JP2001199194A - 転写シール用キットとその転写使用法 - Google Patents
転写シール用キットとその転写使用法Info
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Abstract
ターや複写機、水性又は油性の筆記具を用いて、需要者
の誰でも希望のオリジナルな転写シールを簡便に作成・
使用できるようにする。 【解決手段】吸水紙(10)の表面へ順次水溶性の第1
コーティング層(11)、透明な撥水性の第2コーティ
ング層(12)並びに透明なインク受容性の第3コーテ
ィング層(13)が積層一体化された基材シート(A)
と、粘着剤層(15)の表面に透明な第1離型フィルム
(16)と同じく裏面に不透明な第2離型紙(17)と
が貼り合わされた両面粘着シート(B)との2部品から
成り、その粘着シート(B)における粘着剤層(15)
と第2離型紙(17)との剥離界面を、縦方向、横方向
又は/及び対角線方向へ延在する多数の空気抜き用凹凸
条(18)として粗面化した。
Description
とその転写使用法に関する。
方法」と題する特願平11−324416号を提案し
た。これによれば、一般に普及しているインクジェット
プリンターを用いて、需要者の誰でも希望のオリジナル
な転写シール(S)を簡単に便利良く作成できるほか、
その転写シール(S)を目的の被写体へ容易・確実に貼
り付け転写使用し得る利点もある。
意検討を重ねた結果、上記先願発明の構成では両面粘着
テープ(T)における粘着剤(17)と、その裏面に付
属している離型シート(16)との剥離界面が、全体と
して単純なフラット面をなすに過ぎないため、その離型
シート(16)の剥離により露出した粘着剤(17)を
介して、上記両面粘着テープ(T)に残っている表面の
離型シート(18)を、図5のように転写シール(S)
の第3コーティング層(13)へ貼り合わせた時、その
貼り合わせ面(粘着剤と第3コーティング層との境界
面)に空気が封じ込められて、気泡による波打ち状態や
皺寄り状態を起生し、全面密着状態に貼り合わされた美
麗な転写シール(S)を得ることが困難である。
ればなる程顕著に起るため、その商品価値に富む大きさ
としても自づと制約を受け、大きくとも葉書程度にとど
まらざるを得ない結果となる。
の更なる改良を企図しており、そのために役立つ転写シ
ール用キットとして、第1に吸水紙の表面へ順次水溶性
合成高分子の第1コーティング層、透視可能な撥水性合
成高分子の第2コーティング層並びにやはり透視可能な
インク受容性合成高分子の第3コーティング層が積層一
体化された基材シートと、
1離型フィルムと、同じく裏面に透視不能な第2離型紙
とが貼り合わせ一体化された両面粘着シートとの2部品
から成り、
2離型紙との剥離界面を、その粘着シートの縦方向、横
方向又は/及び対角線方向へ延在する多数の空気抜き用
凹凸条として粗面化することにより、
トの粘着剤層を、上記基材シートの第3コーティング層
へ表側から貼り合わせ押圧した時、その貼り合わせ面に
滞留する空気が上記凹凸条の凹条部から抜き出されるよ
うに定めたことを特徴とし、
分子の第1コーティング層と、撥水性並びにインク受容
性を有する透視可能な合成高分子の第2コーティング層
とが積層一体化された基材シートと、
1離型フィルムと、同じく裏面に透視不能な第2離型紙
とが貼り合わせ一体化された両面粘着シートとの2部品
から成り、
2離型紙との剥離界面を、その粘着シートの縦方向、横
方向又は/及び対角線方向へ延在する多数の空気抜き用
凹凸条として粗面化することにより、
トの粘着剤層を、上記基材シートの第2コーティング層
へ表側から貼り合わせ押圧した時、その貼り合わせ面に
滞留する空気が上記凹凸条の凹条部から抜き出されるよ
うに定めたことを特徴とする。
として、第1に吸水紙の表面へ順次水溶性合成高分子の
第1コーティング層、透視可能な撥水性合成高分子の第
2コーティング層並びにやはり透視可能なインク受容性
合成高分子の第3コーティング層が積層一体化された基
材シートと、
1離型フィルムと、同じく裏面に透視不能な第2離型紙
とが貼り合わせ一体化され、且つその粘着剤層と第2離
型紙との剥離界面が、縦方向、横方向又は/及び対角線
方向へ延在する多数の空気抜き用凹凸条として粗面化さ
れた両面粘着シートとの2部品を用意し、
層へ表側から希望の標章を逆画像として、インクジェッ
トプリンター若しくは複写機により機械的にプリントす
るか、又は水性若しくは油性の筆記具により手書きし、
した両面粘着シートの粘着剤層を介して、その両面粘着
シートに残っている第1離型フィルムを上記基材シート
の第3コーティング層へ、その表側から標章の被覆状態
に貼り合わせると共に、
フィルムも剥離して、その露出した粘着剤層により上記
基材シートを目的とする被写体へ貼り付け、
る基材シートの表側から水分を与えて、その基材シート
の吸水紙と第1コーティング層とを第2コーティング層
から剥離することにより、上記逆画像の標章を正画像の
それとして表側から透視できる状態に保つことを特徴と
し、
分子の第1コーティング層と、撥水性並びにインク受容
性を有する透視可能な合成高分子の第2コーティング層
とが積層一体化された基材シートと、
1離型フィルムと、同じく裏面に透視不能な第2離型紙
とが貼り合わせ一体化され、且つその粘着剤層と第2離
型紙との剥離界面が、縦方向、横方向又は/及び対角線
方向へ延在する多数の空気抜き用凹凸条として粗面化さ
れた両面粘着シートとの2部品を用意し、
層へ表側から希望の標章を逆画像として、複写機により
機械的にプリントするか、又は油性の筆記具により手書
きし、
した両面粘着シートの粘着剤層を介して、その両面粘着
シートに残っている第1離型フィルムを上記基材シート
の第2コーティング層へ、その表側から標章の被覆状態
に貼り合わせると共に、
フィルムも剥離して、その露出した粘着剤層により上記
基材シートを目的とする被写体へ貼り付け、
る基材シートの表側から水分を与えて、その基材シート
の吸水紙と第1コーティング層とを第2コーティング層
から剥離することにより、上記逆画像の標章を正画像の
それとして表側から透視できる状態に保つことを特徴と
するものである。
を説明すると、その本発明の第1実施形態を示した図1
〜12において、(A)(B)は転写シール用キット
(構成部品)をなす基材シートと両面粘着シートであ
り、その別個独立する2部品から一般需要者の誰もが、
希望のオリジナルな標章(T)を備えた転写シール
(S)として作成し、目的とする被写体(M)へ便利良
く転写使用できるようになっている。その標章(T)と
は文字、図形、記号若しくはこれらの結合又はこれらと
色彩との結合を意味する。
これは例えばA4サイズの大きさとして、図1、2に示
すような合計4層の積層状態にある。即ち、(10)は
所謂吸取り紙などの水を吸収する吸水紙、(11)はそ
の吸水紙(10)の表面全体にコーティングされた第1
コーティング層であり、ポリビニルアルコール(通称ポ
バール)やポリビニルピロリドン、その他の水溶性を有
する合成高分子から成る。
0)の厚みは約0.5mm、同じく第1コーティング層
(11)の厚みは約3μであり、後述する第2、3コー
ティング層の担体として機能し得ると共に、インクジェ
ットプリンターや複写機による基材シート(A)の自動
的な搬送を支障なく行なうこともできる。
1)の表面全体へ約5μの厚みとしてコーティングされ
た第2コーティング層であり、アクリル樹脂やその他の
撥水性を有する合成高分子から成る。しかも、透明又は
半透明として、転写シール(S)を被写体(M)へ転写
使用した時、その標章(T)を透視することができるよ
うになっている。
ーティング層(11)との言わば逆な撥水性を要求する
理由は、転写シール(S)を被写体(M)へ転写使用す
る時に、上記吸水紙(10)の存在する方向から投与さ
れる水分を撥ねることにより、第1、2コーティング層
(11)(12)の境界面を確実な剥離界面として機能
させ、その第2コーティング層(12)から上記第1コ
ーティング層(11)と吸水紙(10)との2層を容易
・円滑に剥離できるようにするためである。
(12)の表面全体へ更なる積層状態として、約7μの
厚みにコーティングされた第3コーティング層であり、
ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン、ポリア
クリルアミド、アクリル酸エステルの共重合体、エチレ
ン−酢ビ共重合体、その他のインクを吸収・定着できる
インク受容性に富む合成高分子から成る。そして、これ
も上記第2コーティング層(12)と同じく、透明又は
半透明に設定されている。
て、特に上記第1コーティング層(11)と同様な水溶
性も併有するポリビニルアルコールやポリビニルピロリ
ドンなどを採用するならば、インクジェットプリンター
を使って、その第3コーティング層(13)の表面へ希
望の標章(T)を効果的にプリントすることができる。
インクを上記第3コーティング層(13)へ浸透・受容
させて、その標章(T)をいたづらに盛り上がらない薄
肉状態に、しかも安定良く定着・保持させることがで
き、あたかも写真のような精細画像として得られるから
である。
ー、サインペンなどと称される水性の筆記具を用いて、
その標章(T)を上記第3コーティング層(13)の表
面へ手書きする方法でも、ほぼ同等に達成することがで
きる。
の2層は上記の数値から例示されるように、吸水紙(1
0)と第1コーティング層(11)との2層よりもかな
り薄く、しかも透明又は半透明をなすため、転写シール
(S)を被写体(M)へ転写使用した時には、その第
2、3コーティング層(12)(13)が標章(T)を
表側から保護するマスキングシートとして機能し、その
標章(T)を表側から透視できる状態に維持することと
なる。
合計4層として積層一体化されており、インクジェット
プリンターや複写機による自動的な搬送特性を備えると
共に、その第3コーティング層(13)がインク受容性
を有するため、上記基材シート(A)の第3コーティン
グ層(13)へ表側からインクジェットプリンターや静
電複写機により、図6のような希望の標章(T)をプリ
ントすることができる。
や複写機での自動機械的なプリントに代えて、フェルト
ペンやサインペン、マーカーなどと通称される水性又は
油性の筆記具により、その標章(T)を上記基材シート
(A)の第3コーティング層(13)へ表側から手書き
することも可能である。
の反転する逆画像(14a)としてプリント又は手書き
され、これを具備する転写シール(S)が追って被写体
(M)へ転写使用された時、その逆画像(14a)の標
章(T)を正画像(14b)のそれとして、表側から透
視できるようになっている。但し、上記標章(T)がそ
の逆画像(14a)と正画像(14b)との区別を必要
としない図形や模様などとして、プリント又は手書きさ
れる場合もあり得る。
両面粘着シート(B)は、その基材シート(A)とほぼ
同じ大きさと形状を備え、図3〜5から明白な通り、そ
の粘着剤層(15)の表面には透明又は半透明の合成樹
脂から成る第1離型フィルム(16)が、同じく粘着剤
層(15)の裏面には透視不能な第2離型紙(17)が
各々貼り合わせ一体化されている。
第1離型フィルム(16)の厚みは約38μ、第2離型
紙(17)の厚みは約0.5mmであり、その第2離型
紙(17)には色彩が施されることによって、上記第1
離型フィルム(16)との識別(両面粘着シートの表裏
識別)を行なえるようになっている。
紙(17)との剥離界面は、特に図4、5のような両面
粘着シート(B)の縦横方向又は対角線方向に沿い直交
する方眼形態の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化
されている。
(18)がエンボス加工された第2離型紙(17)の表
面全体へ、上記粘着剤層(15)がこれと噛合する状態
の均一な薄膜としてコーティングされているのである。
他方、上記第1離型フィルム(16)と粘着剤層(1
5)との剥離界面は、単純なフラット面同志の全面密着
状態にある。
剤層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面を、空
気抜き用の凹凸条(18)として粗面化した理由は、そ
の第2離型紙(17)の剥離により露出した粘着剤層
(15)を介して、両面粘着シート(B)に残っている
第1離型フィルム(16)を上記基材シート(A)の第
3コーティング層(13)へ表側から貼り合わせる時、
その貼り合わせ面に滞留する空気を上記凹凸条(18)
の凹条部(18a)からすばやく抜き出すためである。
る粘着剤層(15)と第2離型紙(17)との噛合した
貼り合わせ状態から、その第2離型紙(17)が剥離さ
れると、上記粘着剤層(15)の裏面は図8のような凹
凸条(18)として露出することになる。
第1離型フィルム(16)が上記粘着剤層(15)によ
り、基材シート(A)の第3コーティング層(13)へ
貼り合わされる時には、その貼り合わせ上の押圧力を受
けた粘着剤層(15)が扁平に圧縮変形することになる
ため、その貼り合わせ面に封じ込められる筈の空気は、
粘着剤層(15)の圧縮変形に連れて上記凹凸条(1
8)の凹条部(18a)に沿い一早く確実に追い出さ
れ、上記両面粘着シート(B)の第1離型フィルム(1
6)と基材シート(A)の第3コーティング層(13)
とが全面密着状態に貼り合わされるのである。
出せるようにすると共に、転写シール(S)がその標章
(T)を囲む輪郭形状での自由に、且つ小型に切り抜か
れた場合でも、上記粘着剤層(15)による常時安定な
貼り合わせ状態を維持できるようにする意味から、その
空気抜き用凹凸条(18)としては図示のような平面視
の方眼形態に配列設置することが最も効果的であるが、
上記凹凸条(18)の多数を両面粘着シート(B)の縦
方向、横方向又は対角線方向に沿ってのみ延在する平行
な直線形態として配列設置しても良い。
キットは、上記のような基材シート(A)と両面粘着シ
ート(B)との2部品から成り、これから転写シール
(S)を作成するに当っては、次の通り作業する。
ィング層(13)へ、その表側から希望の標章(T)を
図6、7のような左右が反転する逆画像(14a)とし
て、インクジェットプリンター若しくは静電複写機によ
り機械的にプリントするか、又はフェルトペンやサイン
ペンなどと称される水性若しくは油性の筆記具により手
書きする。
コーティング層(13)はインク受容性を有するため、
そのインクジェットプリンターの水溶性インクや複写機
のトナー(粉インキ)、筆記具の水性又は油性インクが
何れも支障なく吸収されて、その標章(T)の安定良く
定着保持されることになる。
の一定時間だけ乾燥させた後、両面粘着シート(B)の
第2離型紙(17)を図8のように剥離し、これにより
裏面が露出した粘着剤層(15)を介して、その粘着シ
ート(B)に残っている第1離型フィルム(16)を上
記基材シート(A)の第3コーティング層(13)へ、
やはり表側からその標章(T)の被覆状態に貼り合わせ
る。
シート(B)の第1離型フィルム(16)をその裏面に
付属している粘着剤層(15)の空気抜き用凹凸条(1
8)が延在する長手方向に沿って、その一端側から他端
側へとこすり付ける如く押圧することにより、上記基材
シート(A)における第3コーティング層(13)との
貼り合わせ面に滞留する空気を抜き出す。
第1離型フィルム(16)と基材シート(A)の第3コ
ーティング層(13)とが、波打ちや皺寄りなどの無い
全面密着状態に貼り合わされる結果となり、ここに図9
のような希望する標章(T)の転写シール(S)として
仕上がるのである
(16)を通じて、表側から透視できることは言うまで
もなく、転写シール(S)の保管中にもその標章(T)
の汚損するおそれが、上記第1離型フィルム(16)に
よって予防されることとなる。
の被写体(M)へ転写使用するに当っては、その標章
(T)の被覆状態にある両面粘着シート(B)の第1離
型フィルム(16)も剥離して、その露出した粘着剤層
(15)により上記基材シート(A)を図10のように
目的とする被写体(M)の表面へ貼り付ける。
態にある基材シート(A)の表側から、最後に所要量の
水分を投与する。その投与は例えばティッシュペーパー
やスポンジなどに少量の水分を含ませて、これにより上
記基材シート(A)の吸水紙(10)が存在する方向か
ら湿らせる程度で足りる。
明白なように、上記基材シート(A)の吸水紙(10)
と第1コーティング層(11)が水分を吸収して柔軟化
する一方、同じく基材シート(A)の第2コーティング
層(12)は撥水性を有するため、これにより水分が撥
ねられ、その第2コーティング層(12)と第1コーテ
ィング層(11)との境界面が剥離界面になって、ここ
から第1コーティング層(11)と吸水紙(10)との
2層を滑る如く、確実に剥離することができる。
態は図11、12に示す通りであり、上記基材シート
(A)の第2、3コーティング層(12)(13)が何
れも透明又は半透明をなすため、先の逆画像(14a)
であった標章(T)を表側から正画像(14b)のそれ
として透視できることになる。
(T)は上記第2、3コーティング層(12)(13)
の2層をマスキングシートとして、常時表側から被覆さ
れた保護状態に維持される結果、使用中にその表側から
の油水や摺擦力などを受けるも、決して消失したり、形
崩れしたりするおそれがなく、耐用性に富む。
しており、その構成上図1〜12の第1実施形態と異な
る点は、次の通りである。
材シート(A)としては、その吸水紙(10)の表面へ
順次水溶性を有する合成高分子から成る第1コーティン
グ層(11)と、インク受容性のみならず撥水性も有す
る透明又は半透明の合成高分子から成る第2コーティン
グ層(12)とが積層一体化された図13のような合計
3層を採用しても良い。
ティング層(12)へ表側から図13のように、希望の
標章(T)をやはり逆画像(14a)として、静電複写
機により機械的にプリントするか、又はフェルトペンや
マーカー、サインペンなどと称される油性の筆記具によ
り手書きするのである。
ットから作成された転写シール(S)と、その目的とす
る被写体(M)への転写使用状態は図14〜16に示す
通りであり、これでは被写体(M)への貼り付け状態に
ある基材シート(A)の表側から水分を投与すると、図
15と図16との対比から明白なように、その吸水紙
(10)と第1コーティング層(11)との2層が撥水
性を有する第2コーティング層(12)から剥離される
こととなり、その第2コーティング層(12)の1層を
マスキングシートとして、表側から正画像(14b)の
標章(T)を透視することができる。
と、その被写体(M)への転写使用法は上記第1実施形
態と実質的に同一であるため、その図13〜16に図1
〜12との対応符号を記入するにとどめて、その詳細な
説明を省略するが、上記何れの実施形態にあっても、そ
の基材シート(A)には希望の標章(T)を図17のよ
うな複数の並列状態として、やはり表側から機械的にプ
リント又は手書きすることができ、このような場合には
被写体(M)への転写使用上、その転写シール(S)が
各標章(T)を囲む輪郭形状(図17の切り抜き用点線
参照)での自由に、且つ小型に切り抜かれ、その小型と
して被写体(M)へ貼り付けられることもある。
トとして、吸水紙(10)の表面へ順次水溶性合成高分
子の第1コーティング層(11)、透視可能な撥水性合
成高分子の第2コーティング層(12)並びにやはり透
視可能なインク受容性合成高分子の第3コーティング層
(13)が積層一体化された基材シート(A)と、
樹脂の第1離型フィルム(16)と、同じく裏面に透視
不能な第2離型紙(17)とが貼り合わせ一体化された
両面粘着シート(B)との2部品から成り、
層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面を、その
粘着シート(B)の縦方向、横方向又は/及び対角線方
向へ延在する多数の空気抜き用凹凸条(18)として粗
面化することにより、
粘着シート(B)の粘着剤層(15)を、上記基材シー
ト(A)の第3コーティング層(13)へ表側から貼り
合わせ押圧した時、その貼り合わせ面に滞留する空気が
上記凹凸条(18)の凹条部(18a)から抜き出され
るように定めてあるため、冒頭に述べた先願発明の課題
を確実に改良できる効果がある。
項1に記載の構成によれば、その転写シール用キットを
なす基材シート(A)と両面粘着シート(B)から、一
般家庭などにも普及しているインクジェットプリンター
や複写機を使って、或いはフェルトペンやマーカー、サ
インペンなどと称される水性や油性の筆記具を使って、
需要者の誰でも希望するオリジナルな標章(T)の転写
シール(S)を簡単に便利良く作成することができる。
粘着剤層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面
は、その粘着シート(B)の縦方向、横方向又は/及び
対角線方向へ延在する多数の空気抜き用凹凸条(18)
として粗面化されており、その第2コーティング層(1
2)が剥離された上記粘着シート(B)の粘着剤層(1
5)を、上記基材シート(A)の第3コーティング層
(13)へ表側から貼り合わせ押圧した時、その貼り合
わせ面に滞留する空気が上記凹凸条(18)の凹条部
(18a)から抜き出されるようになっているため、葉
書程度の小型は勿論のこと、これよりも大型の転写シー
ル(S)であっても、波打ちや皺寄りなどの無い全面密
着状態に貼り合わされた美麗なそれを確保できるのであ
り、その大きさに制約を受けるおそれがない。
の構成を採用するも、全く同様に期待することができ
る。特に、請求項3の構成を採用するならば、上記空気
抜き用凹凸条(18)が直交する方眼形態をなすため、
その両面粘着シート(B)と基材シート(A)との貼り
合わせ面に滞留する空気を、ますます確実にすばやく抜
き出すことができ、そのための押圧作業も容易に行なえ
る効果がある。
写使用法では請求項4に記載の通り、吸水紙(10)の
表面へ順次水溶性合成高分子の第1コーティング層(1
1)、透視可能な撥水性合成高分子の第2コーティング
層(12)並びにやはり透視可能なインク受容性合成高
分子の第3コーティング層(13)が積層一体化された
基材シート(A)と、
樹脂の第1離型フィルム(16)と、同じく裏面に透視
不能な第2離型紙(17)とが貼り合わせ一体化され、
且つその粘着剤層(15)と第2離型紙(17)との剥
離界面が、縦方向、横方向又は/及び対角線方向へ延在
する多数の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化され
た両面粘着シート(B)との2部品を用意し、
ィング層(13)へ表側から希望の標章(T)を逆画像
(14a)として、インクジェットプリンター若しくは
複写機により機械的にプリントするか、又は水性若しく
は油性の筆記具により手書きし、
より露出した両面粘着シート(B)の粘着剤層(15)
を介して、その両面粘着シート(B)に残っている第1
離型フィルム(16)を上記基材シート(A)の第3コ
ーティング層(13)へ、その表側から標章(T)の被
覆状態に貼り合わせると共に、
1離型フィルム(16)も剥離して、その露出した粘着
剤層(15)により上記基材シート(A)を目的とする
被写体(M)へ貼り付け、
態にある基材シート(A)の表側から水分を投与して、
その基材シート(A)の吸水紙(10)と第1コーティ
ング層(11)とを第2コーティング層(12)から剥
離することにより、上記逆画像(14a)の標章(T)
を正画像(14b)のそれとして表側から透視できる状
態に保つようになっているため、上記基材シート(A)
と両面粘着シート(B)から作成した転写シール(S)
を、目的とする被写体(M)へ誰でも簡便にすばやく貼
り付け作業することができ、その転写使用上の利便性に
著しく優れる。
(10)が存在する方向から、ありふれた安全な水分を
投与すれば、その吸水紙(10)と第1コーティング層
(11)との2層が第2コーティング層(12)から円
滑・確実に剥離され、上記基材シート(A)の標章
(T)を被覆する状態に残留する第2、3コーティング
層(12)(13)は、透明又は半透明のマスキングシ
ートとして極めて薄肉であるため、被写体(M)の表面
が均斉なフラット面をなす場合には勿論のこと、図に示
唆するような人体の皮膚やロウソクなどの曲面であった
り、更にはゴルフボールのような凹凸粗面であったりし
ても、これらの表面へ馴染み良く密着した安定・確固な
転写使用状態を保つことができ、その被写体(M)の材
質や形態などの制約を受けることがない。
よっても、全く同様に達成される。殊更、請求項5や請
求項7の転写使用法を採用するならば、上記転写シール
(S)としての作成上、その両面粘着シート(B)の第
1離型フィルム(16)を空気抜き用凹凸条(18)の
延在する長手方向に沿って押圧することにより、その粘
着シール(B)と基材シート(A)との貼り合わせ面に
滞留する空気を、ますます完全にすばやく抜き出すこと
ができ、その作業も軽快に便利良く行なえる効果があ
る。
を示す斜面図である。
示す斜面図である。
る。
平面図である。
離型フィルムを、基材シートへ貼り合わせる過程の断面
図である。
上がり状態を示す断面図である。
示す断面図である。
ティング層を剥離した使用状態を示す断面図である。
断面図である。
示す断面図である。
態の断面図である。
ティング層を剥離した使用状態の断面図である。
面図である。
7)
とその転写使用法に関する。
方法」と題する特願平11−324416号を提案し
た。これによれば、一般に普及しているインクジェット
プリンターを用いて、需要者の誰でも希望のオリジナル
な転写シール(S)を簡単に便利良く作成できるほか、
その転写シール(S)を目的の被写体へ容易・確実に貼
り付け転写使用し得る利点もある。
意検討を重ねた結果、上記先願発明の構成では両面粘着
テープ(T)における粘着剤(17)と、その裏面に付
属している離型シート(16)との剥離界面が、全体と
して単純なフラット面をなすに過ぎないため、その離型
シート(16)の剥離により露出した粘着剤(17)を
介して、上記両面粘着テープ(T)に残っている表面の
離型シート(18)を、図5のように転写シール(S)
の第3コーティング層(13)へ貼り合わせた時、その
貼り合わせ面(粘着剤と第3コーティング層との境界
面)に空気が封じ込められて、気泡による波打ち状態や
皺寄り状態を起生し、全面密着状態に貼り合わされた美
麗な転写シール(S)を得ることが困難である。
ればなる程顕著に起るため、その商品価値に富む大きさ
としても自づと制約を受け、大きくとも葉書程度にとど
まらざるを得ない結果となる。
の更なる改良を企図しており、そのために役立つ転写シ
ール用キットとして、吸水紙の表面へ順次水溶性合成高
分子の第1コーティング層、透視可能な撥水性合成高分
子の第2コーティング層並びにやはり透視可能なインク
受容性合成高分子の第3コーティング層が積層一体化さ
れた合計4層の基材シートと、
1離型フィルムと、同じく裏面に透視不能な第2離型紙
とが貼り合わせ一体化された両面粘着シートとの2部品
から成り、
2離型紙との剥離界面を、直交する方眼形態の空気抜き
用凹凸条として粗面化することにより、
トの粘着剤層を、上記基材シートの第3コーティング層
へ表側から貼り合わせ押圧した時、その貼り合わせ面に
滞留する空気が上記凹凸条の凹条部から抜き出されるよ
うに定めたことを特徴とし、
として、吸水紙の表面へ順次水溶性合成高分子の第1コ
ーティング層、透視可能な撥水性合成高分子の第2コー
ティング層並びにやはり透視可能なインク受容性合成高
分子の第3コーティング層が積層一体化された合計4層
の基材シートと、
1離型フィルムと、同じく裏面に透視不能な第2離型紙
とが貼り合わせ一体化され、且つその粘着剤層と第2離
型紙との剥離界面が、直交する方眼形態の空気抜き用凹
凸条として粗面化された両面粘着シートとの2部品を用
意し、
層へ表側から希望の標章を逆画像として、インクジェッ
トプリンター若しくは複写機により機械的にプリントす
るか、又は水性若しくは油性の筆記具により手書きし、
した両面粘着シートの粘着剤層を介して、その両面粘着
シートに残っている第1離型フィルムを上記基材シート
の第3コーティング層へ、その表側から標章の被覆状態
に貼り合わせると共に、
フィルムも剥離して、その露出した粘着剤層により上記
基材シートを目的とする被写体へ貼り付け、
ートの表側となる上記吸水紙の存在方向から水分を投与
することにより、その吸水紙と第1コーティング層との
2層を第2コーティング層との境界面から剥離して、未
だ残留する第2、3コーティング層の2層を通じて、上
記逆画像の標章を正画像のそれとして表側から透視でき
る状態に保つことを特徴とするものである。
を説明すると、その本発明の転写シール用キットを示し
た図1〜12において、(A)(B)は転写シール用キ
ット(構成部品)をなす基材シートと両面粘着シートで
あり、その別個独立する2部品から一般需要者の誰も
が、希望のオリジナルな標章(T)を備えた転写シール
(S)として作成し、目的とする被写体(M)へ便利良
く転写使用できるようになっている。その標章(T)と
は文字、図形、記号若しくはこれらの結合又はこれらと
色彩との結合を意味する。
これは例えばA4サイズの大きさとして、図1、2に示
すような合計4層の積層状態にある。即ち、(10)は
所謂吸取り紙などの水を吸収する吸水紙、(11)はそ
の吸水紙(10)の表面全体にコーティングされた第1
コーティング層であり、ポリビニルアルコール(通称ポ
バール)やポリビニルピロリドン、その他の水溶性を有
する合成高分子から成る。
0)の厚みは約0.5mm、同じく第1コーティング層
(11)の厚みは約3μであり、後述する第2、3コー
ティング層の担体として機能し得ると共に、インクジェ
ットプリンターや複写機による基材シート(A)の自動
的な搬送を支障なく行なうこともできる。
1)の表面全体へ約5μの厚みとしてコーティングされ
た第2コーティング層であり、アクリル樹脂やその他の
撥水性を有する合成高分子から成る。しかも、透明又は
半透明として、転写シール(S)を被写体(M)へ転写
使用した時、その標章(T)を透視することができるよ
うになっている。
ーティング層(11)との言わば逆な撥水性を要求する
理由は、転写シール(S)を被写体(M)へ転写使用す
る時に、上記吸水紙(10)の存在する方向(表側)か
ら投与される水分を撥ねることにより、第1、2コーテ
ィング層(11)(12)の境界面を確実な剥離界面と
して機能させ、その第2コーティング層(12)から上
記第1コーティング層(11)と吸水紙(10)との2
層を容易・円滑に剥離できるようにするためである。
(12)の表面全体へ更なる積層状態として、約7μの
厚みにコーティングされた第3コーティング層であり、
ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン、ポリア
クリルアミド、アクリル酸エステルの共重合体、エチレ
ン−酢ビ共重合体、その他のインクを吸収・定着できる
インク受容性に富む合成高分子から成る。そして、これ
も上記第2コーティング層(12)と同じく、透明又は
半透明に設定されている。
て、特に上記第1コーティング層(11)と同様な水溶
性も併有するポリビニルアルコールやポリビニルピロリ
ドンなどを採用するならば、インクジェットプリンター
を使って、その第3コーティング層(13)の表面へ希
望の標章(T)を効果的にプリントすることができる。
インクを上記第3コーティング層(13)へ浸透・受容
させて、その標章(T)をいたづらに盛り上がらない薄
肉状態に、しかも安定良く定着・保持させることがで
き、あたかも写真のような精細画像として得られるから
である。
ー、サインペンなどと称される水性の筆記具を用いて、
その標章(T)を上記第3コーティング層(13)の表
面へ手書きする方法でも、ほぼ同等に達成することがで
きる。
の2層は上記の数値から例示されるように、吸水紙(1
0)と第1コーティング層(11)との2層よりもかな
り薄く、しかも透明又は半透明をなすため、転写シール
(S)を被写体(M)へ転写使用した時には、その第
2、3コーティング層(12)(13)の2層が標章
(T)を表側から保護するマスキングシートとして機能
し、その標章(T)を表側から透視できる状態に維持す
ることとなる。
合計4層として積層一体化されており、インクジェット
プリンターや複写機による自動的な搬送特性を備えると
共に、その第3コーティング層(13)がインク受容性
を有するため、上記基材シート(A)の第3コーティン
グ層(13)へ表側からインクジェットプリンターや静
電複写機により、図6のような希望の標章(T)をプリ
ントすることができる。
や複写機での自動機械的なプリントに代えて、フェルト
ペンやサインペン、マーカーなどと通称される水性又は
油性の筆記具により、その標章(T)を上記基材シート
(A)の第3コーティング層(13)へ表側から手書き
することも可能である。
の反転する逆画像(14a)としてプリント又は手書き
され、これを具備する転写シール(S)が追って被写体
(M)へ転写使用された時、その逆画像(14a)の標
章(T)を正画像(14b)のそれとして、表側から透
視できるようになっている。但し、上記標章(T)がそ
の逆画像(14a)と正画像(14b)との区別を必要
としない図形や模様などとして、プリント又は手書きさ
れる場合もあり得る。
両面粘着シート(B)は、その基材シート(A)とほぼ
同じ大きさと形状を備え、図3〜5から明白な通り、そ
の粘着剤層(15)の表面には透明又は半透明の合成樹
脂から成る第1離型フィルム(16)が、同じく粘着剤
層(15)の裏面には透視不能な第2離型紙(17)が
各々貼り合わせ一体化されている。
第1離型フィルム(16)の厚みは約38μ、第2離型
紙(17)の厚みは約0.5mmであり、その第2離型
紙(17)には色彩が施されることによって、上記第1
離型フィルム(16)との識別(両面粘着シートの表裏
識別)を行なえるようになっている。
紙(17)との剥離界面は、特に図4、5のような両面
粘着シート(B)の縦横方向又は対角線方向に沿い直交
する方眼形態の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化
されている。
(18)がエンボス加工された第2離型紙(17)の表
面全体へ、上記粘着剤層(15)がこれと噛合する状態
の均一な薄膜としてコーティングされているのである。
他方、上記第1離型フィルム(16)と粘着剤層(1
5)との剥離界面は、単純なフラット面同志の全面密着
状態にある。
剤層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面を、空
気抜き用の凹凸条(18)として粗面化した理由は、そ
の第2離型紙(17)の剥離により露出した粘着剤層
(15)を介して、両面粘着シート(B)に残っている
第1離型フィルム(16)を上記基材シート(A)の第
3コーティング層(13)へ表側から貼り合わせる時、
その貼り合わせ面に滞留する空気を上記凹凸条(18)
の凹条部(18a)からすばやく抜き出すためである。
る粘着剤層(15)と第2離型紙(17)との噛合した
貼り合わせ状態から、その第2離型紙(17)が剥離さ
れると、上記粘着剤層(15)の裏面は図8のような凹
凸条(18)として露出することになる。
第1離型フィルム(16)が上記粘着剤層(15)によ
り、基材シート(A)の第3コーティング層(13)へ
貼り合わされる時には、その貼り合わせ上の押圧力を受
けた粘着剤層(15)が扁平に圧縮変形することになる
ため、その貼り合わせ面に封じ込められる筈の空気は、
粘着剤層(15)の圧縮変形に連れて上記凹凸条(1
8)の凹条部(18a)に沿い一早く確実に追い出さ
れ、上記両面粘着シート(B)の第1離型フィルム(1
6)と基材シート(A)の第3コーティング層(13)
とが全面密着状態に貼り合わされるのである。
出せるようにすると共に、転写シール(S)がその標章
(T)を囲む輪郭形状での自由に、且つ小型に切り抜か
れた場合でも、上記粘着剤層(15)による常時安定な
貼り合わせ状態を維持できるようにする意味から、その
空気抜き用凹凸条(18)としては図示のような平面視
の方眼形態に配列設置するのである。
うな基材シート(A)と両面粘着シート(B)との2部
品から成り、これから転写シール(S)を作成するに当
っては、次の通り作業する。
ィング層(13)へ、その表側から希望の標章(T)を
図6、7のような左右が反転する逆画像(14a)とし
て、インクジェットプリンター若しくは静電複写機によ
り機械的にプリントするか、又はフェルトペンやサイン
ペンなどと称される水性若しくは油性の筆記具により手
書きする。
コーティング層(13)はインク受容性を有するため、
そのインクジェットプリンターの水溶性インクや複写機
のトナー(粉インキ)、筆記具の水性又は油性インクが
何れも支障なく吸収されて、その標章(T)の安定良く
定着保持されることになる。
の一定時間だけ乾燥させた後、両面粘着シート(B)の
第2離型紙(17)を図8のように剥離し、これにより
裏面が露出した粘着剤層(15)を介して、その粘着シ
ート(B)に残っている第1離型フィルム(16)を上
記基材シート(A)の第3コーティング層(13)へ、
やはり表側からその標章(T)の被覆状態に貼り合わせ
る。
シート(B)の第1離型フィルム(16)をその裏面に
付属している粘着剤層(15)の空気抜き用凹凸条(1
8)が延在する長手方向に沿って、その一端側から他端
側へとこすり付ける如く押圧することにより、上記基材
シート(A)における第3コーティング層(13)との
貼り合わせ面に滞留する空気を抜き出す。
第1離型フィルム(16)と基材シート(A)の第3コ
ーティング層(13)とが、波打ちや皺寄りなどの無い
全面密着状態に貼り合わされる結果となり、ここに図9
のような希望する標章(T)の転写シール(S)として
仕上がるのである。
(16)を通じて、表側から透視できることは言うまで
もなく、転写シール(S)の保管中にもその標章(T)
の汚損するおそれが、上記第1離型フィルム(16)に
よって予防されることとなる。
の被写体(M)へ転写使用するに当っては、その標章
(T)の被覆状態にある両面粘着シート(B)の第1離
型フィルム(16)も剥離して、その露出した粘着剤層
(15)により上記基材シート(A)を図10のように
目的とする被写体(M)の表面へ貼り付ける。
ート(A)の表側となる上記吸水紙(10)の存在方向
から、最後に所要量の水分を投与する。その投与は例え
ばティッシュペーパーやスポンジなどに少量の水分を含
ませて、これにより上記基材シート(A)の吸水紙(1
0)が存在する方向(表側)から湿らせる程度で足り
る。
明白なように、上記基材シート(A)における吸水紙
(10)と第1コーティング層(11)との2層が水分
を吸収して柔軟化する一方、同じく基材シート(A)の
第2コーティング層(12)は撥水性を有するため、こ
れにより水分が撥ねられ、その第2コーティング層(1
2)と第1コーティング層(11)との境界面が剥離界
面になって、ここから第1コーティング層(11)と吸
水紙(10)との2層を滑る如く、確実に剥離すること
ができる。
態は図11、12に示す通りであり、上記基材シート
(A)の第2、3コーティング層(12)(13)が何
れも透明又は半透明をなすため、先の逆画像(14a)
であった標章(T)を表側から正画像(14b)のそれ
として透視できることになる。
(T)は上記第2、3コーティング層(12)(13)
の2層をマスキングシートとして、常時表側から被覆さ
れた保護状態に維持される結果、使用中にその表側から
の油水や摺擦力などを受けるも、決して消失したり、形
崩れしたりするおそれがなく、耐用性に富む。
(T)を図13のような複数の並列状態として、やはり
表側から機械的にプリント又は手書きすることができ、
このような場合には被写体(M)への転写使用上、その
転写シール(S)が各標章(T)を囲む輪郭形状(図1
3の切り抜き用点線参照)での自由に、且つ小型に切り
抜かれ、その小型として被写体(M)へ貼り付けられる
こともある。
ットとして、吸水紙(10)の表面へ順次水溶性合成高
分子の第1コーティング層(11)、透視可能な撥水性
合成高分子の第2コーティング層(12)並びにやはり
透視可能なインク受容性合成高分子の第3コーティング
層(13)が積層一体化された合計4層の基材シート
(A)と、
樹脂の第1離型フィルム(16)と、同じく裏面に透視
不能な第2離型紙(17)とが貼り合わせ一体化された
両面粘着シート(B)との2部品から成り、
層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面を、直交
する方眼形態の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化
することにより、
粘着シート(B)の粘着剤層(15)を、上記基材シー
ト(A)の第3コーティング層(13)へ表側から貼り
合わせ押圧した時、その貼り合わせ面に滞留する空気が
上記凹凸条(18)の凹条部(18a)から抜き出され
るように定めてあるため、冒頭に述べた先願発明の課題
を確実に改良できる効果がある。
写シール用キットをなす基材シート(A)と両面粘着シ
ート(B)から、一般家庭などにも普及しているインク
ジェットプリンターや複写機を使って、或いはフェルト
ペンやマーカー、サインペンなどと称される水性や油性
の筆記具を使って、需要者の誰でも希望するオリジナル
な標章(T)の転写シール(S)を簡単に便利良く作成
することができる。
粘着剤層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面
は、直交する方眼形態の空気抜き用凹凸条(18)とし
て粗面化されており、その第2コーティング層(12)
が剥離された上記粘着シート(B)の粘着剤層(15)
を、上記基材シート(A)の第3コーティング層(1
3)へ表側から貼り合わせ押圧した時、その貼り合わせ
面に滞留する空気が上記凹凸条(18)の凹条部(18
a)から抜き出されるようになっているため、葉書程度
の小型は勿論のこと、これよりも大型の転写シール
(S)であっても、波打ちや皺寄りなどの無い全面密着
状態に貼り合わされた美麗なそれを確保できるのであ
り、その大きさに制約を受けるおそれがない。
写使用法では請求項2に記載の通り、吸水紙(10)の
表面へ順次水溶性合成高分子の第1コーティング層(1
1)、透視可能な撥水性合成高分子の第2コーティング
層(12)並びにやはり透視可能なインク受容性合成高
分子の第3コーティング層(13)が積層一体化された
合計4層の基材シート(A)と、
樹脂の第1離型フィルム(16)と、同じく裏面に透視
不能な第2離型紙(17)とが貼り合わせ一体化され、
且つその粘着剤層(15)と第2離型紙(17)との剥
離界面が、直交する方眼形態の空気抜き用凹凸条(1
8)として粗面化された両面粘着シート(B)との2部
品を用意し、
ィング層(13)へ表側から希望の標章(T)を逆画像
(14a)として、インクジェットプリンター若しくは
複写機により機械的にプリントするか、又は水性若しく
は油性の筆記具により手書きし、
より露出した両面粘着シート(B)の粘着剤層(15)
を介して、その両面粘着シート(B)に残っている第1
離型フィルム(16)を上記基材シート(A)の第3コ
ーティング層(13)へ、その表側から標章(T)の被
覆状態に貼り合わせると共に、
1離型フィルム(16)も剥離して、その露出した粘着
剤層(15)により上記基材シート(A)を目的とする
被写体(M)へ貼り付け、
ート(A)の表側となる上記吸水紙(10)の存在方向
から水分を投与することにより、その吸水紙(10)と
第1コーティング層(11)との2層を第2コーティン
グ層(12)との境界面から剥離して、未だ残留する第
2、3コーティング層(12)(13)の2層を通じ
て、上記逆画像(14a)の標章(T)を正画像(14
b)のそれとして表側から透視できる状態に保つように
なっているため、上記基材シート(A)と両面粘着シー
ト(B)から作成した転写シール(S)を、目的とする
被写体(M)へ誰でも簡便にすばやく貼り付け作業する
ことができ、その転写使用上の利便性に著しく優れる。
(10)が存在する方向(表側)から、ありふれた安全
な水分を投与すれば、その吸水紙(10)と第1コーテ
ィング層(11)との2層が第2コーティング層(1
2)との境界面から円滑・確実に剥離され、上記基材シ
ート(A)の標章(T)を被覆する状態に残留する第
2、3コーティング層(12)(13)の2層は、透明
又は半透明のマスキングシートとして極めて薄肉である
ため、被写体(M)の表面が均斉なフラット面をなす場
合には勿論のこと、図11に示唆するような人体の皮膚
やロウソクなどの曲面であったり、更にはゴルフボール
のような凹凸粗面であったりしても、これらの表面へ馴
染み良く密着した安定・確固な転写使用状態を保つこと
ができ、その被写体(M)の材質や形態などの制約を受
けることがない。
らば、上記転写シール(S)としての作成上、その両面
粘着シート(B)の第1離型フィルム(16)を空気抜
き用凹凸条(18)の延在する長手方向に沿って押圧す
ることにより、その粘着シール(B)と基材シート
(A)との貼り合わせ面に滞留する空気を、ますます完
全にすばやく抜き出すことができ、その作業も軽快に便
利良く行なえる効果がある。
を示す斜面図である。
示す斜面図である。
る。
平面図である。
離型フィルムを、基材シートへ貼り合わせる過程の断面
図である。
上がり状態を示す断面図である。
示す断面図である。
ティング層を剥離した使用状態を示す断面図である。
面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】吸水紙(10)の表面へ順次水溶性合成高
分子の第1コーティング層(11)、透視可能な撥水性
合成高分子の第2コーティング層(12)並びにやはり
透視可能なインク受容性合成高分子の第3コーティング
層(13)が積層一体化された基材シート(A)と、 粘着剤層(15)の表面に透視可能な合成樹脂の第1離
型フィルム(16)と、同じく裏面に透視不能な第2離
型紙(17)とが貼り合わせ一体化された両面粘着シー
ト(B)との2部品から成り、 上記両面粘着シート(B)における粘着剤層(15)と
第2離型紙(17)との剥離界面を、その粘着シート
(B)の縦方向、横方向又は/及び対角線方向へ延在す
る多数の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化するこ
とにより、 上記第2離型紙(17)が剥離された両面粘着シート
(B)の粘着剤層(15)を、上記基材シート(A)の
第3コーティング層(13)へ表側から貼り合わせ押圧
した時、その貼り合わせ面に滞留する空気が上記凹凸条
(18)の凹条部(18a)から抜き出されるように定
めたことを特徴とする転写シール用キット。 - 【請求項2】吸水紙(10)の表面へ順次水溶性合成高
分子の第1コーティング層(11)と、撥水性並びにイ
ンク受容性を有する透視可能な合成高分子の第2コーテ
ィング層(12)とが積層一体化された基材シート
(A)と、 粘着剤層(15)の表面に透視可能な合成樹脂の第1離
型フィルム(16)と、同じく裏面に透視不能な第2離
型紙(17)とが貼り合わせ一体化された両面粘着シー
ト(B)との2部品から成り、 上記両面粘着シート(B)における粘着剤層(15)と
第2離型紙(17)との剥離界面を、その粘着シート
(B)の縦方向、横方向又は/及び対角線方向へ延在す
る多数の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化するこ
とにより、 上記第2離型紙(17)が剥離された両面粘着シート
(B)の粘着剤層(15)を、上記基材シート(A)の
第2コーティング層(12)へ表側から貼り合わせ押圧
した時、その貼り合わせ面に滞留する空気が上記凹凸条
(18)の凹条部(18a)から抜き出されるように定
めたことを特徴とする転写シール用キット。 - 【請求項3】両面粘着シート(B)における粘着剤層
(15)と第2離型紙(17)との剥離界面を、直交す
る方眼形態の空気抜き用凹凸条(18)として粗面化し
たことを特徴とする請求項1又は2記載の転写シール用
キット。 - 【請求項4】吸水紙(10)の表面へ順次水溶性合成高
分子の第1コーティング層(11)、透視可能な撥水性
合成高分子の第2コーティング層(12)並びにやはり
透視可能なインク受容性合成高分子の第3コーティング
層(13)が積層一体化された基材シート(A)と、 粘着剤層(15)の表面に透視可能な合成樹脂の第1離
型フィルム(16)と、同じく裏面に透視不能な第2離
型紙(17)とが貼り合わせ一体化され、且つその粘着
剤層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面が、縦
方向、横方向又は/及び対角線方向へ延在する多数の空
気抜き用凹凸条(18)として粗面化された両面粘着シ
ート(B)との2部品を用意し、 先ず、上記基材シート(A)の第3コーティング層(1
3)へ表側から希望の標章(T)を逆画像(14a)と
して、インクジェットプリンター若しくは複写機により
機械的にプリントするか、又は水性若しくは油性の筆記
具により手書きし、 その後、上記第2離型紙(17)の剥離により露出した
両面粘着シート(B)の粘着剤層(15)を介して、そ
の両面粘着シート(B)に残っている第1離型フィルム
(16)を上記基材シート(A)の第3コーティング層
(13)へ、その表側から標章(T)の被覆状態に貼り
合わせると共に、 引き続き、両面粘着シート(B)の上記第1離型フィル
ム(16)も剥離して、その露出した粘着剤層(15)
により上記基材シート(A)を目的とする被写体(M)
へ貼り付け、 最後に、上記被写体(M)への貼り付け状態にある基材
シート(A)の表側から水分を投与して、その基材シー
ト(A)の吸水紙(10)と第1コーティング層(1
1)とを第2コーティング層(12)から剥離すること
により、上記逆画像(14a)の標章(T)を正画像
(14b)のそれとして表側から透視できる状態に保つ
ことを特徴とする転写シール用キットの転写使用法。 - 【請求項5】第2離型紙(17)の剥離により露出した
両面粘着シート(B)の粘着剤層(15)を介して、そ
の両面粘着シート(B)に残っている第1離型フィルム
(16)を基材シート(A)の第3コーティング層(1
3)へ、その表側から標章(T)の被覆状態に貼り合わ
せる際、 上記第1離型フィルム(16)を空気抜き用凹凸条(1
8)の延在する長手方向に沿い押圧して、その凹凸条
(18)の凹条部(18a)から空気を抜き出すことを
特徴とする請求項4記載の転写シール用キットの転写使
用法。 - 【請求項6】吸水紙(10)の表面へ順次水溶性合成高
分子の第1コーティング層(11)と、撥水性並びにイ
ンク受容性を有する透視可能な合成高分子の第2コーテ
ィング層(12)とが積層一体化された基材シート
(A)と、 粘着剤層(15)の表面に透視可能な合成樹脂の第1離
型フィルム(16)と、同じく裏面に透視不能な第2離
型紙(17)とが貼り合わせ一体化され、且つその粘着
剤層(15)と第2離型紙(17)との剥離界面が、縦
方向、横方向又は/及び対角線方向へ延在する多数の空
気抜き用凹凸条(18)として粗面化された両面粘着シ
ート(B)との2部品を用意し、 先ず、上記基材シート(A)の第2コーティング層(1
2)へ表側から希望の標章(T)を逆画像(14a)と
して、複写機により機械的にプリントするか、又は油性
の筆記具により手書きし、 その後、上記第2離型紙(17)の剥離により露出した
両面粘着シート(B)の粘着剤層(15)を介して、そ
の両面粘着シート(B)に残っている第1離型フィルム
(16)を上記基材シート(A)の第2コーティング層
(12)へ、その表側から標章(T)の被覆状態に貼り
合わせると共に、 引き続き、両面粘着シート(B)の上記第1離型フィル
ム(16)も剥離して、その露出した粘着剤層(15)
により上記基材シート(A)を目的とする被写体(M)
へ貼り付け、 最後に、上記被写体(M)への貼り付け状態にある基材
シート(A)の表側から水分を投与して、その基材シー
ト(A)の吸水紙(10)と第1コーティング層(1
1)とを第2コーティング層(12)から剥離すること
により、上記逆画像(14a)の標章(T)を正画像
(14b)のそれとして表側から透視できる状態に保つ
ことを特徴とする転写シール用キットの転写使用法。 - 【請求項7】第2離型紙(17)の剥離により露出した
両面粘着シート(B)の粘着剤層(15)を介して、そ
の両面粘着シート(B)に残っている第1離型フィルム
(16)を基材シート(A)の第2コーティング層(1
2)へ、その表側から標章(T)の被覆状態に貼り合わ
せる際、 上記第1離型フィルム(16)を空気抜き用凹凸条(1
8)の延在する長手方向に沿い押圧して、その凹凸条
(18)の凹条部(18a)から空気を抜き出すことを
特徴とする請求項6記載の転写シール用キットの転写使
用法。
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