ
れた及び/又は処理された酸化亜鉛、及び/又はそれら
の混合物から選択される。
【0034】疎水性の粉状材料の例として、ミヨシ社か
ら「シリカSI・SB700」の商品名で販売されてい
る、ポリメチルヒドロゲノシロキサンで被覆されたシリ
カマイクロビーズ、又はミヨシ社から「セリサイトSN
I・S100」の商品名で販売されている、メチコーン
/水素化卵油で被覆された絹雲母を挙げることができ
る。
【0035】粉状混合物に導入される疎水性の粉状材料
の量は、粉状混合物の全重量に対して、5〜60重量
%、好ましくは10〜45重量%の範囲であってもよ
い。よって、疎水性の粉状材料の量は、最終組成物の全
重量に対して5〜60重量%、好ましくは10〜45重
量%の範囲の含有量で最終組成物中に存在することが好
ましい。
【0036】疎水性材料の量に対する親水性の粉状材料
の量の重量比は、有利には0.08〜15、好ましくは
0.40〜8の範囲にある。
【0037】本発明の好ましい一実施態様では、最終組
成物は少なくとも1つの顔料、好ましくは少なくとも2
つの異なる顔料を含有する。よって、本発明の好ましい
実施態様の一つにおいて、顔料は最終組成物の全重量に
対して1〜30重量%、好ましくは10〜20重量%の
範囲の含有量で存在する。
【0038】本発明の好ましい実施態様の一つにおい
て、最終組成物は少なくとも1つの真珠母を含有する。
よって、本発明の他の好ましい実施態様において、真珠
母は最終組成物の全重量に対して1〜50重量%、好ま
しくは15〜25重量%の範囲の含有量で存在する。
【0039】本発明の組成物は、被覆されていてもよ
い、ポリエチレン/テレフタレート又はポリメタクリレ
ートのポリマー又はコポリマーのフレークをさらに含有
してもよい。これらのフレークは組成物の全重量に対し
て10重量%までの範囲の含有量で、本発明の組成物中
に存在し得る。
【0040】本発明の好ましい実施態様の一つにおい
て、最終組成物は、100ナノメートル以上の平均粒子
径を有する少なくとも1つの粉状材料を含有する。10
0ナノメートル以上の平均粒子径を有する粉状材料は、
好ましくは、粉状混合物の全重量に対して10〜50重
量%、好ましくは15〜35重量%の範囲の含有量で、
粉状混合物中に存在する。よって、100ナノメートル
以上の平均粒子径を有する粉状材料は、最終組成物の全
重量に対して10〜50重量%、好ましくは15〜35
重量%の範囲の含有量で、最終組成物中に存在すること
が好ましい。
【0041】最終組成物が良好な付着性(cohesion)を
有するようにするためには、少なくとも1つの脂肪物質
を粉状相に添加可能である。使用可能な脂肪物質として
は、鉱物性油、例えば流動ワセリン、動物性油、例えば
ラノリン、植物性油、例えばホホバ油、カルボン酸とC
10-C22脂肪アルコールとのエステル、脂肪酸とア
ルコールとのエステル、例えばパルミチン酸イソプロピ
ル、脂肪アルコール、特にC10-C22脂肪アルコー
ル、例えばオレイルアルコール、イソステアリルアルコ
ール及びオクチルドデカノール、合成油、例えば硬化又
は非硬化ポリ-α-オレフィン、例えばポリイソブテン
[パーリーム(parleam)]、ポリデセン、シリコーン油、
特にフェニルシリコーン油、シリコーンゴム、又はシリ
コーンワックス、例えばアルキルジメチコーン、及びフ
ルオロ油を挙げることができる。
【0042】好ましくは、粉状混合物に添加される脂肪
物質の量は、粉状混合物の全重量に対して0.1〜20
重量%、好ましくは0.5〜15重量%の範囲であり得
る。よって、脂肪物質は、最終組成物の全重量に対して
0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%の
範囲の含有量で、最終組成物中に存在することが好まし
い。
【0043】粉状混合物は、有利には、粉状混合物の分
散及び湿潤化を容易にするために、少なくとも1つの界
面活性剤を含有可能である。界面活性剤は、非イオン性
のもの、例えばポリオキシエチレン化ソルビタンエステ
ル、カチオン性のもの、例えば第4級化アンモニウム
塩、又は両性のもの、例えばベタイン誘導体であっても
よい。粉状混合物に導入される界面活性剤の量は、粉状
混合物の全重量に対して、0.1〜10重量%の範囲で
あってもよい。よって、界面活性剤は、最終組成物の全
重量に対して0.1〜10重量%の範囲の含有量で最終
組成物中に存在することが好ましい。
【0044】水相は必ず水分を、プラスターを硫酸カル
シウム二水和物に水和するのに十分な量で含有する。水
相は少なくとも1つの水溶性又は水分散性添加剤を含有
してもよい。添加剤としては、水溶性又は水分散性のポ
リマー、界面活性剤及びワックスを挙げることができ
る。グリセロール、プロピレングリコール等の保湿剤、
又は酸化防止剤、及びサンスクリーン剤等の化粧品用活
性剤を、水相にさらに添加することができる。水相は、
成型可能な混合物を得るために、水相に対して粉状混合
物を0.2〜2、好ましくは0.5〜1.5の範囲の重
量比率で、粉状混合物と混合可能である。
【0045】また、粉状相又は水相のいずれかに導入し
うる防腐系を組成物に添加することもできる。この防腐
系は液状形態であってもよく、EP864322に記載
されているようにして、組成物に導入できる。
【0046】粉状混合物と水相を混合することによって
得られたペーストが型に注がれると、混合物は放置され
て室温で硬化する。硬化時間を早めるためには、例えば
25℃までであってもよい温度に加熱したチャンバー内
に型を配することにより、ペーストを乾燥状態に置くこ
とができる。そして、組成物は、例えば55℃の温度で
乾燥させられる。最終組成物が完全に乾燥すると、最終
組成物は、型内で直接使用可能である。組成物はまた型
から取り出し、適当な包装材に入れることもできる。
【0047】本発明の組成物は、化粧品に通常使用され
ている任意の添加剤、例えば酸化防止剤、UV遮蔽剤、
染料、香料、精油、防腐剤、化粧品用活性剤、保湿剤、
ビタミン類、スフィンゴ脂質及び/又はそれらの混合物
をさらに含有することができる。これらの添加剤は、組
成物の全重量に対して0〜15重量%の割合で組成物中
に存在し得る。
【0048】言うまでもなく、当業者であれば、考慮さ
れる添加により、本発明の組成物の有利な特性が悪影響
を受けないか、実質的に受けないように留意して、これ
らの任意の添加剤及び/又はそれらの量を選択するであ
ろう。
【0049】本発明の組成物は、化粧品の形態、特にメ
ークアップ用品、中でもほほ紅、アイシャドウ、フェイ
スパウダー、ルージュ、ファンデーション、コンシー
ラ、身体のメークアップ用品、又は身体及び/又は顔の
手入れ用品の形態にすることができる。
【0050】
【実施例】本発明を例証する実施例を以下に示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。実施例1 :(本発明) 以下の組成を有する粉状混合物を調製した。 − 硫酸カルシウム半水和物 25g − 親水性パウダー 51.1g − 顔料(100nm以上の平均粒子径を有す る酸化鉄) 9g − 真珠光沢剤(雲母チタン) 30g − 疎水性パウダー 14.97g − タルク 8.1g − 脂肪物質 8g − 防腐系 0.63% − トリコサール社から「リターダンGK」の商品 名で販売されている、硫酸カルシウムに11% 分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カ ルシウム塩縮合物 0.3g 72.41gの水を、100gの粉状混合物に添加し、
ついで該混合物を、成型可能なペーストが得られるまで
混合した。必要ならば、クエン酸ナトリウムを粉状混合
物又は水相に添加することができる。該ペーストをつい
で皿に注ぎ、乾燥させた。
【0051】このようにして得られた最終組成物は、次
の処方を有していた: − 硫酸カルシウム二水和物 28.33% − クエン酸ナトリウム 0.239% − 親水性パウダー 48.832% − 顔料(酸化鉄) 8.6% − 真珠光沢剤(雲母チタン) 28.668% − 疎水性パウダー 14.065% − タルク 7.74% − 脂肪物質 7.645% − 防腐系 0.602% − ラファルジュ社から「リターダンGK」の商品 名で販売されている、硫酸カルシウムに11% 分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カ ルシウム塩縮合物 0.287% 乾燥後に得られた製品は、ケーク状であり、パウダーパ
フを用いて容易に取ることが可能である。それは壊れて
おらず、孔も空隙もなかった。組成物の外観は滑らかで
あった。
【0052】実施例2:(比較例) 硫酸カルシウムに11%の割合で分散したホルムアルデ
ヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物を、一般的
な硬化速度調節剤、すなわちクエン酸ナトリウムに置き
換えた他は、実施例1と同様の組成物を調製した。得ら
れた組成物は包装に固着し、砕け、許容できないもので
あった。
【0053】実施例3:(本発明) 以下の組成を有する粉状混合物を調製した。 − 硫酸カルシウム半水和物 24.95g − 親水性パウダー 45.3g − 顔料(フェリックブルー) 2.5g − 真珠光沢剤(雲母チタン) 20g − 疎水性パウダー 23.07g − タルク 16.2g − 脂肪物質 6g − 防腐系 0.63g − ラファルジュ社から「リターダータRA01」 の商品名で販売されているリン酸四水素カルシ ウム一水和物、 0.05g 88.68gの水を、100gの粉状混合物に添加し、
ついで該混合物を、成型可能なペーストが得られるまで
混合した。必要ならば、クエン酸ナトリウムを粉状混合
物又は水相に添加することができる。該ペーストをつい
で皿に注ぎ、乾燥させた。
【0054】このようにして得られた最終組成物は、次
の組成を有していた: − 硫酸カルシウム二水和物 28.282% − クエン酸ナトリウム 0.238% − 親水性パウダー 43.051% − 顔料(フェリックブルー) 2.389% − 真珠光沢剤(雲母チタン) 19.112% − 疎水性パウダー 22.046% − タルク 15.481% − 脂肪物質 5.733% − 防腐系 0.602% − ラファルジュ社から「リターダータRA01」 の商品名で販売されているリン酸四水素カルシ ウム一水和物、 0.048% 乾燥後に得られた製品は、ケーク状であり、パウダーパ
フを用いて容易に取ることが可能である。それは壊れて
おらず、孔も空隙もなかった。組成物の外観は滑らかで
あった。
【0055】実施例4:(比較例) リン酸四水素カルシウム一水和物を、一般的な硬化速度
調節剤、すなわちクエン酸ナトリウムに置き換えた他
は、実施例3と同様の組成物を調製した。得られた組成
物は包装に固着し、砕け、許容できないものであった。
【0056】実施例5:(本発明) 以下の組成を有する粉状混合物を調製した。 − 硫酸カルシウム半水和物 24.95g − 親水性パウダー 45.3g − 顔料(フェリックブルー) 2.5g − 真珠光沢剤(雲母チタン) 20g − 疎水性パウダー 22.8g − タルク 16.2g − 脂肪物質 6g − 防腐系 0.63g − ラファルジュ社から「リターダンGK」の商品 名で販売されている、硫酸カルシウムに11% 分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カ ルシウム塩縮合物 0.28% − デンプンコート石膏 0.04% 88.68gの水を、100gの粉状混合物に添加し、
ついで該混合物を、成型可能なペーストが得られるまで
混合した。必要ならば、クエン酸ナトリウムを粉状混合
物又は水相に添加することができる。ついで該ペースト
を皿に注ぎ、乾燥させた。
【0057】このようにして得られた最終組成物は、次
の組成を有していた: − 硫酸カルシウム二水和物 28.282% − クエン酸ナトリウム 0.238% − 親水性パウダー 43.051% − 顔料(フェリックブルー) 2.389% − 真珠光沢剤(雲母チタン) 19.112% − 疎水性パウダー 21.788% − タルク 15.481% − 脂肪物質 5.733% − 防腐系 0.602% − ラファルジュ社から「リターダンGK」の商品 名で販売されている、硫酸カルシウムに11% 分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カ ルシウム塩縮合物 0.268% − デンプンコート石膏 0.038% 乾燥後に得られた製品は、ケーク状であり、パウダーパ
フを用いて容易に取ることが可能である。それは壊れて
おらず、孔も空隙もなかった。組成物の外観は滑らかで
あった。
【0058】実施例6:(比較例) 硫酸カルシウムに11%の割合で分散したホルムアルデ
ヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物とデンプン
コート石膏を、一般的な硬化速度調節剤、すなわちクエ
ン酸ナトリウムに置き換えた他は、実施例5と同様の組
成物を調製した。得られた組成物は包装に固着し、砕
け、許容できないものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 (72)発明者 アニック コレット フランス国 94600 ショアジー ル ロ ア,リュ デュ ドクトール ルー 37 Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB291 AB321 AB322 AB361 AB362 AB432 AB442 AC211 AC212 AC301 AC302 AC621 AC622 AD241 AD242 BB01 BB21 BB25 CC07 CC11 CC12 CC14 DD17 DD21 EE03 EE06

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫酸カルシウム二水和物を含有する固形
    化粧品組成物において、モノリン酸カルシウム、硫酸カ
    ルシウムに分散していてもよいホルムアルデヒド/4-
    アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプンコート石膏
    及び/又はそれらの混合物から選択される硬化速度調節
    剤と、化粧品的及び/又は生理学的に許容可能な媒体と
    をさらに含有することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 硬化速度調節剤が、硫酸カルシウムに分
    散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム
    塩縮合物を含んでなることを特徴とする請求項1に記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 硬化速度調節剤が、i)硫酸カルシウム
    に分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カルシ
    ウム塩縮合物と、ii)デンプンコート石膏との混合物
    を含んでなることを特徴とする請求項2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 硬化速度調節剤が、モノリン酸カルシウ
    ムを含んでなることを特徴とする請求項1に記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 硬化速度調節剤が、クエン酸ナトリウム
    をさらに含んでなることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 硬化速度調節剤が、最終組成物の全重量
    に対して0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜
    1重量%、さらに好ましくは0.01〜0.6重量%の
    範囲の含有量で存在していることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 硫酸カルシウム二水和物が、最終組成物
    の全重量に対して10〜70重量%、好ましくは15〜
    35重量%の範囲の含有量で存在していることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つの親水性の粉状材料を含
    有していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 親水性の粉状材料が、最終組成物の全重
    量に対して5〜95重量%、好ましくは25〜80重量
    %の範囲の含有量で存在していることを特徴とする請求
    項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの疎水性の粉状材料を
    含有していることを特徴とする請求項1ないし9のいず
    れか1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 疎水性の粉状材料が、最終組成物の全
    重量に対して5〜60重量%、好ましくは10〜45重
    量%の範囲の含有量で存在していることを特徴とする請
    求項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 疎水性材料の量に対する親水性の粉状
    材料の量の重量比が0.08〜15、好ましくは0.4
    0〜8の範囲にあることを特徴とする請求項10又は1
    1に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの顔料、好ましくは少
    なくとも2つの異なる顔料を含有していることを特徴と
    する請求項8ないし12のいずれか1項に記載の組成
    物。
  14. 【請求項14】 顔料が最終組成物の全重量に対して1
    〜30重量%、好ましくは10〜20重量%の範囲の含
    有量で存在していることを特徴とする請求項13に記載
    の組成物。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの真珠光沢剤を含有し
    ていることを特徴とする請求項8ないし14のいずれか
    1項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 真珠光沢剤が最終組成物の全重量に対
    して1〜50重量%、好ましくは15〜25重量%の範
    囲の含有量で存在していることを特徴とする請求項15
    に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 100ナノメートル以上の平均粒子径
    を有する少なくとも1つの粉状材料を含有していること
    を特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載
    の組成物。
  18. 【請求項18】 100ナノメートル以上の平均粒子径
    を有する粉状材料が、最終組成物の全重量に対して10
    〜50重量%、好ましくは15〜35重量%の範囲の含
    有量で最終組成物中に存在していることを特徴とする請
    求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 脂肪物質をさらに含有していることを
    特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の
    組成物。
  20. 【請求項20】 脂肪物質が、最終組成物の全重量に対
    して0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量
    %の範囲の含有量で存在していることを特徴とする請求
    項19に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 界面活性剤をさらに含有していること
    を特徴とする請求項1ないし20のいずれか1項に記載
    の組成物。
  22. 【請求項22】 界面活性剤が、最終組成物の全重量に
    対して0.1〜10重量%の範囲の含有量で存在してい
    ることを特徴とする請求項21に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 ほほ紅、アイシャドウ、フェイスパウ
    ダー、ルージュ、ファンデーション、コンシーラ等のメ
    ークアップ用品、身体のメークアップ用品、又は身体及
    び/又は顔の手入れ用品の形態であることを特徴とする
    請求項1ないし22のいずれか1項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 −a)粉末形態の硫酸カルシウム半水
    和物を少なくとも含有する粉状混合物を調製し; −b)該粉状混合物に水相を添加し; −c)粉状混合物と水相を混合して成型可能な混合物を
    生成し; −d)該成型可能な混合物を型に注ぎ; −e)該混合物を放置して、硫酸カルシウム半水和物を
    硫酸カルシウム二水和物に水和させることによって硬化
    させる;工程を含んでなるプラスターベース固形化粧品
    組成物の調製方法において、モノリン酸カルシウム、硫
    酸カルシウムに分散していてもよいホルムアルデヒド/
    4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合物、デンプンコート
    石膏及びそれらの混合物から選択される硬化速度調節剤
    を導入する工程をさらに含んでなることを特徴とする方
    法。
  25. 【請求項25】 硬化速度調節剤が、硫酸カルシウムに
    分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カルシウ
    ム塩縮合物を含んでなることを特徴とする請求項24に
    記載の方法。
  26. 【請求項26】 硬化速度調節剤が、i)硫酸カルシウ
    ムに分散したホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カル
    シウム塩縮合物と、ii)デンプンコート石膏との混合
    物を含んでなることを特徴とする請求項24に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 硬化速度調節剤が、モノリン酸カルシ
    ウムを含んでなることを特徴とする請求項24に記載の
    方法。
  28. 【請求項28】 硬化速度調節剤が、さらにクエン酸ナ
    トリウムを含んでなることを特徴とする請求項24ない
    し27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 【請求項29】 硬化速度調節剤が工程a)の間に粉状
    混合物に添加されることを特徴とする請求項24ないし
    28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 硬化速度調節剤が、粉状混合物の全重
    量に対して0.001〜5重量%、好ましくは0.01
    〜1重量%、さらに好ましくは0.01〜0.6重量%
    の範囲の含有量で粉状混合物中に存在していることを特
    徴とする請求項24ないし29のいずれか1項に記載の
    方法。
  31. 【請求項31】 粉状混合物と水相が、0.2〜2、好
    ましくは0.5〜1.5の範囲の重量比で混合されるこ
    とを特徴とする請求項24ないし30のいずれか1項に
    記載の方法。
  32. 【請求項32】 請求項24ないし31のいずれか1項
    に記載の方法により得られる組成物。
  33. 【請求項33】 硫酸カルシウム二水和物を含有する固
    形化粧品組成物における又は該組成物の調製における、
    滑らかで均質な表面を組成物に付与するための、モノリ
    ン酸カルシウム、硫酸カルシウムに分散していてもよい
    ホルムアルデヒド/4-アミノ酪酸/カルシウム塩縮合
    物、デンプンコート石膏及びそれらの混合物から選択さ
    れる硬化速度調節剤の使用。
  34. 【請求項34】 請求項1ないし23及び32のいずれ
    か1項に記載の組成物を皮膚に適用することからなる皮
    膚をメークアップするための非治療的方法。
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