JP2001199496A - 搬送用トレイ - Google Patents

搬送用トレイ

Info

Publication number
JP2001199496A
JP2001199496A JP2000004679A JP2000004679A JP2001199496A JP 2001199496 A JP2001199496 A JP 2001199496A JP 2000004679 A JP2000004679 A JP 2000004679A JP 2000004679 A JP2000004679 A JP 2000004679A JP 2001199496 A JP2001199496 A JP 2001199496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
synthetic resin
sheet
stand member
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000004679A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kono
功治 広能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tensho Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Tensho Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tensho Electric Industries Co Ltd filed Critical Tensho Electric Industries Co Ltd
Priority to JP2000004679A priority Critical patent/JP2001199496A/ja
Publication of JP2001199496A publication Critical patent/JP2001199496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のトレイよりも軽量化するとともに、撓
みの少ない高剛性を発揮することことのできる搬送用ト
レイを提供する。 【解決手段】 ポリエチレン低発泡シートからなる合成
樹脂製シート7の両面に、アルミニウムからなる金属製
薄板8貼着して積層体2を形成し、この積層体の外周縁
に、積層体上に載置する搬送物を囲繞する第1のスタン
ド部材3及び第2のスタンド部材4を、間隔を設けて複
数立設する。積層体の上面に、導電性緩衝シート5を載
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル
(LCD)などの取り扱いに細心の注意を要する搬送物
等を収納・搬送するためのトレイに係り、特に撓みの少
ない高剛性を発揮しつつも軽量化することのできる搬送
用トレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送用トレイとしては射出成型に
よるインジェクショントレイや、真空成型による真空成
型品等が用いられており、このような合成樹脂成型品は
収納する搬送物が小さい場合には撓み等も無視でき、軽
量で高剛性を発揮し得るものであり、多く使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このLCDは、近年表
示装置の大型化の要請により徐々にその幅径を増大して
きており、そのため上述した搬送用トレイも収納するL
CDに併せて大型化してきている。
【0004】しかしながら、上述した従来の搬送用トレ
イは、その幅径を大きくすると当然のことながら重量が
増大して取り扱いが困難となるとともに、同時に剛性も
低下するものであった。
【0005】そこで本発明にあっては、上述した搬送用
トレイを、撓みの少ない高剛性を発揮しつつも軽量化す
ることのできる搬送用トレイを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成すべ
く、本発明の搬送用トレイは、合成樹脂製シートの両面
に金属製薄板を貼着してなる積層体と、該積層体の外周
縁に間隔を設けて複数立設し前記積層体上に載置する搬
送物を囲繞するスタンド部材と、前記積層体の上面に載
置される導電性緩衝シートからなることを特徴とするも
のである。
【0007】また、合成樹脂製シートをポリエチレン低
発泡シート、金属製薄板をアルミニウム薄板、導電性緩
衝シートをスポンジ等の合成樹脂発泡体としたことを特
徴とするものである。
【0008】また、スタンド部材は2分割可能に成形さ
れた合成樹脂成型品とするとともに、積層体の角部には
分割しない一体のスタンド部材を配設し、積層体の角部
以外の端縁には分割したスタンド部材を配設することを
特徴とするものである。
【0009】また、積層体における一方の相対向する両
辺には着脱自在な取手部材を配設したことを特徴とする
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図8は本発明の搬送用トレ
イを示し、図中1は搬送用トレイ、2は発泡合成樹脂製
シートの両面に金属製薄板を貼着してなる積層体、3は
積層体2の四隅に立設し積層体2上に載置する搬送物を
囲繞する第1のスタンド部材、4は積層体2における長
手方向の相対向する両辺に立設する第2のスタンド部
材、5は積層体2の上面に載置される導電性緩衝シー
ト、6は積層体2における短手方向の相対向する両辺に
配設された着脱自在な取手部材である。この搬送用トレ
イ1の大きさとしては、一例として720×450mm
程度と、トレイとしてはかなり大きなものである。
【0011】前記積層体2は、厚さ2.74〜2.76
mmのポリエチレン低発泡シートからなる合成樹脂製シ
ート7の両面に、厚さ0.12〜0.13mmのアルミ
ニウムからなる金属製薄板8をサンドイッチ状に接着し
た全厚約3.0mmの積層体であり、その比重は約0.
8ときわめて軽いものである。さらに、この積層体2
は、耐水性、耐塩水性、耐候性にも優れるとともに、金
属製薄板8の表面に、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂等の合成樹脂の焼付け塗装をしたり、
メッキ等の表面処理をすることで、耐薬品性等の耐久性
にも優れるものである。
【0012】前記第1のスタンド部材3は、積層体2の
四隅に配置されたL字形状の合成樹脂成型品であり、そ
の折曲部3aは蝶番として機能するとともに、折曲部3
aで2つに切り離すことで2個の第2のスタンド部材4
とすることができるものである。そして、積層体2の角
部には分割しない一体の第1のスタンド部材3を配設す
るとともに、積層体2の角部以外の端縁には分割した第
2のスタンド部材4を配設するものである。また図2に
示すごとく、積層体2の端縁に予め穿設された孔部と、
第1のスタンド部材3(第2のスタンド部材4も同様)
の下方に形成された固定用鍔縁3bに形成された孔部と
を併せてそこにボルト9とナット10で固定するもので
ある。このボルト9は、導電性を備えることで、積層体
2の表裏の金属製薄板8を導通させることができ、これ
により静電気によるトラブルを未然に防止することがで
きる。
【0013】また、第1のスタンド部材3における下方
の脚部3cは、上方のスタンド部3dよりも外方に突出
する形状に形成されており、これにより搬送用トレイ1
を上下に積み重ねる際に脚部3cとスタンド部3d上端
とが噛み合う状態で確実に係合させることができるもの
である。
【0014】図1及び図3における11は、積層体2の
端縁を保護するための断面がコ字形状のカバー部材であ
り、第1のスタンド部材3、第2のスタンド部材4、取
手部材6が配設されている以外の積層体2の外周縁を挟
持して配置されている。このカバー部材11は、積層体
2の端縁を保護するための目的であり、導電性は特に必
要としない。また、取手部材6はその下端に螺子穴を形
成し、積層体2の端縁に予め穿設された孔部を挿通して
裏面からネジで固定されている。
【0015】導電性緩衝シート5は、カーボン等の導電
材料を混入した厚さが約2mm程度のスポンジ等の多孔
質の発泡合成樹脂材であり、積層体2の表面に対して密
着するとともに、この導電性緩衝シート5の表面に載置
する搬送物である液晶表示パネルとも密着して、多少の
外力や傾斜では収納する液晶表示パネルを移動させるこ
となく確実に保持するものである。
【0016】このような構成からなる本発明の搬送用ト
レイ1にあっては、従来の合成樹脂製のトレイと比較し
てもきわめて軽いことに加え、引張強さが約24MP
a、曲げ強さが53〜68MPaと従来のトレイと比較
してきわめて高い剛性を発揮するものである。
【0017】尚、上述した実施例にあっては、積層体2
の合成樹脂製シート7としてポリエチレン低発泡シート
を使用したが、これ以外に比重が小さくて高剛性を発揮
し得る材料を用いてもよく、また金属製薄板8にあって
も、アルミニウム以外にも比重が小さくて高剛性を発揮
し得る材料を用いてもよいものである。
【0018】
【発明の効果】しかして本発明の搬送用トレイによれ
ば、従来の合成樹脂製トレイや金属製トレイと比較して
格段に軽量化することが可能となるとともに、従来のト
レイにない撓みの少ない高剛性を発揮することのできる
ものである。
【0019】また、スタンド部材を2分割可能に成形さ
れた合成樹脂成型品とするとともに、積層体の角部には
分割しない一体のスタンド部材を配設し、積層体の角部
以外の端縁には分割したスタンド部材を配設すること
で、積層体の部位に応じて使い分ける2種のスタンド部
材を1種のスタンド部材で兼用させることができ、製造
に要する手間とコストが大きく低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送用トレイを示す斜視図である。
【図2】本発明の搬送用トレイの要部断面図である。
【図3】本発明の搬送用トレイの要部断面図である。
【符号の説明】
1 搬送用トレイ 2 積層体 3 第1のスタンド部材 3a 折曲部 3b 固定用鍔縁 3c 脚部 3d スタンド部 4 第2のスタンド部材 5 導電性緩衝シート 6 取手部材 7 合成樹脂製シート 8 金属製薄板 9 ボルト 10 ナット 11 カバー部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製シートの両面に金属製薄板を
    貼着してなる積層体と、該積層体の外周縁に間隔を設け
    て複数立設し前記積層体上に載置する搬送物を囲繞する
    スタンド部材と、前記積層体の上面に載置される導電性
    緩衝シートからなることを特徴とする搬送用トレイ。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製シートを発泡ポリエチレンシ
    ート、金属製薄板をアルミニウム薄板、導電性緩衝シー
    トをスポンジ等の合成樹脂発泡体としたことを特徴とす
    る請求項1記載の搬送用トレイ。
  3. 【請求項3】 スタンド部材は2分割可能に成形された
    合成樹脂成型品とするとともに、積層体の角部には分割
    しない一体のスタンド部材を配設し、積層体の角部以外
    の端縁には分割したスタンド部材を配設することを特徴
    とする請求項1記載の搬送用トレイ。
  4. 【請求項4】 積層体における一方の相対向する両辺に
    は着脱自在な取手部材を配設したことを特徴とする請求
    項1記載の搬送用トレイ。
JP2000004679A 2000-01-13 2000-01-13 搬送用トレイ Pending JP2001199496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004679A JP2001199496A (ja) 2000-01-13 2000-01-13 搬送用トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000004679A JP2001199496A (ja) 2000-01-13 2000-01-13 搬送用トレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001199496A true JP2001199496A (ja) 2001-07-24

Family

ID=18533439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000004679A Pending JP2001199496A (ja) 2000-01-13 2000-01-13 搬送用トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001199496A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297450C (zh) * 2003-05-29 2007-01-31 奇美电子股份有限公司 液晶显示装置输送容器
JP2007125673A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Ishikame Kogyo:Kk 加工製品の表面処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297450C (zh) * 2003-05-29 2007-01-31 奇美电子股份有限公司 液晶显示装置输送容器
JP2007125673A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Ishikame Kogyo:Kk 加工製品の表面処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101616851B (zh) 板状体的包装托盘
JP4284895B2 (ja) 薄板搬送用コンテナ
TW200831371A (en) Pallet and bundling body for bundling glass plates
US7579072B2 (en) Substrate accommodating tray
US20040195142A1 (en) Packing of thin glass sheets
TW201236943A (en) Packaging container and packaging body
JP2008127062A (ja) 収納トレイおよびこれを用いた板状物の収納方法
JP4893579B2 (ja) 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP5186340B2 (ja) 板材搬送用トレイの緩衝部材、およびその緩衝部材が取付けられた板材搬送用トレイ
WO2018034180A1 (ja) ガラス板用パレット及びガラス板梱包体
US20070051660A1 (en) Packing module and packing assembly having the same
JP2012062081A (ja) 板状体の搬送用容器
JP2001199496A (ja) 搬送用トレイ
JP3210742U (ja) ガラス板梱包体
JP2008030818A (ja) 板状物用トレイ
JP5145203B2 (ja) 板状物品搬送用トレイ
JP2011148552A (ja) 板状体の収納容器
TWI282323B (en) Cassette for substrate
JP2007290713A (ja) ガラス基板用搬送箱
JP4941224B2 (ja) 板状物用トレイと板状物の積層方法
JP5357261B2 (ja) 収納トレイ
KR20070044362A (ko) 유리 기판용 반송 상자
JP2010274927A (ja) 基板輸送トレイ及び基板輸送方法
CN101398556A (zh) 膜片装载装置
JP2012056611A (ja) 板状体の搬送用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222